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2021年夏季アニメの感想(その1):ピーチボーイリバーサイド/乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…X/小林さんちのメイドラゴンS/かげきしょうじょ!!

秋猫

 中秋の名月を過ぎて彼岸を過ぎて季節は秋真っ盛り。まだまだ暑くて半袖生活ですが、季節的には仲秋真っ盛り。10月7日の寒露以降は晩秋になってしまいますが、我々が本格的な秋を感じるのはまさにこの辺りからなんですよね。これは月刊誌が9月に10月号を発行する的な先取りなんでしょうかね。しみじみ「秋だなあ…」と思う頃には立冬を過ぎてたりして。

ピーチボーイリバーサイド感想

 さてそういう時候ということで、夏季アニメが続々と終了していますので本日は感想をば。まずはなぜか“クール教信者祭り”だった今季アニメから第一弾「ピーチボーイリバーサイド」。率直に言って大失敗作品でしたが、それは全てアニメ監督のせいです。

大失敗

 「桃太郎」を下敷きに、魔物・亜人などが存在し、剣と魔法の世界でもある異世界を舞台に、本能的に人を憎悪し、最も恐れられている人間の天敵たる鬼と、これに対抗できる“桃の目”を持ったミコトとサリーの物語です。

愚策

 物語も作画も、もちろん声優も問題ないのになぜ大失敗と断じるのかというと、監督が意味不明の時系列シャッフルをしてストーリーをぐちゃぐちゃにしてしまったためです。その理由について何やら語っているようですが、視聴を終えて感じるのは大失敗ということだけ。有料のビデオ・オン・デマンドサービスであるdアニメストアではシャッフルしていない「時系列版」を配信しているので、シャッフルした方が良いという言い訳はそもそも成り立たない気がします。有料なのに無料放送より低質な作品なんて放映できるわけないでしょうから。

監督無能

 確かに時系列シャッフルしても成功している作品はあります。例えば「涼宮ハルヒの憂鬱」(第1期)なんかそうですが、これは基本一話完結型だったので、シャッフルによる混乱が起きにくいということがあったのと、やはり制作サイドの手腕ということだったのだろうと思います。

完全敗北

 「ピーチボーイ」の監督は、これまで作画崩壊で有名な「メルヘン・メドヘン」(2018年冬季アニメでしたが、私はストーリーもダメだったので3話で視聴打ち切り)、なぜか制作されてから5年間寝かされていた「ゲキドル」(本年冬季アニメですが私は未視聴)を手掛けていますが、どちらも評判は芳しくなく、はっきり言えば大した器量もないのに人と違うことをやりたがるヤバい人という印象です。

守破離

 日本の芸道には「守破離」という言葉があり、まずは師匠から教わった型を徹底的に「守る」ところから始まり、十分な修業・鍛錬を積んで、自分に合ったより良いと思われる型を模索し試すことで既存の型を「破る」ことができ、さらに精進を重ねた末に既存の型に囚われることなく、型から「離れ」て新たな流派を生むことになるのだそうです。これをアニメ制作に重ねるならば、まずは王道展開というもので定評を得てから新機軸を打ち出し、いずれでも評判を得ることで「○○流」という世間に受け入れられた独自の作風を生みだしていくということになるのではないでしょうか。まともな王道展開もできないのにいたずらに新機軸なるものに執着しても結果はこういうことになるということでしょう。普段のアニメチョイスにはあまり誰が監督かとかに拘らないのですが、今後はこの人が監督だったら避けるようにしようと思います。

はめふらX感想

 続いて「乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…X」。「なろう」系に「悪役令嬢もの」を流行させるに至った名作「はめふら」の第2期です。第1期で破滅フラグの回避に成功したカタリナですが、てっきり魔法学園を卒業して魔法省に就職するのかと思っていましたが、魔法学園の残りの日々が描かれていました。魔法学園は2年制で、第1期で描かれたのは1年目だったんですね。

またオレなんかやっちゃいました?

 「なろう」系の主人公にありがちなのが、チートレベルの能力を発揮して周囲の人々を驚愕させながら、なぜかすさまじく鈍感で「またオレ何かやっちゃいました?」と呟くという無自覚イキリキャラ。主人公カタリナにはチート能力は何もありませんが、アクシデントで転生前の記憶を思い出したことで当時の性格(恋愛感情には鈍感ながら優しく気さくで朗らかな性格)も取り戻し、これが良い意味で貴族らしからぬ立ち振るまいにつながって周囲の人々を魅了しまくるので、この点だけはチートかも知れません。

婚約者だし
ズキュゥウウン
キースもズキュゥゥウウン
カタリナをわからせる

 第2期でも相変わらずモテモテなのに無自覚なカタリナですが、流石にジオルドやキースにキスされるという「わからせ」を受けて少しは理解した模様。しかし相変わらず無自覚な人タラシは発揮し続けており、新たなファンを増やしています。この世界の人からすると「女子高生の無駄づかい」でバカが言っていた「おもしれー女」なのかも知れません。

フレイとジンジャー

 つまらないということはないのですが、一応「闇の魔力」を扱う存在という敵らしきキャラはいるものの、“破滅フラグ”から離れたせいか、全体的にはパワーダウンしたという印象は否めなかったですね。新キャラばかり大事にして旧キャラをないがしろにすると、それはそれで良くないのですが、新キャラがちょっと弱かった印象。特に魔法学校の後輩であるジンジャーとフレイとはもっと絡んで良かったと思います。特にフレイは私の好みでした。カタリナさえいなければ、ニコル×フレイは十分ありえたんじゃないでしょうか。

悪役面のカタリナ
闇の新キャラ

 第1期は乙女ゲーム「FORTUNE・LOVER」の世界で、魔法学校卒業後の魔法省時代はその続編「FORTUNE・LOVERⅡ〜魔法省での恋〜」の世界になるようです。その狭間が第2期ということもパワーダウンの原因なのか?劇場アニメの制作が発表されているので、魔法省時代はそこで描かれるのかも知れません。Amazonプライムで見られるようになったら見てみようかな。

メイドラゴンS感想

 次は「小林さんちのメイドラゴンS」。今季の“クール教信者祭り”第2弾です。言わずと知れた「メイドラゴン」第2期で、第1期は2017年冬アニメでした。第1期から人気があったので、本来であればもっと早く第2期が制作されてもおかしくなかったのですが…あの惨劇のせいで。犯人は無間地獄のような異世界に転生したらいいと思いますが、地獄も一種の異世界なのだろうか。

京アニの惨劇

 京アニとしては事件後初の元請制作のテレビアニメであり、第1期の監督も事件で亡くなっていますが、演出などは第1期を踏襲しています。展開も原作があるので当然ですが、第1期の流れからの続編で、安定しています。もう放映してくれただけでありがたや。

