ぎゅあんぶらあ自己中心派:イカサマ明言の麻雀ゲーム

ミュゼプラチナムの池田エライザその1

 電車広告の気になる美人シリーズその2。ミュゼプラチナムという美容脱毛サロンの広告の子です。以前はトリンドル玲奈がやっていた気がしますが、今は池田エライザ。CanCamの専属モデルで、パパンは日本人でママンはフィリピンとスペインのハーフなんだそうです。ミックスの具合が絶妙ですね。

ミュゼプラチナムの池田エライザその2 

 本日は異色麻雀ゲーム「ぎゅあんぶらあ自己中心派」を紹介しましょう。PC版は1987年4月16日に発売され、ファミコン版は1988年11月11日発売。原作は片山まさゆきがヤングマガジンで連載していた麻雀ギャグマンガです。

ぎゅあんぶらあ自己中心派パケ絵 

 片山まさゆきは1959年4月20日生れで千葉県出身。明治大学の漫画研究会で在学中から漫画を描いて収入を得ていましたが、漫研では麻雀ばかりしていたそうです。1981年に漫画家デビューし、翌年から連載を開始した「ぎゅあんぶらあ自己中心派」がヒットして出世作となりました。

コミック版ぎゅあんぶらあ自己中心派 

 代表作は「ぎゅあんぶらあ自己中心派」と「スーパーヅガン」。「スーパヅガン」は麻雀漫画の専門誌「近代麻雀オリジナル」に連載された、とことんツキがない主人公が麻雀に負け続けるという異色の麻雀ギャグ漫画で、「近代麻雀オリジナル」の看板漫画に成長し、連載終了してからアニメ化もされました。

スーパーヅガン1巻 

 「ぎゅあんぶらあ自己中心派」はプロ雀士を主人公とするギャグ漫画ですが、一般誌に連載されていたこともあって、「スーパーヅガン」と比較して麻雀の専門用語などは少なく、当時の世相やパロディなどを積極的に取り入れて、麻雀をよく知らない読者も楽しめるようになっていました。

大トロ倶楽部単行本1巻 

 あと忘れてはいけないのが週刊化される前の「ファミコン通信」に連載されていた「大トロ倶楽部」。テレビゲームを題材としたギャグ漫画で、ファミコン全盛期ということもあって、扱われたゲームは大半のファミコン用ソフトでした。「ぎゅわんぶらあ自己中心派」がファミコンゲーム化された際には特別付録として「ぎゅわんぶらあ大トロ倶楽部」が掲載され、キャラの競演が実現しました。

早見明菜 
律見江ミエ

 片山作品は面白いのですが、画力にやや難があり、「スーパーヅガン」のヒロイン早見明菜(すごい名前だ)と「ぎゅあんぶらあ自己中心派」のヒロイン律見江(りちみえ)ミエの区別が付かなかったりする(まあそういう例は他の漫画家でもありますよね)ほか、明大漫研の先輩であるいしかわじゅんのアシスタントに行きましたが「アシスタントとしてはまったく役に立たなかったので二度と呼ばなかった」(いしかわじゅん談)とか、キャラクターが上手く描けなくてスランプになった際、自作のパロディ同人誌を参考にしてキャラクターのデザインを修正したとかいうエピソードもあります。

ぎゅあんぶらあ自己中心派カセット 

 「ぎゅあんぶらあ自己中心派」は主人公の持杉ドラ夫が個性的な麻雀を打つゲストキャラと雀卓を囲むストーリーですが、後に脇役または準レギュラーに昇格し、対局メンバーとしてたびたび登場するようになるキャラも多く、これらのキャラの特徴がゲームで再現されています。どんなキャラがいるのかと言えば…

北家神拳 

 北家拳士郎:北家になると突然強くなり「あたたたたたた」と言いながら洗牌し、門前清に徹する「北家神拳」を駆使します。「北斗の拳」のケンシロウのパロディキャラで、鳴きなどを駆使して切るのが早い「南家聖拳」というもの出てきます。

ゴッドハンド 

 ゴッドハンド氏:ムダヅモのない究極の麻雀を目指しており、彼のリーチが掛かった後に「稲妻ヅモ」や「竜巻ヅモ」を呼びおこします。しかし技術的には全くの素人で、一発ヅモを逃すとツキを失ってしまいます。

ぎゅあんぶらあ自己中心派マニュアル 

 バッドハンド:大山倍達のパロディで、その名の通りいつも「悪い手=クズ手」が配牌されてしまいます。“麻雀バカ一代”と自称し空手着を着て、山に籠り修行をした結果、クズ手を逆手に取りチャンタ、ジュンチャン、果てにはチェストォ!の掛け声とともに国士無双をツモるまでに至る極真麻雀を極めました。

ぎゅあんぶらあ自己中心派のキャラその4 

 ハルタン星人:宇宙忍者バルタン星人のパロディで、宇宙から侵略してきた配牌忍者です。ツミコミや分身の術を巧みに使い、スピード感のあるタンヤオを得意とし、あがった場合は「フォフォフォ…」と笑います。

鳴きまくるクララ 

 クララ:「アルプスの少女ハイジ」のクララのパロディです。鳴いてばかりでなかなか立直(リーチ)することができませんでしたが、勇気を出してリーチをかけると、牌子(ハイジ)や北太(ペータ)たちから「クララが立った」と祝福を受けます。

