好きなアニメキャラ(その63):小花鈴(それが声優!)

本日は11月11日。今日は11時11分11秒を見ることに成功したんですが、我がオシアナスはアナログ時計でした。いつもは断然アナログ派なんですが、今日だけはデジタル時計を見たかった。

そうそう、今日は「プリッツ&ポッキーの日」なんだそうです。スティック状の形が「1」に似ているということで、平成11年11月11日から始まったんだそうですが、日本でしか通用しない記念日ですね。よし、今度買って食べよう(思うつぼ)。

日本ローカルといえば、地味に「きりたんぽの日」でもあるらしいです。なるほど、形状的には立派な「1」ですね。秋田県でしかメジャーじゃないという欠点はありますが。その他、「もやしの日」とか「靴下の日」とか「1」に近い形状のものはこぞって記念日にしています。

意外なところで中国では「光棍節」として独身者の日としています。(特に男性の)独身者のことを「光棍」(つるつるの棒の意)といい、11月11日は棒が4本並んでいるように見えることから、1990年ごろから学生の間で祝われるようになったんだそうです。

そんなこの日と全く無関係に今日は好きなアニメキャラ。本日は2015年夏季アニメ「それが声優!」から愛らしいJC声優小花鈴を紹介しましょう。最終回ではJK声優にクラスチェンジしましたが。

小花鈴(こはな りん)はアニメ開始時に中学3年生で、3月17日生。身長145cm、体重34kg、血液型B型、東京都出身です。愛称はリンリン。

劇団さくらんぼに所属し、5歳の頃から子役として芸能界入りしていたため、15歳にして芸歴は約10年になります。早生まれなので、劇中の大半は14歳だったということになりますが…。そのため業界内にそれなりに顔も効き、年上の新人声優である一ノ瀬双葉、萌咲いちごと結成した「イヤホンズ」の中では最も知名度・仕事量が多く、センターポジションを任されています。単にルックスだけでもセンターな気がしますが。

実家は和菓子屋で結構繁盛している様子です。関係ないですが、私が学生時代家庭教師をした時にも実家が和菓子屋さんという子のケースがあって、繁盛している様子でした。和菓子屋は儲かるのか!ま、味とか評判も必要なんでしょうけど。お土産に和菓子貰ったことがあるけど、確かに美味しかったです。

仕事をすれば当然ギャラが発生するはずですが、まだ中学生ですから多分お金の管理はママン任せで、仮に金額が生活には苦しい程度の額だったとしても、実家住まいなのでなんらで問題なし。ということで、田舎から上京して一人暮らししているため、バイトに明け暮れる双葉やいちごに比べると生活の苦労は全然ありません。

アニメでは子役時代の具体的な仕事内容は語られていませんが、コンプレックスを持っていて、自分自身の中では黒歴史にしたいものが多いようです。しかし子役の実績で仕事が来るのだから悪いことばかりじゃありませんよ。

引っ込み思案で人見知りが激しい性格の子供だったのをママンが心配して劇団に入れたのですが、おかげで特技を「誰とでも仲良くなれること」とする程に明るくなりました。ただ、子役時代から流されるままに仕事をしていたため、自分自身の特徴が見いだせず、天然の双葉や、「イチゴ姫」のキャラ作りを徹底しているいちごと比較して、没個性で普通すぎると劣等感を感じています。可愛いは正義なんだけどなあ。そのせいで特にいちごの迷いの無さっぷりは羨ましく思っているようですが、いちごはいちごで本当は色々抱えているので、「羨ましい」なんて言ったらきっと驚くでしょうね。

しかもその一方で、子どもの頃から劇団に入り芸能界で仕事をしてきたという、尋常の中学生とは全く異なる経歴から、「普通の中学生」を演じる事を求められると「本当は普通でない自分」に悩むというジレンマを抱えていたりします。

