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ウマ娘プリティーダービー(その5):この秋に邂逅したウマ娘達

紅葉ライトアップ

 もうすぐ11月が終わります。月が変わったら急に紅葉が消えるという訳ではありませんが、12月といえば印象は完全に冬で、雪とかクリスマスとかいったイメージに塗りつぶされてしまうような。ボーナス様という存在も忘れてはいけませんね(絶対忘れないですが)。

ウマ娘

 本日はスマホゲーム「ウマ娘プリティーダービー」を話題を。何気に「その4」は3月末だったので8か月ぶりとなります。時折新規入手ウマ娘の紹介をしてきたのでそんなに前とは思いませんでした。

プロフィール

 私のプロフィールです。8か月前と比べるとチームランクがA5→S1に上がっていますが、ここのところは完全に頭打ちです。サポートカードのガチャを引かないせいで、ウマ娘達の成績が上がらないせいだと思っていますが、単に育成が下手なだけだったりして。サクラチヨノオーに代わってカレンチャンがモデル立ちしています。

進行状況3月の進行状況

 こちらは進行状況。右側は比較用の3月の進行状況です。育成回数940回(前回は595回)、グッドエンド達成数50回(前回は33回)。グッドエンドは同じウマ娘で何度到達してもカウントされないので、持っているウマ娘数と考えて貰って良いかと。育成ウマ娘数63となっていますが、ここには同じウマ娘だけど別衣装というのも含まれています。当時チームクラスは最高の6でしたが、今は5。他のトレーナーが強くなっているのに対し、相対的に弱体化していると思われ(涙)。

グランドライブ

 9月以降は、8月末に新規実装された育成シナリオ「私たちのグランドライブ」をプレイしていました。「ウマ娘たちはなぜライブをするのか?」をテーマに、ウイニングライブが行われるようになる前に行われていたという「グランドライブ」の復活を通し、ウマ娘たちが改めてライブに向き合っていくという内容です。

ライトハロー2

 そして未勝利のままトレセン学園を去ったというライトハローというウマ娘がイベントプロデューサーとして登場。明確に大人のウマ娘が登場したのはこれが初ですね。たづなさんとか理事長とか、ウマ娘疑惑のあるキャラはいますがまだはっきり明言されていません。同期トレーナーの桐生院葵、理事長代行の樫本理子、記者の乙名史悦子らは通常の人間(ネットでは“ヒト耳”とか言われています)だし。

ライトハロー

 担当しているウマ娘に手を出していいのか問題はトレーナー間で論争を巻き起こしてきましたが、OBでかつ成人しているウマ娘であれば、当人同士が同意していれば朝帰りだろうが温泉旅行だろうが思いのままです。現役アスリートウマ娘達の最大の敵はライトハローのような大人のウマ娘だたりして。

URAファイナルズアップデート

 最近は11月17日にアップデートされた最初期育成シナリオ「新設!URAファイナルズ」をプレイしています。桐生院葵が育成するハッピーミークと一緒にトレーニングをすると一定の確率で対決が発生し、URAファイナルズの決勝にはパワーアップしたハッピーミークが登場してきます。

強化型ハッピーミーク

 従来のシナリオでもハッピーミークは決勝に来ていましたが、今回はステータスが凄い。しかも1番人気。こちらがダートのウマ娘を育成していようが、どの距離のウマ娘を育成していようが、万能型のステータスで立ちはだかってきます。ただ、桐生院があまりに総花的育成を行っているため、スピードで上回ればなんとか勝つことができます。例えば短距離ならこんなにスタミナはいらないのですが、なにしろどんな状況でもURA決勝に立たなければならない宿命を課されているので仕方がないのか。
 
本部になっちゃうトレーナー

 「ミークさん…総合力では私のウマ娘の遥か上をいくあなたが、何故これほどの遅れを取るのか……磨いたスピード以外の総合力に頼みを置く…そんな性根が技を曇らせる」なんて、トレーナーが本部以蔵になってしまいます。しかし決して侮れない力量を持っているのも事実。スピードをSS以上にしておかないと危険です。そして必ず「うまぴょい伝説」を一緒に踊ることになります。

ミークばっかり

 ハッピーミークは元ネタの競馬馬がいないゲームオリジナルのウマ娘です(今年2月に本物の競走馬に「ハッピーミーク」という馬名が登録されており、逆輸入されましたが)が、コースは芝もダートも適性Aで、距離は短距離から長距離までオールA、脚質は逃げF、先行A、差しS、追込Fとなっています。つまり差し馬としてあらゆる馬場、距離で戦えるスーパーウマ娘。ぜひミークも育成させて貰いたいですね。ミーク同士の対決となれば、純粋なトレーナーの育成能力の優劣がはっきりすることに。

メジロドーベル邂逅

 さてそれでは新規入手したウマ娘達のご紹介。8月27日にメジロパーマーの入手まで報告しているので、それ以降の今秋邂逅したウマ娘達ということになります。まずはメジロドーベル。モデルは1990年代中頃から後半にかけて活躍し、GI5勝を記録し、4年連続で最優秀牝馬に選ばれた名牝です。

メジロドーベル勝負服

 見た目完璧なお嬢様ですが、非社交的で特に男が苦手です。自分に自信が持てず、実力も容姿も性格も卑下しがち。自身の名前にコンプレックスがあり、「自分はかわいくない」「女っぽくない」と思い込んでいるそうです。名前の由来が犬種のドーベルマンだからでしょうか。愛称「ベルちゃん」は可愛いのですが、禁止令を出しています。

どぼめじろう先生

 こっそり少女漫画を描くなどしており、同人作家「どぼめじろう」などと呼ばれています。これは中国語版ウマ娘公式サイトでのメジロドーベルの名前を、日本語に自動翻訳にかけたら出てきて、妙にしっくりしていると評判になったものです。これで現在実装されているメジロ家のウマ娘6人中5人を入手。最後にして一番欲しいアルダンを手に入れられるのはいつの日か。

ヤエノムテキ邂逅

 次はヤエノムテキ。モデルは1980年代後半から1990年代初頭まで主に中距離レースで活躍し、GI2勝を挙げたオグリキャップ世代の一角をなしました。ゲーム実装に先立って漫画の「ウマ娘シンデレラグレイ」に登場していました。

ヤエノムテキ勝負服

 実家は金剛八重垣流という武術の家元で、祖父が当主、祖母が師範代らしいです。その影響で武人らしい礼節と武骨さを見せています。過去はかなり荒れた性格で、力で全てを従わせようとする「一度キレたら手が付けられないやつ」だったそうですが、武術を学んで礼儀を弁えた性格に落ち着きました。オグリキャップの他、クラシック戦線の同期であるメジロアルダンやサクラチヨノオーと仲良しです。

新衣装ファインモーション邂逅

 新衣装ファインモーション。ウエディングドレス姿のファインは、カレンチャンと共に5月末に実装されました。その時は入手できませんでしたが、10月に実装されたアストンマーチャン欲しさに課金してガチャを回したところ、マーチャンは来ませんでしたが(涙)、すり抜けで殿下が来てくれました。

ファインモーション新勝負服 

 モデルは2000年代前半に活躍し、3歳時に無敗のまま史上最短となる6戦で古馬混合GⅠを制し、満票で最優秀3歳牝馬に選ばれました。作中設定はアイルランド王国の王女様。イベントで発する「貴様~」が有名ですが、「貴様~。私のお願いが聞けないと申すのかっ!言うこと書いてくれないと拗ねちゃうんだからねっ、つーん、チラリ」と冗談交じりで言っているので誤解無きよう。しかしウエディングドレス姿の殿下に駆け寄られては外交問題発生待ったなし。もう国籍変更→王配殿下待ったなしでしょう。

新衣装オペラオー邂逅

 新衣装テイエムオペラオー。昨年末に春ルララと共に実装された正月姿です。やはりマーチャンのすり抜けでした。モデルは1990年代末期から2000年代前期にかけて活躍し、2000年の年間無敗・史上初の秋古馬三冠達成・GI7勝などで「世紀末覇王」の異名を取った優駿です。

テイエムオペラオー新勝負服

 宝塚の男役然とした姿で、実力もさることながら超ナルシストにして超自信家です。しかしhギャグのレベルに達しているのでうざいと言うより面白くなっています。また他者を貶めることはなく、育成し易く、ストーリーもとことん明朗快活なので、育成していると元気を貰えるウマ娘の一人とも言われてます。

ヤマニンゼファー邂逅

 ヤマニンゼファー。課金してもアストンマーチャンをゲットできず、意気消沈しているところにやってきました。石がまったくなかったので仕方なく課金したら、すぐに来てくれた良い子です。モデルは1990年代初頭に活躍し、史上初の安田記念連覇・天皇賞(秋)勝利など幅広い距離で活躍した実績から、「GⅠ三階級(短距離、マイル、中距離)制覇に最も近づいた一頭」と言われました。ゼファーはギリシャ神話に登場する西風の神ゼピュロスの英語読みです。自然をこよなく愛する穏やかな性格のウマ娘ですが、発言の端々に「風」に纏わる多彩かつ詩的な表現を織り交ぜるのが特徴で、往々にして周囲を理解不能にしてしまいます。

ヤマニンゼファー勝負服危ないゼファー

 とにかく驚かされるのは勝負服。ストラップレスで肩出しの上、胸元が大きく開いています。さらに本人がかなりのグラマーなので、本当に走っても大丈夫なのかと心配になるほど。

ゼファー私服

 私服姿はこのようにお淑やかなので、勝負服のセクシーさが際立ちます。何者かに強いられているのか?しかし勝負服は本人がデザイン案を提示して制作されるという設定になっているのでそんなはずは…

