記憶に残る一言(その110):岩田剛典のセリフ(バイトルNEXTのCM)

ボーナスシーズンですね。幸い弊社でもボーナスが支給されまして、早速5年ぶりに電気シェーバーを買い換えました。前に買ったのは札幌ででしたね…(遠い目)。当時買ったパナソニックのラムダッシュ、ちゃんと内刃外刃も交換していて今もちゃんと動くのですが、バッテリーが相当弱ってきたようで。

軽くて使い勝手が良いので気に入っていたので、今回もラムダッシュを選択しました。5枚刃のごっついヤツが欲しいところですが、ボーナスの額的には相変わらずの三枚刃。前のとあんまり変わらない気がするんですが、5年分進化しているんでしょうか。

あと、10年以上使っていた電子辞書もヒンジが金属疲労で壊れてしまったので、そっちも買い換えようかと思ったのですが、店頭のは思いのほか高くて躊躇ってしまいました。スマホで足りるかなとも思ったのですが、やはり専用機が欲しくて、帰宅してAmazonを見たら手頃のがあったのでポチりました。こういうのでいいんだよ。前の辞書もシャープだったので今回もシャープ。やけに保守的になっていますが、英国総選挙で保守党が勝利したからかしらん(笑)。しかし10年以上経つとずいぶん変わりますね。液晶がカラーになっているのが劇的に違います。

さてボーナスも使い果たしたので本日の本題に。今回は記憶に残る一頃です。エリカ様逮捕という案件を扱っていなかったのでそれだろうと思った皆さん、残念でした。いや、やろうかなとは思ったのですが、「別に」「特にありません」ではちょっとネタを膨らませられない気がして。そういう訳でEXILEの岩田剛典のセリフを扱いたいと思います。

とは言っても岩田剛典自身がやらかしたとかそういうことではなく、彼がCMで演じている役のセリフということになります。役名があればそっちを使いたいのですが、あいにく判らなくて。まずはこのCMを見て頂きましょう。
土砂降りの雨の中、彼女に叫ぶ「一緒に暮らそう!俺…正社員になる!」と、海のそばに止めた車の中でお母さんに電話して「心配かけてごめん。俺さ、好きになれそうな仕事を見つけたんだ。正社員になる」の二本立てです。他にもあるんですがまあ充分でしょう。

正直、後編は別にいいと思うんですよ。ニートだったかフリーターだったかは知りませんが、ちゃんと働く決意を示したということで、息子の将来を案じていたお母さんも一安心でしょう。今夜は赤飯炊いたりして。問題は前編。プロポーズとも思える熱く劇的な展開なんですが、決意表明だけで一緒に暮らして大丈夫ですか?

「俺、正社員になったよ!だから一緒に暮らそう」なら何の問題もないんです。同棲か結婚かは判りませんが、多分一緒に暮らすに当たってのネックは収入だったのでしょう。正社員→安定収入と福利厚生の確保→安心、といった流れですね。

ツッコミポイントは、「正社員になる!」ってのは単なる決意表明に過ぎないということです。就職活動は始める気なのでしょうが、本当に正社員になれるかどうかはまだ全然判りませんね。これで彼女に安心しろと言ってもちょっと無理があるような。

もちろん将来に願いや希望を持つことは全然構いませんとも。「俺…医者になる!」「俺…弁護士になる!」「俺…ユーチューバーになる!」「俺…ハイパーメディアクリエイターになる!」etc、どれでも結構。ただ、医者になるというのなら医大への合格、弁護士になるというのなら司法試験の合格ぐらいの実績を示してくれないと、実現性に疑問符を付けられてしまうでしょう。

ユーチューバーは動画をアップすれば誰でもなれそうですが、ここでいうユーチューバーというのは当然動画の広告収入で食っていけるレベルということになるので、最低1万人くらいの登録ユーザーが必要ではないでしょうか。ハイパーメディアクリエイター…どうやればなれるのか判りません。というかそもそも何をやっているのかも不明です。すいません、純然たるネタで入れました。

実は岩田剛典演じるこの男、その気にさえなればいつでも正社員になれる器量を持っていたものの、何らかの理由(夢を追いかけたいとか)でそれを拒んでいたんだけど、それでは生活が不安で彼女は一緒に暮らしてくれないということで、夢と彼女さんを天秤にかけて彼女さんを選んだということなのかも知れません。そういうことなら、彼女さん視点では正社員になると決意した→彼は必ず正社員になれる→夢より私を選んだ→嬉しい!抱いて!ということなのかも知れません。

もし私が彼女さんだったら、①正社員になって、②その会社がブラックじゃなくて長く働いていける目処が立って、③貯金がある程度(数百万円)出来てから一緒に暮らしたなと思いますが…まあ彼女さんの仕事とか収入。貯金額にもよるんでしょうが。彼女さんが看護師さんとかしっかりした資格を持っていて食いっぱぐれがなく、貯金もしっかりしているなら、「正社員になる!」の決意表面だけで同棲ないし結婚に踏み切ることも可能なのかも知れませんね。もっともそれなら彼が安心して夢を追いかけ続けてしまうような気がしないでもありませんが。


岩田剛典は慶應義塾大学卒で、EXILEや「三代目 J SOUL BROTHERS」で活躍するダンサーであると共に、俳優としても活躍しています。「イケメンで好青年」の印象があることは間違いないのですが、反面適度にチャラさもあるとの指摘も。実際ネット上には大学生時代のチャラそうな画像が結構出回っています。中学から慶應でエスカレーターだったので、チャラい格好も可能だったのかも知れません。


実際このCMが岩田剛典本人のものだったとして、慶大時代はダンスに明け暮れ、EXILEに入ることを夢見ていたけど残念ながらなれなかった…という“IFストーリー”だったとするならば、何しろ慶大法学部卒ですから「俺…正社員になる!」という決意表明だけでも相当の説得力がありますね。視聴者が岩田剛典の学歴とかを知っていることを前提にしての起用であるのだとしたら「完成度高けーなオイ」と言わざるを得ませんね。岩田剛典ネオアームストロングサイクロンジェットアームストロング砲説(笑)。

このCM、結構ツッコミを受けているんですが、岩田剛典本人に対しての非難はないのだとか。さすが人気タレントと言うべきか、慶大卒というべきか。まあやれと言われてやっているだけなんだから演者が悪く言われるべきではないのですが、もし好感度が高くないタレントなどを起用してたら、本人まで大炎上していたかも知れません。実はシリアスなシーンに見せかけて、ボケをぶっこんでいるという高度な演出なのかも知れません。

それにしてもバブル景気の頃は正規雇用にあえて背を向けてフリーターとかになるのが格好いいなんて風潮さえあったんですが…寒い時代とは思わんか…(Byワッケイン)

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