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2019年秋季アニメ序盤の感想(その3):アフリカのサラリーマン/私、能力は平均値でって言ったよね!/ちはやふる3/旗揚!けものみち/慎重勇者~この勇者が俺TUEEEのくせに慎重すぎる~

秋晴れ

 11月になりまして、いかにもな秋晴れです。木々もだんだん色づいてきて、ようやく秋らしくなってきた感じがします。晩秋、いいですね。何をするにも良い季節です。さあアウトドアということなんでしょうが、何をするにも良いということは、アニメを見たりゲームをするにも良い季節ということにはなりはしないか。

アフリカのサラリーマン序盤感想

 「ちはやふる3」の開始が10月22日とやけに遅かったせいで、ちんたらやってきた秋季アニメ序盤の感想ですが、なんと「ちはやふる3」が2話3話一気放映というものすごい手に出てきたので、こちらも残り5作品の序盤感想を一気かつさくっとやってしまいましょう。まずは「アフリカのサラリーマン」。4話まで視聴しました。アフリカにあるらしいのに、やけに日本的社会風土の企業に勤めるケモノリーマンたちの汗と涙の社畜コメディです。

お前それサバンナでも同じ事言えんの?

 だいぶ前に擬人化されたライオンが腕を組み、調子に乗った発言を諫めたり、否定するAAが流行りましたが、本作ではそのライオンが中間管理職として思いっきり日本人的リーマンをやっています。CVは大塚明夫。ガンダムシリーズのアナベル・ガトー、「メタルギアソリッド」のスネーク、Fateシリーズのライダー(イスカンダル)、バキの範馬勇次郎などで知られる人ですが、百獣の王としての圧倒的威圧感を放つこともあるものの、基本温厚な社畜です。

メインの3匹
メインの3匹その2

 主要キャラは他に津田健次郎高演じる真面目だけど意識高い系のトカゲ、下野紘演じる全く仕事をしないドクズのオオハシ。オオハシは南米産の鳥だしトカゲなんてどこにでもいますが、なぜかアフリカと強弁してきます。カラカル、ラーテルといったアフリカの動物もいるようですが、まだ登場してきません。

シシ村とゴリ美

 他にライオンの娘のシシ村、その「ずっ友」のゴリ美のJKギャルコンビが登場しますが、ゴリ美は名前でいいとして、シシ村って何?どうみても姓なんですが、この作品に姓のあるキャラは登場してこないんですよね。とても名前とは思えないのですが、やはり名前なのでしょうか。

ライオン先輩
アフリカなのに電車通勤

 ライオンは明らかに課長クラスですが、なぜかトカゲやオオハシから先輩と呼ばれています。勤めている会社が一体何をやっているのか全く判りませんが、基本カメ社長の訳の分からない無茶ぶりへの右往左往ぶりとか、オオハシの夜遊び(イキリ倒したオオハシがへこまされると非常に爽快)みたいなエピソードが描かれています。まあ働いているところを見せても基本つまらないから。リーマンの仕事ぶりなんてニートの怠けぶり同様、当たり前過ぎますからね。お金が貰えるかどうかで決定的な違いがありますが。

平均値序盤感想

 続いて「私、能力は平均値でって言ったよね!」。4話まで視聴しました。「なろう系」作品異世界転生ものですが、女性が主人公というのが異例。単に私が見てこなかっただけかも知れませんが、今季は「本好きの下剋上」と共に女性が異世界に転生するのが流行っているような。

主人公マイル

 主人公マイルは、現世では出来る子でしたが、高校卒業直後に女の子を交通事故から救って身代わりに死亡してしまいます。お約束で現れた神に異世界転生を持ちかけられますが、出来る子だったが故に周囲に期待され続けて窮屈な生き方を強いられてきたことから、能力を「平均値」にして平凡に生きることを願います。

嬉しくないパンチラ

 貴族の娘として転生後、10歳の誕生日に突然記憶を取り戻しましたが、なんと平均値でと願った能力は、人間の平均ではなく、竜や神を含む全存在の最低値と最大値の平均であったため、人間としては破格のものになっていました。「普通の女の子」として生きたい一心で家出をし、能力を隠して冒険者として生きようとしますが…

