fc2ブログ

2021年秋季アニメの感想(その3):takt op.Destiny/古見さんは、コミュ症です。/世界最高の暗殺者、異世界貴族に転生する

ごった返すストーブ前

 クリスマスに引き続き寒波到来で、全国的に無茶苦茶寒いですね。温暖なはずの瀬戸内でも風花が舞っております。最低気温が0度未満じゃないと冬日にならないそうなので、最低気温2度の高松は冬日じゃないとおっしゃいますが、最高気温6度は充分冬日でいいんじゃないかと思います。

takt op Destiny感想

 秋季アニメの感想を続けましょう。年内に終わらせたかったのですが、年をまたいだ作品やまだ見終わっていない作品があるので年を越してしまいますね。ま、単に気分の問題なんで大したことはないのですが。それではまずは「takt op.Destiny」。

運命に変身

 開始早々、戦闘シーンの美しさで評判となった作品です。MAPPAとMADHOUSEという評価の高いアニメ制作会社の合作ということもあり、最後まで作画崩壊もなく終了しましたが…戦闘シーンを除くと?が多い作品でした。

D2の群れ

 黒い隕石から出現した謎の敵D2はあらゆる音楽を忌み嫌い、それを奏でる人間を蹂躙し尽くすという怪物です。D2には通常の武器は全く効かず、これに対抗する防衛組織シンフォニカは、対D2兵器・ムジカートを投入します。少女をベースに、名だたる作曲家の作品を身に宿すムジカートは、華麗に戦ってD2を倒しますが、最前線でムジカートを指揮する人間がコンダクターと呼ばれ、ムジカートの能力を最大まで引き出せるそうです。

コゼット
タクトを庇って瀕死のコゼット

 シンフォニカにより安全が宣せられ、再び音楽を取り戻せたということで、10年前に死去した名指揮者・朝雛ケンジの息子で、卓越したピアノの腕を持つ朝雛タクトは公衆の前でピアノ演奏を披露しますが、なぜか襲来したD2の攻撃により幼馴染のコゼットが瀕死の重傷を負います。しかしその時、コゼットの身体にベートーヴェンの交響曲第5番「運命」が宿り、ムジカートとして転生することに。タクトはコンダクターとなって運命と共にD2を撃破します。

ニューヨークに行きたいか

 「運命」は姿はコゼットのままでも人格や記憶は全く留めておらず、また異常な形での覚醒だったらしく、コンダクターであるタクトの生命力を吸い上げて力を発揮するので、戦えば戦うほどタクトは消耗することに。この状況を打開するためにコゼットの姉アンナの引率でシンフォニカの本部があるニューヨークへ向かうことになった3人。途中までは3人の旅を描いたロードムービー風の展開です。

ボロボロタクト

 何となく「エヴァンゲリオン」に近い感じがある作品でした。全く訳の分からない敵・D2は使徒。対抗組織シンフォニカはネルフ、ムジカートはエヴァでコンダクターはパイロットという感じでしょうか。しかし、同じく謎多い状況から始まった「エヴァンゲリオン」が、話数が進むごとに小出しながらも様々な秘密を明らかにしていったのに対し、本作は謎が全く解明されていません。

ラスボス 

 D2と戦うはずのシンフォニカがD2を操っていたという衝撃的状況は、実は最高責任者が精神異常になっていたからというとんでもないオチになっていましたが、結局謎は全部投げっぱなしになっていました。なぜなら全ては2022年開始予定のスマホゲームの前日譚だったから。

運命のUSBメモリ?
運命になるアンナ

 「ね?ミステリアスでしょ?面白いでしょ?じゃあゲームやってね」という感じでしょうか。ゲーム版のムジカート「運命」のCVは本渡楓で、アニメ版の「運命」のCVはコゼット役だった若山詩音。なんで?と思ったらラストで一応謎は明かされました。コゼット版「運命」はタクトを救うためにその身を捧げてUSBメモリーのようなもの(ムジカートの本体?)に変わってしまい、コゼットの姉アンナがその意思を引き継いで「運命」に変身していました。

巨人

 タクトと「運命」、レニーと「巨人」のように、コンダクターとムジカートはペアで存在しているのか思いきや、コンダクターのいないムジカートもおり、一対一対応というわけではないようです。多分ゲームだとマイキャラのコンダクターであるらしいタクトが複数のムジカートを操るんでしょう。ま、私はゲームはやらないと思いますが。

名コンビ

 個人的には「巨人(タイタンと読む)」が好きでした。ふわふわした感じで社交性が高く、レニーとの仲も非常に良くて。CVは伊藤美来で、はっきり言えば「白い砂のアクアトープ」の主人公海咲野くくるよりもタイタンを演じている方が良かったと思います。

地獄

 またドSかつドMという訳の判らないムジカート「地獄」はCVが上田麗奈でしたが、彼女も性格異常者とかやると妙にどハマりするんですよね。役柄に入り込む憑依系らしいですが、個人的には後出のディアのような美少女役を演じている時が好きです。でも演技の幅が広いことは実に素晴らしい。

古見さん感想

 次は「古見さんは、コミュ症です。」。少年サンデー連載中の人気漫画が原作です。コミュ症のJKと普通の男子高校生(DKと言うのでしょうか)の交流を描いたコメディですが、登場キャラの大半が妙な性癖を持っているので、癖が強い面々の中ではコミュ症程度は全然目立ちません。

筆談コミュニケーション

 とはいえ古見さんのコミュ症の程度は、ほぼ会話が不能で筆談でなんとかコミュニケーションが取れるというほど重症なので、日常生活にも多々不便な面があるのですが、ここまでいじめに遭ったりしてないのは作中屈指の美少女だからでしょうか。無口な美少女は神秘的に見えるせいか、周囲からはあがめ奉られているので、リアルにコミュ症の人にとってはむしろ羨ましかったりして。

コミュ症すぐる
ポーカーフェイスの古見さん

 しかしせっかくアニメの主人公役をゲットしても、ろくにセリフがないというのはどんなもんでしょうかね。相方の只野君が、古見さんの言わんとしていることを把握して代わってセリフにするので、こっちは通常の二倍しゃべるという。

妙なクラスメート
魔界の伊旦高校

 この人達の通う伊旦(異端?)高校は、県内有数の進学校ながら筆記試験は体面上実施しているだけで、事実上試験方法は面接のみ。合格基準は個性で、「奇人・変人・はぐれ者・異端者」といった癖の強い者だけが集まる学校!なんだそうです。だとしたら全てにおいて普通の只野君はどうして合格したのでしょうか。あらゆる面において普通というのもちょっとおかしいという判断だったのか。

モテモテ古見さん
女装の方が似合う只野君

 最終回でやってた女装がやたら可愛かったのも「普通に」似合っていたということなんでしょうか。自称“みんなの幼なじみ”長名なじみという性別不明なキャラもいるので、今後は女装で登場した方がいいような。

やばいなじみ
ヤンデレ山井恋
ヤンデレ亜子

 ヤンデレ、中二病、ヤンデレと個性豊かな面々を相手に「友達を百人作る」ことを目標にする古見さんと只野君。日高里菜演じるヤンデレ・山井恋は特にインパクトのあるエピソードを炸裂させてましたが、日高さんは「ネトゲの嫁」の亜子以来、ヤンデレ演技に定評あるから。小倉唯の真似をしているかのような演技に聞こえたのは気のせいでしょうか。

尾根峰ねね

 普通にコミュニケーションしたいと願いつつ、結局最後までコミュ症は治らなかった古見さんですが、はぶられている訳でも虐められている訳でもない学校生活は普通に楽しそうなので、このままではコミュ症はとても治らない気が。個性的なキャラばかりの中、私のお気に入りは普通にいい人の尾根峰ねね。なぜこんないい人がこんな妙な学校に入ったんだろう。原作の人気投票では古見さん、只野君に続く3位らしいので、みんなわかってるなあ(笑)。

暗殺者感想

 最後に「世界最高の暗殺者、異世界貴族に転生する」。実は私、本作を今季のNo.1だと思っています。異論は認めますが、毎週見るのを楽しみにしていました。

回復術士

 タイトルの長さからお察しのとおりバリバリの「なろう」系で、しかも原作者は月夜涙。本年冬季アニメでいろんな意味で話題となった、かの「回復術士のやり直し」の作者でもあります。一言で言えばとにかく癖が強い作品でしたね。

共同作戦

 「なろう」系だし、そういう作者の作品ということで、最初は特に期待していなかったのですが、期待値が低かったせいか、予想を超えて良作でした。聞くところによると、原作既刊6巻のところ、1巻分だけでアニメの12話を作っているとか。とすると、アニメ制作陣が超有能だったのかも知れません。

前世のおっさん

 「世界最高の暗殺者」の呼び声の高い男が、最後の仕事の後に口封じのために所属組織から暗殺されてしまいますが、死後に女神から異世界で勇者の暗殺を依頼されることに。これを承諾した彼は、知識や経験を有したまま、有用なスキルを選んで転生しますが、転生先は王国で暗殺を請け負う任務を持つ貴族の家でした。

共同作戦その2

 ということで、最初から使命を持ち、前世から極めて有効な知識と経験を引き継ぎ、幼少期から使命感を持って暗殺貴族の秘術を継承し、魔法まで修めるということで、同じ異世界転生にしても、前世がろくでもなかった「無職転生」とは大違いです。もちろん「なろう」系の大河ドラマである「無職転生」がダメな訳はないですが、ベクトルが全く異なる本作もそれはそれで良かったと。

世界最高の暗殺者感想

 当初から卓越した暗殺技術を持っていた主人公(ルーグ)ですが、異世界の魔法については不案内だったので、「無職転生」のロキシーのごとく師匠が付きます。それが親戚の美少女ディアで、彼女との交流により既存の魔法のみならず、これまでなかった新たな魔法を編み出すようになります。

出会った当時のディア
救出当時のタルト
幼少期マーハ

 「なろう」系らしい異世界ハーレム展開もちゃんとあって、正妻格のディアの他、野獣の餌食になりそうなところを助けたタルトが専属メイド、ストリートチルドレンながら少女達を集めて自活していたマーハがルーグの仮装身分・イルグ(商人)の妹となります。3人とも美人で、ディアは魔法、タルトは暗殺術、マーハは商売と諜報活動と役割分担をしていますが、3人ともルーグが大好き。ルーグは見かけは美少年ショタですが、なにしろ前世は渋いおっさんだったので、精神年齢の高さとか知識と経験が生み出す“大人の余裕”も持ち合わせているので、そりゃあもてるでしょうね。

両親

 異世界のパパンもママンも素敵で、パパンは歴代最強と言われながら性格は穏やかで、ママンは若くておっとりしていて可愛らしい。CVたかはし智秋なのに(笑)。

依頼を受ける

 1話で12話より後のエピソード(ルーグが三人を従えて暗殺作戦を実施)を描いていたほか、前世の渋いおっさん時代の最後の日々を描いており、この1話の出来が非常に良くて期待を持たせてくれたのですが、最後まで期待を裏切らない出来でとても良かったです。

ちょっと怪しい女神
世界最高の教師の転生

 なお勇者の暗殺を依頼した女神(CV田村ゆかり)は相当胡散臭く、さらなる上位存在に仕えているらしいほか、他にも様々な「世界最高」に声を掛けていました。「世界最高の特殊部隊員」とか「世界最高の侍」とか。これらはルーグ以前に依頼して転生させたのですが、ことごとく失敗しており、毎回のお約束ギャグみたいになっていました。「世界最高のMC」とか「世界最高のパパラッチ」とかは完全に遊んでただろ(笑)。でも最後の「世界最高の教師」だけは…

