好きなアニメキャラ(その54):神崎有希子(暗殺教室)

こんばんは。東京では8日連続猛暑日ということでお見舞い申し上げます。夕暮れ時、冷房の効いたビルから外に出たときの鈍器で全身を殴られるような熱気の凄まじさを思い出します。ここ札幌ではそういうことが滅多にないのが本当にいいのですが、いずれはまた経験するこになるのでしょうか…

本日はこれも久々の好きなアニメキャラです。春アニメのお気に入りキャラ、まだまだ紹介していないんですよね。今日は冬~春と2クール放映された「暗殺教室」のイチオシキャラ、神崎有希子です。

神崎有希子は3年E組で出席番号8番。身長159センチ、体重46キロ。3サイズは不明ですが、ブラのカップはBだとか(なぜ判明したし)。得意科目は古文で苦手科目は化学(最近は中学で「化学」なの?私の頃は第一分野とか第二分野でね…。高校にならないと「化学」という科目はなかったんですが)。

清楚な雰囲気をした黒髪ロングの女子生徒で、おしとやかな笑顔が特徴の美少女です。「エンドのE組」は明らかに他のクラスに比べて美少女が多いのですが、その中でも「マドンナ」(言い方古いな)とされています。マドンナなれば以後神崎さんと呼びましょう。

神崎さんはなにしろこのルックスなので、E組男子の「クラスで気になる女子ランキング」では第1位となっています。その一方、同性からも非常に人気が高いということで、つまりクラスの人気者ってことじゃないか。中々いないですな、こういう人。

見た目のとおり、神崎さんはそもそもは成績優秀な生徒でした。しかし、虚栄心が強い父からのプレッシャーなどの家庭の問題に耐え兼ね、2年生時の夏休みに姿を変えてゲームセンターに入り浸って遊びに没頭していたことが発覚してE組に落とされてしまいました。

暗殺教室の舞台となる私立椚ヶ丘中学校は、全試験項目の1つでも足切りに引っかかると、3年次に「特別強化クラス(つまりE組)」へ強制クラス替えされてしまいます。習熟度別クラス分け程度ならどこにでもありそうですが、この学校では漫画だからかそれがあまりに極端で(漫画だからか)、学校ぐるみでのスクールカースト制度が徹底されているのです。入学前から保護者・本人の同意を取っているそうですが、それにしても世間に発覚したら大問題になるんじゃないかと思いますが。

「E組流し」は成績だけが要因ではなく、素行不良も大きな要因となっています。神崎さんや主要キャラの赤羽業(カルマ)などはこちらの理由でE組にされたのだろうと思われます。理事長に言わせれば、この差別は「大人社会の予習」であり、「合理的な教育システム」なのだそうですが、A~D組の生徒の“成功”ための生贄ということですね。E組は犠牲になったのだ。前にも書きましたが、優等生とか劣等生とかいっても所詮は中学レベルなので、この先いくらでも挽回可能だし、転落も有り得るんですけどね。

E組「差別」の例としては、
① A~D組までは同じ学舎だが、E組だけ1km離れた山中に隔離されたボロボロの旧校舎
② 旧校舎には学食、体育館、図書館といった付帯設備は全くなし
③ 学業をおろそかにした結果成績が落ちたという理由で部活動一切禁止
③ E組行きが決定した生徒は教師からゴミクズ扱いされる。生徒も落ちこぼれとして嘲笑するが一切お咎めなし
④ 修学旅行ではA~D組は新幹線グリーン車。E組は普通車(これは青春18切符でいいんでは)
などがあります。それで学費がおんなじ!(染之助染太郎か)

ちなみに神崎さんはコンピューターゲーム全般が得意だそうですが、特にシューティングに突出した才能があるようです。オンラインFPS(ファーストパーソン・シューティングゲーム。シューティングゲームの一種で、主人公本人の視点でゲーム中の世界・空間を移動して戦うスタイル)ではあまりの強さに「有鬼子」と呼ばれているとか。宝物はファミコンソフトの「グラディウス」だそうです。名作ですが、まだプレイできるのかな?

