2016年冬季アニメ序盤の感想(その2):僕だけがいない街/暗殺教室 第2期

本日悲しい知らせがありました。基本引きこもりブロガーで他のブログを訪問することも稀な私ですが、ほぼ唯一と言っていい、毎日のように訪問するブログがありまして。猫ブログ数多あれど、人気では日本でも一、二を争うのではないかと思われる「うにの秘密基地」です。見始めてかれこれ6~7年ですかね。アメリカンショートヘアとチンチラのミックスという、やたらモフモフしたうにさんが大好きだったのですが、本日まさかの突然の訃報。

まあうにさんも10歳を越え、糖尿病になったりして、毛皮越しでも昔に比べると老けたなあとは思っていたのですが、元気に暮らしていたのでほんとうに晴天の霹靂でした。うにさん、今までおっさんの乾いた心を潤してくれてありがとう。どうか安らかに。それにしても日々の暮らしの楽しみが一つ減ってしまいました…

気を取り直して本題に。本日は2016年冬季アニメ序盤の感想第二回目です。まずは漫画原作の「僕だけがいない街」。「ヤングエース」(KADOKAWA)連載中で、「このマンガがすごい!2014」オトコ編第15位、「マンガ大賞2014」第2位など注目されている作品ですが、未見です。

29歳の売れない漫画家である主人公藤沼悟は、謎の特殊能力を持っているというか、特殊現象に遭遇しています。彼はそれを「再上映(リバイバル)」と呼んでいますが、何か悪いことが起きる場合、その原因を取り除くまで何度も直前の場面にタイムスリップするというものです。それは自分の意思とは関係なく発生し、またマイナスの結果がゼロになるとか、自分にとってはマイナスになるという結果にしかならないことから、何故起きるのかということとともに、骨折り損の草臥れ儲け的な結果が悟の不満要素になっています。

今回、リバイバルの結果、子供の交通事故を防いだものの、自分が事故って入院するはめになります。心配した美魔女のママンが北海道から上京してきますが、その結果ママンは過去に北海道で起きた連続少女誘拐・殺人事件の犯人とおぼしき人物を目撃し、悟のいない間に殺されてしまいます。

悟はママンの死体を目撃し、容疑者というか重要参考人にされそうになったところを逃げだし、その過程でリバイバルが発生、なんと連続少女誘拐殺害事件前の18年前(昭和63年)の小学生時代にまで飛ばされてしまいます。こうして見かけは少年、中身はおっさんになりかけの青年の悟は事件の阻止を企図しますが…という話です。

で、私原作は未見なんですが、3話まで見て(というか2話で気付いた)、犯人が判ったんですけど。これは推理小説などで「ちょっと確かめたいことがあるから」とか言って誰にも言わないでいると犯人に殺されるパターンなので、私は言ってしまいます(外れたらスイマセン)。犯人は当時の担任の先生八代学ですよね?

悟はママンが誰に殺されたか知らない訳ですが、その直前にママンが少女を誘拐しようとしていた犯人を見たこと、そして犯人もそれが悟のママンであることに気付いて犯行を中止し、家を突き止めて殺しに来たことことから考えると、お互い顔見知りという人物はこれしか考えつきません。ママンは美魔女で20年近く経ってもほぼ容姿が変わらなかったことがこの場合は災いしましたね。ロシア人のおばちゃん並みに若い頃と激変していたら気付かなかったかもしれないのに。

悟はこの事実を知らずにリバイバルしてしまったので、まずは犯人に気付くところから始めなければならない訳ですが、ママンの死→18年前にタイムスリップということは、ママンの死を回避するためには連続児童誘拐殺人事件を阻止しなければならないということは判っている様子。もしかするとこれまでのリバイバル現象は、今回のための準備運動的なものだったのかも知れません。

何度でもトライできるなら、そんなに慌てないでじっくり見て、数回失敗したっていいじゃないと思っていましたが、さすがに18年やり直してまたリバイバルだとたまらんですね。「STEINS;GATE」より「ひぐらしの鳴く頃に」の方に近くなってしまう。しかもスパンがずっと長いし。それとも連続児童誘拐殺害事件が発生した時点でまた戻るのかな。それなら2~3週間程度のタイムスリップで済むので何回か繰り返しても別にいいかな、なんて。

殺害された児童は複数いるのですが、焦点となるのはヒロイン格の雛月加代(CV悠木碧)。この人はママンから日常的に凄惨な虐待を受けていて、周囲と関わりを持とうとせずにクラスでも浮いており、あげくに誘拐殺人に遭遇するという神も仏もないものかと言いたくなるほど救いのない女の子なので、なんとか助けてやって欲しいのですが、基本ヘタレの悟ですが、中身は29歳なんだからなんとかして欲しいものです。

