万能鑑定士Qの事件簿Ⅳ:「催眠」シリーズ主人公・嵯峨敏也登場

大暑です

 本日大暑。曇天で暑さはやや控えめでしたが、これまでもう充分暑かったですからね。しかーし、これから立秋までが暑さのピークと言われます。しかし関東あたりでは処暑の頃までピークが続くような気がします。暦の上では秋とかいってもそんなの関係ねえ!というのが関東の夏のやり方。処暑を過ぎたら涼しいかといえば、別にそういう訳でもないのですが、日が徐々に短くなってくるのが救いですね。

大暑が来ると言うことは 

 本日はまたまた松岡圭祐の「万能鑑定士Qの事件簿Ⅳ」。ⅠとⅡの頃は春だった東京は、Ⅳでは初夏になっています。ということで、一連の事件はわりと短期間に起きているんですね。例によって文庫版裏表紙の内容紹介です。

万能鑑定士Qの事件簿Ⅳ 

 希少な映画グッズのコレクターの家が火事になり、プレミア品の数々が灰になった。翌朝、やはりレア物のパンフレットやポスターを扱う店が不審火で全焼する。連続放火魔の狙いは、かつて全国規模でヒットを飛ばしながら存在を封印された1本の邦画だった。ミリオンセラー『催眠』の主人公、カウンセラー嵯峨敏也が登場、凜田莉子との初顔合わせを果たす。頭脳明晰な異色コンビが挑む謎とは? 書き下ろし「Qシリーズ」第4弾!

 ノストラダムスの大予言 ポスターその2

 ということで、狙われているのは1974年公開の東映のトンデモ特撮映画「ノストラダムスの大予言」のポスターでした。1974年の邦画部門の興行収入第2位で、まさかの文部省(当時)推薦映画でもありました。

ノストラダムスの大予言

 原作となっている五島勉の「ノストラダムスの大予言」は、1973年に祥伝社から発行されてベストセラーになり、、1999年7の月に人類が滅亡するという解釈を掲載したことにより、実質的に日本のノストラダムス現象の幕開けとなりました。「ちびまる子ちゃん」でもノストラダムスショックの話がありましたが、私も友人達とコワーイコワーイと騒いだ記憶がありますが、翌日から何事もなかったかのように日常生活を送ったような気がします。子供にとって20数年語というのはあまりに遠かったのかも知れません。

ノストラダムスの大予言 ポスター 

 前年の「日本沈没」の大ヒットを受けて東宝が製作したパニック映画の第二弾で、原作からはかなり離れたフィクション脚本による娯楽性の高い作品となっています。劇中、ニューギニアの原住民が被曝して食人鬼化して探検隊に襲いかかるシーンや、核戦争で滅亡後の世界に放射能で異形の姿となった新人類が描かれていますが、これが実際の原爆症による奇形をデフォルメしたものではないかと取り沙汰され、被爆者団体や反核団体から抗議を受けました。その影響でビデオ化やDVD化はされていませんが、完全ノーカット版の海賊版ビデオが出回った他、海外では"Last Days of Planet Earth" または "Catastrophe 1999" というタイトルで公開され、ビデオソフトやLD、DVDなどが発売されており、比較的容易に入手可能だったりします。

ルパン三世 念力珍作戦 

 ちなみに同時放映は「ルパン三世 念力珍作戦」。ルパン三世を目黒祐樹、次元大介が田中邦衛、峰不二子を江崎英子、銭形警部を伊東四朗が演じるという。「念力珍作戦」は、「何か時代性のあるタイトルにしろ」という東宝側の指示で、当時流行していた超能力ブームにかこつけてスタッフがつけたもので、内容とは特に関係ないようです。ルパンがワルサーP38ではなくワルサーPPKを使用しているなど、なかなか香ばしい作品のようです。

catastrophe1999.png 

 「ノストラダムスの大予言」のポスターは映画が封印状態になったこともあり、好事家の間ではかなりの高値になっているということですが、それを狙った連続放火事件が発生します。莉子は映画マニアが保険会社から保険金を受け取るためにポスターの価値の鑑定を依頼され、嵯峨は警察から犯人の心理状態などの分析を依頼されます。この二人が出会い、共に行動したら事件はたちどころに解決…と言いたいところですがそう簡単にはいきません。

ニューギニアの食人鬼 

 嵯峨と莉子、警察が見張って密室状態なのに燃やされるポスター。持ち主がちょっと目を離した隙に持ち出され、燃やされるポスター。そして持っていることを知られていないはずなのに燃やされるポスター。単独犯ではないことは明かですが、どうやってポスターの在処を探知しているのか。そして何のために焼いているのか。

新人類 

 そして莉子が辿り着いた結論。犯人は…まさか嵯峨なのか!?オチは読んでいただくとして、わかってみれば確かに色々と思い当たる節があります。どんなミステリーを読んでいてもそうなんですが、その時はスルーしてしまうのですよね。その辺りが探偵になれるかファンにとどまるかの瀬戸際なのかも知れませんが、莉子には探偵の才能がありますね。ここまで、犯人は莉子を恨むどころか、出逢えて良かったと思うばかりです。莉子が美人だからということもないわけではありませんが、なによりも莉子の心の清らかさが犯人を浄化しているようです。私も出逢いたいものですね、心が清らかな美人さんに。

莉子の浄化イラスト 
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