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2021年秋季アニメ序盤の感想(その2):Takt op.Destiny/真の仲間じゃないと勇者のパーティーを追い出されたので、辺境でスローライフすることにしました/世界最高の暗殺者、異世界貴族に転生する

秋の夕暮れ

 コロナ禍、まるで終息したかのように感染者が少なくなってきました。最大で1日の感染者数2万6千人強だった真夏の頃が嘘のようです。しかし世界的にはとても終息とは思えない状況。日本も油断するとまだ一気に感染者が増えたりするんでしょうか。ワクチン等で重症化さえ抑制できれば、一部の人が主張していた“ただの風邪”と見なせるようになったりするんでしょうけど。せめてインフルエンザ程度の脅威度になってくれればいいのですが。

Takt op Destiny序盤感想

 それでは引き続き秋季アニメ序盤の感想です。まずは当初視聴予定がなかった「Takt op.Destiny」。「タクトオーパス デスティニー」と読むそうです。3話まで視聴しました。DeNAとバンダイナムコアーツによるメディアミックスプロジェクトで。スマホゲームも予定されていますが、まだリリースされていないので、スマホゲームが原作とも言いがたいところ。

運命

 “音楽は人の心を照らす光――突如として、その光が世界から奪われる。空から黒い隕石「黒夜隕鉄」が降った夜、世界は様変わりした。黒い隕石から生み出された異形の怪物D2が、大地と人々を蹂躙し始める。D2は人の奏でる旋律に惹かれ、やがて音楽そのものが禁忌とされた。
 だが、その怪物に抗う者達が現れる。音楽を力とする少女達――「ムジカート」。彼女達は、人類史に残る偉大な歌劇、楽曲の楽譜(スコア)を身に宿し、D2を撃ち破る力とした。
 そして、彼女達を指揮し、導く「コンダクター」。2047年。D2との抗争によって荒廃したアメリカ。コンダクターのタクトは、ムジカート「運命」と共にニューヨークを目指して旅していた。音楽が失われた世界で、音楽を渇望するタクトとD2の殲滅を望むムジカート「運命」。
 二人の少年と少女が生み出す旋律は、歓喜かそれとも絶望か――”…という物語だそうです。

タクト

 主人公は10年前に死去した名指揮者・朝雛ケンジの一人息子・朝雛タクト。「音楽は全てにおいて優先される」と考え、無愛想であけすけな物言いをする反面、卓越したピアノの腕前を誇るという、いかにもな感じの芸術家肌です。

世話焼きコゼット
瀕死のコゼット
ムジカートに転生

 タクトの相棒がムジカート「運命(ディスティニー)」。コゼット・シュナイダーというタクトの世話焼き少女でしたが、D2の襲撃で瀕死の重傷を負った際にムジカート「運命」に変貌。タクトをコンダクターとしてD2と戦うようになります。「運命」は活動時のエネルギーをタクトから吸収しているらしく、「運命」が力を振るえば振るうほどタクトは消耗していきます。

レニーと巨人

 お姉口調ながら正規コンダクターのレニー(相棒のムジカートは「巨人(タイタン)」)によれば、こういう不正規なコンダクターとムジカートの組み合わせは異例らしく、問題解決の手がかりを得るべく取りあえずニューヨークに向かうことに。コゼットの姉のアンナが二人を引率しますが、何しろ二人とも常識の範疇からはみ出た存在なので、一身に苦労を背負うことに。

ニューヨークに行きたいか

 戦闘などの映像は素晴らしいのですが、世界観がまだ良く判らないのと、タクトにまだ好感が抱けないので、本当に面白いかどうかはちょっと判然としません。「サクラ大戦」シリーズで有名な広井王子が原作者となっていますが、もうその神通力も賞味期限切れのような気がします。

真の仲間序盤感想

 続いて「真の仲間じゃないと勇者のパーティーを追い出されたので、辺境でスローライフすることにしました」。もうこの長いタイトルでおわかりのとおりバリバリの「なろう」系です。略して「真の仲間」。3話まで視聴しました。

かつての勇者パーティー
パーティー追放

 主人公ギデオン・ラグナソンは人類最強の「勇者」ルーティーの実兄であり、「導き手」の加護を持っていました。「導き手」はレベル+30という底上げをしてくれるので、当初は勇者パーティーに多大な貢献をしていましたが、メンバーのレベルが上がって敵が強くなってくると、それ以外の戦闘関連スキルを持たないため次第に仲間の足手まといとなっていくように。遂にパーティーメンバーの「賢者」アレスから「君は真の仲間じゃない」と事実上の失格の烙印を押されたことで、ギデオンはパーティーを抜け、辺境の地ゾルタンに流れ着きました。

押しかけ女房リット
素敵なスローライフ

 そこでレッドと名前を変え、勇者パーティー時代に得た知識と経験を活かして薬屋を開業することに。ところが開店まもなく、かつて共闘した王女にして冒険者のリットが訪れ、押しかけ気味にレッドと同居することに。このリット、かつてはバリバリのツンデレ王女でしたが、今ではすっかりツンが抜けてデレだけの王女となっており、王位を巡る争いを避けるために放浪していたところでしたが、レッドには以前から好意を持っていた模様。

楽しいゾルタンライフ

 実はレッド、勇者パーティー時代は戦闘では遅れを取っていたものの、外部との交渉やらパーティーメンバー内の関係維持(いわゆる潤滑油的役回り)ではかなり重要な貢献を行っており、それゆえリットも好意を持っていたのですが、彼が抜けたことにより勇者パーティーではメンバー間に明らかな隙間風が吹き始めており、パーティーを抜ける者まで出ています。