ゼファー魂

 熱心なファンが作った横断幕「ゼファー魂」が印象的。ウマ娘界でもゼファーのファンたちが掲げているようだ。

俺にかまわずにげてくれ

 なお横断幕といえば私が一番好きなのはこれ。ダブルジェット、いやツインターボ師匠はいつになったら実装されるんでしょうか。

ワンダーアキュート邂逅

 最後にワンダーアキュート。今月17日に実装された一番新しいウマ娘です。モデルは2000年代後半から2010年代半ばまで活躍し、日本馬最高齢(9歳)での平地GⅠ級勝利記録を持つ競走馬です。ヤマニンゼファーから一転して露出の少ない勝負服になったのは、運営の反省か(笑)。

ワンダーアキュート勝負服

 その経歴が大きく影響したのか、とても穏やかな人柄で面倒見のよいウマ娘で、周囲からは「話すとなんだか、おばあちゃんを思い出してほっこりする」と評判。…というか、声は「おばあちゃんっぽい」を通り越しておばあちゃんの声そのものです。「中の人」(須藤叶希)はまだ25歳なのに(笑)。一部では「ばぁば」と呼ばれたり。「ばぁば」は許せても「ババァ」は許せないのが女心の摩訶不思議。実家がボクシングジムを経営しており、本人も凄まじいパンチ力を見せているので、絶対言い間違いはしないように。

アキュートパンチ
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記憶に残る一言(その157):トンカツ屋店主のセリフ(美味しんぼ)

ドイツ戦勝利

 中東カタールで開催されているワールドカップのグループリーグ緒戦で、日本代表チームはドイツに2-1で勝利。優勝4回の強豪国を破ったということでマスコミやネットはお祭り騒ぎになっています。私は某党地方議員のように残念だなんて気持ちは全くなくて、代表チームには素直に賞賛の言葉を贈りたいですが、手放しで喜ぶのは予選リーグ突破が決まってからでからでも遅くないような。彼らの目標はベスト8入りらしいですし。

グループE順位表

 それにしても大会前は随分ディスられていた記憶がある森保ジャパン。結果が全てとはいえマスコミやネットの手のひら返しぶりには驚くばかりですね。ここから決勝トーナメント進出を逃したりしたら、きっと彼らは息を吹き返してくるのでしょうが、それまではどこで何をしているのやら。

美味しんぼ1巻美味しんぼ110巻

 さて本日は久々に「記憶に残る一言」です。今回はグルメ漫画の金字塔のはずが、後半やたらに政治化した挙げ句に消えてしまった「美味しんぼ」からです。それにしても1巻と110巻の表紙の落差よ(笑)。110巻の表紙だけ見てこれがグルメ漫画とは誰も思うまい。

11巻

 いろんな意味でネタを提供することに定評ある長期連作作品「美味しんぼ」ですが、今回は評価の高い単行本11巻収録の「トンカツ慕情」からです。それにしても海原雄山のこの表情は食欲を減退させそうな

第5話トンカツ慕情

 米国全土で150ものチェーン店を持つスーパーマーケットの経営者・里井氏は、30年前に食べたトンカツの味が忘れられません。30年前、貧しい労働者だった里井氏は強盗に金を奪われますが、たまたま居合わせたトンカツ屋の店主に助けられ、トンカツを振る舞われます。

トンカツ大王

 トンカツ屋の名前は「トンカツ大王」。なにげに凄い名前ですね。右から読ませるあたり、おそらく戦前からある老舗なのでしょう。

トンカツをおごられる 
おごりだ

 奪われてしまって金がないと驚く若き日の里井君に、おごりだと太っ腹な店主。トンカツ食えば元気になると言われ、ありがたくいただく里井君。

ウホッいいトンカツ
ウホッいい男

 「うほおっ、うんまいっ!!」とトンカツの味に感動する里井君。このセリフが「ウホッ!いいトンカツ…」だったら里井君から道下君になるところでした。そして店主の名前は阿部高和になって、突如として「くそみそテクニック」世界に突入するところだった。危ない危ない。

二人の励まし

 「勉強してえらくなって頂戴よ。」と諭すおかみさん。しかし店主は「なあに人間そんなにえらくなるこたあねえ、ちょうどいいってものがあらあ。」と余裕の表情。ここから今回の記憶に残る一言が炸裂します。

とんかつをな

 「いいかい学生さん、トンカツをな、トンカツをいつでも食えるくらいになりなよ。それが、人間えら過ぎもしない貧乏すぎもしない、ちょうどいいくらいってとこなんだ。」まるでトンカツが語っているような絵面になってますな。

ほっこり里見

 ほっこり笑顔になってトンカツを賞味する里井君。いいですねえ。庶民的な良エピソードという感じです。ちなみに里井君、幼いころ両親を亡くしていたとのことで、彼にとってトンカツは最高の食事だったようです。

貧乏里見

 この里井君改め里井氏、その後夢を求めて渡米し、苦労した上先述のとおりスーパーマーケットチェーンのオーナーとして大成します。店主のセリフを全く無視したかのごとき成り上がりぶりですが、米国で人並みの生活を送れるよう頑張っていたら結果的にこうなったということでしょう。

とんかつ大王夫婦

 久々に帰国した里井氏、あのトンカツを食べることを楽しみにしていましたが、何軒回っても自分の記憶通りの味のトンカツには辿りつけませんでした。そこでイキリグルメ太郎こと山岡士郎が務める東西新聞社に昔通りのトンカツを食べさせてくれる店を探すように依頼をしてくることになります。

里井さんの恩返し

 あまり内容に踏み込んではアレですが、トンカツ大王の店主夫妻は、その後騙されて店を追われていました。里井氏は恩返しとして元の店を買い戻し、リフォームの上店主夫妻にプレゼントします。もういい年(実際老人ホームに入っていた)の二人になおも現役復帰を強いるのか、とかツッコもうとすればツッコミどころはありますが、「美味しんぼ」では名エピソードとして語り継がれており、「人生が変わる1分間の深イイ話」でも紹介されたことがあるそうです。

里井さん30年後

 結果的に「トンカツをいつでも食えるくらいになりなよ。」という店主のアドバイスを聞かずに富豪になった里井氏ですが、恩返しが叶ったので彼にとっては良かったことでしょう。それはともかく、“トンカツをいつでも食えるくらい”とはどれくらいの収入なんだろうという素朴な疑問が湧いてきますね。
 
松のやカツ丼梅

 「松のや」のロースかつ定食は590円。「かつや」のカツ丼(梅)は520円。この位なら低年収のブラック企業勤務でもなんとか食べたいだけ食べられそうな気がします。

30年前の味

 しかし、「トンカツ大王」のトンカツには里井氏がいくら探しても出会えなかったような秘密の工夫があったらしいので、「松のや」や「かつや」、あるいはスーパーで買えるトンカツと一緒にはできないでしょう。

熟成三元麦豚ロースかつ御前 

 例えばトンカツ専門店「さぼてん」だと、一番安い「熟成三元麦豚ロースかつ御前」が1280円(税込み1408円)。なので「トンカツ大王」のトンカツ定食も1500~2000円くらいはするのではないかと思われます。これを食べたいときにいつでも食べられる収入っていくらぐらいでしょうかね。まあ個人差はあるんでしょうが…

胃もたれにエビオス錠

 もっとも、例えば学生のような若年層ならそれこそ毎日でも食べられるかも知れませんが、年を取るとだんだん油物が苦手になっていくもの。40代ともなれば週一だってキツかったりします。そうなると、“いつでも食える”=“食べたい時に食べる”と解釈すると、年を取るほど低所得でもOKになっちゃったりして。

高史明さんのツイート

 ネットにはこの店主のセリフを改変した“人生の先輩からの至言、金言、迷言ツイート”というのがありますが、中でも高史明さんという大学講師のツイートには身につまされました。いやまだいける…まだいけるはず…。

講談社文芸文庫編

 その他のネタ。まずは講談社文芸文庫編。純文学や文芸評論の収録が多い文庫判の叢書ですが、価格設定はかなり高く、本体価格1800円から2000円程度が標準だそうです。まさに先ほどあげたトンカツ定食の値段に近いですね。身体の栄養を取るか、心の栄養を取るか、それが問題です。両方取れればいいんですが…

安安編

 安安編。安安は七輪焼肉のチェーン店で、カルビ、生ビールが税込み290円だそうです。これは素晴らしい庶民の味方。

安安

 しかし…「少佐ーっ!助けてください!店舗が見つかりません!」「か、香川…四国にはまだ店舗がない。中国にも九州にもない。気の毒だが…しかし、無駄死にではないぞ。大阪にはあるのだ」

有給休暇編

 有給休暇編。これはある意味所得よりも重要かも知れませんね。もちろん所得も十分あって休暇も取れるのが一番ですが。往々にして休暇が取れないところほど所得も低かったりして。

モデリング編

 モデリング編。私はモデラーではないのでよくわかりませんが、そういうものなんでしょうか?

