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高山に行ってきました:「哀愁の高山」で納涼したかった

処暑を過ぎて

 処暑を過ぎたせいか若干涼しくなってきたような気がします。昨夜は雷雨もあって涼風が吹いてきたので、久しぶりにエアコンを切って窓を開けて寝ました。気がつけばずいぶん日暮れも早くなってきたような。猛暑は大嫌いなんですが、夏の終わりを感じると寂しくなるのはなぜなんでしょうね。

 さて本日は先日行った旅行の話です。7月には高知に行ってきましたが、「高」つながりという訳でもないのですが、今回は飛騨・高山に行ってきました。高地なので若干は涼しいかなと期待もしたんですが…別にそんなことはなかったZE! 

哀愁の高山

 高山というと思い出すのは「哀愁の高山」。おそらく若い人は全然知らないでしょうけど、盲目の演歌歌手・竜鉄也の歌です。大ヒットしたデビュー曲「奥飛騨慕情」は有名ですが、私はあんまり売れなかったらしい「哀愁の高山」もなぜか覚えています。地元高山を中心に飛騨地方を舞台にした歌が多いようですが、若い頃は高山でアコーディオンを抱えて流しをしていたそうです。「哀愁の高山」の歌詞には竜鉄也の若い頃の体験が反映されているようです。彼が流しをしていた60年代は流しは人気があったそうですが、カラオケの登場により急速に駆逐されてしまいました。北島三郎や五木ひろしといった大御所も、若い頃は流しをやっていたそうです。

ワイドビューひだ

 なんちゃって乗り鉄なら今回も高山本線に乗るのが目的だろうと言われるかも知れませんが…まさにその通りです。が、前回の特急南風と違い、高山本線のワイドビューひだにはこれまで4回ほど乗ったことがあるので初めてという訳ではありません。が、季節的には冬と春だったので盛夏は初めてでした。飛騨川に沿って飛騨の山間部を走る高山本線、どの季節も趣があっていいですね。秋もきっと素晴らしいんでしょう。以下、余った鍾乳洞の画像を意味なくちりばめていますがどうか気になさらずに。

七福神宝船外の石碑

 高山本線は岐阜から富山までの区間ですが、ワイドビューひだには名古屋から乗りました。岐阜で進行方向が変わるため、バックの状態で発車するのが面白いです。実は大阪発もあってこれに乗ると乗り換えの手間がないのですが、ちょっと時間が早かったのでパスしました。一人旅はのんびり行きたい派なんです。その名の通り窓が大きく、通路と座席に段差があって眺望を楽しめるようになっています。これに比べると新幹線の窓のなんと小さいことでしょう。風景よりスピードなのでしょうがないんでしょうが。

赤の鍾乳洞

 最近のトレンドなのかワイドビューひだにも車内販売はありません。しょっちゅう買うのかと言われれば実際そんなに買わないのですが、全然ないというのも寂しいですね。駅のコンビニとかキオスクで買う余裕があれば問題ないのですが、時間ギリギリに乗車した時などは飲まず喰わずの旅になってしまいます。飲み物の自販機はありますが、品目は少ないし酒は売っていません。

高山駅

 高山は「飛騨の小京都」と呼ばれ、中心部では江戸時代以来の城下町・商家町の姿が残されています。海外でも「日本の原風景を残す街」として紹介されているらしく、外国人観光客が非常に多いです。ミシュランの実用旅行ガイド「ボワイヤジェ・プラティック・ジャポン」や「ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン」では必見の観光地として3ツ星を獲得しています。これは日本人としても負けずに観光せねばと思いますが、何しろ暑かったので、市内観光はまだしも凌ぎやす予報の翌日として、一日目は避暑に専念したいと思いました。

