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2022年夏季アニメ序盤の感想(その2):異世界迷宮でハーレムを/組長娘と世話係/プリマドール

欧州も熱波

 今日もアツゥイ!日本も猛暑ですが、欧州でも記録的な熱波に苦しんでいるとか。英仏で軒並み40度超えなんて報じられていました。昔6月のイギリスを旅したら、30度でも地獄かと思いました。バスにはクーラーが付いておらず、窓も開かなくてまさにサウナ状態。ガイドさんはイギリスでは30度で老人が死ぬと言っていましたが、確かに普段の気候が冷涼だとそうなりますね。最近電力逼迫という報道がありましたが、この暑さに冷房が使えなくなりそうということだと、原発再稼働派が一気に増えそう。

異世界迷宮序盤感想

 さて夏季アニメ序盤の感想を再開しましょう。まずは「異世界迷宮でハーレムを」。4話まで視聴しました。視聴予定作品でもなく、リザーバーにも入っていなかったのですが、制作会社が世紀の問題作「異種族レビュアーズ」を世に問うた(そして放送中止という弾圧を喰らった)パッショーネということで、そこはかとない期待(?)を抱いて視聴することに。

盗賊虐殺

 本作の原作は蘇我捨恥が「小説家になろう」に連載した「異世界迷宮で奴隷ハーレムを」で、バリバリの「なろう」系です。書籍化の際に現在のタイトルに変更されました。“奴隷”という単語は刺激が強いということか。しかし奴隷商人から女奴隷を買っていますから内容は変わっていない様子です。ネットの怪しいゲームサイトで初期設定をしたらいきなり異世界に転移した主人公が、ボーナス装備やチート能力を使って無双するといういつもの展開ですが、他作品に比べればチート性能はごく控えめで、主人公もかなり慎重です。

ロクサーヌ登場

 とはいえ、一目惚れした女奴隷ロクサーヌを手に入れるために迷宮で魔物を倒して金になるアイテム入手に務めるくらいはいいとして、それでは期限に間に合わないと賞金首がかかった盗賊を殺すというかなり過激な手段まで取る主人公。最初はゲーム気分で殺していましたが、本当に人を殺しているのだと自覚してもなお手を血に染め続けます。確かに悪人だし、異世界では悪行にはならないのかも知れませんが…割り切りぶりがやたら早い。「オーバーロード」のアインズ様みたいに、転移したらアンデッドになってメンタルも変わったということなら理解しやすいのですが、彼はほぼ現世のメンタルなので、元々サイコパスとかシリアルキラーの気でもあったのか。

こんなですよ

 エロい描写が前評判になっていた本作ですが、3話まではほぼエロなし。そんなものかと思っていたら、4話にして来ました。私は放送倫理に対応して絵と音声に規制がかかった「TV放送ver.」で見たので何が何だかでしたが、規制のない「超ハーレムver.」が放映されたAT-Xで視聴した視聴者達は「ヒャッハー」だったようです。一説には「回復術士のやり直し」を超えていたとか。

2話の奴隷達

 2話でちらりと未来のエピソードが登場した際、ロクサーヌの他に4人も女性キャラが登場していたので、彼女らを全員奴隷にしてハーレムを作っているということなのでしょう。絶倫か。毎日“当番”を替えても腎虚になりそうですが…主人公は17才のやりたい盛りなので大丈夫なのかも知れません。正直エロい部分を売り物にしてもいいのですが、それ以外の部分も視聴に耐えるクオリティで作ってくれればいいなと思います。

ラブラブ

 奴隷が普通に存在する世界なので、最初は奴隷を買うというところからスタートしてもいいのですが、個人的にはそこからはさっさと解放して、愛と信頼で冒険のパートナーになる、なんてのがいいと思いますが…甘いでしょうかね。

組長娘と世話係序盤感想

 次は「組長娘と世話係」。4話まで視聴しました。桜樹組の若頭で、「桜樹組の悪魔」と恐れられる霧島透が、組長の一人娘・八重花(7才)の「世話係」を命じられたことで、相変わらず暴力三昧のヤクザ稼業とやたら優しくハートフルな八重花との触れ合いの“二足のわらじ”を履くようになる物語です。

霧島透
触れ合い

 いわゆるヤクザ世界の人々は、身内にはやたら優しいという話も聞いたことがあるので、霧島の激しいギャップのある言動は、オンとオフの落差が常人より大きいというだけの話で、別段変とも思いませんが、八重花との触れ合いによって霧島が同業者などにも優しくなるかははなはだ疑問ですね。

組長と娘
可愛い幼女

 桜樹組が広域暴力団(Y口組など)の傘下にいるのかとか、組の規模とか業界(笑)内の位置づけがどのようになっているのかといった詳しい設定はそもそもないのかも知れませんが、本気でこの世界を描くならある程度考えておかないといかんのではないかと思ってしまいます。霧島の28才で若頭というのもかなり異例の出世に見えますが、それはまあ本人の能力とか組内部の人員構成によってはそういうこともあるかと思います。しかし弟分の杉原が23才で舎弟頭というのはどういうことだ。舎弟というのは組長の弟分ということだから、その筆頭である舎弟頭は、子分の筆頭である若頭からしても叔父貴とか呼ばなければならないのでは?

舎弟頭杉原

 杉原の場合、霧島の弟分ということなら若頭補佐あたりが適当な気がします。霧島が桜樹組を継いで新組長になったという場合なら、弟分だった杉原が舎弟頭になっても変ではないように思いますが。まあそんな極道の世界は詳しく知らねーよとか言われてしまうのかも知れませんし、私も特別詳しい訳ではないのですが、時代劇なんかでも登場人物の幕府とか藩における役職が変だと違和感持っちゃいますよね。それと同じで、どんな世界を描いてもいいのですが、ちゃんと勉強しておいて欲しいなあと思います。それでないと作品世界に没入できないので。

チームチェリー 

 3話まではまあまあいい話かなあと思ってました。ただし4話、テメーはダメだ。訳の分からない夢オチ話をぶっ込んできたのには驚愕と落胆がない交ぜになってしまいました。アニオリらしいですが、こんなのまた入れてきたらもう見ないぞ。

プリマドール序盤感想

 最後は「プリマドール」。4話まで視聴しました。Keyによるメディアミックスプロジェクトのアニメ化ということです。Keyといえば「Kanon」「AIR」「CLANNAD」といった、18禁だけどエロよりも感動に重心を置いた「泣きゲー」の老舗。メディアミックスということは、おそらく今後スマホゲームになるということでしょう。スマホゲームを原作とした作品はダメダメなケースが大半なんですが、これからゲームを作ると言う場合はどうでしょう?

足が壊れた自律人形

 2021年秋季アニメ「takt op.Destiny」が同様のメディアミックスで、アニメが先行して放映され、ゲームの「takt op. 運命は真紅き旋律の街を」は今年リリース予定となっています(まだリリースされてなかったんかい!)。だから世界設定とか主人公達の行く末とかは最後まで描かれず、“続きはゲームで”になる可能性が高いですが、Keyだけあって感動させよう、泣かせてやろうという制作サイドの意志を感じ取ってしまいます。

声が出ない帚星

 少女型自律人形(オートマタ)は戦闘用人形の指揮できることから戦争に投入され、将兵らと共に前線で激しい戦闘を行いましたが、終戦を迎えて戦地から帰還。喫茶店「黒猫亭」では自律人形が調理や接客といった新たな任務に就いていますが、そこに新たにやってきた「灰桜」。彼女には戦争の記憶がないようですが…

灰桜
自律人形桜花

 他の三人の自律人形「鴉羽」「月下」「帚星」はそれぞれ戦争中の辛い経験があり、動きが不自由だったり声が出なかったりといった戦争の後遺症を抱えています。「灰桜」だけは戦争の記憶を持っていないようですが、1話冒頭にこれからまさに実戦に投入されようとしている「桜花」という自律人形が登場しているので、「灰桜」との関係が窺われます。壊れた「桜花」からリサイクルされたとかありそうですし、物語が進むにつれ自分の過去とか正体なんかに気付いたりして。

戦地の自律人形
戦闘人形を指揮する自律人形

 各話中心となる自律人形がいて、灰桜が関わって視聴者を泣かせにかかるという感じですが、ここまではそこまで強く泣かせには来ていません。戦争用なのにそこまで美少女人形を作る必要があったのかと思っていましたが、自律人形の出現が先にあって、それを軍事転用したということならまあなんとか納得できるかも。でも普通に飲食したり寝たりするあたり、ロボットというよりはファティマに近い存在かもですね。世界の文明の状況とかからするとやたらオーバースペックですが。

飲食する人形

 「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」の義手といい、作品の世界観とかけ離れたオーパーツばりの技術が登場すると、個人的にはそっちが気になって作品に素直に感動できなくなってしまうんですよね。「そんなの関係ねえ!」と思う人はそれはそれでいいのですが。

フィナ

 「灰桜」のCVは和氣あず未。「ウマ娘」では1期主役のスペシャルウィークを演じていました。これまでJKくらいのキャラを演じることが多いように思っていましたが、「灰桜」はかなり幼い感じで演じていて、「くまクマ熊ベアー」のフィナに近い感じでしょうか。ドジで天然なところはスペちゃんにも近いですが、まあ売れっ子声優さんはみんな演技が達者ですね。だから売れっ子になるんでしょうけど。
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熊本紀行:熊本城と水前寺公園

来週の予報

 夏将軍大暴れで本格的に暑くなってきました。電気料金は心配ですが、冷房を入れない訳にもいきません。休みの日の午前中は扇風機だけで突っ張ってきたのですが…来週の高松はずっと最高気温35度、最低気温26度以上という予報。

オイオイオイ

 来週は死なないように朝から冷房スイッチオンかも知れません。帝愛グループの利根川によると1000万円ぐらいになると金は命より重いのだそうですが、さすがに1,2万円程度と命は引き換えに出来ません。下手に突っ張ってると上記画像のように言われそう。

