花咲く乙女:「すみれの花咲く頃」にインスパイアされた「サクラ大戦」ED

晩夏の候、いかがお過ごしでしょうか。お盆休み明けで休みボケの人にとっては辛い一週間だったのではないかと思いますが、ようやく週末になりましたね。夏休みも残り少ないということに気が付いた子供達は、そろそろあたふたしている頃ではないかと思いますが、北海道ではもう新学期だZE!

本日のゲーソンは先週に引き続いて「サクラ大戦」から。EDの「花咲く乙女」です。

全てが終わって大団円を迎え、テロップが流れるというまさにエンディングで流れる曲なので、これを聴くと「ああ、終わったな」という気分になるのですが、悪と戦って帝都を守る帝国華撃団・花組は、平時は大帝国劇場で少女劇団「帝国歌劇団・花組」として舞台に立っています。

帝国歌劇団で何かと連想されるのは「宝塚歌劇団」なのですが、宝塚のテーマソング「すみれの花咲く頃」と「花咲く乙女」は楽譜を比較すると類似の音型があるのだそうです。「すみれの花咲く頃」は、すみれが咲く春に昔の恋を思い出す内容ですが、「花咲く乙女」は、年取った女優が、自分が華やかだった時代を思い出すと、回想の中で彼女は若き日々に戻り、輝くライトの下で皆と一緒に舞台に立っています。もちろん彼女は身を焦がすようなをしている…という内容になっています。「花咲く乙女」は「すみれの花咲く頃」にインスパイアされた曲といえるでしょう。

作詞は広井王子、作曲編曲は田中公平、歌は帝国歌劇団です。全員で歌っていますが、パート毎に分担しているので、担当者も書いておきましょう。

あの頃のこと 胸の中に
思い出が くるくると回る
(真宮寺さくら)

舞台の 幕が開き
涙を 歌にかえ
煌めく笑顔で 希望(あした)さえ魅せる
輝く ライトあびて
(真宮寺さくら)

花咲く 乙女たち
過去(きのう)は 捨てたけど
(真宮寺さくら+神崎すみれ)
凜々しい姿を 七色に映し
夢を見るわ いつも愛の夢
(アイリス+李紅蘭)

熱い 想い この身を焦がし
たとえ あした 命尽きても
(真宮寺さくら+マリア)
歌い 踊り 舞台に駆けて
君に とどけ 今宵高鳴る その名
(全員)

花咲く 乙女たち
未来を 抱きしめて
(真宮寺さくら+神崎すみれ)
麗し美空に 金色(こんじゃく)の世界
夢を見るわ いつも愛の夢
(桐島カンナ+藤枝あやめ)

熱い 想い この身を焦がし
たとえ あした 命尽きても
(真宮寺さくら)
歌い 踊り 舞台に駆けて
君に とどけ 今宵高鳴る その名
(全員)

熱い 想い この身を焦がし
たとえ あした 命尽きても
歌い 踊り 舞台に駆けて
君に とどけ 今宵高鳴る その名
(全員)

……帝国花撃団
(全員)

歌い 踊り 舞台が跳ねて
君に とどけ 今宵高鳴る その名……
(真宮寺さくら)

OPの「檄!帝国華撃団」の歌唱は「横山智佐&帝国歌劇団」だったのに対しこちらは「帝国歌劇団」名義。でも実態はやはり真宮寺さくら(横山智佐)がメインですね。あやめさんは花組じゃないぞと言いたいところですが…個人的には入れてくれて良かったと思います。あとマリアの声が男前過ぎて大神隊長かと思ってしまいますね。

それでは聴いてみて下さい。まずはフルバージョン。ジャケ絵一枚ですが。
ゲームED版。こういうのを見ると、ゲーム媒体がROMカセットからCDに変わったのってやはり劇的だったんだなあと思います。
帝国歌劇団・花組 歌謡ショウファイナル公演「新・愛ゆえに」千秋楽(2006年8月22日)でのライブ版です。サイリウムの動きを見ると、こういうのが「よく訓練された客」なのかな、なんて。
アイマス歌劇団版。さくらに変わって春香達が歌い踊ります。妙にマッチしています。さくら=春香、すみれ=千早、紅蘭=律子、アイリス=やよい、マリア=真、カンナ+あやめ=あずさという感じですか。双子や何役なんだろう。美希、雪歩、伊織は帝劇三人娘ですかね。
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