女子校生編その1

 女子校生編。下ネタじゃねーか!女子校生をいつでも食えるくらいのえろさってなんなんだ(笑)。勉強してえろくなって頂戴よも意味不明だ。ちなみに「女子高生」じゃなくて「女子校生」と言っているところに要注目です。規制が厳しくなった頃のアダルトゲームにこの表現が出てきた記憶があります。「女子高生」だと高校生=18歳以下ということでいろいろ引っかかるところ、「女子校生」だと、高校生とは言っていません、専門学校とか各種学校とかいろいろあるでしょと言い抜けることが可能で、さらに“登場人物は全員18歳以上です”のキャプションと併せることで、制服を着たロリ学生が登場しても“合法ロリ“(セーフ)に持ち込むという。まあ最近は私もその手のゲームをプレイしていないので今はどうなっているのか知らないのですが。

女子校生編その2

 美味しそうに女子校生を食べる里井君。本当に食うんかい(笑)。お前は「進撃の巨人」か。てっきり“食う(性的な意味で)”かと思っていた。いや、それこそ比喩表現というヤツなのかも。そして30年後、念願の女子校生を食いまくれるようになった里井氏は、“あの頃”の女子校生を懸命に探すのだけど、パパ活女子校生ばかりで全然見つからないのであった…なんちゃって。

好きなアニメキャラ(その145):ミオ(サマータイムレンダ)

カツパン1アイス豆乳オーレ


 先日コメダ珈琲を初体験しました。かねて一度行ってみたいと思っていたのですが、ようやくです。いただいたのはカツパン+アイス豆乳オーレたっぷりサイズ。写真と実物が違う場合を“写真詐欺”なんて言いますが、コメダ珈琲では“逆写真詐欺”と呼ばれ、メニューよりも実物が大きいので有名ですが、確かにカツパンはボリューム満点。

お得なランチセット

 ただ、上記オーダーで1720円でした。この価格で物足りなければ問題な気も。サイゼリヤだったら豪遊できますよね。コスパで言えば昼コメプレートの方が断然いいです。多分二人前オーダーしてもまだ安い。

ヒレカツプレート

 本当はこのヒレカツの「まんぷくプレート」が食べたかったのですが、私の行った店にはありませんでした。故に野菜が足らんなあと思いながら第二希望のカツパンに。弱冠のキャベツは挟まってましたけどね。

サマータイムレンダその2

 さて本日は好きなアニメキャラです。春季から夏季にかけて2クール放映され、私の中で今年のアニメナンバー1候補の「サマータイムレンダ」から、一番お気に入りのミオを紹介しましょう。本作には影と呼ばれるドッペルゲンガーのような怪物が登場し、人の姿や記憶をコピーして本人に成り代わろうとしますが、ミオは小舟澪の影になります。澪(影)と表記しようかとも思いましたが、Wikipediaでカタカナ表記されていたのでこれに倣います。

サマータイムレンダその3

 本作は主人公網代慎平が幼なじみで兄弟姉妹のように育った小舟潮の突然の訃報を聞いて生まれ故郷の日都ヶ島に戻った7月22日から、夏祭りが開催される24日夜までの間の物語ですが、繰り返しタイムリープを繰り返すほか、14年前のプロローグ的なエピソードが語られたり、そもそもの起源にあたる江戸時代のエピソードにまで遡ったりするので、まさにコメダ珈琲のメニューのごとくボリュームたっぷりで、2クールかけた描いたのは英断だったと思います。

影の病

 日都ヶ島には、昔から「影の病」という言い伝えがあり、自分そっくりの姿をした「影」を見た者は死ぬとされています。潮も亡くなる数日前に自分の「影」を見ており、事故死とされたその死にも不可解な点があり、他殺の可能性が浮上してきます。そこから慎平と不可解極まる「影」達の濃密な戦いが始まっていきます。

本物そっくりのミオ

 ミオは潮の妹の澪の影で、慎平が島に戻る前日、潮の通夜が行われた際に、影の始祖で「オカアサン」と呼ばれるハイネ(小早川しおりを殺して成りすましていた)が澪をスキャンしてそのデータを元に産みだしました。

プリント中のミオ

 「影」は数々の特殊能力を持っています。主なものとしては、コピー機のような光を放って対象のデータを読み取る「スキャン」。そしてスキャンで読み取ったデータをもとに、複製物(影)を作り出す「プリント」。コピー元のオリジナルを消す「消去」などがあります。なおコピーやプリントは生物無生物を問わず可能ですが、オリジナルを消去しないままだと「影」は一週間程度で泥になってしまいます。また無生物の場合はオリジナルを消去しないと本来の性能を発揮できず、生物の場合は殺害しないと消去できません。

初登場シーン

 ミオの初登場は1話で、潮の葬儀が行われた22日夜に澪がいる小舟家2階を見上げているところを駐在の凸村に目撃されました。制服姿で、暗いので良く判らないかも知れませんが、右手に包丁を持っています。この後凸村を殺害して影を産みだして凸村に成り代わらせます。

ダブル澪

 ミオは、影凸村から拳銃を借り、翌日午後に日都神社の森で澪と慎平を捕捉。まず澪を捕らえて射殺し、続いて慎平を射殺します。ちなみにその直前には主要キャラの南方ひづるも射殺しています。この時点では慎平は何も判っていないので、突然の事態に驚愕する中で、あれよあれよという間に死んでしまいました。

2回目の殺害

 自分でも知らなかったタイムリープ能力が発揮され、22日に戻った慎平は、当惑しつつ2週目の世界をやり直します。ここでは慎平は小舟家の外でミオを発見し、凸村を殺害して影を産み出す場面を目撃することになりますが、不幸にもスマホに着信があったことでバレてしまいます。

最後にパンチラを拝んで死ね

 今度は包丁で刺殺される慎平。パンチラを拝ませてくれたのはミオのせめてもの情けなのか(笑)。なお澪は22日に慎平と再会した際は縞パンでしたが、ミオのは白。これは21日の通夜に参列した澪をコピーしたためでしょう。

3度目の対決

 3周目では凸村を来させない工夫をしたため、22日夜に同様の惨劇は起きませんでしたが、24日の村祭りの夜、日都神社で襲撃を受けます。この際は「影」の特性を知る南方ひづるに助けられてミオを倒すことに成功しますが、村祭りは大虐殺のバッドエンドの場であり、ここに至ってはいけないことが判明したところで、慎平はひづるに射殺を依頼してタイムリープします。

おかえり慎ちゃん

 4週目。ひづる達と仲間になって様々な情報を得た慎平ですが、序盤に立て続けにミオに殺されたことは、慎平にかなりのトラウマを与えました。小舟家で包丁を持ったミオを見て驚愕島倉千代子な慎平。

慎平愕然

 実は本物の澪が料理していただけでしたが、視聴者もビビりました。それほどにここまでのミオの冷徹さと残忍さは際立っていました。序盤最強の敵といった感じですね。

ミオ対ウシオ

 4週目の世界ではミオは初めて小舟家に侵入してきます。これまでは外に立っていただけなのに。本作のヒロインである影潮(ウシオと呼びましょう)が本格的に登場してくるなど、状況が大幅に変化しているからでしょうか。得意の包丁でウシオをブスっとしちゃいますが、ウシオもミオも影なので本体である影を攻撃しないとダメージが与えられません。

史上最凶の姉妹喧嘩

 ここから史上最凶の姉妹喧嘩が勃発。この時のウシオには影である自覚がなかったため、ミオに一方的にやられていましたが、ひづるの協力者である根津の狙撃で隙が出来たところで慎平が影を刺して倒します。

慎平が反撃

 しかしミオのこの姿。澪じゃないとわかっていても非常に後味悪いですね。なおこの時の代理姉妹戦争の過程で、二人とも慎平が好きなことが判明。罪な男だぜ、慎平。もっとも慎平は最初から潮が好きで、慎平と潮は元々相思相愛状態だったのですが、当人達は相手の気持ちに気付かないままいだったのでした。

影軍団

 5周目と6週目ではミオは登場せず。7週目は学校の体育館で慎平陣営と影陣営の総力戦となり、その中にはミオの姿も。

慎ちゃん格好よすぎ
お命頂戴

 啖呵を切る慎平にホの字のミオ。「さすが慎ちゃん。格好よすぎ」。しかし頬を赤らめながら突進して刺突して来るのはやめい(笑)。

ブチギレ影澪

 ウシオが慎平を連れ去るのを見て激昂するミオ。血管浮きまくりで美少女がだいなし。普段クールなだけに余計怖いですね。

右目がヤバいミオ

 その後ハイネからの命令で根津を攻撃することになったミオ。ちょっと人間離れした姿になっています。しかし慎平の他の仲間達も加わってミオに総攻撃します。

捕まった影澪

 この大決戦では、残念ながら首魁のハイネとシデはすんでの所で取り逃がしてしまいました。しかし大成果もありました。仲間の連携攻撃によりミオの捕獲に成功したのです。しかしこの姿、暴漢に囚われたJKそのものですな。これから一体どんな酷い目に遭うのかな…グヘヘヘ…

洗脳後のミオ

 「オカアサン」であるハイネから産まれた影はハイネの命令には絶対服従。しかし、ウシオにはハイネと影の間にあるリンクを断ち切る力がありました。ウシオ曰く「ちょっと頭をいじって」。まあ洗脳ということにしておきましょうか。洗脳後のミオは別人のようにおとなしくなり、知っている限りの影の秘密を告白します。

まだ誰も殺してへんよ

 仲間になっても、2回殺されたトラウマでミオに腰が引けてる慎平。「私まだ誰も殺してへんよ」というミオ。確かに7週目の世界ではそのとおり。

仲良し?