メイド喫茶で働くメイドラゴン
トールの本性

 トールの名前の由来は北欧神話の雷神ではなく、「指輪物語」のトールキンだったことが判明。基本ファンタジーコメディながら、折々異種間交流の難しさとか異世界での過去といった重い話をぶっこんできます。だがそれがいい。深刻になりすぎない程度の所で流すのがメイドラゴンクオリティ。

トール対エルマ

 混沌勢と調和勢という相容れぬイデオロギーのせいで根っから仲が悪いと思われていたトールとエルマですが、実は異世界で行動を共にしていた時期があったんですね。本当は仲がいいのにわざと仲悪そうにしているあたり、二人ともツンデレだったんですね。「ウマ娘」でのウオッカとダイワスカーレットか。

新キャライルル

 新キャラはイルルのみ。トールと同じ混沌勢ですが、人間との争いによって両親が亡くなったことで人間は敵だと刷り込まれて最過激派となり、盲目的に破壊や殺戮を繰り返してきたドラゴンです。トールとの戦闘でも一時は圧倒しましたが、これはトールが街を庇って全力を出せなかったからで、実際にはトールやエルマほど強くはない模様です。

腕相撲対決

 最終回での腕相撲対決ではエルマとのライバル対決を制し、ルコアをも破って優勝したトールですが、エルマ戦はともかく、ルコア戦は翔太をだしに使うという謀略の結果なので、ドラゴンとしての強さはルコア>ファフニール≧トール≧エルマ>イルル>カンナといったところでしょうか。ルコアはケツァルコアトル、つまり龍神と言うべき存在なので別格でしょう。

走ってエンド

 トール達残りのドラゴンはメガテン分類だと龍王あたりに相当するのかなと思ったりもしますが、イルルの元ネタがヒッタイト神話のイルルヤンカシュだとすると、メガテン分類では龍神にカテゴライズされているほか、カンナの本名カンナカムイもアイヌ神話で雷を司る神なので、皆まとめて龍神にカテゴライズせざるを得ないかも。なおファフニールだけはメガテン分類でしっかり邪龍とされているので龍神には出来ない(笑)。ま、邪龍の中でも最強クラスなのでカンナやイルルでは勝てないでしょう。龍神も邪龍も属性はChaosなので、調和勢のエルマ的には属性Neutralの龍王の方がましかもですが。

かげきしょうじょ!!感想

 最後に「かげきしょうじょ!!」。宝塚音楽学校をモデルにしたと思われる紅華歌劇音楽学校に、高倍率の難関を突破して入学した100期生の奮闘を描きます。これはとても面白い作品でした。「マリア様がみえる」とか、“女の園”の話は未知の世界なんで基本好きなんですよね。

序盤暗い愛
仲良くなった二人

 しかし当初はちょっと…という感じもありました。主人公のさらさはKY感が目立つし相方になる元アイドル奈良田愛は男嫌い(まあこれはいいとして)でかつ人間不信で常に不機嫌だし。愛がどうしてこうなったかが描かれて人となりが理解できるようになり、さらさと仲良くなった4話以降は非常に面白くなりました。

過食嘔吐

 年頃の少女達ばかりなので上級生のいじわるとか過食嘔吐とか嫉妬、同期でも年齢差(受験のチャンスが中卒から高卒までの4回なので、つまり15才から18才までが混在)とか色々ありますが、それもまたよし。

ちびさらさ

 さらさは人間国宝の歌舞伎役者の隠し子らしいのですが、そのせいで一門に出入りして日舞を習ったりしていましたが、歌舞伎役者になって助六になりたいと無邪気に語っていたのを聞いた人間国宝の妻に「歌舞伎役者にはなれない」と叱りつけられて大ショックを受けました。それで次はオスカルになりたいということで紅華歌劇団を志望することになりました。子供に罪はないとはいえ、妻からするとさらさは夫の浮気相手の子(本気だったらもっとヤバい)なので、ついつい感情が発露されてしまったんでしょうが…

さらさ&愛
杉本&山田

 他にも祖母・母と三代続けての紅華入りしたサラブレッドとか、生粋の紅華オタクとか、双子とか(松田姉妹が演じている。やはりか!)いろんなキャラがいますが、同期は40人はいるはずなのでごく一部しかちゃんと描かれなかったのは残念。モブにもモブの人生があるはずなんですが。嫉妬とか鞘当てとか、美しい容姿とは裏腹のドロドロした醜い感情を目一杯発露させて、自ら天使ではないことを証明してしまうような姿をおじさんに見せておくれ(笑)。そういえば本家の宝塚音楽学校でも、かつていじめに端を発した退学問題が訴訟沙汰に発展していましたっけ。結果、学校側はほぼ完全に敗訴していましたね。

松田姉妹ならぬ沢田姉妹
オタ芸しょうじょ

 紅華歌劇音楽学校は宝塚音楽学校と同じく予科1年、本科1年の2年制で卒業後は歌劇団に入団することになりますが、予科が終わりきる前にアニメが終了してしまいました。今後1月末の文化祭があり、その後は本科生になって後輩を迎えることになると思われ、ぜひその辺りを描いた第2期をなるべく早く制作して貰いたいです。

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宮崎紀行:宮崎といえば青島だぁ(もはや死語)

デジたん登場

 「ウマ娘プリティーダービー」が半年強で1000万DLを突破したということで、10連ガチャを2回無料で引ける3000個のジュエルを貰いました。それなら引かねばなるまいと、同時に実装されたアグネスデジタルのピックアップガチャを引いてみたところ、なんと10連でやって来てくれました。

トレーナーになりたいウマ娘

 公式のプロフィールが“愛する美少女ウマ娘を特等席で見るためにトレセン学園へやってきた、オタク気質のウマ娘”ということですが…つまりこの人はウマ娘の皮を被ったキモオタ風味のアイドルオタクですね。多分不慮の死を遂げたキモオタが異世界転生したに違いない。この世界ではウマ娘がアイドルなので、必然的にウマ娘推しになったと。

デジたんガチャ演出

 自称「平凡なウマ娘」のアグネスデジタル(自称デジたん)ですが、他のウマ娘に並々ならぬ愛を持っており、日々ウマ娘達の姿をガン見して、百合チックに仲良くする姿に悶えています。我を忘れた時の暴走ぶりは凄まじく、かのゴールドシップでさえ本気で焦らせ、やべーやつとまで言わしめるほどです。

