2015春季アニメの感想(その5):「響け!ユーフォニアム」のソロです

今日は久々に一日中良い天気で、これぞ「札幌の夏」という感じでした。梅雨のまっただ中の皆さんには申し訳ないですが、今週末にはだんだん暑くなっていくようで、気温は25度程度で勘弁して貰いたいところですが、なかなかそういう訳にはいかないみたいですね。

さて、春季アニメの感想の最終回なんですが、ラストの「長門有希ちゃんの消失」を待っていたのですが、なんと14話を終えてまだ終わりません。もしや2クール?どうも16話までは確実にやるようなのですが、既に夏季アニメも放映を開始しているのでこれ以上待っている訳にもいきません。ということで本日は1本のみです。

その1本だけの「響け!ユーフォニアム」ですが、出来のいい作品なのでたっぷりやらせて貰いましょう。最終回の第13話が「さよならコンクール」でした。全国大会出場を目指す北宇治高校吹奏楽部がいよいよ京都府大会に臨みます。

この吹奏楽部、現顧問の滝昇の父、滝透が顧問だった時代は全国大会の常連という強豪だったそうですが、10年前に他校に転任したことで弱体化し、主人公の黄前久美子が入部した時点では京都府内での評価と人気は弱小校レベルにまで下がっていました。

また昨年は当時の3年生と1年生(現2年生)の間で部活の方針を巡って対立があり、1年生部員が大量に退部した結果、久美子入部時の構成は3年生35名、2年生18名、1年生25名といびつな構成となっています。それにしても総勢81名とは大所帯ですね。しかも他の多くの学校の吹奏楽部と同様に、男子部員よりも女子部員のほうが圧倒的に多いという。うらやま…といいたいところですが、女所帯特有のモロモロもあるようで、本編でも多少描かれていましたが、もっともっとドロドロ部分を描いて欲しかったですね。

最終回は演奏回ということで、大半演奏しているのですが、久美子ちゃん、第1話以来のポニーテールになっていました。この人は気合いを入れる時にポニテになるようで、入学式以降髪を下ろしていたのは気合いが入らなかったから?まあメリハリをつけるという意味ではここ一番だけポニテでいいと思いますが。

そして実はこのアニメ、百合だったんですな。高坂麗奈×久美子のカップリングはどっちが攻めでどっちが受けなんでしょうかね(ゲス顔)。もともと同じ中学の吹奏楽部員同士なのに全然親しくなかった二人ですが、8話以降急速に親しくなり、終盤は完全にラブラブ状態。

麗奈も久美子のようにポニテになりました。しかも久美子にやって貰ってました。

久美子の幼馴染みの塚本秀一はまさかの女子からのNTRでくやしいのうwwwくやしいのうwww。一応拳を合わせてくれましたが、久美子の身も心も麗奈に奪われてますから。ところで演出なのか声優さんのクセなのかよくわかりませんが、久美子は秀一や姉に対してしゃべる時はやたら声が低くて不機嫌そうになるんですね。もしたブリッ子なのでしょうか。

夏だというのに大会参加メンバーは全員冬服。補欠(というかオーディション落選者)は夏服でいいので、冬服が正装という扱いなんでしょうかね。夏服でいいと思うのですが。加藤葉月は1年生でしかも初心者なので落選は仕方のないところでしょう。「全日本吹奏楽コンクール実施規定」によると、高校の部の参加者は55名以内となっているので、80名(葵が退部したので)中25名は落選必至なんですね。運動部ではよくあることですが、3年生になって落選とか厳しいなあ。

顧問も対照的。指揮者としてタクトを振るう滝先生はタキシード。さすがに上着はまだ着ていませんが、生徒に冬服着せているんだからお前も上着着ろ。そして副顧問の松本美知惠は軽装。副顧問といっても力関係は完全に松本>滝ですが。自称「北宇治で最も厳しい」松本先生のCVは久川綾なんです。

ぜひ滝にはロブ・ロビンソンばりに「おばさん…あんた昔、セーラー戦士だったんだって?今は違うって知っているよね」とか言って欲しいものですが…「ダッシャーッ!!」と顔面に頭突きを喰らってしまうのがオチですかね。

