好きな声優さん第5期(その7):安済知佳~ショートカットが似合う麗人声優

いやあ梅雨明け前というのにアツゥイ!ですね。夏季アニメも続々と開始されていますが、リアル明里パパンが「アホガール」を勧めてきました。リアル明里ちゃんも見ているならば見ずばなるまいと第一話を見たのですが…ヒロインの花畑よしこは想像の斜め上を行くとてつもないアホでした。

その特大のアホを早大卒のインテリ声優悠木碧が演じています。相方(ツッコミ)の阿久津明は杉田智和。杉田は悠木碧を「こども先生」と呼び、天敵的存在だとしていますが、そのせいかツッコミのキレが凄まじい気がします。まあ本当に仲が悪いわけではないと思いますが、もしはお気に入り声優のやみんが演じていたとしたら同様のツッコミが入れられるかどうか。見かけは可愛い女の子にもの凄い暴力を振るっていますが、よしこは特大のアホだからしょうが無いかなと思ってしまいます。

本日は一ヶ月にぶりに「好きな声優さん」です。今回は「クズの本懐」でちょいエロ演技とともにその声質が好きになった安済知佳を紹介します。

安済知佳は1990年12月22日生まれで福井県出身。小学5年生の頃に声優の存在を知り、中学生の時にエイベックス・アーティストアカデミーに応募し入所しました。当初は福井県から東京まで通っていましたが、15歳で単身上京し、籍を置いている福井県の高校に通うため月に1度福井に帰郷するという生活を送っていました。月イチの通学で大丈夫だったんでしょうかね?

2009年、テレビアニメ「あにゃまる探偵 キルミンずぅ」のメインキャラクター、御子神ナギサ役でデビューしました。2014年には、テレビアニメ「棺姫のチャイカ」のチャイカ・トラバント役で初主演しています。しかしどちらも見てないんですよね…

趣味はショッピングと散歩、ゲーム攻略本の熟読だそうで、特技はブラインドタッチとサスペンスの犯人当て、跳び箱のネックスプリング(首跳ね飛び)。福井出身ということで「ちはやふる」では、主要登場人物で福井出身の綿谷新の幼馴染・由宇を演じた他、福井弁の方言指導を担当しました。2013年の「ちはやふる2」及び2016年の実写映画版でも方言指導を務めているという。

安済知佳が井澤詩織と一緒にやっていた「クズの本懐」の番宣ラジオ「クズの女子会」は、内容が大変面白かっただけでなく、声質の素晴らしさを見せつけてくれたなあと思います。そのわりに、私が視聴した役は結構やさぐれていたり、ひねたような声での演技が多く、彼女の魅力に気付かなかったんですが、読めなかった、このリハクの目をもってしても!!

それでは私が知っている安済知佳の演じたキャラです。例によっておおむね年代の古い順です。まずは「生徒会役員共」の海辺ナナコ。

三葉ムツミが部長を務める柔道部の部員で、手首を捻挫してドクターストップしたことにより、聖地会長の天草シノが代理で練習試合に出場することになっていました。またインターハイ出場に際しての壮行会では挨拶を担当しましたが、緊張のあまり噛みまくっていました。

次に先に話題にした「ちはやふる」の由宇。なんと姓は不明。綿谷新の隣家の女の子で、幼馴染です。千早が見かけはやたら都会的美人なのに対し、いかにも純朴な田舎娘的風貌です。

千早に競技カルタを教えた新がカルタを辞めたと聞いて福井まで駆けつけた千早と太一にその理由を説明しました。家が隣で同じ高校(藤岡東高校)に通っていてクラスも一緒。まるで福井の藤崎詩織ですが、この子はいつも一緒に帰ってくれそうです。なお安済知佳は太一の彼女ほか多数の脇役を受け持っています。

「響け!ユーフォニアム」の高坂麗奈。やっと来た主要にして美人キャラです。担当はトランペットで、パパンがプロの音楽家ということもあって、それに触発されて幼少時からトランペットを吹いていたので部では一番のトランペッターです。同時に一番の美少女かも。

主人公の黄前久美子とは同じ中学で同じく吹奏楽部に所属していましたが、コンクールでダメ金をとった時には悔しさで落涙していた麗奈に、余計な一言を言ったために溝ができていました。高校では一気に親しくなって、もはや百合を疑うレベルに達しています。

といっても麗奈ノンケで、吹奏楽部顧問の滝昇を敬っており、滝が赴任するのを知ったことをきっかけに名門校の推薦を蹴って北宇治高校へ入学したほどを選ぶほど愛しています。