熊本県

 本日は先日行った熊本旅行についてです。熊本は初めてではないのですが、以前訪れた際は天草の島に泊まったので、県庁所在地にも泊まっておこうかと。47都道府県を全て制覇(一泊したというだけですが)後は、全県庁所在地に泊まるというのもありかも知れません。全ドーミーイン制覇とか。直行便がないので北海道には行きづらい四国ですが、地の利のせいで西日本には行きやすいです。

九州新幹線

 例によってマリンライナーで岡山に出て、九州新幹線に乗ってダイレクトに熊本駅へ。4時間足らずで到着。やはり東京から行くより遙かに近いですね。多くの人は空路を選択するでしょうけど、私は陸路派。というか鉄道派なもので。

熊本駅

 熊本駅東口は、熊本城の石垣「武者返し」をイメージしたデザイン。前回訪問時は熊本地震により熊本城が大被害を被っており、訪れることができなかったのです。

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 熊本城に特別縁があるわけではないのですが、昔「高機動幻想ガンパレード・マーチ」という熊本を舞台としたゲームをプレイしたのが印象に残っていて。1945年に突如出現した黒い月から襲来した人類の天敵・幻獣。第二次世界大戦を一気に終結させ、全人類は共同戦線を張り、核兵器すら投入して戦いましたが、50年後には人類はユーラシア大陸から駆逐され、幻獣はついに九州にも上陸を開始…という展開で、正規軍を再編成するための時間稼ぎで強制招集された学徒兵として幻獣と戦うことになります。私が超えることが出来なかった熊本城攻防戦の難易度の高さよ。それ以前に恋愛のもつれで刺されたりしてましたが。バグも多数ありましたが、革新的な内容で、2001年には星雲賞(メディア部門)を受賞しています。ゲームが受賞したのは現時点で空前絶後。

市電の系統
熊本の市電

 熊本市内には2系統の市電が健在で、熊本駅前からだとA系統を利用することになります。辛島町から健軍町まではどちらに乗っても同じ。車両は新旧入り乱れていて、連接車もあります。交通系ICカードが使えて便利です。料金は170円均一。

ドーミーイン熊本

 お宿は辛島町にある「天然温泉 六花の湯 ドーミーイン熊本」。ドーミーインは必ず“○○の湯”というニックネームが付きます。例えば高松なら「さぬきの湯」(トーミーイン高松)とか「玉藻の湯」(ドーミーイン高松中央公園前)。しかしなぜ高松には2つもドーミーインがあるんでしょうか。

肥後六花

 では「六花」とはなんぞといえば「肥後六花」のことで、江戸時代から明治時代にかけて熊本藩士やその後裔が育成してきた肥後椿、肥後芍薬、肥後花菖蒲、肥後朝顔、肥後菊、肥後山茶花の総称なのだそうです。そういえば「六花の勇者」ってアニメがあったけど、2期はないのでしょうか…

サクラマチクマモト

 ホテルすぐそばのショッピングモール「サクラマチクマモト」地下のスーパーで酒と惣菜を買って、恒例「カイジ豪遊ごっこ」。初めて入るスーパーってワクワクしますね。それにしてもさすが熊本市中心部だけあって大都会という感じ。鄙びた高松から来ると目がくらみます。岡山市とタメを張る感じでしょうか。

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 翌日は熊本城へ。サクラマチクマモトの脇を通って北に向かうと加藤清正の銅像。床几に座って軍勢に采配を振るっているという感じでしょうか。トレードマークの長烏帽子形の兜を被っています。実は背が低かったので大きく見せるために使っていたとの説もあるとか。

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 戌亥櫓。木造2重3階の隅櫓で、城の戌亥(北西)の方向に位置することからこの名が付いたとか。

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 宇土櫓。地震被害のせいか、くたびれた感じもしますが、他の城なら天守でもおかしくない規模の3重5階地下1階の五階櫓。かつては場内に6基もの五階櫓があったそうですが、現存するのはこれだけ。「三の天守」とも呼ばれます。

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 東側から見た熊本城天守。連結式望楼型で、大天守は3重6階地下1階で「一の天守」。小天守は3重4階地下1階で「二の天守」。

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 入り口のある西側から見た天守。左側の出入り口は出口専用で、入り口は右側の傾斜路の先。ちょうど大天守と小天守の間になります。内部は歴史博物館となっています。まだまだ被害の完全復旧には時間がかかりそうですが、天守は優先して修復した模様。やはりシンボルですからね。

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 南側から見た天守。右側の建物は本丸御殿です。本丸御殿全体が石垣の上に乗った構造になっているのは他に例を見ないとか。2008年に復元されました。なお、本丸御殿といえば本来藩主やその一族の居住場所ですが、熊本城では当初から城外東側に造営した花畑屋敷が使用されていました。なぜ作ったし。

数寄屋

 まだまだ復旧途上であるという例。数寄屋丸丸五階櫓跡。石垣が壊れていますが、建物が浮いています。

花畑広場

 藩主が住んだ花畑屋敷は今や花畑町となっています。ここにある花畑公園と、辛島公園、そして「くまもと街なか広場」を併せて花畑広場と呼ばれています。花畑町駅から市電に乗って熊本城南東部にある水前寺公園に向かいます。

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 正式名称は水前寺成趣園。阿蘇の伏流水が湧出する池を中心にした桃山式回遊庭園で、築山や浮石、芝生、松などの植木で東海道五十三次の景勝を模したといわれています。面積約7万3000平方メートル。我が高松が誇る栗林公園の半分以下の面積ざますね(いやいや、張り合うな張り合うな)。

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 公園入り口。鳥居は園内にある出水(いずみ)神社のもので、歴代藩主を祀っています。

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 こちら出水神社拝殿。明治になって創建された神社なので、公園に比べるとかなり新しいです。細川氏歴代藩主らを祀っていて、加藤清正については熊本城内に別途加藤神社があります。

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 出水神社の境内社になる稲荷神社。「それは私のおいなりさんだ」と言ったとか言わないとか(言ってません)。この鳥居の列が京都の伏見稲荷の千本鳥居を連想させるなあと思ったら、実際伏見稲荷から勧請したのだとか。あそこは稲荷神社の総本宮ですからね。

白鷺

 阿蘇の伏流水による湧水池にいた白鷺。光学ズームを搭載したXperia1Ⅳのカメラで最大倍率で撮影してみました。

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 能楽殿。毎年8月第1土曜日の夕刻より薪御能が催されるそうです。もうすぐですね。

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 園内南側から撮影。さっきの白鷺が小さく映っています。おわかりいただけるだろうか…(心霊写真じゃないけど)

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 古今伝授の間付近からの撮影。ここからの風景が最も優れているとか。中央の小山が富士山を模しています。それにしても暑かったなあ。さすが火の国・熊本。今頃は更に暑くなっているんでしょうね。

2022年夏季アニメ序盤の感想(その1):オーバーロードⅣ/メイドインアビス 烈日の黄金郷/異世界おじさん

第30号海防艦邂逅

 春季~梅雨イベントでドロップすると言われつつも、難関海域だったので涙を呑んで見送った「第三○号海防艦」。自称は「みと」。「みとちゃん」だと某アナウンサーを連想しちゃいますが、通常海域でも期間限定でドロップすると聞き、南西海域ペナン島沖(7-3-2)で100回以上“掘り”を行った挙げ句、本日遂に邂逅を果たしました。

第30号海防艦

 丁型海防艦の十五番艦。姉にあたる二番艦の第四号海防艦に続く2隻目の丁型です。これで“出ない三銃士”からは一人消え、持っていない艦娘は夕雲型駆逐艦の10番艦涼波と18番艦秋霜の2隻だけとなりました。この二人も通常海域でドロップということにして貰えないでしょうかね、運営さん?

みとちゃんキタ━(・∀・)━!!!!

 なお、運営に愛されているらしいみとちゃんは期間限定グラフィックが豊富で、今回も水着で登場したのですが、“掘り”に疲れ果ててキャプチャー取るのを忘れていました。現在こんな格好で鎮守府にいます。CVは八木侑紀という人で、「艦これ」では米軽巡Honolulu、軽空母八幡丸(雲鷹)、敵である軽巡新棲姫も演じてます。みとちゃんのロリボイスは小倉唯かと思いました。新規艦娘が可愛いのは結構なんですが、みとちゃんといい倉橋といい、見た目幼女の海防艦が可愛いとヤバい性癖が覚醒しやしないか。

KJファイル打ち切り

 さて本日は夏季アニメ序盤の感想です。例によって視聴打ち切り作品から。まずは「KJ ファイル」。1話切りです。紙芝居のような作画に「ざんねんないきもの事典」テイストを加えて「ざんねんなかいじゅう事典」的な作品となっていました。特に視聴する必要がないというかなんというか。むしろなぜやろうと思ったし。

バスタード打ち切り

 続いて「BASTARD!! -暗黒の破壊神-」。1話をちょっと見てそっ閉じ。ダメではないと思うんですよ。でも、私は原作23巻ぐらいまで持っていて筋は知っているし、なんと言っても34年前に連載開始された作品でとにかく今となっては作風が古いです。しかも終わりが全然見えないし。当時はドラクエとかFFでファンタジーRPGが世の中に認知されはじめてきた頃で、バリバリに“剣と魔法のファンタジー”である本作が黄金期の週刊ジャンプで連載されたことは、新時代の幕開けだなあと思ったものですが、今となっては有象無象の「なろう」系の一つのように見えてしまうと言う。序盤の「闇の反逆軍団編」はいいと思います。続く「地獄の鎮魂歌編」もまあいいでしょう。ただし「罪と罰編」テメーはダメだ。「背徳の掟編」はもっとダメだ。

金装打ち切り

 さらに「金装のヴェルメイユ〜崖っぷち魔術師は最強の厄災と魔法世界を突き進む〜」。3話まで視聴しましたが、もういいかな。いわゆるエロ漫画のジャンルに「おねショタ」というのがあります。お姉さんとショタということですが、本作はさしずめ「おばショタ」。つまりおばさんとショタなんですね。それはそれでいいという向きもあろうかと思いますが、個人的には女悪魔のヴェルメイおばさんを内田真礼が演じているのがちょっとミスマッチかなという印象。17才さんあたりが演じたら良かったかな…

