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記憶に残る一言(その147):青嶋達也アナウンサーの実況(2008年天皇賞(秋))

226事件

 本日2月26日。毎月26日はお風呂の日だそうですが、2月だけはそれ以前に「二・二六事件」の日と言いたくなりますね。1936(昭和11)年なので、受験の時は「ひどくさむいぞ二・二六」と語呂合わせで覚えたものでした。実際事件当日の東京は雪だったそうですが、86年後の高松にはいかにも春が来たなという感じの日差しが溢れています。昭和は遠くなりにけり。

キタサンブラック

 先日「ウマ娘 プリティーダービー」が一周年を迎え、無料10連ガチャやらがいろいろ催されています。珍しく大量配布された石と手持ちの石で70連くらいガチャを回せたので、新規実装されたキタサンブラックをゲットすることができました。涙を呑んでメジロアルダンやアドマイヤベガを見送った甲斐があった…

マチタン

 ついでにと言っては失礼ながら、久々の星2ウマ娘の実装となったマチタンことマチカネタンホイザもゲット。個人的には星1や星2のウマ娘を育てて強くするのが好きなんですが、今後も“雑草魂”のチームカノープスは全員星1とか星2で実装しませんか?

キービジュアル変更

 一周年を期にキービジュアルも変化。これはもうアニメ3期はキタサンブラックとサトノダイヤモンドが主役ということか。他の新規実装キャラも入って来ていますね。アニメ2期主役のトウカイテイオーとメジロマックイーンは二列目に、アニメ1期とゲーム版のこれまでの主役格だったスペシャルウィークとサイレンススズカはなんと三列目。しかし画面から消えてしまったシンボリルドルフやゴールドシップらよりはまだましか…(下画像は旧キービジュアル)

旧キービジュアル

 ということで、本日は競馬に関する「記憶に残る一言」です。時は2008(平成20)年11月2日、東京競馬場では重賞競走(GI)天皇賞(秋)が開催されていました。中距離の最強馬決定戦とも評され、ジャパンカップ・有馬記念とともに「秋の古馬三冠競走」とされています。

天皇賞(秋)

 レースはウマ娘として実装されているダイワスカーレットとウオッカのほか、ディープスカイ、キングストレイル、アサクサキングスが入り乱れ、5頭が重なった状態でのゴールとなりました。

青嶋達也

 この日実況を担当していたのがフジテレビの青嶋達也アナウンサー。大混戦となったレースの中、なんとか各馬の状況を把握しようとしながら実況をしていますが、その際の実況の書き起こしがこれです。

実ウマの大接戦

 “ダイワスカーレット、初めての府中です、久々です。
  こっからです。残りさあ500と少々。
  ダイワスカーレット、まだ先頭。最内、最内キングストレイル。
  真ん中割ってアサクサキングスがやってこようとしている。
  ディープスカイ、ディープスカイ、勝手知ったる府中。その外に先輩ダービー馬ウオッカ!
  残りあと300、坂を上る!新旧ダービー馬の決着になるのか?
  最内ダイワスカーレットは少し苦しくなった。
  ウオッカ!ウオッカ!ウオッカ!ディープスカイ!ディープスカイ! ウオッカ!
  内からもう一度ダイワスカーレットも差し返す!ダイワスカーレットも差し返す!”



 そして馬群がゴールになだれ込んだ瞬間の絶叫がこんかいの記憶に残る一言です。YouTubeの実況状況を併せてご覧下さい。1分37秒頃から上記の実況が始まります。

ダイワスカーレット対ウオッカ

  “これは大接戦!大接戦ドゴーン!

大接戦 

 青嶋アナの特徴は「(異常に)早口で滑らかな実況」にあるとされています。その華麗なる早口は、1000mや1200mといった短距離レースの実況で最大限に威力が発揮され、アナウンサー仲間からも「1200mのレースで出走馬全頭の名前を2回も言えるのは青嶋アナウンサーだけ」と評されているそうです。そのため、一部では(主にネットで)短距離の名馬サクラバクシンオーになぞらえて「アオシマバクシンオー」と呼ばれることもあるとか。

天皇賞(秋)の盾 

 反面、中距離レースではペースが遅い上に距離も長いので、手持ち無沙汰になってしまうせいか、実況というよりただ単に馬名を読み上げるだけの素人同然の実況をしてしまうことがあり、また興奮しすぎると重大なミスを犯したり、何を言って良いかわからなくなって黙ってしまうこともあるとか。そして天皇賞(秋)は残念ながら距離2000mの中距離レースだったのです…

ドゴーン

 おそらく最後のセリフは「大接戦のゴール!」と言ったのではないかと思われますが、聞いた範囲では絶対「大接戦ドゴーン!」と言ってるようにしか。

ウオッカ対ダスカ

 なおレース結果ですが、2000年代を代表する名牝馬ウオッカとダイワスカーレットがハナ差2cmを争う結果となり、審議の末、ウオッカに軍配が上がりました。3着以下も、掲示板に「ハナ クビ ハナ クビ」と表示されるという未曾有の大接戦で、最下位までほぼ団子状態という凄まじいレースでした。

大接戦ドゴーンの記事

 以後、天皇賞(秋)が巡るたび、僅差の接戦が出るたびなどに、引き合いに出され続ける「大接戦ドゴーン!」。おそらく競馬とインターネットが続く限りはネタにされていくのではないかと思われます。



 「ウマ娘 プリティーダービー」はレース実況が見所の一人ですが、実況が史実に忠実に再現されており、なんと「大接戦ドゴーン!」までも実装されています。動画にはダイワスカーレット、ウオッカのほか、ゴールドシップ、メジロライアンとウマ娘オリジナルのハッピーミークの5人がゴールになだれ込んでおり、実況の声は明らかに「大接戦ドゴーン!」と叫んでいます。ただし字幕は「大接戦のゴール!」と表示されており、逆にこれで「大接戦ドゴーン」の意味が初めて分かったという人も(笑)。このレースではダイワスカーレットが勝利して雪辱していますね。



 こちらは女性実況版。タイキシャトル、オグリキャップ、ウオッカ、グラスワンダー、ナリタブライアン、マルゼンスキー、エルコンドルパサーといったいずれ劣らぬ名馬達が一団となって駆け抜けています。そして男性実況版より明らかにはっきりと「大接戦ドゴーン!」と叫んでいる女性実況(CV明坂聡美)。

ウマ娘の実況と明坂聡美

 アニメ版「ウマ娘」の実況キャラ「赤坂美聡」とその“中の人”明坂聡美。ゲーム版でも声のみ登場しています。アニメキャラより“中の人”の方が圧倒的に美人という。



 競馬の迷実況については面白いものがこちらでまとめられています。冒頭いきなり「大接戦ドゴーン!」なので、やはりこれは伝説の実況のようです。青嶋アナのもう一つの有名な迷実況2013年5月13日の日本ダービーにおける「真ん中に…犬が!」も収録されています。「真ん中に…いるが!」と言いたかった模様です。YouTubeには名実況もまとめられていますので、興味のある方はぜひ。
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好きな声優さん第7期(その7):Lynn~競馬が強い美人ハーフ声優

梅とメジロ

 梅が咲くと、花の蜜を吸ってるらしいメジロが周辺を飛び回ります。花札に“梅に鶯”の札がありますが、あれは明らかにメジロですよね。メジロは綺麗な緑色ですが、鶯はもっと地味な色合いです。鶯の鳴き声は今のところ聞けないですね。

Lynnその1

 本日は「好きな声優さん」です。今回はLynnを紹介しましょう。Lynn(リン)は1992年6月1日に神奈川県横須賀市で産まれ、新潟県育ち。パパンがアメリカ人でママンが日本人のハーフです。