子役で芸歴が長いなんて聞くと、擦れっ枯らしで大人を舐めまくったクソ生意気なガキを連想してしまうのですが、鈴ちゃんは全然違います。明るく素直で全く擦れたところがないため、プロデューサーや監督など上層部から引き立てられやすく、余計仕事が舞い込みやすくなるというプラスのスパイラルが出来ています。

またこの世界、一日でも早く入った方が偉いみたいな風潮(お笑い芸人だけ?)があるらしいですが、芸歴では圧倒していて格下の双葉やいちごに対して、年下として自然に丁寧な口調で接しています。こういうところがまた愛される理由なんでしょうね。上層部や年長者に可愛がられて、実力があればそりゃあ売れるわ。イヤホンズは事実上“リンリンと愉快な仲間達”的ユニットですね。少なくともデビュー当初は。

しかし、売れっ子であるということはいいことばかりではなく、アニメ本編では、CDドラマで双葉が演じていた役を、アニメ化に際して知らないうちに奪ってしまうとというエピソードが描かれていました。声優の世界ではごく日常的に起きていることのようですが、同じユニット内で役の取り合いは厳しいですね。原作者およびスタッフの意図によるものなので、何も知らなかったリンリンは悪いところなどないのですが。

しかし役を奪われた双葉の尋常ではない様子に、スマホでインターネット百科事典Gonpediaを閲覧して、該当記事を見ていた所、双葉が演じていた役であることを知ってしまい、彼女への義理から苦しむ羽目に陥ります。

このエピソードは「スパイラル~推理の絆~」という作品の「結崎ひよの」というキャラを巡り、CDドラマで友人である川澄綾子が演じたものを、アニメでは浅野真澄が奪ってしまったという話をベースにしている模様です。アニメ放映は2002~2003年なので10年以上前の話ということになりますが、原作に初期のストーリーの中でも浅野真澄が一番書きたかったエピソードのようです。色々思う所があったんでしょうね。そのため、「それが声優!」自体もドラマCD化の話がありましたが、浅野真澄はドラマCDとアニメでキャストが変わるのを嫌って断ったと言っています。

なお、原作ではアニメ化に際しての双葉降板、鈴登用の理由を、鈴の年齢とヒロインの設定が合致することから、これを売りとして全面的に押し出そうという監督の商業的な判断と、劇団さくらんぼのマネージャーがそこをプッシュして仕事を取ったというのことにしていたのに対し、アニメでは「双葉の声優としての力量が未熟であるため」というシンプルな理由に改変されていました。アニメでは双葉の未熟さが強調されるエピソードが多かったので、この方が「今後力をつけたなら!」という前向きな努力に結びつけ易かったのかも知れません。年齢はもうどうしようもないですからね。

ちなみに幼女時代のリンリンの引っ込み思案ぶりは尋常ではなく、写真は常に物陰に隠れている「家政婦は見た!」の市原悦子状態。将来の夢は「きゅうり」だったそうです。


ちなみにパパンが登場してませんが、リンリンは完全にママン似ですね。しかもママンは佐藤聡美。いいなあ、ここん家のパパンになりたい。なって和菓子を作りたい。

そんな極度の引っ込み思案だったリンリンが今のようになれたのは、劇団に入ったからということもありますが、そこで出会ったサヨちゃんの影響が大きいと思われます。

サヨちゃんは中学校(白皇学院中等部)でのクラスメートですが、劇団入団時からの親友でもあります。サヨちゃんも劇団員ですが、暇な時に趣味状態で演劇をしているだけで、鈴と違って役者としての仕事はしておらず、いたって普通の中学生です。

鈴の活躍は友達としてとても誇らしく思っており、応援しています。鈴が絡むと熱意ゆえに天然が目立り、瞳はハート型になってしまったりしますが、実はしっかり者で、鈴に対しては保護者的な意識が強いようです。そういった所にも昔の関係が窺われますね。


二人はずっと一緒にと誓い合った仲でしたが、白皇学院は芸能活動のしにくい学校ということもあり、先生(浅野真澄が演じていました)からは、勉強と仕事の両立がしやすい別の高校の受験を勧められてしまいます。