 端的に慎平に東京で彼女が出来たかと聞くミオに焦る澪。「な、何聞くん!?アンタ!」「慎ちゃん時々標準語になるんが怪しい。怪しくない?」なんだこのやりとりは…たまげたなあ。姿だけでなく記憶も共有しているから、本人が二人いるのと同じなので、澪からすると双子より質が悪いですね。

1話と対照的な二人

 「澪のことは守るよ。でもなホンマに澪のこと守れんのは慎ちゃんだけなんやで?」とミオ。こうして二人でいると、1話を思い出しますが、あのときはミオが澪に拳銃を突きつけていましたっけ。こっちの方が平和でいいですね。

普段の潮
髪を下ろした潮

 ところでお姉ちゃんのウシオですが、体育館決戦の結果、髪が短くなって下ろす形にしています。ロングヘアの時はおでこを出していますが、髪を切ったウシオ(といってもまだ肩まであるのでセミロングといったところ)の方が可愛いと思うのは私だけでしょうか。

澪対ミオ

 なおこの日の夜には澪とミオのキャットファイトというイベント(?)も。ミオに言わせると澪は自分のことだ大嫌いで、その理由は外見も成績も性格も姉の潮と正反対だからだと。何しろミオは澪の全てを知っているから隠しようがないですね。

ドS風ミオ

 ミオ曰く「アンタこそお姉ちゃんの影やん」。ミオが当初澪殺害を企てていたのは、ハイネの指示ではなくミオ独自の行動だったそうです。確かにオリジナルの澪が生きているとコピーであるミオの命は一週間しかありませんが、想定されるエンディングである村祭りまではせいぜい3日程度しかないので、澪を殺す必然性はありません。もしやこの澪の“自分が大嫌い”という部分を反映しての行動だったのか。そういえば洗脳前のミオはウシオに折々敵意のようなものを見せていましたが、これも姉に嫉妬する澪の深層心理を反映したものだったのか。

澪と潮

 潮と澪は実の姉妹なのに確かに全然似ていません。二人の父はフランス人、母は日本人ですが、なぜかこの二つの要素は混ざることなく、潮に金髪に白い肌というフランス人要素が、澪に黒髪に日焼けした肌という日本人要素が100%出ている感じです。どっちが好きかといいえばこれはもう好き好きとしか言いようがないですが、個人的には澪の方が謎のしっとり感があって好みでしょうか。

殺されるウシオ

 7週目の世界ではこの後23日に慎平が殺されますが、その前にウシオが殺されてしまいます。ウシオが生きている状態で慎平が死ぬと、ウシオと一緒にタイムリープできましたが、ウシオを失った状態で死ぬと、ウシオは復活しませんでした。慎平絶体絶命。

影縫いされたミオ

 8週目の世界。慎平をコピーしていたハイネの謀略にしてやられ、澪達はミオを影縫いして出かけてしまいます。またも暴漢に襲われる直前風になっているミオ。ぐへへへ…

喘ぐミオ

 慎平が釘を引っこ抜いて解放しますが、喘ぐミオのこの表情よ。ちょっと別な何かを連想してしまいそうです。すっかりサービス要員化してしまったミオ。

最後のリセットか

 救出に駆けつける慎平とミオですが、一足遅く仲間は全滅。リセットしてやり直すすために自ら死を選ぶ慎平。

黙って俺に付いてこい

 「黙ってついてこい。澪も南雲先生も両方を助けてみせる」と言い残す慎平を見つめるミオ。頬を染めて、まさに正ヒロインですやん。

ミオ&慎平

 9週目。ミオに負ぶさって現場に急ぐ慎平。ウシオ&慎平もいいけどミオ&慎平もなかなかいいですな。

慎平を止めるミオ

 ひづるが殺されたことで血迷った慎平。すぐに自殺してリセットしようとしますが、すんでの所で止めたのはミオ。「慎ちゃんが一番よう分かってるはずやろ。ループ能力は限界ギリギリ。両方はもう助けられやんって」。タイムリープは間を置かず行うとあまり戻れないのです。 なんという冷静的確な判断力なんだ!!超人血盟軍が結成できそう。

澪号泣
クールに見つめるミオ

 ウシオ復活作戦を敢行する直前、慎平に告って玉砕した澪。朱鷺子の胸で号泣してますが、朱鷺子をコピーしたこともあるミオは、朱鷺子が実は澪ラブで今まさにウホッ状態であることを知っている。知らぬは澪ばかりなり。敢えて言わないところがミオの優しさか。

ミオがウシオを止める

 慎平の戦略で完全復活したウシオ。恨み骨髄のシデに突撃しようとしますが、それを止めたのはミオ。慎平にはさらなる戦略があったからです。

最後のタイムリープへ
ミオ最後のセリフ

 ウシオ生存状態で最後のタイムリープに臨む慎平。海中から顔だけ出して「お姉ちゃんのこと頼むで慎ちゃん」とミオ。ベストカップルを見上げる心境やいかに。

ここにあるで

 10週目。ハイネの本拠を攻める慎平達。防御が固くて攻めあぐねているところにやって来たミオ。打ち上げ花火の火薬で一気に爆破。

シデもドスー

 生身のシデにもドスッと一発入れるミオ。本当に役に立つ子。強敵が味方になると弱体化するというのはよくあるパターンですが、ミオは敵でも味方でも強かった。一時の感情でミオを消していたら詰んたところですね。これでハイネを倒せば終わりですが、ミオもウシオも消えることに。

バイバイ慎ちゃん

 慎平には聞こえてませんが「バイバイ慎ちゃん」と呟くミオ。とにかく包丁は手放さない(笑)。しかしまだ終わっていませんでした。この後慎平とウシオはハイネの故郷“常夜”で最終決戦となりますが、ミオは吸い込まれそうな窓を救って留まります。

ミオの勇姿
ミオ最後の姿

 これがミオの最後の姿。窓は澪が好きで、これまで何度も告ってはごめんなさいされてきたそうなので、影の方とはいえミオに助けてもらったのは嬉しかったんじゃないでしょうか。なおしつこいシデとの長い長いラストバトル後は、そもそも影の存在しない世界になるので、ミオもウシオも存在せず、澪と潮がいるばかりとなりますが、潮にはウシオの記憶があって大団円ということに。

波稲としおり
大団円
 
 澪もとうとう窓の熱意にほだされたようですし、ひづるも竜之介も健在、もっと言えば影に殺された慎平の両親も健在です。そしてハイネとしおりが仲良さそうにしていると。そういうハッピーエンドを1話使ってしっかり描いたのは実に良かったですね。

サマータイムレンダトップ絵

 ちなみに作品紹介時などによく使われたこの画像ですが、今見ると、潮じゃなくてウシオなのはともかくとして、澪じゃなくてミオなんですね。洗脳後なんでしょうけど、相変わらず右手にしっかり包丁持っているし。ミオの主力武器がなぜ包丁なのかは最後まで謎でした。澪は料理苦手だし、特段包丁にこだわりがあるといったエピソードはなかったのですが、ミオ自身の個性なんでしょうか。

白砂沙帆

 ミオ並びに澪を演じたのは白砂沙帆。和歌山県出身ということで本作にぴったりですが、2017年にデビューしたまだまだ駆け出しの声優さんのようです。

リトルココン

 まだまだモブ役が多いですが、「ウマ娘プリティダービー」ではオリジナルウマ娘のリトルココンを演じています。クールで毒舌、ストイックなところはミオに似てなくもないですが、情に厚い一面もあります。ルックスは金髪に白い肌なので、澪的にはこういう姿になりたかったのかも。

ウマ娘化した白砂沙帆

 白砂沙帆もウマ娘化していました。なおその後、本物の競走馬に「リトルココン」という馬名が登録されるという事態に。オリジナルウマ娘にはリトルココンのチームメイトのビターグラッセや、別シナリオに登場するハッピーミークというウマ娘がいますが、これらも本物の競走馬に馬名登録されています。どうやら馬主がウマ娘の熱心なトレーナーらしいですが、まさに逆輸入。

白砂沙帆その2

 これらオリジナルウマ娘や既に引退したウマ娘であるライトハローも魅力的なので、ぜひプレイアブル化して欲しいです。もっと言えばたくさんいるモブウマ娘も育成したい。埋もれていくはずだったモブ子を、トレーナーの腕で一流ウマ娘に仕上げるなんて、トレーナー冥利に尽きるってもんです。あとガチャ引かなくてよさそう(笑)。

鳥取再び(その2):米子超短期観光

ライトアップ始まる

 昨夜から栗林公園で恒例の秋のライトアップが始まっています。こういう幻想的な光景が随所に…といいたいところですが、これは明らかにプロの仕業。こんなのはなかなか撮れません。
 
私のベストショット

 昨年行った私のベストショットはこれ。まだ見たことがないという方はぜひ一度ご覧頂きたいですが、年パスも切れてしまったので私は今年はいいかな。

普通の境線

 さて鳥取紀行の続きです。境港に泊まった翌日、境線で米子に戻りました。行きはねずみ男列車でしたが、帰りは普通の列車。

米子駅

 米子駅で特急やくもに乗り換えになりますが、まっすぐ帰るには早すぎるし、米子を訪れるのは何気に初めてなので、ちょっと観光に。米子駅は工事中。

新駅舎

 来春にはこういうふうに変わるそうです。おしゃれですね。でも私は鄙びた駅舎も好きですよ。

 さて途中下車して向かうは米子城址。湊山という90メートルぐらいの小山というか丘の上に建っていましたが、城郭は明治期に取り壊されました。戦国時代には隣接する飯山に砦がありましたが、江戸時代になって湊山に近世城郭が築かれました。

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  四重天守と四重櫓を有し、30棟の櫓と20棟の門が建てられ、城域の周囲に張り巡らされた堀には海水をひき入れていたそうです。なので城としては平山城にして海城ということになるでしょうか。本丸に向かう道はこんな感じでした。

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 仰ぎ見る本丸跡。中腹には石仏がたくさんあって、四国霊場八十八ヶ所に対応しているそうです。つまり米子城址を巡ると四国八十八カ所が巡れるという。ただし単純に山頂を目指している場合は全部を回ることはできません。私は巡礼に興味がないのでとにかく山頂を目指します。疲れるのが判っているのに高いところに登りたがるのは“性”というやつでしょうか。

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 やっと辿り着いた山頂。ここに本丸がありました。小山ですが、頂上からの眺めはなかなかのものです。