Lynnその2

 早くも保育園時代には芸能界に憧れを持っていたそうで、小学生時代に芸能事務所のオーディションを受けています。声優を目指したきっかけは、当時好きだったアニメ「犬夜叉」と「名探偵コナン」で、犬夜叉と江戸川コナン(工藤新一)を同じ声優(山口勝平)が演じていることを知ったことだそうです。特に犬夜叉については“恋に落ちたキャラ”だったそうです。

神無のぞみ

 高校生時代は、新潟から新幹線で東京にある声優事務所付属の養成所に通い、高校卒業後に製油事務所所属となりました。最初の仕事は外画の吹き替えで、2012年に「NARUTO -ナルト- 疾風伝」でテレビアニメにデビュー。初のアニメレギュラーは2014年の「さばげぶっ!」の経堂麻耶役でした。主役を演じたのは2016年の「競女!!!!!!!!」の神無のぞみ役ということで、若手の頃は結構下積みが長かった様子です。

Lynnその3

 趣味は映画鑑賞、写真、卓球、おしゃれとしていますが、その他に競馬も挙げています。2020年1の凱旋門賞では、オッズ1010.8倍の三連単馬券を的中させ、2021年の大阪杯では、オッズ1062.1倍の三連単馬券を的中させています。オッズ100倍で万馬券と言いますが、1000倍となるとさしずめ10万馬券。それぞれで100万円超の配当を得たそうですが、それが知れたら急に友人知人が連絡してきそうです。

マルゼンリンちゃん

 ちなみに「ウマ娘 プリティーダービー」では「スーパーカー」の二つ名を持つマルゼンスキー(プレイヤー達からは“激マブ”と呼ばれます)を演じていますが、大阪杯の勝ち馬はマルゼンスキーの血統だったとか。しかし後で知ったと言うことで、マルゼンスキーに関係あるから馬券を買ったということではないそうです。生粋の予想師か。

Lynnその4

  愛称は“リンちゃん”。演じるキャラクターの幅は広いですが、セクシーなキャラ、特に巨乳キャラを演じることが多いとか。デビュー直後から出演作は比較的多かったものの、主演級が増えたのはここ5年くらいでしょうか。

宗谷ましろその1

 それでは私が知っているLynnが演じたキャラですが、出演作が多いせいもあって非常に多いので、メインキャラに絞って紹介することにします。例によって原則古い順です。まずは「ハイスクールフリート」の宗谷ましろ。あだ名は「シロちゃん」

宗谷ましろその2 

 本作は坂本龍馬が暗殺されなかった世界線の世界で、第二次世界大戦が発生しないなど、現実世界とはかなり違った発展を遂げた世界です。宗谷ましろは物語の舞台となる陽炎型駆逐艦(本編では航洋直接教育艦と称されますが)晴風の副長で、本来優秀な人なのに、入学試験の成績があまり良くない者が集まる晴風に配属されたのは、回答欄を間違えて答えを記入したからのようです。幼少期から事あるごとに不幸に巻き込まれており、運のなさにコンプレックスを抱いています。口癖は「ついてない」「不幸だ」。「あんハピ♪」からお誘いが来そう。

秋月風夏その1

 「風夏」のヒロイン秋月風夏。非常に明るく元気な少女で、やりたい事が見つからず悩んでいたところを主人公榛名優に声質を褒められた事がきっかけでバンドを組むことに。

原作の風夏の最期

 原作では初ライブ当日にトラックにはねられて帰らぬ人となってしまうという衝撃展開を迎えましたが、アニメでは轢かれそうになるものの間一髪で助かり、初ライブを成功させます。原作では死後に碧井風夏という同名の別人にヒロインの座を奪われてしまいます(しかも秋月風夏をはねたトラックの運転手の娘らしい)が、アニメでは最後までヒロインの地位を維持しました。しかしそこまで原作とアニメが乖離した作品というのもスゴいですね。

小鳥遊ひまりその1

 「亜人ちゃんは語りたい」の小鳥遊ひまり。亜人ちゃんトリオの中でもメインに位置するおしゃべり好きでお調子者な「ヴァンパイア」の小鳥遊ひかりの双子の妹です。ひまり自身は普通の人間で、成績優秀で礼儀正しくしっかり者で、ひかりとは対照的な性格となっています。

ひかりとひまり

 ひかりには説教ばかりしているという感じでしたが、基本的に姉妹関係は良好です。本作の亜人は社会的弱者であることが多く、ひかりも貧血になりやすい、直射日光に弱いといった弱点があるのですが、ひまりはひかりをを守ろうとする意識を強く持っています。

ニノチカ

 「エルドライブ【elDLIVE】」のニノチカ。本名はニーナ・ミハイロヴナ・パーヴロヴァ。本作のヒロイン其方美鈴の同期で宇宙警察エルドライブ太陽系方面署捜査第5課の巡査です。

露出の多いニノチカ

 黒髪ロングの清楚な美少女ですが、戦闘時等はやたらに露出が激しくなります。まあそういう作品なんですが。キャストは豪華だったもののアニメは低予算だったらしく、バトルものなのに紙芝居のように動きが少なくて迫力がなく、純粋につまらないなどと酷評されました。円盤は大爆死。

マルゼンスキーその1

 前出の「ウマ娘 プリティーダービー」のマルゼンスキー。2nd seasonにもゲーム版にも登場しています。アニメ第1期においては、トレセン学園最強と目されるチーム〈リギル〉に所属。日本競馬史においては最強馬の一角とされますが、海外からの持込馬ということでクラシック三冠競走には出走できず、8戦8勝で無敗のまま引退しました。その強さは、当時の競馬界にあっては“市販車のレースにF1マシンが1台参加するようなもの”と評されています。

マルゼンスキーと子孫達

 他のウマ娘達から慕われるお姉さんキャラですが、それもそのはず、リアルではサクラチヨノオーの父で、スペシャルウィーク、ライスシャワー、ウイニングチケットの祖父に当たります。ウマ娘世界ではこういう関係の場合、相互に“不思議な縁を感じる”らしく、アニメではシンボリルドルフとトウカイテイオー(リアルでは親子)、メジロマックイーンとゴールドシップ(リアルでは祖父と孫)で顕著に表現されていました。

激マブマルゼンスキー

 1974年生まれとウマ娘のモデルとなった競走馬の中では最古参ということもあり、死語を口走ったり、周囲とのセンスのギャップに狼狽えたりしています。リアルの活躍はバブル期よりずっと前なんですが、“昭和”のくくりのせいかやけにバブリーなイメージを持たれています。ゲームでぜひ育成したいのですが、まだ持てていません。しかし、幸いゲットできたサクラチヨノオーのシナリオで重要な役柄で登場する上、本気になった時の圧倒的な強さを見せつけてきます。

灯中優

 「あかねさす少女」の灯中(とうなか)優。主人公土宮明日架の幼なじみで、成績はトップクラスながらおとなしく控えめな性格です。大人っぽい印象でグラマー。

エロユウ

 本作に登場する平行世界(フラグメント)にはユウという、優そっくりな存在がおり、当然こちらもLynnが演じています。性格は好色的で服装も露出度が高く、優とユウはそりが合いません。通称「エロ・ユウ」。アニマックス開局20周年記念作品で、アニメ放映と同時期にスマホゲームも作られるなど、期待は高かったようですが、ゲームは4ヶ月弱という超短命でサービス終了…。“○周年記念”とかを冠した作品は総じてヤバい感じが。タツノコプロ創立55周年記念作品「エガオノダイカ」とかね。

