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2021年秋季アニメ序盤の感想(その4):異世界食堂2/ブルーピリオド/最果てのパラディン

世紀末渋谷

 ハロウィンですね。渋谷は毎年ヒャッハーな輩による世紀末的状況でになっていましたが、コロナ禍以降はどうなんでしょうか。今は妙に感染状況が落ち着いているので、今年は♪YouはShock 愛で空が落ちてくる♪になってしまうのか。

異世界食堂2序盤感想

 2021年秋季アニメ序盤の感想も最終回です。私が視聴していない作品にも傑作の呼び声のあるものがたくさんあるようで、やはり今季は豊作のようです。しかしこれ以上はちょっとキャパオーバーなので、定評が確立した作品は後日(来年とか)見ることにしましょう。ではまず「異世界食堂2」。5話まで視聴しました。第1期は2017年夏アニメで、4年ぶりの第2期となります。制作会社やキャラデザは変わっていますが、第1期とほぼ変わらないクオリティのように思えます。

チョコパフェ

 毎週土曜日に様々な異世界とつながる不思議なレストラン「洋食のねこや」。訪れる異世界の客たちと絶品の料理を通じての交流を描いています。いわゆる深夜の飯テロアニメですね。原作は「なろう」系ですが、そうとは思えないほど短いタイトルがいいですね。類似の作品として「異世界居酒屋『のぶ』」という作品があって、原作は「のぶ」の方が早く登場しているのですが、アニメ化は本作の方が先だったせいで、「のぶ」が本作のパチモンのように思われてしまったという。本作はいろんな異世界に扉が出現するので多種多様な客が来るのに対し、「のぶ」は一つの異世界の一つの街にだけ繋がっています。個人的には本作の方が好きです。

チーズケーキ
モンブラン

 店主・ウェイトレスや主要な客は既に第1期に登場しており、なぜ「ねこや」が異世界食堂になったかなどについても説明されています。一見一般人のような店主も実は異世界人の血を引いている(父方の祖母が異世界の勇者だった)のですが、本人は知りません。馴染み客同士はなぜかお気に入りのメニュー名で呼び合うという不思議なルールがあり、メンチカツとかエビフライとか言い合っていますが、美味い料理はたくさんあるのだから違うモノを食べればいいのに。

ハンバーガーとコーラ
スコッチエッグ

 客は人間以外の亜人も多く、名だたる武人や魔法使いもいますが、強大な力を持つ「赤の女王」が守っているほか、知り合いで同等の力を持つ「黒」をウェイトレスにしているので、店に危害を加えることは
ほぼ不可能です。もっとも店がなくなったら料理を食べられなくなるので馴染み客はほぼ全員店を守ろうとするでしょうが。 

ビフテキ

 何らかの形で「ねこや」に繋がる「異世界の扉」を発見した異世界人と、彼らが食する料理が毎回の主役となっています。異世界は大体メシマズ世界で、マヨネーズだけでひれ伏せることすらあるのが「なろう」系異世界のデフォルトのようになっていますが、この世界より料理が美味しい世界があったとして、そういった世界の料理を想像することは極めて困難だし、こちらの世界側に取り柄がなくなってしまうので、こうなってしまうのも仕方が無いのでしょう。精々登場する料理を美味しそうに描いてくれれば。

ブルーピリオド序盤感想

 続いて「ブルーピリオド」。5話まで視聴しました。本作は漫画が原作ですが、ファンタジー色は一切なく、現実世界を舞台としています。描かれるのは文系でも理系でもない「第三の道」芸術系を進もうとする若者なので、知らない世界を見せてくれるという効果はあります。

八虎
DQN遊びしていた八虎

 DQNっぽい友人と酒や煙草を嗜みつつ、成績は優秀という金髪にピアスの主人公矢口八虎。傍から見たらリア充(DQN系だけど)そのもののようですが、彼自身には本当に生きているという実感がなく、空虚な気持ちで生きていました。しかし、ある日美術室で見た一枚の絵に惹かれ、次第に絵を描くことにのめり込んでいきます。

絵に目覚める

 家計の事情で国立大学しか選択できないということで、必然的に東京芸大合格を目指すことになる八虎。高校の美術部に入った他、美術系の予備校にも通います。素人同然からテクニックは急速に上達していきましたが、芸術というのは上手いにこしたことはなくてもそれだけではダメ。普通の学科でもいくら勉強してもなかなか成績が上がらないということはありますが、芸術だと見る人の感性への訴求という要素があるので、さらに難しそうですね。

美術部員達
顧問の先生
予備校の先生

 当初は美術部員からもDQNだとドン引かれていた八虎ですが、実際には愛嬌があって分け隔て無く人と接するのですぐ打ち解けました。それにしても芸術系の人というのは個性的というか妙な人が多いですね。身体は男で心は乙女とか(これは芸術系と関係ないか)、腐女子系オタとか、才能はあるけどコミュ障とか。先生も個性的で、美術部の顧問なんか元ラムちゃんだし(笑)。「ダーリン」とか「だっちゃ」とか言ってくれれば私のようなおっさんは喜びますが。

絵を描く八虎 
絵に打ち込む

 高校時代にこれという自分の道が見つかるというのはある意味幸運だと思いますが、そもそも「天職」なんてものが見つかる人はそうそういるんでしょうかね。私のように取りあえず食っていくために何らかの仕事に就くというケースも多いかと思いますが、そういう私からすると芸術系の才能って憧れの対象ですね。しかし、余計なお世話かも知れませんが、芸大を卒業したらみんな芸術家になれるんでしょうかね?全員芸術で食っていけるなら問題ないのですが…

最果てのパラディン序盤感想

 最後に「最果てのパラディン」。4話まで視聴しました。「終末のハーレム」が放送延期となったので、リザーバーから昇格です。本作を選んだ理由は、“終末”と“最果て”はちょっとニュアンスが近いかな、なんてコンセプトです。本作もタイトルは短いですが「なろう」系です。原作は作者の精神状態悪化により数年間休止しているので、途中までしか描かれないでしょう。

アンデッド三人衆

 廃墟の街で、三人のアンデッドに育てられたウィリアム。アンデッド達は世界を滅ぼしかけた悪魔の王
を封印した英雄で、ウィリアムは悪魔が封印を解くための生贄にしようと、どこからか攫ってきた赤ん坊でした。実はウィリアムにも秘密があり、異世界転生前の記憶を持っていましたが、それは引きこもりとして無為な人生を過ごし、後悔して亡くなったというもので、ほぼ「無職転生」の主人公ルーデウスに近いですね。CVもルーデウス同様女性声優が務めていますが、転生前の「心の声」はなし。

スタグネイト

 現状まだ生きている人間とは接触しておらず、成人して旅立ちの時期を迎え、試練として育ての親である三人のアンデッドを不死化した不死神スタグネイトの分体と戦っているところです。この世界にはいろいろな神がいて、どの神を信仰するかを自由に選べるようですが、ウィリアムが信仰したのは魂と輪廻を司る灯火の神グレイスフィール。どうやら異世界転生もこの神が行ったもののようです。CV悠木碧なのでその正体はアルティメットまどかだったりして。

グレイスフィール
アルティメットまどか

 ここまでは異世界転生の必然性が全く感じられないハイファンタジーといった感じでしたが、今後転生者であったことが生きる設定が出てくるんでしょうか。実は封印された悪魔王の魂を宿しているとかの方が面白い感じもするのですが。育ての親はアンデッドといっても生前はそれぞれの道で一流だった英雄なので、その薫陶を受ければ転生者じゃなくても一流になるというもの。今後普通に生きている人々と交流して、“俺ツエー”とか“俺またなんかやっちゃいました?”になれば、いかにも「なろう」系という感じにはなりますが、ここまでの作風からするとそういうのは止めて欲しいものですね。
 
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2021年秋季アニメ序盤の感想(その3):白い砂のアクアトープ/古見さんは、コミュ症です。/プラチナエンド/180秒で君を幸せにできるか?

またピックアップガチャ

 またピックアップガチャが更新された「ウマ娘プリティーダービー」。20連分の石が貯まっていたので引いてみましたが、見事に爆死しました。

そうそう当たるものではない

 「そうそう当たるものではない」…少佐、おっしゃるとおりです。確率3%、つまり100回引いて3回程度しか当たらない計算なので、20回でゼロは大いにあり得る話です。短期的にはラッキーなことがあっても、長期的には確率は収束していくものですね(涙)。

ナリタブライアンSSRサポート

 その後、1100万ダウンロード記念で10連分の石が配布されたので、今度はサポートカードのガチャを引いてみました。欲しいけど来てくれないカレンチャンのサポートカードが登場したので、せめてこちらでも思ったのですが…来たのはダブルピックアップのナリブー。いやいや仮にもSSRだからありがたいのですが。でもカレンチャンが欲しかった…

カレンチャン

 だってこれですよ、これ。なんとまあ愛らしい。まさに「カワイイカレンチャン!」。髪飾りの位置がいつもと逆なので「性転換か?」と思われそうですが(ウマ娘は全員女の子だけど、元が牡馬だと右耳、牝馬だと左耳に髪飾りが付いている)、よく見ると鏡に映った姿なんですね。カレンチャンが家に居たらとっても華やかになりそう。オグリが家に居たらエンゲル係数120%で文字通り家産が食い潰されるけど。

白い砂のアクアトープ

 ということで引き続き秋季アニメの感想行ってみましょう。まず夏季から2クール目に入った「白い砂のアクアトープ」はもちろん視聴継続しています。5話(通算17話)まで視聴。第1クールの舞台だった「がまがま水族館」は閉館し、翌年春、高校を卒業した主人公くくるは「アクアリウム・ティンガーラ」に就職。

ティンガーラに就職したくくる
姉妹のような二人

 経験のある飼育員を希望していたものの、なぜか配属先は営業部。未知の業務に悪戦苦闘の日々ですが、相方の風花が沖縄に戻ってきて同じくティンガーラに就職。空也と轟介(ウミやん)の「がまがま」残党もティンガーラに転職した他、観光協会の夏凛もティンガーラに転職。ついでにくくるに好意を持っている幼なじみの櫂もティンガーラに就職したので、周囲は旧知の仲間ばかり。

第2クールの主要登場人物
知夢と和解

 その分ティンガーラ生え抜き組とは上手く行っていない感じもありましたが、その辺りも段々解消されてきた模様。第1クールで研修のため「がまがま水族館」に派遣されてくくると揉めた知夢とは衝突もありましたが、彼女が抱える事情が明らかになってからは改善されました。そもそも最初に揉めたのは一方的に敵対心を抱いていたくくるの方が悪かったと思いますし。

副館長とくくる

 やたら営業と集客にこだわる直属の上司である副館長とくくるはよくぶつかっていますが、生粋の悪役という感じでもないので、実はかつて「おじい」(くくるの祖父で「がまがま」の元館長)の薫陶を受けていて、恩返しにくくるを厳しく育てようとしているとかあるんじゃないかと。

子供好きな空也

 あと妄想に近いですが、女嫌いの空也とバツ1シングルマザーの知夢が物語終了までにいい仲になるとか。空也が知夢の息子を相手をしていたあたり、結構相性良さげな感じがするのですが。くくる×櫂は…まあ将来に期待的な(笑)。

古見さん序盤感想

 続いて「古見さんは、コミュ症です。」。4話まで視聴しました。実写ドラマ版もNHKで放映しているようですが、アニメと実写ドラマが同時期に放映されるというのも珍しいですね。

一見クールビューティーだが

 そもそも「コミュ症」って何だ?コミュニケーション障害の略称なら「コミュ障」じゃないのかとツッコみたくなりますが、原作者によれば“「コミュ症」という言葉は自身の考え違いから生まれたもので、実際には「コミュ障」と記すのが正しいが、元から頭の中にあった「コミュ症」という言葉を作中でも使い続けている”のだそうで“「コミュ症」とは「コミュニケーションを苦手とする症状」の略である”とのことです。そのせいか、毎回冒頭に「苦手とするだけで関わりを持ちたくないとは思っていない」とのナレーションが付いています。

古見さんの学生証

 主人公古見さん(本名「古見硝子」。「硝子」は「ガラス」ではなく「しょうこ」と読みます)は容姿端麗で運動能力と学力も高く、周囲からはマドンナ的存在と見做されていますが、実は人付き合いを非常に苦手としており、家族以外とは日常的な会話もままならないレベルの「コミュ症」でした。

只野と古見さん

 それを知った隣の席の只野仁人(ひとひと)は、古見さんの「友達を100人作る」という夢に協力することになりますが、実は二人が通う私立伊旦(いたん)高校は、県下有数の進学校という触れ込みの反面、アクの強い生徒ばかりが集まる学校でもありました。平凡を絵に描いたような只野以外は古見さんも含めて奇人変人ばかりですが、それもそのはずで試験方法は事実上面接のみで合格基準は“個性”なんだそうです。むしろそんな合格基準でよく只野が合格したなと思いますが、個性がないのが彼の個性なのか。

黒板コミュニケーション

 古見さんの「コミュ症」は、むしろこれまでどうやって暮らしてきたのかと思うほどで、ほぼ誰とも会話できません。ただ会話以外の意思伝達は出来るので、ノートと筆記具を常備して高速筆記するとかすればいけるような気はしますが。むしろあれで周囲がよく古見さんをマドンナ扱いし続けているなと思いますが、まあそこは奇人変人ばかりだからなのでしょう。

