好きな声優さん第四期(その12):水瀬いのり~合法ロリ?の癒し系声優

超大型の台風23号は温帯低気圧に変わりましたが、超大型の爆弾低気圧として道東を中心に猛威を振るっています。空と海の交通のほか、陸路にも重大な影響を出ています。観光に来た人達、来ようとしていた人達は予定が狂って大変ですね。

札幌でも夕方になるについて風雨が強まってきました。早めに会社を出ましたが、さすがに今日は歩いて帰る気になれず、地下鉄を使ってしまいました。こういう時の地下鉄の平常運転感は異常。……ところで、この「○○感は異常」ってフレーズ、元ネタはなんなんでしょうね。「月曜日の仕事する気出ない感は異常」とか「一人暮らしで風邪引いて、徐々に熱上がってきてるときの不安感は異常」とか、あるあるネタとしては非常に優秀ですが。

さて台風が来たらコロッケを食べるという謎の風習もできつつある昨今、台風が来たからとは無関係に(なら言うな)、久々に「好きな声優さん」をやりたいと思います。前回取り上げた上坂すみれかが5月27日だったので4か月以上間が空いてしまいました。第四期は不定期掲載を宣言していたので別にいいのですが、それにしても空いたことですね。本日はまだ19歳、もうすぐ20日の水瀬いのりです。

水瀬いのりは1995年12月2日生の19歳。出身は東京都で声優のほか、女優としても活動しており、本年中に歌手デビューもする予定です。中学3年生だった2010年に声優デビューしました。

しかし、その後はなかなか仕事が来ない日々が続き(「それが声優!」を見たからその状況はわかります)、「もし受からなかったらこれで最後にしよう」と言う思いでオーディションを受けた2013年の「恋愛ラボ」で棚橋鈴音というレギュラー役を獲得することに成功します。この「最後の最後でようやく…」という話はよく聞きますが、成功した人しか語ることがないので、きっとその数十倍以上、「やはりダメだった…」という話が埋もれているのでしょうね。

ここで運命のパートナー(笑)、あやねること佐倉綾音に遭遇していた訳ですね。どうして一番地味なキャラだった水嶋沙依理(サヨ)役 の大地葉が中央にいるのか、何気に謎画像ですな。愛称は「いのりん」ですが、あやねると共演した番宣ラジオ「ご注文はラジオですか?」では「いのすけ」と呼ばれ、こっちの方が普及しつつある様子。


実はこの2013年には女優デビューもしており、NHKの朝の連続テレビ小説「あまちゃん」に「アメ横女学園芸能コース」の成田りな役として出演しました。能年玲奈が演じた天野アキ(あまちゃん)に、いろんな意味で芸能界のスゴさを見せつけていました。


どうでもいい話ですが、「成田りな」はAKB48の初期に在籍していた「スカひら7」(「神7」の前身とも言える、2ndシングル「スカート、ひらり」のフロントメンバー7人のこと。前田敦子、高橋みなみ、小嶋陽菜、板野友美、大島麻衣、成田梨紗、中西里菜)の一人、成田梨紗が名前のモデルなんでしょうか。「りな」は同じく「スカひら7」だった中西里菜から取っているとかね。この人はAV女優になった後、既に引退しているのでそれはないかな。

その縁で番組挿入歌の「暦の上ではディセンバー」を歌唱し、同年のNHK紅白歌合戦では企画コーナーで「あまちゃん」のメインキャストと共に出場し「GMTスペシャルユニット feat.アメ横女学園芸能コース」としてステージに立ち、能年玲奈の後ろで歌いました。見ていたはずだけど、この当時彼女のことは全然しりませんでしたなぁ。紅白で歌った声優って、もしや水樹奈々と水瀬いのりだけ?まあ正規の出場とはちょっと違うでしょうけど。

趣味はアニメ、ゲーム、ニコニコ動画、ネットサーフィンで(ワシもじゃ、ワシもじゃいのすけ!!)、特技はカラオケ(アニソン一人デュエット)、テトリスです。歌える声優さんに憧れているということで、水樹奈々が憧れの声優だそうです。憧れの人と「紅白」繋がりができて良かったね、いのすけ。

