好きなアニメキャラ(その94):花畑よしえ(アホガール)

この一週間というもの、雨雨雨ばかりで「梅雨かよ!」とツッコまずにはおられません。いや梅雨だってこんなには降らないでしょう。加えてこれから季節外れの台風が襲来するという。スーパーやコンビニではコロッケが飛ぶように売れていたりして。

この台風コロッケという風習(?)、21世紀冒頭にインターネットから始まったようですが、イオンでは通常の5割増しで用意しているとか。商売は機を見るに敏でないといかんわけですが、「台風コロッケ」は既に世間一般に認知されたんでしょうか。

本日は2017年夏季アニメから「好きなアニメキャラ」第2弾。大方の予想を裏切って「アホガール」から花畑よしえさんを紹介しましょう。

とてつもないアホの子JK・花畑よしこがあっくんこと阿久津明(あくる)をはじめとする周囲の人物をトラブルに巻き込んでは凄まじい制裁を受けるのがお約束のギャグアニメでした。昔はギャグ漫画の主人公というとかなり残念な容姿のキャラというのが普通だったのですが、よしこの場合は黙って動かずにいれば普通に可愛いんですよね。

だから明の激しい制裁がちょっと女の子に対してあんまりじゃないかとも感じたとのですが、回を追うごとによしこのぶっとび具合やアヘ顔ならぬアホ顔がエスカレートしていったので、「ま、そうなるな」(by航空戦艦日向)という気分に。

そのよしこのママンが今回の主役の花畑よしえさん。登場は第一話から。最初はよしこのアホぶりに辟易している普通のお母さんかと思われました。


バナナでジャンキーみたいになるよしこに頭を抱えるよしえ。これは苦労が絶えませんなと同情したくなりますが、よしえさんにはよしえさんの野望がありました。よしこが幼なじみで優等生のあっくんとくっつく→あっくんが勝手に出世してお金を稼ぐ→老後も安心という(ルナ先生風チャート)。

よしこだって外見はわりと…なんですが、あっくんに言わせると「人間は猿に恋しませんよね」とのことで絶対無理なんだそうです。「ならせめてあの子を人間に…人間並みにしてあげて!」と泣くよしえさん。猿呼ばわりは容認するんですね。

「わかりました。なんとかします」というあっくんですが、「それでも無理なら…軽犯罪を犯させて刑務所にブチ込みましょう」と言われてこのよしえさんの絶望の表情。あっくんが見放したら打つ手なしということなのか。

しかしその後もよしえさんは「よしこ×あっくん」の野望を諦めてはいないことが2話以降明らかになります。そしてその行動も「流石はよしこのママン」と言わざるを得ないほどおかしいものになっていくのです。

身長は161センチで体重49キロ。なぜギャグ漫画でしかも脇役なのにこんなプロフィール設定が(笑)。年齢は明示されていませんが、あっくんにはアラフォーだと言われているので37、8というところでしょうか。もっと若く見えますけどね。

あっくんに近づく女性には非常な警戒心を露わにしており、よしこがこの作品の“良心”ともいえる隅野さやかを自宅に呼んだ際にはその可愛さに驚き「自分より可愛い子と一緒にいたらあっくん取られるわよ!」とよしこに警告します。まあよしこは「私の方が可愛いよ」と謎の自信を見せて無頓着でしたが。

そこであっくんに「気を付けて!ああいう大人しい子に限って、計算高く上物の男を狙ってるの!」と警告します。「そんなことはないかと…」と反論するあっくんに対し

「私はそんな女だったわよ!」と謎のカミングアウトをするよしえさん。何を言ってるんだこのおばさんは。

さらにさやかに「女の本性なんて下着を見ればわかるのよ!」と言い放ち、パンツを見せることを強要します。「もしあなたが子どもっぽい地味パンツでないのなら、それは男に見られることを意識していることになる。それすなわち男を欲しがっている証拠…!」


突如手錠を取り出して一瞬のうちにさやかの両腕をテーブルに拘束するよしえさん。この早業にはレイプマンもびっくり。「夫の初めてを奪ったこの技から逃れることは不可能」なんだそうです…っていらんわそんな豆知識(笑)。

ちなみにその初めてを奪われた旦那さんは現在単身赴任中で、月に一度しか家に帰ってこないそうです。本編には登場しませんが、その旦那さんは「何でこんなまともな人からあんなアホが生まれたんだ!?」とあっくんに言わしめたほどの真人間なんだそうなので、よしこがどうしようもないアホの子なのは十中八九よしえさんのせいだと思われます。結局さやかが自らパンツを見せたことで“疑惑”は晴れたようですが、小学生向けの綿パンでも穿いていたんでしょうか?

