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2019年秋季アニメ序盤の感想(その2):ハイスコアガールⅡ/Fate/Grand Order -絶対魔獣戦線バビロニア-/ぼくたちは勉強ができない 第2期

豪雨

 このところ大雨による被害が甚だしいですね。同じ場所を繰り返し襲うという質の悪さにも参ってしまいます。大阪も大きな被害こそないものの雨がちなんですが、秋の長雨っていうやつはいつもならもうとうに終わっていて、秋晴れの観光日和が続く日々になっている頃なんじゃないかと思います。やはり今年は季節がずれまくっているような。日の出日の入りの時刻だけはいつも通りで、晩秋の候となっているんですが。

ハイスコアガールⅡ序盤感想

 さて秋季アニメ序盤の感想を続けていきましょう。まずは「ハイスコアガールⅡ」。3話まで視聴。一期は2018年7~9月放映だったのでおよそ一年ぶりの再開。時系列的にも内容的にも一期最終回から継続されているので、この位で再開してくれないと前の筋を忘れてしまいそうです。主人公ハルオは格闘ゲーム好きなので、話数は「ROUND○」と表記されていますが、二期1話が「ROUND13」になっており、完全に続編であることを示しています。

ゲーセン前でかっこつける

 “ハイスコアガール”である凶暴お嬢様ヒロイン・大野晶は高校生になってますます実家の英才教育の締め付けが厳しくなって、一期終盤で家出という暴走を行いましたが、晶の家庭教師(なぜか大野家の執事であるじいやすら顎で使うほどの絶大な権限を持つ)である業田萌美は反省するどころかますますストイックかつスパルタな教育方針を強化し、ハルオにも晶との離別を迫ります。

ゲーセン対決

 一方、ゲーム勝負で交際を要求してきた小春とハルオは夏休みの終わりに対戦。小春は恋心に支えられた修行の成果を見せますが、それでもハルオは2-1で勝利してしまいます。正直晶より小春の方が絶対いいと思うんですが、人の心というのは難しいものです。小春は恋人に、晶はゲーム仲間にと割り切るわけにはいかないのか。

真と晶

 そこへ新キャラである晶の姉・真が登場。天真爛漫・自由奔放な性格ですが、おそらく業田先生は真の教育に失敗したことにより、晶だけはなんとかしなければと思っているのでしょう。真も真で自分のせいで晶が辛い思いをしていることに負い目を感じているようで、ハルと接触して晶との橋渡しを試みたりしてくれます。晶のかつてない反発、真の糾弾、なみえ(ハルオのママン)の諫言などにより、これまでの方針に迷いを覚えた業田先生は態度を改め、晶はハルオと共にゲームショウに行くことができることになりました。

ときメモをプレイするハルオ

 時代は折しも1995年夏。前年にはプレイステーションやセガサターンが登場し、“次世代ゲーム機戦争”が華々しく行われていた時代です。ゲーセンで格闘ゲームばかりやっている印象のハルオですが、得意不得意はあっても全般的にゲーム大好き人間なので、やらないジャンルというものはないようです。小春から借りてるプレステで、「女心を知れ」と真から渡された「ときめきメモリアル〜forever with you〜」をプレイして大苦戦。あれが得意だから恋愛が得意になるというものではないのですが(実感)、それにしても空気を読むとか一切できないハルオ(笑)。一周目がバッドエンドになるのはお約束だから気にするな(経験者談)。

ときメモバッドエンド

 しかし「ときめきメモリアル〜forever with you〜」、1995年10月13日発売なのですが、PC-エンジン版は1994年5月27日発売なのでした。私はときメモをプレイしたいがためにPC-エンジンDuo-Rを買いましたが、PCE版の方が難易度は高かった気がします。その後せっかく買ったのだからと「スナッチャー」とか「銀河お嬢様伝説ユナ」とかもプレイしましたが、同じようにCDロムを使ってはいても、PCEはプレステやサターンに比べれば性能差は歴然でした。なので後日プレステ版ときメモも買っちゃいましたよ。