セタンタ

 神器「魔槍ゲイボルグ」を持つ狂戦士セタンタを、勇者かも知れないと思いつつ、決闘のふりをしつつ暗殺してしまうルーグ。女神との契約では「勇者が魔王を倒すまでは暗殺してはならない」という条件があったので、プロとは思えないやり方じゃないかと思いましたが、もちろん勇者は別にいました。バーサーカーが勇者ではやはりヤバいか(笑)。

最後に登場した勇者

 最後にちらっと出てきたのが勇者らしいので、これから本当の物語が始まるというところで終わったので、2期をはよはよといった感じです。これくらい丁寧に作ってくれるならとても良いシリーズになりそうですが。

成長したディア

 私としては珍しく、ハーレム要員の三人娘は全員好きです。ディアはCV上田麗奈で、これこそ彼女の魅力の真骨頂という感じのキャラです。おっさんの心を持つルーグが結婚を考えていると公言したほどなので、単にルックスだけでなく、性格や能力も魅力的だったのでしょう。

槍使いタルト

 タルトはCV高田憂希。「メイドラゴン」のエルマの印象が強かったですが、ロリキャラも上手いですね。ルーグの道具であることを自覚していて、それでなおルーグを慕うという子犬系とでもいうキャラですね。

いつか王子様が
いつか王子様が2

 マーハはCV下地紫野。「シャドーハウス」のお披露目に落ちた生き人形・ラムを演じていましたね。昔はお嬢様だったのに辛酸を舐める生活に落ち、それでも仲間を集めて自活の道を作ろうとしていた、顔に似合わぬバイタリティ溢れる少女です。仲間の少女達が悲惨な目に遭い、次は自分というところでルーグに救われたことで、密かに夢見ていた「いつか、王子様が」が叶ったくだりは非常に良かった。

マーハの仲間達

 仲間の少女達はアニメオリジナルのようですが、酷い目にあったものの全員ルーグによって解放され、以前のようにマーハの下で以前よりずっと良い環境で働けるようになったので、間接的ながらルーグの良き部下になりそうです。

大晦日

 今年も一年お世話になりました。来年はいよいよ当ブログも10周年です。途中からは完全に週末ブロガーでしたが、我ながらよくここまで続いたものです。来年もよろしくお願いします。良いお年を!
スポンサーサイト



2021年秋季アニメの感想(その2):吸血鬼すぐ死ぬ/見える子ちゃん/無職転生 第2クール

寒い猫

 アツゥイ!ならぬサムゥイ!雪ではないけど風花が舞った高松。この雪はどこから来たのかしらん。強い北風が吹いてるので中国山地あたりから?一日中一桁台の気温というのはこの冬初ですね。

吸血鬼すぐ死ぬ感想

 昨日に続いて終了した2021年秋季アニメの感想です。まずは「吸血鬼すぐ死ぬ」。「少年チャンピオン」連載中の漫画が原作で、深夜にやる必然性が感じられないギャグ作品でした。たしかに下ネタもあったけど、この程度なら夕方放映でも全然問題なかったと思います。放映料金の問題なんですかねえ。

ドラルク
ロナルド

 高等吸血鬼で「真祖にして無敵」との触れ込みのドラルクは埼玉県の古城に住んでいましたが、退治に来た吸血鬼退治人(バンパイアハンター)ロナルドが城を破壊してしまい、住居を失ったドラルクは新横浜のロナルドの事務所に同居することに。なりゆきでコンビを組んだドラルクとロナルドは、次々に起きる妙な吸血鬼の事件を解決したりしますが…

物理ですぐ死ぬドラルク

 ドラルクは戦闘能力はほぼ皆無で、吸血鬼の弱点(十字架とか太陽とかニンニクとか)を使うまでもなく物理的ダメージですぐ死にます。なんとなれば精神的ダメージでも死にます。とにかくしょっちゅう灰になるドラルクですが、吸血鬼は不死身なので復活も早く、死ぬのがお約束の逆となっています。

ハンターギルド
ドラルクの一族

 吸血鬼とハンターの共存なんて無理だろうと思いきや、ドラルクの一族(真祖の一族)はこの世界には吸血鬼が山ほどいて、高等吸血鬼として、快適で有用な人類文明社会は保全すべきで、人類に著しく害をなす他の吸血鬼は退治するべきとの方針なのだそうです。まあドラルクには誰も倒せないでしょうけど。

吸血鬼対策課

 というわけで、ロナルドが所属する吸血鬼退治人組合(バンパイアハンターギルド)も、神奈川県警にある吸血鬼対策課も、単に吸血鬼というだけでは別に攻撃してくる訳でもないので、ドラルクは割とのほほんと暮らしています。

下等吸血鬼

 それでも次々と奇妙奇天烈な高等吸血鬼や動物・虫・植物などが吸血鬼化した下等吸血鬼が出現して事件を引き起こし、対するハンターの連中も妙なキャラばかりなので毎回ギャグ展開となるわけですが…ちょっと大人が見るには辛かったりして。

可愛いジョン

 一番可愛いのはアルマジロのジョンですね。ドラルクの使い魔で、その経緯もアニメで描かれていて深い絆を感じますが、ロナルドにも可愛がられているばかりでなく、他の退治人たちやご町内の人々からも愛されており、「ジョンくんファンクラブ」が設立されてたり。もうジョンを主人公としたらいいんじゃないかなあ。

ヤバい吸血鬼

 ギャグ作品で最終回も特に終わりという感じもなかったので、続けようと思えばいくらでも続けられそう。人気があったら即2期制作という感じではないでしょうか。

見える子ちゃん感想

 次は「見える子ちゃん」。こちらも漫画が原作ですが、対象年齢は高め。ある日突然、普通の人間には見えない存在が見えるようになってしまった女子高生が、怯えながらも精一杯平常心を装い、見えないふりをしてやり過ごすという内容です。

怯えるみこちゃん

 主人公四谷みこは美人JK。やはりホラー作品のヒロインは美人じゃないといけません。美人を怖がらせたいというドSチックな気持ちもないではないですが、恐怖に歪んだ顔を見せてもなんとか絵になるのは美人だからという側面が強いように思います。

必死に無視

 単に幽霊が見えるという程度ならともかく、みこちゃんの目に映るそれらはとにかくキモい。幽霊と言うより怪物のような姿をしているのが多く、物理的な接触はないとはいえ、重なることさえイヤだと思うようなのばかりです。

お父さん死んでた
怖くない霊

 登場した中で気持ち悪くない霊は、みこちゃんのパパン(普通すぎて霊とは思えなかったレベル)や、強面だけど猫好きな男性に憑いていた奥さんと2匹の猫の霊くらいでした。あとは大体が怪物化していてとにかく怖い。

みこちゃんエロシーン
みこちゃんエロシーンその2

 みこちゃんの描写が妙にエロいと思ったら、監督はかの伝説の「異種族レビュアーズ」の監督でした。なるほど。あの世界なら霊体関係の風俗とかもありそうですが、こっちの霊体は大半が無茶苦茶キモいので風俗店で働けそうにありません。

ヤバい幽霊

 どうしてヤバいものが見えるようになったのか、理由はさっぱり不明ですが、中には無視に失敗すると攻撃してくるような超絶ヤバいのもいて、みこちゃん絶対絶命。数珠などで対抗しようともしましたが、そんなの全然効かないようなのもいて。

神社の主?

 そんな中、心霊スポットとして有名な神社でキツネ系(?)の神様のようなのに助けられ、3回ほど助けられるみこちゃん。助ける度にカウントダウンしていたので、お礼参りにいかなきゃと思うみこちゃんですが、どうもこいつはこいつでヤバそうな気配。

これで気付かないハナ
ユリア

 親友の百合川ハナは霊感ゼロですが、生命オーラが強く霊を引き寄せやすい体質らしく、彼女と一緒にいるみこちゃんは毎回怖い目に遭うことに。もう一人、二暮堂ユリアという子とも仲良くなりますが、この子も「見える子ちゃん」ながら、なぜかみこちゃんとは見えるものが違うらしく、あんまり害のなさそうなのは見える反面、マジでヤバいのはなぜか見えません。

OPとED 

 OPもEDもみこちゃん(CV雨宮天)が歌っていますが、OP「見えないからね!?」は彼女の気持ちそのものの歌である反面、ED「ミタナ? ミタヨネ?? ミテルヨネ???」は人外サイドからも歌となっており、なぜそれをみこちゃんが歌っているのか謎。

神社の主の使い

 展開的には神社の神様みたいなヤバいのとの決着が付いていないので、2期をぜひ。ホラーとエロスは表裏一体のようなところがあるので、やりすぎない程度にエロスも欲しいですね。怖い時にスカートの端をきゅっと握るみこちゃんがイイ!!

無職転生第2クール

 最後に「無職転生 第2クール」。分割2クールの後半で、これで第1期終了のようです。「小説家になろう」連載作品が原作で、交通事故死して異世界に転生するという設定からしてまさに堂々たる「なろう」系なんですが、「なろう」系離れした非常に重厚な設定が特徴で、「なろう」系の最終兵器と言われるだけはあります。こんな作品ばかりなら、「なろう」系もスマホ太郎だのバカにされることはなかったんでしょうが…玉石混淆は世の常とはいえ、石の割合が多いんですよね「なろう」系。

転生したルディ

 34才のヒキニートがトラックに轢かれかけた高校生らを助けようとして事故死し、記憶を持ったまま異世界に転生。前世で何事も中途半端に投げ出した後悔から、今度こそ真面目に生きようと決意するところから始まる物語です。主人公ルーデウス(ルディ)は魔力の才能があり、幼少期から努力しているので相当な力を持っていますが、大人の心を持っているとはいえ、前世がヒキニートだったので経験豊富とはいかず、またスケベでお調子者といった悪い癖もあるので、他の「なろう」系作品の主人公のようには無双できません。

凶暴時代のエリス

 ロキシー師匠のおかげでトラウマを克服し、シルフィと仲良くなって平和に暮らせそうなところを、無理矢理貴族の家で働くことにされ、まるで“狼に育てられた少女”そのものののような凶暴なお嬢様エリスの家庭教師となります。

魔大陸

 どうにかこうにかエリスとも上手くやれるようになってきたら、今度は謎の魔力暴走による「フィットア領転移事件」に巻き込まれ、魔大陸に飛ばされてしまうルディ。様々な冒険と苦労の末なんとか故郷への帰還を果たしますが、故郷は変わり果てていました。

ルディ脱童貞

 エリスと恋仲になり、前世でも果たせなかった“脱童貞”を果たすルディですが、直後に去ったエリスに愛想を尽かされたと落ち込むルディ。エリスは今のままではルディの足手まといだと思っており、修行の旅に出たのですが、その辺の気持ちが全然伝わっていません。もう人生そのものをまた諦めようかとさえ思ったルディですが、この世界の母親(ゼニス)がなお行方不明なのを思い出し、探しに行かなければと決意したところで終了しています。

生家の無惨な姿

 当然2期をはよ!な展開なんですが、当初は無詠唱魔法が使えて無茶苦茶強いかと思われたルディが、この世界では大したことは無い(強いことは強いけど、更に強い連中がうようよしている)ことや、異世界はいわゆる剣と魔法の世界ながら、剣(他に槍とかもあり、要するに武技)がかなり強くて一対一だと魔法ではなかなか圧倒できなかったりで、他の「なろう」系のように無双ができません。ましてや「俺、またなんかやっちゃいました?」なんて夢のまた夢。

ロキシーと両親
シルフィ?