オバロⅣ序盤感想

 春から継続の「サマータイムレンダ」に視聴予定の10本、超豪華なリザーバー4本、合わせて全15本中、3本を切って残り13本の視聴を続けていくつもりです。「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうかⅣ 新章 迷宮篇」は始まったばかりですが、長く続いている作品なのでまず大丈夫でしょう。それでは序盤の感想ですが、まずは「なろう」系の雄・「オーバーロードⅣ」。3話まで視聴しました。今季一番楽しみにしている作品です。

アインズ様付き

 3期で公然化した「アインズ・ウール・ゴウン魔導国」は、終盤リ・エスティーゼ王国軍を虐殺といっていい形で壊滅させてエ・ランテルを割譲させ、領土を得ることとなりました。バハルス帝国は表向き同盟者となっていますが、圧倒的戦力を持つ魔導国に脅威を感じており、なんとか近隣最強国であるスレイン法国と結んで対魔導国戦線を作ろうと画策しています。

法国首脳部

 スレイン法国は、アインズ・ウール・ゴウン魔導国同様、ゲーム世界から転移してきたプレイヤー集団「六大神」が建国した国で、人間至上主義を奉じて亜人やアンデッドなどとは敵対し、プレイヤーの遺産を多数所有しています。この世界では実は人間の勢力はあまり強くなく、王国や帝国がこれまで安穏と存在できたのは、法国が盾となっているからのようです。

乗り込むアルベド

 今回はヒロインならぬ「ヒドイン」と呼ばれるアルベドが単身で王国に乗り込んだり、帝国皇帝ジルクニフがなんとか法国と提携しようとしたりといったところが描かれましたが、法国首脳の会議で彼らの認識が判明したりと興味深かったですね。

顔芸ジルクニフ

 帝国皇帝ジルクニフ(CV櫻井孝宏)は本来すごく優秀な人なんですが、アインズの行動が常に彼の意表を突くため、深読みをしすぎて苦悩島倉千代子なのがとても面白く、また演技のうまさを感じずにはいられません。もう魔導国傘下に入っちゃえば楽なのに。
 
ラナーとザナック
怖いラナー

 あ、王国はもうダメですね。アルベドやデミウルゴスに匹敵する知性を持つラナー王女がとっくに魔導国の協力者となっているので。兄のザナック王子は見かけによらず切れ者なんですが、妹のラナーが裏切っているのではもはや…

バブー
恐怖のアルベド

 主人であるアインズに「バブー」とか言ってるアルベドが、他の人間達からすれば恐怖以外の何者でもないという辺り、人間からすれば可愛いペットの猫が、小動物達からすれば恐怖の捕食者であるというのと似ていて面白いです。そして圧倒的支配者として君臨しているはずのアインズが、実は小卒のブラック企業勤務で、あまり頭は良くないというアイロニーも。

一般メイド達

 今回、いつになく一般メイドが前面に出てきていて、毎回一人は必ず「アインズ様当番」としてアインズに付き従っているのがいいですね。代わりに戦闘メイドプレアデスが出てこないのは寂しいですが…。一般メイドは見かけは全員美少女ですが、人間ではなくホムンクルスなので、人間は蔑視しまくっています。

メイドインアビス序盤感想

 続いて「メイドインアビス 烈日の黄金郷」。3話まで視聴。アニメ2期ですが、物語は劇場版アニメ「深き魂の黎明」の続きとなっているので、アニメ1期からダイレクトだとちょっと話についていけなくなるかもですね。

いきなり新キャラ

 遂に深層六層「還らずの都」に到着したリコ一行。ここからさらに下層に向かうことは、致死的な上昇負荷により帰還が実質不可能になるため、「絶界行(ラストダイブ)」と呼ばれます。でもここまでは到達した探窟家がいるんですね。

ヤベえ絵面

 冒頭、いきなり全然知らない子が主人公となって、全然知らないチームの冒険譚が展開されます。しかし相変わらず展開される物語がエグい。劇場版はR15+指定となっていましたが、いいのかこれは?絵柄だけ見て子供向きと思ってはいけない。

いろんな成れ果て

 ここで一行は「成れ果て」という異形の集団に遭遇。「成れ果て」は元人間で、六層からの上昇負荷によって異形と化した者を指します。ナナチはボンドルドの実験によってぬいぐるみのような姿になった「成れ果て」です。相方だったミーティーは「成れ果て」となった際に人格も知性も無くしていましたが、ここの「成れ果て」は異形ばかりですが村落を形成して共同生活できるだけの知性やコミュニケーション能力がある模様。

ガンジャ隊

 おそらく新キャラのヴエコが所属していたガンジャ隊のメンバーがこれら「成れ果て」になったのだと思います。ということはリーダー格だったワズキャンとかベラフも変わり果てた姿で登場するのでしょう。どうして「成れ果て」になったのかとか、村を作る過程などについては、またエグい話が展開されそうですね。本作、基本的にエグい話ばかりだし。だが、それがいい。

動く唐揚げ

 あと、折々展開されるアビスの生物を使った料理の数々。「ダンジョン飯」かとツッコミたくなりますが、どこまで続くか判らないアビスなので、冒険中の食料を全て持参できるわけもなく、現地調達は仕方のないところでしょう。なぜにロボットのレグも食べるのか(笑)。卵をゆでて、さらに中身を唐揚げ(?)にしても動くとはさすが6層。

異世界おじさん序盤感想

 今回最後は「異世界おじさん」。3話まで視聴。原作は漫画なせいか、「なろう」系を徹底的におちょくってるような展開が抱腹絶倒なギャグ作品。今のところ今期で一番面白い作品だと思います。このところラスボスばっかり演じていたような子安武人がさえない見かけの主人公「おじさん」を好演しています。

目覚めしおじさん 
おじさんで食っていこう

 2017年秋、17年前に交通事故に遭って以降昏睡状態だったおじさんが目を覚まします。彼が言うにはこの間意識が剣と魔法の異世界に転送され、そこで冒険していたとのこと。親戚中の厄介者と化していたおじさんに渋々会い行った甥のたかふみは、おじさんが魔法を使えることを知って同居を決意し、おじさんをYouTuberとしてプロデュースすることに。

ぼっちおじさん

 異世界での冒険というとそれこそ「なろう」系のようなオレTSUEEE!!とかハーレム展開があるものと思ったら、おじさんの語る(実際映像でも見せてくれる)異世界譚はなんともトホホなもので…。おじさんは17才の時に事故に遭って異世界に飛ばされた訳ですが、それまでもゲームオタクでリア充とはほど遠い生活であり、しかも異世界は妙に美男美女ばかりのところ、さえないルックスのおじさんはしばしばオークと間違われていました。すなわちボッチロードまっしぐら。

オークと間違われる

 新しい村に着くたびにオークの亜種と間違われて戦闘が発生するという(笑)。これではコミュ障まっしぐら。

オーク倒す
新手のオークか
絶望顔のお姉さん

 異世界の女の子達をオークの魔の手から救っても、その女の子からはやはり新手のオークとしか見なされず、幼い弟達の命を守るために絶望顔でその身を捧げようとされる始末。なおこの後弟達に崖から突き落とされて死にかけたらしい。

エルフさん
氷の一族のメイベル

 異世界ではツンデレなエルフさんや氷の一族末裔のメイベルなどの美少女達と知り合っていますが、おじさんがゲーマーだった頃にはまだツンデレという言葉がなかったということでエルフさんの気持ちを理解できず(言葉はなくても、そういうタイプのキャラはいただろうに)、またメイベルとのフラグはバキバキにへし折った挙げ句に引きこもり生活を推奨してしまう始末。

藤宮登場

 2話からはたかふみの幼なじみの藤宮さんが登場。彼女がたかふみに好意を持っていることは、おじさんでも気付くほどでしたが、肝心のたかふみは全く気付いておらず。この辺りのギャルゲーの主人公ばりの鈍さは血筋なのかも知れません。“傍目八目”ということわざも浮かんできますね。

藤宮視点の小学生時代

 この藤宮さん、こんなに可愛いのになぜたかふみはそこまで塩対応をするのかと思ったら、小学生時代の記憶が酷い。藤宮さん視点ではこんな感じでラブコメの回想シーンみたいですが…

たかふみ視点の藤宮

 たかふみ視点ではこう。ナンダコレは。まさにオークの亜種やんけ(笑)。

真実を見せられた藤宮

 視点の違いって怖いですね。真実を突きつけられた藤宮さんのこの顔よ。さすがのおじさんも「藤宮さんダメだ。こりゃダメだ」と匙を投げました。

異世界おばさん

 なおこの時、おじさんは魔法でツンデレエルフの姿に変身し、おばさんを名乗っていました。CVもエルフさんの戸松遥に変更。YouTubeの再生回数の低迷に悩んでいたたかふみ、この姿にピーンと来て、ゲーム実況動画を作成。

プレイヤーを写す動画

 好きなゲームの実況動画ということでノリノリで撮影したおじさんでしたが、実はゲーム画面など映されておらず、映っていたのはゲームをするエルフさん。こんなんダメだろと言うおじさんですが、滅茶苦茶バズって再生回数20万を突破。

三者三様

 「今はやっぱりクソむっさいおっさんよりバーチャルユーチューバー!美少女アバターの時代だよ!」と勝ち誇るたかふみ。お前らも見た目か…と絶望するおじさん。そして魔法が解けてエルフさんがおじさんに変わったのを見て悲鳴を上げる藤宮さん。新手の地獄なんですかここは。

異世界おばさんその2

 なお美少女エルフに変身できるくらいなら、異世界でも変身すればもっとうまくやっていけたんでは?というたかふみのもっともな問いに、「体が変われば心もだんだん変わっていく…自分の同一性が保てなくなる危険がある…!よっぽどのことがない限り使ってはならない魔法なんだ!」と説教したおじさん。しかしおじさんが今回変身したのって、藤宮さんから恋バナを聞きたいがためだったんですよね。この人の価値観は、異世界ではもとより、現世でもずれまくっていたのでした。でもいい、クソ面白かったから。