赤き誓いの面々

 実はここまでの筋は本当にざっとしか紹介されておらず、マイルがハンター養成学校へ入学するところから始まっています。お約束ですが、能力を隠そうとしても隠しきれず、知り合った3人の女の子達と「赤き誓い」という名のパーティーを組んで活動することに。男主人公なら完全にハーレムパーティーですが、マイルも女の子なので「パーティー内で色恋沙汰がなくていいな」程度にしか思えません。

女の子ばかりなのでハーレムにならない

 目立たぬように、はしゃがぬようにと、河島英五の「時代おくれ」みたいな生き方を志向するマイルですが、常に炸裂する「なろう系」特有の「またオレ、何かやっちゃいました?」。しかし主人公を女の子にしただけでこうもウザさが減るとは。もうイキリ倒して貰っても全然いいんじゃないかと思えます。イキリ平均値花子とか言われたりして。

光子力バリア
鋼鉄ジーグ風ゴーレム

 マイルはどういう訳か古いアニメやゲームに精通しており、我々おっさんじゃないと判らないネタがやたら出てきます。もうターゲットを若者にしていなんでしょうか。4話には「マジンガーZ」の光子力バリアとか「鋼鉄ジーグ」をモチーフにしたストーンゴーレムが登場。ナックルボンバーを繰り出してマイルを喜ばせていました。今後も「なつかし」路線を繰り出してくるのでしょうか。そうだといいな。

ちはやふる3序盤感想

 お次は「ちはやふる3」。3話まで視聴しました。「ちはやふる」が2011~12年、「ちはやふる2」が2013年。そこまではいいのですが、それから6年以上経過するとは一体どういうことだ。4月放映予定が10月にずれましたが、そんなのもはや誤差の範囲ではないか。

団体優勝だ

 物語時代は「2」終了直後からスタートしていますが、6年の空白って色々大きい気がします。例えば引き続きOPを担当する99RadioServiceですが、昔と曲調が全然違っているような。EDで瀬戸ちゃんを起用しなくなったのもどうかしています。

両手に草?

 主人公綾瀬千早の声が変わった感じがします。CVは変わらず瀬戸ちゃんなんだけど、昔あった勢いとかフレッシュ感が感じられなくなったような。ロリキャラをやったりもしているので、女子高生役が演じられなくなったとかいうことではないのですが…。プロデューサー曰く、当時人選が難航していた千早役に瀬戸ちゃんを抜擢したのは、「わざとらしさや、けれんみのない無垢な芝居が決め手になった」とのことでした。瀬戸ちゃんも声優としてキャリアを積み重ねた結果、上手くはなったけど無垢さはなくなってしまったのかも知れません。

理音対千早

 千早は花の高校2年生。全国大会団体戦優勝を決めましたが、指の軟骨腫を手術したことによりしばらく利き手が使えなくなりました。太一と共に富士崎高校の強化合宿に参加し、秋になると目前に迫った名人戦・クイーン戦に向けて照準を合わせていきますが、なんと修学旅行と予選の日程が重なる事態に。

恋のさや当て
ちはやふる中の人達

 一方千早、太一らの団体戦優勝に感化され、新も団体戦出場を目指し、かるた部創設に向けて動き出していきます。今更ですが太一はCV宮野真守、新はCV細谷佳正なんですね。大人気男性声優に挟まれてモテモテの瀬戸ちゃん(笑)。

富士崎の合宿

 内容は「2」の続きで、制作会社も監督以下のメインスタッフも変わっていないので、相変わらず面白いです。それだけになぜもっと早く制作できなかったのかと思ってしまいます。円盤か!?円盤の売れ行きなのか!?

けものみち序盤感想

 今度は「旗揚!けものみち」。5話まで視聴しました。視聴予定に入れていませんでしたが、YouTubeでアニメレビューをしている人が面白いと言っていたので見ることにしました。「月刊少年エース」連載の漫画が原作ですが、原作者が「この素晴らしい世界に祝福を!」の作者である暁なつめだというのもポイントでした。

試合中に召喚

 ケモナーの覆面レスラー“ケモナーマスク”こと柴田源蔵が魔王や魔獣の脅威に晒される異世界に召喚されますが、ケモナーなので魔獣を殺すことをよしとせず、魔獣を手なずけることでゲットする魔獣ハンターとなり、レスラー時代からの念願であったペットショップ“けものみち”を開店することになります。

アルテナ姫
姫にジャーマン

 源蔵を召喚したアルテナ姫にジャーマンスープレックスを喰らわせるという狼藉を働いたことでお尋ね者になっていますが、覆面をしていたことが幸いして、素顔では誰も気づきません。なぜか源蔵と共に召喚された愛犬「ひろゆき」とアルテナ姫のCVが同じというところにそこはかとない“闇”を感じるのは私だけでしょうか。