キモオタがウマ娘に転生か 

 妙齢の乙女がしてはいけない表情や挙動が多いデジたんですが、レースやウイニングライブはしっかりこなしており、ちゃんとしてればやはり美少女です。しかもアリストテレスや孔子の言葉を引用するなど、何気に高い教養を持っている様子。恋愛はちょっと考えられないけど、一緒にいると楽しそうです。プレイヤーはウマ娘育成担当のトレーナーなんだから、職業倫理的に担当ウマ娘といちいち恋に落ちていてはいけないですよね。

普通にしてれば美少女

 ウマ娘としては馬場適性が驚異の芝・ダート共にA。距離適性はマイルと中距離がAで、脚質は先行と差しがA。なので初期から様々なレースに出走することができます。ストーリーでは芝とダートのどちらでもウマ娘を堪能したいからだということになっていますが、元の馬が国内外11の競馬場で走り、芝とダートでGⅠを勝利した「オールラウンダー」です。JRAのキャッチコピーは「真の勇者は、戦場を選ばない。」ですが、一部ファンは「変態」と呼んだとか。それがウマ娘としてのキャラに反映されてしまったのね(笑)。

水着シズル

 「プリコネR」もそうですが、10連で来てくれる子は本当に激ラブ。天井の子は本当にイヤ。なので最近で言えば「ウマ娘」ではデジたんとヒシアケボノが、「プリコネR」では水着お姉ちゃんことシズル(サマー)がお気に入りです。「ウマ娘」ではまだ微課金ですが、いずれ「プリコネR」並に数万円課金とかしちまうんでしょうか。Cygames繁栄の糧にされてしまうのか。

宮崎県

 話はがらりと変わりますが、ワクチンも2回打ったということで、遅い夏休みを取って宮崎に行ってきましたので、今回はその話を。JR九州はJR北海道と並んでユニークな特急が走っているということで、なんちゃって乗り鉄の私としてはぜひいろんな特急に乗ってみたいところです。今回宮崎を選んだのは、博多から大分まで特急ソニック、大分から宮崎まで特急にちりんに乗るということを考えたからなのですが、高松からネット予約しようとすると、どうしても新幹線で鹿児島中央まで行ってしまうルートになってしまうのですよね。「みどりの窓口」で対面予約すればいいのかも知れませんが…面倒くさいので鹿児島中央から宮崎まで特急きりしまに乗ることにしました。

黒毛和牛の四種盛り弁当

 ということで例によって瀬戸大橋を渡って岡山から新幹線さくらに乗って鹿児島中央まで。お昼は岡山駅で「黒毛和牛の四種盛り弁当」を買いました。1480円は駅弁としてもかなり高額でしたね。味はさすがでしたが、量はちょっと控えめ。食いでは「牛肉ど真ん中」の方があるように思います。

新幹線さくら

 九州新幹線は3年前に全線乗車しているので特に言うことはありませんが、博多-鹿児島って、すごく遠いように感じていましたが案外近いんですよね。博多-広島と同じくらいで、東京-仙台や東京-名古屋よりはずっと近い。

特急きりしま

 で、鹿児島中央からは特急きりしま。黒一色で精悍な印象の787系。大分-宮崎間を走る特急にちりんも同じ車両らしいので、代替策としては悪くなかったか。博多-大分間の特急ソニックも、先日乗った博多-長崎間の特急かもめと同じ885系らしいので、まあいいかなあと思っちゃったりして。それにしても秘境じみた場所を走ります。最初は鹿児島湾の湾奥部(桜島の北側)を走っているのですが、後はひらすら山林。スマホの電波もしばしば途切れたりして、北海道の秘境とどっこいどっこいじゃないかと思ったり。

浅香唯デビューコピーフェニックス

 高松から宮崎。直線距離だと大したことないのですが、いざ陸路で行くとなると結構な旅程で、着いた頃にはもう夕方。昔浅香唯という宮崎出身のアイドルがいて、デビュー時のキャッチフレーズは「フェニックスから来た少女」でした。フェニックス(カナリーヤシ)は宮崎県の県木なんですね。

ヤシ並木

 街路樹はフェニックスより背の高いワシントンヤシ。さすが南国。しかし徳島にもなぜかヤシの街路樹があったなあ。あっちはそんなに南国感がない県なのに。

ドーミーイン宮崎

 宿泊はドーミーイン宮崎。ご贔屓のドーミーイン。全ての都市にある訳ではありませんが、あればやはり予約してしまいますね。

大浴場

 サウナ付きの大浴場。サウナと水風呂を繰り返して「ととのう」のが好きという人も多いそうですが、まだまだ暑いのでサウナはパスしました。例によってスーパーで酒と惣菜を買って「カイジ豪遊ごっこ」。普段酒を飲まなくなったので効きます。9%は悪酔いするようになったので、7%以下の商品をチョイス。2リットルの十六茶をチェイサーにして二日酔い対策は万全だ。

無作法というもの

 実は宮崎には24~5年ほど前に会社の出張で訪れたことがあったのですが、なにしろ前世紀のことですし、空路だったので記憶も薄れてしまって。なんちゃって乗り鉄なので、鉄道に乗るのが旅の主眼とはいえ、かつて(昭和30~40年代)は新婚旅行のメッカでもあった宮崎に来て観光地の一つも行かないのは無作法というもの。

青島遠景

 ということで名高い青島に行ってきました。青島は青島海岸にある周囲860m、面積約4.4ha、高さ約6mの島です。橋がかかっていますが、ほぼ地続きになっているような。

青島だァー

 かつて東京都知事を務めたこともあるマルチタレントの青島幸男は、「スーダラ節」などクレージーキャッツ関連の作詞をこなしたほか、放送作家を務めた伝説のバラエティー番組「シャボン玉ホリデー」で自身も出演して「青島だぁ」というギャグを放っていました。これに対抗してクレージーキャッツ谷啓(「ガチョーン」が有名)が「谷だぁ」と叫んで、「青島だぁ」「谷だぁ」の掛け合いが人気を博しました。そんな昭和中期のギャグはもはや誰も知らないでしょうが、青島幸男は「青島だァー」というレコードまで出してたりして。

鬼の洗濯板

 青島と言えば有名なのが「鬼の洗濯板」と呼ばれる隆起波食台。砂岩と泥岩が交互に重なった地層が沈降して海に浸かり、波に侵食された後に隆起したものだそうで、ぱっと見、人工物じゃ?と思ってしまうような形状をしています。珍しい地形であることから天然記念物に指定されています。

まるで人工物
歩きづらい洗濯板

 「鬼の洗濯板」に入っていって歩くことは可能ですが、かなり歩きづらいです。

まるで古代遺跡

 古代の遺跡だとか言ったら信じる人もいそうな感じがしますね。ムーやMMRは騒がなかったのでしょうか。沖縄の与那国海底地形を遺跡云々と言うのであれば、こっちも行けそうな気がするんですが。