藤宮初登場

 今回はおまけで藤宮さん顔芸集というかリアクション集。久々だなぁこういうのやるの。まずは初登場シーン。一人でブツブツ言っている不審者なおじさん(実は精霊と話をしている)を見て、(もうこの道通るのやめよう…)と思う藤宮さん。この虫けらでも見るような冷たい目つきよ。

好意ダダ漏れの藤宮

 直後、たかふみと出会った時の藤宮さん。好意がダダ漏れですな。

長い髪を見つける藤宮

 たかふみの家を訪れ、長い髪を発見する藤宮さん。それ、おじさんのなんですが、女の気配を感じた模様。

悲しい恋の話に涙する藤宮

 おじさんが語る悲恋に涙する藤宮さん。実に女の子らしいですね。

ゲームの話だよ

 たかふみに「今のは単なるテレビゲームの話だよ」とネタバレを喰らう藤宮さん。目から涙ならぬビームが。

心を読まれる藤宮

 おじさんに心を読まれ、わざわざシャワーを浴びて気合い入れて着替えて来たことをおじさんにバラされる藤宮さん。おじさんの魔法は本物ですが、全く信じない藤宮さんは(読心術!?詐欺師!?)とパニック状態。

殺意の波動の藤宮

 せっかくルームシェアという話が出たのに、たかふみに「でもおじさんがいるからなぁ」と一蹴されてしまった藤宮さん。殺意の波動に染まっています。

うざがる藤宮

 おじさんの上から目線のどや顔発言をウザがる藤宮さん。「チッ、うっせーよ」と嘘字幕をつけたくなりますが、それだと某スノーボーダーになってしまう。

おばさんに面食らう藤宮

 突然登場したエルフ顔のおばさんに面食らう藤宮さん。そりゃ驚くでしょうが…可愛いですね。どっちを選ぶ?と聞かれたら悩みそう。

大ショックの藤宮

 幼少期の自分の姿を客観的に見せられた藤宮さん。凄まじく動揺しています。自分の記憶は幻想…?

思わずニッコリの藤宮

 あんなに姿が違うのに、再会したときよく藤宮さんってわかったなとおじさんに聞かれ、「いや そりゃわかるよ。藤宮だもんな」と即答するたかふみに、思わずニッコリの藤宮さん。可愛い。

ひえええええの藤宮
キモイキモイキモイ

 おじさんの魔法が解け、美少女エルフがみるみるきもいおっさんに変わるのを目の当たりにした藤宮さん。頭を抱えて「キモイキモイキモイ!」と絶叫。やはりおじさんとたかふみの二人だけより、ツッコミ兼リアクション役の藤宮さんが入って一層面白くなりましたね。今後、絶対「好きなアニメキャラ」で取り上げると思います。

想い出は美しすぎて

 想い出は美し過ぎて…現実は実に残酷だ。でも綺麗になって良かったね藤宮さん。もしあのままの姿で成長してたら…

記憶に残る一言(その152):藍染惣右介のセリフ(BLEACH)

夏ネコ

 そういえば昨日から三連休なんですね。明日は海の日か…。去年はオリンピックシフトで休日がいろいろと差し替えられていましたが、今年は通常どおり。もちろん嬉しくない訳ではないのですが、夏は休みが取りやすい季節。7月8月に休みを入れるよりは6月あたりにあった方が個人的には嬉しいな、なんて。

BLEACH.jpg

 昔は6~8月には祝日がなかったんですよね。でもいつまでもそんな昭和思考を引っ張っていてはいけない。ということで、思い出したセリフを今日は紹介したいと思います。「BLEACH」から藍染惣右介のセリフです。

藍染惣右介

 藍染惣右介は作中の尸魂界(ソウル・ソサエティ=いわゆる霊界)にあって警察・軍事的組織として機能している護廷十三隊の五番隊隊長でした。柔和な風貌をしており、常に笑みを絶やさない穏やかな性格から隊外問わず皆に慕われていましたが、実は残虐な性格を秘めた野心家で、他の死神達を超越した戦闘力を有していました。

鏡花水月

 死神が持つ特殊な斬魄刀は、持ち主により形状や能力は全て異なりますが、藍染惣右介の斬魄刀は「鏡花水月(きょうかすいげつ)」という名前で、相手の五感を支配し、対象を誤認させることが出来る「完全催眠」という能力を持っています。

私が天に立つ

 「私が天に立つ」と宣言して護廷十三隊を離反した藍染惣右介は、護廷十三隊の隊長格達を相手に死闘を展開します。

決着か?

 圧倒的能力差を見せた藍染惣右介でしたが、激闘の末、遂に十番隊隊長の日番谷冬獅郎によって貫かれます。

みんな一体なにしてんだよ

 歓喜の声が挙がる中、主人公の黒崎一護だけが「みんな一体なにをしてんだよ!?」と叫びます。その声により見えた真実は…

刺したのは雛森

 なんと日番谷冬獅郎が貫いていたのは、藍染惣右介に心酔していた五番隊副隊長雛森桃でした。

こんなこと言っていたのに

 日番谷冬獅郎と雛森桃は幼なじみで姉弟のように育ったこともあり、雛森桃の身を誰よりも案じていたのですが、よりにもよって自ら差し貫いてしまうとは。

オリジナル錯覚していた

 全ては藍染惣右介の斬魄刀「鏡花水月」が見せた幻影でした。藍染惣右介の元上司である平子真子の「一体いつから鏡花水月遣うてたかって訊いてんねん!」の怒声に対しての彼のセリフがこれ「一体いつから鏡花水月を遣っていないと錯覚していた?」

質問を質問で返すな 

 「質問を質問で返すなあーっ!!」と吉良吉影に言われそうですが、それはまた改めて紹介した名言なので、ここは温存しておきましょう。鏡花水月は一度解放を見せれば、それ以降の解放の瞬間を「解放していない」ように錯覚させられるので、「いつから鏡花水月を遣っていたか」という問いは無意味なのです。黒崎一護は解放の瞬間を見ていなかったので術にかかっていませんでしたが。



 この戦いの一部始終はここに。いつまであるか判りませんが。藍染惣右介のCVは速水奨。強くて冷静な悪役を演じさせたらこの人の右に出る人はいませんね。

龍驤編

 ここからはネタ画像を紹介します。まずは私がプレイして6年目に入った「艦隊これくしょん-艦これ-」から龍驤編。「艦これ」では小型艦は幼女、大型艦は大人の女性として描かれることが多く、戦艦や空母はグラマーに描かれるケースが多いのですが…

龍驤改二 

 全通式平甲板を表現したとされる龍驤のお胸は俎板にしたいレベル。空母としては確かに小型だけど1万トン以上なのに。錯覚も何も最初から…

大鳳

 なお3万トンを超える装甲空母大鳳もお胸の方は龍驤とどっこいどっこいの俎板。龍驤、君は一人じゃなかったんだよ!(笑)

那珂編

 「艦これ」シリーズ第二弾は艦隊のアイドル・軽巡那珂。あらゆる海域で頻繁にドロップする那珂は、常に解体され資材回収をされる宿命なんですが…静かな怒りを見せる那珂ちゃんが怖い。

某ミッキー編

 ○ッキー・○ウス編。これはギリセーフな描写…なのかな。なお2024年に著作権が切れるという話ですが、某夢の国が手をこまねいているのかどうか。

タマモクロス編

 「ウマ娘 プリティーダービー」からタマモクロス編。2021年12月に実装されているので、これはもう過去のネタということになりますが、アプリリリース時点から登場しており、勝負服も用意されていたのですぐにも実装されるかと思いきや、なかなか実装されなかったので、ガチャ更新のたびにTwitterトレンドに「タマモクロス」が現れるのがお約束となっていました。

コロナ編

 新型コロナ対策担当相編。緊急事態宣言とか延長とかは去年の話ですが、最近の感染者数の激増ぶりを見と、再び緊急事態宣言という悪夢がよぎります。そうならないといいのですが…

オボ方編

 O保方H子編。「ありまぁす!」発言はインパクトがありましたが、今となっては「あの人は今?」状態。「リケジョの星」なんて呼ばれて脚光を浴びたのは8年も前だったんですね。まあ「お前が言うな」という話ですが(笑)。

GW編

 最後に藍染惣右介のウソセリフ編。ブラック企業の管理職と化したのか。GWだろうと年末年始だろうと勤務しなければならない職業も色々ありますが、そういう職業の人なら最初から休みだなんて誤認はしないでしょう。

好きなアニメキャラ(その141):手品先輩(手品先輩)

戻り梅雨

 記録的な早さの梅雨明けで干上がってしまうかと思われた四国ですが、その後台風が来たり戻り梅雨のようになったりで結構雨が降り、早明浦ダムの貯水率も60%まで回復しました。これは後になって梅雨明け宣言取り消しとかあり得そうな。気温だけは真夏なんですけどNE!