松本香子その1

 「私に天使が舞い降りた!」の松本香子。「好きなアニメキャラ」で取り上げようか悩んだんですが…。主人公星野みやこの自称友人ですが実態はストーカーです。確かに同じ高校に通っていましたが、香子は一方的にみやこに執着していたものの、みやこには過去の記憶の片隅にあった程度でした。

松本香子その2

 登場は6話でしたが、実は1話から5話までさりげなく登場していたというのがまさにストーカー。みやこの自宅前を散歩していたり、隣家の引っ越し業者の一人だったり、夏祭りの露店でチョコバナナを売ってたり。すごくインパクトがあって傍で見ている分にはとても面白いキャラなのですが、本当に好きかと言われると…。


 ニコニコ動画にその不審者ぶりを示した動画が上がっていました。

桐須先生その1

 「ぼくたちは勉強ができない」の桐須真冬。昨年3月14日の記事で「好きなアニメキャラ(その113)」(https://nocturnetsukubane.blog.fc2.com/blog-entry-1758.html)として紹介済みです。原作漫画連載中に2回行われた人気投票でいずれも1位という大人気キャラでした。

桐須先生その2

 アニメでは「うるかエンド」でしたが、原作はマルチエンディング方式(「アマガミ」みたいだ)を採用しており、うるかルート「白銀の漆黒人魚姫編」の完結後に各ヒロインのルートを描いており、桐須先生ルートも「氷の女王編」として登場し、主人公成幸と結ばれます。余談ですが極度のブラコンだった成幸の妹・水希のルートは当然ながらありません。み、水希…妹には嫁ルートを突破する性能はない。気の毒だが…

メディ 

 「通常攻撃が全体攻撃で二回攻撃のお母さんは好きですか?」のメディ。本名は愛莉瀬(えりーぜ)。巨乳かつ清楚で儚げな外見ですが、内面には凄まじい負の感情を秘めた、腹黒い性格のリアル女子高生です。

メディドラゴン

 教育ママ(死誤かな)の母親から「常に一番であり続ける」ことを強要され、強いプレッシャーに曝されていました。本人も「これは娘である自分のため」と信じていましたが…ママンの本音を聞いたことでドラゴンへと変貌し、負の感情のまま暴れ回ることに。

ミラロゼその1 

 「魔女の旅々」のミラロゼ。第4話「民なき国の王女」に登場。魔女ですが記憶喪失で、誰もいない国の王宮に一人で住んでいました。夜になると現れるジャバリエという魔物を倒せという手紙があったため、たまたま訪れた主人公イレイナに手伝わせて罠を作ります。

ミラロゼその2

 魔女として高い魔力を持ち、見事ジャバリエを倒すミラロゼですが、ミラロゼの過去やジャバリエの正体はあまりにもダークで…。明るい話と暗い話の差が大きい本作ですが、第4話は第9話「遡る嘆き」と共に屈指のダークさです。

リーリャその1

 「無職転生 〜異世界行ったら本気だす〜」のリーリャ・グレイラット。グレイラット家のメイドで、元々はアスラ王国の片田舎にある剣術道場の一人娘でした。主人公ルディのパパンであるパウロもこの道場で剣を学んでいましたが、リーリャはパウロから強引な夜這いをされて処女を奪われたようです(げ、外道…)。

若き日のリーリャ

 その後王宮の後宮付き近衛侍女になりましたが、暗殺者から王女を守る戦いで足に後遺症が残ったので引退し、旧知のパウロに雇ってもらうことに。パウロからすると贖罪の気持ちもあったかも。しかしその後、パウロの子を宿すことに。今度のはリーリャから仕掛けた不倫という感じでしたが、スケベなパウロはホイホイと乗ってしまったのでした。ルディの取りなしで第二夫人の立場になりましたが、以後もメイドとして接していました。

娘が二人

 娘のアイシャは天才児ですが、リーリャはルディの恩に報いるため、ルーデウスに仕えるようにとメイドとしての教育を授けています。なおパウロは無頼な冒険者風ですが、実は王国の上級貴族の家の出身でした。ルディのママンのゼニスも貴族令嬢だったので、ルディは何気に名家のお坊ちゃまです。

クレジッタその1

 「プリンセスコネクト!Re:Dive」のクレジッタ。メインストーリー第2部から登場。ギルド「リッチモンド商工会」のギルドマスターです。当初は貴族のゴウシン議長と結託してペコリーヌに反旗を翻すかの雰囲気を出してましたが、実際はペコリーヌに忠誠を誓い、王都の復興事業に尽力しています。

強キャラクレジッタ

 ストーリーに登場するだけかと思っていたら、昨年9月に限定キャラとして実装されてファンを驚愕させました。しかも強いんだこれが。攻略サイトの評価は10満点の10点。優秀なアタッカー兼サポーターとして上位キャラの中でも特に強力な10キャラの一人に数えられています。

夏凜その1

 「白い砂のアクアトープ」の久高夏凜。主人公海咲野くくるより年上ですが年長の友人といった関係です。第1クールでは町の観光協会で働いていましたが、元々は水族館の飼育員になるのが夢だったようで、第2クールでは転職して「アクアリウム・ティンガーラ」で働くことに。

転職夏凜

 営業部に配属され、販売促進や商品開発を担当していましたが、飼育員になるという夢は諦めておらず、飼育部への補充要員に立候補し、2年後は念願の飼育員になって、高校の同級生だった屋嘉間志空也から仕事を教わっています。空也とラブラブになるという展開があっても良かったかとも思いますが、別にそういうことはなかったぜ!空也については南風原知夢と仲良くなり展開もありそうでしたが、こちらも特に何事もなく、本作の中途半端ぶりを象徴する存在となっています。

Lynnその5

 主役はもちろんのこと、脇役もしっかりこなしているので、ここ数年はアニメやゲームでの出演作も多くて人気声優の一角ですね。本人も美人なので今後ますます売れそうな気がします。

Lynnその6
 

記憶に残る一言(その146):服部平次のセリフ(名探偵コナン)

水仙咲く

 梅が咲き 水仙も咲いて 東風過ぎぬ (冬空)

 雨の土曜日。休日に雨なんてと言いたいところですが、香川は今水不足なのでありがたいと思ってしまいます。それにしても寒いですね。それでも季節は徐々に動いていくのです。

服部平次

 本日は「記憶に残る一言」です。今回は「名探偵コナン」から服部平次のセリフを紹介しましょう。

名探偵コナン

 「名探偵コナン」については30年近く連載されている作品なので皆知っているとは思いますが…「日本警察の救世主」と言われるまでの活躍をみせていた高校生探偵工藤新一は、黒の組織に飲まされた毒薬の副作用で幼児化しますが、正体を隠して江戸川コナンと名乗り、周囲で次々に起きる事件を解決していくと共に、元の身体を取り戻すために黒の組織の陰謀を追っていくことになります。

工藤新一と江戸川コナン

 毎度毎度事件は発生していますが、ほとんどは黒の組織とは無関係なものなので、単行本100巻を重ねても組織の正体は少しずつしか見えてこないので、コナンが新一に戻る日は一体いつ来るのやら。

服部平次その2

 服部平次は大阪府警本部長服部平蔵の息子で、工藤新一と並び称される高校生探偵です。「西の服部、東の工藤」と並び称されているそうです。原作では単行本10巻から、アニメでは48話で初登場します。

工藤と服部

 原作を連載開始後2年もせずにアニメ化されており、アニメも26年以上続いています。もはや推理界のサザエさんとでもいうべき存在のようですが、服部平次の登場は、アニメ制作会社側から「ライバルキャラが必要」と言われたことが契機だそうです。