性別不明のなじみ
上理卑美子

 性別不明でコミュ力オバケ(でも古見さんは過去唯一負けた相手)の長名なじみ、極端なあがり症の上理卑美子が一応(?)友達となり、4話で自称普通、実はヤンデレ気質の山井恋も友達となったので、只野も含めてこれで友達4人。このペースなら100話続けば友達100人出来そうですが、友達になってもほぼ会話不可状態のままなので、これでいいのかと思ってしまいますが。

ヤバい山井

 それにしても山井恋(笑)。「女子高生の無駄づかい」にもヤマイという仇名のJKが登場していましたが、彼女が中二病こじらせ系だったのに対してこちらはバリバリのヤンデレ。声を聞いて「小倉唯の声真似をしている日高里菜」だと思ったら案の定。ヤンデレ時のドスの効いた声は唯ちゃんじゃ出せないような気がします。この調子で次から次へと奇人変人が登場してくるのでしょうか。

プラチナエンド序盤感想

 お次は「プラチナエンド」。原作は大場つぐみ×小畑健という「DEATH NOTE」「バクマン。」を世に出したコンビの第三弾作品です。全14巻で完結しているのでボリューム的には「DEATH NOTE」と同じ位でしょうか。2クールの予定だそうですが、それで完結するのかな?4話まで視聴しました。

架橋明日
ほとんどテロじゃん

 家族を事故で亡くして叔母一家に引き取られ、虐待を受け続けた主人公架橋明日(みらい)は、中学卒業の日に投身自殺を図りますが、ナッセという特級天使に助けられ、天使の翼と矢を授けられ、家族の死んだ事故の真相(叔母夫婦による謀殺)を知り、生きる気力を取り戻します。描写的にはほぼテロ事件なので、事件直後に警察が動かないのがちょっと不審ですが。

特級天使ナッセ
花籠咲

 ナッセによると、明日は13人の神候補の一人で、その中から999日の期限内に神となる人材を選ぶのだということです。神候補の一人がヒーロー「メトロポリマン」に扮し、公然と人助けをして己の存在を誇示する一方、自分以外の神候補を皆殺しにすることを宣言します。同じく神候補になっていた幼なじみで片想いしていた花籠咲と協力関係を結ぶ明日ですが、メトロポリマンはさらに神候補を殺害し続け…という展開になっています。

天使の格差
天使にみつかる

 13人の神候補を選んだ天使は同列ではなく、特級、1級、2級の三階級に分かれており、特級天使は高速飛行・移動が可能な天使の翼、射た相手を魅了する天使の矢(赤)、射た相手を即しさせる天使の矢(白)を、1級天使は翼と矢(赤)を、2級天使は翼か矢(赤)のどちらかを授けることが出来、その時点でどの天使に選ばれるかで大きな格差が発生しています。

メトロポリタンマン

 今の所明日に付いているナッセと「メトロポリタンマン」に付いている天使(CV井上喜久子)が特級で、他に特級がいるのかどうかは不明。明日と組むこととなった咲に付いているルベルは2級で、咲は矢(赤)しか持っていません。おそらく今後は「DEATH NOTE」的な知略戦とかが進められると思われます。まさに新世界の神を目指す「メトロポリタンマン」は夜神月的立場ですが、明日はとうていエルの器ではないので、どうやって戦うのでしょうか。

物騒なナッセ

 何より1話が衝撃的でした。愛らしい少女の姿をしたナッセはCV小倉唯。私はこれまで「天使声優」と呼んでいますが本当に天使になった(笑)。そしてその姿とは裏腹のぶっ飛んだ言動がインパクト大で。この調子でずっと行くのかと思ったら、2話以降普通になってきたのが残念でした。常にぶっ飛んだ発言をして明日をのけぞらせ続けて欲しかった。

女神官ちゃん

 キャストを見ずにナッセの声を聞いた時、山井恋とは逆に「日高里菜の声真似をしている小倉唯」だと思いました。声真似をしているかどうかはともかく、一応当たったので私の聞き分けも結構なものだなと一人悦に入ってました。やたら低音のマンハッタンカフェとかも演じる唯ちゃんですが、個人的にはあの可愛い声のままでぶっ飛んだセリフを言うキャラとかを演じて欲しい。「ゴブリンスレイヤー」の時みたいに壮絶な悲鳴を上げるのもいいですけどね。

老いた神
大事な設定

 なお現在の神は、寿命が近づいたことから新たな神を選ぶよう天使たちに言いつけていましたが、神にも寿命があるのね。その天使達に性格や能力差があるのはまあいいとして、授ける能力にも格差を付けているのはどういうことか。この神が支配していたからこんな格差社会が生まれたんでしょうかね。

180秒で君の耳を幸せにできるか?序盤感想 

 最後に「180秒で君を幸せにできるか?」。3話まで視聴しました。ASMRをテーマとした5分枠アニメです。JKのゲッコーちゃんこと澤家月光は、疎遠になってしまった幼馴染である「あなた」がASMRに夢中になり抜け出せなくなることを知し、自らもASMRの世界に入ろうとダミーヘッドマイクを買います。一方、月光と仲良しになりたいJK鏡秋水も、ダミーヘッドマイクを入手してASMRの研究を始めます。その後、月光のダミーヘッドマイクを見つけた姉の陽光、母の雨読、月光から兄を取り返そうとする「あなた」の妹のナナコ、カナコら、ASMRに出会った7人による、刺激的な体験の日常が…という作品です。

ゲッコーちゃん
ダミーマイク

 まあ短い作品なんであらすじなんかはどうでも良く、イヤホンを付けて彼女がら繰り出す耳かきやらささやき声やらの心地よい音を堪能するのが主旨の作品です。ASMRを知らない人にとっては入門用にいいかも知れません。

ASMR投稿の例

 ちなみにASMRとはAutonomous Sensory Meridian Response(自律感覚絶頂反応)の略で、人が聴覚や視覚への刺激によって感じる、心地良い、脳がゾワゾワするといった反応・感覚のことです。YouTubeなど動画共有サイトでは多数のASMR動画が投稿されていますが、私は耳かきのASMRが好きで暇があるとよく聞いています。

エロ系ASMR

 エッチ系のものもあって、そういうのは有料サイトとか購入サイトで聞けますが、ある研究によれば利用者の7~8割が睡眠導入の補助とストレス解消のためにASMR利用しており、性的興奮目的のものは5%程度だそうです。まあそっち系ならAVとかありますもんね。なお、中国ではASMR動画を「低俗なポルノコンテンツ」とみなし、国内の動画音声配信サイトから該当するコンテンツを削除したそうです。こういうとこがイヤなんですよね、あの国は。

2021年秋季アニメ序盤の感想(その2):Takt op.Destiny/真の仲間じゃないと勇者のパーティーを追い出されたので、辺境でスローライフすることにしました/世界最高の暗殺者、異世界貴族に転生する

秋の夕暮れ

 コロナ禍、まるで終息したかのように感染者が少なくなってきました。最大で1日の感染者数2万6千人強だった真夏の頃が嘘のようです。しかし世界的にはとても終息とは思えない状況。日本も油断するとまだ一気に感染者が増えたりするんでしょうか。ワクチン等で重症化さえ抑制できれば、一部の人が主張していた“ただの風邪”と見なせるようになったりするんでしょうけど。せめてインフルエンザ程度の脅威度になってくれればいいのですが。

Takt op Destiny序盤感想

 それでは引き続き秋季アニメ序盤の感想です。まずは当初視聴予定がなかった「Takt op.Destiny」。「タクトオーパス デスティニー」と読むそうです。3話まで視聴しました。DeNAとバンダイナムコアーツによるメディアミックスプロジェクトで。スマホゲームも予定されていますが、まだリリースされていないので、スマホゲームが原作とも言いがたいところ。

運命

 “音楽は人の心を照らす光――突如として、その光が世界から奪われる。空から黒い隕石「黒夜隕鉄」が降った夜、世界は様変わりした。黒い隕石から生み出された異形の怪物D2が、大地と人々を蹂躙し始める。D2は人の奏でる旋律に惹かれ、やがて音楽そのものが禁忌とされた。
 だが、その怪物に抗う者達が現れる。音楽を力とする少女達――「ムジカート」。彼女達は、人類史に残る偉大な歌劇、楽曲の楽譜(スコア)を身に宿し、D2を撃ち破る力とした。
 そして、彼女達を指揮し、導く「コンダクター」。2047年。D2との抗争によって荒廃したアメリカ。コンダクターのタクトは、ムジカート「運命」と共にニューヨークを目指して旅していた。音楽が失われた世界で、音楽を渇望するタクトとD2の殲滅を望むムジカート「運命」。
 二人の少年と少女が生み出す旋律は、歓喜かそれとも絶望か――”…という物語だそうです。

タクト

 主人公は10年前に死去した名指揮者・朝雛ケンジの一人息子・朝雛タクト。「音楽は全てにおいて優先される」と考え、無愛想であけすけな物言いをする反面、卓越したピアノの腕前を誇るという、いかにもな感じの芸術家肌です。

世話焼きコゼット
瀕死のコゼット
ムジカートに転生

 タクトの相棒がムジカート「運命(ディスティニー)」。コゼット・シュナイダーというタクトの世話焼き少女でしたが、D2の襲撃で瀕死の重傷を負った際にムジカート「運命」に変貌。タクトをコンダクターとしてD2と戦うようになります。「運命」は活動時のエネルギーをタクトから吸収しているらしく、「運命」が力を振るえば振るうほどタクトは消耗していきます。

レニーと巨人

 お姉口調ながら正規コンダクターのレニー(相棒のムジカートは「巨人(タイタン)」)によれば、こういう不正規なコンダクターとムジカートの組み合わせは異例らしく、問題解決の手がかりを得るべく取りあえずニューヨークに向かうことに。コゼットの姉のアンナが二人を引率しますが、何しろ二人とも常識の範疇からはみ出た存在なので、一身に苦労を背負うことに。

ニューヨークに行きたいか

 戦闘などの映像は素晴らしいのですが、世界観がまだ良く判らないのと、タクトにまだ好感が抱けないので、本当に面白いかどうかはちょっと判然としません。「サクラ大戦」シリーズで有名な広井王子が原作者となっていますが、もうその神通力も賞味期限切れのような気がします。

真の仲間序盤感想

 続いて「真の仲間じゃないと勇者のパーティーを追い出されたので、辺境でスローライフすることにしました」。もうこの長いタイトルでおわかりのとおりバリバリの「なろう」系です。略して「真の仲間」。3話まで視聴しました。

かつての勇者パーティー
パーティー追放

 主人公ギデオン・ラグナソンは人類最強の「勇者」ルーティーの実兄であり、「導き手」の加護を持っていました。「導き手」はレベル+30という底上げをしてくれるので、当初は勇者パーティーに多大な貢献をしていましたが、メンバーのレベルが上がって敵が強くなってくると、それ以外の戦闘関連スキルを持たないため次第に仲間の足手まといとなっていくように。遂にパーティーメンバーの「賢者」アレスから「君は真の仲間じゃない」と事実上の失格の烙印を押されたことで、ギデオンはパーティーを抜け、辺境の地ゾルタンに流れ着きました。

押しかけ女房リット
素敵なスローライフ

 そこでレッドと名前を変え、勇者パーティー時代に得た知識と経験を活かして薬屋を開業することに。ところが開店まもなく、かつて共闘した王女にして冒険者のリットが訪れ、押しかけ気味にレッドと同居することに。このリット、かつてはバリバリのツンデレ王女でしたが、今ではすっかりツンが抜けてデレだけの王女となっており、王位を巡る争いを避けるために放浪していたところでしたが、レッドには以前から好意を持っていた模様。

楽しいゾルタンライフ

 実はレッド、勇者パーティー時代は戦闘では遅れを取っていたものの、外部との交渉やらパーティーメンバー内の関係維持(いわゆる潤滑油的役回り)ではかなり重要な貢献を行っており、それゆえリットも好意を持っていたのですが、彼が抜けたことにより勇者パーティーではメンバー間に明らかな隙間風が吹き始めており、パーティーを抜ける者まで出ています。

楽しそうな二人
勇者ルーティー

 レッドには「俺ツエー」的要素はないものの、知識や経験は充分で、また押しかけ女房のようなリットもストレスを感じさせないデレだけの良キャラなので、スローライフを描いているだけで充分面白そうなのですが、まだ魔王を倒していない勇者パーティーが苦境に陥っているので、今後何かと絡んできそうな予感がします。何しろ勇者は実妹なので、レッドしても無碍にはできないのではないかと。しかし勇者パーティーに復帰してしまうと全然スローライフではなくなってしまうし、その辺りどうなんるんでしょうかね。

世界最高の暗殺者、異世界貴族に転生する序盤感想

 本日最後は「世界最高の暗殺者、異世界貴族に転生する」。3話まで視聴しました。これも「なろう」系です。当初は視聴予定にはしていませんでした。

回復術士のやり直し

 なぜなら、本作の原作(月夜涙)は、かの「回復術士のやり直し」の原作者。私は最後まで見ましたが、世間的にはかなり批判もあった作品です。復讐がテーマになっているわりに、主人公があんまり復讐に熱心なように見えず、もっぱらハーレム構築のようにお熱のようだったのと、恩讐というものを重視するのであれば決して疎かにしてはいけない育ての親とか生まれた村を、結果的に酷い目に遭わせてしまっている辺り、むしろ主人公が「やり直し」しない方が良かった部分も多かったあたり、確かに主人公のキャラ設定がきちんとなされていないように思われました。主人公がサイコパスとか異常者という設定ならそれでもいいのですが、「やり直す」以前の彼にはそういう気配はなかったし。数々の性的虐待で歪んでしまったんでしょうか。特に「ウホッ」的な方面で(笑)。

