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2017年秋季アニメの感想(その3):妹さえいればいい。/クジラの子らは砂上に歌う/Fate Apocrypha

大晦日だよ

 さて一年のどん詰まり、大晦日というヤツですね。子供の頃、クリスマス・イブとクリスマスの関係のように、大晦日の一日前が晦日なのかと思っていたことがあります。最近めっきり夜更かしが苦手になってしまい、新年を迎える前に寝てしまうのですが、今年もやっぱりそうなんだろうなあ。

妹さえいればいい。感想 

 一年の締めくくりということで、秋アニメの感想を終わらせましょう。Amazon Primeで昨夜見た「ガールズ&パンツァー 劇場版」も語りたいところなんですが、それはまた次の機会に。ではまず「妹さえいればいい。」。妹馬鹿・羽島伊月とその周囲のよく言えば個性的、悪く言えばド変態的な人々の物語です。日常的とは言い難いキャラばかりですが、かなり特殊ながら青春群像劇とも言えるでしょう。

脱ぐ京 

 主人公の伊月は一話での出オチじみた頭のおかしい妹妄想や、締め切りをブッチして繰り返し逃げようとするなど、あまり共感出来る人物像ではなかったのですが、後半とってつけたように少年時代のエピソードなど描いてフォローしているのに笑いました。

可児那由多 

 そしてヒロインにして超天才作家可児那由多。学生時代にいじめに遭って引きこもりになっていたところ、伊月の小説に出会って救われ、伊月に会いたい一心で作家になったという変わり種。締め切り破りの常習犯で、全裸でないと執筆できないなどかなりの変人ですが、可愛いは正義だから仕方が無い。なにより書けば傑作なので編集者も見放すなんてできないという。伊月ラブを前面に押し出してアタック一辺倒で、実は伊月も那由多のことが好きなのですが、今のままでは結婚しても「天才作家が同業者(マイナー)と結婚」と扱われるので、那由多に追いつくレベルに到達するまでは、と交際を断っていますが、多分一生追いつけないので心境の変化を待つ必要が。金元寿子にやらせるには発言がエロ過ぎないかと思いましたが、ひーちゃんももう三十路、ドーンと来いやとうことに。役にはまってましたね。

可愛い京 

 もう一人のヒロイン白川京。普通の女子大生で常識人ですが、何の因果か伊月のことが好きになってしまったという。これだけしょっちゅう自宅に遊びに来ていたら気が付きそうなものなんですが、全く気付かないニブチン伊月にやきもきしている内に那由多に先を越されてしまいました。涙もろく、人の悲しみに寄り添える人なので、那由多や春斗の心を鷲掴みにしてしまっていますが、本人は彼ら作家に対して何物でも無いただの女子大生であることに引け目を感じていて、彼らのように何かにひたむきに打ち込みたいと思っています。どうやら編集者に興味を持ったようですが…

百合もいける二人 
流されまくる京 

 とにかく流されやすく、那由多や蚕の押しに負けて脱いでしまう不幸ヒロイン。それにしてもスタイルいいなあ。CV加隈亜衣の舌足らずな可愛い声が非常にマッチしていて大好きなキャラでした。本作なら嫁にはこの人か千尋しかないと思いますが…

やはり女の子だった千尋 

 そして伊月の弟のはずが実は妹の千尋。本気で気付かないと言い張るというのか伊月。そりゃごくたまにしか遭わないならそういうこともあるかも知れないけど、あれだけしょっちゅう遭っていて気付かないということがあるか。弟だと思い込もうとしているだけなんじゃないのか伊月。

お前は何を言っているんだ 

 家事パーフェクトの素晴らしさは、たとえ弟でも嫁にしたいくらいですが、本人はいつカミングアウトするか悩んでいる様子。学校なんかは制服姿のはずなので、登下校時を伊月に見られれば一発だと思いますが。

男はどうでもいいが 

 あと男はあんまり扱いたくないのですが、伊月と同期デビューの不破春斗。マーケティング戦略に長け、締め切り厳守の優等生作家ですが、肝心な才能が伊月に劣るという可哀想な作家です。伊月に先んじて作品がアニメ化したものの出来は大爆死で、その際に涙を流して悔しがってくれた京に恋してしまいました。才能はなくてもそこそこ売れそうなので、旦那にするなら伊月よりいいような気もしますが

大野アシュリー 
三国山蚕 

 その他、32歳の合法ロリにしてドSの税理士大野アシュリー、清純な姿からは想像が付かない下着フェチで、頭のリボンも実はパンティーという女変態仮面三国山蚕、お尻が大好きなあまりPNがぷりけつになった天才イラストレーター恵那刹那など、個性的過ぎる顔ぶれで非日常的な展開が多かったものの、実はやっぱり日常系なんでしょう。第二期も来そうな気がしますが、はたして。

クジラの子らは砂上に歌う感想 

 「クジラの子らは砂上に歌う」。非中二病的異世界ものです。タイトルの意味は終盤になってようやく明らかになりました。さあこれからというところで終わってしまったので、こちらも二期に期待。円盤が売れるといいのですが(お前が買えやって話ですが)。

泥クジラ 

 水の代わりに砂が埋めつくす海の中で、ひたすら漂泊する“泥クジラ”と呼ばれる巨大な船。500人以上が暮らしていますが、サイミアと呼ばれる念動力を使え、人口の9割を占める“印”は短命で、サイミアのない代わりに長命の“無印”が長老会を構成して執政を行っています。その長老会が隠していた秘密が次々と暴露される中で、世界の真相が明らかになっていきます。

