アマガミ(その5):森島はるかの魅力を語る

今日は23度とやや高めの気温になりましたが、曇り空なので半袖にしようかどうか迷うところですね。今週は一週間雨がない模様なのですが、湿気は次第に高くなってきました。梅雨の影響かな?

それではギャルゲーの日曜日、私の最後のギャルゲー「アマガミ」語りを続けましょう。今日は最愛のヒロイン、森島・ラブリー・はるかについてです。

森島はるかは3年生で、クラブには所属していませんが、友人の塚原響が部長を務める水泳部によく出没しています。誕生日は9月22日(乙女座)で、好きなものは動物、植物、可愛いもの・人、誰かの面倒を見ることで、苦手なものは暗いところや機械の扱い、香草系の香りの強いもの・ホラーやスプラッタ全般です。

兄が1人と弟が2人いて、妹属性と姉属性を兼ね備えいるところは「魔法科高校の劣等生」の七草真由美みたいです。自分ではしっかりしているつもりでいますが、物忘れが激しかったりと案外抜けているところが多く、料理はちょっと苦手です。理想とする男性はは頼れる年上ですが、なんとなく自分で決めつけているだけの事のようです。可愛い女の子が好きで、橘さんの妹の美也はお気に入りです。

アマガミのパッケージヒロインは絢辻詞ですが、この複雑な性格のヒロインをメインに持ってきているのが「アマガミ」の普通じゃないところで、ルックスだけみたらスタイル抜群の森島はるかをメインに据えたいところです。どちらをメインにするかについてはスタッフ内でもいろいろ議論があったんじゃないかと思いますが、多分ストーリー展開上、主人公である橘さんとの関わりによる心境の変化が絢辻詞は非常に劇的である反面、森島はるかはさほどでもないというところでこうなったのかな、なんて。

しかしながら、キャラ紹介ではトップの絢辻詞に対し森島はるかはラストにきていたり、アニメ「アマガミSS」では森島はるか編がトップで絢辻詞編がラスト、続編の「アマガミSS+」では絢辻詞編がトップで森島はるか編がラストになっている(上崎裡沙編や美也編を除く)など、“裏メインヒロイン”的な扱いをされています。

人気投票ではこのような結果が。七咲逢強いなあ。でもラブリーもしっかり2位をキープ。絢辻5位。どうしたッメインヒロインッ!紗江ちゃんなんかサブキャラの美也に負ける体たらくですよ(涙)。さらにスト子上崎裡沙の順位には貰い泣きを禁じ得ません。

ちなみにファンからの愛称「ラブリー」は森島はるかがラブリーだからというだけではなく、母方の祖父がイギリス人にあたるクォーターで、その祖父がつけたミドルネームがラブリーなのです。つまり正式な本名は“森島・ラブリー・はるか”。ちなみに兄はストロング・剛、弟はジーニアス・智、ジャスティス・正義で、基本的に日本語の名前の意味に相当するミドルネームが付けられているのですが、なぜに「はるか」がラブリーなんですかグランパ?この可愛い孫娘だけは私情でネーミングしたとしか思えませんな(笑)。

なお従姉妹には森島・セクシー・ジェシカがいます。「アマガミSS+」で登場しましたが、孫のミドルネームに「セクシー」とかちょっと待てやグランパ。ジェシカははるかの一つ年上で、容姿ははるかを金髪にして目を緑色にしただけの双子状態です。多分ジェシカは母方の祖母が日本人のクォーターということになるのでしょう。

森島はるかは、年上好きの橘さんが密かに憧れている理想の先輩ですが、アイドルの写真集が霞んでしまう程の美貌で、「美しいものが嫌いな人がいるかしら」(byララァ)で、梅原や他の男子生徒も熱視線を送っています。輝日東高校に通う女子生徒の人気ナンバー1との呼び声も高く、入学してから現在まで告白された回数は50を超えともいわれていますが、告白のための呼び出しには応じるものの、交際は全て断っています。実は橘さんも一回断られており、結ばれる際には二度目の告白ということになります。

公式ニックネーム「男殺しの天然女王」に違わず、思い付いたら即行動の実に天真爛漫な人なのですが、何しろルックスが抜群であることに無自覚に振る舞うので、その魔性の魅力が数多の男子学生を虜にしてしまいます。親友というか保護者的存在である塚原響は苦労が絶えないですね。でも響にしてもはるかのことは放っておけなくなるのだと思います。

自由奔放そうでいて、校則はきちんと守る方です。制服の着こなしを見ていただければわかるように、リボンを外している棚町薫や七咲逢、上着を着ない桜井梨穂子や上着のボタンを外している絢辻詞に対して、制服をきっちり着ているのは森島はるかと中多紗江だけです。ヒロインの中では珍しく制服をちゃんと着ている。 前に垂らした髪がカールしていますが、はるか曰わく「寝癖」なんだそうです。黒髪ロングがステキです森島先輩。