空中から見た青島

 島の中央部は森になっていますが、熱帯性及び亜熱帯性の植物が27種もあり、北半球最北の亜熱帯植物群落となっています。。中でもワシントンヤシに似たビロウの大群落は貴重で、特別天然記念物に指定されています。

青島神社

 森の中には青島神社が。日本神話の海幸彦山幸彦で有名な山幸彦の彦火火出見命とその妃の豊玉姫命、
潮流を司るという塩筒大神を祀っています。彦火火出見命と豊玉姫命は初代天皇である神武天皇の父方の祖父祖母ということになりますが、豊玉姫命は妹の玉依姫が神武天皇の母になるので、伯母でもあるという。

本宮への参道

 かつては青島自体が霊域として崇められ、江戸時代まで全島が禁足地とされていたそうです。平安時代には既に崇敬されていたそうですが、江戸時代の大地震で旧記古文書類が失われてしまい、古いことはよくわからないようです。

元宮

 青島神社の元宮と伝えられる元宮跡からは、弥生式土器、獣骨等が出土し、古い時代から小祠があり、祭祀が行われたと推定されるようです。本宮までの参道は鬱蒼と茂ったビロウの真っ只中にあり、日本とは思えない雰囲気。しかしビロウが枯れかかっているのが気になります。

日向青島灯台

 せっかく来たので青島を一周します。南側から歩いて行ってこちらが最東端。日向青島灯台が建っています。グーグルマップだと海の中になっていますが、干潮時は歩いて行けそうです。

北側の洗濯板

 青島北側の洗濯板。先日の台風で宮崎にも結構な被害があったようで、日南線は青島以南は不通になっていました。

北側のビロウの森

 北側のビロウの森。日本の中では南国宮崎とはいえ、本来なら寒さで枯死する高緯度の場所に熱帯性及び亜熱帯性植物の植物群が存在する理由としては、黒潮によりフィリピンや沖縄方面から南方系の植物の種子や生木が漂着し繁栄したという海着帰化植物説と、新生代第三紀前の温暖期に日本で繁栄していた高温に適する植物がこの場所でだけ繁栄し続けたという遺存説があります。現在は遺存説が有力視されているそうですが…。

宮交ボタニックガーデン

 青島のそばには宮交ボタニックガーデン青島(県立青島亜熱帯植物園)が。色鮮やかな南国の木や花々を眺めることができ、なにより無料。温室もいくつかありましたが、コロナ禍のせいで立ち入り禁止となっていたのは残念。

ばくだんおむすび2

 ということで、昼過ぎには宮崎名物(らしい)ばくだんおむすびなどを駅のコンビニで買って宮崎を旅立ち、ふたたび特急きりしまと九州新幹線を乗り継いで午後7時過ぎに高松着。やはり陸路だと中々に遠いですね。もし大分経由のルートを採ったとしたらもっと時間がかかったはずなので、やはり新幹線は偉大だった。そういえば途中の停車駅に都城がありました。

ガンバリマン

 都城といえば都城酒造(私だけ?)。「後悔なんか時間の無駄だ 飲んで忘れろ!どんなに嫌でも明日はくるんだ!」という伝説のコピーで有名な「ガンバリマン」という焼酎は残念ながらもうないようです。

がぶがぶ君

 しかし、ガンギマリのアル中浪人が描かれた「がぶがぶ君」は健在。言うても乙類の本格焼酎なんで、甲類焼酎(ホワイトリカー)のペットボトルに手を出す手合い(かつての私だよ!)よりは高級路線なんですが、なにしろこの絵面のインパクトが強すぎて。見学とか試飲とかが可能であれば寄ってみたい気もするのですが、そういうのはないみたいで残念。

ウマ娘プリティーダービー(その3):その後半年間でゲットしたSSRウマ娘達を紹介

秋の空

 月曜日が休みの日曜日というのはいつも以上にのんびりした気持ちになっていいものですね。日差しはまだまだ強くて日中は暑いですが、空が高くなりましたね。そして日が暮れるのが早くなってきました。やはり秋が来ているんですねえ(しみじみ)。

アオハル杯

 本日は久々にスマホゲーム「ウマ娘プリティーダービー」を取り上げたいと思います。引退者続出とか派遣陥落とか言われるようになりましたが、最近新シナリオ「アオハル杯~輝け、チームの絆~」が登場し、未所持だったり未実装だったりするウマ娘らとチームを組んでのグループバトルが加わるようになりました。基本は従来通り手持ちのウマ娘を育てるのですが、チームメイトも育つような“配慮”が必要になりました。

勝利ポーズその1

 少し時間はかかるようになりましたが、これまでよりウマ娘も育つようになり、今まではB+ランクが精一杯だったのですが、Aランクが取得できるようになってきました。何よりも皆で勝つというのは楽しいです。

勝利ポーズ

 現在保有するウマ娘は、衣装違いも含めて30人(馬なら“頭”と数えるべきでしょうが、見かけはほぼ人間なのでやはり“人”と数えましょう)です。基本プレイヤーなら誰でも持っている☆1や☆2のウマ娘も全員才能開花させて☆3にしてあり、☆4も5人ほどいます。

☆3確定のガチャ演出

 同じCygamesの「プリコネR」に比べて、ガチャを引くために必要なジュエルの配布がなかなかに渋いような気がしますが、10連ガチャできる分(1500個)が貯まる度にガチャを引いており、毎回ハズレに涙すのが常であるものの、少しずつSSR(☆3)キャラも増えてきました。本日はこれを紹介して行きましょう。

トウカイテイオー

 前回紹介したミホノブルボン以降に入手したキャラです。まずはアニメ2期の主役であったトウカイテイオー。☆4にしてあります。アニメでも描かれていましたが中距離が得意で、脚質は先行か差し。皐月賞、ダービー、菊花賞のクラシック三冠を狙っていきます。史実では骨折により菊花賞を断念しましたが、それを反映するのか怪我をしなくても菊花賞勝利は困難に設定されているような。というよりは長距離を苦手としているような。天皇賞(春)にはアニメでのライバル兼親友のメジロマックイーンが立ち塞がってきて、これが強いのなんの。

ヤンデレテイオー

 ゲームだと体調管理に気をつけていれば怪我をすることはなく、アニメのような試練続きという展開は回避できますが、トレーナー(プレイヤー)に対して湿っぽいというか重い愛情を持っているようなセリフがあって、ヤンデレ疑惑があったりします。