勇者暗殺

 まあここは「回復術士のやり直し」の感想を書く場でないのですが、原作者がああいうノリの作品ばかりを書く人なら今回はやめとこうとか思っていたのですが、ネットで1話の評判が良かったので、恐る恐る見てみたら確かに面白かった。でも実はこの1話、アニオリだとか。アニオリで評判を落とすパターンはよく見かけますが、評判を上げるのは珍しいですね。

最後の暗殺

 組織で育成され、世界最高の暗殺者と呼ばれるまでになった男は、引退して指導者として余生を送ろうと考えていましたが、最後の仕事の後に所属していた組織から口封じのために乗っていた飛行機と乗客乗員全員諸共に謀殺されることに。しかし、女神が彼に転生と引き換えに暗殺依頼を持ちかけてきます。魔王討伐後に狂ってしまい、世界を滅ぼすことになるという勇者を暗殺してくれと。その依頼を受け、暗殺者は生前の記憶を持ったまま異世界に転生しますが、転生先はなんと暗殺貴族(国家の病巣で正規の手段で排除できない場合に王家の命で暗殺を行う)の長男でした…という展開です。

飛行機ごと謀殺

 1話では暗殺者のおっさんの最後の仕事と謀殺されるまでが描かれているのですが、これがとっても面白くて。もうこの渋いおっさんのまま異世界転移した方がいいんじゃないかとさえ。しかし引退を考えているような身体ではやはり無理か。

何となくうさんくさい女神

 女神(CV田村ゆかりのせいか、腹に一物持っているような怪しさがあります)によれば、転生後16年して勇者が魔王を倒すまでは殺害禁止(そりゃそうだ)で、その後2年で勇者が世界を滅ぼすので、その短い期間で殺さなければなりません。おまけに勇者にはチート能力があり通常の手段での殺害は不可能ということで、暗殺しか方法がないと。

暗殺一家

 昨日の「無職転生 第2クール」でもちょっと触れましたが、転生前の記憶を持っていると言っても、ヒキニートと世界最高の暗殺者ではその内容が段違いです。しかもスキルは自分で適切なものを選ばせて貰っており、暗殺を生業とする貴族の家に生まれるという。ここまでが直接世界に介入できないらしい女神によるギリギリの采配らしいのですが、前世の技術・知識・経験と意志を継承している上に、転生先の暗殺貴族の家に伝わる秘術やら魔眼を習得し、魔法を学ぶことで見かけは少年ながら非常に強力な暗殺者に育っているところです。

ルーグとディア

 3話で主人公ルーグの魔術の師匠として3才年上のディア(従姉にあたるらしい)が来ましたが、この辺りも「無職転生」のロキシーみたいですね。ルーグはディアから魔術を教わる傍ら、この世界の魔術の法則を究明して二人で新魔術を産み出すなど、非常にエキサイティングな共同作業も行いました。なぜか毎晩一緒のベッドで寝ていましたが、二人とも色気付く前なのと、キモオタの魂を持つ「無職転生」のルディと違って、ルーグは渋いおっさんの魂を持っているので、特に何も起きませんでした。多分年下でもやたら大人の雰囲気を持つルーグにディアが惚れてしまった模様。

ラブラブ添い寝

 アニオリの1話だけ面白いなら3話で切ろうかと思っていましたが、ここまで大変面白く、本当に「回復術士」と同じ作者の作品なのかと目を疑います。無論こちらの方がずっと出来がいいです。まあこれからヒロインが続々と登場するらしいので、やはりハーレムが出来てくるようなのですが、これは「なろう」系ではデフォルトのようなものなので(笑)。

ハーレムになるらしい

 1クールで勇者暗殺まで描くのか、本当に勇者を暗殺するのかなど、色々今後が気になります。一応女神からは、勇者が世界を滅ぼさないようにすることが出来れば暗殺しなくても良いとの言質を取っているので、そっちの方向に行くんじゃないかという予感も。勇者の「狂気」だけを暗殺する、みたいな。

2021年秋季アニメ序盤の感想(その1):見える子ちゃん/無職転生 第2クール/吸血鬼すぐ死ぬ

コスモス畑のネコ

 残暑?がやたら長かったせいで、急に秋めいた今週は肌寒く感じるくらい。例年より寒い訳ではないと思いますが、なんとなくこの秋は駆け足で過ぎ去っていくような気配を感じます。秋こそ長く味わいたいのに。せめてこれから冬になるまで堪能しましょう。

マンハッタンカフェ

 毎度毎度「ウマ娘」の話題で恐縮ですが、新実装のマンハッタンカフェがまた10連ガチャ一発で引けました。CVは天使声優小倉唯ですが、言われなきゃわからないぐらい低い声かつローテンションで演技をしていて、声優ってすごいなと改めて思います。それはともかく、ここのところ「ウマ娘」だけ妙にガチャ運が良く、8月末以降マチカネフクキタル(新衣装)、ヒシアケボノ、アグネスデジタル、ライスシャワー(新衣装)、そしてマンハッタンカフェが10連ガチャ1~2発で引けています。え?カワカミプリンセスですか?彼女の時は石が足りずに引こうにも引けませんでした(汗)。

カレンチャン来て欲しい

 本気で欲しくて10連ガチャを4~5回は回したカレンチャンやエイシンフラッシュは来てくれなかったんですが、ガチャ運にも波があるんでしょうかね?最近はすり抜けでカレンチャンとか来ないかな?なんて邪な気持ちでガチャを引いてるんですが、そういう時はピックアップが仕事をするような。しかしその幸運の反動は確実に他のゲームでのガチャ運に波及しており、トータルすると結局はトントンになっているようです(涙)。

見える子ちゃん序盤感想 

 本日からしばらくは秋季アニメ序盤の感想です。今季は予定していなかったけど視聴している作品もあるので現在12本視聴中です。ここ最近では一番多いような気がしますが、おそらく“視聴打ち切り”もあるでしょう。まずはホラーコメディ「見える子ちゃん」。3話まで視聴しました。

こんなんばっかり登場

 主人公四谷みこはごく普通のJKでしたが、ある日突然、異形なヤバイやつが見えるようになっていまいます。怯えまくりながらも、ヤツらに見えていることを悟られないよう、平常心を装い、やり過ごすようにしていますが、ヤツらは所構わず現れるので泣きそうなほど怖がることに。

ハナに迫る怪異

 対策としてアルコール消毒液や数珠を使ったりしますが、アルコール消毒液はあまり役に立たず(ウイルスじゃないから)、数珠は弱いヤツにはある程度効果がありましたが、強いヤツは数珠をバラバラにしてしまうのでやはり無駄。

数珠無効

 インチキ占い師(霊感はそれなりにあるらしい)ゴッドマザーの元を訪れたところ、「見える子ちゃん」であることを判って貰え、最強の数珠を授かりましたが、やはり貰った側からバラバラにされてしまい。

怖すぎる異形
唯一の例外

 このヤバいヤツら、おそらく人間の死霊なんでしょうが、とにかく見た目が怖い。死霊の全部が全部悪霊というわけではないと思いますし、実際見た目はヤクザのようでいて実は猫好きで心優しい男には、亡くなった奥さんやかつての飼い猫達の霊が全然怖くない姿で憑いていましたが、ここまではそれは例外的で、みこが見る霊はことごとくキモ怖いのばかりです。

百合川ハナ

 みこの親友の百合川ハナは全然霊感はありませんが、ゴッドマザーの見立てでは、生命オーラが強く霊を引き寄せやすい体質だそうで、どスケベな霊が身体をまといついていたりしますが、本人は全く気付かず、みこだけがビビることに。

違う意味で見える子ちゃん

 みこは普通のJKと呼ぶには美少女過ぎるし、CVが雨宮天なので「中の人」も美人。そのせいなのか、ホラーとは全く関係ないところで妙にエロい場面が多く、視聴者サービスにしてもちょっと多くないかと思ったら、監督とアニメ制作会社があの「異種族レビュアーズ」と同じでした。それでか!制作会社(パッショーネ)は「ひなこのーと」や「女子高生の無駄づかい」など、特にエロい訳ではない作品も制作しているので、主な原因は監督と見た(笑)。私は嫌いじゃないんですが、人により評価は分かれそうです。エロい方向で「見える子ちゃん」なのかと。

インチキ占い師ゴッドマザー

 見えていることがバレると余計つきまとわれそうなので、無視するという作戦が悪くない(というか、追い払う手段がない以上それしかない)と思いますが、あんなにキモ怖い連中をよくシカト(する振り)できるなあ、みこちゃん。普通悲鳴とか上げてリアクションしちゃうと思うのですが。OPもEDも四谷みこ(雨宮天)が歌っていますが、OPに怯えた声は、ネタだし演技だというのは判りますが、それでもあれほどの美人声優にこんな怯えた声を出させているというのはなんか心が痛みますね。

ヤバいのが付いてくる

 なぜみこが急に「見える子ちゃん」になったのかとか、連中への対抗策というか対処法は見いだせるのかとか、今後の展開が気になります。個人的には今の調子でエロもちょいちょい入れて欲しい(笑)。

無職転生第2クール序盤感想

 続いて「無職転生 第2クール」。3話(通算14話)まで視聴しました。原作は「なろう系」の最終兵器とも呼ばれる大河小説らしいので、人気次第では第3クール第4クールと続いていくと思われます。現在原作での少年編の途中で、少年編が終了してようやく原作の1/4ぐらいらしいのですが、第2クールで少年編は終わるのでしょうか。

船酔いエリス
お楽しみ中

 「なろう系」作品ととしてはなたら気合いの入った作画でそれは結構なんでうが、本作もちょいちょいエロが入って来ているので、それが万人に勧めにくい要素となっています。私自身は烈海王(一向に構わんッッ)なのですが。

見た目はショタ、中身はキモオタ

 今や年上女性にいろんな意味で可愛がられそうなショタですが、転生前は34才の引きこもりのキモオタで、その記憶を継承しているので、実際に出している声(ショタモード)は内山夕実が、内心の声(キモオタモード)は杉田智和が演じています。基本ショタの皮を被ったキモオタなんですが、転生後は真面目に生きることを決意しているので良しとしましょう。

全裸で拉致監禁

 某名探偵のように「見かけは子供、頭脳は大人」な主人公ルディですが、なにしろ前世がヒキニート(byアクア様)なため、せっかくの記憶を持ったままの転生があまり有効に反映されていないような気がします。このあたり、「世界最高の暗殺者、異世界貴族に転生する」(見るつもりはありませんでしたが、見ています)と大きな違いになっていますが、それでも幼少期からたゆまず努力を続けるとか、全然記憶が無い場合とは大きく行動は異なるようですが。

デッドエンド
無職転生世界の地図

 今のところなにがどうなって発生したのか全く不明な「フィットア領転移事件」に巻き込まれて、中央大陸から魔大陸に飛ばされてしまったルディは、家庭教師を務めていたエリスと共にフィットア領への帰還を目指しており、悪魔の種族として世界中から恐怖されているスペルド族のルイジェルドに助けられつつ魔大陸を脱出し、ミリス大陸の大森林に至っています。地図だと右上の大陸から右下の大陸に来たところですね。これからずっと西に旅すると中央大陸に行けそうですが、中央大陸がまた馬鹿でかい。

エリスの特訓
キシリカ

 原作を読んでない身としては常に新鮮な気持ちで物語を見ているしかないのですが、エリスの祖父でフィットア領の領主だったサウロスは事件の責任を押しつけられて処刑されてしまっており、無事に生還しても全然ハッピーエンドという感じではありません。まあエリスは最初から貴族令嬢らしからなぬ狂犬ぶりでしたし、性格はかなりまともになってきました反面戦闘力は桁違いになっているので、もう貴族暮らしに戻るのはそもそも無理なんではないかと。

ロキシー
シルフィ

 現在はエリスがヒロイン格ですが、ルディには過去にロキシー、シルフィといったヒロインがいたので、今後彼女らがエリスからヒロインの地位を取り戻すのかが別の興味の対象ですね。個人的にはロキシーが一番好きですが、見た目は少女でも実年齢はもう40才超えているんですよね。もっともルディだって見かけはショタでも年齢+34才が実年齢みたいなものなので、お似合いと言えばお似合い。ロキシーはちょいちょい本編に登場してルディとすれ違っていますが、シルフィの方は全く音沙汰がありません。このままということはないと思いますが…

一見格好いいが

 本日最後は「吸血鬼すぐ死ぬ」。3話まで視聴しました。「少年チャンピオン」連載のギャグ漫画が原作で、深夜アニメの必然性は全くない全年齢対象作品となっています。

怪異の王

 ファンタジー作品などでは怪力無双・変幻自在・神出鬼没な「アンデッドの貴族」「怪異の王」などともされる吸血鬼ですが、反面、日光・十字架・ニンニクなど弱点も多く設定されており、強いのか弱いのかは登場する各作品によるといった感じがしないでもありません。

不死身の高等吸血鬼
スナァ

 本作の主人公ドラルクは不死身の高等吸血鬼で「真祖にして無敵」と呼ばれる、トランシルヴァニア出身の208才。それだけ聞くと由緒の正しい正統派吸血鬼ですが、実際には戦闘能力は皆無で、前出の吸血鬼の弱点はおろか、ちょっとした物理的ダメージや精神的ダメージでもすぐ死んで砂になってしまいます。まさにタイトルどおり「ドラルク殿がまた死んでおるぞ!」。