新穂高ロープウェイ

 そう思った人の多くは新穂高ロープウェイに乗りに行くと思います。2基のロープウェイを乗り継いで標高2000メートル以上の展望台で北アルプスの山並みを見渡せばきっと爽快に違いありません。が、高山駅前からは結構遠い。バスはあるんですが、片道で2時間近くかかります。行って帰ってくるともう暗くなってそう。夜は例によってホテルの部屋で「カイジ豪遊ごっこ」をやりたいので、あんまり遅くなると買い出しに支障を来しそうだということで、飛騨大鍾乳洞に行くことにしました。

鍾乳洞入り口の石碑

 飛騨大鍾乳洞は新穂高ロープウェイに行くのと同じバスに乗って途中下車します。大橋外吉という人が1965年に発見し、1968年から観光鍾乳洞として一般公開されています。標高900mに位置し、日本では一番標高が高い場所にある観光鍾乳洞だそうです。

王冠
夢の宮殿

 鍾乳洞内部の気温は12度。しばし外界の暑さを忘れます。観光化のために洞内は積極的に掘削が行われているほか、やたらライトアップされているので、内部の歩行は楽なのですが、本来の環境はかなり損なわれているようで、なんとなく遊園地のアトラクションのような感じもします。

ストロー鍾乳石
竜宮の夜景

 鍾乳洞は第1洞から第3洞までありますが、鍾乳洞らしい見所は第1洞に集中しています。第2洞は上り坂や階段が多く、第3洞は急坂、急階段となっています。このため第1洞終了地点と第2洞終了地点には出口が設けられていて、足弱の人はリタイヤ可能となっています。ケチな私は1100円払ったモトを取らねばと最後まで攻略しましたが、確かに第3洞は結構疲れました。高知城天守閣の急階段もそうでしたが、最近調子の悪い膝に響きます。鍾乳洞を進むうちにかなり登っていたらしく、帰りは下りの道を結構歩きました。

大橋コレクション館

 併設の大橋コレクション館では大橋外吉が集めた中国など外国の壺などの美術品、装飾品などが展示されています。目玉は意外にも金塊。

金塊レプリカ
変換された金塊

 これは鍾乳洞発見25周年を記念して2億円をかけて製作されましたが、2007年に強奪されたものです。犯人逮捕後に返還されたましたが、一部は既に売却されいたそうで、100キロあった金塊は72キロ弱になってしまいました。また犯人にバーナーなどで手荒に処分されたため、分解されて複数の塊や粉末になっていました。それが奪われる前の金塊のレプリカと共に展示されています。

飛騨牛の串焼き

 鍾乳洞周辺の売店ではかき氷、ソフトクリーム、五平餅など様々な飲食物が販売されていましたが、私が買ったのは飛騨牛の串焼き。受注後に焼くので焼きたてで美味しかったですが、500円もするのに量は物足りなかったです。これはリベンジが必要ですな。

ホテル呉竹荘高山駅前

 高山市中心部に戻ってホテルにチェックイン。今回の宿はホテル呉竹荘高山駅前。本年3月にオープンした新しいホテルです。新しいだけに設備はことごとく新品で気分がいいです。駅前なので付近にはコンビニもスーパーもあって買い出しにも便利です。

2回続けて豪遊

 「カイジの豪遊」は焼き鳥をメインディッシュにポテチや肉じゃが、チーズ竹輪などでビールを飲むものでした。焼き鳥もいいのですが、私は唐揚げの方が好きなので、鶏唐揚げ、ポテチ、ゴボウサラダ、ジャイアントコーングリコのアイスではない)などでチューハイを飲むという豪遊をしました。別途カツ重も買ったのでお腹いっぱい。ジャイアントコーンは翌日のワイドビューひだでのつまみに温存されました。スーパーで買うとコンビニより安くていいですね。

