視聴予定の2016年春季アニメについて:笑いと癒やしを求めつつこの8本を

明日の札幌は最高気温10℃という予報で、週末まで暖かい日が続くみたいです。よーし、今週はもうコート着ないぞ。雪はもう一気に消えてなくなってしまえ。河川敷を我が手に返せ戻せ。

さて2016年冬季アニメももう終盤にさしかかっており、そろそろ4月から視聴するべき春季アニメを決めておきましょう。それにしてもまあ沢山の新作が登場しますね。これで業界が回っているのが不思議なくらい。今回はアイウエオ順で。

まず「あんハピ」。芳文社の萌え系四コマ誌「まんがタイムきららフォワード」で連載している同名マンガが原作です。“負の業”、すなわち不幸を背負った生徒たちが集められた高校のクラスを舞台に、不運の花小泉杏(はなこ)、悲恋の雲雀丘瑠璃(ヒバリ)、不健康の久米川牡丹(ぼたん)、方向オンチの萩生響(ヒビキ)、女難の江古田蓮(レン)という各々不憫な少女5人が「しあわせ」になるべく学園生活を送る様子を描いた励まし系コメディだそうです。

芳文社はアニメに強いですね。それに比べて私が毎月買っている竹書房ときたら。「萌」に特化することにためらわなかった芳文社に対し、竹書房はイマイチ思い切りが足りなかったのかも。でもおじさんは買えんのですよ、芳文社の萌え系四コマ誌は。竹書房の「まんがライフMOMO」がいっぱいいっぱいで。でもアニメなら誰にも知られずにこっそり見られるのでそんなの関係ねえ(古い)!声優さんは若手新人を起用している模様です。ここから何人生き残っていけるか。

「彼女と彼女の猫 -Everything Flows-」。私を含めた秒速病にとっての元凶というか神様というか、かの新海誠が2000年に自主制作した5分間のモノクロアニメ「彼女と彼女の猫」(第12回CGアニメコンテストでグランプリ受賞)をテレビアニメ化したものです。すでに3月4日から始まっていました。知らなかった、このリハクの目をもってしても!!

就職活動に追われる短大生の「彼女」と、彼女の飼い猫である「僕」とによるハートウォーミングストーリー。原作の方は見ましたが、これも見ずばなるまい。1話約8分で全4話だそうなので、すぐ見終わってしまいそうです。「彼女」のCVは花澤香菜ですが、はなざーさんは「言の葉の庭」では女教師雪野百香里を演じていました。まさか「彼女」が百香里になったりはしないですよね(笑)。

「クロムクロ」。今季私が一番大好きな作品「ハルチカ」を制作した「P.A.WORKS」の15周年記念作品として制作されるオリジナルアニメです。若者の成長と苦悩、そしてよろこびを描くことで定評のある「P.A.WORKS」ですが、今回は何とロボットが登場する学園メカアクションです。

「ハルチカ」はもとより、「true tears」「花咲くいろは」「TariTari」といった佳作を発表し続けている「P.A.WORKS」に期待しての「タイトル買い」ならぬ「会社買い」です。でもこの会社、「グラスリップ」というもの凄い怪作も作っているので一抹の不安があることも事実。ダメなら即、切りますからね。

「坂本ですが?」。KADOKAWAの漫画誌「ハルタ」(年10回刊行という変な雑誌)に連載された佐野菜見のマンガが原作です。2013年12月発売の「このマンガがすごい! 2014」(宝島社)でオトコ編第2位を獲得しています。

挙動のすべてがスタイリッシュでクールな男子高校生「坂本」(CV緑川光)の学園生活を描いたギャグマンガです。彼にかかれば反復横跳びは秘技「レペティションサイドステップ」に変貌し、上級生へのパシリは「おもてなし」にクラスチェンジするという、そんな彼の一挙手一頭足から目が離せないという作品だそうです。是非私を笑わせて欲しいです。

「ネトゲの嫁は女の子じゃないと思った?」。今季の中二病枠です。聴猫芝居による電撃文庫の同名ラノベが原作のラブコメです。ネットワークゲームをプレイする主人公は、仲間の1人である「アコ」から告白され、ゲームの中で結婚することになります。どうせネカマだと思っていた亜子は、実は本物の美少女でしたが、ネトゲとリアルの区別が付かない極端なコミュ障でした。主人公はなんとかまともな人間に更生させようとしますが……といった内容だそうです。