この日に備えて特訓にいそしんでいた部員達。川嶋緑輝の指もコントラバスの弦で切って傷だらけ。こう見えてこの人は吹奏楽の名門中学でレギュラーを張っていた人なので、本編では葉月をけしかけたら失恋ということで責任を感じて落ち込んでいた時以外、腕前に文句が出たことはありませんでした。

それにしても緑輝と書いて「さふぁいあ」と読むという、絵に描いたようなキラキラネーム(DQNネームですが、この人の場合は正にキラキラ)が凄いです。年の離れたクリソツの妹は琥珀という名前だそうで、こっちはまだしもですね。それなら翡翠くらいにしてやれば良かったのに。

え?翡翠と琥珀では「月姫」になっちゃう?いや実は「月姫」のファンだったパパンあたりが命名ということで…2000年12月発売だから緑輝にはギリギリ間に合わないか!だから緑輝なんて妙な名前にしたんだな。実に惜しい…翡翠なら多分「緑」を自称しなくても良かったのに。






演奏シーンは特に言うことはないのですが…この学校可愛い子が多いですね。ということでモブ子さんコレクションをどうぞ。演奏以外のシーンも入っていますが。

自称「在野の美人鑑定士」である私の最もお気に入りのベストオブモブ子さんはファゴットのこの人です。さすが3年生、大人っぽいですね。ファゴット&オーボエパートリーダーの喜多村来南という人ですが、来南で“くるみ”って読むらしいですよ。

あとトロンボーンの氏名不詳の通称「ロングドリル」ちゃん。何かと滝先生に文句を言っていましたが、この人も可愛いですね。3年生キャラにお気に入りが多いです。

そして全校の演奏が終了して結果発表。中学時代は醒めていた久美子も今回の発表にはドキドキです。

金賞受賞キター!!しかーし、吹奏楽の大会には「ダメ金」という恐ろしい罠があります。金賞であっても上位大会に進出できない場合を「ダメ金」と呼びますが、銀賞や銅賞よりは上であることには違いありませんが、全国を本気で目指している士気の高い吹奏楽部員の人間にとっては何の意味もなさない賞です。ところで参加すると銅賞は参加賞的に貰えるんですかね。だとすると銅賞は本来表彰に値しない気もします。別途ハッスル賞とかユーモア賞とかアットホーム賞(オールスター家族対抗歌合戦か)、あるいは象印賞とか出したらどうでしょうか。

そしていよいよ関西大会出場校の発表。アナウンスなんだから覗き込んでも意味ないぞ葉月と緑輝(笑)。麗奈は涙目になっています。

指と指を交互に絡めた久美子と麗奈。これを見た秀一発狂(嘘)。You達、もうつきあっちゃえyo!

結果をはっきり描写していないのですが、この写真を見るにおそらく関西大会進出を決めたのでしょう。が、目標は全国大会ということは、関西大会でも本物の金賞を獲得しなければならない訳で、ここで終わるとはまさに「オレ達の闘いはこれからだ!」状態。

これはもう決まりでしょう?二期制作。全国大会に行けるかどうかはともかく、関西大会出場まではまたきちんと描かないといかんでしょう。ちなみに原作は4巻まで出ていますが4巻目は短編集なのでさておくとしても、内容的に1巻しか消化していないようなので、ぜひ二期をas soon as possibleでお願いしたいです。

ところでですね、原作の表紙絵を見ると…京都アニメーション、頑張ったんだなあ。雰囲気を残しつつよくあそこまで可愛くリファインしたものです。あと女子生徒は皆白いスカーフなので、学年別で色違いというともアニメオリジナル設定なんですね。夏服の可愛さといい、やはり京アニ良い仕事しています。