小春の支援者

 当時一世を風靡した対戦格闘ゲーム「ヴァンパイア」(二作目の「ヴァンパイア ハンター」はサターン版を私も持ってます)が出てくるのは当然として、まさか「ときメモ」が出てくるとは思わなかったので、一気に“あの頃”の記憶が甦ってきて、ノスタルジーに浸ってしまいました。「ヴァンパイア ハンター」は私も持っています。ハルオはビシャモン、小春をフォボスを使っていましたが、私はモリガンが好きでした。なんかの拍子にダークネスイリュージョンを出せた時は感動しました。ぜひ「電脳戦機バーチャロン」も登場させて欲しいですね。

晶とハルオ

 思えばあの頃は既にバブル景気がはじけた後なんですが、ことゲーム業界だけはまだまだ勢いがあったような気がします。バブル崩壊後も、実感的にはそれほど不景気という感じはしていなかったように記憶しており、むしろ90年代後半以降の方が景気の悪さを痛感したことを覚えています。ハルオはこのままだと思い切り就職氷河期にぶち当たりそうなんですが、おそらくそういうところまでは描かれないのでしょう。しかしバブル崩壊で大野家が傾く、なんてことはあっても良さそうな気がします。お嬢様がゲーマーで喰っていくなんてのも展開的には良かったりして。

絶対魔獣戦線バビロニア

 続いては「Fate/Grand Order -絶対魔獣戦線バビロニア-」。3話まで視聴しました。私もプレイしているスマホゲーム「Fate/Grand Order」の第一部「Observer on Timeless Temple」のシナリオから、終盤である「第七特異点 絶対魔獣戦線バビロニア」がアニメ化されたものです。

絶対魔獣戦線バビロニアイラスト1

 私のようにFGOをプレイしている人は前提とか舞台設定とか良く判っているのでいいのですが、全然知らない人がいきなり見たって理解できないのではないかと思われるので、最初から人を選んでる作品だろうと思います。FGOを最初からアニメ化すればいいんでしょうが、おそらく一年やっても終わらないし、その後第1.5部とか第二部とかもあるので、“おいしそう”な部分をえり抜いたということでしょう。

神聖円卓領域キャメロット
猛威を振るうえうえう砲

 個人的にはここも苦労しましたが、その前の「第六特異点 神聖円卓領域 キャメロット」に最高に手こずった記憶があります。まだ戦力が足りなかったんでしょうね。その後「えうえう」ことエウリュアレ(アーチャー)のレベルを100にしてスキルもオール10にしたのは苦い経験から学んだ結論です。ちなみにこちらも劇場版アニメが制作されるそうです。

イキリ鯖太郎

 主人公藤丸立香が後方にいて、か弱そうに見える女性サーヴァント(マシュやアナ)を最前線で戦わせることになるのは、このゲームの設定上仕方ないのですが、「主人公が女の子達の後ろに隠れながらイキり散らしてる」などと揶揄され、「イキリ鯖太郎」などと呼ばれて物議を醸しているそうです。FGOのゲーム構造がポケモンなどと同じで、主人公ではなく主人公が召喚したサーヴァントが敵と戦うスタイルなのですが、アニメでは今のところ女性サーヴァントしかいないので余計に「男のくせになにやってんだオマエ」という感じが目立ってしまったのだろうと思います。

絶対魔獣戦線バビロニアイラスト2

 ああ見えてサーヴァントは超人的攻撃力と防御力を持っているし、一方主人公には特段戦闘力がない上にサーヴァントの魔力供給源なので、戦略的にも安全な後方にいるべきですし、アニメを見る限り別段イキリまくっている訳ではないと思いますが…まあ初見の人にはそう映ったんでしょうね。

衛宮イキリ嗣

 私はFGOはプレイしていますが、別段熱狂的ファンという訳でもないので、「イキリ鯖太郎」という呼称も「『なろう系』で蔑称としてよく使われる『○○太郎』の応用なのね。上手いこと言うなあ」位にしか思わなかったのですが、ネット上では擁護派と批判派が大論争を展開したとか。

