好きな声優さん第6期(その4):茅原実里~武道館を埋める美人歌手声優

今日はちょっと暑さが戻って30度超え。普段なら「夏が戻ってきた!」とかギャーギャー騒ぐのですが、36度超えの灼熱地獄の記憶が新しい今年の場合、「あ、ちょっと暑いな」という程度の感慨しかないという。「き…きかぬ…きかぬのだ!!」とか言って涙を流してやろうかしらん。

本日は「好きな声優さん」なんですが、今回は茅原実里を紹介します。前回の川澄綾子と同じく「なぜこれまで紹介していなかったし」という声優さんですが、「涼宮ハルヒ」シリーズ、昔は大好きだったし、深夜アニメにはまるきかっけでもあったのに、登場声優はあんまり取り上げていないんですよね。杉田智和は取り上げましたが、後藤邑子も取り上げていないとは。

茅原実里は1980年11月18日生まれで栃木県出身。元々は歌手志望で、高校卒業後に歌手デビューに向けてオーディションを受け続けたもののチャンスをつかめなかったので養成所の歌手コースに入所しました。しかしそこでもデビューには至らず、養成所のスタッフに「今の声優はいろんな仕事をしているから歌の仕事にも繋がるかもしれない」と言われたことで「声優タレントコース」への転科を決意し、2004年春、念願のタレントデビューが実現しました。

歌手を志すきっかけとなったのは、高校時代の学園祭でカラオケ大会に急遽参加することになり、嫌々出場したところ優勝し、話したこともない女子に「あなたの歌声に感動した」と笑顔で言われたことだそうです。中学生時代は漫画家志望で「漫画家になるから高校へは行かない」と言い張っていたそうですが、渾身の一作が落選したことで夢を諦めたようです。

2004年に歌手デビューも果たしますが、単発のリリースに終わり、念願の歌手活動はブレイク後の2007年にようやく再開することができました。現在は声優アーティストとしての確固たる地位を獲得しており、日本武道館やさいたまスーパーアリーナなどでの大会場でのライブや全国規模のライブツアーを継続的に行っています。当初はタイアップなしで茅原実里オリジナルの世界観での楽曲リリースを行っていましたが、自身初のアニメ主題歌「Paradise Lost」以降は出演するアニメ作品の主題歌を歌う機会も増えています。

愛称は「みのりん」。演じるキャラクターと外見のイメージから、クールで清楚な女性と思われがちですが、実際に「残念な子」と称されている天然・不思議ちゃん気質です。また声優時と歌手活動時の雰囲気と声が大きく変わるので、片方しか知らなかった人がもう一方を見ると驚愕するとか。一人でやっている「茅原実里のradio minorhythm」ではそれほどでもないのですが、他の番組にゲスト出演したりするとその天然ぶりが炸裂します。また笑い上戸なので共演者のボケで息ができなくなるほど笑ってしまい、トークにならないこともあります。それくらい笑ってくれるとむしろありがたいと思いますが。

不思議ちゃんといえば、虫が大好きでどんな虫にも触れるそうです。現代の「虫愛づる姫君」というかリアル「風の谷のナウシカ」とさんみたい」。特にボリビアバグという毛虫が好きだそうですが、写真で見ると確かに幼虫はモフモフしていてネコバスっぽいですね。

成虫もかなりモフモフしています。ぬいぐるみっぽいですが、幼虫・成虫ともに猛毒を持っていて、触ると激痛が走り、最悪の場合死亡する恐れもあるとか。くわばらくわばら。

それから官能小説誌「特選小説」の2013年6月号の表紙が茅原実里にしか見えないと評判になったことがあります。杉田智和が一件の後に自身のラジオにゲストで茅原実里を呼んだ際、これについて触れていいものかどうかと悩んでいたら、本人の方から振ってきたそうです。


これらの画像がモデルになっているのではないかと言われていますが、もちろんスカートはまくり上げていません。トレス疑惑の絵が表紙を飾るとは美人の証明と言わざるを得ませんな。

それでは私が知っている茅原実里が演じたキャラです。まずはブレイクの契機となった「涼宮ハルヒ」シリーずの長門有希。この役で人気が出たことでそれまでの貧乏暮らしから脱却できたとか。SOS団員その2で、ハルヒ曰く「SOS団に不可欠な無口キャラ」。その正体は宇宙の非常に高度な知性を持つ情報生命体である情報統合思念体によって造られた対有機生命体コンタクト用ヒューマノイド・インターフェースで、簡単に言えば宇宙人です。

ハルヒは高校入学後の自己紹介で「この中に宇宙人、未来人、異世界人、超能力者がいたら、私のところに来なさい」と言いましたが、図らずも異世界人以外はSOS団に揃っていたという。もしや唯一の一般人のはずのキョンが異世界人?