私が森島はるかが好きなのは、そのノリの良さですね。こんな美人がこんなお馬鹿なことに付き合ってくれるの?というギャップに萌えます。

エピソードその1(膝裏キッス)


橘さんを子犬扱いする森島はるか。眉毛にキスしてもらったことが忘れられず、もう一度とせがむ橘さん。森島はるかをポンプ小屋に連れ込みます。このポンプ小屋は橘さんがいろいろと不埒な行為に及ぶ時に使用される彼のアジトみたいな場所です。ホイホイついて言ってしまうはるかのガードの弱さが素敵。キスといっても当然唇はダメということで、意外性のあるところにキスすることになったのですが、橘さんが選んだのがなんと膝の裏。そしてそれを許してしまうラブリー。
もはやシチュエーションが下手なエロゲーを越えています。キスしながら腿に這い上がろうとする橘さん、さすがに変態紳士だ。でもガードが緩そうで実は案外お堅いはるか先輩は、なかなかそれ以上は許してくれませんから。その後「もう一度森島先輩に眉毛にキスしてもらいたい」が「もう一度森島先輩のひざ裏にキスしたい」に変わったのは言うまでもありません。この場面が登場した「アマガミSS」3話の視聴率は、深夜アニメとしては高水準となる3.4%を記録しました。


エピソードその2(誘拐ラーメン)

刺激のある食事をしたいという森島先輩に、「不肖この橘純一が、先輩に刺激的なお食事をご用意いたします!」としゃしゃり出る橘さん。ラーメンを持ってくる橘さん、状況を刺激的にするんだとアピール。すなわち、「先輩は今誘拐犯にさらわれて、両手を縛り上げられた状態なんです!さらわれて2日、ご飯を与えてもらっていません…そこで犯人の一味である僕が、先輩に食べさせるってわけです!」と凄いシチュを設定。

このシチュエーションに「わ~、楽しそ~!やろやろ!」とノリノリになるラブリー。この人のこういうところが好きなんですよね。そして演技スタート。

「しょ、食事!?食事なの!?」
「ああ、しょうがねーから食わせてやるよ」
「お、お願いっ!はやくっ!」
「クク…待て待て、熱いんだから少し冷ますんだよ」
「いじわるしないでぇっ!!」
「ったくしょうがねえな…ほぉら、まずはスープからだ」
……これをアドリブでやる二人。

レンゲでスープを飲ませてもらって
「んっ…はぁ…おいしい…!なんておいしいの…!」
「あーあ、スープがこぼれちまったよ。困ったねぇちゃんだ!」
「お、お願い!もっと…!もっとちょうだい!」
「慌てるな慌てるな、ちゃんと冷まさないとヤケドしちまうぜぇ?」
「でも…早く食べたいのぉっ…!早く…早くぅぅっ!!」
「ククク、まったくいやしんぼうだなぁ!」
七咲逢「(ジロジロ)なんですか…?あれ…」
塚原響 「ああ…はるかが橘くんに甘えてるのよ」

これを学校の食堂で公衆の面前で展開しているという。嫉妬に狂った男子生徒の視線が突き刺さります。このシーンも「アマガミSS」第3話で放映されましたが、インタビューでは
伊藤静(森島はるか)「恥ずかしすぎて折れました…私の心が!ゲームの時は1人の収録で全然平気だったんです、でもアニメはみんなの前でやるからめちゃめちゃ恥ずかしいんですよ!ちょっと耐えられないですあの恥ずかしさは!」
浅川悠(塚原響)「ラブコメシーンになると、恥ずかしくて見ていられないから、みんな収録部屋から出て行っちゃうんですよ(笑)。それで、出番が終わって赤面している伊藤静を、私が優しく抱きしめてあげているんです。あの変態行為の数々は…」
ゆかな(七咲逢)「私にはちょっと刺激が強すぎます…本当にドギマギしてしまってます…そういうシーンになると収録しているブースから移動してしまいたく…じっと見ていたらなんだか悪いような気がして、結構みなさん出られてます」
ところで、ラブリーのような子が本当に誘拐されたらとてもただじゃすまない気がしますが、スープの垂れ具合とか、微妙な言い回しの発言だけで妄想が捗るというものです。もはや調教されて堕ちてしまったラブリーという感じにも取れますね。

エピソードその3(誕生日ノリツッコミ)

こちらは残念ながらアニメにはないのですが。今日は橘さんの誕生日。誰からもプレゼントを貰えず、自宅にも誰も居らず、いじけて押し入れに入っていると、玄関で呼び鈴が。誰もいないので仕方なく出ると、そこにはなんと森島先輩が。水泳部の2年生に橘さんの住所を聞いて来たということです。驚く橘さんに満足して「それじゃばいばい」と去って行きます。

「…なにしに来たんだろう」と唖然とする橘さんに、「ばいばいじゃないよ……びっくりした~」と一人でノリツッコミしながら戻ってくるラブリー。誕生日プレゼントを渡しに来たのでした。不覚にも泣きそうになる橘さん。プレゼントはラーメン好きな橘さんのために箸とレンゲで、「たくさん使ってもらえるかな」ということでチョイスしたそうです。こういうところがこの人は実に楽しくていいですね。

なお、橘さんが森島先輩のプレゼントに感動して「森島先輩…」と呟くと、「うん?どうかした?」と三度やってくるはるか。駅への道を忘れてしまったそうです。面白すぎるぞラブリー!
エピソードその4(覗くなよ!絶対覗くなよ!)

