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謎の秋田内陸縦貫鉄道:レトロ列車で田んぼアートの旅

残暑に負けるネコ

 今日の仙台は30℃と(これまでよりは)比較的低めの気温なんですが、明日は35℃以上の猛暑日が来るとの予報。もうすぐ9月だというのになんてことだ。秋はどこから来るかしら。

大曲花火大会

 先日秋田を訪ね、大曲で泊まって秋田内陸縦貫鉄道に乗ってきました。昨夜は大曲で全国花火競技大会が開催され、NHKのBSでも放映されていましたが、私が行ったのはそれより前で。しかし秋田は暑いですね。今年の夏は仙台も暑いですが、大曲でこまちを降りたら押し寄せる熱気は頭を鈍器で殴られたようでした。

秋田内陸縦貫鉄道地図

 秋田内陸縦貫鉄道は角館(仙北市)と鷹巣(北秋田市)を結ぶ100キロ弱の鉄道路線です。旧国鉄の阿仁合(あにあい)線、角館線を引き継いだ路線で、全線非電化の全29駅。私は急行「もりよし」に乗りました。普通列車で2時間20~30分程度かかるところ、「もりよし」は2時間程度。う~む、急行と言っていいのか微妙なところですが、急行料金は320円取られます。

内陸縦貫鉄道

 かつては日本三大銅山の一つとされた阿仁鉱山から産出される鉱石輸送を目的としていたそうです。かつては「あきた♥美人ライン」なんて愛称が付けられていましたが、今は「スマイルレール」という愛称になっています。この愛称について公式HPでは“待っている人がいる そこに笑顔がある、そこで笑顔になれる”としています。

ルートイン大曲

 大曲では駅前のルートインに泊まりました。お盆を控えて混んでいたらしく、喫煙室しか取れませんでしたが、まあ耐えられないことはありませんでした。ルートインも大浴場があって朝食がバイキングで、ドーミーインっぽさはあるのですが、やはりサービスの質はドーミーインには及びませんね(その分安いけど)。大曲で泊まったのは在住の古い知人に会うためで、夜は旧交を温めつつ秋田の料理と酒を味わいました。こちらがごちそうするつもりでしたが、逆にごちそうになってしまって恐縮しきり。

武家屋敷

 大曲から角館はこまちで一駅、10分ほど。「みちのくの小京都」と呼ばれる趣のあるところですが、10年以上前に泊まったことがあります。武家屋敷が有名ですね。

角館駅

 JR角館駅に隣接して秋田内陸縦貫鉄道の角館駅があります。切符売り場は自販機もなく手売り。ローカルでいいけど混んだらえらいことになりそうです。終点鷹巣までは1670円ですが、急行「もりよし」だと急行料金320円が加算されます。

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 「もりよし」は3両編成。名前は沿線にある森吉山(1454メートル)にちなんでいます。画像は三両目で、図らずも私の乗った車両です。

森吉山

 森吉山は「日本百名山」候補だったようですが、“いい山ではあるが少し背が足りない”ということで残念ながら選ばれませんでした。しかし、別途「花の百名山」には選ばれています。

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 先頭車両はイベント列車になっていて一般客は入れないということで2両目以降に。混んでいるわけではないのですが、4人掛けボックスシートを一人占めしている客が多く、最後尾のロングシートにようやく座れました。仕方ありませんが、ロングシートは旅情があまり感じられませんね。

冬の秋田内陸縦貫鉄道

 列車は森の中や里山や田んぼの間を走って行きます。秋田内陸縦貫鉄道は観光にかなり力を入れているらしく、ガイドさんが添乗して乗車記念グッズを販売したり沿線案内を行ったりしています。また車内のディスプレイには冬の沿線風景なども映されており、真冬に吹雪の中を走る列車に乗ってみるのもいいなあと思いました。

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 沿線では初夏から秋の風物詩として、列車を展望台とする田んぼアートが実施されています。稲の育ち具合で日々刻々絵面が変わっていくのもまた一興でしょう。最初の田んぼアートは角館駅と羽後太田駅間の「たっこちゃん」。

たっこちゃん

 角館を含む仙北市のキャラクターです。モデルは田沢湖の辰子姫なので、可愛い見かけとは裏腹にドラゴンタイプの強キャラです。

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 上桧木内駅から見えるのは「舞い上がれ!」と題する田んぼアート。

紙風船上げ

 真冬の夜空に願いを込めて打ち上げられる紙風船は江戸時代からの伝統行事だそうです。それを見つめる雪だるまとはしゃぐ秋田犬も一緒。

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 阿仁合駅と小渕駅の間には「バター餅をほおばるマタギとツキノワグマ」。バター餅は北秋田市で40年以上前から食されているという郷土菓子で、バターが入ることで餅の柔らかな食感が長く保たれるため、マタギも保存食として用いているとか。

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 前田南駅と阿仁前田温泉駅間には「ようこそ!」と題する田んぼアート。秋田犬、秋田内陸線応援キャラ「ないりっくん」、秋田内陸線公式キャラ「森吉のじゅうべぇ」、日本バター餅協会のゆるキャラ「バタもっち」が描かれています。大きすぎて見切れてしまいました。

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 縄文小ヶ田駅と終点鷹巣駅間には「いせどうくんと秋田犬」と題する田んぼアート。北秋田市にある縄文時代の遺跡である伊勢堂岱遺跡は2021年7月27日に世界文化遺産に登録された「北海道・北東北の縄文遺跡群」を構成する遺跡の一つです。

板状土偶

 「いせどうくん」は同遺跡から出土した板状土偶をモデルにしたキャラクターです。

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 大又川橋梁から見る渓谷。このほか、秋田県最長となる約6キロの長さのひたすら直線の「十二段トンネル」があったり、2時間の乗車時間を飽きることなく過ごすことができました。

鷹巣駅

 鷹巣駅はJRの鷹ノ巣駅と並んでいます。駅周辺にはコンビニがなく、おなか空いたなあと街をうろついたら、コミュニティ直売センター駅前店というのが。

コミュニティ直売センター駅前店

 ポークソテー弁当(650円)~を頼んだら豚肉を炒めて出来たてを売ってくれました。特急「いなほ」に乗ってから駅弁代わりに食べようと思っていましたが、熱々のうちに食べたかったので駅の待合室でがっついてしまいました。おいしゅうございました。

特急いなほ

 鷹ノ巣駅からは羽越本線を特急「いなほ」で新青森駅へ。新青森からは新幹線に乗って仙台に戻りました。仙台-大曲を往復するだけならそれほど時間はかかりませんが、こういう馬鹿旅をするとかかった時間といい距離といい、「旅をしたなあ」という感じがして個人的には好きですね。
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