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MOTHER:糸井重里が手がけた異色大作RPG

闇営業

 お笑い芸人が所属事務所を通さずに行う営業であるところの「闇営業」が話題になっています。我々リーマン的には会社の承諾なしに副業をやっていたらそれに近いんでしょうかね。「闇」というと犯罪的な雰囲気がありますが、あくまで「事務所を通さない」という意味で、相手が反社会的団体であるかどうかは関係ないようです。事務所の取り分がないので実入りが多いのが魅力なようですが、発覚すれば今回のように契約違反とみなされ契約解除に至ることがあります。それにしても今回の一件、解雇された芸人に誘われて参加したという芸人達はノーギャラだったと釈明してセーフみたいな流れになってますが、仮にもプロがノーギャラで出演なんてあるんでしょうかね?チャリティーならいざしらず。あ、某愛が地球を救うとかなんとかのたまっているチャリティー番組はギャラが出るらしいですね。ノーギャラじゃなきゃチャリティーにならないとは言いませんが、アメリカのチャリティー番組ではどんなに有名なスターであっても、すべてノーギャラが普通だと昔デーブ・スペクターが言ってました。

MOTHER.jpg

 さて話はガラッと変わって久々にレトロゲームの話題です。前回、といっても4月の話になってしまうのですが「ファイアーエムブレム」を取り上げました。これは1990(平成2)年4月20日発売の作品なんですが、うっかり大作RPGを抜かしていることに気づきました。ということで本日は「MOTHER」です。

糸井重里と徳川埋蔵金

 時系列的には紹介済みの「ファミコン探偵倶楽部PartⅡうしろに立つ少女」の後になる1989(平成元)年7月27日に発売されました。コピーライターの糸井重里が手がけた異色作で、発売元は任天堂。なんと任天堂にとっては本作が初のコマンド選択式RPGだったという。本作発売後の話になりますが、個人的には糸井重里といえば徳川埋蔵金というイメージが非常に強いです。結局出てこなかったようですが、埋蔵額はおよそ360万~400万両なんて言われているので、一発当てたら大きいといえば大きい。本気で宝くじを狙うよりは自力で一発という考え方をあるでしょうが、先行投資が馬鹿にならないので個人では限界がありますね。

MOTHER トップ画面

 閑話休題、RPGといえばドラクエのように中世ファンタジー風の「剣と魔法の世界」といった世界観が主流だった中、「MOTHER」は現代的な世界を舞台にした作品でした。アメリカにある架空の町に住む主人公の少年が、各地で発生する様々な怪奇現象の原因を探るべく、仲間と共に冒険する様子が描かれていました。北米への輸出を念頭にしてのことかと思ったら、日本国内のみの発売でした。たまげたなぁ。 

アブダクションされた人々

 発売当時放映されたテレビCMも話題になり、「エンディングまで、泣くんじゃない。」「名作保証」というキャッチコピーが用いられていました。糸井重里ならこんなのはお茶の子さいさいだろうと思ったら、前者は別のコピーライターが手がけたとか。

敗北画面

 この時代のRPGは、フィールド上にある町のシンボルに重なると町のマップに切り替わるというものが多かったのですが、本作では町とフィールドは同じ尺度で描写されていました。リアルといえばリアルなんですが、移動が大変といえば大変でした。金さえあれば鉄道を使えるんですが。

宇宙人登場

 ほぼ現代アメリカの話なので、剣・槍や盾・鎧などは入手するすべがなく、バット・フライパン・エアガン・ナイフなどを武器に、コイン・腕輪・ペンダントを防具に用いていました。当時、プレイしながらオイオイ、アメリカなんだからモノホンの銃器があるんじゃないかと突っ込んでいましたが、子供には持たせられないんでしょう。また、魔法の代わりに超能力を会得でき、これを攻撃・回復などに用いていました。魔法は中世的で超能力は現代的なのかと、そこも突っ込みどころではありましたが。

主人公、ロイド、アナ

 1900年代の初頭、アメリカの田舎町・マザーズデイで、ジョージ・マリア夫妻が行方不明になりました。2年程してジョージだけが町に戻ってきますが、マリアが戻ってくることはなく、ジョージは自らの身に起きたことについて一切語らずに不思議な研究に没頭し続けました。時は流れ1988年、マザーズデイでは、ジョージとマリアの子孫である少年が暮らしていましたが、ある日、家具や人形がひとりでに動き出し少年に襲い掛かりました。事態を切り抜けた少年が単身赴任中の父と電話で話すと、その現象はジョージの研究と関係しているのではないかということでした。少年は身支度を整え、怪奇現象の謎を探るべく旅に出ることにしますが… 

主人公

 主人公は12歳の少年で主力武器はバット。HPと攻撃力と防御力、スピード等のステータスが全体的に高めで、超能力(PSI)は戦闘補助系や回復系を多数会得します。喘息の持病があり、戦闘時に一部の敵が使う排気ガス攻撃を受けると発作が起きて一切の行動が取れなくなるという弱点があります。