 とにかく絵が綺麗で、大河小説のような展開が素晴らしいです。突如発生した「フィットア領転移事件」も今の所原因不明ですが、作中なぜ起きたのかもちゃんと説明されているらしいので、他作品のように投げっぱなしにはなっていないようです。

文明化したエリス

 ヒロイン候補のロキシー、シルフィ、エリスは皆魅力的ですが、第1期だとエリスが正妻格か。ルディと過ごす時間が長かったし、初体験の相手でもあるし。美少女ながらとにかく凶暴だったのが、“ウォーター”を認識したヘレン・ケラーのような時期を過ぎて、ずいぶんと文明開化したものです。CV加隈亜衣の熱演が素晴らしい。

在りし日のゼニス

 個人的には未だ行方不明のルディのママン・ゼニスが気に掛かります。CV金元寿子だし。第1期最終回に至るまで、ルディが彼女のことに言及することがほとんどなく、仮にも母親なのに気にしていないのかと思っていましたが、すっかり意気消沈したルディを立ち直らせたのはゼニスを探さねばという気持ちだったので、そうではなかった模様。マザコンではなくても、やはり母親というのは男にとって特別な女性ですよね。

ゼニスを救わねば

2021年秋季アニメの感想(その1):白い砂のアクアトープ/異世界食堂2/ブループリオド

クリスマス猫

 皆さんメリクリです。瀬戸内は今はまだそれほど寒くないのですが、クリスマス寒波とやらが来ているそうで、今夜あたりから冷え込んで四国でも雪が降るところがあるとか。高松には降らない見込みですが、気温はぐっと下がるようです。年末の帰省ラッシュに影響がなければいいですけどね。

白い砂のアクアトープ感想

 今週は秋季アニメの終了ラッシュでした。なんとか年内に感想を書き終わりたいと思いつつ、反面アニメの感想を書いているうちは他のネタを考えなくてもいいので、楽と言えば楽なので、ゆっくり書き綴りたいと思います。まずは夏季から2クール続いた「白い砂のアクアトープ」。

がまがま水族館

 P.A.WORKSの「お仕事シリーズ」第4弾。今回は1クール目と2クール目で働く場所が変わり、第1クールは「がまがま水族館」編、第2クールは「アクアリウム・ティンガーラ」編ということになります。“ティンガーラ”ってどういう意味だろうと思っていましたが、沖縄の方言で「天の川」のことだそうです。

ティンガーラ

 映像は美しく、キャラも可愛くという面では従来の「お仕事シリーズ」と共通なんですが、主人公の魅力という点では若干残念な面も。今一番の売れっ子声優かもしれない伊藤美来が演じた海咲野くくる、この人が惹き付けられる人かというと、個人的には「うーん」という感じでした。

激情のくくる

 もちろん彼女の過去とか描かれていたので、幼くして両親を亡くした彼女の「がまがま水族館」への執着とかは理解できるんですが、立て直しのために尽力するあたりはともかく、どうにもならなくなったら立て籠もったりして。

闇くくる
トラブルメーカーくくる

 まあ当時はまだJKで性格的に幼い面もあったからとフォローできないではないですが、高校卒業後に「ティンガーラ」に就職してからも、無断欠勤したりして。社会人であれば、仕事が嫌で出勤したくないとか思うことの一度や二度(いや百度や二百度)はあるのが当たり前なんですが、ブッチしたいと思うのと本当にブッチしてしまうことの間には越えられない壁が。それは大げだに言えば「殺してやりたい」と思うのと本当に殺してしまうことぐらいの差があると思うのです。まだ未成年だからとか弁護の余地はあるかもですが、お給料貰って働くのならそれは言い訳にはならんなあと思います。せめて連絡して休め。

宮森あおい

 こういう物語は、主人公がいろんなトラブルに巻き込まれ、そこをどうかいくぐっていくかというところも見せ場になるのですが、「SHIROBAKO」の宮森あおいのように、真面目に働く中で次から次へとトラブルが舞い込んでくるのとは違い、くくるの場合は自らトラブルを産みだしている観があるので、同情できないというか共感できないというか。

最終回の百合シーン

 もう一人の主人公宮沢風花は、最初こそ引退したアイドルを引きずっていたりしましたが、2クールからはすっかり大人になってしっかり仕事に取り組み、ハワイでの海外研修の審査に合格するまでになっていて、その成長ぶりが対照的でした。

同僚さんたち
この人達にもっと光を

 本作は青春群像劇的側面があって、くくるの同級生とか旧知の人々についても描かれていましたが、なんだかんだ皆ティンガーラに集結していった様な。それは別にいいのですが、他のキャラの掘り下げはちょっと少なかったかなと思います。第1クールでちょっと悪役チックに登場した南風原知夢が、実は彼女に抱えている問題があることが判って…という展開は良かったのですが、そこから先がなかったというか。個人的には空也あたりともっと親密になるなんて展開が欲しかった。

櫂君

 全般的にくくると風花に焦点が当たっていたので、よく言えばぶれていなかったのですが、悪く言えば群像劇になりきらなかったような。せめてメインキャラの一人でくくるに恋心を抱いている仲村櫂はもうちょっと触れてやって欲しかった。

比嘉瑛士
SHIROBAKOの平岡

 なお第2クールから登場した比嘉瑛士、当初は「SHIROBSKO」でやはり第2クールから登場したトラブルメーカー・平岡大輔のような雰囲気あったので、やばいヤツキタ━(・∀・)━!!!!と思ったら、全然そんなことはなく、変わったところはあったものの普通にいい人でした。重ねて本作を「SHIROBSKO」と比較すると、くくる以外にはトラブルメイカーがいないというところが大きな相違点ですね。ティンガーラも最初こそ人間関係にギスギスした部分はありましたが、それは新組織が立ち上がったばかりで自分の仕事に習熟するのに精一杯だっためで、相互理解が深まってからは良好な関係になっていきました。武蔵野アニメーションよりはティンガーラで働きたいかなあ。

異世界食堂2感想

 続いて「異世界食堂2」。一週間に一度、土曜日だけ異世界に繋がって様々な客がやってくる「洋食のねこや」を描いたアニメの第二期です。深夜の飯テロアニメの名を恣にしていましたね。

飯テロアニメ

 とにかく出てくる料理が美味そうで、しかもその料理を食べるキャラがいちいち事細かく食感とか味についての感想を述べるので、見ているとお腹が空いてしまいます。

食堂内でのトラブルは御法度
滅茶苦茶強いクロ

 繋がっている異世界は一つだけですが、そこは人間だけでなくエルフやドワーフなどの亜人や魔族、魔獣が存在し、ほぼ神に近い存在として竜まで存在します。なので客のバリエーションは多岐にわたり、人間でも対立する国家に所属してたりするので、トラブルの火種はやたら多そうですが、トラブルを起こすと“出入り禁止”となって「ねこや」に通じる扉を利用できなくなるシステムとなっているほか、異世界屈指の強さを持つ赤の女王(竜)の加護を得ており、それでも足りずに竜仲間の「黒」にウエイトレスとして務めさせる措置を取っています。神の如き2柱の竜を相手に出来る存在はまずいないでしょう。

食堂で合コン

 物語は基本一話完結で、毎回主役となるキャラは変わりますが、人間関係などはその後も継続しているので、それぞれの話がゆるやかに繋がっていく仕組みとなっており、2期最終話では帝国第一皇女アーデルハイドと砂の国の王子シャリーフの結婚祝賀会が「ねこや」で開催されていました。二人が出会ったのは1期でしたが、一目惚れしてからは国同士の交流を深めるという遠大な策を展開し、遂に念願を果たしていました。これは一例ですが、各キャラの様々な動向は、本人が主役になっていない回でもちょいちょい描かれているので、結果的に物語はゆるやかに動いています。

店主

 店主が異世界の通貨(金貨とか)をどのようにして両替しているのかとか、色々と余計な詮索もしたくなります。店主自身も実は祖母が異世界人(四英雄の一人ヨミ)なので異世界人のクォーターですが、本人は全く知らない模様。店主が主人公になるエピソードはありませんが、人柄も料理の腕も良いので、アレッタあたりとくっついちゃえYOとか思いますね。魔族と言っても角がある程度なので、「うちの娘」のラティナみたいなものかと。「黒」だとさすがに…なにしろ死と闇を司る存在らしいので。

結婚祝賀会

 ということで、飯テロに留まらず、毎回楽しく見られる作品でした。安野希世乃が歌うOPも東山奈央が歌うEDもとってもグッドでした。

ブルーピリオド感想

 最後に「ブルーピリオド」。ふとしたことを切っ掛けに絵を描くことの楽しさに目覚めた主人公が東京芸術大学合格を目指す物語です。

八虎合格

 もちろん芸大に合格したらゴールではなく、芸大入学はむしろ始まりに過ぎませんが、芸大合格が至難の業のようです。私も昔大学受験をしたので文系理系あたりの受験はおおよその見当がつきますが、芸術系の受験というものについては全くの初見で、非常に興味深かったです。

八虎

 原作は連載中ですが、今回は芸大受験までが描かれていました。第2期制作は必須なのですが、作品としての出来は非常に良かったので、おそらく近く制作されるのではないかと思っています。連載がちゃんと続いていれば…

DQN時代の八虎

 主人公矢口八虎は高校生のくせに酒は飲む煙草は吸うの遊び人で、金髪にピアスの姿からDQNと思われていますが、反面成績も良い優等生でした。なんでもそつなくこなしているようでいて、達成感のない空虚な毎日を送っていた彼が、先輩の描いた一枚の絵を見たことで大変身し、美術部に入部して真剣に美大の受験を目指し始めます。

森先輩の絵

 家の経済状況から国立しか受験できないということで、目指すは芸術系の最難関・東京芸大。まずは芸術系の受験の様子というものに全く不案内だったので、八虎と共に新鮮な気持ちで見ることが出来ました。大変ですね、芸術系の受験は。

森先輩と八虎

 何よりも八虎が良いヤツなんですよね。美術部では入部当初はDQNと思われていましたが、美術に対する真摯な態度で誤解は解け、その後は部員達と良好な関係を作っていました。1年先輩の森部長の天使の絵が八虎の運命を変え、一貫して憧れの人でしたが、なにかとすれ違いになって出会えないままで。別に恋心があるということではなさそうなのに、なぜにこれほどすれ違うのか(笑)。

佐伯先生

 私の小学校時代の図工の先生はすごくいい人で、中学校時代の美術教師は変わった人でした。高校では音楽を選択したので知りませんが、エキセントリックな人が多いのでしょうかね。作中では美術部顧問の佐伯先生が「いい人」でした。CV平野文ということで、私あたりは「ラムちゃんやん!」と思ってしまうのですが、今の若い人は知らないか。

大葉先生

 予備校の講師(大葉先生)はさらに大きな影響を与えた人で、エキセントリックだけど生徒想いで面白い人でした。芸大を出た場合、美術教師のほかにこうした美術系予備校の講師になったりするんでしょうかね?もちろん画家とかなれれば一番いいのでしょうが、それで食っていける人がどれほどいるのか…

桑名マキ
八虎絶不調

 後半は美術部より予備校の話が主軸になりました。天才的才能を持った桑名さんが合格できなかったりと波乱もあったものの、ストレスに起因した蕁麻疹やら眼精疲労などで絶不調で受験当日を迎えた八虎は見事合格に。

コミュ障世田介

 天才過ぎて予備校を辞めて独学で芸大に合格するも、無茶苦茶コミュ障な高橋世田介というキャラがいて、美術系は変人揃いという偏見を持った私からすると、そうそう、こういう人がいるんでしょ?という感じなんですが、この人クラスになると絵で食っていけないとヤバい感じもします。八虎はそれこそ美術教師とか講師でもやっていけるコミュ力があるので食いっぱぐれはなさそうですが、今後どうなるのかは興味津々ですね。

記憶に残る一言(その144):本田豊のセリフ(SHIROBAKO)

焦げる猫

 冬至も間近な今日この頃、昼間の時間が本当に短いですね。高松は筑波嶺よりはるかに西にあるので日没は比較的ゆっくりなのですが、その分朝が暗いですね。不定時法だった江戸時代なら一刻の長さが季節によって変わるので、冬は仕事時間が短くて有利なんですが…。でも夏は地獄を見そうなのでやはり導入は慎重に(笑)。

SHIROBAKO.jpg

 本日は「記憶に残る一言」です。先日「映像研には手を出すな」を記事にした時に思い出した「SHIROBAKO」から、本田豊のセリフを紹介したいと思います。

ドンドンドーナツ

 「SHIROBAKO」は2014年10月から2015年3月まで2クール24話が放映されたアニメで、アニメーション業界を描いていました。制作はP.A.WORKS、監督は水島努のオリジナル作品で、「花咲くいろは」に続く「働く女の子シリーズ」第2弾でした。このシリーズは「お仕事シリーズ」に改称されて今季の「白い砂のアクアトープ」まで4作が作られています。2クール構成なのが特徴で、毎回楽しく視聴しているのですが、「SHIROBAKO」が一番面白かったように思います。

萌え映像研

 メインキャラは山形の高校でアニメーション同好会を結成していた女の子5人組で、まさに「映像研には手を出すな」の3人組が卒業後もアニメに関わったとしたら…という“その後”が描かれた作品が「SHIROBAKO」になると思います。主人公宮森あおいは制作進行担当なので、ルックスはだいぶ違いますが「映像研」の金森さやかのポジションといえるでしょう。

えくそだすっ!