ちなみに悟の声は大人が俳優の満島真之介、子供が女優の土屋太鳳という「ジブリかよ?」と言いたくなるキャスティングなんですが、まあまあ二人とも上手く演じいるようなので今度だけは勘弁してやりましょう(何様だ)。一方悠木碧は「六花の勇者」のフレミーばりの不機嫌&低音演技です。こういうのがハマリ役になるのでしょうか。個人的には鹿目まどかこそがハマリ役だと思うのですが。

悟が何度もトライ&エラーを繰り返すと、雛月加代を中心に幾つもの並行世界を、螺旋状に搦めてしまい、本来決して絡まるはずのなかった平行世界の因果線が、全て今の時間軸の彼女に連結されてしまったりして。この場合、魔法少女としては破格の素質を備えることになるので、キュゥべえがいたら契約を求めて激しく活動するところでしょう。魔法少女になれば加代ちゃんの絶望も救えるかも知れないですが。

それにしても児童虐待シーンは胸がいたいですね。特に女の子が犠牲になっているのは。どんな理由があるにせよ、ダメ、絶対。ちなみに少年時代の悟の仲良しグループの一員である小出広美も被害者の一人なんですが、なぜか悟はほぼガン無視しています。なんだこの差は。外見は女の子っぽくても所詮は男だからか。


3話でクリスマスツリーみたいな巨木を二人で見に行っていましたが、秒速5センチメートルか。中学生だったらキスしたのにね。というか3話は雪景色の中の少年少女のシーンせいか、ちょいちょい秒速っぽいような。


続いて「暗殺教室 第2期」。第1期の続きで、夏休み編ラストから開始していよいよ2学期に突入しました。本当に地球を滅ぼす気があるのかどうかよくわからない殺せんせーが相変わらず弾けまくっています。

ジャンプの連載もまだ終わっていないので、第2期でも結末は描かれないような気がしますが、学校の諸行事と絡めて本校との軋轢とか様々な暗殺計画、外部からの刺客の登場などがあるんでしょうね。

子供向けだから別にいいんですが、学校(椚ヶ丘中学校)の描写があまりに極端で、殺せんせーの有無に関わらず、ねーよこんな学校と言いたくなります。というか政府とか国際社会に本気で地球滅亡を防ぐ気があれば、この程度の介入で済むはずがないので、本当は裏でなあなあな関係があるんじゃないの?なんて穿ったりして。

そもそも中学校でどんだけ勉強できても、それで全て決まるというものでもなし。おっさん的にはいい学校→いい企業=いい人生とも言いかねますしね(しみじみ)。

正体不明とされる殺せんせーですが、対先生物質とかが普通にあったりしているところから見て、元は人間というのはほぼ確定でしょう。そもそも月を破壊したのは本当に殺せんせーなのか。単に自称しているだけじゃないのか。

最終的にはE組の生徒達は暗殺技術の習得やその他のイベントを通じて大きく人間的成長を遂げ、地球も滅亡しないのではないかと思いますが、殺せんせー自身がラストまで生きているかどうかはわかりません。人間に戻るとかでもいいのですが、破滅的状況を身を以て救った挙げ句生死不明、なんてとこが妥当でしょうかね。

余談ですがE組男子による「クラスで気になる女子ランキング」。第3位は2票の倉橋陽菜乃(CV金元寿子)。天真爛漫で分け隔てをしない態度や可愛い顔立ちで人気です。烏間先生に好意を持っている様子なのでクラスの男子は恋愛対象ではないかもです。ランキング表には「いやし系」「みわく的なポーズ」といった寸評が。

第2位は3票の矢田桃花(CV諏訪彩花)。余り自己主張をしない控えめな性格ですが、器量の良さに加えて胸の大きさがEカップということで評価されている様子。「貧乳は希少価値だ、ステータスだ」といくら叫んでも、大方の男子はやはり大きいのがお好きということか(笑)。ランキング表には「ポニーテール」「胸が大きい!」との評が。

そして栄えある第1位は4票獲得、既に「好きなアニメキャラ」で紹介済みの神崎有希子(CV佐藤聡美)。清楚で黒髪ロングでおしとやかなクラスのマドンナで、同性からも非常に人気が高いのが特徴です。美人なのはいいのですが、そのせいで何かと男が絡んでくることが多く、「とことん男運が無い」と評されています。ぜひいい男と出会って欲しいですね。ランキング表には「性格が良さそう!」「顔がダントツ可愛い!!」との評が。


4位には主要キャラの茅野カエデ、5位には学級委員の片岡メグの名前がありますが、もはや一票ずつしか入っていない様子。E組は男子15人で、全員が投票しているとは限りません(渚やカルマは入ってなかった模様)が、ここまで足して11票。案外票はばらけているというか、可愛い子が多いというべきか。個人的にはツンデレ風味の速水凜香や地味子の奥田愛美もなかなか…


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