ロイド

 友人はロイド。頭はいいけど虚弱な感じで、主力武器はエアガンなどの銃で、超能力は使えませんが、様々な専用の特殊アイテムを使用できます。HPや攻撃、防御力は控えめで、特にスピードは全キャラで一番低くなっています。ドラクエⅡのサマルトリアの王子を連想させました。

アナ

 女の子はアナ。アンナじゃないの?変な名前だなあと当時思いましたが、後に働くことになった欧州某国に言ったら本当にアナという女性がいました。「恩恵」などを意味するヘブライ語の女性名カンナハがギリシア語化したもので、ハンナ、アンヌ、アンネ、アンなども同じ由来だそうです。聖母マリアの母もアンナですね。

とびきりのフライパン

 主力武器はフライパン。いわゆる魔法使い系で、多くの種類の超能力(PSI)を覚え、様々な攻撃PSIを得意としますが、反面HPや攻撃、防御力は全キャラ中最低で打たれ弱く、スピードも控えめです。 

テディ

 もう一人、ともだちとなるテディがいますが、3人パーティーなのでテディ加入時にはロイドがパーティーから外れます。不良集団「ブラックブラッド(ブラブラ)団」のボスで、主力武器はナイフです。超能力は使えませんが、その他のステータスの成長率は全キャラ中最高となっています。

ギーグ

 ラスボスは地球征服を企む宇宙人ギーグ。細長い人型に尻尾が生えた体を持ち、液体で満たされた球体の中に入っています。なぜか主人公には敬語で話しかけてきて、あなた一人なら助けてもよいとまで言います。なお一応撃退には成功する訳ですが、1994年発売の「MOTHER2」のサブタイトルが「ギーグの逆襲」なので再びやってくることは確定です。「2」はキムタクが出演するCMが非常に印象的でしたが、プレイした記憶が全くないので多分買わなかったのでしょう。世間の評価は高かったのですが、個人的にはあまり…。剣と魔法の中世世界が好きだったんでしょうか。「なろう系」の申し子や!(笑)

主人公の家

 敵はエイリアンや架空の怪物の他、現代ものらしく侵略者の影響を受けて狂暴化した動物や一般人なども登場します。敵がロボットや物や架空の怪物の場合、勝利メッセージは「破壊された」「倒した」「もう動かない」などと表示されますが、動物や人間の場合は「我に返った」「おとなしくなった」など「相手を正気に立ち返らせたこと」を示す表現になりました。「桃太郎伝説」の「こらしめた」を彷彿とさせます。 

敵キャラタイタニアン

 印象に残っているのは、敵の攻撃の「なにかあやしいことをした」です。さあ何をした?と大喜利を始めたくなりますね。キャロラインとかタイタニアンといった敵が使っていましたが、これを喰らうと惑わされてしまうという。

マザーのフィールド1

 なんだかんだとNPCが教えてくれるドラクエと違い、基本的に説明が少ない感じがしました。そのせいでゲーム進行が淡々としているという印象があり、盛り上がりに欠ける部分がありました。また、謎解きやイベントに関するヒントもほとんどないため、マップ上で迷ったり攻略に詰まってしまいやすいという欠点もありました。

マザーのフィールド2

 また敵からの入手経験値が全体的に少なくてレベル上げが大変な反面、ラストダンジョンに入ると突如敵が強くなってしまいます。初回プレイだと平均レベルが20後半~30前半で突入するのに、まともに戦って進むなら平均レベル50は無いと心許ないという。レベル調整を省いてしまったらしいのですが、こういうところもドラクエⅡを思わせるんですよね。 

ロボットイヴ

 容量不足のせいなんでしょうが、ラスボスであるギーグを倒すと、ギーグが退散した画面のまま、主人公達の背後にスタッフロールが流れてエンディングとなってしまうという淡泊さがなんとも味気なかったですね。「エンディングまで、泣くんじゃない。」というコピーですが、肝心のエンディングがこれでは泣きたくても泣けない。終わりよければすべてよしと言いますが、やはり最後は盛り上げて欲しいものです。

フライングマン

 ただ、全然感動がないのかといえばそうではなく、「主人公の力になる。そのために生まれてきた」というフライングマン5兄弟(NPCとして戦闘に参加しますが、命令や回復ができず、HPが尽きると死にます)や、主人公を守る使命を持つイヴというロボットなど、その献身ぶりには心を揺さぶられずにはいられません。悲しいというより切ないという感じですが。この人(?)達の存在には、あらすじに登場するご先祖であるジョージとマリアが大きく関与していることが判明しますが、納得はするけど切ないものは切ないです。ところで、全員死ぬまで酷使はしなかったと思うフライングマンですが、最後のフライングマンにも墓がありますね。一体誰が作ったんでしょう。生前に用意しておいたとか?

フライングマンの墓

 肝心なギーグとのラストバトルですが…攻略法は他に類を見ない独特のものとされていますが、知っている人はぶっちゃけ「マクロスかよ!」と思ってしまいます。ミンメイにやらせず自分たちにでやるとことになるんですけど。

歌でダメージ
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