実は仲が良い二人

 江戸川コナンが工藤新一であることを知っている数少ない人物の一人で、コナンが「工藤新一」として接することができる数少ない人物であり、コナンも平次のことを頼もしく思っているようです。

刀の上に乗る平次
相手が悪かったな

 大阪弁を話す生粋の関西人で、コナン以上の熱血漢です。人懐っこく明るい性格で、目上・年上の相手にも基本的にタメ口で、初対面の相手に敬語で話す時もタメ口交じりになることが多いのでちょっと失礼と思われるかも。高校では剣道部に在籍しており、相手の刀の上に乗って闘うなど超人じみた技も繰り出しています。

雪藤の絶技

 まるでブラック・エンジェルズの雪藤みたいですね。もっとも服部は刀の峰に乗っているのに対し、雪藤は刃の方に乗っているので、絶技としか言い様がありませんが。

遠山和葉
平次と和葉

 よく平次とセットで登場する遠山和葉は幼なじみにして初恋の人でもありますが、むしろ彼女の方が平次に惚れているようです。平次も和葉のことを一途に想っているものの、コナンや事件のことになると存在を忘れてしまったりして。ちょっと記事に色気がないので無理に女性キャラを入れてみました。

推理合戦

 この平次、登場当初は推理に関して何かとコナンと張り合う姿勢を見せていました。その中で、自分が先に真相にたどり着いたと確信した時に飛び出たのがこの台詞です。

もろたで工藤

 「もろたで工藤」。正確なセリフは「この勝負、もろたで工藤!!!」。「!」を3つも重ねているあたりに勝利の確信度の高さが伺えますね。ただし実際には見落とした推理の欠陥があったりして、コナンに後れを取る場合が多く、ほとんどの場合はコナンに勝ちを譲るハメに。なお、コナン自身は「真実は1つしかないから、推理に勝敗も上下優劣もありはしない」と考えているため張り合っているつもりはさらさらなく、対抗心を持っていたのは平次だけでした。なお平次自身もコナンのこの考えを聞いて以降は対抗姿勢を見せることが少なくなりました。

名探偵ヘイジ

 初期のエピソードに登場したセリフであるために読者の認知度が高く、平次がしょっちゅう言っているかのようなイメージが醸成されているそうですが、実際には原作では1回しか言っていないそうです。アニメ版ではもっと言っているのかも知れませんが。

せやかて工藤

 平次が言っているセリフとしてもう一つ有名なのが「せやかて工藤」です。コナンに反論しているかのセリフですが、実は原作では一度も言っていないそうです。なので上は嘘画像。

せやけど工藤

 実際に言ったのはこの「せやけど工藤」で、これも原作では一度だけです。

せやかて工藤Tシャツ

 しかし平次が作中で頻繁に「工藤!」と呼びかけているせいか、ネット上ではことあるごとに「工藤!」と叫ぶ人物というイメージが定着してしまい、「せやかて工藤」は「もろたで工藤」と共にすっかりネタになってしまっています。

せやかて工藤タオル

 バリエーションとして「なんやて工藤」「なんやと工藤」「せやけど工藤」「せやろか工藤」などがあるそうです。単純に関西弁の末尾+工藤でネタとなるため、汎用性は高く応用が利くあたりが重宝されているのでしょう。

ネットでの使用例

 「もろたで工藤」の方は、ネットでは何かしらの勝負で自分に有利な流れとなり、勝ちを確信した際にこの台詞が用いられることが多いのですが、平次が実際に勝利したことがほとんどないため、一種の負けフラグとして捉えらているようです。このセリフを発した直後、別の人がコナンに扮して「けどよ服部」と否定するのもお約束だとか。場合によっては、前出の「せやかて工藤」や「なんやて工藤!」で返されることもあるとか。自分で自分に返事…

工藤に反論

 ソーシャルトレンドニュースの調査によると、関西弁を日常的に話している人々に「工藤さんに反論するとき、どう呼びかけますか?」と尋ねた結果は上のとおり。「せやかて工藤」は主に大阪で、「せやけど工藤」「そやけど工藤」は京都、兵庫で使われている様子。平次はバリバリの大阪人なので「せやかて工藤」は使ってもごく自然ということですね。原作では使っていないけど(笑)。

服部で学ぶ疑問符

 “服部で学ぶ疑問詞”というのもありました。全てコナン(工藤新一)に向けて言っているのか(笑)。

服部平次のハンドサイン

 あと「ハンドサイン」シリーズにも登場。大半工藤向けですが、和葉向けのものもあったりして。

2022年冬季アニメ序盤の感想(その4):その着せ替え人形は恋をする/明日ちゃんのセーラー服/怪人開発部の黒井津さん

氷雨降る

 昨日は春も近いかと思われる陽気でしたが、一転して氷雨の日曜日。雪じゃないんだから寒くないだろうと北国の人には言われるかもですが、やはり寒いです。しかしこれまで降水が少なくて給水制限も近いんじゃないかという情勢だったので、早明浦ダム周辺でもどっさり降っていて欲しいです。

ビスクドール序盤感想

 すっかり冬季アニメも中盤に入っていて看板に偽りありなのですが、今回で序盤感想を終えたいと思います。まずは「その着せ替え人形は恋をする」。“着せ替え人形”と書いて“ビスク・ドール”と読みます。略称は「着せ恋」でこれも「びすこい」と読むそうな。ビスク・ドールって磁器製の人形のことですよね。「ローゼンメイデン」に登場した薔薇乙女達を連想しますが、本作においてはコスプレイヤーを指すようです。6話まで視聴しました。

新菜
海夢

 雛人形職人を目指す陰キャっぽい男子高校生・新菜と読者モデルもやっているいかにも陽キャなギャルの海夢。“海夢”と書いて“まりん”と読む辺り、完全にDQNいやキラキラネームでまさにギャルを体現しています(命名したのは本人ではないのですが)。全く交わらなさそうな二人ですが、実は海夢にはオタク趣味があって、アニメ、漫画、ゲーム類まで幅広くたしなみ、コスプレをキャラへの究極の愛と呼ぶほどでした。

サイズ測定 
お着替え中

 新菜は雛人形職人志望ですが、その傍らで雛人形の衣装作成も行っており、裁縫に長けていました。一方海夢はコスプレ衣装を作ってみたものの全くの素人。自身のオタク趣味をバカにする者は容赦なく叩き切る海夢ですが、その分他者の趣味を尊重する姿勢を持っていて、海夢が新菜の雛人形を褒めたことで交流が始まり、海夢は新菜の作った衣装を着てコスプレイヤー「まりん」としてデビューすることに。

コスプレで変身

 新菜は祖父も雛人形職人で、代々伝わる職人気質を持っており、コスプレ衣装製作に対しても極めて真摯に取り組みます。そんな新菜に海夢も好意を持つようになっていますが、新菜の方は自分では全然釣り合わないと思い込んでいて…というところです。

ジュジュ登場

 新菜が作成した衣装の出来の良さを評価し、人気の美少女コスプレイヤー「ジュジュ」もやって来てコスプレ衣装の製作を依頼するという騒ぎになってきていますが、コスプレ関係の話が面白いので、個人的にはもう学校のことはどうでもいいからコスプレと関係者らとの交流とか衣装作成とかを中心に描き続けて欲しいところですが、高校生なのでそうもいかないのでしょうね。

高坂桐乃に似ている

 海夢はぱっと見美人で読者モデルをやっててギャルである一方、強いオタク趣味があるという点では、「俺妹」の高坂桐乃によく似たキャラですが、桐乃のような攻撃性はなく、段違いに他人への優しさが伺えるので、ずっと好感が持てます。CVの直田姫奈は今回がアニメ初主演ですが、よく演じています。

