斉藤由貴の歌で妄想する「秒速5センチメートル」(その6):花苗、戀初めし頃の歌

こんばんは。リアル明里パパがまた明里ちゃんの画像を送って来てくれました。ますます可愛くなっていますね。ミニ丈の浴衣というんでしょうか、最近流行っているようですが、私はこれを見るたびに「ドロロンえん魔くん」に登場していた雪子姫を思い出します。

これは最近のリメイク版の雪子姫(なんとCV能登麻美子)ですが、流石は永井豪。30年以上先の流行を見越した先進的なキャラデザインをしていたんですね。

“「人気ブログ(自称)」の記事冒頭で使ってやるぜ、ゲへへヘ”とメールしたところ、リアル明里パパからは“人気ブログに取り上げられちゃって、それでギョーカイ人に見られて、スカウトされちゃう!!”とのコメントが。……すまん、それほど人気じゃないんです。子役で売り出してステージパパになって儲けようなんて思ってないよね、リアル明里パパ?

では本日の本題。久々に妄想秒速です。またまた斉藤由貴投入。冒頭リアル明里を持ってきておいてなんですが、今回の主役は花苗です。使用するのは「初戀」です。

「初戀」は斉藤由貴の3thシングルで、1985年8月21日にリリースされました。ほぼ30年前ですね。我ながら古い曲持ってきますなあ。デビュー以後ポニーテールがトレードマークだった斉藤由貴ですが「初戀」のジャケットでは珍しく髪を下ろしています。

作詞松本隆、作曲筒美京平、編曲武部聡志という黒い三連星なみに強力なトリオは、1stシングル「卒業」に続くものです。オリコン最高位は4位で、1stと2nd(白い炎)を上回りましたが、オリコン1位は翌年の7thシングル「青空のかけら」(1986年8月21日リリース)まで待たねばなりませんでした。

初期斉藤由貴シングルは名曲揃いですなあ…。ぜひ若い人にも機会があったら聴いていただきたいものです。今の斉藤由貴を好きになれとはいいませんけど。ちなみに「初戀」は2ndアルバム「ガラスの鼓動」(これも傑作アルバム)にも収録されています。

本編においては、花苗は種子島に越してきた貴樹と中学二年生の新学期に出会い、そのまま恋に落ちたことが描かれています。勉強があまり得意ではなかったらしい花苗は、貴樹と同じ高校に入りたいがために必死に勉強し、見事同じ高校に進むことができましたが、秘めた恋心を貴樹に告げることができないままに高校三年生の二学期を迎えていました。

ということは片想い歴4年半ということに。そこまで想い続けられるってなかなかですね。というか、想っているだけならともかく、その衝動を勉強に置き換えて、手が届きそうになかった学校に合格するするとは、心理学でいうところの「昇華」でしょうか。私の場合、片想いの人はいたけど、同じ学校に行こうという発想はなかったですね。

そんな健気な花苗の気持ちに一番近い歌といえば、それはもう「初戀」しかないでしょう。

書きかけのあなたの似顔絵
似てなくて何度も消したわ
忘れよう そう想うたび
不思議なの 胸が痛くなる

グループで映画を見に行き
さりげなく隣に座った
触れ合った肩が熱いから
銀幕がかすんで見えない

初戀 心の扉が
少しずつ開いて行くわ
初戀 隠した秘密も
あなたには読まれてしまう

好きよ 好きです 愛しています
どんな言葉も違う気がする
初めての気持ち

高校一年~二年生くらいの時にこういうイベントがあったらいいですね。清家雪子のコミック版ではクラスは違ったけど、文化祭の出し物(お化け屋敷)を一緒にやるという話になっていたので、その後仲良くなった皆で映画とかに行っても不思議じゃありません。想像上のしっぽブンブン状態の花苗は、映画の筋なんか覚えていないでしょうが、それも青春ですなあ。

横顔に視線を感じて
ふり向くとあなたが見ていた
カフェ・テラス 風の絵の具が
薔薇色に頬を染めるのよ

つき合った人はいたけれど
こんなには深くなかったわ
何気無い話をしても
溶けそうな幸福が怖い

初戀 優しい瞳で
真っ直ぐに見つめているの?
初戀 答えを教えて
私って何も知らない

好きよ 好きです 愛しています
そんな言葉じゃ伝えられない
夢見てる瞳

好きよ 好きです 愛しています
どんな言葉も違う気がする
初めての気持ち

歌詞の彼女、そして歌詞の彼はまるで花苗と貴樹にそっくりじゃありませんか。だとすると気になるのが、花苗が「つき合った人はいたけれど」と言っていること。それじゃ初戀じゃないやん!このビッチめがッッ!

ですが、妄想を続けるならば、多分小学校とか中一の頃の恋とも言えないような淡いものだったのではないかと。バレンタインデーにチョコ渡してちょっとつきあって自然消滅みたいな。当然花苗は処女ですから。おそらくファーストキスもまだ。別に処女にこだわりはないんですが、本編において実は花苗にはすでに性の経験があるということは、かなり彼女の印象を変えてしまうので。おぼこ娘こそ花苗の真骨頂だと思うのですよ。

じゃあ初体験はいつ?とう話ですが…(どこまで妄想するんだ)、コミック版最終話でアラサーちゃんになったナース花苗は、ちょっとチャラそうなサーファー「亮くん」(私は勝手にロンブーと呼んでいますが)に口説かれています。普通に考えれば高校卒業からこっち、何度か恋愛もしてそれなりに経験も積んでいたとしても全くおかしくはないんですが、私の妄想では貴樹を引き摺った花苗は依然処女だったりするんじゃないかと。

貴樹は明里を引き摺りながらイロイロやってんじゃん?だったら花苗だって…という有力な反対説ももちろんあるでしょうが、花苗の高倉健ばりの不器用さを考えるとあながち妄想と一刀両断できないのではないでしょうか。何しろお姉ちゃん相手に「どうしていいかわらんない」って涙を流して苦悩していますから。何度か恋愛をしていたらそこまで悩まずにロンブーとさくっと交際してみるのではないでしょうか。チャラいけど悪そうなタイプではないし。

それは聴いてみて下さい。この画像の斉藤由貴、動くぞ!歌ってはないですが、恋する乙女を演じていますね。乙女の涙が素敵。
こちらは「夜のヒットスタジオ」で浴衣姿で歌う斉藤由貴。生放送ですな。冒頭井上順がいろいろといじっていますが、その部分いらないんじゃないか?斉藤由貴のリアル初恋の人が登場したりして。さっさと歌えという人は2分15秒までスキップして下さい。
これは普通にジャケ絵のフルバージョン。上のが消えた時用に。
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