好きなアニメキャラ(その78):穂村千夏(ハルチカ~ハルタとチカは青春する~)

「重版出来!」というテレビドラマが始まったそうです。見てはいないのですが、番組を紹介する記事を読んでいたら、「重版出来」は「じゅうはんしゅったい」と読むと言うことが判明しました。……恥ずかしながら今まで「じゅうはんでき」と読んでいました。だって「出来高」は「できだか」って読むし。人前で言ったことはなかったのですが、いくつになっても勉強することって一杯ありますね。

本日は久々の好きなアニメキャラです。今回は2016年冬季アニメ随一、そして私が視聴してきた全アニメ作品の中でもトップクラスに愛している、「ハルチカ」のヒロイン・穂村千夏を紹介したいと思います。

穂村千夏は通称「チカ」。7月10日生まれの蟹座です。よりによって蟹座か…いやべつに今の子にとってはどうでもいいのですが、「聖闘士星矢」全盛期だといろいろ大変だったろうな、なんて。女の子にはそういうのはなかったんでしょうかね。


中学校まではバレーボールに打ち込むスポーツ少女で、リベロとして定評があった模様です。リベロって、確か守備専門の選手ですよね。しかし、クリスマスもバレンタインもない年中無休、残業当たり前というブラック企業のような練習漬けの毎日に疲れ、「私の青春、これで良いんだろうか…」と、思っていた頃に偶然テレビで全国吹奏楽コンクールを見たのでした。



そこに映るフルートを吹く女子校生に憧れ、“清楚で乙女なキュートガール”になろうと、高校では吹奏楽部に入る決意をします。なおフルートは祖母に買って貰ったそうです。フルートも安いのは1万5千円を切るものがありますが、高いのは数十万円もします。貴金属をどれだけ使っているかによるようですが、音質に関しては材質によって人間に聴き取れるほどの差異が生ずることはないとのことです。チタンなんかどうですかね。

ということで、清水南高校に入学してバレー部の勧誘を固辞して吹奏楽部に入部してフルート担当となりますが……一度も吹いたことのないズブの素人のチカちゃんが、人気楽器のフルートを担当させて貰えるのかと思いきや、この学校の吹奏楽部は超弱小で、部員が3人しかいませんでした。

幼馴染みでホルンを担当する上条春太(通称「ハルタ」)と合わせてもたった5人。持ち前の体力と行動力で日々練習に励み、別途レッスンも受けて技量向上にいそしむチカちゃんですが、結局バレーボール漬けの日々だったのがフルート漬けの日々に変わっただけのような。

その他、部員不足解消のために部員集めにも奔走することとなり、ハルタと共に「日常の謎」を解くことで部員を次々とゲットしていきます。16か月後には5人だった部員が26人にまで増えましたが、もちろん全員ミステリーを解決して入部させた訳ではありません。でも男前のマレンが入部したことで入部してきた子もいるので、間接的はかなりの数がハルタとチカの成果ということが言えるでしょう。

基本謎を解くのはハルタの役割ですが、チカちゃんは人の心を解く役割を担っていました。嘘がつけない真っ直ぐな性格で、さっぱりした性格の持ち主で、吹奏楽部の面々からはマスコットのように愛されています。また表情豊かで喜怒哀楽が一目瞭然。チカちゃんのくるくる変わる表情を見ているだけで飽きません。

私がチカちゃんを好きなのは、女性としてというより、娘としてといった感じで好きなんですが、もしかしたら孫娘としてなのかも知れません。そりゃあおばあちゃんもフルートを買って上げちゃう訳ですよ。くやしい…こんなあざといおねだりなんかで…でも買って上げちゃう!!(ビクンビクン)

でも仮にも吹奏楽部なので、フルートくらい部の備品としてあってもおかしくありません。素人なのにマイフルートを持っているとは。その分練習にも実が入るというものでしょうか。

成績は…まあ予想通りあまり良くはないようです。全科目平均点以上が目標ということで「あ…(察し)」な訳ですが、バレーボール漬けの中学生だったのに、優等生らしいハルタや成島さんと同じ高校に入れたんだから、地頭はそんなに悪くはないんじゃないかと思います。