情報の操作を得意とし、環境を改変したり再構成したりすることができるなど、SOS団の中では飛び抜けて万能です。スピンオフの「長門有希ちゃんの消失」では少し内気なだけで普通の少女でした。「ハルヒ」で殺し合いを演じた朝倉涼子と親友関係になっていたのは良かったですね。

「らき☆すた」の岩崎みなみ。メインキャラの高良みゆきのお向かいさんで幼なじみです。主人公の泉こなたの従姉妹である小早川ゆたかとはクラスメイトであり親友でもあります。

物静かで表情の変化が少なく、クールな雰囲気は長門有希に似ています。そのせいで本当は優しい性格なのに誤解されやすく、褒められることが苦手で、間が悪く不器用なところもありますが、後に表情は軟化していきます。

なお茅原実里は、本作12話でコミケで売り子をする本人役(役名は「茅原みのり」)でも登場しました。

「咲-Saki-」の龍門渕透華。龍門渕高校麻雀部部長で、祖父は理事長です。「目立ってなんぼ」が信条のおっちょこちょいなお嬢様で、常に丁寧語を使って話します。かつての龍門渕高校は県内強豪校レベルでしたが、昨年に透華率いるメンバーが既存の麻雀部員を駆逐して県予選で優勝し、一気に全国レベルの強豪校になりました。

相手が強ければ強いほど燃え上がる気質の持ち主だですが、あまりに多くの強豪に囲まれた状況下では唐突に「冷たい透華」と呼ばれる一種のトランス状態に入り、物言わず静かに相手に何もさせず冷淡に勝ちを重ねていく打ち筋に豹変します。その強さは主人公咲すら圧倒するほどですが、他のチームメイトからは「透華らしくない」と不評で、自身も「こんなスタイルの違う打ち方は認めない」と否定しています。

「超訳百人一首 うた恋い。」の清少納言。これについては2014年5月25日(https://nocturnetsukubane.blog.fc2.com/blog-entry-720.html)および同月29日(https://nocturnetsukubane.blog.fc2.com/blog-entry-724.html)の記事で触れていますので、そちらを見ていただければ幸いです。

「スパロウズホテル」の佐藤小百合。「まんがライフ」連載の四コママンガが原作で、5分アニメとして放映されました。繁華街の真ん中にあるビジネスホテル「スパロウズホテル」で働く武闘派フロント係、佐藤小百合の活躍を描くコメディーです。

モデルの様な高身長と愛らしい笑顔とは裏腹に高い身体能力を持ち、繁華街らしく日常的に発生する暴力沙汰を起こす人達を秒殺で倒します。特技は暗殺と巨乳だとか。ホテルマンとしてはまだまだ未熟ですが、過去の経歴は秘密にしていますが相当恐ろしいもののようです。

「響け!ユーフォニアム」の中世古香織。3年生でトランペットパートのリーダーです。穏やかな性格で練習熱心で、後輩からも慕われていますが、一度もソロパートを担当したことがありません。三年生になって今年こそはと思っていたら、乳がプロのトランペッターで専門の教室でレッスンを受けている高坂麗奈が入学してくるという不運。

これまでの吹奏楽部での貢献もあり、ぜひ彼女がソロにという声が強く、けじめとしてソロオーディションに臨みますが麗奈に敗れてしまいます。正直素人にはどっちが上かよくわかりませんでしたが。その後は特に遺恨もなく麗奈にも普通に接していました。本作はなにかとドロドロしがちだったので、個人的にはぜひ闇堕ちして欲しかったのですが…

「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」のエリカ・ブラウン。ヴァイオレットの先輩に当たるC.H郵便社の自動手記人形です。おとなしい性格ゆえに依頼主との対話を苦手としているため、トラブルに見舞われることもあります。

原作には登場しないアニメオリジナルキャラでしたが、茅原実里はED「みちしるべ」も歌っていました。作詞も担当。原作小説を読み、テレビアニメ第1話のアフレコ現場の見学を行き、監督や演出と打ち合わせを行い、作品と向き合いながら作詞を行ったそうです。

ニンテンドーDS用ゲーム「ルーンファクトリー3」のソフィア・ハラペニョ・ヴィヴィアージュ。ヒロイン候補の一人で、シリーズを通して登場するヴィヴィアージュ家の令嬢です。思っていることと正反対の事を言ってしまうため、発言を誤解されることが多いのですが、正反対に解釈するべきセリフは赤字で表記されるため、プレイヤーには判別は容易です。

言動が正反対であることを除けば考え方は至って常識的ですが、他の人が嫌がるゴミ類や失敗作などを貰うと喜ぶなど、嗜好はかなりズレています。姉のエリザはファッションデザイナーで言動は普通ですが、やはり驚きのセンスをもっていました。嫁候補にかなり悩んだんですが、結局伊藤静演じるカリンを選んでしまいました。

昨年は文春砲が炸裂したこともあり、一般男性と交際を発表しましたが、個人的には杉田智和あたりと結ばれたらいいのになと思っていました。本年に入ってからは、2009年から続けている河口湖野外ライブの功績を評価され「やまなし大使」に任命されているほか、FM-FUJIでは冠ラジオ番組「茅原実里のミスサンシャイン」を開始しており、まさに“山梨声優”状態。山梨にもいろんな虫がいそうですが、もう触れ合いましたか、みのりん?

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