荒くれ狼獣人も堕とす
よーしよーし
ケルベロスもこのとおり

 異世界のムツゴロウと化した源蔵は、プロレスラーとしてのパワーや体力を生かして次々と魔獣をゲットして手懐けていきますが、好きすぎて手放せないので店は赤字続き。狼獣人のシグレ、ドラゴンの花子、ヴァンパイアのカーミラと変な仲間は増えましたが全然金儲けに繋がりません。いつの間にか仲間になっていた蟻人のジークが一番有能だったりして。

いつの間にか蟻が
源蔵一行

 姫にジャーマン→尻丸出しの出落ち的インパクトはあったのですが、5話にして中だるみしてしまった感が。人間側の勇者召喚を知った魔王側も召喚を行い、ケモナーマスクの宿敵であったマカデミアンオーガ(通称MAO)を呼び出したので、今後異世界でもプロレス大戦となるのかどうか。

慎重勇者序盤感想

 最後に「慎重勇者〜この勇者が俺TUEEEくせに慎重すぎる〜」。4話まで視聴。タイトルだけ見ると「なろう系」そのものですが、「小説家になろう」ではなくKADOKAWAの小説投稿サイト「カクヨム」で連載された小説が原作です。まあ広義の「なろう系」でいいでしょう。3話が“制作上の都合”により放送を延期していましたが、序盤から「万策尽きた~!」だったのか。

新米女神リスタルテ

 神々が集う「統一神界」から、難度Sクラスの異世界ゲアブランデの救済担当に選ばれた新米女神のリスタルテ。召喚した勇者・竜宮院聖哉はチート級の強さでリスタルテは大喜びしましたが、聖哉はその強さに反して慎重過ぎるほど慎重な性格をしていました。魔物討伐によるレベル上げをリスクが高いとして拒否し、筋トレで鍛えてレベルを上げる聖哉。ちゃんと強くなっているのでまるでワンパンマンですな。さらに実戦においては、スライム相手に超強力攻撃魔法でオーバーキルしまくるほどの用心深さです。

聖哉とリスタルテ
筋トレでレベルアップ

 性格は横柄かつ傲慢で毒舌。神々相手にも傍若無人に振る舞っています。決め台詞は「レディ・パーフェクトリー(準備は完全に整った)」。CV梅原裕一郎なので、ゴブリンが出てきたら急にやる気を見せるような気もしますな。

アリアドネとリスタルテ

 ツッコミ役の女神リスタルテは、一部にアクアの再来などと駄女神呼ばわりされていますが、俗っぽさや天然なところもありますが、まあまあ常識的な感性を持っています。女神としては生まれてまだ100年目で、救った世界も5つだけと、統一神界においては新米なので、度々先輩女神のアリアドネや大女神のイシスターのアドバイスを受けています。CVは豊崎愛生ですが、「女子高生の無駄遣い」で感情のないロボを演じていた反動か、やたらハイテンションでツッコミまくっています。役にはまっているので文句はないですが、豊崎愛生がこういう役をやるというのはちょっと意外な感じですね。なんとなく日笠陽子あたりが演じそうな感じです。

今とイメージが全然違うけいおん!

 「けいおん!」の平沢唯がこんな役を…と思うと遠い目になってしまいますが、それを言ったらひよっちも秋山澪を演じていたんだものなあ。今となっては一番驚きなのは田井中律役を佐藤里美が演じていたことです。はまり役である「氷菓」の千反田えるからは想像もできませんな。

女神の顔芸
顔芸しまくるリスタルテさん

 「中の人」の話題はこのくらいにして、本編の話ですが、聖哉は4話にして魔王軍四天王を2人まで倒してしまいました。これはあれか、1クール中に魔王との決戦にまで突き進もうということでしょうか。異世界召喚ものでしかも1クール作品だと、大抵「俺たちの戦いはこれからだ!」的な結末になり、あとは円盤の売れ行きに身を任せて二期を待つという感じが多いのですが、オリジナル展開でもいいから結末まで言って貰えるとありがたいですね。人気が出たら、今回の実績によりリスタルテがさらに難しい世界の救済を任さるということして二期を作ればいいじゃないですか?

魔王軍四天王その1
魔王軍四天王その2 
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