メジロマックイーン新衣装

 メジロマックイーン(衣装違い)。アニメ2期ではトウカイテイオーと共に主役を張ったお嬢様。前回も紹介していますが、今回のは通称白マック。アニメ版では天皇賞(春)の3連覇をライスシャワーに阻止された回に着用していました。それじゃ縁起が悪いんじゃないか(笑)。

白マック

 アニメでは不治の病・繋靭帯炎を発症して号泣したマックイーンですが、ゲーム版ではそんなことはなく、ライスシャワーよりは同じメジロ家のメジロライアンとの対決が主軸となっています。特殊実況「メジロでもマックイーンの方だ!」を聞くのはなかなか大変ですが。

スーパー勤務お嬢様

 生粋のお嬢様キャラだったはずのマックイーンですが、最近では「ゴールドシップのせいで目立たないが、実はかなり変」という評価が定着(ちなみにマックイーンはゴルシの祖父)しており、ネタキャラ扱いが進んでいます。例えば関西の「スーパー万代(まんだい)」における店内POPの文章が、お嬢様口調ともとれる字面(おそらく本来は関西弁口調)であることから、「スーパー勤務お嬢様」としてネタにされています。「艦これ」なら熊野が言いそう。

ナリタタイシン

 ナリタタイシン。テレビアニメには登場しませんでしたが、ビワハヤヒデ、ウイニングチケットと共にBNWと呼ばれ、同世代のライバルとしてクラシック三冠で火花を散らしました。小柄で気が強いナマイキウマ娘で、トレーナーに対しては拒絶に近い態度をとりますが、実際は素直になれていないだけでした。

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 小柄なせいかトレセン学園に入る前は人間の同級生から小さいことでバカにされていたようで、見かけはどんなに華奢で小柄でも文字通り馬並みのパワーを持つウマ娘相手になんて命知らずなんだと思いますが、ビワハヤヒデとウイニングチケットとはしっかりした友情を築けているので一安心。

セイウンスカイ

 セイウンスカイ。人気声優鬼頭明里がCVを務めるふわふわとしたマイペースなウマ娘。史実では生まれが良くなく、周囲から期待されてこなかったことから、大らかな性格に見えて少しひねくれたところがあります。やる気なさそうなのは実は油断を誘う作戦だったりする策士の側面も。

皐月賞勝利のウンス

 アニメ1期では主人公スペシャルウイークの同期のライバルとして登場。スペシャルウィーク、グラスワンダー、エルコンドルパサー、キングヘイローらが揃い、「最強世代」の呼び声も高い黄金の98年世代にあって、皐月賞、菊花賞の二冠を獲得しています。トウカイテイオーとは違って愛が重くなさそうなのが結構お気に入り。愛称は自称が「セイちゃん」ながら「ウンス」が定着しています。あんまり可愛くないが…

グラスワンダーヒーラー

 グラスワンダー(衣装違い)。通常版は☆2ですがこちらは☆3。アニメ1期ではやはり黄金世代の一角として激闘を展開し、天皇賞(秋)ではスペシャルウイークをぶっちぎって勝利しました。この際のやりとりで、グラスワンダーにはヤンデレ疑惑がかけられていましたが、ゲーム版でのグラスちゃんはヤンデレでもなんでもない、「武士」としか言い様のないキャラになっています。ウマ娘道不覚悟は切腹。

幻想世界ウマネスト

 新衣装は謎のストーリーイベント「幻想世界ウマネスト」で登場したヒーラーの衣装です。ちなみに相棒のエルコンドルパサーはモンク。普段はお淑やかなのでヒーラーは適職と言えますが、通常衣装だと薙刀をブン回す固有スキルカットインがあるので、戦士でも十分行けると思います。

マヤノトップガン新衣装

 マヤノトップガン(衣装違い)。通常版は☆2ですがやはりこちらは☆3。なんとまさかまさかのウエディングドレス。同時期にエアグルーブもウエディングドレス姿が実装されましたが、こちらはガチで花嫁っぽいのに対し、マヤは子供がコスプレしているような感じを受けます。

ウエディングドレスの二人

 アニメではトウカイテイオーと同室なのにほぼ寝ているだけという不遇ぶりでしたが、ゲーム版では非凡な洞察力と理解力の高さを持つ天才肌のウマ娘として描かれ、多くの物事がすぐに「わかる」反面、先の展開を見通して「つまらない」と感じてしまう飽きっぽくて気分屋でもあります。でも可愛いから許す。

ナリタブライアン

 ナリタブライアン。可愛いエイシンフラッシュを狙ったのに硬派なナリブーが来てしまった…。Cygames、これがお前のやり方か!?アニメにも登場していましたが影は薄かったですね。ビワハヤヒデの弟(ウマ娘界では妹)で、「無敵の兄貴、最強の弟」と称された、「シャドーロールの怪物」です。

最強姉妹

 史実を反映して強いことは強いのですが、その分目標レースはG1ばかりが組み込まれていて、後半は1着必須という過酷さになっています。それにしてもなんでこんな無頼なデザインになったし。ブライアンだからか?

マチカネフクキタル新衣装

 マチカネフクキタル(衣装違い)。通常版は☆1。つまりすぐ入手できる“安い子”ですが、こちらは☆3。静粛なるお社で百度参りを行い、滝行を約5分、さらには100円ショップで開運グッズを買いまくった「全ての幸運を一身に溜め込んだラッキーの化身 フルアーマー・フクキタル」だそうです。

インチキ占い師

 アニメ版では占い師として頻繁に登場していましたが、やたらにインチキ臭かった。“走るために生まれてきた”とされるウマ娘が何をやってるんだ(笑)。出走レースをくじ引きで決めるイベントがあるため、直前にランダムで決定されることがあるという。とりあえず中長距離に適性があるのにマイル戦が入ってくるのはやめれ。

ヒシアケボノ

 ヒシアケボノ。デカァァァァァいッ説明不要!!180cm!!体重超大幅増!!ヒシアケボノだ!!!なお全てのウマ娘は体重を絶対明示しませんが、明示しないものの“超大幅増”と表現しているのは彼女だけ。

ヒシアケボノスキル演出

 やけに相撲推しなのはアケボノ=曙ということでしょうか。アケボノ=ボーノ(イタリア語でおいしいの意)というのもあって、趣味は料理(作るのも食べるのも)。アニメでは2期1話のオープンキャンパスで登場し、巨体でプールに飛び込み、傘でガードしたトウカイテイオーを巨大な水しぶきでまるごと飲み込んでいました。ゲームでは固有スキル発動時に「進撃の巨人」の超大型巨人のごとく巨大化する彼女が見られます。破壊活動はせずにお菓子を配ってくれますが。

サイレンススズカ

 新規保有☆3ウマ娘は以上ですが、今欲しいウマ娘としては…
① サイレンススズカ:ゲットするチャンスはあったのですが、メジロマックイーンと悩んでマックイーンを選んでしまったら、すねたのか以後来る気配なし。

ライスシャワー

② ライスシャワー:“黒い刺客“と呼ばれましたがウマ娘としては幼気。ぜひ「お兄様」と呼ばれたい。

カレンチャン

③ カレンチャン:「可愛い」という概念が服を着て歩いているような凶悪な可愛さ。どけ!!俺はお兄ちゃんだぞ!!

