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記憶に残る一言(その62):ユニコーン邪武のセリフ(聖闘士星矢)

熊本地震での救助作業


  なかなか収まらない熊本地震。とりあえず余震が小さくなってくれればいいのですが、まだ震度5強とか来ますからね。現地の人は緊急地震速報を知らせる例の音がトラウマになってしまうのではないでしょうか。5年前、何度も何度も聞いたホント嫌な音です。といって肝心な時に鳴らないのも困るのですが…


 

 アニメの邪武

 

 本日は久々に記憶に残る一言です。「聖闘士星矢」からユニコーン邪武の幼少期のセリフを紹介しましょう。

 

 青銅聖闘士5人衆


 

 孤児として育てられた主人公の星矢は、聖闘士養成のためにグラード財団に引き渡されれ、姉の星華と生き別れとなります。聖闘士になって聖衣を日本へ持ち帰れば姉に引き合わせるとの約束を信じ、7歳にして聖闘士の総本山であるギリシア・アテネの聖域(サンクチュアリ)に送られ、6年間に亘って過酷な修行を積み、天馬星座(ペガサス)の聖衣を授けられ、アテナの聖闘士となります。

 

 青銅聖闘士2軍のみなさん


 

 グラード財団は多くの孤児達を世界各地に派遣して聖闘士にさせようとしたのですが、その修行はまさに命がけの過酷なものだったので、晴れて聖衣を授けられ聖闘士となって日本に帰ってきたのは星矢を含めわずか10人だけでした。さらに漸く帰って来た彼らは、グラード財団総帥・城戸光政の孫娘・城戸沙織の主催する娯楽イベント「銀河戦争(ギャラクシアンウォーズ)」に参加させられます。優勝の賞品は射手座(サジタリアス)黄金聖衣という触れ込みでしたが、2回戦の途中で10人目の参加者・一輝が配下の暗黒聖闘士と共に乱入し、黄金聖衣を強奪してしまい、銀河戦争は中断を強いられます。

 

城戸光政

 

 これは序盤のまだ人気が燃え上がらず、「男坂」の二の舞かと懸念されていた頃のストーリーで、その後白銀聖闘士や黄金聖闘士の登場により一気に人気が高まっていく訳です。

 

 乙女を乗せたユニコーン

 

 そしてここで衝撃の事実が。実は青銅聖闘士になった10人の少年達は、全員血縁だったのです。パパンはなんとグラード財団総帥の城戸光政。そう、10人は共に異母兄弟だったのです。一輝と瞬だけはママンも同じ兄弟ですが。

 

 女神を託される光政


  

 この城戸光政、ギリシア旅行中に瀕死の黄金聖闘士アイオロスから赤子のアテナと射手座の聖衣を託されたため、アテナを自らの孫・城戸沙織として育てることにしました。それはいいとして、さらにアテナを守るため、自らの非嫡出子の男子百人を聖闘士候補生として世界の修行地に派遣するという鬼畜の所行をします。

 

 城戸光政の嘆き

 

 女神アテナのために自らを犠牲にする…それはまあいいとして、非嫡出子100人まで捧げるという無茶ぶりは一体なんなんでしょう。というか。ほぼ母の違う非嫡出子が100人いるということは、100人近い女性と関係を持って子供を産ませたということで…なんという豪傑!(性的な意味で)


 

 チビアテナ三態

 

 この設定はさすがに無茶だと思われたらしく、100人の子供達についてはアニメ版では財団が引き取った孤児ということになりましたが、城戸光政が例えば範馬勇次郎のような存在だったとしたら、その子供達もかなりの強者であろうから(刃牙やジャックを見よ)、血縁の子供達を聖闘士にしようとするというのも頷けるのですが、ただの金持ちだもんなあ。赤の他人ではなく、自分の血を引いた子供達だけに犠牲を強いようというのは彼なりの苦渋の選択だったのかも知れませんが、それならそれでもうちょっと訓練とかさせてから送り出せよと思います

 