ドヤ顔先輩

 本日は「好きなアニメキャラ」です。終了したばかりの春季アニメからだと思った?残念!2019年夏季アニメ「手品先輩」から主人公の手品先輩です。3年も経ってからどういうことだとツッコまれそうですが、単純に忘れていました(笑)。

先輩登場

 種無高校(なんかイヤな名前ですね)に入学した帰宅部志望のある1年生男子は、部活が強制参加だったため、なるべく楽そうなクラブ物色していました。たまたま「たのしい 奇術部」の張り紙を目にして部室を覗いてみると、そこにいたのが手品先輩でした。彼は強引に手品の助手にされてしまい、学校内外でかなりしょうもない手品を披露する先輩の助手を務めることになっていきます。

サキュバス先輩

 本作は「ゴブリンスレイヤー」同様、固有名詞がほとんど出てこず、手品先輩は奇術部で助手が入って来たからこの名称になりました。助手が入らなければ手品女子とかになっていたのでしょうか?助手の方も奇術部に関わらなければまた別の名称になっていたのか。しかしそれでは物語が全然進行しない。

メガネ先輩

 手品先輩は3年生で奇術部唯一の部員でした。ルックスは悪くないし、なにしろ巨乳なので、男子生徒からモテモテでもおかしくない感じですが…実はぼっち。

ゲロイン先輩 

 多少ポンコツだったり天然だったりは個性のうちだと思いますが、先輩の場合は重度のコミュ症で、KYに加えていきなり吐いてしまうほどの極端なあがり症でもあるので、ぼっちもやむなしだったのか。うかつに話しかけて吐かれたら傷ついちゃうし。

パンモロ先輩

 じゃあ助手は迷惑をかけられてばかりなのかと言えばそうでもなく、とにかく先輩が手品を失敗しまくるのでラッキースケベにはしばしば遭遇するので、ご褒美はたくさん貰っているような気がします。

緊縛先輩

 先輩には手品を通して人気者になるという夢があり、なんだかんだ言いながら手品に対する姿勢は真摯です。練習もちゃんと重ねているため、人目を意識しなければ結構見事な手品にも成功するのですが、極度のあがり症のため、助手といえども人の目があるとほぼ必ず失敗してしまいます。YouTuberとかになって、人前じゃない状況で手品を披露したら結構いけるのかも知れませんが、手品師ってだいたい観衆の前で手品を披露するからなあ。

鳩出産

 手品用のハトに「バハムート」、スプリングアニマル(別名アクションアニマル。手品で生きているように見せる人形)に「べひもす君」と名付けている手品先輩。何気に中二病全開のような。

助手の担任

 助手の担任の先生は、なんと手品先輩の実の姉。作中ではお姉ちゃん先生と呼ばれています。彼女が手品先輩を呼ぶときは本名を呼びそうなものですが、なぜか「妹ちゃん」と呼ぶのでやはり手品先輩の本名は不明。お姉ちゃん先生には深村という旦那がいるので、深村先生ということになりそうですが、誰もそう呼ばない不思議。

お姉ちゃん先生

 お姉ちゃん先生は手品先輩以上に自由奔放な性格で、職員室で大声で騒いで他の教師に叱られたり、部活動の要件を満たしていないのに奇術部の顧問になっていたりと何かと問題の多い人です。

斑さん

 いくら顧問がいようが部員二人では正式なクラブになれるはずもありません。しかし化学部の部長である斑さんが、助手を取りあえず化学部の部員としたり、奇術部が(勝手に)部室としている化学準備室の利用を黙認してくれたりと便宜を図ってくれたことで廃部を免れました。

4人になった奇術部

 その後、転校してきた咲ちゃんとその弟の正志(まーくん)が加入したことで奇術部員は4人となり、一応正式に部活と認められることになりました。斑さん、咲ちゃん、正志は一応固有名詞ですが、フルネームが不明なのは相変わらず(笑)。咲ちゃんは3年生なので、手品先輩のことは「手品ちゃん」と呼んでいます。この人本当に“鈴木手品”とか“田中手品”という名前なんじゃ…

鼻息でバルーンを膨らませる咲ちゃん

 咲ちゃんはバルーンアートなど大道芸が得意なのですが、ドヤ顔をして鼻息で風船を膨らませるというのは確かにスゴいけど、女子として大切な何かを失っているような。

妙なバルーンを作る先輩

 そして不器用なので妙なバルーンをこしらえてしまう手品先輩。ミニチュアのネオアームストロングサイクロンジェットアームストロング砲でしょうか?完成度たけーなオイ。

ヘタクソ手品おばさん

 子供達に手品を披露しようとして全然上手くいかなかった際は、子供達に「ヘタクソ手品おばさん」と呼ばれそうになっていました。JK捕まえて“おばさん”扱いはキッツいぜ…しかし小学生からしたらそんなものなのか。

拘束先輩なんでここに先輩が

 何かと言うと縛られてたり拘束されてたりしている手品先輩。誰かにされているということなら犯罪そのものなんですが、自分でやっているのだから仕方が無い。ラッキースケベを自ら産み出す女・それが手品先輩。なんだかんだ言いつつも助手が離れないのもむべなるかな(笑)。

バニー先輩

 最終話ではあがり症を克服するために、更に恥ずかしい衣装を着ればいいんじゃないかと考えた手品先輩、バニーガール衣装を装着しました。「涼宮ハルヒ」でもハルヒやミクルが来ていましたがが、JKってのはバニーガールに憧れとかでもあるんですかね?「青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない」ってアニメもありました。

バニー先輩フィギュア

 しかし手品先輩のバニーガール姿は世間に受けたらしく、こんな素敵フィギュアが。やはり手品先輩は高校生離れした巨乳でいらっしゃる。JKがバニーガール好きなんじゃなくて、世間一般のオノコ達がバニーガールが好きってことでいいんでしょうか。まあ私も質されたら「ワシもじゃみんな!!」と答える気はありますが。

本渡楓

 CVは本渡楓。デビュー7年目でまだ26才ですが、もはやベテランの貫禄があるような。

シャルロット

 春季も「パリピ孔明」でヒロイン月見英子、「勇者、辞めます」でやはりヒロイン格の魔王エキドナを演じており、夏季も「異世界薬局」で主人公のお世話係のメイド・シャルロットを元気に演じています。まさか9才とは思いませんでした。

本渡楓その2

 本渡楓のことを知ったのは、まだ駆け出し時代の2016年秋季アニメ「ガーリッシュナンバー」の久我山八重ででした。その後「亜人ちゃんは語りたい」の小鳥遊ひかり、「ヒナまつり」の三嶋瞳なんかが印象的でしたが、白眉はやはり「魔女の旅々」のイレイナでしょうかね。今後はヤンデレとか悪女なんかも演じて欲しいですね。

2022年春季アニメの感想(その4):カッコウの許嫁/処刑少女の生きる道/SPY×FAMILY/サマータイムレンダ

アツゥイ猫

 暑い日が続いています。毎日暑いことは暑いのですが、昔に比べて暑さが苦でなくなったような気がします。もちろん汗はかきますが、引くのも早くなったような。これが本当に暑さに強くなったのならいいのですが、おそらく“老化”で暑さを感じにくくなっているのではないかという気がしてなりません。本当の高齢者には真夏でも汗をかかない人もいるみたいですね。汗をかかないというとなんて素晴らしいとか思ってしまいますが、体温調節ができなくなっていて、自覚症状なく熱中症になってしまう恐れもあるようです。とにかく水分補給は怠らないようにしましょう。

カッコウの許嫁打ち切り

 さて7月も中旬に入るという時期なので、春季アニメの感想を終わらせましょう。まずは視聴打ち切り作品から。「カッコウの許嫁」は、6月一杯10話まで視聴しましたが、7月からはもう視聴しません。1クール分に達していないのは、本作の放映開始が遅かったからですが、これが結構大問題だったような。

黒いねこ面

 前評判では春季の覇権候補なんて呼び声も高かったのですが、実際に放映が始まった頃には「SPY×FAMILY」とか「パリピ孔明」などが話題をさらってしまっていたという。内容は特に駄目とは思いませんでしたが、新生児の取り違えとかって、確かにそういう作品はありますが(ぱっと思い出すのは巨匠楳図かずお先生の「黒いねこ面」)、大抵取り違えは同性の新生児で起きるんですよね。

本当は姉妹

 本作のように性別の異なる新生児を取り違えるってことがあり得るのでしょうが?そこには何らかの“故意”が介在しており、それがタイトルにある托卵で有名なカッコウに掛かってくる…なんてこともあるのかも知れませんが(「黒いねこ面」も故意でした)。なんとなくこの先見続けてもそれほど面白いことにならないような気がしてしまいました。

東山キャラ

 ヒロイン候補が3人しかおらず、まあ勝負は最初から見えているように思えます。血は繋がっていないとはいえ、妹はまずないでしょうし、もう一人のCVは“負けヒロイン”に定評がある東山奈央だし。

ヒロインいっぱいのぼく勉

 内容的にちょっと前に放映した「ぼくたちは勉強ができない」に近いので比較してみると、「ぼく勉」の方がヒロイン候補が多く(「ぼく勉」5、「カッコウ」3)、「ぼく勉」の妹はお兄ちゃん(主人公)大好きだけど実妹ということもあり最初からヒロイン候補ではなく、なにより個人的には美人教師・桐須真冬がヒロイン候補に入っているあたりで、断然本作より「ぼく勉」の方が上に感じました。

処刑少女の生きる道

 それでは視聴終了した作品の感想です。まずは百合系「処刑少女の生きる道」。「生きる道」と書いて“バージンロード”と読みます。原作は「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか」以来のGA文庫大賞受賞作だそうです。

メノウとアカリ

 「なろう」系のせいで当たり前になってしまった異世界転生譚ですが、それを逆手に取って、日本人ばかりが転移してくる異世界を舞台に、転移者のおかげで大きく発展してきたものの、転移者の暴走により何度も大災害も経験することとなり、結果的に“転移者死すべし慈悲はない”という状況になっている状況で、殺したくても殺せない異能を持つ転移者と処刑人の珍道中を描きます。

戦うメノウ
マノン

 主人公の処刑人メノウのCVが「ウマ娘」キングヘイローを演じている佐伯伊織。また後半登場する敵役マノンのCVは「ウマ娘」ライスシャワーを演じている石見舞菜香です。短距離の「高松宮記念」でGⅠを獲ったキングと長距離が得意なステイヤーのライスではなかなか対決が成立しないような気も(笑)。ま、間を取って中距離で戦って貰いましょうか。

キング対ライス

 あんまり「ウマ娘」に絡めてばかりいてはいけないのですが、「ウマ娘」声優達が活躍の場を広げているのはいい傾向だなと思ってしまいますね。メノウが本来処刑すべきはアカリという日本から来た転移者なんですが、死ぬと時間を巻き戻すという異能を持っているので、どうすれば殺せるのか、その手段を見つけないといけません。一緒に過ごすことでアカリに情が移って苦悩するメノウというシーンがある反面、アカリには人格が二つあり、無邪気な表の人格は純粋無垢な反面、色々知っているらしい裏の人格はアカリに殺されたがっている様子があります。