エイシンフラッシュ

④ エイシンフラッシュ:ドイツ生まれ、ドイツ育ちでドイツ南部の民族衣装ディアンドル風の勝負服がエロ可愛い。すごく欲しかったけど、代わりに来たのはナリブー…。持っていないウマ娘は他にもたくさんいますが、「艦これ」になぞらえれば彼女らが「来ない四天王」ですね。

視聴予定の2021年秋季アニメ:来季は10本をエントリー

彼岸花

 台風一過の高松です。今回の台風はほぼ直撃コースでしたが、風雨は全然激しくなく、被害らしいものはありませんでした。香川は災害が少ないと現地の人も言っていますが、それは住む場所としては理想的じゃないでしょうか。既に被害に遭われた地域にはお見舞い申し上げると共に、これから余談を許さない地域に被害がないことをお祈りします。

2021年秋季アニメ一覧

 もうすぐお彼岸で彼岸花も咲き始めていますが、そろそろ夏季アニメも終了しますね。ということで秋アニメを見繕っていかなければならない時期が来ました。秋季アニメが終わるとまた一年が終わってしまうわけで、なんとも時間の流れは早いですね。「ジャネーの法則」によれば、人生80年と仮定するならば、体感速度では19歳で人生の半分が終わってしまうとか。そういえば子供の頃の1年はやたら長かったですね。

異世界食堂2

 例によってあいうえお順で行ってみましょう。まずは「異世界食堂2」。第1期は2017年の夏アニメでした。4年を経て待望の第2期制作。「異世界居酒屋」というのもあったけど、私はこっちの方が好きでした。監督は同じですが、制作会社が変わっているあたりにやや不安が。

異世界食堂2その2 

 「いらっしゃいませ!ようこそ、洋食のねこやへ!!」アレッタとクロが働いている「洋食のねこや」は猫の絵が描かれた看板が目印。一見、日本のどこにでもある普通の食堂だが、7日に一度“特別営業”であるドヨウの日になると、異世界のあらゆる場所に扉がつながる。扉を通じて、今日も様々な“向こうの世界”の客がやってきては絶品の料理に舌つづみを打ち、帰っていく。この店に集う人々、料理との一期一会を描く物語。温かい出会いの扉が再びつながる。…という作品だそうです。

吸血鬼すぐ死ぬ

 「吸血鬼すぐ死ぬ」。盆ノ木至が「週刊少年チャンピオン」で連載中の漫画が原作です。略称「吸死」。「アニメ!アニメ!」が行った「2021年秋アニメ、期待値の高い作品は?」と題した読者アンケートで支持率は約47%とぶっちぎりの1位だった作品です。

吸血鬼すぐ死ぬその2

 吸血鬼退治人ロナルドが向かったのは、真祖にして無敵と恐れられる吸血鬼ドラルクの城。しかし、ダラルクの正体は凄まじい頻度で死んで塵と化す超絶ザコ吸血鬼だった!史上最弱吸血鬼のドラルクと苦労人体質なロナルド、アルマジロのジョン。そして彼らを取り巻くバカと変態たちが繰り広げるハイテンション吸血鬼即死ギャグ!…という作品だそうです。

古見さんは、コミュ症です。

 「古見さんは、コミュ症です。」。オダトモヒトが「週刊少年サンデー」で連載している漫画が原作で、2021年8月時点でコミックスの累計発行部数は550万部を突破しているそうです。私は見てませんが、アニメに先行して実写ドラマ版が9月6日よりNHK「よるドラ」枠で放送中。池田エライザが古見さん役のようですが、25才にしてJKを演じるか。

実写版古見さん

 “コミュ症”とは──人付き合いを苦手とする症状。またはその症状を持つ人を指す。留意すべきは──苦手とするだけで、他人と係わりを持ちたくない、とは思っていないことだ。桜舞う高校1年、極度のコミュ症である古見さんが出会ったのは、“普通すぎる”クラスメイト・只野くん。人前で緊張してしまう古見さんの夢は、「友達を100人作る」こと。古見さんの「1人目の友達」になった只野くんは、残り99人の友達づくりを手伝ってくれることになりました。個性派ぞろいの高校で、古見さんの夢は叶うのでしょうか?伝えたい、でも伝えられない…そわそわ、どきどき、思わずにやにやでも時折、胸にチクリと突き刺さる?沈黙の美少女・古見さんのコミュ症コメディーです。…という作品だそうです。

終末のハーレム

 「終末のハーレム」。LINK(原作)と宵野コタロー(作画)が「少年ジャンプ+」(ウェブコミック配信サイト)で連載している漫画が原作です。私は未見ですが、ネットの一部でヤバい問題作だと騒がれています。エロい作品であれば、「異世界レビュアーズ」くらい吹っ切れたのが見たいですな。

終末のハーレムその2

 時は近未来――2040年の日本・東京。ある難病に侵された青年・怜人は幼馴染の絵理沙と再会を誓い、病を治すため”コールドスリープ”することに。5年後に目を醒ますと、世界は大きな変貌を遂げていた。MK(Male Killer)ウイルスによって地球上の99.9%の男性が死滅。地上は5人の男に対して50億の女性が存在する、超ハーレムとなっていた。MKウイルスへの抵抗力を持つ男性”ナンバーズ”は、わずか5人。その1人である怜人は、残された女性たちと人類の存続のため“メイティング”(子作り)することを求められる。パンデミック後の世界に待っていたハーレム生活。同時に、怜人はナンバーズを巡る世界的な陰謀に巻き込まれていく。押し寄せる誘惑を乗り越え、世界を救うことはできるのか。…という作品だそうです。

スローライフ

 「真の仲間じゃないと勇者のパーティーを追い出されたので、辺境でスローライフすることにしました」。タイトルの長さで一目でわかる「なろう」系。玉石混淆と判っていてもつい手を出してしまいますね、「なろう」系。ざっぽんが「小説家になろう」に連載し、角川スニーカー文庫から書籍が刊行されている小説が原作です。電子書籍ストアBOOK☆WALKER主催の「次のヒット作はこれだ!新作ラノベ総選挙2019」の文庫部門で1位となったそうです。

スローライフ2

 「君は真の仲間ではない──」最前線での戦いについていけなくなってしまった英雄・レッドは、仲間の賢者に戦力外を言い渡され勇者のパーティーから追い出されてしまう。「──はぁ、あんときは辛かったなぁ」レッドが抜けた事で賢者達が大パニックになってるとは露知らず、当の本人は辺境の地で薬草屋を開業しようとワクワクした気分で過ごしていたのだが……「私もこのお店で働いていいかな? 住み込みで!」突如かつての仲間であるお姫様が自宅まで訪ねてきて!?“のんびり楽しい薬屋経営”“お転婆姫とのイチャイチャ生活”、報われなかった英雄による素晴らしき第2の人生がはじまる!…という作品だそうです。

180秒で君の耳を幸せにできるか?