 銀河戦争


 

 さて星矢達異母兄弟の青銅聖闘士達は、それと知らずに娯楽イベントで殺し合いをさせられたわけですが、どんだけドSだ沙織さんと思ってしまう訳ですよ。この人、アテナとして覚醒してからは女神らしくなるのですが、幼少期は自身の素性を知らないまま、大富豪の令嬢としてわがまま一杯に生活していたため、本当は城戸光政の子供である星矢達に大迷惑をかけており、羨望と憎悪の対象となっていました。


 

 ペガサス

 

 まだ誰がどの聖闘士になるかも判らなかった時代に、星矢を馬にしようとした沙織、無意識に女神の洞察力を発揮してこいつは天馬星座(ペガサス)の聖闘士になると見抜いていたのでしょうか。しかし沙織に嫌悪感一杯だった星矢は馬になるのは嫌だと抵抗します。

 

 星矢を蹴り飛ばす邪武

 

 その星矢を蹴り飛ばし、自ら馬になることを名乗り出たのが一角獣星座(ユニコーン)の邪武。彼も馬属性ですが、星矢と違って幼少時から沙織に心酔していました。ユニコーンは乙女(処女の婉曲な表現)にだけは心を許す性質があるそうなので、当然処女のチビ沙織に惹かれるのも仕方が無いことなのかも知れません。ユニコーンの聖闘士になる運命だから沙織に惹かれたのか、沙織に惹かれたからユニコーンの聖闘士になったのかは不明ですが。


 

 邪武のセリフ

 

 何にせよその時の邪武のセリフが今回の記憶に残る一言です。10歳にも満たない年齢にして既にドM属性を備えているかのような邪武。まさに…

 

我々の業界ではご褒美です
 

 

 余談ですが、10人の異母兄弟はそれぞれ聖闘士なわけですが、同じ青銅クラスとはいえ、その力量には大きな差があったらしく、1軍と2軍にわかれてしまい、ストーリーはもっぱら1軍の5人が牽引していくことになります。その差はどこから来たのかといえば、基本中断されたとはいえ銀河戦争の結果が大きな影響を与えているといえましょう。

 

 女王様状態の沙織

 

 天馬星座の星矢は一回戦で大熊星座(ベアー)の檄に勝利します。こいつはカナダ・ロッキー山脈での修行中に何万頭もの大熊を絞め殺したと豪語する、動物保護団体が聞いたらブチギレそうなことを言っていたトンデモ野郎ですが、おそらくプロレスラーのインチキプロフィールみたいなものでしょう。

 

 キグナス対ヒドラ

 

 白鳥星座(キグナス)の氷河は一回戦で海ヘビ星座(ヒドラ)の市に勝利。それにしてもこの二人、異母とはいえ本当に兄弟かと疑いたくなるほどルックスに「格差」がありますな。この「格差」はパパンが同じである以上、やはりママンの差ということになるんでしょうか。

 

 氷河のマーマ

 

 氷河のママン(いや、ここはマーマと言うべきか)はこのとおりの美貌です。ナターシャという日露ハーフの美人でしたが、ロシアから船で日本へ向かう最中、海難事故に遭遇して船もろとも救難不可能なほどの深海に沈んでしまいました。

 

そりゃあマザコンにもなるさ

 

 氷点下の海水の中で保存されたため、ナターシャの遺体は若さと美貌を保っていました。これは氷河ならずともマザコンになりますわな。実はママンが描かれているのは氷河だけなので、他の聖闘士のママンは不明なんですが、市のママンは…あまり想像したくありませんな。一つだけ言えるのは、城戸光政のストライクゾーンはやたら広いらしい、ということです。

 

 ヒドラ市

 

 
さらに言うと、鳳凰星座(フェニックス)の一輝は狼星座(ウルフ)の那智を一蹴。これはもはや生きてはいられないはずですが…。実は鳳凰幻魔拳によって見せられた幻覚だったのです。しかし一輝曰く精神を破壊する技なので、その後廃人化しないか心配なのですが、後に復活しています。このあたりキン肉マンの