次のターゲットは風紀委員長。最後まで氏名不詳のこの人は、Gカップのグラマーで容姿端麗な上級生です。よしこの変態的行動から救って貰ったことであっくんに一目惚れすることに。それはいいのですが、その恋心が秘められていた性癖を覚醒させたらしく、無自覚にストーカーや住居侵入などの犯罪・変態行為を行いはじめます。この人をよしえさんが見逃すはずもありません。


風紀委員長の水着に油性ペンで乳首を書いて着られなくしようというえげつないよしえさん。このよしえ容赦せん!さらに乳首部分を鋏でくり抜こうとして、流石によしこの子分の龍一に止められます。

熟女好きの痴漢呼ばわりされて、それでも「楽しい旅行をこんなババアに邪魔させないっす」と叫ぶ龍一。だがその一言が死を招く。

「ババアと申したか?」こ、怖い…

「この小童がぁッ!!」と龍一をぶん投げるよしえさん。風紀委員長にもヒットして一石二鳥。とどめを刺しにいく寸前であっくんに止められましたが、後日よしえさんV.S.風紀委員長は第二ラウンドの幕が上がるのでした。

将を射んと欲すれば先ず馬を射よということで、あっくんの妹の瑠璃の後を付ける風紀委員長。これがもし男だったら問答無用でしょっぴかれてもおかしくないですね。


早速その不審行動を見つけるよしえさん。「何をしているの?」と背中を触った一瞬で風紀委員長のブラのホックを外したらしい。きっとJCの頃とかに友達にブラ外しやっていたに違いありません。


さらに擦れ違った瞬間に風紀委員長のパンティーを奪うよしえさん。なんという早業。くのいちでもやっていたんでしょうか。

そして「クソババア!」「変質者がぁぁ!」と罵り合って始まる壮絶な打撃戦。まるでスタープラチナV.S.ザ・ワールドみたですね。オラオラオラッ!!

しかしそこは年の功、一枚上のよしえさんが風紀委員長に有効打を与えます。

そして風紀委員長のスカートをめくってノーパン姿を晒させようとするよしえさん。この人どうやって自分の靴下を脱いだんだろう?

さらにこの表情である。もはやよしこを超えてあなたがナンバーワンアホガール(ガールじゃないけど)。

しかし風紀委員長も風紀委員長で瑠璃のパンツを奪って穿くというウソのような早業を見せていたので、両者痛み分けに終わったのでした。


「私も少し鍛えなおさないとね…」「決着はいつか着けるわ…」ってどこのバトルアニメだよ。

よしこも実は身体能力が極めて高く、あっくんと出会った幼少期はあっくんを圧倒していましたが、この母にしてこの子ということでしょうか。今では暴力でよしこを押さえ込めるあっくんですが、きっと凄まじい努力を重ねたんでしょうね。

CVはひよっちこと日笠陽子。本当にこの人は演技の幅が広いですね。幼女からおばさんまで、純真可憐から極悪サイコパスまでなんでも来いという。もし私が音響監督だったらキャストに必ず入れておきたいと思います。この人がいればモブキャラとかに困っても安心して任せられるし、番宣番組も面白くしてくれるし。

ちなみにニコニコアンケートで「アホガール」が「この夏、いちばん面白かったアニメ」1位に輝いたそうですが、二度に亘るよしえV.S.風紀委員長がこの結果に大きく貢献したことは間違いないでしょう。ちなみに風紀委員長のCVはすみぺこと上坂すみれ。激しいバトルを繰り広げた二人ですが、キャストの集合写真では仲良く並んでいます。その右はよしこを演じた主演悠木碧です。

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