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この素晴らしい世界に祝福を!2:今年は映画化もされる人気シリーズ

稀勢の里最後の栄光

 筑波嶺の英雄・史上最弱の横綱と揶揄される稀勢の里が引退しました。まああの体たらくでは仕方がないかなと思いますが、横綱として確かにアレでしたが、あの人の真価はそれ以前にあったと言っていいでしょう。横綱になるにしても、大関になるにしても、とにかくこの人は難航しました。もっと言うと関脇になるのにさえ。小結で好成績を残しても、当時の関脇が二人とも勝ち越していたという場所が何場所もあった記憶があります。大長期休場&大不調の原因となった日馬富士との一戦が返す返すも悔やまれます。日馬富士ももっと早く貴ノ岩をリモコンで殴っていれば…(爆)。とはいえお疲れ様でした。引退後の新たな人生が充実したものであるといいですね。

このすば2 

 さて本日は「この素晴らしい世界に祝福を!2」の感想を。昨年中に視聴していたんですが、他に優先する記事があって遅くなりました。え?もっと更新頻度を上げろ?それがなかなかねぇ…憂き世は世知辛いものです(遠い目)。「この素晴らしい世界に祝福を!2」は第一期の一年後、2017年1月より3月まで放映されました。物語は完全に第一期最終回を継承していて、登場人物は一年という時間の経過を一切感じさせない(物語中は全然時間が経過していないから当然ですが)クズっぷりを再び見せてくれたのでした。

多脚砲台のようなデストロイヤー 

 アクセルの街に迫った暴走する機動要塞デストロイヤーを撃破して、英雄となったかと思われたカズマ一行ですが、動力源である宝珠コロナタイトを自爆させようとしたのを阻止するため、行き先ランダムのテレポートを使ったところ、アクセルの街の領主(悪徳貴族)の屋敷に瞬間移動して爆発したということで、裁判にかけられます。

カズマ裁判 
処刑台付き裁判所 

 死刑になりかかったカズマですが、ダクネスが名門貴族ダスティネス家の令嬢であることをカミングアウトするや、悪徳貴族は自分の息子とダクネスの見合いを持ちかけます。ダクネスはドMとはいえ見てくれはいいし、なにより名門貴族の一人娘。結婚がもたらすメリットは計り知れませんね。

悪徳貴族 ダクネスのお見合い相手
お見合いモードのダクネス

 見合いの相手は意外にも好人物。しかしダクネス自身は冒険者を続けたいということでカズマ達は縁談壊しの片棒を担がされます。クズばかりのパーティーから一人でも円満に寿退職してくれればと思っていたカズマですが、結局のところ縁談はなかったことになりました。

地獄の公爵バニル 
カズマに商談を持ちかけるバニル 

 その後、魔王軍幹部の一人で地獄の公爵・バニルと戦い、ずっこけた激闘ながらこれを撃破。しかし実際には、バニルもウィズと同様、魔王城の結界維持のためだけに協力している「なんちゃって幹部」で、前々から魔王軍を辞めたがっていたということで、カズマ達に倒されたということにして復活しました。バニルにとっては残機が一つ減った程度のダメージということですが、お前の残機はいくつあるんだ。以後はかねて親しかったウィズの店で働いていますが、ウィズに経営能力が全くないので実質バニルが取り仕切っているようです。

セレブ化したカズマとアクア 

 バニルから持ちかけられた商談に乗って金持ちになったカズマ、もはや魔王を倒す気が全くなくなり、金で冒険者をたくさん雇って数の力で魔王を倒せばいいとのたまいだす始末。やはり悪魔は人を堕落させるんだ。爆裂魔法を使いたくて仕方がないめぐみんは、温泉街への旅を提案します。

リザードランナーの群れ 
アクアの宴会芸 
亡者の群れ 

 旅の途中にもいろいろとアクシデントがありましたが、いずれもカズマ一行の名声を高める結果に。その実原因は例によってアクアの駄女神ぶりにあったということで、賞賛も賞金も受け取りを辞退するカズマ。それでさらに声望が高まったりして。そうか、クズのカズマにも羞恥心とか罪悪感があったんだね。もっともこれらもなくしてしまうと全く共感できない本当のクズになってしまいますからね。

アルカンレティア 

 旅の行き先は水と温泉の都アルカンレティア。女神アクアを崇めるアクシズ教の総本山ということでご機嫌なアクアですが…。アクシズって聞くとどうしても例の小惑星を思い出してしまうのですが、その神ということならハマーン様みたいなのが適任のような。

小惑星アクシズ 
女神みたいなハマーン様 

 異世界にあっては圧倒的にメジャーなエリス教に対し、マイナーでカルト宗教的なアクシズ教。数的格差はイスラム教のスンニ派とシーア派以上ではないかと思われますが、その分信者たちは奇人変人揃いのようです。なにしろあのアクアがご神体なので、教義も「欲望のままに生きろ」といったいい加減なもので、その割にやたら勧誘活動が執拗で、エリス教徒に対しては異様な敵意を見せるので、せっかくの温泉街なのに観光どころじゃなくなるという。カズマとめぐみんはトラウマになる程に憔悴していました。ドMのダクネスだけはにその対応に“感じて”気に入っていましたが。