E組に落ちてしまったことには後悔の念を抱いていましたがたが、春の修学旅行で京都に行った際、不良高校生グループに拉致されてしまいます。神崎さんがゲーセンで遊んでいた頃から目を付けていたところ、旅行先の京都で再発見したという。まあ神崎さんは不良ぶったスタイルでもグッドルッキングですからねえ。

これが神崎さん?と一瞬目を疑いますが、そんな状況でしか自分を出せないほどに追い詰められていたのでしょう。中学生女子をそこまで追い詰めるなよパパン。ついでに同じ班の茅野カエデも拉致されましたが、内気で臆病な奥田愛美はいち早く隠れて難を逃れました。この人もメガネ外して髪を解いたら結構いい線行きそうなので、とりあえず逃げて正解でしょう。

その後殺せんせーの修学旅行のしおり(広辞苑並みの厚さ)に基づいて渚達が救出に現れ、殺センセーも駆けつけたので難を逃れましたが、この時に殺せんせーの「学校や肩書など関係ない。清流に棲もうがドブ川に棲もうが、前に泳げば魚は美しく育つのです」という言葉をきっかけに、「大切なのは中身の自分が前を向いて頑張ること」だと気付きました。

以後はすっかり吹っ切れて、かつて祖母の看病をした経験から介護士を志すようになります。パパンは弁護士になることを望んでいるそうなので、まだまだ一悶着ありあそうですが、見かけとは裏腹に芯の強い子なので頑張って欲しいです。

パパン、こんなに可愛い娘のことをもっとちゃんと愛しろよといいたいですが、神崎さんはパパン運だけでなく、全般的に男運が悪い模様です。たとえば…

第13話「才能の時間」に登場した防衛省臨時特務部所属の鷹岡明は、独裁と暴力でE組を支配しようとしましたが、その際神崎さんを外見から「与しやすし」と見たらしく、慣れ名らしく身体に腕を回され「おまえは父ちゃんについてきてくれうよな?」と問いかけます。美少女だからそうした気持ちはわからんではないが(やっていいとは言ってない)。

しかし神崎さんは怯えながらもきっぱりと「私は嫌です。烏間先生の授業を希望します」と真っ向から拒絶しました。う~ん惚れそう。

その結果鷹岡の男女平等ビンタの餌食になって倒れてしまう神崎さん。酷い。烏間、どうせ止めにはるならその前に来いよと言いたいところですが、鷹岡の外道ぶり、異常ぶりを見せることと、その後の渚の大活躍を強調するためには必要な演出だったのでしょう。神崎さんは犠牲になったのだ。

また15話「期末の時間」では五英傑(成績優秀者が集まった「特進クラス」A組でも、特に成績の良い5人の生徒たち)の一人、「鋭利な詩人」の異名を持つ生徒会書記の榊原蓮から口説かれています。こいつは女子生徒にキザなナンパ口調で接し恋愛遍歴は数知れないという本当に中学生かよとツッコみたくなる野郎(まあこの作品はツッコミたくなる連中ばかり登場しますが)なんですが、明らかに嫌そうな神崎さん、男運はないけど男を見る目はあるんじゃなかろうか。

E組での授業で鍛えられた暗殺スキルによりにこやかに逆襲。普通の中学生男子だと、もうサシで彼女に勝つことは出来ないんじゃなかろうか?「かんざしも逆手に持てばおそろしい」という古川柳がありますが、神崎さんの場合はシャープペンシルですね。「刺されたい」とか言っているドMはどこのどいつだい?目はヤバいよ目は。

ちなみに一学期期末試験ではこの榊原蓮とイメージバトルを戦った神崎さん。こいつを破る成績を収めましたが、理事長の息子で学年一位の浅野学秀(スゴい名前)には一歩及ばず学年2位となりました。

余談ですが、個人的には「有希子」という名前で連想するのは“永遠のアイドル”岡田有希子です。彼女はスカウトされて芸能界入りしようという時に、両親と担任教諭に大反対され、芸能界入りの条件として「学内テストで学年1位になること・中部統一模擬試験で学内5位以内に入ること・第一志望の向陽高校に合格すること」という、達成不可能にも思える三条件を提示されましたが、猛勉強により全てクリアしたそうです。

彼女は歌手になってからも芸能活動のかたわら勉学にも手を抜かず、テスト時はほとんど寝ていなかったと言われています。彼女の死の原因については某俳優との恋愛のもつれなどと言われていますが、真相はわかりません。ただ、その衝撃的な自殺の後、ファンを中心に自殺事件が相次いだことで、当時は社会問題化するほどの波紋を広げました。少なくとも「後追い自殺」は彼女が決して望まなかったことだと思いますが…

CVは「しゅが美」こと佐藤聡美。彼女の声とキャラのマッチ具合は最高ですね。持っているノートは直筆のようです。何が書かれているのかというと…

やはり「クラスのマドンナ」を重要事項として強調していますね。イラストも上手ですね。この画力をはやみんにも少し分けてあげて欲しいものです。

2015年3月21日に公開された実写映画版では優希美青(ゆうき みお)が演じました。「あまちゃん」でGMT47メンバーの小野寺薫子を演じていた人です。同年7月から放映している日本テレビ系テレビドラマ「デスノート」ではニア役で出演しています。

こういうか弱そうで、その実芯が強いという女性、大好きです。どんな嵐に揺さぶられようとも決して折れることのない柳の枝のよう。

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