視聴予定の2019年秋季アニメ:押っ取り刀で見繕いました

このところ天気がぐずつき気味ですが、これが世に言う秋の長雨なんでしょうか。洗濯物を干す時はすっきり晴れて欲しいなとも思いますが、この雨が夏と秋の画期になるのであれば、どんどん降ってくれとも思います。過去最強だった夏将軍、どうかこのまま甦らずに逝ってくれ。そしていつか秋晴れカモン。

ようやく猛暑が去ってやれやれと一息ついていたら、なんともう夏季アニメが終わりそうですよ。いかんいかんということで取り急ぎ秋季アニメを見繕ってみました。夏季アニメは数を少なくした分粒ぞろいで良かったので、この路線で行きたいと思っていますが…基本あいうえお順でご紹介してみたいと思います。

「あかねさす少女」。原作なしのオリジナル作品のようです。アニメ専門チャンネル「アニマックス」の開局20周年記念作品だそうで、スタッフには豪華クリエイターを揃えています。

2018年、10月。ある地方都市に住む少女たちが、とある儀式を行っていた。 彼女たちは「鉱石ラヂオ研究会」。明るさが取り柄の女の子、土宮明日架が同じ高校に通う友人たちと立ち上げたサークルだ。その儀式は都市伝説めいたものでしかなかった。…しかし、いくつもの条件が偶然重なり、遊びは遊びでは済まない事態となる――という話だそうです。

「色づく世界の明日から」。良作を作るP.A.WORKS制作によるオリジナル作品です。そういえば「サクラクエスト」以来ご無沙汰でした。「花咲くいろは」「SHIROBAKO」など、世間で評価の高い「働く女の子」シリーズを輩出する反面、世紀の怪作「グラスリップ」も繰り出してくるという。

物語の始まりは数十年後の長崎。 日常の中に小さな魔法が残るちょっと不思議な世界。 主人公の月白瞳美は17歳。魔法使い一族の末裔。 幼い頃に色覚を失い、感情の乏しい子になった。そんな瞳美の将来を憂えた大魔法使いの祖母・月白琥珀は魔法で瞳美を2018年へ送り出す。 突然、見知らぬ場所に現れとまどう瞳美の視界に鮮烈な色彩が飛び込んでくる…という話だそうです。

「俺が好きなのは妹だけど妹じゃない」。恵比須清司のライトノベルが原作です。略称は「いもいも」。タイトルからして「俺の妹がこんなに可愛いはずがない」的な作品を連想してしまいますな。富士見ファンタジア文庫 (KADOKAWA)から既刊7巻ということで、1クールやるには十分なストックはありそうです。

ライトノベル作家を目指す高校生・永見祐には、涼花という妹がいる。涼花は才色兼備の優等生だが、兄には厳しくどこか冷たかった。ある日、ラノベ大賞では万年一次選考落ちの祐に衝撃の事実が明かされる。涼花が書いた“兄妹イチャイチャラブコメ”がラノベ大賞を受賞したというのだ!しかも、ラノベや萌えが実は全く分からないという涼花の頼みで、なぜか祐が代理の作家・永遠野誓(とわのちかい)として活動することに!不本意ながらも作家デビューを果たした祐は、個性的な業界関係者たちに揉まれながら、妹のために永遠野誓として奮闘していく。そして、お兄ちゃんラブな雰囲気は微塵も見せていなかった涼花が......という話だそうです。「エロマンガ先生」風味もありでしょうかね。

「風が強く吹いている」。三浦しをん原作で、私も楽しく読みました。実写映画化されていたけどアニメ化もされるんですね。基本男ばかり出てきますが、普通に作れば面白いはずです。

夜。逃げるように街を駆け抜ける蔵原走。その横に、不意に自転車が走り込んで来る。見知らぬ男が、走に向かって問いかける。「なあ!走るの好きか!」男の名は清瀬灰二。走は、灰二に導かれるまま、竹青荘という古びたアパートに辿り着く。そこに暮らす個性豊かな9名の住人。最後の空室を勧められ、戸惑いながらも、押し切られていく走。まさか自分が、「10人目の男」だとは、夢にも思っていなかった…という出だして、要するに素人集団が箱根駅伝に出場し、シード権獲得を目指す話です。経験者の走と灰二はともかく、ずぶの素人がそもそも出場できるかといった突っ込みどころも満載ですが、面白いからいいんです。

