記憶に残る一言(その53):クラウドのセリフ(「マシュマロ通信」…ただし同人誌版)

今日も良い天気で雪が減ってありがたいですが、明日からは天気が悪くなる予報。しかし12月前から大雪が降ったのでどうなることかと思っていましたが、北海道をはじめ東日本各地では雪不足の様相のようですね。この冬は6年ぶりの暖冬になる見込みだとかで、ここ1か月は全国的に平年より気温が高くなりそうだそうです。雪が少ないと困る人も大勢いるとは思いますが…個人的にはありがたや。山だけ降って平地で降らないとかだといいんですがね。

本日は久々に記憶に残る一言です。今回は最初にいきなり出してしまいましょう。このセリフ、ネットでは非常に有名ですが、オリジナルは知りませんでした。今回調べてみて始めて由来が分かりました。

「我々の業界」という言い回しが正しいのかどうかはさておき、ある特定の性癖の人を射しているものと解釈するべきでしょう。つまり普通の人にとっては苦痛の原因だったり嫌悪する対象だったりするものが、特定の趣味嗜好、性癖を持つ人、或いはマニアにとっては、無上の喜びや愉悦の対象だったり、大好物だったりするということです。


例えばかつて一世を風靡した「ブルセラ」。使用済みの女性の下着とか体操着とか、要らない人には全くいらないものですが、特定の男性にとってはそれこそお宝で取引対象となっていました。今でも需要はあるんでしょうね。普通の人にとってはそんな誰のものかもわからないものを…と眉をひそめたくなるところですが、例えば「綾瀬はるかの」とか「佐々木希の」という前置詞が付いたならどうでしょう。「ぜひ欲しい!」と思う人が一桁は増えるのではないかと。

ネットで使用される場合は、SM系が多いような気がします。人から暴力を振るわれたり罵詈雑言を浴びせられたりすることは、基本的には非常に嫌なことですが、SMにおけるM、つまりマゾっ気のある人にとっては、女王様やご主人様からのそれが快感や喜びとなるらしいです。

さらには例えば排泄物のような普通の人なら見たくもないものや、どといったものや、興味の対象とならない些細な物に異常な関心と興味を示す人、すなわち スカトロとかフェチと呼ばれる人々も、自らの趣味や性癖をネタ として他人に話す場合に「我々の業界ではご褒美です」 なんて言ったりするようです。ここまで来るともうその業界には関わりたくないですが。スカトロで画像検索したら心が折れそうになったので、ここは革命家でご容赦を。節子それスカトロと違う、カストロや!

ネット上では良く見られるこの言い回しの元ネタですが、 「同人用語の基礎知識」によれば、2004年にアニメ 化されたもしたマンガ「マシュマロ通信」だと言うことです。いや正確に言えば、「マシュマロ通信」を扱った同人サークル「サマーギフトくらぶ」の同人作品の作中フレーズだそうです。

私、恥ずかしながら「マシュマロ通信」については全く知りませんでしたが、“気が強くてちょっぴりわがままなサンディと羊のぬいぐるみのクラウドが、家族や学校の新聞部の個性的な仲間たちと繰り広げるハートフルコメディ”なのだそうです。

個人的にはクラウドというと「ファイナルファンタジーⅦ」のこの人を連想してしまうのですが、もちろんそういうことはなかったぜ!

で、同人作品の方では、サンディ」がクラウドに様々なお仕置きやいじめを行うのですが、その際、クラウドが自虐的にしゃべるセリフが、細かいニュアンスは異なりますが「我々の業界ではご褒美です」でした。

そしてさらのその元ネタかと思われるのが、深夜番組「タモリ倶楽部」などでタモリが、一般人が理解不能な奇妙な趣味を面白おかしく解説したりする中で、いろんなパターンはありますが、同じような言いまわしを行っているということです。

どういうものがご褒美になるのかは人それぞれですが、あんまりディープなのでは大方の人がついて行けない(ワシもじゃ、ワシもじゃみんな!)ので、ライトかつソフトなものを紹介してみましょう。

私のご贔屓声優早見沙織は実に綺麗な声をしており、本人は礼儀正しく優しくて賢くて歌の上手い若手声優さんなんですが、彼女の演じるキャラの中に「罵倒キャラ」とも呼べるものがちらほらと。激しく罵倒する新垣あやせ(俺の妹がこんなに可愛いわけがない)とか足須沙穂都(マンガ家さんとアシスタントさんと)や静かに罵倒する雪ノ下雪乃(やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。)や斧乃木余接(〈物語〉シリーズ)など、タイプは色々ですが、はやみんの罵倒演技は高い評価を得ています。そしてはやみんの声で罵倒されるとわくわくしてしまい、それが「ご褒美」に感じられるというオノコ共が結構いるようなんです。

個人的にはアクセントとしては悪くないですが、やはり「ラブプラス」の愛花のような激甘ボイスの方が好きですね。

2013年にアニメワンが実施した「罵倒されたい女性声優ランキング」で1位の釘宮理恵に続いて堂々の2位になっていました。ちなみに順位と票数は以下のとおり。

1位 釘宮理恵 213票
2位 早見沙織 203票
3位 沢城みゆき 187票
4位 花澤香菜 152票
5位 柚木涼香 148票
6位 小倉唯 141票
6位 戸松遥 141票
8位 喜多村英梨 107票
8位 竹達彩奈 107票
10位 日笠陽子 96票

釘宮理恵は何しろ台湾で言うところの「傲嬌系女王」、つまりツンデレの女王ですのでね。演じる大抵のキャラがツンデレで主人公を罵っています。沢城みゆきは色んな役を演じていますが、個人的には「ローゼンメイデン」の真紅の罵倒ぶりが記憶に残っています。

そしてファン達のニーズに応え、はやみんがやっているラジオ番組「早見沙織のふり~すたいる」では色々なジングルを聴けるわけですが、特に好評らしいのが罵倒ジングルです。なんと罵倒ジングル集がまとめられていました。これを聴いたらあなたのブタ属性に目覚めるかも。
そして好きなのはオノコ共にとどまらず、女性声優にも好評らしいです。あやねるといのすけのこのハイテンションは何だ(笑)。こういうのもギャップ萌えというんでしょうかね。
LINEのスタンプには女の子が静かに罵倒するスタンプというのもあるらしいし、好きな人は潜在的にかなり多いらしいですね。

でもこの「静か系」はいいかもしれません。私はSとMどっちもイヤなんですが、ソフトかつ紳士的に女の子を言葉責めするご主人様とかはやってみたいかも。

例えば「アマガミ」の七咲逢のこのセリフに「萌えるッ」という人は多少Mの素質があるんじゃないかと思いますが、ライトだと思います。実はからかっているのに対するピュアな反応ですしね。

しかし、絢辻詞に萌えると言う人はフェイルセーフポイントを越えてしまっているかも知れません。個人的には七咲なら「ご褒美」と言えるけどガチな絢辻さんはもう手に負えません。

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