2017年春季アニメ序盤の感想(その1):久々に視聴打ち切りが出てしまいました

昨日5日は立夏ということで、暦の上ではもう夏です。正直真夏もこのくらいの気温だったらどんなにいいかと思いますが、そうは問屋が卸さない。札幌だって真夏はもっと暑いですしね。

本日は2017年春季アニメ序盤の感想です。なにしろ視聴開始したのが10本もありましたので、毎週日曜日はスーパーアニメタイムだぜと思っていたのですが、なんと早くも2本視聴打ち切りと相成りました。

打ち切り作品その1「覆面系ノイズ」。2話で視聴打ち切り。3話が評価ラインとされるなか、あまりに早い打ち切りとなってしまいましたが、もう耐えられませんでした。そもそもバンド系はあんまり好きではなかったのですが、「はやみん枠」ということで冬季の「風夏」、春季の本作と視聴してきたのですが、「風夏」はともかく本作はダメでした。1話でダメだったんだけど我慢して2話を見たらもっとダメになりました。「いやいや全然見られるZE!」という方は皮肉でなくぜひ視聴を継続していただきたい。今季唯一のはやみん主演作なので。

打ち切り作品その2「フレームアームズ・ガール」。4話で視聴打ち切り。可愛い自律型フィギュアを愛でる作品と打ち切れば見て見られないことはないんですが、当初「プラレス三四郎」とか「機動天使エンジェリック・レイヤー」的な内容を期待していたので、バトルシーンが予想以上に少なく、またワンパン終了的な短さだったのががっかりでした。可愛い女の子を愛でる作品としては「ひなこのーと」があるのでこっちはもういいや、という感じです。りえしょんのOPは良かったんですが…

続いて視聴継続中の作品。まずは「つぐもも」。5話まで視聴。朝とかゴールデンタイムにやればいいじゃないという内容なのと、冒頭は正直あまり面白くなかったのでボーダーラインにいた作品です。女性キャラがあんまり可愛くないんですよね。あと小学生レベルの下ネタぶっ込みすぎ。

ただし3話以降話が回り始めたのと、17歳のお姉ちゃん(井上喜久子)がナレーションをやっているので取りあえず視聴継続。きっこさんはいろんな所で起用されており、アダルト版くくりの他、1話内のテレビの番組に登場していたアイドル役で「17歳です♡」と言っていたのが微妙にツボでした。

「終末なにしてますか?忙しいですか?救ってもらっていいですか?」。略称というか通称「すかすか」。4話まで視聴。ストーリーといい、キャラデザインといい、今のことろ一番好きな作品です。美少女妖精を兵器として使い捨てにするという中二病設定があざといといえばあざといですが、だがそれがいい。

本作で最高だと思うのは、17歳なのに娘は19歳という、「母より年長の娘」を持つジャギ兄さんがぶち切れそうなお姉ちゃん(井上喜久子)の起用法です。ナイグラートというキャラ、若くて可愛らしくて実にいいですね。お姉ちゃんはこういう役で起用するべきだと私は前々から思っていましたよ。ちょっと喰人鬼(トロール)というだけで…(笑)。

あとヒロイン・クトリが可愛いですね。こういう子を悲惨な戦闘に向かわせて終いには自爆を強要するというド外道設定。だがそれがいい。CV田所あずさには頑張って欲しいですね。主人公のヴィレムも元準勇者という微妙な過去があるので、クトリ達が死なない算段を立てようとしてますが、どんどん死なれてダークサイドに堕ちしてしまうという展開も個人的にはありですね。

「サクラクエスト」。P.A.WORKSお得意の「働く女の子」シリーズ第三弾。前作「SHIROBAKO」の成功にあやかったのか今回も女の子5人組がメインキャラとなっています。寂れた田舎町「間野山」のミニ独立国「チュパカブラ王国」の国王(観光大使)となった木原由乃と仲間達の町おこし奮戦記となっています。主人公の由乃は「SHIROBAKO」の主人公宮森あおいとルックスが良く似ている感じがします。

他は観光協会職員のしおり、元売れない女優で帰って来た真希、引きこもり気味のオカルトマニアの凛々子、都会に疲れて田舎に来たけど虫嫌いなWEBデザイナーの早苗。「SHIROBAKO」5人組は高校のアニ研仲間でしたが、「サクラクエスト」はそれとは違って、もともと知らない同士(しおりと凛々子は顔見知りだけど)なので、関係はゆるゆると作られている最中ですが、2クールやるなら問題なし。というか2クールやらないとヤバイですよ。

舞台となる間野山町はどこにあるのか今のところはっきり描写されていませんが、しおりが「だんないよ」と富山弁をよく使うのでP.A.WORKSの地元でもある富山県なんじゃないかと。「true tears」や「クロムクロ」も富山県が舞台でしたっけ。「クエスト」というだけあって妙にファンタジーというかRPG風のタイトルが並びます。間野山だって「魔の山」だし。

最後に「クロックワーク・プラネット」。4話まで視聴。寿命が来た地球を全て歯車で再構築したことで命脈を保っているというとてつもない世界のお話です。とりあえず序盤は壊れてパージされそうになっている京都を救うという話でしたが、2000万人もの命運を担ってるわりに主人公ナオトが脳天気でぶっ壊れているのでオイオイと思いますが、本人からすればいきなり巻き込まれているので仕方ないかな。

本作の最大の魅力はメインヒロイン・リューズ。約1000年前に製造されたオートマタ(自動人形)であるInitial-Yシリーズの壱番機で、200年以上誰も直せないまま眠り続けていましたが、「異常聴覚」の持ち主であるナオトが修理したためマスターとして仕えています。もの凄い毒舌家なのでとてもしもべとは思えませんが、これもツンデレなんでしょう。CV加隈亜衣の声が素敵です。この人の声は丹下桜に似てる気がします。それで残る4本は次回に。

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