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若き日の高岡早紀(その2):ウィスパーボイスとダイナマイトボディの誘惑

コンサートビデオ「真夜中のバレリーナ」
 
 こんな時間ですが本日の記事を記載させていただきます。いろいろと事情がありまして…。爽やかな秋の朝の更新もおつなものですよ(たまには)。

 何と今回140回目の記事です。うーん、話題ってすぐ尽きるようで、探せば色々あるものですね。エッセイを連載している作家さんの気持ちがちょっとだけわかったような気がします(僭越な!)。

 それでは昨日に引き続き高岡早紀の音楽作品について語りたいと思います。高岡早紀といったらあのダイナマイトな体だろうとか大胆フルヌードだろうとおっしゃる方々もいらっしゃるでしょうが、音楽から撤退した後の高岡早紀については他の方にお任せしたいと思います。

黒い水着の早紀

 ただ、保阪尚希と結婚していた時代、1990年代待つから2000年初頭にかけては、「おしどり夫婦」と見なされていた時代があり、夫婦や家族でCMに出ていた時期がありました。そのため、「セザンヌ美術館」で描かれた「白早紀」こそが彼女の実相なのではないか……

そんなふうに考えていた時期が俺にもありました

 閑話休題、高岡早紀のアルバムについて語りましょう。まずはファーストアルバム「Sabrina」です。

 1989年6月21日発売。昭和が平成に代わった直後と言っていい時期ですね。デビューしてから既に一年以上が経過しています。これは新人アイドル歌手としては異例ではないかと思いますが、高岡早紀自体が異例なアイドルだったので彼女らしいといえばそれで納得してしまうかも知れません。

Sabrina.jpg

 楽曲は

1. 野蛮な憂鬱
2. ×××のデザート
3. ナイフの鳥、綺麗な石
4. 太陽はひとりぼっち
5. SLEEP WALKER
6. 真夜中のバレリーナ
7. 悲しみよこんにちは
8. ROSE
9. 眠れぬ森の美女
10. ガラスの夜想曲

の全10曲。うち「悲しみよこんにちは」「眠れぬ森の美女」がシングルですが、「Sabrina」というタイトルなのにデビュー曲の「真夜中のサブリナ」が入っていないのはどうしたことか。不思議ですね。代わりに雰囲気ばっちりの「真夜中のバレリーナ」が入っていますけど。凄まじく名曲が揃っていて、びっくりします。高岡早紀は声量がない分、ウィスパー唱法で対応していますが、編曲がマッチしまくっています。

 ちなみに2曲目の「×××のデザート」の「×××」はヒミツと歌っています。これらの曲を16歳の女の子に歌わせるというところが凄い試みだし、歌ってしまう高岡早紀も凄い。加藤和彦らおじさん達が、最高の素材である少女を見いだして、これでもかという魔改造や調教をほどこして「ファム・ファタール」を作り上げましたという趣があります。そういう意味では「大人の玩具」であった高岡早紀。彼女自身はそういう境遇をどう思っていたのかは不明ですが、アイドル史に輝くアルバムが残ったことだけは素直に賞賛したいと思います。

 続いてセカンドアルバム「楽園の雫」(1990年3月21日)。

楽園の雫

1. 不思議の森のアリス
2. フリフリ天国
3. 楽園の雫
4. 16月に逢いましょう
5. 窓辺にて
6. 天使失格
7. パーティはパニック
8. 見知らぬ彼女への伝言
9. 哀しいサーカス

 引き続きヨーロッパ調の雰囲気を持っています。大半を森雪之丞が作詞していますが、「窓辺にて」のみ異なります。しかしその「窓辺にて」のオーケストラの流麗さは一体どうしたことか。千住明の気合いが入りまくっています。タイトル曲の「楽園の雫」の気だるさといい、どうしてこういう曲を10代の女の子に歌わせようとしたのかと。やはりおじさん達の少女調教路線なのでしょうか。

 サードアルバム「Romancero」(1990年9月21日)