コンクールを前にした合宿で、滝の大学時代の友人であるフルーティストの新山聡美が指導に来た時は、二人の仲の良さを目の当たりにしてレイプ目になっていました。


クール美人の見た目とは裏腹に性格には激しい部分があり、喜怒哀楽がかなりはっきりしていてラテン的気質かも。どうでもいい話ですが、お付き合いするなら中世古香織か斎藤葵あたりがお勧めです。はやみんが演じた部長の小笠原晴香はルックスがちょっと残念なので…

「クオリディアコード」の千草明日葉。千葉都市の首席でランキングはダントツ1位の天河舞姫に次ぐ2位。兄で次席の霞に作戦立案や出撃準備を丸投げしており、自分は寝転びながら漫画を読んでいることが多いというぐうたらぶりを見せています。

普段は言動がけだるげですが、戦場においては二丁拳銃で縦横無尽に駆け回るトリガーハッピーになります。〈世界〉と呼ばれる特殊能力は物質の運動制御で、銃撃との相性が良く、物体を制止させる形で多用しています。

霞に対しては普段はぞんざいな扱いをしていますが、本心では大切に思っており、霞を殺害しようとした大國真昼には怒りと殺意を向け、遺体の欠片も残さず焼き尽くしました。

ママンは人類軍(「よはねす軍」に改称させられていますが)総司令の千草夜羽。ちなみに「よはねす」は夜羽の仇名です。別れた時が幼かったため、夜羽のことはをほとんど覚えておらず、再会した際には接し方に戸惑っていましたが、夜羽の負傷を契機に自分の母であることを実感していました。

最終決戦では人類を裏切った八重垣青生と交戦。<世界>が使えない状態にされて圧倒されますが、最終的に絞め落として勝利しました。安済知佳にも兄がいて、結構兄ラブなんだそうなので、ぴったりの配役かも知れません。

「クズの本懐」の安楽岡花火。主人公なんですが、タイトルの「クズ」とは実はクソビッチ先生こと皆川茜だったんではないかと思います。本懐遂げてたし。高校2年で成績優秀で特進クラスに属しています。ひたむきで家庭的な性格。

母子家庭で、鐘井鳴海を幼いころからお兄ちゃんと慕っていました。教師として花火の学校に赴任し、しかも担任になって超ラッキーだったんですが、鳴海は茜に恋心を抱き、距離を縮めて行きます。花火は、昔から茜が好きだった粟屋麦と互いに似たところがあるのを感じ、お互いを好きにならないこと、どちらかの恋が実ったら別れること、そしてお互いの身体的な欲求にはどんなときでも受け入れることを条件に付き合っている振りをすることになります。

麦とのカップルは周囲から「お似合い」と思われる美男美女同士で、しかも絵鳩早苗からは真剣な百合愛を寄せられています。一見爆発すべきリア充なんですが、本人的には唯一欲しい鳴海が手に入らないという。

“お互いの身体的な欲求にはどんなときでも受け入れる”という条件の流れで、麦とはいわゆるウッフンシーンが多く、また早苗とも百合シーンが続出。喘ぎまくる花火の声は花澤香菜に似ていたともっぱらの評判でした。確かに声質は似ているけど、ざーさん(と事務所)がこういう役を受けるとはちょっと思えなかったので、最初から違うと思っていましたよ。

この役を演じるにあたっては、心に期するものがあったと思いますが、演技力の高さをしっかりと見せてくれたと思います。モノローグが非常に多い花火でしたが、その声がとっても綺麗で。

色々あった挙げ句、最後は“本物”を探して生きて行こうと決意した花火。なんだかんだ言ってもB止まりだったのでまだ処女。「処女のお通りだよ!!」(by日笠陽子)

最後にまだ放送中ですが「サクラクエスト」の緑川真希。東京では小劇団に所属し、2時間ドラマ「おでん探偵気休め事件簿」に脇役で出演したりしていました。しかし芽が出ず、故郷である間野山に戻ってきました。

大学を辞めて芝居の道に進んだことから父と不和で、実家には戻らずログハウスで寝起きしています。間野山では「おでん探偵」としてそこそこ有名ですが、言われるのは好みません(そりゃそうだ)。売れない女優だったせいで数々のバイトを経験しており、裁縫からテントの組み立てまで一通りこなします。そのため町おこしガーズルの中では「ガテン大臣」に任命されます。

当初はかなり斜に構えていましたが、他の4人もそうですが、町おこしに奮闘する間に次第に変わっていきます。後輩女優の澤野萌からはカムバックを期待されていますが、今後どうすることやら。町おこしガールズの活動は、国王である小春由乃の在任期間のみと思われるので、その後は女優に復帰するかも知れませんね。

けだるげ、やさぐれ系女子を演じる機会が多いような気がする安済知佳ですが、地声は花澤香菜系の綺麗な声なので、ぜひ生粋の清純系の役なんかもやって欲しいです。

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