そのまま内部進学で白皇学院高等部に進むサヨちゃんと離れ離れになってしまうことに小さな胸を痛める鈴。

しかし、他の声優(神谷浩史が本人役で登場)に触発されて仕事への情熱が目覚めた鈴、勇気を出してサヨちゃんに芸能科のある高校に進むことを告げます。

ずっと一緒という約束を守れないことを謝る鈴ですが、「よかった。もう一人で大丈夫だよね」「寂しいけど…寂しくないわけないけど…高校が別々になっても休みの日とか一緒に遊べるし…だから私達ずっと一緒だよ!」とどこまでも鈴を応援するサヨちゃん。いい子の親友はやはりいい子なんですね。なお、サヨちゃんはサヨちゃんを演じたあやねる(佐倉綾音)の友人がモデルだそうです。


サヨちゃんはイヤホンズ初の単独ライブにも足を運んでおり、客席の一番前に立って激しく応援していました。応援しつつ、リンリンの晴れ姿に涙したりして。こういう友達が一人いるだけでどれだけ支えられることか。

最終回では高校受験に挑んだリンリン。会場まで付きそうサヨちゃんはもはや保護者。これだけの応援を受けて失敗するなどあるわけない。


JKになって制服も髪型も変わった鈴。ちょっと大人っぽくなったような。なんともインチキくさい海原プロデューサーが持ってきた“どでかい案件”に驚くイヤホンズでしたが、どういうオファーなのかは二期がないとわかりません。だから二期作って!

CVは新人美人声優高野麻里佳。リンリンがイヤホンズセンターポジションで、中の人もリアルイヤホンズをやることは最初から想定されていたと思うので、オーディションでの採用には美貌も大きな要素だったに違いないと思います。

1992年2月22日生れで東京都出身。声優を目指したきっかけは、小さいころから本を読むのが大好きで、小学生時代に音読のための練習を各キャラクターにアレンジを加えて楽しんでいたのをママンに褒められたことが始まりだそうです。その後「ポケットモンスター」のピカチュウと「ONE PIECE」のトニートニー・チョッパーの声優が同一人物(大谷育江)であることを知り、「この人になりたい!」と職業として声優を意識したとのことです。

代々木アニメーション学院高等部大宮校卒です。「代アニ」は専門学校ですが、代アニ学院高等部は八洲学園大学国際高等学校(通信制)と連携し、高等学校卒業資格が得られるコースなのだそうです。その後マウスプロモーション付属養成所を経て、2014年からマウスプロモーションに正式所属中です。

小花鈴は初のメインキャラで、共演する一ノ瀬双葉役の高橋李依、萌咲いちご役の長久友紀と共に「それが声優!」から派生した声優ユニット「イヤホンズ」を結成し、2015年6月18日にシングル「耳の中へ」でCDデビューしました。

趣味・特技は水泳、バスケットボール、ROCK、ヘッドバンキング。ニコニコ動生放送において、「ファンタシースターオンライン2」の公式番組「PSO2放送局」でゲーム実況放送も行っていましたが、ツインマシンガン「トールマリンカ」を持っていることと、名前の「麻里佳」から、愛称は「まりんか」で定着しています。

三姉妹で姉(一般人)も美人です。これは妹も期待できるのではないかいな。そのうち三姉妹の画像も出てくるといいな。

番宣ラジオなどで、親が転勤族で転校を繰り返していたので友達を作るのを諦めていたとか、ぼっちエピソードが語られていましたが、それが故にヘビメタでヘドバンするようになったのか。

声優以外になりたかったものがなかったそうですが、小さいころなりたかった職業は「宝石屋さん」(全部自分の物)と「ケーキ屋さん」(全部自分の物)だとか。声優以外だと「かわいいお嫁さん!」になりたのだとか。結婚すれば即なれそうですが、帰宅したらヘドバンしている嫁とかちょっと怖い(笑)。美貌だって才能の一つ。ガンガン使って役を取ってけ!(但し“枕”は除く)

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