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 西側には日本で5番目に大きな湖である中海が見えます。中海は日本海に開いた湾口が砂州で塞がれてできた潟湖で、東は境水道で日本海とつながり、西は大橋川を通じて宍道湖と繋がっています。中海と宍道湖は日本で数少ない連結汽水湖でもあります。

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 北側。町並の向こうに弓ヶ浜、そして日本海が見えます。

裾野だけの大山

 東側。伯耆富士こと大山が見えるはずなんですが、この日が雲が多くて裾野しか見えませんでした。残念。

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 城郭はなくなっても石垣だけは残っています。米子城は1600(慶長5)年に城主となった中村一忠が築きました。パパンは豊臣家の三中老の一人・中村一氏。五大老と五奉行との意見が合わないときの仲裁役が三中老とされますが、三中老制度が実際にあったかについては疑問の声もあります。

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 折しも晩秋。荒城の月の歌詞が思い浮かばれますね。11歳で大名となった一忠は、わずか20歳で急死し、伯耆一国17万5000石を支配した米子藩はあえなく断絶。その後因幡の国主だった鳥取藩の池田光政が伯耆も所領としました。米子城は家老の荒尾但馬家が城代として駐在しました。1615(慶長20)年に一国一城令が発布され、諸大名に対し、居城以外のすべての城の破却が命じられましたが、一つの大名家が複数の令制国に跨がって領有している場合は、各令制国ごとに一城は認められました。なんと池田家は因幡、伯耆の二令制国で三城の所有が認められ、居城の鳥取城の他、米子城と倉吉城を持っていました(但し倉吉城は陣屋扱い)。鳥取池田家は徳川将軍家の親戚でもあって信用絶大で、西の毛利家への備えという点からも特別に三城が許されたのではないかと言われています。

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 こちらは内膳丸に向かう道。湊山と峰続きの丸山(標高52メートル)にあります。中村一忠の家老である横田内膳正村詮が担当して構築したため「内膳丸」と呼ばれるいます。この人は幼少の一忠の後見役として家康が派遣した人物で、城下町の建設、検地、運河の造成などで現在の米子市の礎を築いた優秀な才覚を発揮しましたが、これによって一忠の側近に妬まれ、暗殺されることに。しかし天下人の家康が派遣した人物を暗殺したらどうなるか、考えなかったのでしょうかね。

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 内膳丸跡から本丸を見上げています。今は秋風が吹くばかり。

大連

 運動してお腹が空きました。駅弁を買ってやくもの車中でいただくのもいいのですが、まだ時間があったので米子駅近くの中華料理店「大連」に。

チャーラーセット

 名物は元は賄いだったみそちゃんぽんだそうですが、店長オススメのセットメニュー「ちゃーラーセット」を頼みました。チャーハン小盛+ラーメン小盛で800円。チャーハンはカレーチャーハンも選べます。ラーメンもチャーハンも美味しかったです。

因幡の白うさぎ
因幡の白ウサギ

 ホテルで貰ったクーポン券を使わねばと、お土産を買いました。メルカリが昨夏行った企画「インディーズ土産全国デビューへの道」でNO.1土産に選ばれた「因幡の白うさぎ」。ウサギ型で可愛いですが、頭から痛快丸かじりしてしまうことになるという。

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 米子駅前には、今にも空に舞い上がろうとしている銀河超特急999のようなモニュメントが。造られたのは1995年4月だそうで、“「山陰鉄道発祥の地」米子の交通拠点としてのイメージと「21世紀の国際交流都市」を目指した街づくりの姿をダイナミックな蒸気機関車のフォルムに重ね合わせ、天空へと向かって今走り出す瞬間を造形化しています”とのことです。山陰地方で最初に鉄道が開通したのは1902年のことで、境港~米子~御来屋間だったそうな。しかしどうみても999…いや、いいんですが。

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 特急やくもに乗ってさらば鳥取。車窓から、米子城では見えなかった大山が姿を見せてくれました。まるで別れの挨拶をするよう。

好きなアニメキャラ(その144):グレニス・アルナ・ララトイア(骸骨騎士様、只今異世界へお出掛け中)

秋時雨

 今日は久々の雨。雨も降ってくれないと困りますが、休みの日に降るのは困っちゃうんですよね。洗濯物とか布団を干せないし。私の場合は今回のように土曜日だけでも晴れてればいいようなものですが、サンポートまで行って秋の海を見ようかと思っていたのですが、日和ってしまいました。

グレニス

 本日は久々に「好きなアニメキャラ」です。2022年春季アニメ「骸骨騎士様、只今異世界にお出掛け中」から、グレニス・アルナ・ララトイアを紹介しましょう。

骸骨騎士様

 「骸骨騎士様」は「なろう」系作品で、主人公アークはMMORPGをプレイ中に寝落ちしたらゲームキャラの姿で異世界転移しましたが、レベルは255でカンスト状態、装備は最強クラスという、「なろう」系では典型的なチート無双状態でした。なぜ異世界に転移とか転生するのか、は「なろう」系では野暮な質問(笑)。「なろう」系世界では、ちょっと油断すると異世界に転移・転生してしまうもののようです。

本体は骸骨

 「なろう」系作品は山ほどあるし、流石の私も最近は食傷気味になってしまい、結構あっさり視聴を打ち切るようになっていますが、本作は結構楽しく視聴しました。アークはフルプレートの鎧を着ているので助かっていますが、ゲームキャラのアバターが全身骨格(要するにアインズ様状態)だったため、人前で姿を晒せません。アインズ様だとアンデッドなので睡眠も食事も不要ですが、アークはアンデッドという訳ではないようで、睡眠も食事も必要不可欠。飲食したものがどこにいくのかは本人にも謎。とりあえず異世界での生活に何の不自由もなかったので、見物気分で世界を回り始めますが、盗賊に襲われている貴族の娘を救けたり、母親思いの女の子の薬草採取の護衛をしたりとかなりお人好し。世界征服とかハーレム形成とかは全く考えていません。

か弱き者達と仲良し

 何よりも他者への口の利き方が基本丁寧なのが個人的に好感度大です。最近の「なろう」系主人公はどういう訳か口の利き方を知らないのが多くてうんざりです。悪人に敬語を使う必要はありませんが、年長者や身分の高い相手には取りあえず敬語を使おうよ。そういう好感度の高い主人公だったので、精霊獣が懐いたり子供に好かれたりして、結果的に人からの信頼につながっています。

エルフの里

 アークは人間に捕まったエルフの解放を行っているダークエルフの女戦士・アリアンと知り合い、彼女の依頼を受ける形でエルフ解放を手伝った後、アリアンの故郷であるエルフの里に向かいます。

アリアンの両親

 出迎えたのはアリアンの両親。パパンのディランは里の長老ですが、エルフは長命種なので外見はかなり若いです。ママンのグレニスはさらに若作りで、下手すりゃ10代にも見えちゃいそう。

グレニスとアーク

 自称永遠の170歳。お姉ちゃんが教祖を務める「17歳教」のエルフバージョンなんでしょうか。アリアンによれば実年齢は245歳なんだそうですが、7、80歳のさばを読む意味はなんじゃらほい。おそらくエルフには人間には判らないセンスがあるんでしょう。

エロい表情のグレニス
手合わせする?

 このグレニスさん、お茶目な主婦かと思いきや、アリアンとパパンが長老会に出席している間、手持ち無沙汰なアークに里を案内した後、「手合わせ」を提案。昼下がりに人妻との「手合わせ」と言ったら…

木刀グレニス
剣の手合わせ

 もちろん剣の手合わせに決まっていますね。アリアンは魔術・剣術・体術に優れてた女戦士でしたが、アリアンに剣術を教えたのはグレニスなんだそうです。アークはゲーム中で獲得したすべての職業のスキルや魔法が使用可能ですが、ゲーム以外で実際に戦った経験は皆無だったため、技量は低く、戦い方は持ち前のパワーとステータスによるゴリ押しとなっています。

背後を取る

 そんなアークを圧倒する技量の見せるグレニス。あっさり背後を取って打ち倒します。

ドヤ顔グレニス

 ドヤ顔のグレニス。でも可愛い。本気で魔法を駆使すればともかく、剣術ではアークは相手にならない模様。

アークを圧倒するグレニス
アークを圧倒するグレニス2

 その後も手玉に取られまくるアーク。本人も「願ってもないこと」と良い修行になったと喜んでいましたが…

次元歩法
次元歩法を使うアーク

 夕暮れまで手合わせして手も足も出ずにさすがにちょっと悔しいアーク、スキル「次元歩法」を使用します。それはちょっとずるい。瞬間移動でグレニスの背後を取りますが…

あっさり倒される

 瞬時に振り向いたグレニスから無数の突きを喰らってあっさり倒されます。ステータスだけでは通用しないことを痛感したアークでした。

アリアン
イビン

 グレニスには娘が二人いて、アリアンは妹娘。姉娘にイビンがいます。既婚者で既に実家を離れていますが、アリアンを「アリンちゃん」と呼んで溺愛しています。

アリアンとイビン

 この妹ラブな姿からは想像できませんが、実力はアリアン以上で、やはりグレニスから剣術を学んだようです。アニメでは描かれていませんが、コミック版ではイビンはアリアンと手合わせし、フルボッコにしていたそうです。

お風呂沸かさなきゃ

 アークはもちろん強いのですが、ド派手な魔法などで周囲に大被害を発生させてアリアンをあきれさせることも多いので、エルフ解放作戦を継続するならアークを連れていくよりもイビンやグレニスを同行させたほうがよほど隠密裡にやれそうですが…エルフ族では妻は専業主婦に徹しなければいけないという掟でもあるんでしょうか。