天膳殿がまた死んでおられるぞ

 元ネタの「甲賀忍法帖」の薬師寺天膳だと敵の「初見殺し」技で殺されても、復活して今後はその技を見切って敵を倒すという「初見殺し殺し」が炸裂するのですが、ドラルクの場合はほぼ意味がない死と再生を繰り返していますな。

すぐ死ぬドラルク

 ギャグ作品なので復活も早く、何度死んでもすぐ生き返るので不死身といえば不死身なのですが、死んで砂になるときの「スナァ…」という声(?)が、「魔王城でおやすみ」のスヤリス姫が寝入る時の「スヤァ…」によく似ていて笑います。吸血鬼にとっては寝るのも死ぬのも大した差はないのか。

スヤァ

 埼玉県(!)の古城に住んでいたドラルクは、こんなザコ吸血鬼とは知らずに退治にやって来た吸血鬼退治人(バンパイアハンター)のロナルドに城を破壊されたことでロナルドの事務所に居座るようになり、吸血鬼退治にも同行することに。同族殺しってヤバくないかと思いますが、ドラルクによれば、快適で有用な人類文明社会は保全すべきで、人類に著しく害をなす他の吸血鬼を退治することはむしろ本意なんだとか。戦闘力があれば格好いいセリフなんですが…

退治人組合
バンパイアハンター達
色物ばかりのS級ヒーロー

 実はベタベタなギャグがあまり面白いと思えなかったので3話で視聴を打ち切る予定でしたが、3話に登場した吸血鬼退治人組合(バンパイアハンターギルド)のエピソードが思いのほか面白かったので、とりあえずもうちょっと様子を見ようかと。「吸血鬼退治人組合」の構成員達は、なんか「ワンパンマン」のヒーロー協会みたいに色物ばかりの雰囲気ですが、この世界ではあの世界の怪人並に吸血鬼が横行しているのか。

ロナルド

記憶に残る一言(その139):トレセン学園のスクールモットー(ウマ娘 プリティーダービー)

態度のデカい猫

 四国にようやく秋が来ました。これだよ、この気候!やたらデカイ態度のネコさんのごとく「おう、遅かったな」と言いたくなります。本来2~3週間前には来ているべきなのに、なぜに今年はいつまでも無闇に暑かったのか。冬の訪れはゆっくりでいいので、これから2ヶ月位気持ちの良い秋が続いて欲しいものです。

ウマ娘1期

 本日は「記憶に残る一言」です。昨日に引き続き「ウマ娘 プリティーダービー」からですが、昨日のナイスネイチャは第2期がメインだったのに対し、本日は第1期がメインです。第1期の主人公、スペシャルウィークがトレセン学園にやって来た翌日の2話。

生徒会長に呼び出されたスペちゃん

 生徒会長の呼び出しを受けて生徒会長室を訪れたスペちゃん。生徒会長はシンボリルドルフ。クラシック三冠(皐月賞、日本ダービー、菊花賞)はもとより、有馬記念連覇、天皇賞(春)、ジャパンカップも勝利した史上初の七冠馬がモチーフとなっているウマ娘で、まさに生徒会長には適任ですね。

生徒会長室の額縁

 二人が座ったソファセットの横の壁に掛けられている大きな額縁。そこに書かれている文字が今回の記憶に残る一言です。ルドルフ会長によればトレセン学園のスクールモットーなのだそうです。“Eclipse first, the rest nowhere.

額縁アップ

 これは英語の諺で、意味は「唯一抜きん出て並ぶ者なし」。Eclipse(エクリプス)は“日食”のことですが、ここでは馬の名前です。イギリスは近代競馬の発祥地ですが、現在のようなレース形態がまだ確立していなかった18世紀後半、18戦18勝の戦績という驚異の戦績でサラブレッドの基礎を作ったとされる伝説の名馬がエクリプス。

三女神

 この時代、まだサラブレッドは成立しておらず、アラビア半島や北アメリカ、小アジアなどからやって来たアラブ種が競走馬を務めていました。現在の全てのサラブレッドは、父系を遡るとゴドルフィンアラビアン、バイアリーターク、ダーレーアラビアンのいずれかにたどりつきます。そこでこれら3頭が「三大始祖」と呼ばれています。「ウマ娘」世界では“三女神”と呼ばれる存在があがめられていますが、おそらく三大始祖のウマ娘版でしょう。

Eclipse.jpg

 エクリプスは三大始祖のうちダーレーアラビアンの血統で、4代下の子孫、つまり玄孫(やしゃご)です。18世紀の最強馬とされ、種牡馬としても実績を残しており、今日のサラブレッドの父系を遡っていくとその98%までもがポテイトーズ、キングファーガスというエクリプスの2頭の子供にたどり着くとされ、これらを総称してエクリプス系と呼ばれます。日本においては、2016年に生産されたサラブレッドにおけるシェアは99.96%にまで達しているということで、ほぼ全てがエクリプス系。

エクリプスの骨格標本

 日食があった日に生まれたことから名付けられたというエクリプス、対戦相手を「見えなくなるほど」突き放して圧勝したとか、登録する端から皆が棄権し、度々単独で走ったとか、数々の逸話を持っています。「Eclipse first, the rest nowhere.」という言葉は、デビュー戦で圧勝した後に馬主が発した言葉だそうです。直訳すると「エクリプス1着、2着馬はなし」で、当時のルールでは、1着馬から240ヤード(約220メートル)以上離された場合には入着を認められないため、次のレースでエクリプスが他馬を240ヤード以上離して勝つ、と予想したものです。

tokinominoru.jpg

 ウマ娘疑惑がある駿川たずなさんが本当にウマ娘であった場合、元ネタの馬だろうと言われるトキノミノルは10戦10勝で急死して「幻の馬」と呼ばれてますが、エクリプスの戦績はこれに輪を掛けて凄まじいですね。

エースコンバット5

 似たような言葉として思い出すのは、プレステ2用のフライトシューティングゲーム「エースコンバット5 ジ・アンサング・ウォー」のゲームコンセプト“Nothing Else Comes Close.”でしょうか。こちらも直訳すると「誰も近付けない」ですが、ゲームでは「エースには誰も追いつけない」と訳されています。プレイヤー自身がその“エース”になれるというのがエースコンバットシリーズの魅力ですね。プレイヤーは敵軍から、前作「04」では“死神”と呼ばれ、今作では“悪魔”と呼ばれますが、次作「ゼロ」では敵軍から化物だの悪魔のだと呼ばれる中、「そんな生易しいものじゃない」「ああいうのはな…“鬼神”って言うんだよ」なんてと言われます。死神と悪魔と鬼神でどれが一番強いやら。一番印象に残っているのは、僚機もなく常に一人で戦っていた「04」の「メビウス1」ですが。

通常のドア
A long shot star
The Favorite Star

 なおゲーム版でガチャをやると、たずなさんが扉を開いた後に出現するゲート上に文字が書かれています。通常だと“A Long Shot Star”と表示されますが、“The Favorite Star”と表示される場合は昇格演出(星1→星2や星2→星3、ごく稀に星1→星2→星3)の発生に期待が持てます。

ゲート上の文字が

 そして“Eclipse first, the rest nowhere”が表示される場合は星3出現が確定となります。

理事長登場

 このほか、秋川やよい理事長が「激熱ッ!」と書かれた扇子を持って登場した場合も星3確定です。扉に装飾が付いて豪華です。

たずなさん豪華ドア

 理事長が出現せず、案内役がいつものたずなさんだったとしても、この豪華扉さえ登場すれば星3は確定します。豪華扉さえ出てくれば理事長だろうがたずなさんだろうか関係ないというのはちょっとつまらないので、理事長登場の場合は星3複数出現とかにすればこちらの気持ちも激熱になれるのですが。

激アツ扇子

好きなアニメキャラ(その129):ナイスネイチャ(ウマ娘 プリティーダービー)

ウインドウズ11

 PCのOSをWindows11にアップグレードしました。無償なのと、我がPCがアップグレードの準備が出来ましたとのたまったもので、うっかりと。スタートボタンが左下からセンターに移動したり、スタートメニューによく使うアプリのみが表示されるなど、Windows10と大幅に違う操作感覚に面食らっています。そのうち慣れるとは思うのですが。

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 本日は「好きなアニメキャラ」です。直近の作品、つまり夏季アニメから紹介するのが普通なのでしょうが、今年の夏季アニメは途中まで面白かったものも尻切れトンボで投げっぱなしで終わったりしていたこともあり、正直不作の印象で好きになったキャラもいませんでした。なので今年の冬季アニメの「ウマ娘 プリティーダービー Season2」(見たのはだいぶ後ですが)からナイスネイチャを紹介したいと思います。実はネイチャが好きになったのはゲーム版の影響が強いんですけどね。

ナイスネイチャ

 ナイスネイチャはチーム〈カノープス〉所属のウマ娘で、下町の商店街育ちで地元ではマスコット的存在です。周囲の期待に背中を押されてトレセン学園に入学したものの、周囲は化物のような天才ばかりで、努力しても及ばない現実を知り、何事もほどほどがモットーのサバサバ系少女となっています。指定席は3着。1着なんで夢のまた夢と思いつつも、心の底には応援してくれる地元の皆に顔向けできるようになりたいという熱い想いを抱えています。

チームリギル
チームスピカ

 アニメでは1期2期ともにチーム〈スピカ〉がメインとなっており、1期ではスペシャルウィークとサイレンススズカ、2期ではトウカイテイオーとメジロマックイーンが主役を務めていました。一応学園最強チームとしてはチーム〈リギル〉が存在していますが、チーム〈スピカ〉も陣容的にはG1を勝利した馬をモチーフにしたウマ娘がずらりと揃っており、他のチームから見たら充分化物です。

カノープスメンバー

 チーム〈カノープス〉は新進気鋭のチームで、メンバーは4人だけですがその分結束は固く、目標を「打倒スピカ」としています。その中でナイスネイチャはリーダー格となっています。リーダーシップがあるというよりは、最古参だからのようです。同期らしいツインターボは「いい子なんです、頭は悪いけど」と言われる「残念な子」だし、マチカネタンホイザとイクノディクタスは明らかに後輩なので、相対的にナイスネイチャがどうしてもリーダーになってしまうという。

この表情が多い

 愛称は「ネイチャ」で、自分自身のことはおどけてよく「ネイチャさん」と呼んでいます。この辺りからも先輩的立場が感じられますね。ゲーム版のネイチャはどうしても自信を持てなくて、自分を卑下したり自虐的だったりしがちだったのを、トレーナー(=プレイヤー)と出会って二人三脚で頑張る中で結果(=勝利)を出し続け、次第に変わっていく姿が描かれますが、ストーリー展開が完全にギャルゲーで、トレーナーが恋愛対象になっているとしか思えません。

諦めネイチャ
ガッツポーズのネイチャ

 ネイチャからすれば、トレセン学園入学以来、努力では越えられない才能という壁をイヤというほど痛感させられた結果、期待して傷つくの嫌さに斜に構えた態度を取ってみたり、保険を掛けるような言い回しをしてしまうなど、すっかり臆病になっていますが、そこは“走るために生まれてきた”ウマ娘なので、人には見せない心の奥底では勝利に飢えているという状態だったところ、彼女の夢を実現させてくれるトレーナーが白馬の騎士の如く現れ、一緒に戦ってくれる訳なので、そりゃあ恋に落ちるよなあと思います。

グッドエンディングのネイチャ

 また下町商店街育ちでコミュ力が高く、冷蔵庫の余り物で料理を作るなど女子力も高いので、お嫁さんにしたいウマ娘といったら筆頭格で挙げられるであろうと思われるのがネイチャさんです。決して貧乏暮らしをさせたい訳ではありませんが、ネイチャとなら裕福でなくても心豊かに楽しく暮らせそうな気がします。

菊花賞に出たい

 アニメではゲーム版よりも姿勢が前向きで、同期のトウカイテイオーをライバル視しています。テイオーが三冠をかけて出場するはずの菊花賞(GⅠ)に向け、「これ勝って、これ勝って、小倉記念(GⅢ)にも勝つ!……そうすれば出られる!?」とチーム〈カノープス〉のトレーナーに迫ったり…

菊花賞のネイチャ

 晴れて出場が決まるも、テイオーが骨折から復帰できなかった菊花賞では、「言わせない言わせない言わせない言わせない!テイオーが出ていればなんて絶対言わせない!!」と奮戦するも…

4着に敗れるネイチャ

 4着に敗れて涙します。出場していたウマ娘が全員同じ気持ちで走っていたところが泣かせます。

あんたに勝つのが夢だから

 テイオーが骨折により菊花賞を欠場するのは史実を反映しているのですが、ゲーム版ではテイオーの欠場にネイチャはうろたえてしまいます。これはライバルが不在になったからではなく、「負けた言い訳」がなくなってしまったことに狼狽してのことで、それだけゲーム版では後ろ向きな傾向が強いのですが、アニメではテイオー本人に向かって「私…あんたに勝つのが夢だから」と言い切るほどに前向きです。

テロ謀議

 それから10話。相次ぐ骨折でもう昔の走りは出来ないと知ったテイオーは引退を決意。しかしテイオーへの挑戦を諦めないツインターボが諦めない心をテイオーに知らしめようとします。しかしそのレースはテイオーの引退セレモニーと被ると知り、カノープス一丸となってテロ謀議(笑)。