じゃあここらで私の気になるキャラについて。まずは一年生で一番お気に入りのさふぁいあちゃん。天真爛漫な性格ですが、音楽やコントラバスへの熱意は並大抵のものではありません。しかも努力に裏打ちされた実力は伊達じゃありませんし。ちっちゃい子が大きな楽器を取り回すのは絵面的に可愛くていいですが、小さい子には大きなものに憧れるみたいなことがあるんですかね。じゃあ大きい子がピッコロとか吹いてたりというのもアリなのでしょうか。

それから三年生。まずは部のマドンナ中世古香織。トランペットパートのリーダーですが、切望していたソロパートを麗奈に奪われてしまいました。くやしいのうwwwくやしいのうwww。この人は部のマドンナと呼ばれ、穏やかでいい性格の人として描かれていましたが、まだまだ青春まっただ中の女の子なんだから、達観していないでもっと嫉妬の黒い炎を燃やして欲しかったです。これからの「闇堕ち」に期待したいんですが…納得しちゃったみたいだからもう無理かな。

この人とか斎藤葵とかは清楚で愛らしいので、ぜひダークサイドに転落させたいですなあ。妄想の黒い翼がぐんぐん広がっていきますよ。シャブのポンプ打ちからソープに沈めてね…クックック……はっ!し、静まれ俺の右手!

気弱な部長小笠原晴香。実に地味子で前半はリーダーシップも発揮できない豆腐メンタルなダメ子でもありましたが、部が全国大会に向け一つになっていく過程でこの人も成長したような気がします。この人の良いところということで、久美子は「やさしい」くらいしか言えませんでしたが、私なら「声が早見沙織」「歌が上手い」「物真似が上手い」「賢い」「ヤンデレ演技が凄い」「ラジオに定評」位は言えますがね…もっとも後ろは全部はやみんの属性ですが(笑)。

そして副部長田中あすか。演奏も上手で低音パートをがっちり統率するなどリーダーシップもあり、美人でグラマーと言うところがない人のようですが、やけにドライな部分が気になります。他人のために何かしてやるというよりは自分の事を最優先しているかのような姿勢が感じられ、絶対心に「闇」を抱えているように思われるのですが…二期では闇を見せてくれ!真夏の黒タイツは闇の象徴なんでしょ!?

二年生からは唯一吉川優子。名前は平凡ですが「デカリボン」の彼女です。ユウコリンと呼んではいかんですか?香織を慕うあまり麗奈を敵視し、結果的に再オーディション実施を実現させるなど、なかなかに行動派でした。多分面倒くさいゴタゴタを作り出したということで視聴者からは嫌われキャラなんだと思いますが、私は好きです。本当はもっとこういう人がいないとウソじゃないですかねえ。

下級生である麗奈に頭を下げて香織にソロパートを譲ってくれと頼んだあたりは、なかなか出来るこっちゃないと思います。

猪狩完至のこのシーンを思い出しましたよ。まあこれは心理的駆け引きの一環でしたけど。香織自身が麗奈にこれやってたらどうなったんでしょうね。

実はこの人、卑怯な手段は使っていないのですが、憧れの香織先輩のために一人で罪を被ってやらかして欲しかった。麗奈の上履きに画鋲を入れたり、弁当のおかずを傷んだ食材にすり替えたり、腹パンしたり(顔はヤバいよボディやんなボディ)と、いろいろ手段はあったろうに。知り合いの不良グループに頼んで拉致って性的な意味でヤバいこといろいろ…なんてことだって。もはや青春アニメから逸脱しちゃいますけど。


中学生の時の久美子はレギュラー取られた上級生から「1年のくせに調子のんな!!」「あんたがいなければ…コンクールで吹けたのに!!」とやられていましたが(こういうドロドロを待っていたッッ!!)、さすがに高校生はそれほど幼稚じゃないということでしょうかね。

ということで、二期制作は超絶期待しています。もっともっとドロドロ展開でオナシャス!そして喜多村来南の出番を増やしてやって下さい。声はひよっちあたりで。










最後に、アイキャッチに使用されている各パートのメンバー紹介。3話までは紹介済みなので4話以降を。バリトンサキソフォンは部長一人かーい!あ、緑輝ちゃんもか。一人だけだとオーディションも自動通過でいいっすね(棒)。

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