18禁じゃねーか

 なお新菜&海夢のコスプレ衣装第一弾は「聖♡ヌルヌル女学園 〜お嬢様は恥辱倶楽部ハレンチミラクルライフ2」というエロゲーに登場する黒江雫のものでしたが、18禁ゲームを高校生がプレイしていることにはうるさ方から噛みつかれそうな。「俺妹」の桐乃も中学生なのにエロゲーをやっているということに文句が付けられていましたね。男主人公が女子高に入学するというハーレムものにして、攻略対象を性奴隷にする凌辱ものでもあるそうですが、海夢に言わせると「基本愛ゆえの性奴隷だし大丈夫、割と安心」だそうです。衣装制作のための資料としてですが、しっかりゲームクリアしていた新菜(笑)。

明日チャンのセーラー服序盤感想

 続いて「明日ちゃんのセーラー服」。「明日」と書いて「あけび」と読みますが、これは名前じゃなくて名字なんですね。つまり「山田ちゃん」とか「鈴木ちゃん」と言っているようなものなので、そう考えるとあんまり可愛くないような。6話まで視聴しました。

一人だけセーラー服

 自分と妹しかいないという小学校通っていた過疎地暮らしの明日小路。ママンがOGの私立蠟梅学園のセーラー服に憧れ、頑張って入試を突破します。洋裁の仕事をしているママンに作って貰ったセーラー服で意気揚々と入学式に臨みますが、学園の制服はとうの昔にブレザーに変更されていたのでした。学校側はセーラー服での登校を許可しますが、いきなり目立ちまくった小路はクラスメートから壮絶ないじめの嵐に…別にそういうことはなかったぜ。

百合っぽいシーン

 非常に明るく行動的な小路は、友達がいなかった小学校時代の反動もあって積極的に友達作りを行っており、クラスメートともどんどん親しくなっています。CV村上まなつは売り出し中の若手声優ですが、クラスメートは小原好美、伊藤美来、雨宮天、鬼頭明里など、若手人気声優が集結しています。担任の先生はM・A・Oだしママンは花澤香菜。凄いラインナップです。

大丈夫か蝋梅学園

 ただ、この臘梅学園、1クラス16人という少人数制で、学ぶ側はきめ細かいケアを受けられそうでいいのですが、採算は大丈夫なのかと思ってしまいます。しかも立地が、小路が徒歩で通える処にあったり。小路はそれまで全校生徒が二人しかいない小学校に通っていたことを考えると、とんでもないど田舎にあると推察されますが、名門とはいえよくそんな僻地に女子達が通ってくるな。学生寮はありますが、中学生から寮生活ってちょっとハードな気もします。

マリみて

 女子高とか女子の花園というと、名作「マリア様がみてる」を思い出します。さしずめ中学生版「マリみて」と言いたくなる本作ですが、原作が少女小説だった「マリみて」に対して本作は青年誌「ヤングジャンプ」のウェブコミック配信サイト「となりのヤングジャンプ」連載の漫画が原作。その差がどこに出てくるかというと…妙にフェチズムを刺激するような描写が多々あるあたりでしょうか。中学生になったばかりの小娘達ばかりなんですが、妙に色っぽさを感じる場面があったりして。

そういうとこだぞ
フェチに目覚めそう

 「マリみて」が女性作家による少女向けの作品だったのに対し、本作は男性漫画家による青年向け作品。その差はやはり大きいのかも知れません。別にエロを前面に出しているわけではないのですが、「マリみて」に比べるとやはり“男の妄想”ってやつが混じっているような感じはあります。それがいい、悪いという話ではないのですが。

明日家

 余談ですが、明日ちゃんの家、まるでヨーロッパにあるようなメルヘンチックな佇まいですが、ここは日本の田園地帯ですから。実際には周囲からは浮きまくってることでしょう。

怪人開発部の黒井津さん序盤感想

 最後に「怪人開発部の黒井津さん」。「魔法科高校の劣等生 追憶編」が単発だったため、「天才王子の赤字国家再生術」と共にリザーバーから昇格。悪の組織で予算や上司に振り回されながらも怪人開発に奮闘する黒井津さんを描いたコメディ作品です。5話まで視聴しました。

ご当地ヒーロー

 毎回ストーリーとは別に実在する全国のご当地ヒーローが登場するほか、特撮出演の経験がある俳優が各話のナレーションを担当するこだわりを見せています。なおご当地ヒーローが多数存在する分、悪の組織も沢山存在しているようです。

宿敵ブレイダー

 秘密結社アガスティア。悪の怪人を作り出す開発部でヒラ研究員として働く黒井津燈香は、実権や研究のみならず、予算獲得からスケジュール管理、そして幹部達への稟議書作成と決裁を貰うために奮闘する日々を過ごしています。彼女らの前に立ちはだかるのは無名で無敗の変身ヒーロー・剣神ブレイダー。

狼男が女体化

 上司である博士の無茶振りで未完成の企画書で新怪人のプレゼンを行ったり、強力な怪人のアイディアが出来ても各部門のダメだしで妙な怪人が完成してしまったり。幹部全員の決裁印を貰うことがどれほど大変か身を以て知ったり。また他の悪の組織と牽制し合ったり。それは開発部の仕事じゃないだろうということまで押しつけられる不条理。

幹部と出張
現場指揮も行う黒井津さん

 しかしアガスティア、悪の秘密組織なのに勤務条件はさほどブラックではないらしく、超勤はちゃんと付くし有給休暇も取りやすいそうです。しかし多数いる幹部が特に担当部署を決めていないという組織として致命的とも言える欠点があり、通常なら決済は担当幹部→大幹部→首領程度で済むところ、アガスティアでは全ての幹部の決裁を取らなければなりません。5話のエピソードにより電子決裁が導入されたそうですが、その前に幹部の担当部署を決めてラインを作った方がいいように思います。

楽しそうな職場
楽しそうな開発部

 というか強そうな幹部がたくさんいるので、誰か直接出向いて剣神ブレイダーを倒してくればいいんですが(それを言っちゃあおしまいよ)。なお剣神ブレイダーは変身前は弁当屋でアルバイトをしており、黒井津さんはそこの常連ですがお互い全く気付いていません。さらに言えば剣神ブレイダーの本名は佐田巻健司ですが、黒井津さんの上司の博士の名も佐田巻。どうやら本当の兄弟のようです。

黒井津さん

 主人公黒井津さんは仕事熱心で、女子力を磨くことへの興味はあまりないようですが、結構可愛いです。アクセサリーが葉っぱみたいですが、それはやはり「アガスティアの葉」なのか(笑)。なおCV前田佳織里は「ウマ娘 プリティダービー」でナイスネイチャを演じており、ゲームのストーリーモードのシナリオはほぼギャルゲーのような雰囲気で、彼女面で湿度が高いと評判。ウマ娘と担当トレーナーが恋愛関係になるとしたら、その最右翼と言われるのがナイスネイチャです。冷蔵庫の残り物で料理を作ってくれたりと女子力・生活力が高いのでぜひお嫁さんに欲しい。

アカシック

 なおアガスティアの首領は見た目幼女のアカシック。CVはM・A・Oですが、ここ5,6年の彼女の売れっぷりは凄まじいものがありますね。今季も「プリコネR」のペコリーヌ、「明日ちゃんのセーラー服」の担任の先生、「異世界美少女受肉おじさんと」の橘日向(女体化後)と4本に出演しています。伊藤美来が売れてるとか鬼頭明里が売れてるとか、巷間言われているのは間違いではないでしょうが、一番売れているのはM・A・Oなのではないでしょうか。演じる役のバリエーションも凄いです。