メイショウドトウを抑えてテロ決行

 引退ライブの裏方を務めていたメイショウドトウを制圧して、ツインターボのレース映像を流すというテロを決行します。何にも悪いことをしていないのにメイショウドトウが可哀想。まさか怪我はさせていないでしょうが、この一件の慰謝料代わりにメイショウドトウのゲーム実装が早まったのだったりして。

ターボの奮戦を見るテイオー

 そしてターボの奮戦を目の当たりにしたテイオーは引退を撤回したのでした。

正体バレバレテロリスト

 勝利を喜ぶテロリスト達。それにしてもくせっ毛と帽子で正体バレバレですね。

有馬記念に出るテイオー

 そして最終回。1年ぶりにレース復帰して有馬記念に挑むテイオー。下馬評ではビワハヤヒデ、ウイニングチケット、ライスシャワーが三強とされていますが…

出場ウマ娘

 レースに出ていないのにファン投票4位で選出されるテイオー。カノープスからはネイチャとマチカネタンホイザが出場。ネイチャに“有馬記念2年連続3着”と書かれていますが、これは史実。狙って出来ることはではないので、決してネイチャは弱いウマ娘ではないのです。

マチタン

 実況の赤坂美聡(CV明坂聡美)評によれば「長距離ならば他者に引けを取らないこのマチカネタンホイザも怖い存在です」

凜々しいネイチャ

 同じく赤坂評「ナイスネイチャもブロンズコレクターの名を返上し有馬の栄誉を手にしたいところ」

挑戦的なネイチャ

 レース場でのテイオーとネイチャ。「あんたがどんな状態でどんな走りをしようと関係ない。あたしはただあんたより、他の子達より先にゴールするだけ」と挑戦的なセリフです。ゲームだと考えられない…

おかえりテイオー

 しかし、それだけでなく、去り際に「あ…それと。おかえり。テイオー」と言うネイチャ。こういうツンデレがネイチャの良いところ。まさにナイスなネーチャン。

ナイスねーちゃん

 ちなみにゲーム版の一コマ漫画にこういうのが。ゲームだとアニメほどのシリアス展開がないのでテイオーが脳天気ですね。

有馬記念のネイチャ

 レースが始まり、「負けたくない!3着でも2着でもなく1着で必ずゴールに!」と奮戦するネイチャ。

ビワハヤヒデ対テイオーその1
ビワハヤヒデ対テイオーその2

 しかし終盤の局面は本命ビワハヤヒデ対テイオーの一騎打ち状態に。実況の赤坂さんも「トウカイテイオーが来た!…え?トウカイテイオーが来た!?」と驚愕。信じられませんがこれは史実の実況通りです。

そして奇跡の勝利
ホラー映画のようなマックイーン
ホラー映画のヒロインのようなマックイーン

 テイオー奇跡の復活勝利。信じられない光景にマックイーンがホラー映画のヒロインのような顔になっています。不治の病で絶望の淵にいるマックイーンに捧げるテイオーの「これが諦めないってことだ!」

3年連続3着のネイチャ

 そしてネイチャは3着。なんと有馬記念で3年連続で3着。史実通りなんですが、これもある意味前人未踏の記録です。だいたい3年連続で出場すること自体が困難なんですよね。

ウイニングライブ

 そしてウマ娘界では3着に入ることには重要な意味があります。そう、ウイニングライブでセンターを張れるのです。曲によっては4位まで入れることもありますが、多くは3位まで。アニメでは脇役ですが、随所に名バイプレイヤーぶりを見せるネイチャ。決して実力がない娘ではないので、ゲームでは名トレーナーとなってネイチャに栄光をもたらしてあげましょう。
 
1期のネイチャ

 なおナイスネイチャはアニメ1期にも登場していますが、サイレンススズカに「次の毎日王冠、頑張ろうぜ!」と男言葉を使うなど、2期とはかなりキャラが違います。1期ではサイレンススズカのライバル的存在となっており、毎回主役と絡む役回りを担っているようです。

前田佳織里

 CVは前田佳織里。1996年4月25日生まれで福岡県北九州市出身。声優デビュー後にオーディションで初めて受かった役がナイスネイチャだったそうです。また、初めての歌のレコーディングが「うまぴょい伝説」だったそうで、新人であった当時は難しい曲だと思っていたそうです。あれは歌うの大変でしょう。

武田詠深

 2020年の春季アニメ「球詠」では主人公の武田詠深(よみ)を演じました。ビーンボールになるコースから首を切り落とすように鋭く曲がってストライクゾーンへと落ちる「魔球デスサイズ」を決め球としています。実は学業成績も優秀な文武両道。

酒と前田佳織里

 特技が麻雀でお酒(特に日本酒)が大好き。おっさんか!それで酒にまつわる番組や、名酒センター主催の日本酒イベントに出演したりしています。芸は身を助けると言いますが、酒も身を助けるものなのか…

ネイチャ風前田佳織里

 今年に入って「ウマ娘」アニメ2期が大売れして、ゲームも大ブレイクしたので、今後他の作品への出演も増えるのではないかと思います。ナイスネイチャというキャラを演じられたのは本当に良かったと思いますが、本人もネイチャになりきっていました。

記憶に残る一言(その138):黒死牟のセリフ(鬼滅の刃)

秋の屋島

 季節外れの暑さが続く西日本ですが、本来であれば本日は「スポーツの日」。旧称の「体育の日」が染みついているのでいまいちピンと来ない名称ですが、日曜日が祝日と被れば翌日の月曜日が振り替え休日となるのはに日本の常識。しかーし!明日は平日なんですよね。なぜならオリンピックシフトで7月23日に移動していたからです。そういえば7月に妙な4連休があったなあという微かな記憶が忘却の淵から浮かんできます。

小豆島

 ということで祝日ゼロの10月にはがっかりな訳ですが、せめて秋の気分だけでもと高松港に行ってきました。まだ気温は高いもののさすが秋、夏に比べて小豆島(二つの小島の奥)もくっきりと見えています。

鬼滅の刃

 本日はおよそ5ヶ月ぶりに「記憶に残る一言」です。大人気漫画「鬼滅の刃」から敵の最高幹部・黒死牟のセリフを紹介したいと思います。

鬼殺隊

 人を喰らう鬼と、これと戦う鬼殺隊の戦いを描いた「鬼滅の刃」。大人気なのに単行本23巻という適度なボリュームで終了させられたのは良かったですね。昔のジャンプだと人気が出ると編集部が終わらせてくれなかったらしいですが。「ドラゴンボール」で言えばフリーザ編あたりで終わった感じでしょうか。

もうちっとだけ続くんじゃ

 その「ドラゴンボール」だって「ピッコロ大魔王編」が終了した時点(単行本で17巻)で完結の気配が濃厚になり、亀仙人が「もうちっとだけ続くんじゃ」と断りをいれた程だったのですが、結果的にはそこから倍以上続き、どこが「もうちっとだけ」なんだとツッコまれまくったという。アニメやゲームも大人気となり、関連企業の株価にも関わるため、作者の一存で終わらせる事が不可能となっていたそうですが、以後鳥山明は長期連載をしなくなって(出来なくなって?)しまいました。「鬼滅の刃」は吾峠呼世晴の初連載作品なので、次回作が作れなくなったなんてことにならなければいいですが。

黒死牟

 黒死牟は、鬼の首魁である鬼舞辻無惨の最古参の配下で「上弦の壱」です。大量の鬼がいる中で、鬼舞辻無惨が選別した直属の配下でにして“最強”の十二体の鬼が「十二鬼月」と呼ばれます。十二鬼月は、さらに“上弦”六鬼と“下弦”六鬼に分かれており、最強たる主席が“上弦の壱”、すなわち黒死牟です。

上弦の鬼

 下位の鬼が上位の鬼に対してサシの勝負を申し出て、勝利した場合はその順位を入れ替えるというルールがあるので、席次は完全に実力順となっていますが、上弦の六鬼は百年以上顔ぶれが変わっていない=鬼殺隊に倒されていません。

鬼殺隊の柱

 一方鬼殺隊士側にも「柱」と呼ばれる最高位の剣士がおり、一般隊士とは隔絶した強さを持っていますが、柱に昇格する条件は「十二鬼月を倒す」か「鬼を五十体倒す」のいずれかを達成する事となっています。つまりこの百年においては、鬼殺隊の「柱」といえども、上弦の六鬼は倒せていないということですね。

下弦の鬼
累対炭治郎

 不動のメンバーとなっている上弦に対し、頻繁に鬼殺隊に狩られている下弦。主人公の竈門治郎(+禰豆子)により「下弦の伍」累が倒されたことで鬼舞辻無惨は下弦に見切りを付け、「下弦の壱」魘夢(「無限列車編」に登場)を除いて自ら粛清してしまいます。この場面は通称「パワハラ会議」と呼ばれていますが、そもそも下弦に選んでいるのは鬼舞辻無惨自身なので、上弦に引けを取らないだけの実力を持つ鬼をスカウト出来ていない責任は自分自身にあるんじゃないかとも思うのですが…。

パワハラ会議
無惨のパワハラ

 まあこんなこと言っている時点で鬼側の敗北は必然だったような気がしますね。せめて殺すにしても、無駄に粛清するぐらいなら、生還したら上弦にしてやるとか言い含めて全員まとめて鬼殺隊士に特攻させまくるぐらいした方が意味があったように思います。

継国厳勝

 それはさておき、鬼殺隊を寄せ付けなかった上弦六鬼の中でも最強を誇る黒死牟。鬼として戦国時代から400年以上生きており、他の上弦の鬼と比較しても別格の力を持ち、鬼舞辻無惨からも「ビジネスパートナー」と評されるほどの信頼を得ています。その正体は、かつて鬼殺隊に所属した剣士「継国厳勝」でした。

継国縁壱

 双子の弟である「継国縁壱」は、それまで鬼殺隊になかった「呼吸」の創始者で、作中最強の存在でした。

無惨を圧倒

 対峙して圧倒された鬼舞辻無惨は爆散して逃げ、「私など化け物ではない、奴こそ本当の化け物」と恐れ、リベンジどころか、継国縁壱の寿命が尽きるまでの数十年以上を逃げ続けることで戦いを終わらせていました。圧倒的な戦闘力を持ちながら自ら鬼殺隊と戦おうとしなかったのも、精鋭の側近たる「十二鬼月」を作って手駒として鬼殺隊と戦わせていたのも、再び継国縁壱のような存在が現れたらという恐怖からでしょう。

兄よりすぐれた弟などぞんざいしねえ

 継国縁壱は「日の呼吸」、厳勝は「月の呼吸」を使い、共に鬼殺隊に呼吸術を定着された功労者ですが、「兄より優れた弟など存在しねぇ!!」というジャギ兄さんの名言にも関わらず、双子の弟ながら縁壱は素質や人格、いや何から何まで兄より圧倒的に優れた雲の上の存在でした。

厳勝と縁壱
無惨の勧誘

 このことが厳勝の精神を歪め、鬼になれと誘ってきた無惨の口車に乗り、迷うことなく鬼になりました。

黒死牟対無一郎

 黒死牟は、鬼になる前(つまり厳勝時代)に子を残しており、その子孫が「霞柱」時透無一郎でした。無一郎は刀を手にしてたった二か月で鬼殺隊剣士の最高峰である「柱」にまで登り詰めた剣の天才です。作中でも“上弦の伍”玉壺をただ一人で仕留めるなど、従来の「柱」とは一線を画する戦闘力を見せています。

良き技だ

 作中最終フェーズである「無限城決戦編」にて黒死牟は無一郎と遭遇。無一郎の剣術を「良き技」と賞賛します。そしてそれに応じて抜刀する際に言ったのが今回の記憶に残る一言です。

此方も抜かねば無作法というもの

 「此方も抜かねば…無作法というもの…」元は戦国時代の侍だった黒死牟、鬼となっても侍らしい礼儀が窺える台詞です。その後の戦闘は、無一郎にとって絶望的な実力差を見せつけられることになってしまいます。

無一郎を鬼にしたい黒死牟

 全力の状態で挑んだにも関わらず、瞬く間に左腕を切り落とされ、奪い取られた刀で城の柱に磔にされてしまうのでした。

弐対一で戦う

 黒死牟はその後「風柱」不死川実弥と最強の「柱」とされる「岩柱」悲鳴嶼行冥と交戦。柱二人を同時に相手にしてもむしろ押し込む程の戦闘能力を見せつけます。まあその後の展開は原作を見て頂くとして…

ネタ

 黒死牟のセリフはなぜかネットでまったく別の使われ方をされるとうになってしまいます。「抜く」という単語が下ネタ的に解釈されてしまい、女性キャラの水着、入浴、着替えシーン等でこのセリフが書き込まれるように。

抜けない

 一方、刀で肩を壁に縫い付けられた状態の無一郎は、「抜けない…!くそっ!!抜けない!!」と発言していますが、こちらも「家族が増えるよ!」「やったねたえちゃん!」で有名な「コロちゃん」のような、エロ漫画というにはあまりに悲惨な展開のもの、いわゆる「かわいそうなのは抜けない」作品に対して使われるように。まあ人の趣味は様々なので、「かわいそうじゃないと抜けない」という人もいるそうですが(笑)。

