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2017年春季アニメ序盤の感想(その2):2本切っても日曜日はスーパーアニメタイム

ポピーの草原

 遅まきながら5日に70万アクセスを突破しました。いつもなら過去の数字をいろいろ並べるのですが、なんかそういうモチベーションがなくなってしまったので、簡単にご報告のみ。

正解するカド序盤 

 それでは昨日に続き、2017年春季アニメ序盤の感想行ってみましょう。残り4作品です。まずは「正解するカド KADO:The Right Answer」。5話まで視聴。東映アニメーションのオリジナルCGアニメです。この宇宙の外(異方)から来たカドという名の巨大な正六面体とその所有者であるヤハクィザシュニナと名乗る謎の人物が、異方から電力を無限に取り出せるというワムという装置を無償提供したことから起こる騒動を描いています。

巨大なカド 

 絵柄やストーリー展開的にリアル指向のように見えますが、純然たるファンタジーとして見た方がいいと思います。登場人物が増えすぎても覚えきれないので仕方がないかも知れませんが、日本政府に人いなさすぎ。あと各国がエネルギー問題を一挙に解決できそうなワムを日本が独占する状態が気にくわないのは当然としても、全世界対日本という構図があんなに素早く簡単に生まれるかどうか。むしろ日本にワムを分けてくれることを期待してすり寄ってくる国が出てきてもおかしくないと思います。国連幻想って日本に特有なのかも。

神々自身 

 対人間のインターフェイスらしいヤハクィザシュニナの目的とか意図も不明ですね。“只より高いものはない”ということわざがあります。英語だと“ There’s no such thing as a free lunch.(無料のランチなんてない)”になるそうですが、無限の電力の無償提供なんて絶対ウラがあると思うのですが。パラレルワールドとの物質交換により無限のエネルギーを得るというアシモフの「神々自身」を思い出します。

ひなこのーと序盤 

 「ひなこのーと」。5話まで視聴。「ごちうさ(ご注文はうさぎですか?)」難民救済作品の最右翼と目されます。口下手であがり症のため、田舎ではかかしをやっていた桜木ひな子は、これを克服するために憧れの藤宮女子高校の演劇部に入ろうと上京しました。入居したアパート「ひととせ荘」や学校の仲間と繰り広げられる、“同居型演劇コメディ”です。

 ナイスバディひな子さん

 ポスト「ごちうさ」なのでキャラは当然全員可愛いですが、ヒロインひな子がやたらナイスバディなのが特徴。CVM・A・Oはお姉さんキャラが得意かと思いきや、こういう思いっきり萌え萌えなキャラもやれたんですね。メインキャラ5人組「劇団ひととせ」が歌うOP「あ・え・い・う・え・お・あお!!」とED「かーてんこーる!!!!!」も非常にあざとい…もとい、可愛くてインパクトがあります。

ひなこのーとの中の人達

 イベントなんかでも人気を集めようという意図はキャスティングからも見え見えです。女優出身のM・A・Oの他、天使声優小倉唯とか「それが声優!」で小花鈴を演じた美人声優高野麻里佳などを揃えています。小倉唯にだけわざわざメイド服を着せるこのあざとさよ(笑)。だがそれがいい。

真雪ちゃん 
最高に可愛いメイド姿の小倉唯

 一応あがり症克服とか文化祭で劇をやるとか当面の目標があってそれに向かっているのでストーリー性がないわけでもありません。個人的にはひな子よりも小柄なメイド少女真雪(CV小倉唯)がお気に入りです。

顧問の黒柳ルリ子 

 ロリキャラは真雪で決まりかと思いきや、演劇部顧問で名子役の小学四年生・黒柳ルリ子という真性ロリがいました。いくらなんでも小学生に師事するなよ女子高生。

ソード・オラトリア序盤 

 「ソードオラトリア」。「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか(ダンまち)」の外伝で、「ダンまち」では脇役だったロキ・ファミリアがメインとなっています。冒険者のランクは大半がレベリ1、現時点での最高峰はたった二人しかいないレベル7であるところ、ロキ・ファミリアにはレベル6を含む高レベルな冒険者が多数在籍しており、最強ファミリアの一角と目されています。

