2015年夏季アニメの感想(その3):六花の勇者

昨日川島なお美が亡くなりましたね。TV版「失楽園」以降はすっかり大物女優の風格でしたが、私の中のイメージは「青山学院大学」「ミスDJ」そして「カンニング」です。亡くなった方に最後のは勘弁してやれよと言われそうですが、「カンニングなんてみんなしている」という逆ギレ発言(当時はそういう言い回しはありませんでしたが)が凄くインパクトあって。認めたくないものだな…。自分自身の、若さゆえの過ちというものを…

他に、フランスの四つのワイン産地(シャンパーニュ、ボルドー、ブルゴーニュ、サンテミリオン)から騎士号を授与されている女優は日本で唯一だそうで、かつて「私の体はワインでできているの。私の血も肉もワイン」と宣っていますが、きっとこの発言を

佳人薄命といいますが、享年54歳というのは薄命というには微妙かな。30代くらいまででしょうかね。ともあれご冥福をお祈りします。

話はガラリと変わって夏季アニメの感想その3、本日は「六花の勇者」です。魔王を倒すどころか、7人目の偽勇者を見つけるだけで一期が終わってしまったというこの作品。魔王退治よりも偽者を見つけるまでが物語のキモのようです。

11話終盤でようやく偽者の疑いを解いた“地上最強の男”アドレット・マイヤ。探偵役となって名推理を展開したいところですが…。とりあえずフレミーが可愛くなってよかったね。

最後までアドレットを殺そうとしていたモーラを疑うナッシュタニア。いや、前にも書きましたが私の推理ではあなたこそが犯人なんですが。そうか、誰かを陥れようとしているのか。


アドレットも心の中で(確かに確信はない…だが、モーラの他に誰がいる…)と。ってお前も判ってないのかyo!!駄目だこいつ…早くなんとかしないと…

しかし何も考えてなさそうだったチャモが助け船を。石版二枚と予備の宝剣を発見したのだそうです。ま、本当はハンスが推測したのだそうですが。一行の中で一番賢そうなのはハンスなんでそれなら信じられるかな。

2枚の石版のうち1枚は予備、そしてもう1枚には結界を解除する手段と、結界を作動させる方法が書いてありました。そして、結界を作動させるには、宝剣を握って血を伝わらせ、所定の言葉とともに石版を壊すということが判明。だから再作動のためには予備の石版が必要なんですね。

さあ、石版を壊した=結界を作動させたのは誰か?もちろん憶えていますとも。もちろんあのバニー姫ですよ。みんな驚くけどアドレットが一番驚いている。お前は探偵役失格だZE!!

でもようやく思い出しました。先に神殿に行けと言ったのはナッシェタニア。最初からアドレットを罠にかける気マンマンだったということですよ、これは。

ゴルドフだけは姫を信じて庇っていますが、その後ろであっさり降参するウサギちゃん。

「不覚でした…。予備があることは分かっていましたが…結界の作動手段が書かれていたとは…。しかし、一人も倒せないとは…。最低でも2人は削れると思っていたのですが…」淡々と語る姫の目が滅茶苦茶怖い。これ××××の顔ですわ(by故・塩爺)。

それにしても日笠陽子、実に上手いなあ。声質も良くて、ヒロインでよし、悪役でよし、幼女でも熟女でもよしと使い勝手のいい声優さんです。ここ数年の出演作の量を見ればひよっちの人気・実力ぶりもわかろうというもの。

そして姫が警戒していたのはやはりハンス。途中、ゴルドフにハンスが怪しいと言っていましたが、アドレットはもう確実に消されるので、次はハンスを早めに殺ろうと思っていたのでしょうね。

姫が紅い紅い瞳で言うには、「私は本当の平和を望んでいます。魔人も凶魔も人間も、争うことなく暮らせる世界を作りたい。魔人は私が処理します。人間の世を滅ぼしたりさせません。」だから勇者達は撤退しろと。

さらに「私の目的は、凶魔達に心を入れかえさせ、人間と和睦することなのです。ですが…少々の犠牲は出ます」と演説する姫。

思わず「どれくらいなの?」と聞いてしまったフレミー。凶魔と人間のハーフなので、話に引き込まれてしまったか。が、姫の回答は「想定では、人間の犠牲は50万人ほどで済むはずです。たったの50万です。」という恐るべきものでした。そもそもこの世界の人口はどれくらんなんでしょうかね?

