ファイブスター物語14巻(その5):もう遅い にがさぬ…

2月とはいえ立春後に開始され、お彼岸に終了というのはもはや冬イベントではなく春イベントなんではないかと突っ込みたくなる「艦これ」の「捷号決戦!邀撃、レイテ沖海戦(後篇)」でしたが、今まで最も優しかった難易度丙を下回る難易度丁の登場のおかげで2週間近く余してクリアすることができました。あ、でも丁にしたのは最終局面のE7だけですよ。とにかく米大型空母イントレピッドが欲しかったんじゃ。

で、資材的余裕はないものの、時間的余裕があったのを幸い、いわゆる“堀り”というものをちょこちょこやってみました。特定の海域で入手できる艦娘を狙って出撃を繰り返すことを“堀り”というのですが、特にイベント海域は珍しい艦娘が多くでるので多くの提督がやっておられるご様子。今回のイベントの最終海域は特に外国艦娘が多く出るということで、私も米大型空母サラトガ&英空母アークロイヤル狙いで“堀り”を行ってみたところ、20回程度でサラトガさんが来てくれました。ドロップ確率1%程度ということで、20回程度の堀りで出てくれたのは幸運と言わざるを得ません。サラトガとイントレピッドで一航戦ないし五航戦に勝るとも劣らぬ戦力になると思われます。

どっちでもいいから来てくれとは思っていたのですが、実用性は圧倒的にサラさん。改二設定がされているし、さらに装甲空母にもなるということで未来が明るいです。アー様はコレクション的要素が強いですね。英艦娘はウォースパイトしかいないので相方が来てもいいとは思ったのですが、やはり本命はサラさん。よく来てくれました。おまけにCVは「俺の嫁」声優の伊藤静だし言うことないですね。アー様の他、ソ駆逐艦タシュケントや英駆逐艦ジャービスなど取りこぼしもありましたが、イントレピッドの他ウォースパイト、アイオワ、グラーフ・ツェッペリン、サラトガと大型艦がこれだけ来てくれたので全体的に大満足なイベントでした。次回イベントもぜひこういう出し惜しみのないドロップでお願いしたいです。

ちなみにサラトガさん、清楚なお顔に似合わぬダイナマイトバディでさすがアメリカ艦娘と言いたくなりますが、絵師はしずまよしのり。この人、“2番艦はスケベボディ”というポリシーがあるそうで、大和型二番艦の武蔵、長門型二番艦の陸奥、秋月型二番艦の照月となるほど!サラトガはレキシントン級の二番艦ということで、一番艦レキシントンが未登場にもかかわらずスケベボディとなったわけですね。



アイオワ級一番艦のアイオワも思いっきりスケベボディじゃないかという有力な反対説(?)もありますが、まあ戦艦は総じてダイナマイトバディみたいです。だって大和や長門だって…ねえ。



余談ですがしずま絵師のデザインした艦娘は現時点で17隻。入手が困難な艦娘が多いことが特徴で、全艦揃えるのは至難の業と言われています。私が持っているのは現時点で12隻なので、まあまあ持っている方かなあとは思いますが。雪風、天津風、時津風などはかわいいけど全然スケベボディではありません。島風はコスチュームが露出狂みたいですがやはりスケベボディではないですね。




さて長々と語ってきましたがこれは前振り。本題はここからで、ファイブスター物語14巻のストーリー紹介その5回目です。

軍師としての才能はともかく、騎士としての能力は完全に虚像だといわれるシュバイサー・ドラクーンですが、ジィッドの乗ったデムザンバラを狙ったアイシャのソニックブレードを見事につぶしてみせます。続いてアーレン・ブラフォードとその妻キュキィが同時に放った無走剣(ブラインドブレード)と広角衝撃波(サイス・ブレード)も止めてしまいます。無走剣はガット・ブロウを超高速で抜き打つことによってショック・ウェーブを発生させ、対象を瞬時にスライスする剣技で、広角衝撃波は広い角度に対して横殴りの衝撃波を飛ばす技のようです。