倉敷再訪:遂に47都道府県を制覇

倉敷冬

 三連休を利用して倉敷に宿泊してきました。岡山県は全国都道府県の中で唯一泊まったことのない県でした。このまま死ぬまで泊まらなかった県として残しておくのも一興と思っていましたが、つい泊まってしまいました。

美観地区その2

 倉敷泊を選んだ理由は、①昨年夏に訪問したけど、最大の目玉である大原美術館に入館できなかったのでリベンジしたい ②正月の飲み残しの酒を一掃したい ③ご贔屓ホテルのドーミーインがあるから、です。しかし岡山は高松から近い。マリンライナーで到着した岡山駅で新幹線に乗り換えるというのが最近の旅の流れなんですが、倉敷だと岡山から在来線で20分弱で着いてしまいます。なのでウォーキングに行ったり買い物したりで3時過ぎに出発。

フレッシュマルシェ

 倉敷駅前のスーパー「フレッシュマルシェ」で惣菜類を買ってホテルへ。いつもは酒も買うのですが、今回はペットボトルに詰め替えたボンベイサファイアがあるので割り材だけ買いました。

ドーミーイン倉敷

 「阿智の湯 ドーミーイン倉敷」は美観地区のすぐそば。「阿智」は倉敷の古名だそうです。ドーミーインは岡山県では倉敷にしかありません。広島や島根には2つずつあるのに。そういえば我が高松にもドーミーインが2軒あって、しかも結構近いのですが、大都市ならともかく、高松のような小さい市に2軒も必要なんでしょうか。

大浴場

 出発が遅かったのでホテルに着いたらもう夕方。大浴場でひとっ風呂浴びたらもう夕食時です。それにしてもドーミーインの大浴場はいいですね。昔は大浴場があっても部屋の小さい風呂で済ませていたものですが、心は変わるものですね。

ボンベイサファイア

 ボンベイサファイアをトニックウォーターとジンジャーエールで割って「カイジ豪遊ごっこ」。今時ウイスキーも40度くらいになっているところ、ボンベイサファイアは47度。なので注ぐ量は控えめにしたつもりでしたが、この酒はかなり効きます。ジンには独特な香りがあって、これが好き嫌いを分けるのですが、ボンベイサファイアは特に癖が強いように思えます。私はこの癖が好きだったんですが、普段飲まないようになってから弱くなったのか、すごく効いてしまいました。

爽健美茶

 合間合間に爽健美茶を飲んだおかげか二日酔いは防いだものの、すっかり酔っ払ってしまってドーミーイン名物夜鳴きラーメンをパスしてしまい、翌朝目覚めたのは8時過ぎ。もはやボンベイサファイアは私の手に余るようなので、来年の正月はサントリーの翠にしようと心に誓ったのでした。

大原美術館

 朝風呂に入って朝食を目一杯食べ、荷物をフロントに預けて大原美術館へ。ホントすぐそばで助かります。1930年開館で、日本最初の私立西洋美術館です。倉敷の実業家大原孫三郎が収集した西洋美術、エジプト・中近東美術、中国美術などの作品が展示されています。

受胎告知 

 目玉はエル・グレコの「受胎告知」。日本にあるグレコの作品は本作と国立西洋美術館の「十字架のキリスト」の二点のみだそうです。16~7世紀の画家ですが、長く忘れられ、再評価されたのは20世紀になってからのようです。

大祭壇衝立画

 そういえば昨年訪ねた大塚国際美術館にはナポレオン戦争で散逸してしまったエル・グレコの大祭壇衝立画の復元陶板画がありました。これの中央下も「受胎告知」です。いろんな画家がいろんな「受胎告知」を描いていますが、同じ作家でも全く違う構図・表現をしているんですね。ちなみに左が天使、右がマリアという位置は固定されていたところ、この型を破ったのがエル・グレコの絵のようです。

モネの睡蓮

 他にもモネの「睡蓮」のはじめ一連の印象派画家達の作品やピカソ・藤田嗣治・マティス・モディリアーニなどの有名作家の作品が展示されています。

倉敷美観地区

 あとはせっかくなので美観地区をぶらぶらと散策。倉敷の氏神である阿智神社などがある鶴形山はパス。4月だと桜祭りや藤祭りが行われて華やぐそうですが、2ヶ月早かった。まあ昨夏登りましたから。これで全国制覇してしまったので、今後はどうしようかしらん。全国ドーミーイン巡りとか(笑)。「どっきん四国」というカテゴリーなのに四国以外がやたら多いので、今後はもうちょっと四国も巡りたいと思いますが。

2022年冬季アニメ序盤の感想(その3):スローループ/終末のハーレム/失格紋の最強賢者

早春の栗林公園

 栗林公園に行ってきました。何気に今年初訪問です。早春とはいえまだまだ冬を引きずっていて、全体的に寂しい雰囲気でしたが、紅梅や白梅が咲いているエリアでは良い香りが漂っていました。梅の香りってすがすがしくていいですね。

スローループ序盤感想

 それでは冬季アニメ序盤の感想の続きを進めていきましょう。まずは「きらら」系「スローループ」。5話まで視聴しました。一世を風靡した感のある「きらら」系、毎季一本は必ずあった時期もあったように思いますが、最近はあまり見かけなくなってきたような。

ひより
小春

 端的に言えば女の子達が釣りを楽しむ作品です。“女の子+ちょっと変わった(女の子が従来あんまりしなさそうな、という意味での)趣味”という作品は結構オタク受けするようで、例えば“女の子+キャンプ”で「ゆるキャン△」とか、“女の子+登山”で「ヤマノススメ」(「きらら」系ではありませんが)とか。本作は“女の子+釣り”ということになります。類似の作品としては「放課後ていぼう日誌」という作品がありましたが、その「きらら」版が本作ということになりましょうか。

釣りが縁で

 「きらら」系の代表作といえば「ご注文はうさぎですか?」ではないかと思いますが、それに比べると「スローループ」はキラキラしていない感じがします。キャラは可愛いのですが、「ごちうさ」ほどじゃない。いわゆる“萌え”にあんまり寄せていない感じがします。ひよりのファッショが地味だから?

激重の定評

 代わりに特徴的なのが、やたらに重い設定。「きらら」系に重い設定はないのか?と言えばそうでもなくて、とにかくやたらに不幸が押し寄せる「あんハピ♪」とか、突然魔族になってしまう「まちカドまぞく」とか、描き方を変えると非常に重くなりそうな作品もあるのですが、「きらら」系ゆえに当事者やその周辺がやたら軽く受け流していることもあってあまり重くは感じませんでした。

家族になります

 しかし本作は違う。癌で父親を亡くしている山川ひよりと、交通事故で母親と弟を亡くしている海凪小春が、親同士の再婚によって姉妹になります。二人は同年代ながら性格は全く異なりましたが、ひよりが亡父から教わった釣りに小春が興味を持って行くという流れになっています。

涙のひより

 それぞれ他人が義母になったり義父になったりするのですが、親の再婚に至るまでの葛藤(私のお父さんは死んだお父さんだけだ!みたいな)こそ描かれていないものの、再婚後の同居への違和感とか気まずさについてはかなりはっきり描かれていました。当然とは思うのですが、従来の「きらら」系だとあっさり流していたであろう部分に結構触れるのが特徴です。そこが「重さ」を感じる理由なんだと思いますが。