声優としてのブレイクは2014年からですね。今はすっかり売れっ子声優になっています。そしてさらに飛躍した2015年、20歳の誕生日である12月2日にソロ歌手デビューすることが発表されています。

ラジオ番組での立ち回りの上手さに定評のあるあやねると共演して鍛えられたせいか、水瀬いのりもラジオ番組を得意としており、低めの落ち着いた地声で囁くようにしゃべるでせいもあって、若いのに妙に安定感があります。「ごちうさ」第二期の番宣ラジオ「ご注文はラジオですか??」を種田梨沙と一緒にやっていますが、年下の水瀬いのりが引っ張ってる感がひしひし。7歳も年下にいいように回されて悔しい…でも任せちゃう!

それでは私の知っている水瀬いのりが演じたキャラを紹介しましょう。。まずは前述の「恋愛ラボ」のスズこと棚橋鈴音。

私立藤崎女子中学(通称「藤女」)の1年生で生徒会書記です。おかっぱ頭の眼鏡っ娘で、もともと生徒会内では存在感が薄く、姿を見せないままに仕事をこなしていたので、主人公の倉橋莉子(「リコ」)からは「妖精」と呼ばれていました。その後生徒会長真木夏緒(「マキ」)が始めた「恋愛の研究」に参加することになって存在感を増していきました。

なぜかハリセン作りが得意で、リコがマキへのツッコミの道具として使っています。兄と姉がいて幼少期には非常に可愛がられていました。幼少期のエピソードでは兄と姉によりスズの取り合いがあったりして。姉の紘佳のCVは何気にはやみんでしたっけ。引っ込み思案だったスズが生徒会書記に立候補したのは「これまで心配してくれた姉を安心させたいとの思いからでした。

先にも書きましたが、水瀬いのりは「もし受からなかったらこれで最後にしよう」と言う思いでオーディションを受けていたので、現在のいのすけがあるのはスズのお陰ともいえますね。

香風智乃(「ご注文はうさぎですか?」シリーズ)

水瀬いのりの声優としてのブレイク役です。愛称はチノ。名前の由来はカプチーノです。物語の舞台となる喫茶店(夜はバー)「ラビットハウス」のオーナーの孫娘で中学2年生の13歳です。学校以外ではいつもアンゴラうさぎのティッピーを頭に乗せていますが、ティッピーにオーナーの魂が入っていることは秘密にしています。

喫茶店の娘だけあって香りだけで産地や銘柄を当てられるほどのコーヒー通ですが、自分は砂糖とミルクがないと飲めないというのがご愛敬。誰にでも敬語を使い、クールな性格をしています。最初から馴れ馴れしく、勝手に妹扱いをしてくるハイテンションな主人公のココア(保登心愛)には困惑していましたが、段々慣れたというか諦めたというか。

今ではすっかりココアのことを大切な存在と思っており、いずれココアがチノから離れていくといった発言があると動揺したりします。でも普段はココアにツンツンした態度をとっているのでツンデレですね。

将来は家業を継いで立派なバリスタになるのが夢です。ココアが来る前は、人見知りで祖父や父親以外とは話そうとせず、そのせいで趣味もボトルシップやパズルなどぼっち一人で遊べる物が多くなっています。

人見知りとは言いましたが同年代の友人はいます。クラスメイトのマヤ、メグで、リゼからはチノ・マヤ・メグの頭文字を取って「チマメ隊」と呼ばれています。

ヘスティア(ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか)

好きなアニメキャラでも紹介していますが、ダンまちの女神にしてボクっ娘です。黒髪ツインテールで見た目は子供ですがれっきとした女神で、プロポーションの良さから「ロリ巨乳」とも呼ばれています。

正式にはまだ主人公ベルしか所属していない「ヘスティア・ファミリア」の主神で、経済状態が安定していないのでバイトをしながらファミリアを運営しています。神の威光は地上では滅多に見せないので、バイト先では客から頭を撫でられるなどマスコット的な人気があります。またそれを嫌がらないのがヘスティアの可愛いところです。