 「180秒で君の耳を幸せにできるか?」。実はYouTubeのASMRの耳かき動画が好きで、暇な時はよく聞いています。実際にこんなに耳をかいたら血が出そうですが、エアならどれだけ長くても大丈夫。しかしついにアニメが作られるとは。内容もそうですが、ショートアニメなので気楽に見ましょう。

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 女子高生の澤家月光(ゲッコーちゃん)は、ついにダミーヘッドマイクを購入し、ASMRの世界に踏み出そうとしていた。全ては疎遠になっている幼馴染の”あなた”がASMRにハマっていると知ったから。「なるほど…これが…ASMRかぁ…」少し緊張しながら、ダミーヘッドマイクに話しかけるゲッコーちゃん。おそるおそるダミヘの耳へ耳かきを入れてみる。その頃、ゲッコーちゃんと仲良くなりたい秋水ちゃんも、ダミーヘッドマイクを⼿に入れてASMRの研究を始めていた。ゲッコーちゃんのダミーヘッドマイクを見つけたお姉さんの陽光と、ママの雨読。ゲッコーちゃんからお兄さんを取り返したい“あなた”の妹のナナコとカナコ。ASMRと出会った7人の、ちょっと刺激的な日々が始まるーという作品だそうです。

プラチナエンド

 「プラチナエンド」。大場つぐみ(原作)と小畑健(漫画)が「ジャンプスクエア」で連載した漫画が原作です。未見ですが、このコンビは「DEATH NOTE」「バクマン。」を世に出しているので期待大ですね。

プラチナエンドその2

 「私が“生きる希望”をあげる」架橋明日(かけはしミライ)は家族を事故で失い、引き取られた親戚のもとでも辛い日々を送っていた。全てに絶望した少年は、中学校を卒業したその日、ビルの屋上から身を投げる。しかし、少年はそこで1羽の天使と出会う──!?…という作品だそうです。

ブルーピリオド

 「ブルーピリオド」。山口つばさが「月刊アフタヌーン」で連載中の漫画が原作です。2020年にはマンガ大賞2020及び第44回講談社漫画賞一般部門を受賞しています。

ブルーピリオドその2

 成績優秀で世渡り上手な高校2年生・矢口八虎は、悪友たちと遊びながら、毎日を過ごしていた。誰もが思う"リア充"……そんな八虎は、いつも、どこかで虚しかった。ある日、美術室で出会った1枚の絵に、八虎は心を奪われる。「絵は、文字じゃない言語だから」絵を通じてはじめて正直な気持ちを表現できた八虎は、美術のおもしろさに目覚め、衝動のままにスケッチブックへ向かっていく。そして八虎は、ついに進路を固める。「第一志望 東京藝術大学」実質倍率200倍、入学試験まで、あと650日──!国内最難関の美大を目指して青春を燃やす、アート系スポ根物語、開幕!…という作品だそうです。

見える子ちゃん

 「見える子ちゃん」。泉朝樹が「ComicWalker」→「WebComicアパンダ」(いずれもKADOKAWA)で連載中の漫画が原作です。霊視とか霊能力って、子供の頃は憧れましたねえ…。

見える子ちゃんその2

 見えるはずのないものが見えたとき 見てはいけないものを見たとき あなたならどうしますか……?そんなものが語りかけてきたら こちらに向かってきたら あなたはどうしますか……?一目散に逃走する? あやしげな術を学び、もしくは霊媒師を頼り、戦う? 女子高生・四谷みこの取った行動は――徹底的にスルー!なんにも見えていない、気づいていない! これは、鋼の精神とスルースキルを駆使して女子高生が異形な“ヤバい”やつらを回避するお話……見えていないだけで、そいつらはあなたの隣にも、ほら……という作品だそうです。

無職転生2

 「無職転生~異世界行ったら本気だす~第2クール」。第1クールは今年の冬アニメでした。分割2クール待望の後編です。第1クールはNアニメ&ニコニコアニメ公式2021年冬アニメ人気ランキング最終結果と、ねとらぼ調査隊の【2021年冬アニメ】人気ランキングで1位でしたので、今回も期待大ですね。個人的にはちょいちょい入る「ちょいエロシーン」が好きです。

無職転生2その2

 「俺は、この異世界で本気だす!」34歳・童貞・無職の引きこもりニート男。両親の葬儀の日に家を追い出された瞬間、トラックに轢かれ命を落としてしまう。目覚めると、なんと剣と魔法の異世界で赤ん坊に生まれ変わっていた!ゴミクズのように生きてきた男は、少年・ルーデウスとして異世界で本気をだして生きていく事を誓う。フィットア領転移事件で魔大陸に転移後、冒険者パーティ「デッドエンド」を結成し、魔大陸最南端の港町・ウェンポートに到着したルーデウスたち。ルーデウスは「魔界大帝キリシカ」と出会い新たな力を手に入れる。魔力災害に巻き込まれた家族や仲間の行方はー。「人生やり直し」ファンタジー、再始動!…という展開だそうです。

海賊王女がんばれ同期ちゃん

 これで10作品。大体いつもどおりの本数でしょうか。恒例の視聴打ち切りの際の「超豪華なリザーバー」としては、オリジナルアニメ「海賊王女」、短編アニメ「がんばれ同期ちゃん」、「なろう」系「最果てのパラディン」、大正ロマンな「大正オトメ御伽話」あたりを考えています。