裏モードのアカリ

 個人的には、メノウもアカリも日本人からの転移者で、メノウの方は記憶や人格を漂白されてしまったので自他共に異世界人そのものであると認識しているが、アカリはそのことに罪悪感をのようなものを持っているように窺われました。

フレア

 最終回ラストでメノウの師である凄腕の処刑人フレアが弟子殺し云々と言って動き出しているので、二期があればメノウとアカリの謎やメノウとフレアの対決などが見られるかも知れません。

百合っ気バリバリのモモ

 金元寿子が演じるモモがメノウの後輩処刑人として活躍し、アカリに嫉妬しつつ隙あらばメノウとの百合展開を目論む面白いキャラとなっています。こんなに強いのであれば単独で処刑人が出来そうな気がするので、人的資源の無駄づかいにも見えますが、アカリの処刑はそれだけ重大な問題とも言えるのでしょう。

戦闘王女

 あとM・A・Oが演じる戦闘狂の王女アーシュナというキャラがいますが、なんで処刑人でもない王女がこんなに強いのか(笑)。ともあれ、M・A・Oという人の演技の幅の広さには驚かされます。女優・俳優が声優に挑戦すると、アニメファンからはシビアな評価を受けることが多いですが、女優・市道真央に限っては誰も文句の付けようがないでしょう。もちろん本人の才能と努力あってのことだと思いますが。彼女の出世作である「海賊戦隊ゴーカイジャー」のルカ・ミルフィ / ゴーカイイエロー的には、アーシュナ王女はかなりルーツに近いキャラとも言えますね。

1話の出オチ
無能なナナ出オチ

 二期を制作するようなら見たいのですが、世間の評価はどうかなあ…。私は悪くなかった思いましたが、インパクトには欠けていたかも。また、1話の“出オチ”が完全に「無能なナナ」と被っていたのは痛かったかも知れません。あ、「無能なナナ」も二期が見たいです。

SPY×FAMILY感想

 続いて春季の覇権と呼ばれた「SPY×FAMILY」。スパイと殺し屋と超能力者が仮初めの家族となって、日々のトラブルと格闘するコメディです。舞台は冷戦時代の東独といったところでしょうか。西側から来た凄腕スパイ“黄昏”が、東側の政治家と接触するための任務“オペレーション梟(ストリクス)”を実行するにあたって、孤児の少女と市役所務めの女性と仮初めの家族となりますが、実は彼女達にも重大な秘密があって…という展開です。

仮初めの家族
わざとらしいハート

 “黄昏”は精神科医ロイドを名乗り、孤児の少女アーニャをエリート校に入学させ、政治家の息子と仲良くさせて接触の機会を窺うというかなり迂遠な作戦を命じられていますが、アーニャは実はある組織から逃げ出した実験体で人の心が読めるテレパスでした。片親ではエリート校受験に支障があるということで偽装結婚した市役所勤務のヨルは、これもある組織の凄腕の殺し屋でした。三者三様の思惑から一つになった偽造家族の行方は、そして“オペレーション梟(ストリクス)”の成否は…というところで分割2クールの前半が終了。後半は秋季のようです。

アーニャ
凜々しいアーニャ
ヤバい笑顔
ギャラクティカマグナム

 本作はアーニャを演じる種崎敦美の熱演でほぼ出来上がっているように思われます。いやロイド役の江口拓也やヨル役の早見沙織が悪いと言うことはないのですが、この二人についてはだいたいいつも通りという感じなのに対し、種崎敦美の演じるキャラの幅広さに驚きます。それじゃM・A・Oと同じじゃねーかとツッコまれそうですが、M・A・Oが演じるキャラの性格の幅が広いと感じるのに対し、種崎敦美は年齢とか性別という観点で幅が広いと感じます。本作はアーニャあってのもので、アーニャは種崎敦美の演技あってのものだなと思います。

黄昏

 ロイドはスパイとしてとにかく優秀ですが、アーニャのテレパス能力はともかく、ヨルの殺し屋としての側面に全く気付かないのはどうしたことか。ヨルの弟ユーリが“同業者”であることはすぐに見抜いたのに。

ヨルさん
いばら姫

 ロイドのスパイとしての活躍は前編に亘って描かれているのに対し、ヨルの殺し屋稼業の描写は一回だけ。その後も殺しは続けているようですが、なぜに気付かないロイド(笑)。また、ヨルが所属する“ガーデン”という組織が政治には関わらないのか、依頼によってはロイドとぶつかったりしないのかが気になります。早見沙織は清楚な若妻とファナティックな殺し屋の落差を演じ分けられる人だと思うので、ぜひ残虐な殺し屋活動ももっともっと描いて欲しいですね。そしてテレパスでそれを知ってショックを受けるアーニャ(笑)。

なんだこの絵面

 基本コメディなのでそこまでダークになる必要はないのですが、最近は表向きはのほほんとした作品ながら、実は結構重い背景があるという作品も多い(例えば「まちカドまぞく」とか「RPG不動産」とか)ので、本作もダークな背景とかを描いた場面がもっと多くてもいいような。

サマータイムレンダ感想

 最後に「サマータイムレンダ」。連続2クールで引き続き2クール目を放映中。13話まで視聴しました。当初は春季の“超豪華なリザーバー”でしたが、春季一番の作品だと思います。やはり節穴ぶりが海のリハク。しかし一応リザーバーに入れていたのでまだしもでしょうか。

右目の色が違う慎平

 いわゆる「死に戻り」で、13話までに主人公網代慎平は5回死んでいますが、その能力がどこから来たのかとか、次第に明らかになってきているので、2クールの間に様々な謎が全て明らかになることに期待しています。

最初から死亡

 和歌山沖に浮かぶ日都ヶ島で昔から伝えられる「影」の伝説。自分そっくりの影を見た者は近いうちに死ぬという、ドッペルゲンガーのような伝説ですが、慎平にとっては義理の家族でおそらく恋をしていた小舟潮が海難事故で亡くなり、訃報を聞いて島を出ていた慎平が島に戻ってきたところから物語がスタート。潮が影を見ていたと言う話を聞いたことから、伝説が現実になってきます。

影澪と澪

 心霊オカルト系かと思われた影は、むしろSFとかクトゥルフ系の様相ですね。人間の姿だけでなく、記憶や能力までコピーする影は、完全に対象とすり替わることが可能です。人間と寸分変わらず、どちらが本物か見分けるのは困難ですが、実体は影の方。

レリエル

 「新世紀エヴァンゲリオン」に登場した第12使徒レリエルに似ていますね。白黒まだらな球体のように見える本体が実は影で、真下の影に見えるものが本体という。

この目を奪った

 影の人間体は、本来なら死んでもおかしくないほどの重打撃を受けてもすぐに復活するので、序盤は打つ手がないかのように思われましたが、本体が影の方であることや影を攻撃すれば殺せることや、3カ所縫い付けられれば動けなくなること(まるで忍法「影縫い」)など、次第に特徴とか弱点が明らかになっていきます。

記憶共有

 おまけに慎平には切り札の「死に戻り」があるので、どういうことになるのかをギリギリまで見極めた上で死ぬとリセットされてやり直せるので、トライアンドエラーを重ねれば圧倒的不利な状況でも打開できるように思えますが、それがどんなに厳しい道のりかは「リゼロ」を見れば周知の事実。おまけに「死に戻り」による記憶の継承を影側も可能にしてきたので、敵の圧倒的強さは相変わらずのまま。今後どうやって打ち破っていくのかが注目されます。

パンチラと共に死ね

 序盤は潮の妹である澪の影が強敵として立ち塞がり、慎平は2回殺されています。本体も影も声優は同じなので、明るく純情可憐な澪と冷徹で残忍な澪の影の落差にはビックリしました。姿形だけでなく、記憶や性格もコピーしているはずなので、影自身の持っている性格なのか、それとも澪の隠された性格なのか。

死に戻り

 ヒロインの潮は物語開始時既に故人となっていますが、それでも依然としてヒロイン。潮のパーソナリティーを完全に引き継いだ潮の影がヒロインを継承しています。澪の影のように、人間の記憶や性格をコピーしても、影としての任務などやはっきり持ち続けるはずなのですが、なぜか潮の影にはそれがなく、他の影からは欠陥品と呼ばれていますが、実は新種の可能性が。

日焼け跡がエロい澪

 潮の影は水着姿の潮をコピーしたので、デフォルトが水着という非常に嬉しい(笑)姿で登場しますが、まあ健康的というかエロい感じはなくていいですね。むしろ妹の澪の方が水着の日焼け跡とかパンモロシーンとかでエロの方では頑張っていたような。

四本腕

 影サイドには人間の協力者もいるようで、誰が敵で味方なのかなど、「ひぐらしのなく頃に」的な面白さもありますが、とりあえず潮そのものである潮の影の活躍とか性格が楽しいのがいいですね。

南方ひづる

 後は影についてやたら詳しい小説家南方ひづる。この先明らかになるであろう彼女の過去や影との関わりが物語に大きな影響を与えそうです。CV日笠陽子は実にいいキャスティングですね。今回はギャグ抜きのシリアスモードですが、クールで凜々しいひよっちもいいものです。

幼女しおり
怖いしおり

 それとJSの小早川しおり。CV釘宮理恵で、なぜにこんな大物を?と思ったら驚くような活躍ぶりで。ビッグネームをキャスティングするにはそれなりの理由があるということですね。可愛さ、不気味さ、怖さを体現できるくぎゅはやはり凄い。

デフォが水着の潮

 作画が非常に良く、毎回あっという間に時間が経ってしまう没入感も素晴らしい。そして毎回毎回、この先どうなるのかと思わせる引きの強さ。この調子でいけば2022年を代表する作品になるのではないかと期待しています。潮と澪の姉妹を演じる声優(永瀬アンナと白砂紗帆)は若手のようですが、素晴らしい演技なので、これからの活躍が期待されます。