もうこれは「アマガミSS」第4話で。クリスマスイブにホテルのプールでデートする二人。もはや完全にラブラブ状態です。ホテルで家族に紹介してもらうはずでしたが、飛行機の都合で、日程がずれ、今日は二人っきりという衝撃の事実が。あっけらかんと「予約してるホテルの部屋がもったいないなぁと思って、泊まりに来たの!」というラブリー。

と、カヲル君状態になる橘さんですが、「覗いちゃダメよ?」と言い残してお風呂に入るラブリー。

「こいつ…誘ってやがる!」なシチュですが、なにしろ天然のラブリー、無邪気で何も考えていない可能性もあります。悶々としながら待っている橘さん。すると突然停電に。バスタオル一枚で泣きながらバスルームから出てくる
ラブリー。何事かと思いきや

「うっ…うぅ…どうして…」
「え…?」
「どうして…覗きに来てくれないの!?」
「へ!?」
「どうして覗きに来ないのよぉっ!!」
(なっ…し…しまった…!僕…覗きに行かなきゃいけなかったのか!!)

変態紳士橘さんの斜め上を行っていたラブリーの妄想。「覗いちゃダメよ?」は上島竜平の「押すなよ!絶対に押すなよ!」だったのです。

「私のこと…好きじゃないの…!?」
「す、好きですけど…」
「好きなら思わず覗いちゃうもんじゃないの…!?」
「い、いや…それはどうですかね…?」
「…分からない…!私は君が好きなの…!大好きなの!ずっと待ってたのに…ずっとずっと待ってたのに…もう…嫌われちゃったかと思って…諦められちゃったのかと思って…!寂しくて…不安で…!」
「先輩…」
「私…こんなに人を好きになったことなんてないんだもん…!どうしたらいいのか分からなくて…!」
「すみません…僕がもっとちゃんとできたら良かったのに…」

待っていたのは「覗き」で、ちゃんとできたらというのも「覗き」。なんだこのバカップルは…たまげたなぁ。もの凄いお馬鹿な発言をしているのに本気で泣いているラブリー。この天然振りが実に素晴らしいです。

「私の方こそ…ちゃんと告白もできなくて…橘くんに呆れられちゃうんじゃないかって、不安で…!」
「いいんですよ…先輩はそのままで」
「え…?」
「僕が好きになった森島先輩は、そういう人だと思います。今度からは僕がちゃんとしますから…だから、もう泣かないでください」
「…はるかって呼んで…」
「え?」
「いつまでも先輩じゃイヤ…呼んでくれたら、もう泣かないから…」
「はるか…好きだよ」
「あは…よく出来ました…!」

この後、さあベッドインだというところでいきなり10年後の未来に吹っ飛ばされる視聴者。深夜アニメとはいえそこは描けなかったか。なぜか刑事になった橘さんは身分証を悪用(?)して相変わらずラブリーとごっこ遊びを絶賛展開中です。日本の治安は心配ですが、家庭は幸せそうでなによりです。バッドエンドではやり手のキャリアウーマンになるラブリーですが、こちらでは専業主婦。その才能を生かさないのはちょっともったいないとも思いますが、本人が納得していて幸せならそれもいいのかな。料理が上手になっていたら言うことないですね。

その他にもすね毛剃りなど、わけの判らないエピソードが一杯の森島はるかルート。美人は三日で飽きると言いますが、とりあえずラブリーと一緒なら飽きることなく楽しい毎日が送れそうです。

それにしても「アマガミSS+」12話で見せたこのハンパない跳躍力はただ事じゃありません。森島はるかは知性でも体力でもとんでもないポテンシャルを持っているんじゃ。専業主婦はあまりにも惜しい訳ですが…

CVはご存知伊藤静。当ブログ初期において既に「好きな声優さん」として紹介しております(http://nocturnetsukubane.blog.fc2.com/blog-entry-185.html)。2012年1~3月放映の「アマガミSS+」でのラブリーの結婚に触発されたか、同年12月に結婚を報告しています。

最近は「暗殺教室」のビッチ先生ことイリーナ・イェラビッチを好演しています。可愛い役もカッコイイ役もエロい役もこなすので、まさにラブリーにぴったりです。この人の起用なくして私のラブリー偏愛はありませんでした。声優に限らず芸能人には短期で離婚するケースも多いようですが、この人には私生活でも幸せであって欲しいものです。

スポンサーサイト