好きなアニメキャラ(その62):びんかんちゃん(下ネタという概念が存在しない退屈な世界)

今日も暖かい札幌。10月上旬の気候だそうで、一ヶ月季節が戻っています。でも大通公園の木々はすっかり寂しくなってきました。そして明日から段々気温が下がってきて、週末は最低気温が0度だとか。冬支度をしなければ。

本日は好きなアニメキャラなんですが、うっかり忘れていた「下ネタという概念が存在しない退屈な世界」のびんかんちゃんを紹介したいと思います。まだ夏季キャラから結構残っているので、小出しにしていればネタ切れに困らないぜとか思っていたりして。

2015年夏季アニメで一番の狂いっぷりを見せてくれた「下ネタという概念が存在しない退屈な世界」(略して「下セカ」)ですが、狂気の極北がアンナ・錦ノ宮だとすれば、一般人代表がびんかんちゃんということになるかと思います。

公式HPのキャラ紹介の画像がこれです。“物事に敏感に反応する名も無き少女”ということでモブキャラに近い存在なのですが、何気に毎回登場する皆勤賞キャラでした。

実は原作には登場しなアニメオリジナルのキャラです。時岡学園高等部女子生徒ですが本名不明。アニメでは良くあることですが、本作はモブキャラでも可愛い女の子が登場するので、びんかんちゃんの初登場シーンはほぼモブ子さんと区別がつかない感じでした。両脇の触角のような髪の毛(アホ毛といっていいのでしょうかね?)が控えめに個性を主張していましたが。

しかし、ハエの交尾シーンを見て、舌足らずな口調で「なにこれきゃらだが…なんかきゃらだが…きゃらだが…熱ーい!♡」と絶叫し、知る人を知る「みさくら語」の使い手として認識されることとなりました。

「みさくら語」については興味のある方はググってみて欲しいのですが、漫画家「みさくらなんこつ」の作品の登場人物が良く使う言語です。代表的なのは「だめ」→「らめぇ」、「です」→「れしゅ」、「大好き」→「らいしゅき」などです。

控えめながらロリ可愛い容貌に舌足らずの声と天真爛漫さ、しかしながらスタイルはわりと控えめではなかったというロリ巨乳的アンバランスさから、私のみならず結構コアな人気があるキャラクターのようです。

未知なる卑猥な絵を求め山を登る、不破氷菓率いる時岡学園ご一行の中にもびんかんちゃん。びんかんだけあって殆どの生徒が1枚しか卑猥な紙を持っていないのに対し、彼女は3枚も持っていて「はわわわわわわ」とうろたえていました。

狸吉の依頼でマッサージ器開発にいそしむ不破氷菓ですが、失敗作はつきもの。失敗作は段ボールに入れて拾ってもらうことにしました(捨て猫か)が、早速手を出したのはびんかんちゃん。「へるしゅあ~むびゅ~てぃ~?」

屈指のヤンデレ・アンナ先輩に鬼頭鼓修理と一緒に寝ている所を見られてしまった狸吉。まあ勝手に鼓修理が添い寝していただけに何もしていないのですが。妹と主張してなんとかアンナ先輩の誤解は解きましたが、それでも狸吉にくっつく鼓修理にアンナ先輩の嫉妬が炸裂。包丁でブスブスと型抜きされ、見事にヤバイ形の穴を残して鼓修理は下の部屋に落下します。そこに住んでいたのはなんとびんかんちゃん。姿は見られませんでしたが「ひゃ~!ど…どちらしゃまですかー?」という悲鳴が。こんな時でも可愛い声です。

下ネタテロ組織「群れた布地」にバスジャックされて人質となってしまったびんかんちゃん。3時間毎に脱ぎたてのパンツを回収するため新しいパンツを配られ、使用済みパンツを提出しなければならないのですが、同じく人質となった早乙女乙女にパンツを履くところをしっかり観察されてしまうびんかんちゃん。「はわわわわわわ~、ふぇ~」「なんなんですか?見てないで自分のパンツはいてくだひゃい」

最終話では何故か風紀委員見習いとなって月見草朧と共に登場。大胆な服装に着やせするナイスバディを見せてくれました。白いガーターがまたいいですね。

新キャラのド変態「底辺の黒」と野球拳勝負をして勝利しますが、あまりの変態ぶりに「真の護身」が発揮され、ダッシュで退場していきました。もしかすると渋川剛気の孫娘なのかも知れません。

そういう訳で、“名も無き少女”にしては大活躍のびんかんちゃんでした。第二期制作があれば晴れて名前が付けられるのかも知れませんが…「下セカ」の主役とも言うべきアンナ会長役の松来未祐が逝ってしまったのでどうなることやら。アンナ役の適切な後継者が出るかどうか。

CVは声優天使の異名を取る小倉唯。およそ3年前の2012年10月22日の「好きな声優さん」の記事で取り上げております(http://nocturnetsukubane.blog.fc2.com/blog-entry-165.html)が、当時17歳だった彼女も既に20歳。時の流れは実に恐ろしいですね。

かつて劇団東俳に所属しており、子役として映画・テレビ・舞台などに出演していたようです。だから若いけどキャリアは12年以上あるのですが、声優としての活動は2008年頃から。

また歌手としても石原夏織と「ゆいかおり」を結成して2009年から活動しており、かつてはStylipSにも所属していました。2012年からはソロでもデビュー。名前は本名で、「たった一つの宝物」という意味から付けられたそうです。3人姉妹だけどNE!でも末っ子で、2人の姉は双子で15歳も年が離れているそうなので、そういう名前を付けたくなる気もわかるような。

女性声優に大人気で、20歳を超えた今でもペットというかマスコット的人気を保っています。ちなみに彼女のブログ「ゆいゆいティータイム」の11月2日の記事では松来未祐について触れており、“つい先日まで、レギュラー作品でご一緒させていただいたこともあり、まだ実感もなく、本当に言葉がでません。現場でもとても優しくしていただき、太陽のような笑顔で周りを明るくしてくださいました。”などと綴っています。これって明らかに「下セカ」ですよね。“本当に本当に、優しくてあたたかい素敵な先輩でした。”ということで、きっと松来さんにも可愛がられていたのでしょう。

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