2022年春季アニメの感想(その3):社畜さんは幼女幽霊に癒されたい/骸骨騎士様、只今異世界へお出掛け中/まちカドまぞく 2丁目

KDDI通信障害

 昨日からKDDIの携帯電話サービスで通信障害が発生しています。私のスマホもauなのでもろに影響を受けました。西日本エリアでは復旧作業が終了したようですが、結構長かったですね。幸い休日だったので自宅PCを使用しており、ネット接続に不自由はありませんでしたが、買ったばかりの新型スマホに早速ソニータイマーが発動したのかと焦りました(笑)。ま、ソニータイマーの都市伝説は“メーカー保証期間終了直後に故障が頻発する”というもので、買ってすぐという話ではないんですが。

社畜さん感想

 さて夏季アニメも放映を開始しているので、春季アニメの感想を終わらせて行きましょう。といいっても今日では終わらないのですが。まずは「社畜さんは幼女幽霊に癒やされたい。」。有田イマリが「少年ガンガン」で連載するコメディ漫画が原作です。

社畜さん

 ブラック企業に勤め、長時間労働で大量のストレスを溜めこんだ「社畜さん」こと伏原さんは、会社で彼女を心配して立ち去らせようとする幼女幽霊「幽霊ちゃん」を目撃。同居することになった二人に、更に化け猫「みゃーこ」が加わり、隣人のイラストレーターにはメイド幽霊「リリイ」が憑いていることも判明。人外に癒やされる日々が続きますが…

癒やされてるのか…?

 主人公伏原さんのCVが金元寿子ということで見始めた作品ですが、ブラック企業で過労死寸前というキャラなので、当然のことながら私の好きな明るく元気な金元ボイスは聞けず。まあ元気な社畜だったら幽霊なんか見えないでしょう。

おにぎりを食べる幽霊ちゃん
山井恋

 幽霊ちゃんのCVは日高里菜で、それはそれはあざとくいたいけボイスを出しています。が、個人的にはこの人のロリボイス(「盾の勇者」のフィーロもそう)にはちょっと飽きていて、「古見さん」のヤンデレストーカーな山井恋のような演技の方が好きです。幽霊で普通の人には見えないのはいいとして、会社でおにぎりを盗んで食べたりしていたあたりが謎。本人は見えなくても、ふわふわと宙を飛んでいくおにぎりは見えてしまうのでは。また本名と共に、いつ死んだのか、なぜ死んだのかなどは一切不明。

みゃーこ

 化け猫のみゃーこは猫が幼女に化けているせいか、猫でも幼女モードでも他人から見えるようです。料理も得意で、同居するならみゃーこの方が断然いいですね。

メイド幽霊リリィ
幽霊らしくないめんま

 隣家のメイド幽霊リリイも、普通にイラストレーターの世話を色々焼いているので、この世界の幽霊は普通に現世に干渉できるらしいです。「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」のめんま(芽衣子)も、普通の人には姿も見えず声も聞けないけれど、文字を書くなどの物理的干渉力を発揮できましたが、最近の幽霊は物理的干渉力を標準装備しているのか?それとも霊感のある人のエクトプラズムでも利用しているのか?

エクトプラズム写真

 話は変わりますが、オカルトでは皆知っているエクトプラズム。私も「恐怖新聞」などでその存在を知りました。「霊の姿を物質化、視覚化させたりする際に関与するとされる半物質、または、ある種のエネルギー状態のもの」(Wikipediaより)ということで、エクトプラズムを出す霊能者の写真はネットでもよく見られますが、どうみても布ですよね。それに写真もだいたい欧米系で、日本発のエクトプラズムの写真というのもなかなかお目にかかれず。今や懐かしいオカルト用語といった感じになってしまっています。

人外幼女達

 ともあれ、ブラック企業で壊れそうだった伏原さんが幽霊ちゃん達に癒やされて生きる気力を取り戻したのは結構なことなんですが、会社のブラックぶりは相も変わらず、上司がクソなのはともかく、どう見てもクソ忙しくしている伏原さんに、平然とヘルプを頼んでくる同僚達も結構なクソソ連中でした。伏原さんに頼りがいがあるとか、頼まれたらイヤと言えない性格だったりとかもあるんでしょうが、彼女の境遇がハードすぎて見ていて辛いモノが。幽霊ちゃん達に癒やされて本当の自分を取り戻し、ホワイト企業に転職して生じた余暇を幽霊ちゃん達と楽しむ、なんて展開だったら良かったのに。

ミコ
アパートが火事に
大島てるマンション

 終盤現れた第四の人外「ミコ」のわかりにくい警告が理解されず、アパートが火事になって住む家を失った伏原さんですが、ミコの斡旋で良い感じのマンションに引っ越せて結果オーライでした。「大島てる」が扱ってそうな、いわゆる“出る”マンションですが、伏原さんなら問題ないでしょう。人気声優をたくさんキャスティングしているので、制作側には二期を狙っている感があるようですが、どうかなあ…

骸骨騎士様感想

 続いて「なろう」系の「骸骨騎士様、只今異世界へお出掛け中」。遊んでいたオンラインゲームの世界に、ゲームキャラクターの姿と能力で転移したアークの冒険を描きます。ゲーム世界への転移とか、姿が骸骨とか、能力や装備が規格外とか、「なろう」系の名作「オーバーロード」との類似性を強く感じる作品ですが、内容はかなり異なっています。

雲が黄金バット
アーク無双

 アークは一人ぼっちで転移していること、あまり思い悩むこともなく楽天的に異世界を堪能していること、エルフや獣人を見ては感動し、極めてフレンドリーに接していることなど、あらゆる自体に対応できるだけの圧倒的な能力を持っていることを背景にしているのでしょうが、その割りに「オレTSUEEE!!」感を全然出してこないあたりに主人公の人柄の良さを感じます。

子供に優しいアーク

 最初はアインズ様みたいに思えたアークも、途中からはむしろ黄金バット(若い人は知らないでしょうが)のように思えてきます。また、OPからやたら出てくる高笑いなど、スタッフも明らかに黄金バットを意識しているようです。

レイプ寸前
奴隷エルフ
くっ殺せ

 序盤、悪漢に襲われる貴族令嬢とか、悪漢に捕まって酷い目に遭うエルフの少女とか、人質を取られて抵抗できずにセクハラされかかるダークエルフのアリアンなど、やたらセクシャルな描写が多かったので、そういう傾向の作品化と思いきや、途中で路線変更したのか中盤以降はそういう感じではなくなっていきました。客寄せのためだったのか?

ケモ耳忍者

 アリアンと知り合って人間に捕らえられたエルフの救出を手伝うことになったアークは、その後やはり人間に捕らえられた獣人救出をしている獣人忍者チヨメも手伝ったりと、基本人助けをしているうちに一期が終了。とにかくこの世界の人間は亜人を捕まえては奴隷にするのが好きらしい。

姫蘇生

 一応「蜘蛛ですが、なにか?」のように人間の王国側の話も出てくるのですが、「蜘蛛ですが」で蜘蛛子の話は面白いのに人間サイドの話がクソつまらなかったように、本作も王国側の話が本当にどうしようもなかった。図らずもアークが暗殺された親エルフ派の王女を生き返らせたりしているので、今後接点はあるんでしょうが、エルフや獣人を友に、悪い人間をばったばったとなぎ倒していくという、なんちゃって水戸黄門ストーリーでもいいような。

素敵な皆口キャラ
強いママン

 個人的にはアリアンのママン・グレニスのCVが皆口裕子だったのがとっても良かったです。パワーや魔法・スキルは圧倒的なアークも、基本的な技術だけでの勝負だとあまり強くはなく、グレニスに手もなく捻られ、でもそれを修行として喜ぶというポジティブな姿勢のアークには好感が持てました。グレニスは1話限りではなく、もっと登場させて欲しかった。

子供にうけるアーク
イフリート召喚

 滅多に人に馴れないとされる精霊獣(ポンタ)に懐かれたり、女性に紳士的だったり、子供達にも好かれているのは、やはりアークの人柄の良さによるものでしょう。実際見ていて嫌味なところもないので、「なろう」系にしては異例の「いい人」な主人公でした。こういう主人公ならぜひ二期を制作して貰いたいものです。

2丁目感想

 最後に「まちカドまぞく 2丁目」。1期は2019年夏季アニメで、およそ3ねんぶりの2期となりました。「きらら」系らしく日常系ファンタジーといった作風ですが、背景には光と闇の勢力の争いなどがあり、またメソポタミア系に由来する事物も色々登場することから、一部には“「きらら」系のエヴァ”と呼ばれているとか。

これで勝ったと思うなよ

 実際、毎回毎回のほほんと日常生活が描かれているようでいて、実はゆっくりとながら物語はちゃんと進行していて、正直始まったばかりの頃は1期の展開を忘れていて「なんのこっちゃ?」と思ったりもしましたが、まあ思い出せば無問題。

桜登場

 ごく普通のJKがある日目覚めたら魔族になっていた…という展開と思いきや、主人公のシャミ子は幼少期は異常に身体が弱くて全然普通ではなかったことが判明。その後なんとか普通っぽく成長できたのは、魔法少女千代田桃の義理の姉で、先代の魔法少女千代田桜のおかげだったという。

千代田桜登場

 その事実が判明した6話はまさに「神回」と言うべき出来で、それまで話には出てきていた千代田桜が夢の中とは言え初登場。しかもCV金元寿子で、私が一番好きな声質で話す金元さんが最高でした。

ナントカの杖
白澤とリコ

 また、パパンのヨシュアが残した“ナントカの杖”(おそらく旧約聖書に出てくるアロンの杖)も入手したほか、「純喫茶あすら」の白澤やリコといった他の魔族とも知り合い、桃以外の魔法少女として陽夏木ミカンが引っ越してきたりと、シャミ子の周囲も賑やかになってきました。2期はほぼ夏休みに起きた出来事で成立していましたが、こんなに充実した夏休みはなかなか味わえないことでしょう。