皆口裕子その2

 剣豪主婦グレニスのCVは待ってましたの皆口裕子。その声は相変わらず瑞々しい。私はこの人の声を聞くだけで耳が幸せになるので、6話にしか登場しなかったのが返す返すも残念です。今回のようにお母さん役を演じることが多くなっていますが、個人的にはまだまだJK役もいけると思っています。カムバック姉ヶ崎寧々。

皆口裕子

 最近一ヶ月ほど帯状疱疹の後神経痛に悩まされていたようですが、ようやく薬が効いて苦痛から解放されたそうです。これは帯状疱疹の急性期の炎症によって生じた神経の損傷によるものだそうで、発症者の約30%が悩まされるとか。水痘ワクチン接種で帯状疱疹だけでなく、帯状疱疹後神経痛の予防もできるそうですが、発症してしまったら後の祭りですね。ぜひご自愛下さい。

鳥取再び(その1):妖怪天国?境港

晩秋猫

 今日は小春日和というには少し暑いくらい。この時期、もう最高気温20度超えはいいんじゃあと言いたくなりますが、来週からはそういうこともなくなりそうです。ハロウィンが終わるや否やクリスマスソングを流している店もありますが、もっと晩秋を楽しみましょうよ。

因幡国と伯耆国

 ということで、晩秋を満喫すべく鳥取に行ってきました。鳥取は3年前に旅したことがありますが、その時は東側の旧因幡国に当たる鳥取市だったので、今回は西側の旧伯耆国をということで、境港と米子に行ってきました。47都道府県を一応制覇したので、今後は令制国を制覇しよう中という気持ちも弱冠あったりなかったり(やる、とは言っていない)。

特急やくも

 例によってマリンライナーで岡山に出て、特急やくもで米子へ。鳥取島根方面に行くのに便利かつ重要な列車で、これが3回目の乗車ですが、旧国鉄時代の381系電車がなお使われています。中村草田男が「降る雪や 明治は遠くなりにけり」と詠んだのは、昭和6年だそうです。間にはさまる大正時代が15年と平成時代の半分しかなかったことを考えると、令和の今、過去を振り返って「昭和は遠くなりにけり」と思う方がずっと時間間隔は空いているのですが、ここではなお昭和の遺物が走っています。トイレを洋式にしたりと近代化改修は行っていますが、SLに乗るかのようなレトロ趣味に浸れるので個人的には悪くないですね。ただ、2024年春には新型車両が導入さるらしいので、昭和の列車を体感したい人は今のうちに乗っておきましょう。

ねずみ男列車

 やくもは出雲市駅まで向かいますが、今回は境港に向かうので米子で境線に乗り換えます。いかにもローカル線といった風情ですが、ここが他と違うのはやたら「ゲゲゲの鬼太郎」推しなところです。私が乗ったのは「ねずみ男列車」。ねずみ男は日本一不潔で、「三百年生きているのにまだ一度も風呂に入ったことがない」と自称し、吐息は鬼太郎を悶絶させるほど臭いというヤバいヤツなので、出来れば鬼太郎列車とかねこ娘列車に乗りたかったのですが、まあ車両が臭いとかいうことはなかったです(笑)。

のんのんばあとオレ

 また始発駅の米子駅は「ねずみ男駅」、終着駅の境港駅は「鬼太郎駅」など、沿線各駅には「ゲゲゲの鬼太郎」に登場する妖怪の愛称が付けられており、車中アナウンスで鬼太郎、目玉おやじ、ねこ娘らが紹介してくれます。「ゲゲゲの女房」がNHKの朝ドラで放映されたのは2010年で、これで一気に境港が水木しげるゆかりの地であることが全国的に広まったように感じますが、境線で「鬼太郎列車」の運行を開始したのは1993年で、各駅に妖怪の愛称がついたのは2005年とそれよりだいぶ早かった模様。水木しげるの自伝的エッセイで、平成初期にテレビドラマ化された「のんのんばあとオレ」の影響の方が強いのかな?

傘化け駅

 妖怪駅の一例。河崎口駅の愛称は傘化け駅で、水木しげるの絵で舌を出した傘化けとそれを見てビビりまくる少年達の姿が描かれています。私がアニメで見たのは第2シリーズ(それも再放送)かと思いますが、空を飛んだり回転して攻撃を跳ね返したり目から熱線を出したりとかなりの強敵でした。

境港市の位置
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 境港は弓ヶ浜半島の北端にあって、三方を水に囲まれています。東は日本海、西は汽水湖の中海、そして北は中海と日本海を繋ぐ境水道。境水道の向こうには島根半島の東端です。

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 高所から見た境水道。隠岐に向かうらしいフェリーの姿があります。

御宿野乃

 今宵の宿は駅前にそびえる御宿野乃。ご贔屓のドーミーイン系列で、和風プレミアムというコンセプトで、廊下は畳敷き。ロビーで靴を脱ぐシステムとなっています。ホテルではいつもの癖でサンダルとかスリッパを履きたくなりますが、畳敷きなのでそういうものはありません。旅行支援開始前に予約したのですが、ダメ元でワクチン接種証明を持っていったら現地で5000円も値引きしてくれました。さらに3000円分のクーポン(鳥取限定)も。皆さん、旅に出る時は接種証明を持っていきましょう

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 チェックインして荷物を置いたら市内観光(徘徊とも言いますが)。とりあえず有名な水木しげるロードに向かいます。両側は商店街となっており、歩道には大小100体を超す妖怪たちの銅像が設置されています。1993年にオープンしてから次第に拡充されてきました。

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 水木しげるロードにある「妖怪神社」。小さな神社ですが、鳥居が一反木綿。御神体は中央にある約3メートルの黒御影石と、樹齢300年の欅だそうです。しかし神社の看板には「御神体」ではなく「御身体」と記載されていました。

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 目玉石。「御身体」の黒御影石から突然めくれ落ちたもので、その場所はちょうど水木しげるが「目玉をつけたらいい」と言っていた場所だったということで、この名が付いたそうです。

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 水木しげる記念館。2003年開館。水木しげるが世界中から集めた妖怪関連コレクションや独自に制作したオブジェの展示などを中心に、水木しげると妖怪の世界を展示・紹介する博物記念館だそうです。周辺は人で賑わっていましたが、実は入りませんでした。水木しげるも鬼太郎も知っていますが、実はそこまで大ファンという訳ではなく。

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 水木しげるロードで一番大きいと思われるねずみ男の銅像。みんなここで記念撮影していましたが、親世代はともかく、子供達は知っているんでしょうかね?

境台場公園

 800メートルほどの水木しげるロードを越えてさらに東に向かうと、道が「おさかなロード」に変わって魚のオブジェが置かれています。そこをさらに東に進むと境台場公園があります。幕末の1863年に鳥取藩が築いた砲台場跡です。六角形の木造灯台(復元)は山陰最古だったとか。

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 公園内にひっそりと建つ慰霊塔。100年近く前の1927年に起きた美保関事件(夜間演習中の海軍艦艇の多重衝突事件)のもので、死者100名以上、駆逐艦1隻沈没、軽巡2隻中大破、駆逐艦1隻大破という大事件でした。

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 境台場公園そばにある「海とくらしの史料館」。水のない水族館で、日本最大級の魚の剥製ミュージアムを名乗っています。入館料は410円。建物は明治時代の酒蔵を改修したもです。

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 剥製なので撮影OK。700種4000点が展示されていますが、間近に見るホオジロザメは迫力です。

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 日本一巨大なマンボウの剥製。山陰地方には滅多に現れなかったらしく、江戸時代には怪魚扱いされていたとか。確かにみてくれからして怪しい魚ですが。

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 鮫各種の剥製とリュウグウノツカイ。背後にも多数の魚介類の剥製があります。海洋堂とかボークスがフィギュア化しそうな気がしないでもないですが、需要があるかどうか。

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 ハリセンボンのトンネル。忍者屋敷とかで天井からハリセンボンがバラバラと落ちてくるという仕掛けはどうでしょうか。え?それなら栗の毬でいい?それもそうですねぇ。猫に投げてやったらどういう反応するか興味深いです。いつもどおりネコパンチを入れてとげとげを痛がったりするんでしょうか。

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 史料館外には境水道。向こうの橋は境水道大橋。歩いても渡れるそうですが、橋が高い上に歩道が狭く、車が通ると揺れて怖いそうです。

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 境水道越しに島根半島を見る。向こうは島根県松江市になります。山頂にぽつんと天文台のようなものが見えますが、航空自衛隊のレーダードームのようです。

夜の野乃

 てなとこで秋の日は釣瓶落としで夕方になったので、スーパーで惣菜を買ってホテルに帰り、ひとっ風呂浴びた後で例の如くカイジ豪遊ごっこ。飽きたというわりに性懲りなくやってます。秋なのでしみじみ赤ワインでも、と一本買ったのですが、持て余し気味でした。やはり醸造酒より蒸留酒なのか。次回に続きます。

ことでん全線踏破計画(その2):志度線の終点には寺あり伝説あり

晩秋たけなわ

 晩秋の11月、ようやく秋たけなわといった感じの今日この頃ですが、明日は立冬。毎年テレビなどで「暦の上ではもう冬」などと報じられる日ですね。“秋が極まり冬の気配が立ち始める日”ということなので、実際には秋真っ盛りといった状態な訳ですが。考えてみれば立秋は夏真っ盛りだし、立春も冬真っ盛りですよね。

志度線駅

 さてそんな行楽の秋なので、先週に引き続き「ことでん」全線踏破を目指していきましょう。今回は最後に残った志度線(瓦町駅-琴電志度駅 12.5Km、16駅)に乗車しました。国道11号線やJR四国の高徳線と平行して走っているので、ライバルが多いという感じですが、その中では一番北側を走っています。