 制作していた作品にちなむなら、第1クールが「えくそだすっ!」編、第2クールが「第三飛行少女隊」編ということになるかと思います。「えくそだすっ!」は宮森あおいが武蔵野アニメーション入社後に初めて関わる作品であると共に、同社にとっても7年ぶりに元請制作することになった作品ですが、1話開始時点で既にスケジュールが逼迫した状況となっていました。

本田豊

 本田豊は「えくそだすっ!」担当の制作デスクで、あおいの上司にあたる存在です。恰幅がよく、人柄は穏やかで優秀ですが、かなり心配性なきらいがあります。

コンテのまま

 1話が放映され、3話のオールラッシュ(全カットを並べ、チェックすること)を行うという段になって、トラブル発覚。原画が絵コンテのままで効果音も付いていません。

土下座する太郎

 3話の制作進行担当の高梨太郎が土下座。彼の進捗管理の不備が原因でした。こいつは「えくそだそっ!」編では根拠の無い自信家で責任感がなく、無自覚に周囲に迷惑をかけ続けるトラブルメイカーでしたが、水島監督がモチーフになっているとか。

万策尽きたその1

 今回のセリフはここで天を仰いだ本田の「万策尽きたー!」です。それでもこの時は周知を絞って危機を回避することに成功しました。

太郎の尻拭い

 あおいは本田と共に太郎の尻拭いに奔走。あちこちに頭を下げ、文句や嫌味を言われまくるあおい。グチグチ言われるのが制作進行の仕事なのか。

万策尽きた

 その後も度々トラブルが発生し、スケジュールが遅れてピンチになる度に本田の「万策尽きたー!」が発せられました。このセリフはアニメ流行語大賞2014の第13位になっていました。

レロレロレロレロ

 余談ですがこの年のアニメ流行語には、「ごちうさ」の「こころぴょんぴょん」(4位)、「魔法科高校の劣等生」の「さすがはお兄様です」(7位)、「ガールフレンド(仮)」の「(^q^)くおえうえーーーるえうおおwww」(9位)などがランクインしていました。1位は「ジョジョの奇妙な冒険 スターダストクルセイダース」の「レロレロレロレロ」。これは花京院がチェリーを食べる時に発した擬音のようなセリフですね。

ようかいのせいなのね

 なお2位と3位は「妖怪ウォッチ」からランクインしていましたが…ポストポケモンのように言われていた「妖怪ウォッチ」、今では跡形もなくなってしまったような。それも妖怪のせいなのね?そうなのね?

天職に転職

 再三「万策尽きたー!」になりつつも、なんとか「えくそだすっ!」は完成します。その後、なんと本田は武蔵野アニメーションを退社し、近くのケーキ屋「Ourrin(ウルリン)」で働くことに。これは制作進行に疲れたということもないではないでしょうが、元々将来の夢がケーキ屋になることだったためだそうです。あおいがいっぱしになって自分がいなくてももう大丈夫だと思ったこともあるのかも知れません。

第三飛行少女隊

 なお第2クールの「第三飛行少女隊」編に入ったらトラブルはないかといえば、全然そんなことはなく、「えくそだすっ!」編以上のトラブルに見舞われることになります。

あおいも万策尽きる

 なんと入社一年目にも関わらず、あおいが本田に代わって制作デスクに抜擢されることに。そして本田に代わって「万策ポーズ」を取る役目も担うことになります。「第三飛行少女隊」は人気コミックが原作ということで、原作者サイドからの口出しも多く、「えくそだすっ!」以上に大変そうでした。

激やせした本田豊

 一方、ケーキ職人になった本田はまさかの激やせ姿に。ケーキ作ってたらむしろ太りそうな気がしますが。どうやら本田はストレス太りだった模様。制作進行は恐ろしい仕事のようですね。

KUROBAKOの制作進行

 さすが「SHIROBAKO」のパロディ回だった「ハッカドールTHEあにめ~しょん」7話「KUROBAKO」で「アニメ制作現場全体を回すクソな仕事だ」と言い切っていただけのことはあります。

万策尽きたスタンプ

 公式がLINEスタンプでこれを作っているくらい、本田の口癖となっていましたが、「SHIROBAKO」放映後はアニメの制作スケジュールが間に合わず落としてしまったと思われるような状況があった時、それを揶揄して「万策尽きた」と表現されるようになりました。

監督も万策ポーズ

 ではどういう時が「万策尽きた」なのかと言えば、予定外の総集編や出演声優の顔出し番組が放送されるなどしたときにしばしば囁かれるようです。昨年は、新型コロナウイルスの世界的流行により、アニメ業界全体が「万策尽きた」状態となり、新作アニメの大半で制作・放送・配信の延期や休止を余儀なくされる事態になってしまっていました。

いいときの作画

 アニメの制作進行で「万策尽きた」状態はいかなるものか…その興味深い実例として2018年秋季アニメの「俺が好きなのは妹だけど妹じゃない」(通称「いもいも」)が挙げられると思います。

兄妹で崩壊
崩壊涼花
崩壊涼花その2

 綺麗なPVにより視聴者の期待を集めていたにも関わらず、放映開始直後から作画崩壊が目立ちました。画の使い回し、キャラの顔面崩壊、妙な間取りや体格、シーン切り替えでいきなりスマホがガラケーに変わるといった怪現象の嵐が視聴者から相次いで指摘される事態に。途中からは完全に作画崩壊を楽しむ作品とみなされ、思い出したかのようにまともな作画があった際はそちらがネタにされたりして。

正直困太

 そして6話EDで実に興味深いクレジットがなされました。おわかりいただけただろうか…

正直困太その2

 該当部分をアップにしたものです。原画に「正直困太」とのクレジットが。これが出てきたのはこの一話のみであり、原画スタッフであること以外一切の素性こそ不明でしたが、鬼スケジュールに悲鳴を上げているスタッフの心の叫びではないかと大きな話題を呼びました。そして直後の7話は遂に放送延期。さらに作品が短縮され10話で終了し、れブルーレイおよびDVDの発売延期に。まああのまま発売しても売れないでしょうね。「万策尽太」もクレジットして欲しかった。

ガルパン劇場版 

 アニメ制作会社には、幾度も万策尽きて各方面に迷惑をかける札付きの会社もあるようです。ここであげつらうのはやめておきますが、水島監督の代表作と言って良い「ガールズ&パンツァー」(略称「ガルパン」)も2回放送延期となっていましたね。それどころか映画版の公開まで延期になっていたりして。後から完成した作品を見るとクオリティは非常に高いので、作画崩壊よりは放送延期の方がましな気もしますが、リアルタイムで視聴している人からすればやはり迷惑千万でしょうね。

視聴予定の2022年冬季アニメ:来季も10本をエントリー

猫かまくら

 寒波が来やがりました。子供の頃に瀬戸内地方は温暖と習った記憶がありますが、さすがに寒いですね。ウォーキングも真冬装備。年明けまでは耐えようかとも思ったのですが、考えてみればやせ我慢しても何の意味もないし。ドカ雪札幌に比べれば楽勝ですけどね。

ファインモーション登場
10連一発で来てくれたファイン

 スマホゲーの「ウマ娘」でファインモーションが新規実装されました。たまたま10連分の石があったのでガチャを引いてみたら、一発で来てくれました。CVは橋本ちなみで、「プリコネR」では「クスクス」という笑い声が印象的な作中屈指のヤンデレ・エリコを演じています。ファインは気さくながら気品に溢れていて、ヤンデレとは対極のような存在なので一安心。

ファインモーション

 アイルランドの王族の娘ということで、ウマ娘界の名門・メジロ家なんか目じゃない正真正銘のお嬢様ウマ娘。アイルランドは共和国じゃ…なんてツッコミは野暮なんでしょうね。ウマ娘のいる世界は異世界だし。ラーメン大好きファインさんとの日々はほぼ「ローマの休日」。

冬アニメ一覧

 さて年の暮れでもありますし、秋季アニメも終わる頃です。そろそろ新年から見るアニメを見繕っていきましょう。例によってあいうえお順です。

明日ちゃんのセーラー服その2

 「明日ちゃんのセーラー服」。「明日」と書いて「あけび」と読むそうです。博が「となりのヤングジャンプ」で連載中の漫画が原作です。かつては女子学生の定番だったセーラー服ですが、今では絶滅危惧種かも知れませんね。もともと海軍兵士の軍服ですが、19世紀後半から20世紀初頭にかけて子供服や女性のファッションとして世界的に流行し、日本でも100年ほど前に女子生徒用の制服として導入されたとか。

明日ちゃんのセーラー服その1

 舞台は、田舎の名門女子中学・私立蠟梅学園。あるきっかけから、この学園のセーラー服を着ることが「夢」だった少女、明日小路。念願叶い、ドキドキで入学式当日を迎えるが-「私はセーラー服に決めました」決意を胸に、夢の中学生ライフが始まる♪クラスメート、給食、部活動…“初めて”だらけの毎日を、小路は全力で駆け抜ける!少女たちの、キラキラ輝く青春日記。「友達いっぱいできるかな?」…という作品だそうです。明日って名前じゃなくて姓だったのか。

ありふれその1

 「ありふれた職業で世界最強 2nd season」。白米良の「なろう」系ライトノベルが原作で、2019年夏季アニメの第2期です。第1期は冒頭わかりにくいとかなり評判悪かったのですが、私は全部見ましたね。でも、正直2期が来るとは思ってませんでした。

ありふれその2

 かつてのクラスメイトたちと別れた後、主人公ハジメが率いるパーティーは新たな神代魔法を手に入れるため大迷宮へと向かっていた。様々な試練を突破し、元の世界に帰るために着々と力をつけていく一行。しかし、その裏では魔人族たちも不穏な動きをみせていた。王都に忍び寄る影と暗躍する謎の人物。「敵はすべて倒す――たとえそれが神だとしても」彼らの前に立ちはだかる真の敵とは一体何者なのか――!? "最強"異世界ファンタジー、セカンドシーズン開幕!…という作品だそうです。

賢者の弟子その1

 「賢者の弟子を名乗る賢者」。りゅうせんひろつぐが「小説家になろう」に連載していたWEB小説が原作ということで、毎回選ばずにはいられない「なろう」系作品です。「なろう」系にしてはタイトル短めですが、それでもタイトルだけで「なろう」系だと分かってしまう不思議。