服装は背中と胸の大きく開いた白いワンピースですが、胸の下を通すように二の腕に結んでいる青い紐が話題になりました。その他、首に青いリボンを巻き、手袋をはめていますが、足は裸足だったりします。処女神なのにベルと相思相愛になることを夢見ており、ベルの片思いの相手であるアイズや、ベルに接近してくるリリ達の事を警戒しています。

当初身を寄せていたヘファイスト、零細ファミリアを運営するタケミカヅチやミアハは友だち(神友)ですが、大規模ファミリアを有する貧乳のロキとは非常に仲が悪く、しばしば罵声の応酬から取っ組み合いになります。同じく大規模ファミリアを経営する妖艶巨乳のフレイアのことは苦手にしていますが、彼女が影で色々と糸を引いていることを知ってか知らずか。

丈槍由紀(がっこうぐらし!)

主人公で通称ゆき。姓は「たけやり」と読みたくなりますが「たけや」です。巡ヶ丘学院高校3年生ですが、高3とは思えない天真爛漫で子供っぽい性格をしています。かしこまった際の「ラジャー」や、謝る際の「ごみん」など、独特の言葉を使います。当初はウザイ主人公と思われていましたが…

ゾンビ騒動によって大きなショックを受けて塞ぎ込んだ後(恵飛須沢胡桃(くるみ)からは「泣いてばかり」と言われています)、幼児退行を起こして不自然な形で元気を取り戻しましたが、慕っていた佐倉慈(めぐねえ)の死をきっかけに現実を認識できなくなったかのような言動をとるようになりました。

ゆきの視点では学園では平和な日常が続いているという描写がされており、それが第一話ラストの直樹美紀(みーくん)視点での衝撃を視聴者に与えた訳ですが、ゾンビを目の当たりにしたりすると現実に立ち戻り、錯乱する様子も見せています。

ほぼ狂気に支配されているゆきですが、彼女の正気というか良心はめぐねえとしてゆきの前に姿を現し、的確な助言を与えたりしています。くるみも若狭悠里(りーさん)もゆきに合わせていますが、合流当時のみーくんはそれに反感を感じていました。しかし、ゆきの提案する突拍子もなく見える学校行事が、結局のところメンバーの置かれた状況を好転させていることを知り、反発から容認に変わっていきました。そもそもみーくんが生還できたのもゆきの「遠足」提案によるものでしたしね。

事件前の描写は原作では少なく、本来の人物像については不明な点も多かったのですが、アニメではクラスでも浮いた存在だった様子が描写されていました。しかし、最終回ではぼっちではなく、本当は友人(チョーカーさんとか)もいてそれなりに楽しくやっていたことが窺われました。

くるみ、りーさん、みーくんなど巡ヶ丘学院高校の他の女生徒の制服は緑系統なのですが、ゆきの制服はなぜか青系統です。もしや転校生なのかしらん。

終盤の11話では正気に立ち戻り、校内放送でゾンビ達を帰宅させることで学園生活部の窮地を救いましたが、それと引き替えにめぐねえの幻も姿を消してしまいました。めぐねえとの最後の会話で「ずっと怖いことから逃げて、大変な事を皆に任せてきちゃったから…」と言っていたので、ゆきは狂気に囚われている間も本当は現実が理解できていた、その上で逃避していたのかもしれません。

ニトロプラス作品なのでバッドエンドも覚悟しましたが、一応全員卒業できました。これからもハードな展開は続く気がしますが、第二期を切望します。りーさんは終盤心労に次ぐ心労だったので、ゆきに代わって今度はりーさんが狂気に囚われたりして。実際原作では…

20歳を迎え、来年以降も大活躍していきそうな水瀬いのりですが、種田梨沙同様「ガールフレンド(仮)」への出演はまだありませんね。「ごちうさ」でいえばあやねる(熊田一葉)、佐藤聡美(椎名心美)、内田真礼(吉見奈央)、早見沙織(風町陽歌)らは出演済みなので、いのすけもたねちゃんとともに近日登場して下さい。


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