恋

 また、ひよりの幼なじみで釣具店の娘である吉永恋という子がいますが、かつて父を亡くして落ち込んでいたひよりに踏み込めなかったことをずっと悔いていました。そこへ小春が臆面も無くひよりに踏み込んでいったのを見て、自分には友達の資格がないのではなんと考えたりもしましたが、ひよりと小春には“失った者同士”という共通項がある一方、恋には両親が健在で弟が3人もいるので、同じようにしたら上手く行ったかといえば…。とにかく、のんびりと釣りをしているわりに至る所で「重さ」を感じる作品です。良いか悪いかは見終わってからでないと判断できませんが。

終末のハーレム序盤感想

 次は「終末のハーレム」。5話まで視聴しました。本来は昨年の秋季アニメの予定でしたが、「表現の精査のため」延期となっていました。原作は集英社のウェブコミック配信サイト「少年ジャンプ+」で連載中ですが、原作の方も度々公開停止となっています。日本だけならそこまでとは表現でも、全世界に展開されるウェブだと「外圧」が凄まじいのでしょうね。

このベタっぷり

 で、アニメが延期により表現がどう変わったのかといえば、ベタで消すというあからさまなやっつけでした。おそらく円盤を買えばベタが消えているんですよ的なセールスをするんでしょう。しかしこれなら延期しなくても出来たような気が。

コールドスリープから覚めたら

 近未来の日本。難病「細胞硬化症」に罹った主人公が特効薬の開発までコールドスリープに入りますが、5年後目覚めると、特効薬は出来て治療は済んでいましたが、同時に謎の「MKウイルス」によって男性の99.9%が死滅したという衝撃的事実に接することに。「MKウイルス」の免疫は「細胞硬化症」を患った者のみが持つということで、メイティング(mating=交尾、交配)を要請されることになります。なお「MK」は「Male Killer」の略で、まんまですね。男に限って瞬殺するウィルスなんて自然発生するとは到底思えないので、間違いなく人為的に開発されたものでしょう。新型コロナにもそういう噂がつきまとっていますが… 

水原

 主人公は水原怜人。先に目覚めてウハウハとメイティングに精を出しているのが火野恭司。さらに水原に続いて目覚めたのが土井翔太ということで、おそらくさらに「金」と「木」がついた名字の男がいると思われます。五行思想というかセーラー戦士というか(笑)。

綺麗事を言う水原

 で、水原という男。恋心を抱いている幼馴染の橘絵理沙に操を立ててメイティングを拒否し、代わりに「MKウイルス」の特効薬を開発することを表明。秀才医大生だったので主張は無理ではないのですが、作中の登場人物もツッコんでいるように、それはメイティングしながらでも出来るだろうと。状況が状況だけに皆がヤリまくっていると収拾が付かないのでこういう人物を主人公にしたんでしょう。

ウキウキな火野

 火野はちょっとしか出てきませんでしたが、憧れの芸能人達とウハウハでメイティングしていました。子供が出来た場合、女児はともかく、男児は先天的に「MKウイルス」への免疫を持っているかどうかが焦点になりますが、どうなんでしょうか。

策士花蓮

 そして土井。高校生でいじめられっ子だった彼には“R18版「ときめきメモリアル」”とでも言うべき学園が設定されていました。多分専属担当官の神谷花蓮の作戦だと思いますが、土井に考える暇を与えず見事メイティングを成功させます。CV竹達彩奈。「世界最高の暗殺者、異世界貴族に転生する」での胡散臭い女神役といい、最近策謀家をよく演じてますね。

土井と先生
憧れの先生と

 土井が憧れていた先生を最初のメイティング相手に持ってくるあたり、「判ってるなあ」としか言いようがありません。私もギャルゲーの攻略可能な先生は絶対落としていたので土井の気持ちはすごくよく判る(笑)。ここまでお膳立てされたら仕方が無い。多分水原だってヤッてたはずですよ。羽生柚希先生最高。花蓮に強いられたものでなければいいのですが。

ご褒美あげなきゃ
喘ぐ先生

 ということで、土井編だけやっててくれと思わないでもないですが、それではただのエロアニメになってしまうので、今後はやはり水原を中心に物語を動かしていくのでしょう。それにしても肝心なところでベタ塗りばかりになる画面はちょっとねえ…

失格紋の最強賢者序盤感想

 最後に「失格紋の最強賢者」。5話まで視聴しました。バリバリの「なろう」系ですが、それにしてはタイトルが短い。長く説明的なタイトルはトレンドではなくなってきたんでしょうか。

賢者ガイアス

 魔法を極めた古の賢者ガイアスが、これ以上成長が見込めなくなったとして数千年後の未来にマティアスとして転生したら、魔法が信じられないほど低レベルになっていました。ガイアス不在の間に、滅亡寸前だった魔族が、人間社会に潜んで魔法の知識などを間違った方向に進ませ、人間を少しずつ弱体化させた結果のようです。このため、一番戦闘力が低い紋章(手の甲に刻まれた、魔法の性質を決定する因子)が一番優遇され、一番戦闘力の高い紋章が失格紋とされて冷遇されるようになっていました。

マティアスと失格紋

 マティアスは失われた技術や魔法理論を復活させ、魔族の陰謀を阻止すべく動き出しますが…という展開です。男女の差ことあれ、賢者が若い姿に転生するという展開は“わしかわ”こと「賢者の弟子を名乗る賢者」と似ていますが、“わしかわ”の老賢者はあくまでロールプレイで、本当は20代の若者のくせにやたら「わし…じゃ」的な口調を使うのに対し、本作の主人公は一切そういう口調を使いません。普通逆だろうに…ま、ガイアスはジジイではなかったけど。

ピンチに見えるが
魔族も瞬殺

 また、“わしかわ”が監督の自己満足的オリジナル展開の第一話で不評を買ったのとは対照的に、本作はやたら展開が早いのが特徴。転生先とか王立第二学園入学に至る経緯などは一切吹っ飛ばしています。「なろう」系を見てきたキミ達ならわかるでしょ?的とでも言うか。わからんではないですが、展開が早ければいいというものではないことは、「ありふれた職業で世界最強」の第一期が証明済みなのでは…

誰でも使える無詠唱魔法

 魔力的に低レベルになった世界では、魔族は人間が単独で倒せるシロモノではないとされていますが、登場する魔族を片っ端から瞬殺するマティウス。それだけではアレなんで、仲間になった少女達も鍛えますが、こちらもすぐに常識外れの強さに。それだけでなく、無詠唱魔法も普及させます。「無職転生」では至難の業とされた無詠唱魔法ですが、本作ではコツさえわかれば誰でも習得できるようです。

暗黒竜
女の子に変身

 マティアスはガイアス時代に喧嘩を売ってきた竜族の大半を滅ぼしていますが、すぐに降伏したので見逃した暗黒竜イリスは生き残っており、さっそく仲間にしてお約束のとおり美少女に変身させています。

結局ハーレムパーティー

 「なろう」系も主人公がひたすら“オレつえー”だけではいかんなと反省した頃に出現した先祖返りのような“オレつえー”展開。まあ異世界転生しただけで得たチート能力ではなく、賢者としてかつて習得した能力を振るっているだけなので“オレつえー”とはちょっと違うのかも知れませんが、これはこれで苦戦する未来が見えないですね。一応転生するに至った理由が「まだ倒せない強い敵がいる」ということなので、これから過去の全能力を駆使しても倒せないような超強力な敵が登場するのかも知れませんが、そんな「ワンパンマンの勝てない敵」みたいなものの出現は即世界の終わりだ(笑)。