賢者の弟子その2

 無限の可能性が広がるVRMMO-RPG「アーク・アースオンライン」。プレイヤーによって建国されたアルカイト王国の九賢者が一人、威厳あふれる老齢の召喚術士ダンブルフもまたプレイヤーの一人だった。ある日、彼は世界の異変に気づく。ゲームでは無かった味覚や臭覚が生まれ、ログアウトもできない。さらに、NPCが実に人間くさい反応を見せる。――それはゲームが紛れもない現実となった証であった。しかもこの世界では、30年もの月日が経っているというのだ。そして何ということか、ダンブルフは諸事情により幼くも美しい少女の姿になっていた!急変した世界の謎を解き明かすため、ダンブルフは賢者の弟子ミラを名乗り旅立つのであった。冒険の果てに待ち受けているものとは――。…という作品だそうです。ゲーム世界が異世界に転移するということでは、「オーバーロード」に似ていますね。

失格紋その1

 「失格紋の最強賢者」。原作は進行諸島が「小説家になろう」に連載していたWEB小説で、これもタイトル短めながら「なろう」系。しかも賢者かぶりしていますね。どっちかは視聴打ち切りという予感もそこはかとなく。

失格紋その2

 世界最強の魔法使いと謳われながらも、生まれ持った紋章の性能に限界を感じていた【賢者】ガイアス。その彼が己の紋章を変えるために取った手段――それは転生によって新たな体を得ること!彼は遥か未来の世界に転生し、求めていた「魔法戦闘に最適な紋章」と、マティアスという名を手に入れた。しかし、その紋章はこの時代ではなぜか「失格紋」と呼ばれていた……!時を経た今世では、魔法が衰退し低レベルな魔法理論が跋扈してしまっていたのだ。魔法戦闘最強の「失格紋」と、賢者の知恵を併せ持つ少年マティアスは、世界の常識を次々と打ち壊していく!異世界紋章ファンタジー、ここに開幕!!…という作品だそうです。

終末のハーレムその1

 「終末のハーレム」。LINK(原作)、宵野コタロー(作画)で「少年ジャンプ+」で連載中の漫画が原作です。秋季アニメの予定が、「表現の精査のため」を理由として、なんと1話で放映延期になってしまったといういわくつきの作品ですね。修正作業は終わったんでしょうか。

終末のハーレムその2

 時は近未来――2040年の日本・東京。ある難病に侵された青年・怜人は幼馴染の絵理沙と再会を誓い、病を治すため”コールドスリープ”することに。5年後に目を醒ますと、世界は大きな変貌を遂げていた。MK(Male Killer)ウイルスによって地球上の99.9%の男性が死滅。地上は5人の男に対して50億の女性が存在する、超ハーレムとなっていた。MKウイルスへの抵抗力を持つ男性”ナンバーズ”は、わずか5人。その1人である怜人は、残された女性たちと人類の存続のため“メイティング”(子作り)することを求められる。パンデミック後の世界に待っていたハーレム生活。同時に、怜人はナンバーズを巡る世界的な陰謀に巻き込まれていく。押し寄せる誘惑を乗り越え、世界を救うことはできるのか。…という作品だそうです。「異世界レビュアーズ」を超える描写に期待したいのですが、まあ無理ですかね。

スローループその1

 「スローループ」。うちのまいこが「まんがタイムきららフォワード」で連載中の漫画が原作ということで、こちらは「きらら」系ということになります。「きらら」系はひところに比べるとだいぶ減ってしまったような。

スローループその2 

 海辺でひとり、亡き父に教えてもらったフライフィッシングを嗜む少女・ひより。いつもどおりに釣りをしていると、いきなり海に入ろうとする天真爛漫な少女・小春と出会います。一緒に釣りをする事になった2人でしたが、実は親の再婚相手の娘どうしで…?ひょんな出会いから「姉妹」になったひよりと小春と一緒に、「釣り」をしながらスローに過ごしてみませんか?…という作品だそうです。JKと釣りというと「放課後ていぼう日誌」を思い出しますが、あっちは「きらら」系ではなく、キャラの可愛さも抑えめ(笑)でした。
 
ビスクドールその1

 「その着せ替え人形は恋をする」。福田晋一がスクウェア・エニックスの「ヤングガンガン」で連載中の漫画が原作です。“着せ替え人形”と書いて“ビスク・ドール”と読むようです。

ビスクドールその2

 雛人形の顔を作る、「頭師(かしらし)」を目指す男子高校生・五条新菜(わかな)。真面目で雛人形作りに一途な反面、同世代の流行には疎く、中々クラスに馴染めずにいる。そんな新菜にとって、いつもクラスの輪の中心にいる人気者・喜多川海夢(まりん)はまるで別世界の住人。けれどある日、思わぬことをきっかけに、海夢と秘密を共有することになって……!?決して交わるはずのなかった2人の世界が、動き出す――コスキュン♡ ストーリー!…だそうです。“コスキュン”って何?

受肉おじさんその1

 「異世界美少女受肉おじさんと」。“異世界”と書いて“ファンタジー”と読むのでこの位置に。津留崎優(原作)、池澤真(作画)でCygamesの「サイコミ」に連載中のWEB漫画が原作です。

受肉おじさんとその2

 「行くぞ神宮寺」「あぁ、俺たちで魔王を倒す」「「俺たちが、互いに惚れる前に!!」」平凡なサラリーマン生活を送っていた幼馴染の橘日向(32)と神宮寺司(32)。二人はとある合コンの帰り道に、女神を名乗る謎の存在によって異世界に飛ばされてしまう。そこで神宮寺が目にしたのは、金髪碧眼美少女の姿に変わり果てた親友の姿だった…!?美少女の姿になった橘を見て、あまりの可愛さに戸惑う神宮寺。女性の身体になったことで、神宮寺のかっこよさにグッと来てしまう橘。しかし元は親友同士。この関係を壊さないためにも、一刻も早く魔王を打倒して元の姿に戻らなければならない。そう、お互いがお互いを好きになる前に――。これは、おっさんと元おっさん美少女の、絶対に惚れてはいけないラブコメディー…という作品だそうです。32才なんておっさんと呼ぶにはまだまだ若いですけどNE!現世に戻って「ウホッ!」にならなければいいですが。

プリコネその1

 「プリンセスコネクト!Re:Dive Season 2」。Cygamesの同名のスマホゲームが原作のアニメの第2期です。スマホゲームが原作だとクソアニメ化しがちな傾向がありますが、本作第1期は例外的に面白かったので今回も期待大です。ゲームの方も面白いですが、「ウマ娘」といいCygamesのゲームは当たりが多い印象があります。

プリコネその2

 紡いだ絆に思いを乗せて、ユウキたちの冒険が再び始まる。その出会いは突然だった。意気投合した彼らはあるギルドを結成するーーその名は【美食殿 】 。美食の探求を目的とした彼らは愉快な仲間たちと友情を深め、美味しいごはんを食べ、そしてときにはちょっぴり危険な冒険に身を投じ、せわしなくも穏やかな日々を送っていた。ところが、胸に秘めた思いはやがて交錯し、彼らはかつてない困難に巻き込まれていく。…という作品だそうです。

追憶編その1

 「魔法科高校の劣等生 追憶編」。第3期になりますね。「魔法科高校の優等生」のことはまあさておき(途中で視聴を打ち切ってしまったし)。第2期からは1年ちょいとなりますが、第1期が7年以上前なんですよね。第1期と第2期の間隙が返す返すも残念。

追憶編その2

 魔法が技術として確立され、約一世紀が過ぎた2095年4月。魔法師を育成する国立魔法大学付属第一高校、通称“魔法科高校”に二人の兄妹が入学した。一人は魔法師として致命的な欠陥を抱える劣等生の兄・達也。もう一人は完全無欠の魔法師として讃えられる優等生の妹・深雪。時に恋人同士と間違われるほど仲睦まじい二人だが、ほんの数年前までは、まるで女主人と使用人のように冷え切った関係だった。その関係が変わった背景には、ある出来事があった。三年前の沖縄。深雪にとって忘れられない出来事によって、二人の心と、その運命が大きく変わっていく。シリーズ累計2000万部を突破したスクールマギクスの始まりの物語《追憶編》が幕を開ける。…ということで、第1期の過去編になりますね。深雪はJCとして登場するのか。

ナッセ

 なお来季第2クールに入る「プラチナエンド」は9話で視聴を打ち切ったのでリストには入っていません。小倉唯演じる特級天使ナッセは可愛かったのですが、主人公の性格とか展開とかにどうにもうんざりしてしまい…代わって「王様ランキング」を見ていますが、感想についてはまた後日。

怪人開発部の黒井津さん天才王子の

 恒例の“超豪華なリザーバー”ですが、ヒーローを倒す怪人を開発すべく奮戦する、悪の組織の研究員の奮戦を描く「怪人開発部の黒井津さん」、「なろう」系に見えて実はそうではない(「なろう」系とラノベの間には柵なんかないのかも知れません)「天才王子の赤字国家再生術」、PCゲーム(SLG)が原作の「東京24区」、こんな有名な古典を今更アニメ化するんですか?な「平家物語」をエントリーしておきます。

東京24区平家物語

記憶に残る一言(その143):スペシャルウィークのセリフ?(ウマ娘 プリティダービー Season2)

冬猫

 今日は俳句の季語で言う冬麗(ふゆうらら)とでも言うべき穏やかで暖かい日でした。瀬戸内地方の冬はこんなものどすえ(なぜに京都弁)ということなら大変ありがたいのですが…今年の冬は寒いという予報もありますね。

Season2.jpg

 本日は「記憶に残る一言」です。「ウマ娘 プリティーダービー Season2」からスペシャルウィークのセリフを紹介しましょう。これをスペちゃんのセリフと言っていいのかかなり微妙ですが。

復帰を目指すテイオー

 11話「この気持ちって」。3度の骨折で一度は引退を決意したトウカイテイオーですが、ツインターボが不屈の精神で1着をレースを目の当たりにしたことや周囲の励ましにより復帰を決意し、リハビリに励むようになります。練習メニューはデビュー前のような基礎トレの嵐となりましたが、「1からやり直すつもりでボク頑張るよ!」と前向きなテイオー。

探偵物語だ

 皆に助けて貰った分、恩返しがしたいと来る有馬記念出場ウマ娘達の偵察を引き受けたテイオー。なぜか「探偵物語」で松田優作が演じた工藤俊作のコスプレをしています。面白かったですけどね。ベスパに乗って、ライターは常に最大火力にして欲しい。

ネイチャにツッコまれるテイオー

 いろんなウマ娘を偵察するテイオー。本人は隠密裏にやってたつもりですがバレバレ。ついに親しいナイスネイチャにツッコまれます。ゲームプレイヤーからは“みんなの彼女”“彼女面ウマ娘No.1”とか言われるナイスネイチャ。私も大好き。

照れながら告白

 「正直もう駄目かもなんて考えてたらテイオーがまた走るって聞いて。そんな諦めないテイオーのこと見てたらさ。私も頑張らなきゃなって思ったんだ」と照れながら語るネイチャ。

みんなのおかげだ

 「ボクが戻れたのはみんながいたからだよ。いろんな人の気持ちが心に届いたんだ」と返すテイオーに「そういうのはちゃんと直接伝えといた方がいいよ」と言うネイチャ。テイオーはその言葉に感銘を受け、今まで助けてくれたチームメイトに「ありがとう」を伝えることにします。

マックイーンにはありがとうが言えない

 しかし、親友にして最大のライバルであるメジロマックイーンにだけはなぜかありがとうと言えないテイオー。小学生の初恋かお前は。

上の空のテイオー

 言えないままに翌日となり、授業も上の空のテイオー。ツインターボ師匠とネイチャはクラスメートですが、常に爆睡中のターボに比べたらまだましか。

昼ご飯中に妄想開始

 お昼になってもご飯を食べながら上の空のテイオー。カツ丼が冷めちゃうよ。

漫然と口に物を運ぶな

 勇次郎なら「漫然と口に物を運ぶな。何を前にし、何を食べているのか意識しろ。それが命 喰う者に課せられた責任。義務と知れ」と注意するところなんですが…そこへ唐突にテイオーが妄想という名の固有結界を展開!