ロキ・ファミリア 

 「ダンまち」の主人公ベルの想い人となった剣姫・アイズが主人公となっていますが、同じファミリアでアイズを慕うエルフの魔導士レフィーヤの視点から描かれています。「ダンまち」ではメインヒロインなのに全然しゃべらなかったことで有名なアイズですが、本作では前作の数倍くらいしゃべっています。が、基本無口なのでそれでも饒舌とは言い難く。

本気を出すレフィーヤ 

 基本本作の各話は「ダンまち」各話に対応しており、「ダンまち」の裏側では実はこういうことが起きていたということが判るので、「ダンまち」ファンには大変面白い構成になっています。ベルやヘスティアもたまに登場しますし。

エロマンガ先生序盤 

 最後に今季最大の注目作となっているのではないかと思われる「エロマンガ先生」。タイトルのインパクトで視聴を決定し、後から「俺の妹がこんなに可愛いわけがない(俺妹)」の原作者伏見つさかの作品であることを知りました。絵も「俺妹」と同じ絵師。

正宗と紗霧 

 「俺妹」でも桐乃がラノベを書いてヒットし、アニメ化の企画が持ち上がるという展開がありましたが、今回は主人公の和泉正宗が高校生ラノベ作家で、引きこもりの義妹(中学生)の紗霧が「エロマンガ先生」でイラストを担当していました。お互いその事実を知らなかったものが一気に判明したことでストーリーが展開してきます。今回はいわゆる「みゆき」型で血が繋がっていないので、恋愛モードになっても安心(?)ですね。

山田エルフ先生 

 超売れっ子の中学生ラノベ作家山田エルフとか、やたら早熟の天才が登場してきますが、なんとなくキャラの構図が「俺妹」に似ているような気がします。山田エルフは黒猫枠、正宗の幼馴染みの高砂智恵は地味子(田村麻奈実)枠なんじゃないでしょうかね。「俺妹」では主人公京介のCV中村悠一、本作では主人公正宗のCV松岡禎丞と実力派を据えており、伏見つかさは作品の出来に定評があるので安心して見ていられる気がします。

紗霧とエルフ 
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大変ご無沙汰しました!

色々とゴタゴタしてて自分トコの記事書くので手一杯でした(笑)
いくつかの記事を横切っちゃいますがご容赦ください。


>新世界より

2012年秋アニメでNo.1でした、自分的には。
原作が小説ですがラノベじゃなく内容が濃いですね。
結局、人間の最大の敵は人間だったっていう・・・深い業を感じました。
全体的に不気味な雰囲気でゾクゾクしながらみてましたっけ(笑)



>風夏が面会拒否中にしばしば登場した風夏ママン、やたら若くて風夏そっくり

あぁ、涼風(すずか)ですな。実は前々作のヒロインでタイトルもズバリ「涼風」です。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B6%BC%E9%A2%A8_(%E6%BC%AB%E7%94%BB)
作者の一番のお気に入りキャラのようで、自分の大好きな前作にも登場してましたっけ・・・(笑)
高校時代に風夏を身籠っていたので母娘の年齢がメッチャ近いんですよ。
ちなみに、「涼風」も2000年代にアニメ化されてます、前作(今作も?)同様に話題にならなかったようですが・・・



>茜先生こと皆川茜を紹介しましょう。綺麗な先生は好きですか?たりめーよ、べらぼうめぇ!エロゲー・ギャルゲーで攻略可能な女教師を攻略しなかったことがないZE!

前期のNo.1アニメでした自分的には。原作は全部持ってますが円盤を買おうかどうか悩むくらい入れ込みました(笑)
自分は麦目線で見ていたんですが、麦にも口説けるチャンスはあったと思ってます。エロゲ―を作って欲しいですね~~~
キャラ絵が大好きです。


>「アマガミ」の高橋麻耶先生

偶然ですが先日アマガミのゲーム(PSP)買っちゃいました(笑)
ゲームでは攻略不可みたいですがドラマCDに先生ルート(?)があるみたいで・・・

>エロゲー・ギャルゲーで攻略可能な女教師を攻略しなかったことがないZE!