カルト集団の勧誘 
エリス教徒への仕打ち 
魔女狩りの夜

 アクア自身も女神を僭称する不届き者としか思われず、挙げ句の果てには魔女狩りされるところにまで至りましたが、ちょうど源泉に毒を混ぜるなどの破壊工作を行っていた魔王軍幹部のハンスと出くわしたことでバトルとなりました。ハンスの正体はデッドリーポイズンスライムという変異種スライムで、スライムといえば雑魚だと思っていたカズマ(=ドラクエなどで植え付けられた日本人の先入観)とは裏腹に、強敵でした。打撃も斬撃も効かず、大量の猛毒を分泌して触れるだけで即死させられるという凶悪性能。しかもCVは津田健次郎でやたら格好いいという。

人に化けていたハンス
デッドリーポイズンスライムのハンス

 しかし、ウィズが魔王軍に協力する条件に「冒険者や騎士など、戦闘に携わる者以外の人間を殺さない事」を掲げていたにも関わらず、ハンスが一般人を殺害(捕食)していたことが発覚したことでウィズの怒りを買い、めぐみんの爆裂魔法、ウィズの冷凍魔法を受けて弱ったところをアクアのゴッドブローとゴッドレクイエムの二連発で倒されました。ジャイアントトードには全く効かなかったゴッドブローとゴッドレクイエムですが、アクシズ教徒の信仰心で威力が増幅していたとはいえ、魔王軍幹部を倒すとは。女神と魔族という相性もあったんでしょうね。

ウィズ怒りの一撃 
アクアのゴッドブロー 

 それならアルカンレティアでも英雄になったかと思いきや、余波でその場にいたウィズを弱らせたのは仕方がないとはいえ、アルカンレティアの源泉まで浄化してしまい、温泉をただのお湯にしてしまい、アルカンレティアの価値そのもののを消滅させてしまうという。自分の総本山になにしてんだアンタ(笑)。 

紅伝説 

 第三期をはようと思っていたら、劇場版を公開予定だそうです。タイトルは「この素晴らしい世界に祝福を!紅伝説」。カズマ、アクア、ダクネスらが赤い稲妻のとどろく集落に向かって歩みを進めるなか、“紅魔族”である、めぐみんとゆんゆんがこちらを振り返っていますが、めぐみんがやたらしけた顔をしているのが気になります。キャッチコピーは「あの里に、行ってはいけない」なので、おそらくめぐみん・ゆんゆん達紅魔族が住む「紅魔の里」が舞台なのでしょう。周囲は強力なモンスターで溢れかえる危険地帯だそうですが、住民全員が上級魔法を使えるアークウィザードなので、魔王軍に攻め込まれても平然と追い帰しているそうです。

邪神ウォルバク 

 魔王軍には八大幹部がいるという話だったところ、ウィズとバニルは離脱、ベルディアとハンスは撃破され、いつの間にか幹部が半分になってしまいました。魔王打倒なんていったいいつ出来る話だよと思っていましたが、意外にすっとこどっこい生活の日々の中で進展させていたんですね。明日は好きなキャラを紹介することにしましょう。
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ご無沙汰しています

いよいよ’なろう系’にも足を踏み入れたご様子で・・・(笑)
もっとも’さすおに’もなろう系だそうですが。

自分はなろう系で一番好きなのは「リゼロ」で最高級の評価をしています。
「このすば」と「リゼロ」は同時期にアニメ化され共に人気となった作品なんですが、ストーリーのハードさ・世界観・設定などが好対照で非常に興味深いものがあります。
また、二つの作品の作者が仲良しというのも面白いですよね。

ちなみに今期はお得意のマガジン系の恋愛モノでお腹いっぱいなのですが(笑)、「盾の勇者」と「ブギ―ポップ」と「約束のネバーランド」に初回から引き込まれています。

Re: ご無沙汰しています

 junkyさんこんばんは、いらっしゃい。お久しぶりです。お元気でいらっしゃいますか?

> いよいよ’なろう系’にも足を踏み入れたご様子で・・・(笑)
> もっとも’さすおに’もなろう系だそうですが。
 
 なろう系、いろいろ突っ込みどころは多いですけど、決して嫌いではありません。小説サイトはそれこそ玉石混淆なんでしょうが、ジャンルに貴賤なし。されどジャンル内に一流と三流は確実に存在するという。

> 自分はなろう系で一番好きなのは「リゼロ」で最高級の評価をしています。
> 「このすば」と「リゼロ」は同時期にアニメ化され共に人気となった作品なんですが、ストーリーのハードさ・世界観・設定などが好対照で非常に興味深いものがあります。
> また、二つの作品の作者が仲良しというのも面白いですよね。

「Re:ゼロから始める異世界生活」は未見ですが、“2016年を代表するアニメ”との評判もあるようですね。これは見なければなりますまい。なにしろ鑑識眼が海のリハクなので、傑作を逃すことが多くて。「このすば」や「オーバーロード」もそうでした。

> ちなみに今期はお得意のマガジン系の恋愛モノでお腹いっぱいなのですが(笑)、「盾の勇者」と「ブギ―ポップ」と「約束のネバーランド」に初回から引き込まれています。

 junkyさんおすすめのうち、「盾の勇者」「ブギーポップは笑わない」は視聴しています。私のオススメは「けものフレンズ」の一期が醸し出していた不穏さをさらに拡大したような「ケムリクサ」と、とにかく空戦シーンが素敵な「荒野のコトブキ飛行隊」です。照準器がまだ光像式になっておらず眼鏡式の隼一型が泣かせます。旧日本軍の飛行機ばかり登場していますが、欧米機もそのうち出てくるんでしょうか。
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