これは私のありがとうだ

 テイオーから言われた「ありがとう」を嬉しそうに持っているチームメイト達。只一人テイオーから「ありがとう」と言われていないマックイーンが「ありがとう」を欲しがりますが…。現実世界ではマックイーンの孫に当たるゴールドシップでさえ「駄目だ。これはあたしが貰ったありがとうだ」と冷たく拒否します。

sono.jpg

 「その…」とマックイーンが縋るように逆隣のスペシャルウィークを向くと「……あげません」という小さな声が。声が小さくて聞き取れず「え?」と聞き返すマックイーン。

あげません!!

 鬼気迫る表情で「あげません!!」と怒号を放つスペちゃん。ガチギレで威嚇しています。これが今回のセリフです。

よよよ…

 「よよよ…」とベタに泣き崩れるマックイーン。

そんなに怒らなくても

 「スペちゃんそんなに怒らなくてもー!」と叫ぶテイオー。いや全部お前の妄想だから。テイオーはスペちゃんをキレキャラだと認識してるんでしょうか。

私がどうかしました?

 そこへ本物のスペちゃん登場。「私がどうかしました?」って、相変わらずご飯の量(笑)。

コスプレサトダイヤ

 その後スペちゃんに気持ちの伝え方を相談し、ハロウィンのショッピングモールに買い物に行き、コスプレしたキタサンブラックとサトノダイヤモンドのロリウマ娘達(これがまた可愛い)と遭遇し、二人とのやりとりを見る中でマックイーンをデートに誘うことにしたテイオー。ようやく気持ちを伝えることができたのでした。この回は日常回で平和な回だったんですよね。次回があんな鬱展開になるとは知らず…。しかしそれはまた別のお話。

あげません

 ということで「あげません!!」はスペちゃんが実際には言っていないセリフなんですが、いつも優しいスペちゃんが怒号を放つというギャップに加え、顔芸のような表情、前後のエピソードがシリアス展開となっている中にシュールな笑いが差し込まれていることなどで、屈指のネタ台詞となってしまったのでした。

ゲームトップ絵

 アニメ1期では主人公を務め、ゲームのOP絵でも堂々センターにいるのに、アニメ2期ではとことんネタキャラ化しているスペちゃん(涙)。

日本一のステージを夕焼けはあこがれの色

 ゲームでもスペちゃんのサポートカード「日本一のステージを」や「夕焼けはあこがれの色」は、ラストスパートで速度が上がる「全身全霊」(スキル「末脚」の上位スキル)やスタミナを回復する「食いしん坊」(スキル「栄養補給」の上位スキル)といったレアスキルをくれるはずなのですが、どういう訳かなかなかくれないので、

全身全霊はあげません

 「全身全霊」はあげません!とか

食いしん坊はあげません

 「食いしん坊」はあげません!とネタにされることに。レアスキルになるか下位スキルになるかはランダムに決定される仕様なので、悪いのはゲームシステムなのですが、もはや鉄板ネタに。くれないのはスペちゃんだけじゃないんですけどね。

夢はホントに叶うんだ!

 なお「全身全霊」については、後から実装されたウイニングチケットのサポートカード「夢はホントに叶うんだ!」では確定で入手可能となっています。

あげるよ

 このため、「チケゾーはくれるのにスペちゃんはくれない」と、さらなるネタを提供する結果に。

あげませんスタンプ

 その後、「あげません!!」はSeason2の公式LINEスタンプに起用されています。もう公式が面白がっているとしか。

あげませんTシャツあげませんTシャツ裏

 さらには公式「名言Tシャツ」として「あげません!」Tシャツなるものまで発売されています。背面にはマックイーンを威嚇するスペちゃんのアップが。

言ってないのに

 もはやスペちゃん=あげません!!は変ようのないイメージとして固定化されてしまったようです。実際には言っていないのに。

産むから

 余談になりますが、“「ウマ娘」三大言っていないセリフ”とやらがあって、一つは当然スペちゃんの「あげません!!」ですが、残る二つのうち一つはナリタタイシンの「産むから!!」。これは完全にねつ造ですが、タイシンはレース後倒れて病室に運ばれるイベントがあるので利用された模様。ヤンキーっぽいので確かに言いそうな雰囲気はありますね。

パクパクですわ

 もう一つはマックイーンの「パクパクですわ」。関西のスーパーマーケット「スーパー万代(まんだい)」の店内POPに書かれていたメッセージですが、お嬢様口調ともとれる字面であったことからツイッターでマックイーンのセリフだとネタにされることに。マックイーンは見た目はお嬢様なのに実は野球とスイーツのことばかり考えているキャラなので、上手いといえば実に上手い。

おしるこ

 じゃあこれもネタかねつ造かと言えば、実は本当に言っていたりします。どんだけスイーツ好きなんだマックイーン。スイーツなら和洋を問わない無差別ぶりに隣のライアンも思わず苦笑い。

ストゼロを飲むマックイーン

 こちらは完全にねつ造ですが、日本一上品にストゼロを飲むマックイーン。固有スキル「貴顕の使命を果たすべく」が発動した際のシーンで、本来は紅茶を飲んでいるのですが、見事な悪質なコラで差し替えられてしまったという。左手で持っている受け皿がその名残りですね。しかしそれにしてもハマりまくってるなあ。アルコール分9%は強すぎるので私はストゼロは控えるようにしましたが、美味いのは確か。だから困るんですけどね。

映像研には手を出すな:“萌え”要素を一切排除したJKアニメ制作アニメ

アグネスデジタル死去

 先日元競走馬のアグネスデジタルが24才で死亡したとのニュースが。馬の平均寿命は25~30年ということで、夭逝とか早世というほど若死にではありませんが、放牧中の事故による安楽死処分だったそうで、もっと長生きできたかも知れないと思うと残念です。

走るデジたん

 一度も競馬をやったことのない私ですが、アグネスデジタルは「ウマ娘」化されていて自分でも持っているので関心を持っていました。日本にグレード制が導入された1984年以降、芝・ダートの双方でGI勝利を挙げた最初の馬であり、GI競走で6勝を挙げた名馬です。“稀代のオールラウンダー”と呼ばれたその二刀流ぶりは競馬界の大谷と呼んでもいいくらいではないかと。

またデジタル殿が死んでおられるぞ

 ウマ娘のアグネスデジタルもよく死んでいますが、デジたんの場合はウマ娘同士の行動に萌えて悶えて「尊死(“とうとし”または“たっとし”と読むそうな)」しているので、萌のあまり意識を失って天にも昇りそうになっているだけで本当に死んでいる訳ではありません。本体が亡くなったということで、まさにその魂が異世界転生してデジたんになったということに。

映像研には手を出すな

 本日は先日有給休暇(ズル休み、キミ達リリンはそう呼んでるね)を取った際に一気見した「映像研には手を出すな」を紹介したいと思います。原作は大童澄瞳が小学館の「月刊スピリッツ」で2016年9月から連載中の漫画です。

アニメを作ろう

 アニメは全12話で2020年冬季にNHK総合で放映されました。既刊6巻の原作単行本中、1~3巻が映像化されたということで、来年辺り2期もいけそうな気がします。人並み外れた空想力を持つ浅草みどり、金儲けが好きな金森さやか、カリスマ読者モデルながらアニメーター志望の水崎ツバメの3人を主人公に、女子高生によるアニメ制作活動を描く作品です。

映像研トリオ

 私も評判はネットなどで聴いていたのですが、絵柄が絵柄なのでこれまで引き寄せられませんでした。浅草はスカートを履いていなければ少年でも通りそうだし、金森はアダムスファミリーのお母さんみたい。

下着姿のツバメ

 両親が俳優で自身もカリスマ読者モデルで大人気という水崎ツバメが唯一の希望なんですが、作中では群を抜いて美少女のはずなんだけど、なんというか…“萌え”要素がないんですよね。1話で下着姿になるんですが、キャミソールかなんかのはずなのに、男物のランニングシャツにしか見えない(笑)。

ツバメ入浴

 7話には入浴シーンもあって、“萌えアニメ”だと水着回とか入浴回はお約束だよなと思いますが、本作は最大の美少女であるはずのツバメにして全く萌えません。

妄想具現化

 じゃあダメなのかと言えば全くそんなことはなく、いわゆる美少女アニメとは一線を画した作品内容で見せる(魅せる)アニメ作品だったと思います。「設定が命」で、自分が考えた「最強の世界」で大冒険を夢想するのが常であった浅草が、自分の考案したメカに三人で乗り込んで大活劇を展開する妄想をそのまま映像化するあたりは、いかにもアニメの強みを生かしているなあと思いました。

映像研部室

 意気投合した3人はアニメ制作を志しますが、水崎は俳優になるよう言われていてアニ研入部を禁じられているということで、世を忍ぶ仮の姿として「映像系の部活」の態を取って映像研究同好会を立ち上げます。そしてたった3人でアニメ制作に当たることに。

作戦会議

 3人いても実際にアニメ制作に従事しているのは浅草と水崎の2人だけ。金森は全然アニメには興味がなく知識もありませんが、ともすればこだわりのクリエイター魂で作業が滞りがちな2人に締め切りを意識させ、叱咤激励してコントロールするという制作進行の役割を担っています。

三人の性格が出ているカット

 時折3人の幼少期のエピソードが挿入される以外はほぼ家族は登場せず(特に金森の家族は全く不明)、なんとなれば高校の授業シーンなども一切なし。劇中ではひたすらアニメ制作に関わる行動しかしていませんが、おそらく12話経過時点で2年生の夏ぐらいにはなっていますね。部活に精を出す高校生を描く場合、避けては通れない試験の描写がよく見られる(「ちはやふる」とかそうですね)のですが、本作ではガン無視。ちゃんと進級できているのか心配になりますが、そもそも進級した的な話すら出てこないという。でもアニメ制作に関係しない部分をあえてぶった切ったのは英断だったと思います。

そのマチェットを強く握れ

 映像研が制作したアニメは3作。処女作「そのマチェットを強く握れ!」は部費を獲得するための「予算審議委員会」へのプレゼンのために制作された映画の予告編風の短編でした。短編とはいえよく3人で作れるなと思いますが、自動中割りソフトを使用するなどして作業を効率化していました。金森提案の「ローコストで派手」を実現した反面、マスク姿の女子高生が戦車と戦うだけのストーリーのないものとなりましたが、映像に迫力があったので予算をゲットすることに。

SHIBA8 VS テッポウガニ

 2作目「SHIBA8 VS テッポウガニ」は、ロボット研究会の依頼を受けての制作で、文化祭で上映されました。明け方の芝浜高校を舞台に、カニとカメが合体したような架空の巨大生物「テッポウガニ」とロボ研が作った「SHIBA8」が戦います。美術部が背景を、音響部(百目鬼一人だけの部活ですが)が音響を担当するなど外注も行い、アフレコはロボ研が担いました。

銭湯とコインランドリー

 2作目から金森は商業化を強く意識し、上映後DVDを販売しましたが、文化祭なので安く売ることしかできず、完売したものの映像研の収入は2万円に留まり、掛かった人件費180万円に比べて全くペイしませんでした。もっとも部活を人件費に換算するのはどうかという気もしますが。

芝浜UFO大戦争

 3作目は自主制作即売会「COMET-A」(モデルはコミケと思われ)出品を目的として制作された「芝浜UFO大戦争」。金森は労働の正当な対価を求めましたが、学校側が教育の一環である部活動で外部との金銭授受を問題視したことで一悶着となりました。しかし、作品の舞台でもある芝浜の街おこしとして芝浜商店街が絡んだことや、金森の策動によりマスコミなど外部に情報を出したことで学校に問い合わせが殺到したことなどによりなし崩しとなり、金銭授受は著作権保持者の個人の意思でというかなり強引な屁理屈で押し通りました。