大型剣技連発を受け止めながらびびりまくるシュバイサーですが、相棒の令令謝は余裕の表情。並以下の騎士でも天位以上に引き上げられるんだそうです。ん?そういうファティマって、他にもいたような。
その戦いを別の視点で見ているツバンツヒ。彼女はどうやらアイシャのファルトリム・ブリンガーが脚部にエンジンを二機搭載していることを看破した様子。それに気づいたソープは「消えてもらうしかないか…」と物騒なセリフ。でもラキシスはもうGTM見物は終了、別の場所に行って食べ歩きするぞとソープをせかしてます。もう局面はピークを過ぎたのか。

ブラフォードの相棒の京が、突如令令謝の旧悪を暴いて退かせます。京によれば令令謝は、生まれたばかりのヒュートランの頭に、足が滑ったふりして島豆腐の角をぶつけたのだそうです。京によればヒュートランはあっぱらぱーになり、バランシェが慌てて自己鍛錬プログラムを入れたが持ち直したのだか余計におかしくなったのだか(おい)。このことをヒュートランに言っちゃうぞと言われて完全に無抵抗のガクブル状態になってしまった令令謝。

シュバイサー、「この戦いはここまでってことぜよ!!」と後退を指示します。相変わらずインチキ坂本龍馬ぜよ、こいつ。これに呼応してロッゾもウモスも後退し、枢軸連合軍全軍が国境ラインまで退きました。結果として大規模会戦にもかかわらずGTMの消耗は両軍ともに少なく、ベラ国=ツラック隊の勝利とあいなりました。ナルミ支隊長はセイレイ王女やアイシャに挨拶。セイレイはママンに連絡を入れたところ、コーラスは本格介入を決定したと。これまで敵とみなしていたハスハに肩入れした以上、アルルを裏切り者と呼び続けることもできなくなり、ここに強制和解の条件が整いました。セイレイ、アルル、マロリーの暴風三王女の誕生ですね。ジェットストリームアタックとか仕掛けてきそう。

戦場では戦後処理で、敵味方の区別なく負傷者の救護活動が始まりました。お互い戦場協定を守ったしごく紳士的なものですが、我々の世界ではそういう時代ってまだ続いているんでしょうか。テロとかゲリラばかりになってしまうと戦場協定もくそもないような。

そんな慌ただしい後始末の中、一人去って行くツバンツヒ。報酬は全て難民の子供達に使ってくれとはカックイイ~。しかしそれを呼び止めるのはソープ。ツバンツヒはミラージュに入ってアマテラスの謎を探ることが目的だったが、皆と一緒に戦って笑って泣いたことが楽しかったのでもうどうでもよくなったと言います。すると、「たのしいわがやにようこそ~」とソープ。そして本性を出してきます。

この戦いによりミノグシア各地の戦線は膠着状態に入り、大きく動くのはしばらく後になるそうです。恒例巻末漫画はツバンツヒのミラージュ入りの顛末。なんと4000歳にして高校に入学させられるツバンツヒ。ミラージュ女子の連中に因縁つけられて脅されています。アマテラス曰く、知識はすごいけどあまりに今の社会を知らなさすぎるので高校生からやり直しなんだそうです。


アマテラスに自分のGTMはどうした?と聞かれ、ミースの家に置いてきたことに気づいたツバンツヒ。慌ててボォスに取りに行ってきました。大気圏突入の勢いでいきなりフロートテンプルに乗り付ける可変型のマーク2。戦闘機型から人形に変形する可変型GTMですが、勢いで手動変形させて制御不能となり、朱塔玉座の先端がへし折れてしまいます。

死刑を覚悟したツバンツヒですが、アマテラスはすごいGTMもろたーと大喜び。ハグにチューのコンボで一生廃人(byログナー)だそうです。ところでこのマーク2、見た目明らかにエルガイムマーク2のそっくりさんです。ゴティックメードを経てエルガイム色は完全払拭かと思ったのですが、そういうものでもないんですねえ。

13巻に比べると場面のぶっ飛びがあまりなく、一貫してツラック隊の戦いぶりを描いていましたが、こういう巻はFSSでは以外と珍しかも。ただ、大規模な戦いを描いていたけれども、各指揮官がものわかりが良すぎて大消耗戦にならず、ちょっと消化不良かも知れません。大活躍の挙げ句討ち死、みたいのがもっと欲しいような。とりあえず似非坂本龍馬は好きになれんぜよ。
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