志度線

 ラインカラーはローズピンク。12.5Kmしかないのに16駅もあるということで、間隔が1キロない駅が多いです。まるでバス…。平行して走っている高徳線は駅数が少なく、特急も走っているので、所要時間の少なさでは高徳線に分がありますが、運転本数は志度線の方が多いようです。

海沿い列車

 海沿いを走るので海岸線が楽しめるほか、屋島や五剣山といった名所も見ることが出来るので、ことでん三線で一番乗っているのが楽しい路線ではないかと思います。屋島には四国八十八カ所第八十四番札所の屋島寺、五剣山には第八十五番札所の八栗寺があります。

南からみた五剣山

 五剣山は五つの大きな峰があることからこの名前が付きましたが、今見ると峰は四つしかありません。一番西側の五の剣は1707年の宝永地震で割れてしまったそうです。他の峰も風化が激しく危険なため、入山禁止となっています。

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 では終点の志度駅には何があるかと言うと、第八十六番札所の志度寺があります。前回訪れた長尾線終点の長尾駅には第八十七番札所の長尾寺がありましたが、両寺の距離は直線にして5キロくらいです。最後の札所である第八十八番札所の大窪寺は長尾寺の南南東10キロくらいの所にあって、最後は巡礼者に結構苦労させるようになっているような気がします。屋島寺から長尾寺までの四寺の間隔は地図上そんなにありませんが、屋島寺と八栗寺は山の上にあるので、登り降りは結構大変かも。

琴電志度駅駅舎

 琴電志度駅の駅舎。いかにもレトロな木造駅舎です。日曜ということもあったかもですが、乗客が非常に少なく、それも途中で降りていくので、ここまで乗ったのは私だけでした。

源内記念館

 実はこの志度という場所、江戸時代中期のマルチタレント・平賀源内の生誕地でもあります。どれだけマルチだったかと言うと、Wikipediaで“本草学者、地質学者、蘭学者、医者、殖産事業家、戯作者、浄瑠璃作者、俳人、蘭画家、発明家”と記載されているほどです。志度寺に向かう途中に平賀源内記念館がありました。入らなかったので外見だけ。

翔んでる!平賀源内

 平成初期に「水戸黄門」とか「大岡越前」といった時代劇を放映していたTBS系「ナショナル劇場」で、「翔んでる!平賀源内」が放映されたことがありました。もちろん主人公は平賀源内で、西田敏行が演じていました。源内が発明品を使って様々な事件を解決していくという勧善懲悪ものでしたが、続編は制作されなかったですね。

平賀源内肖像

 「日本のダ・ヴィンチ」とさえ呼ばれ、天才の名を欲しいままにした源内ですが、当時は色物扱いされて社会に受け入れらることがなく、失意の中で誤って人を殺傷して投獄され、破傷風で獄死することに。

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 墓は浅草付近にあるそうですが、志度寺そばの自性院が平賀家の菩提寺で、源内の義弟が建てたという墓がありました。意外に質素なので見落としそうですが、「源内さんの墓」という立て札のおかげですぐ判りました。

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 志度寺の山門。長尾寺のように巨大な草鞋がありますが、その背後にはちゃんと仁王像もありました。長尾寺と比べてかなり境内が大きい寺です。重要文化財。

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 長尾寺にはなかった五重塔もあります。1975年建立ということでわりと最近のものですが。高さ33メートル。

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 本堂。高松藩初代藩主松平頼重の寄進で、1670年建立。重要文化財。

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 大師堂。志度寺は真言宗なので弘法大師で間違いなし。以前は中に入れたそうですが、今は外から見るのみ。

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 閻魔堂。十一面閻魔大王が鎮座しているそうですが、外からは見えません。

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 薬師堂。薬師如来坐像が鎮座しているそうです。

お辻の井戸

 お辻の井戸。仇討ちものの歌舞伎「花上野誉石碑」で、主人公坊太郎の乳母お辻が水垢離した井戸だそうです。歌舞伎は興味がないので深く突っ込まないようにしましょう。

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 曲水式庭園。室町時代に四国管領であった細川氏によって造成された庭園だそうですが、久しく整備されていないらしく、庭園というより石のある野原みたいな感じに。拝観料を取られないので文句は言えませんが…ご覧の有様だよ。

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 実はこの志度寺、八十八カ所の札所というだけでなく、「海女の玉取り伝説」の舞台でもあります。この石塔群が海女の墓とされるもので、伝説では千基の石塔があったとか。今は20基余ほどが残っています。この伝説はかなりスケールが大きいものです。

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 伝説によると、藤原氏の祖であり飛鳥時代の大物政治家である藤原鎌足が亡くなった際、唐の三代皇帝高宗に嫁いでいた娘・白光が追善のために三つの宝物を贈りましたが、宝物を乗せた船が志度浦にさしかかった時、竜神が三つの宝物のうち「面向不背(めんこうふはい)の玉」を奪ってしまったそうです。

歌川国芳“龍宮玉取姫之図”

 鎌足の子不比等は、玉を取り戻すために身分を隠して志度へ赴きますが、その際現地の海女と恋に落ち、一子房前をもうけました。不比等は素性を明かし、海女に玉の奪還を頼んだところ、海女は房前を藤原家の跡取りにする約束でこれを承諾。海女は竜神に襲われて命を落としましたが、玉を取り戻すことには成功しました。

藤原房前 

 約束どおり房前は藤原家を継ぎ、大臣に出世しましたが、ある日不比等から母の死の理由を聞かされたことで、志度を訪問し、千基の石塔を志度寺に建て、菩提を弔いましたった。

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 史実からすると、鎌足の娘が唐の皇帝に嫁いだという話なんてそもそもなく、不比等の次男房前は実在の人物ですが母は蘇我娼子(兄の武智麻呂、弟の宇合も同じ)なので、志度の海女の出てくる余地はないのですが…房前が祖となる藤原北家は藤原四家の中で最も繁栄し、五摂家の他、明治維新時に137家あった堂上家(上級貴族)のうち93家を藤原北家が占めていました。

房前駅

 そして志度駅の二つ手前には房前駅があります。藤原房前は「ふささき」と読みますが、駅名は「ふさざき」です。

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 志度寺の前には今も海が。右側は八栗寺がある五剣山、左側は屋島寺がある屋島です。

2022年秋季アニメ序盤の感想(その3):SPY×FAMILY/4人はそれぞれウソをつく/「艦これ」いつかあの海で

晩秋の頃

 正月に飲む酒を買ってきました。ちょっと気が早いようにも思いましたが、もう2ヶ月を切っていますからね。普段は家では酒を飲まないのですが、大晦日~正月3が日だけは別。今回買ったのはアマレットと言えばこれというディサローノと、ベイリーズオリジナルアイリッシュクリーム。ディサローノは一昨年も飲んだのですが、アーモンドのような香りを持つ、杏仁(杏の種の核)を使ったリキュール。ベイリーズは20数年ぶりに飲むのですが、アイリッシュウイスキーをベースにクリームやカカオ、バニラなどを加えた、クリーム系リキュールの傑作。以前は足が早いのを知らずに常温で放置して悪くしちゃったのですが、今回は正月中に飲みきるので大丈夫。

アマレット
ベイリーズ

 どちらも甘い酒ですが、牛乳、ジンジャーエール、紅茶、ウーロン茶など様々な割り材で割っても美味しいというリキュールです。カルーアも考えたのですが、これは居酒屋で普通に飲めるので今回はいいかと。他にちょっといいウイスキーをハイボールにして飲む予定。元旦くらいは日本酒も飲んだ方がいいですかね?

ビーストテイマー打ち切り

 さて本日は秋季アニメ序盤の感想の3回目です。まず前回予告していましたが、「勇者パーティーを追放されたビーストテイマー、最強種の猫耳少女と出会う」は5話で視聴打ち切り。「なろう」系ではありがちな、主人公を持ち上げるために敵や悪役をダダ下げするというパターンが今回も使われていますが、その相手が勇者パーティーというのが。こんな性格ドクズで大して強くもないヤツが勇者ってアンタ。あと主人公が敬語も使えない痛いヤツで全然好感が持てません。最強種の少女達との契約というも、自分が強くなるだけの片利共生みたいだし。

SPY×FAMILY 後半クール

 まず「SPY×FAMILY」。17話(2期5話)まで視聴しました。スパイの男、殺し屋の女、超能力者の少女がそれぞれの目的のために「仮初の家族」を築き、「家族としての普通の日常」を送るために日々トラブルと奮闘するコメディです。

ぐりほんさくせん

 懐かしの冷戦期を思わせる、東国(オスタニア)と西国(ウェスタリス)の戦争の危機を孕んだ関係を打開すべく、東国に潜入した西国のスパイが、東国の要人と接触するため、偽装家族を作って要人の息子が通う名門校に養子を入学させるという「オペレーション〈梟〉(ストリクス)」が下地にありますが、それにしても迂遠な作戦です。

ボンド登場
アーニャとボンド

 2期に入って未来予知能力を持つ犬・ボンドが家族の仲間入りをしました。犬なので予知内容を人に伝えることが出来ませんが、テレパスであるアーニャだけはボンドの予知した光景を見ることができます。しかし、なんせ幼女なので彼女の乏しい知識の範疇でしか解釈できないという。そこが笑いどころにもなるんですが。

不穏な気配のヨル

 基本スパイにして父・ロイドの任務と娘・アーニャの学校でのリアクション芸(?)がメインとなっており、母・ヨルはしばしば高い戦闘力と恐ろしい料理の腕は披露するものの、本業については冒頭以外ではほとんど描かれません。16話で本業の話が描かれるのかと思いきや、料理の特訓をする話だったし(タイトルでモロバレでしたが)。殺し屋というのが主に誰を顧客に誰をターゲットにしているのか不明ですが、スパイの任務とバッティングしたりしないのでしょうか。終盤で父と母が娘の前で殺し合うなんて壮絶な情景が描かれたら個人的にはシビれるのですが、コメディだからないんでしょうねえ。まあ本作は緩くていいんですよ。

もじゃもじゃ 
女装ロイド

 個人的にはアーニャが「もじゃもじゃ」と呼ぶ情報屋フランキーが面白くて好きです。彼は西国のスパイ仲間ではなく、れっきとした東国人らしいですが、何故に西国機関に加担しているのか、その辺もそのうち描かれるのでしょうが。彼女が欲しくて偽装とはいえ美人妻がいるロイドを羨ましがっていますが、一目惚れした彼女との会話をシミュレーションした際にロイドがしっかり彼女に扮装していたのが笑えました。もうロイドに化けて貰った彼女と付き合っちゃえYO!