変顔トリオ

 映像研の3人は、浅草が監督・脚本(他に水崎が担当しない部分全て)、水崎がキャラデザインとアニメーター、金森がプロデューサーと制作進行、渉外などを担当しています。美術部や音響部の支援を受けているとはいえ、良く3人だけでアニメが作れるなと感心しますが、浅草のこれまで描き貯めた設定画やフルデジタル化を大いに活用したのでしょう。昔みたいにセル画を書いていたら絶対無理。時代設定も2050年代ということで現代よりちょっと未来です。2050年代でDVDがまだ生きているのかはかなり疑問ですが。

芝浜高校

 その割りに現代よりレトロな雰囲気(なんとなく1950~70年代くらいの昭和臭)が漂っているのは、古い流行のリバイバルとかがあったからなんでしょうか。舞台となる芝浜は、名前自体が落語に由来しているような地名ですが、そこに建つ芝浜高校は湖に面した人工島にあり、増改築を繰り返した校舎はダンジョンのような複雑怪奇な建築となっています。

何をやっているのだ

 浅草のセリフも一人称が「ワシ」や「あっし」で、語尾に「じゃよ」が付いたり、激するとべらんめえ調になったりと落語的というか江戸時代的。エヴァンゲリオンが2014年設定で今よりずっと未来的だったので、2050年代になっても案外こんなものかという気もしてしまいます。AIなんかはずっと発達してそうですが。

SHIROBAKO.jpg

 彼女らが高校を卒業してプロになったら…を映像化したような作品として2014年秋季から2クール放映された「SHIROBAKO」があります。こっちはかなりキャラが美少女的になっており、高校時代のアニメーション同好会も5人でやっていましたが、アニメーション業界の日常を描いた傑作でした。主人公の宮森あおいがアニメ会社で制作進行を担当していたので、その業務内容や苦労ぶりを見ていたこともあって、直接アニメ制作にタッチしていない金森の苦労や存在の重要性がよく認識できました。金森がいなかったら1作目すら出来上がらなかったでしょう。

ハッカドール1号の変わり果てた姿

 それでも「SHIROBAKO」での描きぶりはかなりマイルドというか綺麗だったらしく、2015年秋季アニメだった「ハッカドールTHEあにめ~しょん」7話「KUROBAKO」では制作進行を担当したハッカドール1号が変わり果てた姿になっていました。

制作担当

 制作進行担当者(なぜか金属バット標準装備)によれば、制作進行は「原画、動画、撮影、編集などのアニメ制作現場全体を回すクソな仕事だ」そうです。

壊れそうな1号

 一週間風呂にも入れなかったブラック環境に心が折れそうな1号。2号と3号も助っ人に入りましたが、みんな目が死んでいくという。タイトルからして「SHIROBAKO」のパロディなんですが、実態はそんなもんじゃねーという現場の魂の叫びを感じるような神回でした。

ボロボロの3人

 映像研の3人も実際にアニメ制作現場に入ったらああなってしまうのかな…。収入的に言えば水崎は絶対女優になった方がいいし、金森も金儲けのためなら水崎のマネージャーにでもなった方がいいのですが、自分の向き不向きというものと、なりたいものというのは必ずしも一致しないものですね。悔い無き人生は金じゃ買えないと言われれば、それはそうでしょう。

伊藤沙莉

 浅草みどりのCVは伊藤沙莉。メインは女優でアニメは初出演にして初主演だったようですが、とてもそうは思えない演技でした。某宮崎駿が作品に俳優女優を多用して色々言われていますが、この人ぐらい上手く演じられたら誰も文句は言わないでしょう。

田村睦心

 金森さやかのCVは田村睦心。この人はバリバリの声優ですが少年役や「小林さんちのメイドラゴン」の小林さんみたいな中性的な役を得意としています。

松岡美里

 そして水崎ツバメのCVは松岡美里。まだ20才の新人声優でこの役がテレビアニメへの初出演かつレギュラー出演だそうですが、彼女の好奇心の強さとかこだわりなどをよく表現できていたと思います。他作での出演はまだまだ名前がない役が多いですが、今後の注目株でしょう。「艦これ」では海防艦屋代と米戦艦サウスダコタを演じています。

ラーメン屋にて

 とにもかくにも、12話でしっかりアニメ制作活動を描いた傑作でした。本作はギャラクシー賞(2020年3月度月間賞)を受賞したほか、東京アニメアワードフェスティバル2021の「アニメ オブ ザ イヤー部門」での「みんなが選ぶベスト100」で1位に輝き、作品賞(テレビ部門)を受賞しています。さらに2020年度芸術選奨文部科学大臣賞(メディア芸術部門)、第24回文化庁メディア芸術祭アニメーション部門の大賞を受賞しています。

水崎の描いた絵
浅草の描いた絵

 また海外でも高い評価を受けており、米ニューヨーク・タイムズが選ぶ「ベストTV番組2020」及び「ベストTV番組 海外部門2020」に選出されたほか、米ザ・ニューヨーカーが選ぶ2020年度の「ベストテレビ番組」に選出され、米クランチロールが主催する「クランチロール・アニメアワード2021」において、ベストアニメーション賞とベストディレクター賞を受賞しています。

これが渉外

好きな声優さん第7期(その5):白石晴香~舞台女優から美人声優へ

冬の猫

 先週末は山梨と和歌山で立て続けに大きな地震がありました。幸い大きな被害はなかったようでなによりです。気象庁は富士山の噴火や巨大地震が想定される南海トラフとの関係はないとしていますが、南海トラフは30年以内の大地震発生が懸念されており、富士山もいつか必ず噴火すると言われています。今回のように同時に発生しなければいいのですが。

白石晴香

 本日は「好きな声優さん」です。実は「好きなアニメキャラ」にしようか迷ったのですが、昨日もやったので今日は声優さんで行きます。ということで清純美人の白石晴香を紹介しましょう。

白石晴香その2

 白石晴香は1995年4月8日生まれで東京都出身。小学生時代の2007年から舞台女優として活動を始ました。2011年に劇場用アニメ「コクリコ坂から」で主人公の妹役(松崎空)で声優デビューしてからは声優業が多くなっているようです。

白石晴香その3

 特技はバレエ、ジャズダンス、書道、華道などで、学生時代は、華道部に所属していたそうです。趣味はショッピング、音楽鑑賞など。座右の銘は「笑う門には福来たる」。愛称は「はるにゃん」「はるすけ」など。

山賊の娘ローニャ

 2014年の「山賊の娘ローニャ」で主人公のローニャを演じたのがアニメ初主演。「コクリコ坂から」といい、宮崎吾朗監督作品に縁があるようです。実は私、宮崎吾朗作品は一度も見たことがないのですが、「ゲド戦記」はともかく、上記2作品は結構評価が高いようなので良かったですね。

雲雀丘瑠璃

 それでは私が知っている白石晴香が演じたキャラです。例によって原則年代順。まずは「あんハピ♪」の雲雀丘瑠璃。私が白石晴香を知るきっかけとなったキャラですが、このキャラについては当ブログ2016年7月24日付の記事(https://nocturnetsukubane.blog.fc2.com/blog-entry-1365.html)で紹介しております。ついでに21才登場の白石晴香についても紹介しています。あれからもう5年かあ…(遠い目)。

名楽羌子

 「セントールの悩み」の名楽羌子(きょうこ)。本作は亜人というには形態が違いすぎる人馬、竜人、角人、南極人(蛇人)、翼人、長耳人、人魚が混在し、さらにはそれらの混合形態までが存在するケイオスチックな世界を描いたファンタジーな日常作品でした。名楽羌子は角人で、オカルト科学部所属。冷静な性格です成績は優秀ですが体力はありません。異種族が仲良くやっっているのかと思いきや、実は形態間の差別意識は残っていて、「形態差別」「平等と人道に対する罪」などの特殊用語、「思想矯正所」というヤバそうな施設、さらに「歴史清算委員会」というテロ組織や「人権と自治政府の獲得」を求める両生類人の反政府武装組織などが存在し、ディストピア的色彩も見られます。

アシリパさん

 「ゴールデンカムイ」シリーズのアシㇼパ。本作のヒロインで物語の鍵を握るアイヌの少女です。ポーランド人と樺太アイヌの混血の父・ウイルクと北海道アイヌの母・リラッテの血を引く美少女ですが、頻繁に変顔をしてしまう残念美人。

変顔

 戸籍上の和名は小蝶辺明日子(こちょうべ あすこ)。アシㇼパという名前はアイヌ語で「新しい年」という意味で、本人は「未来」と解釈しています。主人公杉元とは10才以上の年齢差がありますが、命の恩人である彼女を杉元は常に「アシㇼパさん」と呼んで敬意を払っています。

古橋文乃

 「ぼくたちは勉強ができない」の古橋文乃。実はこの人で「好きなアニメキャラ」をやろうか迷っていました。視聴当初は主人公のヒロイン候補としては一番似つかわしいと思っていましたが、どうしても桐須先生の壁を超えられませんでした。この作品からは桐須先生を「好きなアニメキャラ」で紹介しているので、個人的に完全に負けヒロイン扱い(笑)。

古橋文乃その2

 文系科目が得意な「文学の森の眠り姫」で、黒髪ロングの清楚系美少女です。胸が小さいのが唯一の玉に瑕…と思いきや、手先が不器用で料理下手でもありました。理系科目は壊滅的でしたが、亡き母親の影響から天文学を学ぶことを望んで理系大学を志望することに。原作連載中に2回行われた人気投票では2回とも2位でその人気ぶりを見せつけていましたが、悲しいことに2回とも桐須先生が1位だったんですよね…

Study.jpg
5人Study

 主題歌を歌う声優ユニット「Study」もありました。白石晴香がセンターでしたね。しかし2期は5人編成となり、やはり桐須先生の中の人がすごい美人でマイッチングです。

ミカエラ・ホンゴウ

 「魔法科高校の劣等生 来訪者編」のミカエラ・ホンゴウ。アメリカに該当するUSNAの国防総省所属の魔法研究者で、諜報員として日本に送り込まれました。

パラサイトミア

 実はパラサイトに寄生されており、主人公達也たちと交戦した末に肉体を自爆させて消滅しますが、パラサイトは新たにピクシーを宿主として潜伏することとなります。ピクシー寄生後は達也を「ご主人様(マスター)」と呼び、彼の役に立つことに喜びを感じるように。

貫井はゆ

 「おちこぼれフルーツタルト」の貫井はゆ。アイドルユニット「フルーツタルト」のメンバーで元は売れないミュージシャンでした。実はお金持ちのお嬢様ですがパパンが芸能活動に反対で勘当状態に。

メイド姿のはゆ

 サバサバしていて明るい性格ですが、少女漫画が好きだったり、将来の夢がお嫁さんだったりと、乙女らしい清純な一面も。

サリー

 「ピーチボーイリバーサイド」のサリー。今年の夏季アニメですが、監督の訳の分からないこだわりによる謎の「シャッフル放映」で滅茶苦茶になってしまった作品です。主人公サリーは本名サルトリーヌ・アルダイク。

桃の目サリー

 平和な小国の姫でしたが、“桃の目”の力に目覚めて鬼をも容易に倒せるように。典型的「俺たちの戦いはこれからだ!」エンドでしたが、監督のやらかしのせいでおそらく2期は無理でしょうね。

白石晴香その4

 来季も、放送延期になった問題作「終末のハーレム」でメインヒロインを務める予定の白石晴香。これまでは清純派の印象が強かったのですが、思い切ったイメチェンでしょうか。いろんな役をやってこその声優なので、ぜひいろいろな役をこなして欲しいです。