高山陣屋入り口

 さて二日目。今度こそ伝統的市街地を見なければと、まず向かったのは高山陣屋。江戸時代前期までは飛騨高山藩があって高山城がありましたが、飛騨全域が天領とされたために高山城は破却され、跡地には高山陣屋が置かれ、飛騨代官(後に飛騨郡代)が支配することになりました。代官にしても郡代にしても地元ではそりゃあ偉いのでしょうが、旗本としてはそんなに偉い方ではありませんでした。身分の割に支配地域が広く、権限は大きかったのですが、反面下僚の数が限られていたため、非常に多忙だったそうです。時代劇では悪代官がはびこっていて、水戸黄門が何度諸国を漫遊しても絶滅できなかったかのようなイメージがありますが、実際には少しでも評判の悪い代官はすぐに罷免される政治体制になっていたのでそんなに悪代官が多かったという訳ではないようです。

高山陣屋

 高山陣屋は江戸時代の建物が唯一現存する天領陣屋で、国の史跡に指定されています。もちろん内部も見学できますが、あんまり豪華な感じはなく、実用的というか質素な感じがします。個人的にはお城に住むよりもこっちの方が落ち着くような気もします。

旧高山町役場

 高山市政記念館。明治28年から昭和43年まで使用された町役場・市役所の建物です。建築材は総檜で、ガラスも当時初めて導入され、硝子障子という名称で使われています。昔のものなので歪みがあるのもレトロ感がありますね。

吉島家住宅

 吉島家住宅。明治40年に建築され、国の重要文化財に指定されています。代々酒造をしていた豪商の家です。玄関を入ってすぐの吹き抜けが見事でした。二階は座敷と座敷の境に段差があって、見物するには面白いのですが、住むにはどうかなあと。バリアフリーの逆を行っています。

日下部民藝館

 そのお隣にある日下部民藝館。御用商人を務めた両替商の家で、明治12年に建築され、こちらも国の重要文化財です。蔵には飛騨の古陶磁など収蔵している工芸品を常時展示しているほか、麦茶の接待もありました。

高山の伝統的町並み 

 さんまち通り。城下の古い商人町で、上三之町・上二之町・上一之町を併せて“さんまち通り”と呼んでいます。ノスタルジックで落ち着いた雰囲気を求めて観光客がわんさか。

原田酒造場

 上三之町にある飛騨乃酒「山車」(原田酒造場)で地酒を試飲しました。300円でお猪口を買って10種類の地酒を一杯ずつ試飲できるのですが、5種類飲んだら昼前だったせいかけっこう効いてしまい、それ以上飲むのを断念しました。

純米吟醸花酵母無濾過上澄

 しかしいいなと思える酒は見つかったので、純米吟醸花酵母造りと無ろ過純米酒純米上澄を買いました。

飛騨国分寺

 飛騨国分寺。国分寺とは聖武天皇が741(天平13)年に仏教による国家鎮護のため、日本各国に建立を命じた寺院です。飛騨国分寺は戦国時代に焼失したもののその後再建されたほか、高山城が取り壊された際に一部が移築されて鐘楼門などに利用されています。立派な三重塔が建っていますがこれは江戸後期の再建で、奈良時代には七重の大塔が建っていたようです。樹齢1200年を超えるという大銀杏もあります。

七色食堂 

 昼食は七色食堂という店で飛騨牛定食を。基本安くておいしいお店なのですが、こればっかりは1880円の高価でした。やはり飛騨牛は高い。でも旅先で気が大きくなっていたのと、昨日の昼食はバスに乗るのに時間がなくてコンビニのパンだったため、思い切って奮発しました。

飛騨牛定食

 確かに美味い。しかし他のメニューとの価格差が気になります。鶏の唐揚げ定食(850円)と肉厚カツ定食(1050円)を頼んで同じ値段ですからね。が、まあ昨夜カツ重と鶏の唐揚げを食べているのでここは飛騨牛の選択でよしとしましょう。で、帰りのスーパービューひだではチューハイを飲みながらジャイアントコーンをボリボリかみ砕いていたのでした。飛騨では天気は保ちましたが、名古屋から先は雨模様になっていました。

ジャイアントコーン
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