Romancero.jpg

1. Dancing in the SUNSET
2. セザンヌ美術館
3. 水晶の夜
4. ジプシーを踊ろう
5. 哀しみのベニス
6. 砂浜のバレリーナ
7. フレスコ画の少女
8. プリマベーラ
9. バラ色の館

 「白早紀」の代表曲、「セザンヌ美術館」が入っていますね。全曲、作詞は加藤和彦の妻の安井かずみが担当しています。セザンヌ・ベニス・プリマベーラとフランスやイタリアを連想させる曲が多く、地中海沿岸のリヴィエラの印象があります。ラストの「バラ色の館」の作曲はなんとブラームス。弦楽六重奏曲 第一番 第二楽章を使用しています。

 ラストアルバム「S’wonderful!!」

S wonderful

1. 悲しみの女スパイ
2. M
3. Top Seacret
4. スパイになりたい
5. 恋はいつも愚かなもの
6. ペテン師バッドムーン
7. 寒い国のジゴロ
8. 東京チューチュー
9. Ni-ya-oo

 これまでのヨーロピアンテイストから一転してアメリカンテイストになりました。18歳の高岡早紀がマリリンモンローを演じるかのような「東京チューチュー」や昨日紹介したシングルの「Ni-ya-oo」はフェロモン全開といった趣ですね。ちなみに同時期発売の同名のイメージビデオは、アルバムの世界を映像で再現していて、女スパイの南の国での束の間のリゾートって世界を描いていますが、1984年に「雨音はショパンの調べ」が大ヒットした小林麻美が出した「Cryptgraph~愛の暗号」の二番煎じ的に見られてしまったかも知れません。いっそ開き直ってスパイ関連でもっと固めた方がよかったかも。しかし、所属事務所の倒産により高岡早紀の歌手活動はこれにて終了してしまうのでした。

真夜中のバレリーナ(VHS)

 最後にコンサートの映像作品を。唯一出されたのは、「Good News 高岡早紀 1989真夜中のバレリーナ」(1989年12月16日発売)です。2008年にDVDが出ているようですが、私が持っているのはVHS。ビデオデッキが壊れたらもう見れません。そのドキドキ感がたまらない(笑)。

 青山スパイラルホールで2日間開催したコンサートの模様ですが、会場にステージを設けず、会場全体に池や歩道、森、床に落ち葉などの舞台演出を施しており、観客も舞台内で体育座りをしていて、不思議なショーを目撃しているという感じです。バレエあり、ショータイムありで、非常に贅沢な作品なのですが……

 致命的な欠点は、39分というやたらに短い収録時間です。このため、楽曲数が多いのに対し、編集が凄まじくぶつ切りを行っており、フルで聞ける歌が少ないです。正直、ダイジェスト版とでもいうべきビデオなので、1万円出してもいいのでコンプリート版を(今となってはDVDでぜひ)出して欲しいと思うのです。

 YouTubeにコンサートの一部がありました。

「×××のデザート」
http://www.youtube.com/watch?v=r0LuycBg24Q

「野蛮な憂鬱」
http://www.youtube.com/watch?v=G9N5wZmveSk&feature=relmfu

「SLEEP WALKER」
http://www.youtube.com/watch?v=bx2vNLdaxyc&feature=relmfu

「NON!NON!NON!」
http://www.youtube.com/watch?v=EB7cyLxB1oQ&feature=relmfu

「ガラスの夜想曲」
http://www.youtube.com/watch?v=eH5HU7Y0Z3U&feature=related

「真夜中のバレリーナ」
http://www.youtube.com/watch?v=rA4hVgJHmp4&feature=relmfu

「アレックスのノクターン」
http://www.youtube.com/watch?v=AEvS54tffjk&feature=relmfu

 これだけ見ればもはやビデオを見たも同じですね(笑)。いつまであるかわからないのでご視聴はお早めに。

アレックスのノクターンを踊る早紀

 それにしてもバレリーナ姿の高岡早紀は人形のように可愛らしいです。当時16歳。どうして、どうしてこうなったと言いたくなる昨今……いや、それは言わない約束ですね。

ベスト版
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