自分は相変わらず積みゲー状態で、よく考えたらゲームで女教師って同級生シリーズだけなんですよね、自分がやったのは。
他にイイものありますか?
あ、ときメモ2は積んであります(爆)

Re: 大変ご無沙汰しました!

 junkyさんこんにちは、いらっしゃい。ご多忙中わざわざおいでいただきありがとうございます。

> >新世界より
>
> 2012年秋アニメでNo.1でした、自分的には。
> 原作が小説ですがラノベじゃなく内容が濃いですね。
> 結局、人間の最大の敵は人間だったっていう・・・深い業を感じました。
> 全体的に不気味な雰囲気でゾクゾクしながらみてましたっけ(笑)

 今頃見たんですが、流石原作がしっかりしているだけあって見応えがありました。種田梨沙の出世作でもあるんですが、以後のブレイクぶりを見れば頑張った甲斐があったということでしょう。しかし今は長期病休中…快癒&復帰を心から祈念しています。

 バケネズミの真実を知ってもやはり関係はそう簡単に改められないでしょうね。呪力を放棄したら多分人間の方が駆逐されてしまうでしょうし。キャッチコピーの「偽りの神に抗え」が、村の体制に逆らう早希達のことを指しているのかと思いきや実は…という構造が素敵でした。バケネズミはいつか願いを叶えるのでしょうか。人間側も過去の知識を忌避してばかりはいられないと思いますが。

> >風夏が面会拒否中にしばしば登場した風夏ママン、やたら若くて風夏そっくり
>
> あぁ、涼風(すずか)ですな。実は前々作のヒロインでタイトルもズバリ「涼風」です。
> https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B6%BC%E9%A2%A8_(%E6%BC%AB%E7%94%BB)
> 作者の一番のお気に入りキャラのようで、自分の大好きな前作にも登場してましたっけ・・・(笑)
> 高校時代に風夏を身籠っていたので母娘の年齢がメッチャ近いんですよ。
> ちなみに、「涼風」も2000年代にアニメ化されてます、前作(今作も?)同様に話題にならなかったようですが・・・

 おお、作者ワールドの中でちゃんと繋がっているんですね。それは知りませんでした。かつてのヒロインの娘を早世させてしまうなんて、いけずな作者なんですね(笑)。エロゲーメーカー「オーバーフロー」の作品群みたいですね。登場キャラの多くを血縁関係にしてしまう沢越 止の恐ろしさよ…

> >茜先生こと皆川茜を紹介しましょう。綺麗な先生は好きですか?たりめーよ、べらぼうめぇ!エロゲー・ギャルゲーで攻略可能な女教師を攻略しなかったことがないZE!
>
> 前期のNo.1アニメでした自分的には。原作は全部持ってますが円盤を買おうかどうか悩むくらい入れ込みました(笑)
> 自分は麦目線で見ていたんですが、麦にも口説けるチャンスはあったと思ってます。エロゲ―を作って欲しいですね~~~
> キャラ絵が大好きです。

 「クズの本懐」は。安良岡花火を狂言回しにしつつ、実は愛を求めて彷徨い続ける迷い子・皆川茜が真実の愛に出会う物語だったのではないかと。そもそも花火は言うほどクズとは思えなかったし、「クズの本懐」のクズは皆川茜のことだと解釈すれば素直に納得できます。クズ中のクズのクソビッチ先生ですからね茜さんは。でも好き。本懐を遂げて良かったですね。


> >「アマガミ」の高橋麻耶先生
>
> 偶然ですが先日アマガミのゲーム(PSP)買っちゃいました(笑)
> ゲームでは攻略不可みたいですがドラマCDに先生ルート(?)があるみたいで・・・

 そうなんです。先生とみれば手を出さずにはいられない(ただしゲームにおいてのみ)ので手を出してバッドエンド直行でした。ダウンロード販売されているファンディクス(ちょっとおまけ劇場)ではその前後の話が展開されているようですね。先生がデレるらしいです。

> >エロゲー・ギャルゲーで攻略可能な女教師を攻略しなかったことがないZE!
>
> 自分は相変わらず積みゲー状態で、よく考えたらゲームで女教師って同級生シリーズだけなんですよね、自分がやったのは。
> 他にイイものありますか?
> あ、ときメモ2は積んであります(爆)

 私が女教師を堕としたのは、「同級生」「同級生2」「下級生」の他は「君にステディ」くらいですかね。女教師に限らずお姉さんキャラは好きです。アリスソフトの「大番長」にも女教師はいたけど、あれはちょっと…。エロゲではありませんが、「ときメモ2」の麻生華澄は難攻不落でしたね。やはり生徒と教師の恋愛はあれくらい困難でないと。でも実は八重花桜梨の方が好き(笑)。
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