運動神経の方は非常によく、3階から落下してきた5才児の男の子をキャッチして人命救助したりするほどです。この時は「手首を捻って、腰をしこたま打って、家に帰って失神しました」(本人談)そうですが、翌日のコンクール地区大会でフルートを演奏できるという強靱振りです。



人間関係のコツを熟知していたり、相手の心情に慮ったり、初対面の相手ともハキハキ喋ったりと、バレーボール部での経験が生きていると思われる一面があります。ハルタはホモをカミングアウトしていましたが、チカちゃんには百合の気配があり、女の子に良く抱きつきます。でもチカちゃんがやると自然でいいんですよね。特に眼鏡っ子がお気に入りの様子。


JC時代はショートヘアでしたが、高校に入ってからは背中までのロングヘアとなっています。バレーボール部を引退してからこんなに伸びるのでしょうかね。サイヤ人か。普段は垂らしたままですが、やや癖毛なのか、髪の先端が広がっているのが特徴的です。


気合いを入れる時や変装(?)の際にはポニーテールにしていますが、これがまた可愛い。寝るときは緩く縛って両肩から垂らしていますが、これもキュートです。

長いといえば手足も長く、ゲスト出演の男性陣は、チカちゃんの顔より足の長さに注目していました。ミニスカートだしなあ。最近の「お約束」でパンチラはありませんが、スカートの下にペチコートらしきものを着用している描写があります。セーラー服からおへそが見えたりしているので、スリップではない模様。

あと特徴的なのはやたらに強力な「目力」です。独特なキャラデザインの瞳のせいで登場人物は皆目力強めなんですが、ハルタや成島さん、芹澤さんらの瞳は青系統なのであまり目立ちません。チカちゃんの瞳は赤系統なので「イービルアイ」なんて呼ばれてしまうほどの目力になっています。

双子の先輩朝比奈香恵・紗恵の瞳も同じく赤系統なんですが、活躍場面の割合のせいで、チカちゃんの独擅場となっている感があります。


実は女子力は結構高く、料理は得意なようで、おいしそうなお弁当を作ってくれたりします。「キュートなシェフと呼んで欲しい」と言っていましたが、私ならなんぼでも呼びます。私服も可愛いですが、なぜか部屋着のTシャツだけは妙なデザインのものばかり。変Tが好きなんでしょうかね。


あまり登場しませんが、チカちゃんママンも美人です。というか何より若い!お姉さんだと言われれば信じちゃうくらい若いです。パパンは転勤で単身赴任らしいですが、こんな嫁と娘を置いていては気が気ではないことでしょう。

ハルタにはキックの嵐を見舞うチカちゃんですが、女の子らしい警戒心はちゃんと持っていて、一人きりになった夜の訪問者にはガードを固めていました。結局は芹澤さんだったのですが。

“清楚で乙女”かどうかは議論が分かれるところかも知れませんが、“キュートガール”であることはもう全面的に認めます。感情表現が豊かで、やることなすことがいちいち面白い、こんなアホ可愛い子はなかなかいません。これをキュートと言わずして何と言うべきか。

CVはオーストラリア人の父と日本人の母を持つハーフ声優ブリドカットセーラ恵美。ブリドカットが姓、恵美はミドルネームでセーラが名前ですが、日本の法律では姓と名前の二つしか認めていないため、ミドルネームを含めたい場合は名前の一部に入れるしかありません。故にセーラ恵美が名前ということになります。

愛称は「ブリちゃん」と呼ばれることが多いようですが、本人推奨は「セーラちゃん」。1989年2月5日生れで福島県いわき市出身。2011年に声優デビューし、徐々に出演数を増やして今回ついにメインヒロイン役を射止めました。

番宣ラジオ「ハルチカ ~ハルタとチカは、ラジオする~」を聞く限り、本人の性格もチカちゃんに近く、天真爛漫で素直でまっすぐな人柄のようです。名前にインパクトがあるせいでエンドクレジットでは目立ちまくるのですが、本人は名前と見た目以外は日本人と言っていますがまさにその通りの人のようです。声優界のベッキー(いい意味で)と言いたいところですが…去年までならともかく、今は言わない方が吉でしょうね。

2017年には橋本環奈がチカちゃんを演じる実写映画版が公開されるらしいですが、それよりも何よりもアニメ第二期を早く作って欲しいものですよ。

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