お労しや兄上

 エロい画像とか動画が登場する度に使われる、使い勝手の良い「此方も抜かねば…無作法というもの…」ですが、あまり多用すると、弟である縁壱からおのようにツッコまれことに。これは80才を越えてなお往年の技量を保っていた縁壱と厳勝改め黒死牟が対峙した際の縁壱のセリフです。鬼となってまで弟を越えようとした黒死牟でしたが、それでも技量の差は歴然で、瞬く間に追い詰められる黒死牟でしたが、とどめの一撃を放とうと振り上げたまさにその瞬間、縁壱は寿命を迎え、立ったまま事切れたのでした。

唐津紀行:佐賀県に初宿泊。残りは1県

ドラゴンクエストの世界

 ドラゴンクエストシリーズの音楽を手掛けた事で有名な作曲界の巨匠・すぎやまこういち氏が亡くなられました。「学生街の喫茶店」(ガロ)、「亜麻色の髪の乙女」(ヴィレッジ・シンガーズ)、「恋のフーガ」(ザ・ピーナッツ)、「花の首飾り」(ザ・タイガース)といった有名な楽曲の他、2000曲以上のCMソングを手掛けてこられ、東京競馬場・中山競馬場で使用されるファンファーレも作曲しているという偉大な作曲家です。御年90才ということで大往生といえるでしょうが、今後のドラクエで新曲が聴けないと思うととても残念です。「序曲」は永遠だと思いますが。

それでも続くゴルゴ

 そうそう、巨匠といえば漫画界の巨匠・さいとう・たかを氏も亡くなられてしまいましたね。なんと言っても「ゴルゴ13」が有名ですが、「鬼平犯科帳」「仕掛人・藤枝梅安」なども手掛けていたんですね。「ゴルゴ13」についてはほぼ53年という長期連載ですが、昔から分業体制が確立しているので、今後も連載が継続されるとか。「サザエさん」「アンパンマン」「クレヨンしんちゃん」など、作者亡き後もアニメが続く作品はありますが、漫画が続く作品というのは異例では。「ゴルゴ13」の最終回のプロットは昔から考えていたそうですが、存命中に最終回が執筆されることはなかったので、内容は完全に幻になってしまいましたね。お二人のご冥福を心からお祈りします。

佐賀県

 話題はがらりと変わりますが、先日佐賀県を旅してきたので、今回はその話をしたいと思います。お笑い芸人のはなわが♪SAGA さが SAGA さが♪とシャウトしていた佐賀県。“日本一影が薄い県”なんて話題だと必ず優勝候補の一つに挙げられる佐賀県。福岡や長崎は有名だけど、その間にあるので素通りされがちな佐賀県。

ゾンビランドサガ

 最近は「ゾンビランドサガ」なんかのせいで知名度がアップしたような気もしますが、実はこれまで私も宿泊したことがありませんでした。ずいぶん20年位前に北九州2泊3日周遊の旅というパックツアーに参加したことがあるので、泊まらんまでも訪れたことくらいあるんじゃないかと思っていましたが、川下りをした柳川が佐賀ではなく福岡だったという衝撃(笑撃?)の事実によってこの幻想も打ち砕かれてしまいました。

ジェミニのサガ

 この前宮崎に行ったばかりですが、「ロマンシング サ・ガ」は2までやったし、私の誕生星座である双子座(ジェミニ)の聖闘士はサガだぜという訳の分からない理由でよしそれならばSAGAだ!ということになりました。また例によって瀬戸大橋を渡って岡山から新幹線。JR西日本のレインメーカーとなっているようなユースフです。

無限餃子

 博多でランチということで、駅ビルアミュプラザの10階にある「博多鉄なべ 無限餃子」へ。「博多名物!!鉄なべ餃子定食」のダブル(16個、1190円)をオーダー。16個というと多すぎるように思われるかも知れませんが、一つ一つの餃子が小さいので全然余裕です。ただし、鉄なべがとってもアツゥイ!!「鉄なべ餃子」の他にも「水餃子」「炊き餃子」が選べるそうです。

唐津市イメージ

 佐賀と言ってもいろんな場所があります。県庁所在地の佐賀市、新幹線も停まる鳥栖市、温泉で有名な嬉野市・武雄市、焼物で有名な伊万里市などなど。そんな中で私が選んだのは唐津市でした。海がある、城がある、特別名勝・虹の松原があるといったところが決め手になりました。

からつ号

 博多バスターミナルから昭和バスの高速バスからつ号に乗ります。1時間半ほどで唐津城手前にある大手口(唐津バスターミナル)に到着。

唐津城

 唐津城は唐津湾に面する海城です。城から左右に広がる砂浜が鶴が翼を広げたように見えることから舞鶴城とも呼ばれる高松城もそうでしたが、天守がない高松城址と違って唐津城には模擬天守のほか櫓や門が建てられ、石垣・堀が復元されています。江戸初期の築城で、豊臣秀吉が文禄・慶長の役の際の遠征軍の宿営地として築いた名護屋城(名古屋城にあらず)の遺材を使用したそうです。

虹の松原

 寺沢氏を皮切りに、江戸時代の間に譜代大名5家が入れ替わっています。これはかなり頻繁ですね。平山城なので、天守に行くまで結構階段を上ります。有料のエレベーターもありますが、ここは根性で。山上からは虹ノ松原が見えます。手前の松林ではなく、奥にずっと続いているのがそうですが、松原というよりほぼ森林ですな。

唐津の海

 こちらは日本百景に選定されている唐津湾。左手は陸続きの大島で、中央は無人島の鳥島。右手の島は高島です。高島は人口300人ほどですが、宝くじが当たるという謂れのある宝当神社があるので、宝くじのシーズンには多くのファンが訪れるとか。

天守閣

 天守は入場料500円。5階建てで各フロアで唐津の歴史や唐津焼の紹介がされています。最上階は展望フロアになっています。エレベーターはありませんが、模擬天守なので階段はゆったり。現存天守だと階段が滅茶苦茶急なので膝が死ぬんですよね。

松原

 唐津城から徒歩で虹の松原に向かってみます。舞鶴橋を渡った先にある砂浜にも松林が。砂浜を歩くのは風情がありますが、足がすごく疲れるので、舗装された車道を歩いたりして。この辺り釣りをする人も多いせいか猫が結構居ます。しかし警戒心が強そうなのばかりなのでコンタクトは断念。人懐こい子が好きですね。

松原の入り口

 虹の松原入り口?松もたくさん生えてますが下生えも鬱蒼としています。松林って下生えがないというイメージだったんですが、これはもはや森。

松原の中

 どんどん進むとこんな感じ。だんだん川口浩探検隊の雰囲気になってきました。松原というのは遠くから見るのがいいのかも知れませんね。入ってみるとただの森林。

唐津第一ホテルリベール

 夕暮れも近いので撤退して、松浦橋を渡って松浦川を越え、ディスカウントストア・トライアルに寄って酒と肴を購入して今宵の宿へ。唐津第一ホテルリベールです。部屋からは松浦川と、その向こうの唐津湾が見えて風光明媚ですが、大浴場が狭いのと、部屋着が小さいのが難。大きいのがないかフロントに聞いたらこのサイズしかないと。だったらドーミーインの部屋着のように伸縮性のあるのにしたらいいのに。

和多田駅 

 翌日は趣向を変えて鉄道で博多駅を目指します。ホテル最寄りは無人駅の和多田駅。筑肥線ですが、姪浜からは地下鉄空港線に乗り入れています。東京とかではよくありますが、さすが大都会福岡市ということでしょうね。

太宰府ライナー

 博多駅ではまた博多バスターミナルに行き、西鉄バスの太宰府ライナーに乗ります。目的地は太宰府天満宮。イメージでは博多のすぐそばという感じだったんですが、案外遠いですね。随分前に一度来たことはあったんですが、梅ヶ枝餅しか覚えていなかった(笑)ので、再訪です。

きかぬのだ

 参道の両側には土産物屋や飲食店がたくさんあって、梅ヶ枝餅も売っていますが、それは帰りと言うことにしてまずは天満宮へ。各地のパワースポットに行ってはラオウのように「き…きかぬ きかぬのだ!!」と涙を流すのがこの夏の個人的流行なんです。遺跡や寺社があるからパワースポットになるのか、パワースポットに遺跡や寺社ができるのか、一体どちらなんでしょうかね。

太宰府天満宮

 太宰府天満宮の鳥居と楼門。天満宮は言わずと知れた菅原道真を祭る神社ですが、太宰府天満宮は京都の北野天満宮と並ぶ全国天満宮の総本社で、年間850万人以上の参詣者があるとか。菅原道真と言えば学問の神様として知られますが、オカルト方面では平将門、崇徳院と並ぶ日本三大怨霊として有名ですよね。右大臣まで昇ったものの、藤原氏の陰謀により太宰府に左遷され、この地で亡くなった道真の怨霊は猛威を振るったとされ、狼狽した朝廷はは太政大臣位を追贈し、本来は天皇・皇族をまつる神社の社号である「天満宮」を認めるなどして慰撫に努めたとか。それだけのパワーがあるならば、有効利用すればそれはそれは御利益があるだろうという発想が日本的というのかなんというか…(批判じゃないですよ)。

本殿

 こちらが本殿。造営された10世紀以後、兵火などにより数度焼失しており、現在のものは小早川隆景が1591年に竣工したものだそうです。豪壮華麗な桃山様式という訳ですね。

飛梅

 本殿前にある飛梅。太宰府に左遷される際、都の邸宅の梅を惜しんで「東風吹かば にほひおこせよ 梅の花 あるじなしとて 春な忘れそ」と謳った道真を慕って一夜にして飛んできたという。毎年境内で一番に花が咲くそうです。そういえば昔「飛梅」という梅味の缶ジュースがありました。結構美味しかった記憶があります。子供の頃から「梅ソーダ」とか梅味のジュースが好きでした。

摂社群

 本殿裏手の摂社群。道真の血縁者(親、子、師匠など)が並んでいます。なんか摂社末社に心引かれるんですよね。もし私が神様なら(おいおい)、大親分の傍らでこんな風にひっそりと祀って貰いたいな、なんて。

本殿裏の滝

 本殿裏手右側の裏山にある「誠の滝」。小さい滝ですが、境内に滝がある神社というのも珍しいように思います。

稲荷社へ向かう階段

 太宰府天満宮の奥にはには知る人ぞ知る穴場パワースポットと言われる天開稲荷社があるということで行ってみることにします。さらに先には「鬼滅の刃」で大人気になっているんではないかと思われる竃門神社もありますが、それはかなり遠いので今回はパス(「鬼滅の刃」も見てないし)。ごく近い天開稲荷社でも結構階段を上ります。

天開稲荷社 

 鎌倉末期に稲荷神社の総本社である京都の伏見稲荷大社から勧請された九州最古の稲荷神社だそうです。干支に応じた12本の紐があり、自分の干支が書かれた鈴を鳴らしてから中央の大きな鈴を鳴らしてお参りをするという珍しいスタイルなんだそうですが、私が訪ねた時はコロナ禍のせいか紐は一本だけでした。

天開稲荷社奥の院 

 奥の院にはさらなるパワーがなんていうので、ここからどれだけ進むのかと思いきや、社殿裏手にありました。パワーを感じる人は感じるんでしょうね…としか言いようがありません。なにしろ相変わらずラオウ状態だったので。

絵馬堂

 天満宮に戻って絵馬堂。奉納された絵馬を掲げておく堂ですが、太宰府天満宮のものは1813年と結構新しいものです。

梅ヶ枝餅

 参道に戻って梅ヶ枝餅を食べます。美味しいと評判らしい店には行列が出来てたりしてますが、特にこだわりがないので空いている店でさくっと1個だけ買いました。130円でした。小豆餡を薄い餅の生地でくるみ、梅の刻印が入った鉄板で焼く焼餅です。由来は、左遷されて悄然としていた道真に老婆が餅を差し出し、道真の好物になり、道真の死後、老婆が餅に梅の枝を添えて墓前に供えたのが始まりだとか(他説もあり)。焼きたては熱々でとても美味しいです。

ロースかつカレー

 西鉄で博多に帰ることも考えましたが、ちょうどバスが来たので芸はありませんが、バスで博多バスターミナルへ。昼食はバスターミナル8階の飲食店街にあった「まんぷく食堂ぎおん亭」で。名物はとんてきらしいですが、デカ盛りかつカレー(1060円)をチョイスしました。多分「ゴーゴーカレー」とどちらにしようか迷った影響ですな。デカ盛りでライス550グラム。その上のメガ盛りだとなんとライス700グラムです。

晴れの国

 といった辺りで唐津紀行は終了です。今年にはいるまで私の未宿泊県としては徳島・岡山・佐賀の3県が残っていましたが、これで徳島と佐賀をクリアして残すは「晴れの国」岡山ただ1県となりました。海を隔てているとはいえ、香川からは隣県なので行こうと思えば簡単に行けるのですが、死ぬまで一度も泊まらなかった県というのが一つくらいあっても面白いかななんて思ったりもして、どうしようか考え中です。

2021年夏季アニメの感想(その3):ひぐらしのなく頃に 卒/迷宮ブラックカンパニー/平穏世代の韋駄天達

ライスシャワー ハロウィン

 「ウマ娘プリティーダービー」が「日本ゲーム大賞2021」で年間作品部門の<優秀賞>を受賞したということで、ガチャ10連一回分の「ジュエル1500個」が貰えました。それはおめでとう、こちらも引かねば…無作法というもの…ということで早速ガチャを引いたら、ピックアップされていたライスシャワー(ハロウィン)が来てくれました。吸血鬼の仮装をしているのでドラキュライスとでも呼びましょうか。