これまでもラノベ原作のアニメはたくさん見てきましたが…実は結構食傷気味なんです。ジャンル自体は嫌いじゃないんですが、もう年なんでしょうかね?それともラノベ作品もそろそろ頭打ちなのか。取りあえず見ますがセンスが合わなければ…

「ビッグオーダー」。「月刊少年エース」で連載中のえすのサカエ原作のマンガのアニメ化です。10年前に「世界支配」を願い、世界を滅亡寸前まで追い込んだ高校生・星宮エイジ。ある日、高校に転校してきた美少女・紅鈴にひと目惚れするエイジでしたが、紅鈴は両親の仇であるエイジを殺そうと狙っていました。エイジは、太宰府政庁十人衆を率いて、再び世界支配を目指します。

この中二病すぐる「あらすじ」を見て、そっとページを閉じようかとも思ったのですが……えすのサカエってかの超弩級ヤンデレ我妻由乃を世に知らしめた「未来日記」の原作者なんですよ。さらには今季のアニメ作品で全く名前を見つけることができない我が「ご贔屓声優」早見沙織の名が登場する唯一の作品みたいなんです。なぜだはやみん!名前の順番からしてメインキャストじゃないみたいですが(涙)、そうでれば見てみない訳にはいきますまいて。

「ふらいんぐうぃっち」。「別冊少年マガジン」にて連載中の石塚千尋のマンガが原作。15歳になった女子高校生の魔女・木幡真琴は、一人前の魔女を目指して、青森に引っ越してきます。豊かな自然の中で友人たちとのんびり過ごす中で、ときどき不可思議なことに出会う様子を描いた日常系ストーリーだそうです。

なんか「魔女の宅急便」を連想しちゃうんですが、どうなんでしょうか?猫も黒いし。でも日常系というところにちょっと期待しています。おじさんの心を潤してくれるといいのですが。

「文豪ストレイドッグス」。「ヤングエース」で連載している朝霧カフカ:作、春河35:画のマンガが原作です。太宰治、芥川龍之介、中島敦といった文豪が擬人化(イケメンキャラクター化)し、「人間失格」、「羅生門」、「月下獣」といったそれぞれのキャラクターに対応する異能力を用いて戦うアクション作品だそうです。

なんだそれは……たまげたなぁ。“萌えクトゥルー”あたりでもう打ち止めかと思ったのですが、“萌え文豪”ということか。馬鹿馬鹿しいといえば馬鹿馬鹿しいですが、面白そうな気がします。そうしろと私のゴーストがささやくので、見てみることにします。

「迷家-マヨイガ-」。原作なしのオリジナル作品です。興味本位で参加した胡散臭いバスツアーで合流した若き30人の男女。ツアーの目的地は納鳴村(ななきむら)と呼ばれる存在が定かではない幻の村。そこでは現世でのシガラミに縛られないユートピアの様な暮らしができる……と都市伝説のように囁かれていました。現実の世界に絶望している…退屈な日常を抜け出したい…人生をやり直したい…。それぞれの思惑や心の傷を抱えた30人を乗せ、バスは山奥深くへと導かれていきます。そして30人が行き着いたのは、朽ちつつも微かに生活の匂いが残る無人の集落だった……というあらすじ。「遠野物語」のマヨイガと関係あるんでしょうか?

オリジナル作品であるということ、「ガールズ&パンツァー」の水島努が監督を務めるということで、もしや「ガルパン」や「まどマギ」並みの大作になったりするのではないかとほのかに期待しています。
「彼女と彼女の猫 -Everything Flows-」は今月中に見終わるとして、4月からは8作品ですね。1~2本は打ち切ってしまう予感があります。スーパーサブというか代替作品としては、「はいふり」を考えています。

これもオリジナル作品で、海上都市と航路が発達し、海の安全を守る職業「ブルーマーメイド」が女生徒たちの憧れとなっている世界を舞台に、「ブルーマーメイド」を目指して横須賀の海洋高校に入学する少女たちの学園生活を描くアニメだそうです。ぱっと見女の子が可愛いのですが、どんなもんでしょう。「ARIA」みたいな作品だったら絶対見ますけど。

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