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好きなアニメキャラ(その91):徭沙羅花(正解するカド KADO:The Right Answer)

雨模様でした

 干天の慈雨のような一日でした。こういう日がないと熱帯のような気候が続く日本の夏は耐えられないですよね。多少雨は鬱陶しいといえど、暑さと引き替えなら許せるというもの。

徭沙羅花その1 

 本日は2017年春季アニメからまだいるぞ好きなキャラということで、オリジナルアニメとはいえ全く先が読めない驚愕の展開を見せた「正解するカド KADO:The Right Answer」から徭沙羅花を紹介します

真道とヤハクィさん 

 この作品、内容を30字以内でまとめるならば「地球に来た高次元存在が、ぽっと出のJKにフルボッコされる話。」と言えましょうか。序盤を見た段階で誰かがそんな話だと予想したとして、一体誰が信じたでしょうか(笑)。面白いとか感動するといった点では議論の余地がありますが、意表を突かれたとか驚かされたという点では春アニメ随一だったのではないでしょうか。

異方人東京に現る 

 「異方」というこの宇宙の外から、カドと呼ばれる境界体兼異方とこの宇宙を繋ぐ変換機構に乗ってやってきたヤハクィザシュニナと、彼がもたらした異方の力によって世界は大きな変革を迎えますが、実は彼の真意は…という話で、要約すれば「只ほど高いものはない」ということになるでしょうか。切り詰めたら星新一風なショートショートになりそうです。

徭沙羅花その2 

 カドが羽田空港に出現した際、飲み込まれた飛行機にたまたま外務省が誇るタフネゴシエーター真道幸路朗が乗っていたことから、真道はヤハクィザシュニナ側の交渉官となることになりました。一方、日本政府側がカウンターパートとしたのが外務省交渉官の徭沙羅花でした。「徭」は「つかい」と読みます。

ツンツン沙羅花 

 まだ24歳で、外務省に入省して間もないと思われるのにもう役付きという超エリートですが、本作においては基本的に日本政府には人材は払底しているらしいので仕方がありません。

ツンツン沙羅花その2 

 実家は東京下町の彫金師で、ママンは早世してしまったようですが、彫金師の父と兄がいます。パパンには「炊事洗濯もできない粗忽者」だと心配されていましたが、大学時代に単身アメリカに留学するなど、非常にアクティブな娘でした。男所帯に女の子が一人なら、家事は得意になりそうな気もするのですが…もしやパパンや兄貴が高度な家事能力を持っていたのか。

沙羅花の変T 

 美人ですしスーツを着ているとカッコイイのですが、私服の趣味はやばいんじゃないかと思われる場面もあります。まずこの「くり」というTシャツ。

沙羅花の変Tその2 

 そして留学時代にも「うさぎ」というTシャツ。もしかすると「変T(変なTシャツ)」が好きなのかも知れませんが。美人なら何を着ても似合うから、センスを磨く必要がなかっという解釈もありか。昔の私の知人もそりゃあ美人で、「変T」集めが趣味だと言っていたので、「キュゥべえTシャツ」をプレゼントしたことがあります。 どうでもいい話ですがこれも「変T」ですよね。

キュゥべえTシャツ 

 真道とは同じ外務省職員だったにも関わらず面識がなかったようで、当初はかなりツンツンした態度で接していました。要するにツンデレで、後に真道とくっつく伏線的なものだったんでしょう。

ツンツン沙羅花その3 

 ヤハクィザシュニナと、彼がもたらすワムやサンサなどといった異方の技術に対し不安や懐疑心を持っており、その影響による混乱や変化の発生を危惧していました。若いに似ずコンサバな人なのかと思ったりもしましたが…

異方存在沙羅花 

 実は沙羅花さん、その正体はもう一人の異方存在でした。高次元世界というのが一つなのか、四次元とか五次元といった形で色々あるのか不明ですが、ヤハクィザシュニナの異方は、この世界(3次元)より37乗倍の処理速度と37乗倍の広がりを持つということで、仮に40次元ということにするとするならば、沙羅花も同じ世界から来たようです。

デレデレ沙羅花 

 異方では膨大な処理能力であらゆる事象を一瞬で処理できるため、常に情報に飢えるという状況にあるそうですで、沙羅花と仲間達は無数の「情報の繭」を創造しましたが、その一つであるこの宇宙の中で、たった一つの黄金の糸ともいえる特異点「人類」を作り出したそうです。

ネコとチビ沙羅花 

 沙羅花と仲間達は初期設定をした後は自然に任せるという形(ヤハクィザシュニナによれば異方では通常の対応)を取っていたそうですが、インテリジェント・デザインを唱える人達が、「宇宙・自然界に起こっていることは機械的・非人称的な自然的要因だけではすべての説明はできず、そこには“デザイン”、すなわち構想、意図、意志、目的といったものが働いている」と主張していますが、本作においては人からすれば神のごとき超高次元の異方存在が宇宙の初期設定を行ったということで、インテリジェント・デザイン説が正鵠を射ているということになります。

沙羅花の指環 

 そして自らこの宇宙という「情報の繭」に入ってきたのが沙羅花だったのです。地球に生命が誕生して以来様々な生物に転生しつつ世界を観察していたようで、最終的に特異点である人類に転生しました。右手の薬指に指輪をしていますが、これは異方存在としての力を封印していたもののようです。