超人のように考えていた方がいいのかも知れません。

 

 フェニックス一輝

 

 そして一輝の弟であるですがアンドロメダ星座の瞬は、1回戦はシードで2回戦で邪武と対決し、圧倒します。一輝の乱入により決着は付きませんでしたが、あのままやっていても瞬の勝利は動かなかったことでしょう。

 

 馬になった邪武


 

 ということで、星矢、氷河、一輝、瞬はそれぞれ対戦相手を倒しているので1軍の資格は大あり、負けた連中は2軍行き致し方なしといいたいところなのですが…一組だけ問題があるのです。

 

 ドラゴン紫龍

 

  1軍最後のメンバーは龍星座(ドラゴン)の紫龍です。彼は人気投票で一位になったこともあるイケメンであり、性格は誠実で勤勉、加えて思慮深く落ち着いた性格で、後に聖闘士の要となり得る存在とまで呼ばれています。正義を信じ、大変義理堅い性格で、友のためならば己の身を犠牲にすることすら厭わないというナイスガイで、まさに1軍に相応しい「漢」なのですが…彼だけ一勝もしていないのです。

 

 星矢対紫龍

 

 紫龍は一回戦シードで、二回戦で星矢と激突します。その戦いは「銀河戦争最大の戦い」と呼ばれるほどの熱く激しいものでしたが、結局のところ紫龍は星矢に敗れてしまうのですね。つまり星矢は2勝。紫龍は1敗。

 

 檄対星矢


 

 一方邪武は先ほども書いたとおり、二回戦では瞬に圧倒されましたが、一回戦では子獅子星座(ライオネット)の蛮に圧勝しています。二回戦を敗北としても、1勝1敗です。これは紫龍より邪武を1軍にするべきではないのか?

 

 那智爆殺

 

 作者の車田正美のよると、邪武は当初の構想では星矢たち同様、レギュラーキャラクターとなるはずだったのですが、気の強さや熱血漢といった性格が星矢と被ってしまうため、結局レギュラーから外れたとのことです。しかも瞬に圧倒された後、乱入してきた一輝に挑んでさらに敗北しているので、実質1勝2敗なんですね。一方紫龍が負けたのは主人公の星矢。かの伊達臣人だって主人公である剣桃太郎には負けざるを得ませんでした。それが主人公属性とやつです。紫龍の敗北は物語を盛り上げる上で仕方のないものと見なされたのでしょう。単にイケメンだから1軍入りしたという疑惑は残りますけどNE!

カラスに掠われるアテナ
 

 

 ちなみに城戸沙織は女神アテナの化身で、人の姿を借りて降臨したそうなので両親というのもは存在しないらしいですが、だったら赤ん坊の姿で降臨せずともと思ってしまいますね。基本「聖闘士星矢」の世界における神は、海皇ポセイドンにしても冥王ハーデスにしても、聖闘士といえども人間がまともに戦って勝てる相手ではないのですが、なぜか女神アテナだけは烏座(クロウ)のジャミアンが操るカラスに拉致されたり、矢座(サジッタ)のトレミーに黄金の矢を打ち込まれたりとかなりショボイのです。

 

 矢を受けるアテナ

 

 こいつら二人とも白銀聖闘士なんで、女神なら一蹴して欲しいのですが。ギリシャ神話のアテナは知恵、芸術、工芸、戦略を司る女神で、理知的で気高い戦士として描かれますが、反面自由奔放で非常に気が強く、プライドの高い一面を見せています。そのあたりはチビ沙織の性格に反映されているのかも知れません。

 

 ユニコーンギャロップ

 

 ともあれ、銀河戦争で一勝しているのに2軍に落とされた邪武カワイソスというところなんですが、ドMなんで案外被虐的喜びに浸ってたりして。なお未勝利揃いの2軍の中では邪武は当然リーダー格です。それはそれでいいのか。


女神らしくなった沙織

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