衛宮イキリ士郎

 個人的には「Fate/stay night」の主人公である衛宮士郎の方がよほどイキリ鯖太郎だと思います。正直あいつは未だに好きになれないんですよ(滅茶苦茶嫌いという訳でもないですが)。あと「Fate/ZERO」の衛宮切嗣もイキってました。血は繋がっていないとはいえ、親子そろってイキリ鯖太郎の系譜か。

悲劇のシドゥリさん

 肝心のアニメは作画が非常に良いです。制作しているCloverWorksは、「ダーリン・イン・ザ・フランキス」や「青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない」などを制作しており、良さげな会社ですね。「ブタ野郎」は非常にいい出来でしたし、「ダリフラ」も終盤まではとても良かった(それだけに終盤のびっくり展開が残念)作品でした。個人的には祭祀長シドゥリが良い感じにしゃべってるのが良かったです。とてもいい人なのに、彼女の悲劇的な末路はやはり不可避なんでしょうか…

ぼくたちは勉強ができない序盤感想

 最後に「ぼくたちは勉強ができない 第2期」。3話まで視聴しました。本作も二期ですが、一期が本年4~6月だったので分割2クールというヤツなのだろうと思います。これくらいだとまだ一期を覚えているので記憶を辿る必要がないですね。

ヒロイン5人組に

 一期はOPとEDをメインヒロイン3人娘(古橋文乃、緒方理珠、武元うるか)が「Study」として歌っていましたが、二期はOPのみ、しかも先輩の小美浪あすみと先生の桐須真冬も加わって5人娘になっています。まあ桐須先生は大人気だから。人気投票を連覇しているだけでなく、第二回では総投票数の半数以上をかっさらっていますから。私も桐須先生1位は仕方ないかなと思いますが、2位の文乃はもっと頑張って欲しかった。やはり胸か?唯一の欠点である胸のせいなのか?第二回で得票を伸ばしているのは桐須先生の他には成幸の妹の水希だけ。いっそ水希も入れて6人組でもいいんでは。まあ束になっても桐須先生には敵わないのですが。

桐須先生連覇
桐須先生勝利

 物語は2学期に入っていて受験生的には追い込み時期。なのですが、さほど焦燥感もないままに普段通り勉強しているという感じの面々。小美浪先輩は相変わらずメイド喫茶でバイトしているし、理珠は家業のうどん屋を手伝っているし。

危機感だ

 元受験生のオレの経験からみて、今のおまえたちに足りないものがある。危機感だ。

戸愚呂さんの迷言

 おまえたちもしかしてまだ、自分たちが落ちないとでも思ってるんじゃないかね?

桐須先生大人気

 まあ学園ラブコメなのであんまり目くじら立てても仕方がないんですけどね。私も桐須先生が好き(というか美人女教師全般が好きですが)なので、どんどん登場させて欲しいですね。人気投票の結果はもはや無視できないレベルでは。

いちご100%
いちご100%の人気度

 かつてやはりジャンプで連載されていたた「いちご100%」というラブコメ漫画でも、当初メインヒロインとして設定されていた東城綾よりも、ライバルポジションの西野つかさの方が人気になってしまった結果、エンディングが綾を振っての「つかさエンド」になってしまったという前例があるので、ここは桐須×成幸エンドを期待したい。全員が負け犬ならば3人娘の関係も平和なままでしょうし。

東城綾

 それにしても東城綾…アニメのCVは能登麻美子ですよ。個人的にはもうこれだけで「約束された勝利」なんですけどね…

おかしくなっていく桐須先生

 内容的にのんびり見てられるラブコメだし、一期の延長なので特に言うことはないのですが、人気のためには桐須先生をたくさん出すべきだし、風呂回とか水着回には積極的に登場させるべきでしょうということと、個人的希望としてもっと水希も出して欲しいということだけは要請したいですね。

水希をもっと出して
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