敵わない沙羅花 

 この世界のファンだという沙羅花は、管理者でありながらあくまで一人の人間として人生を全うしたかったようですが、ヤハクィザシュニナの出現によって世界が動揺・変革することに危機感を覚え、真道が危機的状況に陥った時に遂に封印を解除し、もう一人の異方存在としてヤハクィザシュニナと対峙します。

ヤハクィさんに歯が立たない沙羅花 

 しかし、カドによって異方存在の力を全て保持してやってきたヤハクィザシュニナに対し、沙羅花は高次元世界から低次元世界である3次元世界に入るために、その力の大半を失ってしまった(ある異方存在は“自殺”だと言っていました)ため、まともに戦ってはヤハクィザシュニナの敵ではなく、危うく殺害されるところでしたが、それを身を挺して救ったのが真道でした。

ラブラブ沙羅花 

 直後、沙羅花は自ら作った空間に真道と共に逃げ込み、真道の治療を行いますが、それ以前に真道に好意を持っていたものが、ここで決定的に愛に変わった模様です。

思いっきり事後 

 真道の治療のはずなんですが…ほとんど“事後”になっています。お前は「瞳ダイヤリー」か!と大方の人にはさっぱりわからないツッコミをしつつ、構わず先に進みますよ。

照れる沙羅花 

 沙羅花と真道はヤハクィザシュニナを異方に帰す策を練り、天才理論物理学者品輪彼方と真道の部下の花森瞬を味方につけます。当初、作戦はヤハクィザシュニナを捕らえるものと思われましたが…

待ってたぜクロスカウンター 

 実は策を読んでいたヤハクィザシュニナ、あっさり裏をかいて真道を自ら葬ります。やはり神の如き異方存在に人間は無力だったのか。しかし、真道は自らの命を賭してさらに裏の裏をかく作戦を考案していたのでした。

真道ユキカ登場 

 突如出現した謎のJK。ヤハクィザシュニナの攻撃を意に介しない彼女こそが真道の切り札でした。この少女幸花(ゆきか)は、真道と沙羅花の娘で、ナノミスハインで相対時間をずらし、特定の空間で16歳に成長するまで育てられていたのです。育てたのは花森で、彼もしっかり16年間年を取っていました。26歳だったのに育児で終始した彼の人生は楽しかったのか。高校に通う年齢ではありますが、そんな状況では高校に行っているわけもないのですが、なぜにセーラー服なんでしょうか。もしや花森の趣味?

老けた花森 

 さすがのヤハクィザシュニナも「異方存在と人間の間に子供が!?」と驚愕していましたが、そもそもできるという根拠があってトライしたものなのかどうか。ただし沙羅花は普通に人間の子として生まれ育っていたので、そもそも身体自体は人間と変わらなかったのではないかと思われます。

二人の愛の結晶 

 それなら二人の間の子も普通の人間じゃないかと思いますが、なぜか「人類と異方存在の特異点」ということにされ、しかもヤハクィザシュニナよりも高次元の存在なのでした。どうしてそうなるのかが正直ちょっと私にはわかりませんが。例えば4次元人と2次元人の間の子供は3次元人じゃないかといった単純は発想しかできないもんで。

ザシュニナ顔芸その2 
ザシュニナ顔芸 

 その圧倒的な力でヤハクィザシュニナと消滅させ、カドをはじめ全ての異方の力を世界から消し去った幸花は、いずこともなく姿を消しましたが、品輪彼方も姿を消しているので、二人して異方にでも行っているのかも知れません。

効かぬのだヤハクィ 
JKビーム 

 24歳にして外務省交渉官、魔法少女の如きコスの異方存在、一児のママン、そして未亡人(ちゃんと結婚していないけど)になってしまった沙羅花。この先はどうやって暮らしていくんでしょうかね。ヤハクィザシュニナに異方存在であることをバラされていたので、普通に考えれば日本政府からいろいろ尋問されそうな気もしますが。でもヤハクィザシュニナほどではないにせよ異方存在は人間には手に負えないかも知れませんね。なんとなれば自分の空間を作って逃げてしまえるし。

子持ちに見えない沙羅花 

 終盤は真道を巡って沙羅花とヤハクィザシュニナが三角関係みたいになっていましたが、ヤハクィザシュニナが真道と同性を選び、沙羅花が異性であったことは結果的に決定的な差だったような気がします。なぜなら真道はノンケだったので。これでヤハクィザシュニナが女性を選択し、沙羅花が男性として生まれていたらこの展開はなかったことでしょう。沙羅花が女性として生まれてきたこと、それ自体がこの宇宙の回答だったのかも。

美人声優MAO 

 CVはM・A・Oこと市道真央。女優もやっていますが、最近は声優業に重点を移しているようでもあります。最近の活躍ぶりを見ると、なぜに「声優アワード」が無視しているのかが不思議なくらいです。あれだけ活躍していた早見沙織がなかなか受賞せず、去年ようやく助演女優賞を貰っていましたが、かの中村悠一も受賞していなんですよね。反面梶裕貴や小野大輔は二度も主演男優賞を受賞しており、やはり何らかの偏向があるような気がしてなりません。

美人声優MAOその2 


 それはともあれ2015年以降のM・A・Oのアニメ作品出演数は凄まじいものがあります。本人の実力もさることながら、やはりルックスがいいということはイベントなどに際しても有利なんでしょうか。本作ではOP「旅路」も歌っていましたが、歌も得意なんですね。もはや無敵じゃないか。

美人声優MAOその3 

 仮に実写化されたとしたらこの人はそのまま沙羅花を演じられそうですよね。

沙羅花その2 
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