楽しそうな二人
勇者ルーティー

 レッドには「俺ツエー」的要素はないものの、知識や経験は充分で、また押しかけ女房のようなリットもストレスを感じさせないデレだけの良キャラなので、スローライフを描いているだけで充分面白そうなのですが、まだ魔王を倒していない勇者パーティーが苦境に陥っているので、今後何かと絡んできそうな予感がします。何しろ勇者は実妹なので、レッドしても無碍にはできないのではないかと。しかし勇者パーティーに復帰してしまうと全然スローライフではなくなってしまうし、その辺りどうなんるんでしょうかね。

世界最高の暗殺者、異世界貴族に転生する序盤感想

 本日最後は「世界最高の暗殺者、異世界貴族に転生する」。3話まで視聴しました。これも「なろう」系です。当初は視聴予定にはしていませんでした。

回復術士のやり直し

 なぜなら、本作の原作(月夜涙)は、かの「回復術士のやり直し」の原作者。私は最後まで見ましたが、世間的にはかなり批判もあった作品です。復讐がテーマになっているわりに、主人公があんまり復讐に熱心なように見えず、もっぱらハーレム構築のようにお熱のようだったのと、恩讐というものを重視するのであれば決して疎かにしてはいけない育ての親とか生まれた村を、結果的に酷い目に遭わせてしまっている辺り、むしろ主人公が「やり直し」しない方が良かった部分も多かったあたり、確かに主人公のキャラ設定がきちんとなされていないように思われました。主人公がサイコパスとか異常者という設定ならそれでもいいのですが、「やり直す」以前の彼にはそういう気配はなかったし。数々の性的虐待で歪んでしまったんでしょうか。特に「ウホッ」的な方面で(笑)。

勇者暗殺

 まあここは「回復術士のやり直し」の感想を書く場でないのですが、原作者がああいうノリの作品ばかりを書く人なら今回はやめとこうとか思っていたのですが、ネットで1話の評判が良かったので、恐る恐る見てみたら確かに面白かった。でも実はこの1話、アニオリだとか。アニオリで評判を落とすパターンはよく見かけますが、評判を上げるのは珍しいですね。

最後の暗殺

 組織で育成され、世界最高の暗殺者と呼ばれるまでになった男は、引退して指導者として余生を送ろうと考えていましたが、最後の仕事の後に所属していた組織から口封じのために乗っていた飛行機と乗客乗員全員諸共に謀殺されることに。しかし、女神が彼に転生と引き換えに暗殺依頼を持ちかけてきます。魔王討伐後に狂ってしまい、世界を滅ぼすことになるという勇者を暗殺してくれと。その依頼を受け、暗殺者は生前の記憶を持ったまま異世界に転生しますが、転生先はなんと暗殺貴族(国家の病巣で正規の手段で排除できない場合に王家の命で暗殺を行う)の長男でした…という展開です。

飛行機ごと謀殺

 1話では暗殺者のおっさんの最後の仕事と謀殺されるまでが描かれているのですが、これがとっても面白くて。もうこの渋いおっさんのまま異世界転移した方がいいんじゃないかとさえ。しかし引退を考えているような身体ではやはり無理か。

何となくうさんくさい女神

 女神(CV田村ゆかりのせいか、腹に一物持っているような怪しさがあります)によれば、転生後16年して勇者が魔王を倒すまでは殺害禁止(そりゃそうだ)で、その後2年で勇者が世界を滅ぼすので、その短い期間で殺さなければなりません。おまけに勇者にはチート能力があり通常の手段での殺害は不可能ということで、暗殺しか方法がないと。

暗殺一家

 昨日の「無職転生 第2クール」でもちょっと触れましたが、転生前の記憶を持っていると言っても、ヒキニートと世界最高の暗殺者ではその内容が段違いです。しかもスキルは自分で適切なものを選ばせて貰っており、暗殺を生業とする貴族の家に生まれるという。ここまでが直接世界に介入できないらしい女神によるギリギリの采配らしいのですが、前世の技術・知識・経験と意志を継承している上に、転生先の暗殺貴族の家に伝わる秘術やら魔眼を習得し、魔法を学ぶことで見かけは少年ながら非常に強力な暗殺者に育っているところです。

ルーグとディア

 3話で主人公ルーグの魔術の師匠として3才年上のディア(従姉にあたるらしい)が来ましたが、この辺りも「無職転生」のロキシーみたいですね。ルーグはディアから魔術を教わる傍ら、この世界の魔術の法則を究明して二人で新魔術を産み出すなど、非常にエキサイティングな共同作業も行いました。なぜか毎晩一緒のベッドで寝ていましたが、二人とも色気付く前なのと、キモオタの魂を持つ「無職転生」のルディと違って、ルーグは渋いおっさんの魂を持っているので、特に何も起きませんでした。多分年下でもやたら大人の雰囲気を持つルーグにディアが惚れてしまった模様。

ラブラブ添い寝

 アニオリの1話だけ面白いなら3話で切ろうかと思っていましたが、ここまで大変面白く、本当に「回復術士」と同じ作者の作品なのかと目を疑います。無論こちらの方がずっと出来がいいです。まあこれからヒロインが続々と登場するらしいので、やはりハーレムが出来てくるようなのですが、これは「なろう」系ではデフォルトのようなものなので(笑)。

ハーレムになるらしい

 1クールで勇者暗殺まで描くのか、本当に勇者を暗殺するのかなど、色々今後が気になります。一応女神からは、勇者が世界を滅ぼさないようにすることが出来れば暗殺しなくても良いとの言質を取っているので、そっちの方向に行くんじゃないかという予感も。勇者の「狂気」だけを暗殺する、みたいな。
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