2018年夏季アニメ中盤の感想+(その3):はたらく細胞/嫌な顔されながらおパンツ見せてもらいたい

今日はちょっとましですが、灼熱の猛暑が続くままに9月になってしまいました。8月の間は立秋が来ようが処暑が来ようが「暑いから夏!」と言い張れたのですが、さすがに9月になると「暑いけど秋」と言わざるを得ませんね。日暮れはずいぶん早くなったし、草むらでは秋の虫が鳴いているし。この夏は蝉時雨という奴をろくに聞きませんでしたが、セミ達よりコオロギ達の方が暑さに強いんですかね?願わくば、早く秋らしい涼しさが至らんことを。

さて夏季アニメ中盤の感想を終わらせてしまいましょう。最後に残ったのは「はたらく細胞」。いろんなものを擬人化してきた日本ですが、遂に体内の細胞まで擬人化してしまったという。世界よこれが日本だ!

「人間の体の中には約37兆2000億個の細胞たちが、きょうも元気にはたらいている」という能都さんの麗しいナレーションから始まる本作、この数字は脂肪組織、関節軟骨、胆管系、血液、骨、骨髄、心臓、腎臓、肝臓、肺・気管支、神経系、すい臓、骨格筋、皮膚、小腸、胃、副腎、胸腺、血管系組織の概算なんだそうで、実際にはもっと多いかも知れませんが、もの凄い数字ですね。

メインになっているのは花澤香菜演じる赤血球(AE3803)と前野智昭演じる白血球(好中球1146)ですが、赤血球は推定26兆3000億個ということで、人体の細胞の3分の2は赤血球という計算に。細胞が一個一票もっていたら大票田というか、赤血球の意向だけで多数決を制することができますね。白血球は推定110億個ということで、数的には圧倒的に少ないですが、赤血球=一般車両、白血球=パトカーと思えばそんなもんかも知れません。

本作では全ての細胞が擬人化されていますが、中心になっているのは赤血球、血小板のほか免疫細胞達で、一般の細胞達は赤血球にから栄養や酸素を受け取ったり二酸化炭素を渡したりして基本家の中に引きこもっているイメージです。いや、彼らは彼らの仕事をしているんでしょうが。血管系の細胞達はとにかく走り回っているので一番働いているイメージがありますね。白血球ほか免疫細胞は体内に侵入した細菌・ウイルス達と戦うので警察・軍隊というイメージです。血小板は小さいせいか幼稚園児のように描かれていますが、みんなちゃんと働いているという。

血小板のリーダーは長縄まりあ。姿も声もとにかく可愛い。その可愛さは赤血球や白血球すら萌えさせるほどですが、その可愛い血小板達が健気に一生懸命働いているのがさらに可愛いんですよね。長縄まりあはいずれ「好きな声優さん」で紹介したいのですが、まだ視聴キャラが足りない…



そのほかお姉ちゃんこと井上喜久子17歳が演じるエプロンドレス姿のマクロファージもいいですね。赤芽球や未熟胸腺細胞の育成も行っていて、優しい先生の一面を持ちながら、細菌などの異物を捕らえて殺す殺戮者の側面も持つという。「ハッピーシュガーライフ」のさとうの叔母も怪演しているところでもあり、こっちでもヤンデレかサイコパスかよと思ってしまいますが、マクロファージは与えられた仕事をしているだけなんで。

こんなに沢山の細胞達が一生懸命に働いて自分が生きているのかと思うと、特に体内に長縄キャラやお姉ちゃんキャラがいるかと思うとなんかうれしいですが、そうやって休むことなく必死に維持している人間がキモオタニートをやっていると彼らが知ったらどういう反応を示すんでしょうか。

我々人間ほか地球の生命や、もしかすると宇宙中に満ちているかも知れない他星の生命達が、こうした細胞達のように宇宙にとって何らかの役割を果たしていると考えるとなかなか楽しいですが、宇宙がキモオタニートだったらやっぱりがっかりしちゃいますよね。

全国200万人(推定)のニートのみなさん的には「はたらく?はたらく!」とOPからして連呼している本作は視聴が苦しいという話もありますが、働きまくって体を維持してくれている細胞達に恥じずに自分も働こうと思う人が出てくるならばいいですね。ま、アニメ一作で変われるならチョロいと言わざるを得ない気もしますけど。

続いて6話にて既に完結してしまいましたが、「嫌な顔されながらおパンツ見せてもらいたい」。視聴予定はありませんでしたが、「じょしおちっ!」が想像以上にダメダメだったので代わりにという訳でもないですがお色気系を補充しました。

同人誌サークル「アニマルマシーン」の40原のマンガが原作です。色んな女性から蔑まれつつ下着を見せてもらうシチュエーションがテーマということで、アニメもそのままです。各回メイドさん、アイドル、シスター、巫女さん、ナース、女子高生が嫌な顔をしながらパンツを見せてくれます。

「ちおちゃんの通学路」でも言及しましたが、一時期深夜アニメといえどパンチラが規制されているかのような時期がありましたが、解禁されたと考えていいんでしょうかね。いや、それくらいあっていいんじゃないかと個人的には思っているんですが。

白眉は一話。明るく働き者のメイドさんが、敬愛するご主人様にパンツを見せてくれと言われ、笑顔→困惑→侮蔑へと変わっていく様子がいいですね。ただのパンチラならおのこの大半が好物なところ、この侮蔑の表情を浮かべながらのパンモロというのはMっ気をそそるかも知れません。すなわち人を選ぶと。

実際にこんなシチュに遭遇したとして、嫌な顔されながらでも拝ませて欲しいかどうかは本当に人によると思います。だってその後の関係はもう元には戻りませんよ?私だったら、メイドさん(伊東ちとせ)が「ご主人様!昨今はセクハラに厳しんですよ。私だから冗談で済みますが…」と言っているあたりで「も、もちろん冗談だよ。で、紅茶の話だったっけ?」と話をそらすに違いない。このメイドさんに以後軽蔑され続けるのはとても耐えられません。

だってこの先会うたびにこういう目をされちゃうんでしょ?嫌だなあ…。

私は断然、いつもこういう表情で接して貰いたいので絶対頼まない。ましてや土下座など。ちとせさんもシコルスキーばりに土下寝して拒否して欲しかった(笑)。

おパンツはちゃんと見せてくれます(見せるんかい!と思いますが、何しろご主人様は土下座してますからね)。予想どおりというか、いかにもなおパンツで視聴者歓喜だと思いますが…。まずは拒否しようよ。何か弱みでも握られてるのでしょうかね。でもだったら土下座しなくても強制できそうですが。もちろん恥じらう程度でみせてくれるのならそれはそれでいいですけどNE!





2話以降、女の子のタイプは変わりますが展開はほぼ同じ。趣味嗜好は人それぞれでしょうが、私的にはメイドさんのインパクトは超えられなかったような。

3話の巫女さんは袴がロングスカートみたいで袴じゃないじゃん!?とかそもそも西洋風下着ってどうよとか思いましたが、女袴ってああいうものだそうですね。そしてスカート風ならば下着の着用も必須でしょう。

なんとフィギュアも作られていました。やはりメイドさんか。インパクトありましたからね。CV石上静香で熱演していましたが、はやみんにやらせてもよかったかなと思います。いや、しかしそうすると「罵られたい」という妙なのが激増してしまうか。

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