陽名木ミカン

 過去にあった何らかの事件により、基本ダウナーな言動の桃より、ミカンの方が明るくて親切で好感度が高いのですが、ミカンはミカンで心が動揺すると呪いが発動するという困った体質(?)を持っていました。終盤はこの体質改善が主題となり、不完全な召喚によりミカンに取り憑いていた使い魔のウガルルを現世に正しく召喚し直すことで呪いから解放するという非常に良い展開となっていました。

無理心中の図(笑)

 シャミ子の性格とか家族との関係など、私はこの作品世界が非常に好きなので、ぜひ3期4期と続けて貰って、ミカン箱に封印されたパパンを解放したり、千代田桜を復活させたり、吉田家に掛かっている貧乏の呪いを解いたりして欲しいですが、そうなると作品が終わってしまうかしらん。

屋根裏の散歩者

 挙動言動全てが怪しい小倉しおんが面白くて好きです。名字繋がりでCV小倉唯だったらなお良かったのに(笑)。しばしばシャミ子を助けてくれるので頼りになると言えばなるのですが、彼女自身何らかの思惑を持って行動しているらしいのが気になります。光か闇かと言えば完全に闇寄りに見えますが、魔族という訳でもないようで、一体どういう立ち位置にいるのか。いつの間にかシャミ子らが住むボロアパート「ばんだ荘」の天井裏に住み着いていて、呼んだら出てくるというのがランプの魔神みたいで面白いです。

ご先祖リリス

艦隊これくしょん-艦これ-(その32):2022年梅雨イベントを完遂しました

猛暑襲来

 アツゥイ!なんと梅雨が2週間程度で過ぎ去り(しかも空梅雨)、あっという間に猛暑がやって来ました。やばいぞ四国、水がない。頼みの綱の梅雨がこれでは、あとはもう台風頼みしかありませんね。

梅雨イベント 
梅雨イベントその2

 5月28日から開始された「艦これ」春/梅雨イベントですが、先週日曜日夜に完遂しました。前段が「激闘!R方面作戦」、後段が6月17日スタートの「血戦!異聞坊ノ岬沖海戦!」。既に前段作戦については6月11日付けの記事で触れているので、今回は後段作戦についてです。

豊後水道を抜けて

 後段の作戦海域は二海域で、E4「豊後水道を抜けて」とE5「血戦!異聞坊ノ岬沖海戦」。今回前段作戦を難易度甲で貫徹できたので、引き続き後段もなるべく難易度甲で突っ張ろうと思っていました。E4はギミックが2つ、戦力ゲージが3つで、戦力ゲージE4-1、E4-2までは悪戦苦闘しつつ難易度甲でいけたんですよ。

大和改二重

 最後の戦力ゲージE4-3はいよいよ大和を中心に天一号作戦(坊ノ岬沖海戦)参加艦艇に特効補正がかかるということで、満を持して大和改二重と武蔵改二を出撃させようとしたのですが…なぜか大和に妙な札が付いてしまっていて。大切に温存していたはずなのにどうして?何かの拍子に誤操作してしまったのか…

E-4MAP.jpg
4-3のラスボス

 札が付いてしまうと出撃制限がかかってしまい、他作戦に出撃させられません。しかし、ここで大和を使わないなんて。せっかく坊ノ岬沖海戦の史実をひっくり返す好機なのに。ということで、他戦艦の起用よりも大和の起用を優先した結果、札を無視できる難易度丙にすることに。ここまでの苦労は一体何だったんだ(涙)。おなじみ難易度丙なら、我が鎮守府は無双状態。ラスボスには装甲破砕ギミックもあったようですが、そんなの無視して大和と武蔵の重打撃で粉砕してやりました。

大和&武蔵の特殊砲撃

 大和と武蔵には特殊砲撃が設定され、凄まじい主砲の全力斉射を行います。大和の場合は武蔵以外にもアイオワやビスマルクなどとのコンビもありで、また長門&陸奥や扶桑&山城などとの3隻での特殊砲撃もあるそうです。武蔵だと大和とのコンビしかないので、やはり難易度甲でE4-3を大和抜きでクリアするのは至難の業でしょう。トライしてみたかったですが…

血戦!異聞坊ノ岬沖海戦
E-5MAP.jpg

 気を取り直して最終海域E5へ。難易度を丙まで下げてしまうともう甲には戻せないので、難易度乙を選択しました。いつも最終海域は難易度丙がお約束のようになっていますが、難易度丙のE4-3がやたら簡単だったので、乙でもいけるんじゃないかと。E5はギミックが2つ、輸送ゲージが1つ、戦力ゲージが3つとボリューミーでした。もうお腹いっぱい。

近代化戦艦棲姫

 ラスボスは近代化戦艦棲姫。昔から登場している戦艦棲姫(下画像)とは似ても似つかない姿をしていますが、その辺りが“近代化”なんでしょうか。戦艦棲姫はいかにも怪物じみていますが、近代化戦艦棲姫は本体(女の子の部分)が闇墜ち前の姿を良く留めているような。

戦艦棲姫

 戦艦と言いつつ開幕航空戦に艦載機を飛ばしてくる航空戦艦ですが、高い火力と耐久値を持つものの、比較的シンプルな特性のラスボスといった感じでした。

作戦完遂

 最終海域に限っては難易度乙でも札制限を受けないので、大和&武蔵を基幹とする連合艦隊を出撃させ、正面から殴り合いました。今回はきっちり装甲破砕ギミックもこなし、支援艦隊も基地航空隊も全力出撃させた上、正々堂々と撃破に成功。

メリーランド邂逅

 突破報酬は米戦艦メリーランド。コロラドの妹にあたるコロラド級戦艦の二番艦で、大和との会敵、砲戦を夢見て坊ノ岬沖に急行するも、空母機動部隊の艦載機群に先を越されてしまいました。大戦中は損傷は受けても沈んでおらず、戦争終了後にスクラップとして解体されていますが、「艦これ」世界では大和と殴り合えなかったことで深海棲艦化してしまっていたのか。

メリーランド

 今回晴れて大和・武蔵と殴り合ったことで光浮きして艦娘に。ビッグセブン、「世界7大戦艦」と呼ばれた戦艦としては、長門、陸奥、英ネルソン、米コロラドに続く5隻目となりました。残るは英ロドニーと米ウェストバージニアですが、いずれ実装されそうですね。ビッグセブンはいずれも何らかの特殊砲撃を持っており、特にネルソンの“ネルソンタッチ”は強力で重宝されています。ロドニーも実装されたら同様の“ロドニータッチ”を使うのか。長門・陸奥の特殊砲撃も強いですが、コロラドの特殊砲撃は残念ながらさほど強くないと評されています。妹のメリーランドが実装されたことで、強化されるといいですが。

アメリカ艦娘達

 米艦娘はこれで18隻。海外艦娘としては圧倒的大戦力です。2位のイタリア艦娘が13隻、3位のイギリス艦娘が7隻となっていますが、伊英が連合を組んでも米には勝てないと思います。戦艦は5隻ずつで一見タメのようですが、質的にはやはり米。また米は空母の艦載機搭載数が倍近いのと、圧倒的な防空力を持つ防空巡洋艦アトランタを擁しているのが強いです。

伊201

 さて、残るは“掘り”。今回新規実装されたのは4艦で、駆逐艦早潮と戦艦メリーランドは突破報酬なのでイベントクリアで自動的に入手できました。潜水艦伊201は前回掘りに成功しているので、今回は最後に残った海防艦倉橋を掘りました。

2万で十分なのよ

 定期的に開催されるイベントに際して、ベテラン提督は10万を超える資材を備蓄していることが多いですが、それを目の当たりにした新人提督は、自分はこの程度の資材備蓄量で十分なのか、この程度ではイベントを突破できないのではないか・という不安に駆られます。そんな新人提督に救いをもたらすという“真理”がこの画像。しかしポップが「嘘やん…!」と言っているとおり、ただのコラネタです。

当然やん

 中規模とされる今回のイベントでも、海域が5つあって、各海域にゲージが2~4あるという。これを突破するには大量の資材が必要なのは当然です。いくら強い艦娘を揃えていても、資材がなければ動かすことができません。だからこちらの画像こそ真理。ただし…単にイベントを突破するだけならそんなにはいりません。難易度丙・丁とかで挑めば、イベント攻略を完了した際に、開始時より資材が2,3万前後しか減っていないということも少なくありません。ただし、これはあくまで“掘り”を考えない場合で、実際は“掘り”で大量の資材を消費するんですね。

倉橋邂逅

 伊201の掘りもかなり苦戦しましたが、倉橋もやはり大苦戦。倉橋はE4-3、E5-2、E5-4でドロップするのですが、ドロップ確率や周回のしやすさからみてE4-3一択でしょう。海防艦一隻を目当てに連合艦隊を出撃させることになるので、資材を浪費するのは必至です。

倉橋

 やたらドロップする軽巡那珂の「艦隊のアイドル、那珂ちゃんだよー!」の声に殺意さえ覚え始めた頃、50周ぐらいで漸く倉橋をゲット。御蔵型海防艦の5番艦で、既に実装されている御蔵の妹にして屋代の姉です。御蔵型の絵師さんの絵はなんか癖が強いのですが、倉橋は一番癖が弱くて可愛いと思います。

秋霜涼波

 これで新規実装艦娘はコンプリートしたので、今イベントは完全終了です。未だ邂逅を果たしていない艦娘は、これまでどおり夕雲型駆逐艦の秋霜と涼波、そして丁型海防艦の第30号海防艦の3隻です。かつての「来ない四天王」に倣って「来ない三銃士」とでも呼びましょうか。いずれも今イベント海域でドロップする可能性はあるのですが、資源が心許なくなったので次回に見送りましょう。“「すべて、何も皆、事のとゝのほりたるは、あしき事なり。し残したるをさて打ち置きたるは、面白く、生き延ぶるわざなり。内裏造らるゝにも、必ず、作り果はてぬ所を残す事なり」と、或人申し侍りしなり。”(徒然草 第八十二段より)

第30号海防艦

 
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