ドラキュライス

 ライスシャワーはウマ娘版「来ない四天王」の一人だったので、大変ありがたいです。しかもプレイしてみたら1回目にしてURAファイナルで優勝するし。10連でさくっと来てくれる娘はみんな大好きですが、他の四天王もこの調子で来てくれないものでしょうかね。ちなみに他の3人はサイレンススズカ、カレンチャン、エイシンフラッシュですが(趣味がバレますね)、ライスの抜けた穴は早速“ファル子”ことスマートファルコンが埋めているので「来ない四天王」は健在のままです(笑)。

石見舞菜香

 CV石見舞菜香は23才の若手声優ですが、デビューは2016年で、2019年には第13回声優アワードで新人女優賞を受賞しているなど、既に大活躍中。私が知っている役としては「クジラの子らは砂上に歌う」のヒロイン・リコス、「終末なにしてますか? 忙しいですか? 救ってもらっていいですか?」の妖精兵ラキシュ、「はたらく細胞」の血小板の一人で帽子を前後逆に被る“うしろまえちゃん”、「Re:ゼロから始める異世界生活」の色欲の魔女カーミラ、「ひげを剃る。そして女子高生を拾う。」の真坂結子(ヒロイン沙優の眼前で自殺した友人)などでしょうか。儚げな声のキャラが多いような気がします。ライス役については2017年には既にキャスティングされており、Cygamesは目の付け所が違うなあと思います。

俺はお兄様だぞ

 全国100万人のライスシャワーファンがこう叫んでいるところ、仲間入りできて嬉しいです。細かい話ですがこれはセリフが一部改変されており、オリジナルでは「俺はお兄ちゃんだぞ!!!」と叫んでいます。「お兄ちゃん」と呼んでくるカレンチャンをゲットしたらそのまま使えるのですが。

白い砂のアクアトープ

 さて秋季アニメも始まっているので夏季アニメの感想を終わらせましょう。まず「白い砂のアクアトープ」は連続で2クール目に入っているので今回はパスです。第1クールは「がまがま水族館」編、第2クールは「アクアリウム・ティンガーラ」編ということになり、区切りはついているのですが。構成的には名作「SHIROBAKO」に似ていますね。

ひぐらしのなく頃に卒感想

 それではまず「ひぐらしのなく頃に 卒」。前作「業」の回答編となります。「卒」の名称を見た時から、これは沙都子と梨花がお互いへの妄執から卒業して離れる物語になるのではないかと思っていましたが、結果的にはその通りになりました。

そこまでするか沙都子

 しかしその過程がエグいと言うか何というか。梨花同様「繰り返す者」となった沙都子ですが、繰り返し方が全然違う。梨花が他者への介入を控えめ(必要最低限)に留めていたのに対し、沙都子はよく言えば積極的、悪く言えば過干渉的に介入しており、「こうしたらどうなるんだろう?」という興味本位で人体実験的な行為をしているので、過去に感じた同情とか共感は一切なくなってしまい、悪辣ぶりが鼻につくように。

訳知り顔の四人

 「ひぐらし」では、「繰り返す者」以外はループを実感できないはずのですが、前作(「解」)では、圭一らが「過去の惨劇」の記憶を留めるという奇跡によってハッピーエンドに辿り着いた経緯があり、今回の場合は沙都子の蛮行に気づいた圭一らがきついお仕置きをするのではないかと思った(OPの一コマもそう思わせました)が…結果的には「別にそんなことはなかったぜ!」でした。

圭一対レナの再現

 何よりいくら回答編とはいえ「業」のカットの使い回しが目立ち、再放送かよと思ったり、終盤には自分が今見ているのはもしかして「ドラゴンボール」なのでは?と思わせるようなバトルシーンが展開されたりして、これまで持っていた「ひぐらし」へのイメージが完全に崩壊してしまいました。

ドラゴンボールかよ

 結果は「お互いからの卒業=別離」という道に至る訳ですが、対立していた番長同士ならともかく、ここまで繰り返し沙都子は梨花を殺害してわけで、その間に蓄積した憎悪が、終盤ちょっと殴り合ったぐらいで解消できるとは思えないのですが。なにより巻き添えにされてきた圭一やレナらが沙都子を許せないように思いますが。

明里との別れ

 「秒速5センチメートル」での貴樹と明里は時間遡行を繰り返すこともなく、たった1回で「卒」を果たした(貴樹は10数年引きずっていたものの)のに、お前らときたら…とあきれかえってしまいます。「聖ルチーア学園」に行くにせよ、雛見沢に留まるにせよ、二人一緒でという“幻想”はそもそも最初から持つべきではなかったんですよ。特に100年も試行錯誤して精神的には老成していたはずの梨花は。

キレイなリナ
キレイな鉄平

 ということで、二人の妄執に辟易する作品となってしまいました。収穫としては、一貫して悪役だった鉄平やリナが“いい人”になったことぐらいでしょうか。特に“綺麗な鉄平”はいいですね。沙都子は意識を取り戻した悟史も加えて3人で楽しく暮らせそうじゃないですか。あっという間に梨花のことなんか忘れたりして。

迷宮ブラックカンパニー感想

 次は「迷宮ブラックカンパニー」。努力の末にネオニートとして安楽な生活を確保し、一生楽して過ごそうとしていたら、唐突に異世界に転移させられた二ノ宮キンジが、再び安楽な生活を取り戻すために奮闘する物語です。

ネオニート爆誕
また転落

 構成としては、「こち亀」の両さんが、何らかの金儲けに手を出し、棚ぼたの幸運などに恵まれて途中までは上手く行くものの、調子に乗ったり増長したりした挙げ句元の木阿弥(あるいは以前より酷い状況)なってしまうという展開によく似ており、挑戦→増長→失敗というのがキンジのパターンでした。

金糸雀

 せっかく安楽な生活を謳歌できるというところでの異世界転移は同情を禁じ得ないのですが、キンジの人となりを知るほどに、現世での安楽な生活も本当にまっとうな手段で獲得したのか疑問を感じてしまいます。なにしろ彼のモットーは「楽してズルしていただきかしら!」(by「ローゼンメイデン」の金糸雀)なもので。もしも神様がいるとしたら、金糸雀ならまあ許せてもキンジだと「せや!異世界に飛ばしたろ!」と思っても不思議はない(笑)。

異世界の地獄
社畜化キンジ

 ということでチャレンジと増長と失敗を繰り返すキンジを笑う作品かと思いきや、終盤は一気に成り上がり、ブラック企業・ライザッハ鉱業を乗っ取ってしまいます。しかもそこでエンディング。まさかの成功エンドだ…と…?どうも原作ではやはりこけているらしいのですが、アニメはここで終わりなので綺麗に終えるためにオリジナルエンドにしたらしいです。まあ第2期が制作できるかどうかわからないからこれでもいいかも知れませんね。もし第2期が制作されたら、また転落してゼロから始めることになるのでしょうが。

ヤバいキンジ

 異世界転移だけでもお腹いっぱいなのに、さらに時間遡行まで行うという展開に、1クールに詰め込みすぎだろうと思わないでもないですが、それでもストーリーを破綻させなかったのはさすがの構成というべきでしょうか。

悪役ベルザ
男の娘ランガ

 佐藤聡美が悪役(ライザッハの鬼畜幹部)を演じていたのも意外ですが、一番驚いたのはM・A・Oが“男の娘”ランガを演じていたこと。この人の演じる役柄の広さは日笠陽子並なのではあるまいか。ここ数年アニメ作品に出ずっぱりなのもむべなるかな。

迷宮アリ女王
人間態の迷宮アリ女王

 あとお姉ちゃん(井上喜久子)が演じていた迷宮アリ女王が人間態になって可愛くなっていたのは良かったですね。やはりお姉ちゃんには可愛いキャラを演じて欲しいので。

アットホームな職場です
キンジの人間性が…

 主人公キンジは労働を嫌い、労働者を見下すクズな性格で、成功して人を使う側になると、途端にブラック経営者の極みになるタイプなので、どんなに失敗してひどい目に遭っても笑って見ていられる妙な安心感がありました。変に成功せずに挫折を繰り返した挙げ句、遂に自身の性格を顧みるようになる…なんて展開だとビルドゥングスロマンになる訳ですが、視聴者は深夜アニメにそんなものを期待しているはずないので、異世界の両さん路線を突っ走って欲しいものです。
 
平穏世代の韋駄天達

 最後に「平穏世代の韋駄天達」。今季3本もアニメ化された「クール教信者祭り」の第3弾です。怪作になってしまった「ピーチボーイリバーサイド」では漫画原作者、「小林さんちのメイドラゴン」では漫画家を務めているクール教信者ですが、本作では漫画作画を務めています。原作はネット界隈で“発想の常勝無敗”の異名を取る天原。

まさに平穏世代の韋駄天

 実はそんなに期待していた訳ではありませんでしたが…見てみたら今季のナンバーワンでもおかしくない作品だなと思いました。「韋駄天」と呼ばれる神々と、世界を破滅させる魔族の戦いを描いているというとかなりベタな作品に見えますが、かなり毛色が違います。

800年前の魔族
韋駄天の出現

 韋駄天は、世界に生きる生物(主に人間)の思念が集まって生まれた存在で、大量の思念と救いを求める心が長年蓄積すると自然発生するようです。韋駄天の外見・性別・名前・性格などは、発生する直前に最も強い思念を放っていた者がベースになるようで、故に基本人間になるようです。なお、発生条件が整った際に、他の韋駄天がそれを支援(「引き出し」)すると、発生までの時間を短縮することができますが、その場合は「引き出し」を行った韋駄天の思念の影響も受けることになるようです。

脳筋コンビ

 韋駄天はまさに神の如き存在というか神そのものなので、呼吸も食事も睡眠も不要で、そもそも死ぬのかどうかも不明です。攻撃されると痛みを覚え、身体も傷つきますが、それは「攻撃されれば傷つく」という認識があるからのようで、おそらく「攻撃なんか効かない」と思えば無傷なんじゃないかと。ただ、ごく一部を除いては自分が何者であるかとか一切考えていないみたいです。

天使みたいなポーラ

 魔族を宿敵としていますが、人間のために戦うといった観点はなく、数多くの生物が絶滅するような事態は座視できないという、かなりマクロな視点から動いているため、救いを求める個々の人々を救うような神ではそもそもありません。神と言うより、生命体の防衛機構とでも言った方がいいのかも。

魔族の皆さん 

 一方魔族ですが、800年前に突如現れ、他の生物を食らいまくり、際限なく増えた末に自滅するという不合理極まりない生き物で、まさにタナトスの権化。世界を滅ぼしかけたため、当時の韋駄天の討伐対象となり、結界に封じられました。当時の魔族には知性のようなものは全くなかったようですが、800年を経て復活を遂げた魔族は人間の赤ん坊と融合することで「人間の脳を持つ魔族」となり、知性も感情も備える存在になっています。

魔王様

 そんな進化した魔族を率いるのが魔王ですが、現世で行動しているのはロボットに過ぎず、本体がどこにあるのかは自分でも把握していない模様。韋駄天一の知性派であるイースリイの推測によれば、魔族を封じる際に犠牲になった韋駄天と多くの魔族達の思念によって生まれた、いわば「魔族の韋駄天」が魔王の正体で、本体は封印の中に存在しているのではないかと。

イースリイ

 そんな韋駄天と魔族の戦闘は、韋駄天の圧勝でした。魔族はゾブル帝国を拠点としていましたが、ほぼ全滅させられ、帝国も韋駄天サイドに乗っ取られてしまいます。これは戦闘力の差もありましたが、知性派韋駄天イースリイの戦略が大きくものを言っていました。強力な魔族の幹部を洗脳して配下にしたり、まさにやりたい放題。

逃亡したミク一派

 しかし、魔族にも知性派が存在しました。女性奴隷を躾けるエロい調教師役を務めていたミクは、洞察力と知性に優れており、韋駄天を分析した結果、現時点では勝ち目はないと判断して魔王に無断で逃亡し、潜伏先で魔王と再接触を果たして逆襲の機を伺います。

知性派魔族のミク

 神と魔の頭脳戦の様相を見せる展開は、ミクがイースリイを上回り、終盤は文字通り「ミックミクにしてあげる(してやんよ)」な展開に(実際髪型とか初音ミクがモデルなんでは)。洗脳魔族は奪還され、イースリイと女性型韋駄天ポーラは拉致されて韋駄天解明のための実験材料に。なんか「亜人」冒頭の展開みたいですが、韋駄天に拷問まがいの実験をするのは良策かどうか。ダメージへの対処法を知ることになるかも知れません。しかも魔族は知らないでしょうが、鍛えれば際限なく強くなるのが韋駄天らしいし。

捕まった二人
ダルマな二人

 韋駄天側は脳筋だけになり、どうなるんだこれ?というところでなんと終了。え!ここで終わっちゃうの!?と唖然としてしまいました。第2期が作られなければバッドエンドということなりそうですが…。しかしラストシーン、ダルマ状態のイースリイとポーラのいる実験室を出てきた魔族2人は、もしや入れ替わったりしていないか?という雰囲気もあったので、第2期があるとすればイースリイの反撃もありそうです。なにしろCV緒方恵美なのでこのまま済むはずがないと思ってしまいます。そもそも直前にポーラを呼んだのもイースリイで、結果二人して拉致されてしまう結果となりましたが、その指示には何からの意図があったとしか思えません。