思わず「殺せ!!」と叫ぶアドレットと突進するハンス&モーラ。迷探偵が今度はリーダー気取りかよ。でもハンスもモーラも負い目があるからなあ。

しかしナッシェタニアの体は泥人形でした。本体はあらかじめ入れ替わっていたのか。いつの間に?最初から泥人形のままで刃の聖者の力を行使していたのだとしたらそれはそれで凄いけど。アドレット曰く「凶魔の技だ…相当に上級な…」とのことなので、ナッシェタニアは相当有力な凶魔とつるんでいるんでしょうね。

偽者を排除し、ようやく6人になった六花の勇者。最強パーティー誕生で、オレ達の戦いはこれからだエンドなのでしょうか?

すると珍妙な新キャラ出現。最終回で新キャラって最近の流行なんですかね。アドレットの知り合いみたいですが。

CVは金元寿子なのに微妙にブスいこの人は鮮血の聖者ロロニア・マンチェッタだそうです。それはいいけどその後の「私じゃ、六花の勇者なんて力不足だと分かってますけど、頑張りますから!!」という発言が大波紋。

ナッシェタニアと同じく胸元にある六花の勇者の紋章。こ…これでまた六花の勇者は7人になってしまいました。最後の最後になんということだーっ!!!!!


また7人になってしまいましたが、結界の異変を知ってはせ参じた妙な格好の王様が言うには、大陸に散らばっていた凶魔達がこの森に向かって集結しつつあるそうで、その数最低でも2000。数時間後には到達ということです。

そこですっかりリーダー気取りのアドレット、「今のところ、間違いなく7人目じゃないと言い切れるのは俺だけだ。俺に従うのが1番合理的だろう?」と仕切り始めます。これからは「地上最強のリーダー」を名乗るのかな?

そして偽者を含む7人のままで魔王の封印された凶魔の本拠地・魔哭領に突撃していきます。まさに「オレ達の戦いはこれからだ!」のジャンプ打ち切りマンガ的エンディングですが、偽者を含んでいるので非常にすっきりしません。これで二期を作らなかったそんなの絶対おかしいよ。

ま、個人的にはナッシェタニア姫偽者説が的中して満足です。また一人偽者がいることになってしまいましたが、調子に乗って推理すると…以前も言いましたがアドレットが怪しい。

ようやく嫌疑が晴れたところ申し訳ないのですが、死ぬほどの目にあいながら身の潔白を証明したので皆「アドレットはない」と思っていることでしょう。そこがつけ目です。アドレット自身、8人目の存在をフレミーに語っていましたが、8人目こそ本命で、7人目のナッシェタニアは捨て石だったのではないかと。そして偽者であることはアドレット自身も気づいていない。自覚がない偽者ほど強いものはないと思うのですがどうでしょうか?

モーラはBBA、チャモはガキ、ロロニアはブスで最大の敵であるナッシェタニアは偽者…ということでメインヒロインの座を手に入れたフレミーさん。CV悠木碧もさぞやお喜びでしょう。ツンばかりの演技が最後の最後にデレになりました。でもアドレットが偽者と判ったらショックだろうなあ…。鬱まどかになっちゃったりして。

ということで一期打ち切りにしてはあまりに尻切れトンボなので、ぜひ二期を制作して下さい。あと闇堕ちのウサギ姫もぜひ活躍させて下さい。ひよっちの闇堕ち演技はゾクゾクするなあ。個人的メインヒロインは依然としてナッシェタニアですから!(ワシもじゃ!!byゴルドフ)

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