ぎゅあんぶらあ自己中心派キャラ 

 ブラック・ザンク:「ブラック・ジャック」のパロディです。ヤブ医者で、強引にがめまくる麻雀を展開します。自分の牌にメスを入れる為、よく手がバレるという(笑)。

ぎゅあんぶらあ自己中心派キャラその2 

 中島ハコ:中島みゆき+山崎ハコのパロディ。「チャンタ」や「ジュンチャン」といった暗くて端に寄せるような役作りが多く、和了すると手牌を端から一枚ずつパタパタと倒し、鈴を「チリ〜ン」と鳴らします。全く鳴かずにダマテンであがるというスタイルも真っ暗です。

迷彩レディ 

 迷彩レディー:本名は律見江 奈衣(りちみえ ない)でミエの実姉です。捨て牌で「トマト」「しんぶんし」などの回文を作るといった独特の迷彩で相手を惑わせます。

ぎゅあんぶらあ自己中心派キャラその3 

 こういう超個性的な特徴を持つキャラばかり登場するので、通常の麻雀ゲームは(本当かどうかは別にして)公平なゲーム性を強調していたいのに対し、本作はキャラの「ツキ」を再現するという名目で、牌の引きをプログラムが操作していることをを明言していました。また、多数のキャラそれぞれが個別で700近いパラメータと異なる思考ルーチンを持っていて、セリフで「カベ」や「スジ」と言うなど、ちゃんとゲーム中の流れを把握しつつ原作の打ち方を再現していました。

ぎゅあんぶらあ自己中心派チラシ 

 ファミコン版はタコ軍団12人、アンチタコ軍団12人の総勢24人が登場します。タコとは上手でないこと、上手でない人、上手でない動きの総称で、つまり、ヘタクソのことなんですが、「タコ鳴き」「タコ和了り」「タコツッパリ」などと言われます。ただタコだから弱いかといえばそうとも言えず、「プロを殺すにゃ刃物はいらぬ、タコが一匹いれば良い」などと言われるように、定石を無視したりとんでもないビギナーズラックに恵まれたりして玄人を苦しめたりもします。

ぎゅあんぶらあ自己中心派のゲームモード 

 ギャグマンガらしい非常識なキャラは、どうしようもない下手(タコ打ち)から、チートレベルの能力持ちまで、実に様々ですが、本作はその非常識さを、みごとにゲームに組み込んでいました。素人向けの麻雀ゲームではチョンボはそもそもできないシステムになっていることが多いのですが、本作では誤ツモ誤りロンは無警告でチョンボとなって、点数をさっ引かれてしまいます。自分のみならず、タコなキャラもチョンボしたりします。

ぎゅあんぶらあ自己中心派トップ画面 

 本作は、麻雀ゲームの体裁をとったキャラゲーと言えるかも知れませんが、キャラの出来が非常にいいため、普通の麻雀ゲームとはまた違った楽しさがあります。例えば指導者をゴッドハンドにすると、ほぼ一発であがってしまう「稲妻ヅモ」ができてしまいます。麻雀というよりは、各キャラクターのチートな能力を楽しむのが本作の本道でしょう。好評を受けて、多数のハードで移植版や続編が作られています。 

ぎゅあんぶらあ自己中心派2 
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リアルタイマーでした!

ゲームはやってませんが、原作が連載開始した1982年に大学入学で一人暮らし、バイト先で仲間が出来て麻雀デビュー。自分の部屋が毎晩雀荘化してた状況だったのでこのマンガは(スーパーヅガンも)大人気でした。
ユースフさんの記事にも書いてありますが、時事ネタの入れ方が秀逸で爆笑の嵐でした(笑)
「ツカーン」は仲間内で流行語大賞でしたし・・・

連載誌のヤンマガはヤンジャンに対抗すべく創刊したばかりで、この作品とか柴門ふみや弘兼憲史が気を吐いてました。
時を同じくして小学館もビックコミックスピリッツを創刊、めぞん一刻を超えるラブコメは未だに出てません。
・・・と、まぁ古き良き時代のハナシでした(笑)

Re: リアルタイマーでした!

junkyさんこんばんは、いらっしゃい。いつもありがとうございます。

> ゲームはやってませんが、原作が連載開始した1982年に大学入学で一人暮らし、バイト先で仲間が出来て麻雀デビュー。自分の部屋が毎晩雀荘化してた状況だったのでこのマンガは(スーパーヅガンも)大人気でした。

 昔は大学生(あるいは浪人生)で麻雀デビューって普通のことでしたね。早い人は高校生から…。今は人間相手に麻雀を始める人の方が少数派だったりして。私もファミコンの各種麻雀ゲームにお世話になりましたが、ゲームから入ると点数の計算ができず、チョンボへの警戒感が薄くなってしまいますね。

> ユースフさんの記事にも書いてありますが、時事ネタの入れ方が秀逸で爆笑の嵐でした(笑)
> 「ツカーン」は仲間内で流行語大賞でしたし・・・

 「スーパーヅガン」はアニメ化されたのを見ました。豊臣君は本当にツカンポでした。

> 連載誌のヤンマガはヤンジャンに対抗すべく創刊したばかりで、この作品とか柴門ふみや弘兼憲史が気を吐いてました。
> 時を同じくして小学館もビックコミックスピリッツを創刊、めぞん一刻を超えるラブコメは未だに出てません。
> ・・・と、まぁ古き良き時代のハナシでした(笑)

 あの頃一気に青年誌が登場しましたね。かつて黄金期(信じられないでしょうが少年ジャンプより売れてた時代があった)の少年チャンピオンは青年誌的色彩を持っていましたが。
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