酷い目に遭うギルティーナ

 今季豪華キャストと言えば「うらみちお兄さん」ですが、本作も何気に豪華キャストで、緒方恵美の他、朴璐美、堀江由衣、石田彰、本名陽子、瀬戸麻沙美など、主役級が揃っています。「俺の嫁」声優伊藤静も酷い目に遭う教会のシスター・ギルティーナ役で参加しており、1話ではインパクトを与えたもののチョイ役かと思いきや、終盤彼女の祈りが韋駄天発生のベースとなって新韋駄天ギルが誕生。ギルティーナとうり二つの姿なので韋駄天という存在のありようの考察に一石を投じることに。

ポーラの無残な姿
このままでは終わらなそうなイースリイ

 過去の魔族はなぜ突然出現したのか、魔王は復活するのか、これからの展開はどうなるのかなど、知りたいことばかりなので、ぜひ第2期を作って貰いたいものです。というか、これで終わりだとあまりに尻切れトンボ過ぎます。「頭脳戦」を描いた作品というと、今季では本作の他に「出会って5秒でバトル」がありますが、出来の差は歴然です。ただ、原作もここまでで止まってるという不穏な噂もあったり…

ラストシーン

2021年夏季アニメの感想(その2):出会って5秒でバトル/うらみちお兄さん/転生したらスライムだった件 第2期第2部

秋なのにアツゥイ

 秋たけなわの10月になったわけですが、どういうわけかとにかくアツゥイ!ですね。真夏の暑さとは違ってエアコンを使うほどではありませんが、扇風機は全力稼働中。夜もニトリで買ったNクールダブルスーパーの敷きパッドやタオルケットが手放せません。8月半ばに長雨になってあまり暑くなくなった反動なんでしょうか。

ヨーグルッペ飲んだ

 暑さのせいという訳ではありませんが、先日の宮崎紀行でうっかり書き忘れていたことがありました。私が好きなホテルチェーンのドーミーインでは、大浴場に行くと風呂上がりに夕方~夜はアイスキャンデーやアイスモナカが、朝は乳酸飲料が無料サービスされます。乳酸飲料は大体ヤクルト型の容器に入っているのですが、ドーミーイン宮崎の朝に登場したのはなんとヨーグルッペ。この名前を聞くと「秒速病」の方々はピンと来るのではないでしょうか。

作中のヨーグルッペ

 そう、「秒速5センチメートル」第2話「コスモナウト」において、種子島のコンビニで花苗が買っていた伝説の乳酸飲料です。貴樹は「これ、うまいんだよ」といつもの種子島コーヒーを買っていました。「また同じの」と貴樹にツッコんでいた花苗は、真剣に検討を重ねた結果、ヨーグルッペを買っていましたが、ヨーグルッペは花苗のお弁当の友でもあるので、結局お前もいつも同じの飲んでるんじゃないか(笑)。

ヨーグルッペをチョイス
種子島のコンビニ

 ヨーグルッペは宮崎県都城市の南日本酪農協同が販売している乳酸菌飲料ということで、ドーミーイン宮崎にあったのも必然だった訳です。種子島は鹿児島県に属しますが、ヨーグルッペは常温でも半年保存可能なため、離島での販売が容易だとのことで、普及していたんですね。実は飲んだのは今回が初めてでしたが、味は…まあ…ごく普通でした。それにしてもこんな大事なこと(「秒速病」患者的に)を忘れていたということは、私の秒速病もすっかり寛解したということなんでしょうか。

出会って5秒でバトル感想

 それではどんなに暑くても秋季アニメが始まってしまいそうなので、夏季アニメの感想に行きましょう。まずは「出会って5秒でバトル」。主人公らが強制的にデスゲームに参加させられるあたり、「バトルロワイヤル」とか「賭博黙示録カイジ」の「希望の船」とかみたいですが、拉致されていることや参加者がやたら多いこと、武器の代わりにそれぞれ特殊能力を与えられること、怪我をしても勝利すれば全開する(拉致の際に死んでも生き返る)ことなどが相違点と言えましょうか。

サイコガンか

 主人公白柳啓の能力は「相手があなたの能力だと思った能力」というもので、つまり相手が思ってくれればどんな能力でも使える反面、いかに相手にそう思わせるかを考えなければならないという面倒臭い能力です。つまりありきたりのバトルというよりは、「ジョジョ」的な頭脳戦風味が加わっています。

おっさん撃破

 ただ、チートな感じもあって、バトルの相手だけでなく、パートナーなど味方が認識していても納涼を発揮できるので、信頼できるパートナーがそばにいるとかなりやりたい放題になります。白柳は優利というJKをパートナーとすることでデスゲームを有利にしていますが、優利も「身体能力を5倍にする能力」という当たりの能力を持っています。JKと言っても肉体の強度も含めた身体全体の動作一つ一つが5倍になっているので、その威力はウマ娘並(多分)。

赤チーム首脳
赤チームの精鋭

 バトルは 1対1での戦いの1stプログラム、5対5の団体対抗戦(ただし一戦一戦は1対1)となる2ndプログラム、チーム戦の3rdプログラムまでが描かれましたが、誰がなんのためにこんなことをさせているのかについては謎のままでした。一応白柳を殺害して拉致した魅音というマジシャン風の女が3rdプログラムまでを主催していましたが、この人も運営者の一人といった感じです。

同じ能力の激突

 能力は千差万別…のはずなのですが、複数の人間が同じ能力を持っている場合もあり、「手を大砲に変える能力」とか「身体能力を5倍にする能力」「木の枝を何でも切れる剣に変える能力」は2人以上が持っていました。能力の種類が最初から決まっていて運営側がランダムに与えているのか、それとも個々人の適性などで自動的決まるのか、その辺りが曖昧ですが、考えるのは大変だけど、それこそジョジョのスタンドのように一人一人違う能力の方が良かったのではないかと。

帝愛の黒服みたい

 実はキャラデザインとか好きな感じの作品ではなかったのですが、謎だらけなのとタイトルどおり突然始まるバトルのいきなりぶりについつい最後まで見てしまいました。2ndプログラムまではまあ判るのですが、3rdプログラムは数百人単位での参加となっており、参加者は村のような共同体を作っていましたが、その人達を全員拉致してきたとなると一体運営側の組織はどれほど巨大なんだ。それこそ「カイジ」の黒服みたいなのが沢山登場していましたが、もしや帝愛グループ?(笑)

続行の証し

 ラストはいきなり日常生活に戻っていて、まさかの夢オチかと思いきや、なおバトルは継続中なんだという認識だったので、一旦戻っただけだったようです。第2期を作らないと話の全貌がわかりませんが、制作に至るかというと…うーん。頭脳戦バトルは作者の頭の良さがモロに反映されると思うのですが、成功している「ジョジョ」はやはり作者が偉大なんでしょう。え?本作ですか?はっはっはっ…

うらみちお兄さん感想

 次は「うらみちお兄さん」。某NHKの「おかあさんといっしょ」がモデルと思われる架空の子供向け番組「ママンとトゥギャザー」に出演する体操のお兄さん・表田裏道と、番組キャスト・スタッフ達の世知辛くも生々しい日常を描いたブラックコメディです。

闇だらけのお兄さん

 31才のうらみちお兄さんは、番組に参加する子どもたちに笑顔を振りまく優しい体操のお兄さんですが、心の底に常にしんどい、辛い、何もしたくないといった情動を抱えており、そんな裏の顔がしばしば垣間見えてしまうという。

ママンとトゥギャザー

 とにかくキャストが超豪華で、どんだけギャラを用意しなければならないのかと制作者側じゃないのに心配になってしまうレベルです。それだけで放送前から話題になっていたりしましたっけ。最初は15分尺程度でいいんじゃないかと思っていましたが、見ているうちに慣れてきて30分があっという間に経過するように。

ヤバいお兄さん
闇墜ちお兄さん

 うらみちお兄さんは神谷浩史で、イケメンながら天然で空気を読めない歌のお兄さんは宮野真守、売れないアイドル歌手、ものまね演歌歌手、ナイトクラブのジャズ歌手などを転々とし、売れないお笑い芸人と同棲するもなかなか結婚できない歌のお姉さんは水樹奈々、なぜか着ぐるみに入っているうらみちお兄さんの後輩二人はウサオが杉田智和でクマオが中村悠一。このメインキャストだけで豪華さが伺えますが、その他のキャストもやはり豪華。

中の人達
スタッフも闇だらけ

 正直最初は、どうしてうらみちお兄さんがあんなにやさぐれているのか謎だったのですが、幼少期から厳格なパパンに体操の練習でしごかれ、体育大学時代は全国大会で優勝するほどのエースだったものの、怪我により引退を余儀なくされたという「過去」があったようです。その結果やっている体操のお兄さん、決して悪い仕事ではないように思えますが、ディレクターが訳の分からない指示をポンポン出してくるので、こりゃメンタルやられるなと。

うたのお姉さん

 時々登場する劇中歌がまた素っ頓狂で面白いです。「傘持ってないときに限って雨降るのなんで」「猫が何もない空間を見てる」「試食でめっちゃ美味しかったパン買って帰ると普通なのなんで」…確かに面白いけど、幼児の教育的にどうなんでしょうか。なお「エンドレス猛暑」は真冬に、「極寒スパイラル」は真夏にPVを作らされるという拷問仕様でした。そりゃあキレるわ。

地獄のPV撮影
真冬の撮影

 元ネタとなってる「おかあさんといっしょ」も、やはりキャストが病むほどの不条理に満ちあふれているんでしょうか。元出演者らに取材して「うらみちお兄さん」を作った…なんてことなら非常に興味深いのですが、さすがにそんなことはないか。素朴な疑問なんですが、お兄さんお姉さんは他に出演できないだけに、それだけで食って行けるのは当然だと思いますが、着ぐるみの人達もあれだけで食っていけるのでしょうか。顔出しではないので、別番組に出ても大丈夫な気もしますが。

転スラ2期後半感想

 最後に「転生したらスライムだった件」。第2期の後半パートで、通算で37話から48話が制作されました。第1期は2クール連続でしたが、第2期は間にスピンオフの「転スラ日記」を挟んで分割2クールとなっていました。連続で制作できなかったのは、コロナ禍のせいなんでしょうか。しかし「転スラ日記」もアニメ制作会社は一緒なので、放映は9ヶ月連続となっているので、楽になっているのかどうか。

ワルプルギス 

 第2期は原作の人魔交流編の終盤から魔王覚醒編、八星輝翔編までが描かれましたが、前半パートは魔王クレイマンの策謀によりリムルがヒナタに倒されたり、リムルが作ったジュラ・テンペスト連邦が襲撃されて多数の死傷者が出るなど、いわばやられっぱなしでストレスが溜まる展開でした。その鬱憤を張らす後半パートは、魔王になったリムルとその一党の大活躍となるはずでしたが、前半は諸国代表との会議ばかりでなかなか物語が進展しませんでした。

強そうだったクレイマン
精神支配されたかのようなミリム

 その分後半に一気に物語が進みましたが…これまでリムル達に様々な策謀を仕掛けまくってきた魔王クレイマン、直接対峙したら弱すぎて笑いました。作中最強クラスのミリムを精神支配することに成功した(と思った)ことで増長して慎重さを失ったこともあるでしょうが、配下や弱みを握ったと思った相手にはやたらに強圧的な態度に出る傾向があったようなので、元々の器が小さかったのでしょう。他の魔王達からも小物のように見られていたので、まさに“魔王最弱”。まあそれもリムルが魔王クラスの力を得たからこそそう思えるようになったのでしょうが。

やる気のリムル

 宿敵クレイマンを完全打倒して魔王として他の魔王にも認められ、配下の者達もパワーアップした上にクレイマンの配下も新たな配下に加え、順風満帆というところで第2期は終わっていますが、当然物語はまだまだ続くので第3期制作ということになるのでしょう。

ヒナタサカグチ
黒幕ユウキ・カグラザカ

 次の敵は一度はリムルを倒したヒナタ・サカグチか、それともリムルの味方の振りをして様々な策謀を図り、魔王クレイマンすら操っていたユウキ・カグラザカか。どちらにしてもリムルと同じ異世界転生者ですね。というか、この世界は異世界人が多すぎ。元の世界で自身が持っていた肉体を失うことなく召喚術でやって来た者が召喚者、現実世界と異世界の間に開いた裂け目やゲートなどに落ちたことで次元移動してしまった者が来訪者、そしてリムルのように生前の記憶を引き継いで転生したの者が転生者と分類されるようですが、大体大きな力を持っているのはこの連中です。

八星魔王

 それにしてもこれまで登場した異世界人はほぼ全て人間の姿をしており、スライムという異種族に転生しているのはリムルだけ。この世界で異種族へ転生するケースはあるそうですが、前世の記憶を持ったまま異世界に移動した上に別種族に転生するというケースは非常に稀らしく、超長命な暴風竜ヴェルドラでさえ聞いたことがないと言っているので、空前絶後なのかも知れません。普通のリーマンが通り魔に刺殺されたというだけでなぜこんなことになったものか。

凱旋帰国

 「盾の勇者の成り上がり」のように、様々な異世界が同時並行的に存在してもおかしくないように思えますが、本作では「こっちの世界」(リーマンの三上悟が暮らしていた世界)と「あっちの世界」(スライムのリムルとして転生した世界)の二つしかないようで、他の世界から来た召喚者とか来訪者はこれまで確認されていません。ということは、「こっちの世界」に「あっちの世界」からの来訪者とか転生者も存在するのではないかと思われますが、「こっちの世界」については序盤以外ほとんど描かれていないので全く不明です。
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