スキロスのヌース 

 泥クジラの住民は、巨大国家「帝国」の流罪人の末裔で、舵のない泥クジラで砂の海を漂泊し続ける運命にあったこと。砂の海を航海するにはヌースと呼ばれる特殊な生命体が存在する船でなくてはならず、帝国のヌースは人の感情を喰らうが、泥クジラのヌースだけは特別で“印”の命を喰らっていること。そして長老会はこれらを住民達に隠していたのでした。

シコンとシコク 

 なので秘密が明らかになった後、無能な無印に代わって印こそが泥クジラを先導すべきだと主張する者が現れたりするのも当然かと思われますが、舵がなく泥クジラを脱出する術がなかったので、秘密にしていたのも仕方がないかなとも。

皆で歌う 

 帝国の戦艦スキロスが泥クジラ殲滅のために攻撃を仕掛けてきた際、逆に沈めたスキロスのヌースから舵を受け取ったことにより、多大な犠牲を払いながらも泥クジラは舵を得て自律航行が可能となりましたが、それは印達が手を取り合って歌うことでなされるのでした。

リコス 
狂気のリョダリ 

 第三勢力も登場し、さあこれからどうなるというところで終わってしまいましたが、円盤売れるかなあ。ヒロインのリコスも本来帝国の人間ですが、野望の兄オルカや、狂気の幼なじみリョダリなど、なかなか濃いメンバーが周囲に居た模様。帝国の兵士達はヌースに感情を喰われてしまっているので人形のようですが、高官達はヌースの肉片を食べることで心を守れるようです。そもそもヌースは人工物なのか天然の存在なのか。

ネリ 
エマ 

 個人的に気になるのは泥クジラのヌースのメンタルモデルらしいネリとエマ。最初の普通の女の子だと思っていましたが、羽を広げたり幻影を見せたりと超常能力を発揮。双子のように似ている二人ですが、どちらか一方しか現れず、方向性も逆みたいなのでどういう関係か気になります。容姿も可愛いですが、なにしろCV加隈亜衣なので声がめちゃ可愛い。

オルカ 
イティア 

 それと脇役ですが戦艦スキロスの書記官だったイティア。オルカの記録係に昇格した後、なんと妻へと玉の輿コース。優しい子ですが、それ故に運命に翻弄されそう。オルカを庇って死ぬ未来が見えるような

聖杯大戦 

 最後に2クール放映した「Fate/Apocrypha」。こちらはバリバリに中二病ファンタジー。7人の魔術師がそれぞれ1騎のサーヴァントと契約して最後の一人になるまで戦うのがFateシリーズの「聖杯戦争」ですが、こちらは「Fate/Zero」「Fate/stay night」とは異なる世界線の物語で、大聖杯を強奪したルーマニアのユグドミレニア家と魔術協会が、それぞれ7騎のサーヴァントを召喚し、赤陣営と黒陣営に分かれて聖杯大戦を繰り広げます。

女帝セミラミス 

 赤と黒の大戦争かと思い、実際途中まではそうだったのですが、黒陣営のユグドミレニア家で当主や主力サーヴァントの退場により弱体化してからは、優勢なはずの魔術協会の赤陣営が実は只一人の男(シロウ・コトミネこと天草四郎)の野望に乗っ取られていたことが発覚し、その野望(全人類の救済)を成し遂げさせようとする側と妨げようとするジャンヌ・ダルク側の戦いになっていきます。

シロウとセミラミス 

 サーヴァントがサーヴァントを召喚したり、アサシンがキャスター以上に魔法を使ったりとか無茶苦茶なと思いますが、そういえば第一作の「Fate/stay night」でも同じようなことをやってたっけということで、このシリーズはほぼ何でもありなんですね。

ケイローンとフィオレ 

 何よりもスマホゲー「Fate/Grand Order」に登場するサーヴァンとが続々登場するのが嬉しかったですね。無課金でプレイしているものでなかなか手に入らないのですが、フレンドから助っ人で借りています。一応黒のライダー・アストルフォ(弱いのに最後まで生き残りやがった)、赤のキャスター・シェークスピア(得意技は言葉責め)、赤のバーサーカー・スパルタクス(味方ながらキモイの一言)は持っていますが、ジークフリート、カルナ、モードレッド、ジャック・ザ・リッパーといった強力なサーヴァントには欲しいけど手が届かず。

カルナ 

 後まだゲーム未登場のケイローン先生、アキレウス、セミラミスも是非登場させて欲しいです。まあ☆4とか☆5だからなかなか手に入らないのでしょうが。あ、アヴィケブロンは入りませんから(笑)。

玲霞とジャック 

 結局世界は元のままとなり、一部の魔術関係者を除いては誰も真相を知らない事件ということになりましたが、天草四郎の主張も間違っていなかっただけに、彼の願ってた世界がどういうものなのかというものも映像化してみて欲しかったです。

獅子劫&モードレッド 

 一番好きなカップリングは表では獅子劫界離&モードレッドでしたが、裏カップリングは六導玲霞&ジャック・ザ・リッパー。中原麻衣&丹下桜の母子関係最高でしたな。フィオレ&ケイローン先生も恋に落ちる寸前の美形教師と美少女生徒みたいで良かった。

ケイローンとフィオレその2 

 一番欲しいサーヴァントはケイローン先生。頭いいし礼儀正しいし強いし、何よりもコミュ力が高い。強さで言えば断然カルナなんでしょうが、コミュ力にやや不安が。ドM御用達のセミラミスは意外にもエルフ耳が可愛いのですが、普通の男には手に負えない感満載で。すぐ毒殺されてしまいそう。

怒りのアタランテ 

 はやみんがドスの効いた低い声で演じたアタランテは終盤の狂乱ぶりが見所。可哀想だったけど、好きかと言われればそれほどでもなかったかな。私がひねくれているせいでしょうが、物語の主役のジャンヌとジークは正直一番どうでも良かったです。

どうでもいい二人 
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