2022年冬季アニメ序盤の感想(その2):異世界美少女受肉おじさんと/ありふれた職業で世界最強 2nd season/王様ランキング

光の春の猫

 早い者で節分・立春を越えて、暦の上ではもう春。まさに「早春賦」ばりに“春は名のみの風の寒さや”なんですが、日差しはずいぶん力強くなってきたように感じます。これが「光の春」というものなんでしょうか。 もう寒いのは飽きてきたので暖かくなるのは歓迎なんですが、代わって出てくる花粉症というヤツがまたやっかいで…

ファ美肉おじさん序盤感想

 前回に引き続き冬季アニメ序盤の感想です。まずは「異世界美少女受肉おじさんと」。4話まで視聴しました。「異世界」と書いて「ファンタジー」と読むようです。「受肉」というのも聞き慣れない言葉ですが、キリスト教では“神の子たるキリストが人類の救済のためにイエスという人の肉体をまとって出現したこと”をいうのだそうな。それで略称は「ファ美肉おじさん」なんですが、これだけ聞くと一体なんのことやら。

美少女になりたい
美少女に転生

 本作ではもちろんそんな神聖なものなのではなく、「なろう」系ではおなじみの異世界転移の際に美少女の姿になったことを指しています。「賢者の弟子を名乗る賢者」もそんな感じでしょうか。本作の場合はモテないおっさん(といってもアラサーなのでまだまさ若い若い)が悪酔いして「いっそ金髪美少女になってチヤホヤされたい」と愚痴っていたところに謎の女神が現れ、異世界転移したのでそういうことに。

圧倒的魅了

 おっさんは幼なじみの二人組で、もう一人(神宮寺司)はモテモテのイケメンながら女嫌いという奇特な人物で、高レベルかつ強力なパワーを与えられています。美少女になったおっさん(橘日向)は、見た者をほぼ無差別に魅了してしまうほどの絶世の美少女(そこまでには見えないけど、異世界では絶大な威力を見せます)ながら、レベル1で他のステータスがゴミくずみたいでした。

転移前の二人
やらないか

 腐れ縁みたいな幼なじみの二人ですが、司は日向の美少女ぶりに魅了されてしまい、日向は司の強さにとくめくようになってしまいました。元は男同士ということでいかんいかんと思いつつ、惹かれ合う二人。日向が男に戻るのが先か、二人が結ばれるのが先か、というラブコメ展開です。

美と愛の女神
中二病シュバルツ

 異世界には神が12柱いるとかで、二人が出会ったのは「愛と美の女神」でした。かなり胡散臭い女神でしたが、最近は怪しい女神が流行なのか。他に「夜の女神」に召喚された少年も登場しており、日本人のくせに「シュバルツ・フォン・リヒテンシュタイン・ローエングラム」と名乗る中二病です。彼も日向に魅了されますが、元は男と知らなきゃ当然と言えば当然。

日向と司

 日向が元は男と知りながら惹かれていく司の苦悩(笑)とか、精神は男のままなのに身体が美少女であるが故に司に引かれてしまう日向の苦悩(もっと笑)がギャグ要素なんですが、司の方は日向が男の頃からなにくれと面倒をみていたなので、もしやそもそも「ウホッ」な要素を持っていたんじゃないか思ってしまいます。その場合、仮に日向が男に戻っても「やらないか」になってしまうのでは。元はおっさんの美少女と元は美少女のおっさん、恋に落ちるならどっち?というのは究極の二択になりますかね。とりあえず深刻さのないコメディなので気楽に見れていいですね。

ありふれ2序盤感想

 続いて「ありふれた職業で世界最強 2nd season」。4話まで視聴しました。まさかの第二期。なぜ「まさか」なのかと言うと、一話がなんの説明もなく異世界で冒険しているところから始まり、あれよあれよという間に仲間の裏切りからの転落(物理的な意味で)からの復讐の鬼への大変身で、視聴者が置いてけぼりになっていたんですね。

ハーレム展開
車内もハーレム

 そのまま復讐行へ、というのならそれはそれだったんですが、いつの間にやらハーレム展開へ。主人公は以前と見た目だけでなく、性格も能力も境遇も変わりすぎです。第一期が3年前ということもあって、展開を忘れていたというのはこちらの都合なのか。

昔の二人
今の二人

 「モンテ・クリスト伯」ばりの復讐劇を期待していたんですが、いつの間にやらハーレム珍道中的な展開になってきました。主人公ハジメは異世界のヒロインばかりだった第一期ではかなりハードボイルドな雰囲気を出してましたが、クラスメートの香織が加わった第二期は中二病体質がバレてしまい、イマイチピリッとしなくなった感じも。ま、それはそれでいいんですが。

愛ちゃん先生

 クラス全員が異世界に行くというのは「蜘蛛ですがなにか?」と同じですが、「蜘蛛」は転生しているのに対してこちらは転移で以前の姿そのまま。クラスメート=友人ではないので当然ながらいろんなキャラがいて、当然いけ好かないヤツもいるんですが、先生としては職業倫理からも全員を助けたいと思うので、板挟みになったり苦悩したすることに。

ミュウとママン

 本作の先生(愛ちゃん)はCV加隈亜衣ですが、「無職転生」のエリスのような凶暴性はゼロなので彼女の素敵ボイスだけが聞けます。小倉唯もバリバリのロリキャラ・ミュウを演じているし、そのママンは大原さやかだし、声フェチ的にはなかなかな展開となっています。

王様ランキング序盤感想

 最後に「王様ランキング」。秋季から連続2クール放映の2クール目で、16話まで視聴しました。2クールで完結ならこれから終盤ということになるんでしょうが、これ23、4話で終わるんでしょうか?第一期が2クールだということになりそうな気が。

最凶死刑囚達

 2クール目に入って冥府の監獄に収監されていた「最凶死刑囚」のような凶悪犯達が脱獄して国を乱すようになりましたが、ちょっと展開が進まなくなった感じがして、それが今季で終わるんかいという懸念になっています。いや、終わらなくてもいいんですけどね。

冥府の王

 王様ランキング2位が冥府の王というのがなんとも。1位は誰なんだろう?それはさておき、冥府だから地下にあるのはいいとして、死人が行くところという訳でもなく、単に地下にあるだけで普通の人達が暮らしているみたいなのが不思議です。行ったり来たりも割と自由みたいで、現に主人公ボッチは冥府で修行してました。単に地下にある国というだけのことなんでしょうか。前身は帝愛の地下王国なのかも知れません(笑)。

謎の女ミランジョ

 物語の鍵を握る最重要人物・ミランジョが何者なのかここまで一切不明なのがもどかしいです。現在は精神が宿った鏡となっていますが、生前はボッチのママンを殺害しており、継母のヒリングも殺そうとしました。ボッス王とも深い因縁があるようで、ミランジョの行動を制約できないようです。王国四天王でもアピスやベビンはミランジョをよく知っているようなのに、ドーマスは全く知らなかったりして。

ダイダとちびミランジョ

 一方冥府ではミランジョは殺害対象とされており、不倶戴天の敵として扱われています。これは「最凶死刑囚」達を脱獄させたという罪以外にも何か深い事情があるようですが、今後ちゃんと明らかになるんでしょうか。

昔のオウケン
オウケン

 ボッチの弟ダイダはミランジョの奸計により肉体をボッス王に奪われ、精神は闇の中にいますが、そこで出会った“ちびミランジョ”は現在のミランジョとどのような関係にあるのか。さらにボッス王に力を与えた魔神とはどのような存在なのか。さらに冥府の王の弟らしい不死身の魔剣士オウケンはどうしてああなったのか。これらの謎がちゃんと作中で解明されることを祈念したいところです。投げっぱなしはプロレス技だけにして。

謎の魔神
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