「ゴールデンカムイ(第二期)」。第一期を見たのでみるしかないのですが…しかしなんて顔してるんだアシリパさん。

可哀想なので綺麗なアシリパさんも。アイヌの莫大な埋蔵金を巡る杉元一行と第七師団、土方歳三一派の三つどもえの一攫千金サバイバルが、北の大地で展開されます。

「ゴブリンスレイヤー」。蝸牛くものライトノベルが原作です。略称は「ゴブスレ」。元はWEB作品ですが、一般的なオンライン小説ではなく、いわゆる「やる夫スレ」でAA(アスキーアート)と組み合せて公開されていた作品なんだそうです。「やる夫スレ」、一時期は結構はまりましたが、確かに面白い作品が結構ありますよね。「このライトノベルがすごい!2017」の新作部門1位ということで、結構期待できるかも。

「俺は世界を救わない。ゴブリンを殺すだけだ。」その辺境のギルドには、ゴブリン討伐だけで銀等級(序列三位)にまで上り詰めた稀有な存在がいるという......。冒険者になって、はじめて組んだパーティがピンチとなった女神官。それを助けた者こそ、ゴブリンスレイヤーと呼ばれる男だった...。彼は手段を選ばず、手間を惜しまずゴブリンだけを退治していく。そんな彼に振り回される女神官、感謝する受付嬢、彼を待つ幼馴染の牛飼い娘。そんな中、彼のうわさを聞き、森人(エルフ)の少女が依頼に現れた―という話だそうです。

「青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない」。鴨志田一のライトノベル「青春ブタ野郎」シリーズが原作です。「バニーガール先輩」は1巻目のタイトルで、以下「プチデビル後輩」「ロジカルウィッチ」などと続きます。

思春期症候群―― 多感で不安定な思春期だけに起こると噂される、不思議な現象。 たとえばそれは、 梓川咲太の目の前に現れた野生のバニーガール。 彼女の正体は、高校の上級生にして活動休止中の女優、桜島麻衣先輩だった。 魅惑的な彼女の姿は、何故か周囲の人間の目には映らない。 謎の解決に乗り出した咲太は、 麻衣と過ごす時間の中で、彼女の秘める想いを知って...... 次々と咲太の周囲に現れる、“思春期症候群”を抱えたヒロインたち。 空と海が輝く町で、心揺れる不思議な物語が始まる…という話だそうです。

「ゾンビランドサガ」。これも原作なしのオリジナルアニメ。にしてはタイトルはパクリっぽいですが。メインキャストに種田梨沙がいるので思わずチョイス。復帰して一年以上経過したのにいまいち存在感が薄い種ちゃんを応援したい。

いつもの朝。いつもの音楽。いつもの自分。7人の少女たちの安寧は、突如崩壊する。死して蠢く、ゾンビによって……。否応なく踏み込んだ世界、そこは“最高×最悪のゾンビワールド”少女たちの願いは、たった一つ。「私たち、生きたい。」これは、少女達が起こす奇跡の物語サガ…という話だそうです。

「転生したらスライムだった件」。タイトルだけで笑ってしまいますが、伏瀬の小説が原作です。小説投稿サイト「小説家になろう」で連載されていたWEB小説を大筋プロットとして大幅に改訂したものだそうで、いわゆる「なろう系」といわれる作品ですね。

サラリーマン三上悟は通り魔に刺され死亡し、気がつくと異世界に転生していた。ただし、その姿はスライムだった!リムルという新しいスライム人生を得て、さまざまな種族がうごめくこの世界に放り出され、「種族問わず楽しく暮らせる国作り」を目指すことになる――! という話だそうです。ドラクエでは最弱モンスターとして君臨して久しいですが、他の作品では必ずしも弱いモンスターではないようですが…でもスライムは嫌ですね。

これで9作品。先日勇次郎の「色を知る年齢か!」が炸裂した「バキ」は継続すると思われるのでこれで計10本。まあ十分でしょう。それにしても「バキ」…そもそも女性キャラに何の期待もないとはいえ、唯一登場するヒロイン・梢江が、「中の人」(雨宮天)の方がずっと可愛いという謎現象には笑いますね。今回はラノベチックな作品が多くなった気がしますが、つまらなかったら打ち切り、面白いという噂があったら追加ということで。


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