好きなアニメキャラ(その130):フレイ・ランドール(乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…X)

冬の猫

 大好きな11月があっという間に過ぎ去って、早くも12月です。行かないで秋という願いも儚く、やたら寒くなってきました。瀬戸内地方って温暖なイメージがあったんですが、結構寒いですね。

Nウォームは暖かい

 真田さんばりに、こんなこともあろうかと秋のうちに買っておいたニトリのNウォームダブルスーパーの毛布&敷きパッドを装備し、CMのお父さんみたいになっている今日この頃です。

麗しのフレイ

 本日は「好きなアニメキャラ」です。「はめふらX」こと「乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…X」からフレイ・ランドールを紹介しましょう。マリアやメアリを差し置いて、脇役にもほどがあるだろうとツッコまれそうですが、妙に大活躍した回があったんですよ。

迷コンビ

 フレイはシリーズ2期の「はめふらX」から登場したキャラです。物語の舞台であるソルシエ王国の貴族・ランドール侯爵家の令嬢で、魔法学園ではカタリナより一年後輩の生徒会役員です。貴族が多い(というより平民のマリア以外はほぼ全員貴族の子女のような)魔法学園ですが、生徒会には能力が優秀でないと入れないのできっと優秀なのでしょう。

当然のように生徒会にいるカタリナ

 当然“土ボコ”のカタリナは生徒会のメンバーではありません。しかし、仲良しがことごとく生徒会役員なのでいつも当たり前のように部屋に迎え入れられています。傍目には実家の権勢(なにしろ公爵家)を盾にして入り浸っているように見えるかもしれませんが、実際はカタリナの人徳のなせる業です。

ジンジャーを構うフレイ

 魔法学園は2年制で、1期はカタリナ達が1年生だった時の話だったため、フレイ達がいなかったのは当然ですが、初登場は「はめふらX」2話。もっともOPでは最初から登場していて、友人のジンジャーを構っていました。当初は「誰?」としか思いませんでしたが。

フレイ初登場

 生徒会が行う予定の演劇で怪我人が出てしまい、“主人公をいじめる意地の悪い義姉の役”に代役を立てなければならなくなったという状況で、「カタリナ様がよいのではないでしょうか?」と提案したのがフレイでした。

焦るカタリナ
お願いしますカタリナ様

 私は生徒会じゃないしと尻込みするカタリナでしたが、その場の全員がフレイの案に乗ってしまい、のっぴきならない状況に。

悪役令嬢の面目躍如

 案の定本番ではドジをやらかしまくるカタリナでしたが、元々が悪役令嬢のせいか妙にどハマりしたのでした。おそらくかつてプレイしていた乙女ゲーム「FORTUNE・LOVER」で本物のカタリナが言っていたセリフを思い出したんでしょう。

よくジンジャーといるフレイ

 それはさておき、フレイは主に同期のジンジャー・タッカーと一緒に行動しています。ジンジャーは貴族としては下級のタッカー男爵家の出で、しかも庶子(要するに本妻以外の女性から生まれた子)だったため、ほぼ放置状態に置かれていましたが、風の魔力に目覚めたことから注目されて魔法学園に入学することとなりました。トップクラスの成績の秀才ですが、堅物でとっつきにくく、物言いがはっきりしすぎているため敵を作りやすく、友人はほぼフレイしかいません。その本質が優しいと看破しているのはフレイとカタリナぐらい。

ラーナ・スミス

 魔法省にはラーナ・スミスという魔法の才能に秀で国一番の秀才とすら呼ばれる才媛がいて、「はめふらX」ではなにかとカタリナ達と絡むことになるのですが、この人は本名をスザンナ・ランドールと言い、第一王子ジェフリーの婚約者にしてフレイの姉に当たります。

王子と婚約者達

 スザンナ(ラーナ)は魔法省で魔力研究に一生を捧げたいと思っており、王族になる気はさらさらありませんでしたが、ジェフリー王子も王位に興味がなく、弟王子たちのために国家の危機を防ぎたいと考えていたことで意気投合し、ビジネスパートナーのような間柄となっています。このことはフレイの生き方に大きな影響を与えたようです。

ニコル・アスカルト

 それが判明したのは8話「お見合いしてしまった…」です。王国の宰相を務めるアスカルト伯爵の跡取り息子であり、カタリナの親友ソフィアの兄であるニコルは、やはりというか当然というか、幼少期に出会ったカタリナに魅了されています。

ニコルとカタリナ

 作中一番の常識人であるため、あまりあからさまなアプローチはしませんが、ソフィアはニコルとカタリナをくっつけたがっているので、彼女の後押しで度々ライバル達を出し抜いたり。

ニコルとパパン

 老若男女問わず魅了する美青年であること、そして宰相の息子であり本人も極めて優秀ということで縁談は引きも切らずにやってきます。パパンは「結婚は本人の意思が大事」という考えなので縁談を押しつけたりしない理解のある人です。

お見合いしよう

 愛する女性はカタリナのみ。しかし彼女には第3王子にして自分の幼なじみでもあるジオルドという婚約者がいるので、常識的に考えて無理筋。きっぱりと諦めて新たな道へ踏み出すべきだと考えるニコルはお見合いをしてみようとします。

フレイにもお見合いが

 一方フレイにもお見合い話が。本人にはその気はありませんが、ニコルと違ってパパンが無理押ししてくるようです。ソルシエ王国では、大抵の高位貴族の子女は社交界デビューの前後で婚約者が決まるそうなので、婚約者がいないニコルとかフレイは珍しいケースなのかも知れません。そういえばカタリナも8才にして婚約者持ちになっていましたね。しかしクラエス公爵を継ぐはずのキースにも婚約者どころかお見合い話もないようですが…それはシスコン故なのか。

山のようなお見合い話

 山のようなお見合い話の中から、何度かお見合いをしてみたニコルですが、どうしても見合い相手をカタリナと比べてしまい、上手くいきません。貴族令嬢としては型破り(というか破天荒レベル)のカタリナが好きならそりゃあそうでしょう。

お見合いフレイ

 そして何度目のお見合いか。ついに出会ってしまったのがフレイ。しかしフレイは誰とも婚約をするつもりはないのでご安心をと意外なことを言います。彼女はニコルも全然乗り気ではないことを見抜いていました。

You奪っちまいなYO

 庭を歩きながらこれまで誰にも話せなかった想いを語るニコル。それに対して「You奪っちゃいなyo!」(要旨)と言うフレイ。

それはダメだろJK

 カタリナの婚約者は友人のジオルドだし、婚約者から奪うなんてoioiありえないだろうJKと常識人面をするニコル。

その顔でJKとか

 その顔で色気をまき散らし、散々老若男女を誑かしておいて今更常識的にってNANDAYO!と笑うフレイ。ついでに生徒会の後輩で既に面識もあったことをカミングアウト。釣書にも書いてあったはずなのに、案の定全然読んでいないニコル。そんな状態で上手くいくお見合いがあるものか。

貴族の奥様としてではなく男性のように家の外で働きたい

 話を変えようと、なぜフレイは婚約する気がないのかと問うニコル。フレイは、自分の力で生きていきたい、貴族の奥様としてではなく男性のように家の外で働きたいと答えます。バリキャリ指向ということですね。

憧れている人がいるんです

 親には結婚をせかされていて難しいことは分かっていても、憧れの人がいると言うフレイ。その人は魔法省で女性ながら上に立って働いていると。

ラーナじゃあ

 それってもしや…とニコルが思い浮かべたのがラーナ・スミス。ずばり正解。そしてその正体はフレイの実姉のスザンナなのです。

美しいフレイ

 従来、魔法省に高位貴族の令嬢が勤めるなんてまず不可能だったけど、最近カタリナが勧誘されていると話があるので、それが実現すれば自分にとって大きな希望になると言うフレイ。いやスザンナだって高位貴族令嬢なんですけど。まあスザンナの場合は本人の魔法の才能と国一番と称される秀才ぶりによる「例外中の例外」ということでしょうか。確かに魔法も学力もへっぽこなカタリナが魔法省に入れるのならばそれは希望ですね。

やれるだけやりたいのです

 カタリナは特例でおそらく婚姻するまでの期限付きだろうと指摘するニコルに、それは知ってるけど諦めたくないからやれるだけやってみたいと告げるフレイ。私はこういう意思の強い美人が好きですじゃあ。

当たって砕けなさい

 だからあなたも諦めずに当たってみては?やれるだけやってみないと何事も分からないと焚き付けるフレイ。いっそ姉のように偽装身分的にニコルと婚約してはどうですかね?

自分の心に正直でいないといつかきっと後悔すると思うんです

 「自分の心に正直でいないといつかきっと後悔すると思うんです」

これが決定的にニコルを変える

 このセリフがニコルの心に響き、彼を決定的に変えることになります。実は原作ではこれを言ったのは名称不明のお見合い相手だったそうですが、アニメではフレイになりました。スザンナという「生き方の目標」を姉に持つ彼女が言っているのは非常に説得力が高いので、これは良い改変だと思います。

実にいい女フレイ

 これを語っている時のフレイのなんとも美しいこと。これでフレイに惚れないとは大概だぞニコル君。

ありがとう
見つめ合う二人
夕映えフレイ
握手

 この四コマの展開、フレイは完全にヒロイン化していますね。

潘めぐみ

 フレイのCVは潘めぐみ。1989年6月3日生まれで東京都出身。「HUNTER×HUNTER」の主人公ゴン、「ハピネスチャージプリキュア!」のキュアプリンセス(白雪ひめ)などを演じています。

潘親子

 特筆すべきは声優の潘恵子の娘だということでしょう。昔からたくさんの役を演じてきている名優ですが、一つ挙げるとするとガンオタ的にはどうしてもララァ・スンですね。イセリナも演じていたので、シャアとガルマの心を捉えていたと言うことに。潘めぐみも四コマギャグマンガを原作とする「ガンダムさん」でララァさんを演じています。

略奪婚です

 なお余談ながら、どうしてニコルのパパンが結婚を急かしたりしなかったのかについては、妹のソフィアが知っていました。パパンはママンに一目惚れして、婚約者から奪い取って結婚したのです。うーむ略奪婚。キミたちリリンはNTRとも言うね。

略奪婚成立

 ママンの父上は猛反対し(そりゃそうだ)、“お前が宰相にでもなれば娘はくれてやる”と言ったので、必死になって宰相まで上り詰めて結婚を認めてもらったそうです。そりゃあお見合いを勧めない訳だ。略奪愛こそはアスカルト家の伝統ッッ!とか開き直ったりして。

ふふっ
ふふふっ

 それにしてもニコル×フレイ、実に良いカップルだと思いますが。上級貴族夫妻にして宰相&魔法省幹部なんて、ソルシエ王国に新たな歴史的転機を生みだしそうですけどね。あの展開でフレイに惚れないニコルはやはりどうかしている(笑)。じゃあフレイは貰っていきますねとぜひ言いたいところです。
プロフィール

ユースフ

Author:ユースフ
FC2ブログへようこそ!

最新記事
最新コメント
カテゴリ
リンク
ブロとも一覧

秒速5センチメートル・・・桜花抄の軌跡を追ってみた

心理兵器:秒速5センチメートル
カレンダー
11 | 2021/12 | 01
- - - 1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31 -
FC2カウンター
アクセスランキング
[ジャンルランキング]
日記
23位
アクセスランキングを見る>>

[サブジャンルランキング]
会社員・OL
3位
アクセスランキングを見る>>
全記事表示リンク

全ての記事を表示する

最新トラックバック
検索フォーム
月別アーカイブ
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

Powered By FC2ブログ

今すぐブログを作ろう!

Powered By FC2ブログ