4人はそれぞれウソをつく序盤感想

 次は「4人はそれぞれウソをつく」。少し放映開始が遅かったので3話まで視聴しました。橿原女学園という女子中学校の仲良し4人組が、互いに言うことができない秘密をそれぞれ抱えているという設定は、なんか「SPY×FAMILY」に似てなくもないですが、秘密のレベルが違う(笑)。

リッカ大佐
リボンが触手

 リッカは宇宙人で銀河革命軍大佐兼エースパイロット(シャアか)。宇宙船が不時着し(校舎に刺さっているけど、なぜか誰も気付かない)、学園の生徒に扮して救援を待っています。天真爛漫な天然女子を装っていますが、実際はクールな性格。ぜひ折々シャアのものまねを加えて貰いたい。

千代
乙女忍者?

 千代は世間知らずのお嬢様を装っていますが、その正体は抜け忍。抜け忍にはありがちですが、里からの刺客に常に狙われています。忍者としての能力はかなり高く、どうして中学生レベルでそれだけの力があり、さらに抜け忍になろうとしたのかはまだ謎です。

翼
姉と弟

 翼は実は男。男の娘とか女装男子というやつですが、実はごくノーマルな性癖の持ち主。男子校に合格したところ、そちらに人気アイドル男子が入学するということで、橿原女学園に合格した双子の姉に入れ替わりを無理矢理されてしまいました。なので翼という名は姉のもので、本名は剛。双子なのになぜにそこまで姉にいいように使われているのか謎。

地味子関根
大美人関根

 関根(彼女だけなぜか名前ではなく姓で呼ばれる)は人の心が読める超能力者で、SPY×FAMILYならアーニャの役回りです。なので彼女はリッカが宇宙人であることも千代が忍者であることも知っていますが、翼の心だけは読むことができません。どうやら関根の能力は女性に対してした通じないらしいのですが、そんなものこれまでの人生で演繹的にわかりそうなものだと思うのですが(ママの心は読めるがパパのは読めない、グランマの心は読めるがグランパのは読めない→これは男の心は読めないということか、といった感じで)。見かけは一番地味で非モテ女子ですが、お約束でメガネを外して髪を解いたら超美人になります。CV佐倉綾音は伊達じゃない。

校舎に刺さる円盤

 正直最初はそれほど面白くないように感じていましたが、3話にして急に面白く感じ出しました。物語的に乗ってきたというところなのかも知れません。ぜひ宇宙から敵の宇宙人が襲来してきたり、忍の里から刺客が押し寄せてきたり、超能力者狩りをしている組織などに襲撃されたりして欲しい。女子男子だけはイベントが想像できませんが、姉がやって来て翼が二人状態的なことになったりか。それにしても漫画原作はいいとして、単行本既刊2巻という段階でアニメ化とは思い切ったなあ。

いつかあの海で1話感想

 最後に「『艦これ』いつかあの海で」。ようやく放映が開始され1話を視聴しました。1話で感想というのも早すぎる気がしますが、2015年に放映された「艦隊これくしょん -艦これ-」とは全く違う作風になっていて、とても2期とは呼べない代物となっています。

やたら良い作画

 公式からも既に告知されていますが、アニメ1期は2016年の「劇場版 艦これ」で完結しており、本作は設定は一緒だけれど全く連続性のないストーリーとなっています。作画は非常にいいのですが、2話以降も保つのでしょうか。

いつかあの海で

 英題は“Fleet Girls Collection "KanColle" 1944-I・TSU・KA・A・NO・U・MI・DE-”。1944の年号がレイテ沖海戦を示唆しています。

寄せ集め西村艦隊

 1期は吹雪が主人公でしたが、今回は時雨。レイテ沖海戦では第一遊撃部隊第三部隊(通称「西村艦隊」)に所属しました。時雨自体は「呉の雪風、佐世保の時雨」と称された幸運艦で、様々な戦いを掻い潜ってきましたが、1945年1月にマレー半島近海で米潜水艦に撃沈されました。

アニメの西村艦隊

 西村艦隊は戦艦山城(旗艦)・扶桑、重巡最上(アニメでは航空巡洋艦と呼称)、駆逐艦時雨・山雲・朝雲・満潮の7隻で編成されていました。

出撃時の西村艦隊
只一人帰還

 米軍は戦艦6隻・重巡洋艦4隻・軽巡洋艦4隻・駆逐艦26隻・魚雷艇39隻を投入。西村艦隊はスリガオ海峡で待ち伏せを受け、次々と沈没。生き残ったのは時雨だけでした。

西村艦隊出撃

 艦娘が戦っている相手は米軍ではなく、謎の敵・深海棲艦なのですが、1話のシリアスで重い展開を見るに、レイテ沖再び的な雰囲気で死亡フラグがビンビン立っています。

西村艦隊勝利

 なおゲームの「艦これ」では2017年秋季イベントで「捷号決戦!邀撃、レイテ沖海戦(前篇)」が行われました。西村艦隊を再現できるよう、第3艦隊に7隻編成の「遊撃部隊」が編成され、E4「スリガオ海峡沖」で作戦名「あの海峡の先へ――」が。西村艦隊全艦突入準備完了。運命の海峡を越え暁の水平線に勝利を刻め!!もちろんイベントではあの運命に打ち勝つことができました。2016年6月からゲームを開始した私にとっては、初めて最後まで完遂したイベントでした。

レイテ沖大勝利
レイテ突破

 さらに2018年冬季イベントで「捷号決戦!邀撃、レイテ沖海戦(後篇)」が開催され、全艦健在の西村艦隊はE2「シブヤン海」で栗田艦隊を援護し、E4「サマール沖/レイテ湾」ではボス出現ギミック解除で奮戦することに。

龍鳳 

 アニメ版も、このイベントをベースに描いてくれるのなら、艦隊大勝利のハッピーエンドになるのですが…どうも雰囲気からして不穏なんですよね。冒頭、マリアナ沖海戦の情景と思われる中、いきなり雷撃機群に襲われる時雨と龍鳳。本作第一声は、なんと龍鳳のCV小倉唯でした。龍鳳は戦没しなかったので生き延びたはずですが…

白露と時雨

 ありし日の白露型の1番艦白露と2番艦時雨。仲よさそうですが…

痛々しい姿の白露

 痛々しい姿で負傷除隊(?)する白露。史実ではレイテ沖海戦を前に戦没しているので生きているだけましといえばましなんですが。ゲームなら轟沈しない限りは、大破してHP1の状態であっても入渠すれば全快するのですが、アニメの設定は違うのか。


 正直ゲームをプレイしている人、ないし戦史に詳しい人でないとついてこれない展開じゃないかと思います。戦史派も見ただけではどの艦娘がどの艦かわからないでしょう。

小沢機動部隊の艦娘達

 山城は自分達(西村艦隊)は囮だと言っていましたが、レイテ沖海戦で本当に囮になったのは小沢機動部隊でした。敵機動部隊を北方に誘致し栗田艦隊の突入を支援するという。ここでは航空戦艦伊勢・日向、軽空母瑞鳳、駆逐艦秋月・初月が見えます。

あの運命に打ち勝とう

 西村艦隊は寄せ集めの7隻ですが、声優は5人。「艦これ」では普通ですが、同型艦を同じ声優が兼ね役するという例のパターン。有名なのは金剛型四姉妹を東山奈央、妙高型四姉妹を種田梨沙、川内型三姉妹を佐倉綾音などですが、扶桑と山城を藤田咲、朝雲と山雲を堀江由衣が演じています。演じ分け大変ですね。

志摩艦隊

 こちら先にブルネイに来ている第二遊撃艦隊(志摩艦隊)の面々。重巡那智・足柄、軽巡阿武隈、駆逐艦潮・曙が見えます。

西村艦隊抜錨

 悲壮感が滲む出撃前の姿ですが、見た感じ山城・扶桑は改二に、時雨も改二、朝雲と山雲はスリガオ海峡突入mode(秋冬制服mode)、最上は両手に主砲を持っているところからして改二特になっている模様。最上改二特は航空巡洋艦としては艦載機が少ないものの、先制雷撃が可能となり、夜戦火力も高くなっており、航巡と言うより超強い重巡となっています。ゲームでは引っ張りだこ。

夕雲型トリオと時雨

 主軸は主人公時雨と西村艦隊となると思いますが、「艦これ」提督としては推しの艦娘が活躍してくれるといいですね。私の今の推しは空母葛城とか軽巡ゴトランド、駆逐艦狭霧(水着modeがとにかく素敵)、海防艦鵜来あたりなんですが、きっと誰も出てこない(涙)。この空気ではきっと海外艦娘は安易に出ては来なさそうですね。
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