最果てのパラディン大正オトメ御伽噺

艦隊これくしょん-艦これ-(その27):2021年夏イベントを完遂しました

911から20年

 9.11テロから20年が経過しました。当時私は欧州某国におりましたが、事件は現地で昼休みが終わってからだったと思います。CNNを付けたらツインタワーのワールドトレードセンタービルの一方が燃えていて。驚いて見ているうちに、飛行機がもう一方のタワーに突っ込む瞬間を目の当たりにしてしまいました。この時は取材でもしていたマスコミの小型機が誤ってビルに衝突したのかと思っていましたが、繰り返される衝突時のスローモーションで大型旅客機であることが判明して。直後に米国を中心とする多国籍軍がテロ事件を引き起こしたアルカイダに打撃を与えるため、活動拠点だったアフガニスタンに侵攻した訳ですが…20年もの時を経て、当時政権を掌握していたタリバンが再び勢力を盛り返してアフガニスタンを奪還することになるとは思いもしませんでした。

ペデスタル作戦

 さてそんな本物の紛争とは全く異なる「艦これ」の話題でなんか恐縮ですが、昨日夏イベント「増援輸送作戦!地中海の戦い」を完遂させることができました。3海域の小規模作戦とのことでしたが、各海域とも非常に攻略が大変で難渋しました。

E3海域

 後段作戦のE3「ペデスタル作戦」なんか、戦力ゲージ3,輸送ゲージ1にギミック解除が2つもあるという極悪仕様で、特に最終局面のE3-4は途中で大破撤退に追い込まれることが多くて、画面の前で一人で舌打ちしたり罵声を発っしまくるという「危ない人」と化してしまっていました。

友軍要請

 ちょうど昨日から待望の友軍艦隊が来援してくれるようになり、ドラえもんに対するのび太のごとく恥も外聞もなく依存しまくり、当然「強力友軍」を要請した訳ですが、おかげで装甲破砕ギミックを行うことなくラスボスを沈めることができました。結局最初から最後まで難易度乙でした。

欧州装甲空母棲姫

 ラスボスは「欧州装甲空母棲姫」。鉄仮面のような巨大な被り物をしているので、ぱっと見異形の怪物といった感じです。装甲空母というイメージからでしょうか。その名の通り装甲空母としての特徴を持ち、中破させても攻撃してくる上、圧倒的な耐久力を誇りました。

鉄仮面が取れた欧州装甲空母棲姫

 十分なダメージを与えて鉄仮面を割って「欧州装甲空母棲姫-壊」となると「生前」に近いお姿に。こっちの方が格好いいですね。この姿にしてから、本来ならしち面倒くさい装甲破砕ギミックを消化しなければならないのですが、今回は友軍艦隊が強かったのと、たまたまそのとき自艦隊の損害が少なく皆元気だったおかげで一気に倒し切ることができました。

ヴィクトリアス邂逅

 突破報酬は、その「地中海装甲空母棲姫」が“光浮き”した英装甲空母ヴィクトリアス。イラストリアス級空母の2番艦です。欧州戦線で戦没していないどころか日本本土空襲にも参加しており、第二次大戦後も改装されてジェット機運用能力を得て60年代後半まで運用されました。いつの間に深海棲艦になったのか?ともあれ、これで英艦娘は7人となり、独艦娘を抜いて海外艦娘としては米伊に次ぐ単独3位となりました。戦艦2,空母2,軽巡1,駆逐艦2はわりと戦力バランスが取れているようで、流石グランドフリートの血統です。

ヴィクトリアス

 最初から、つまり未改造時点で装甲空母というのは「艦これ」では大鳳以来の2隻目で、海外艦娘としては当然初。強靭な防御力を持っていますが、その代償として艦載機数が少ないという問題を抱えています。同じ問題を抱える大鳳はそれでも61機搭載でしたが、ヴィクトリアスの搭載機はたった49機でほぼほぼ軽空母並みです。改装で多少増加しますがそれでも57機。ジェット機が搭載できるというのは強みですが、最大の艦載機搭載量を誇るイントレピッド改(112機)のほぼ半分。ただし正規空母最弱の地位はかろうじてグラーフツェッペリン改(56機)から譲られずに済みました。

ガリバルディポーラ

 なお攻略の過程で、2隻目となりますが伊軽巡ガリバルディ、伊重巡ポーラと邂逅しました。海外艦娘はなかなか入手できないので育成していく方針です。英戦艦ネルソンとか独重巡プリンツ・オイゲンなんかも欲しかったのですが、残念ながら会えませんでしたね。

特務艦宗谷

 今後は比較的容易なE1-1で掘りを行い、特務艦宗谷との邂逅でも狙っていこうかと思います。難易度乙での出現確率0.6%というのと、確定ドロップではないというのがちょっと辛いですが。今回実装された第30号海防艦というのも未入手ですが、ドロップ海域がE3深部で攻略困難なのと、海防艦は他は全部揃っているので次回以降でいいかなと。他に前回イベントで実装された涼波もE3でドロップするらしいのですが、掘るかどうかは資源との兼ね合いですね。欲しくない訳ではないのですが…

シン・エヴァンゲリオン劇場版:||:「25年ぶりだね」「ああ、間違いない。エヴァだ」

副反応
 
 二回目のワクチン接種を終えました。これで全てが終わったわけではありませんが、対コロナには一区切り付いたような気がします。変異種とかブレイクスルー感染とか、まだまだ油断はなりませんが。二回目の方が副反応はきついと聞いていたので、翌日は休暇を取って万全の構えでしたが、一回目と大して変わりませんでした。副反応については個人差が大きいらしいので、「だから大丈夫」なんて他人には言えませんが、個人的には楽勝で助かりました。

正式タイトル

 本日は、その休暇中に見た「シン・エヴァンゲリオン劇場版:||」について紹介しましょう。なお、タイトルの末尾に演奏記号のリピート記号が付いていますが、面倒なのと正確に表記できないようなので以後略します。

シン・エヴァンゲリオン劇場版

 「シン・エヴァンゲリオン劇場版」は、2021年3月8日公開で、「ヱヴァンゲリヲン新劇場版」4部作の最終作です。テレビアニメ版は1995年放映だったので、未完だった作品を25年かけて完結させたというところでしょうか。新劇場版シリーズだけでも、2007年公開の「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序」から14年かかっているという。

序破急

 エヴァシリーズは全て見ているのですが、前作「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q」が2012年公開だったので、8年以上も間が空いており、テレビ版だの旧劇場版だのの記憶がごっちゃになってしまって何がなんだかという感じです。新劇場版4部作は改めて見直した方がいいのかも知れません。

シン・エヴァンゲリオン劇場版その2

 「Q」開始の時点でシンジは14年眠って目覚めた訳ですが、その後の何がどうなったのかについて誰も教えてくれなかったのですが、ゲンドウや冬月のNERVとミサト達旧NERV主要メンバーによる反NERV武装組織WILLEが対立しており、結局レイやカヲルを利用したゲンドウに操られる形でNERVに戻り、「フォースインパクト」が引き起こされそうになりましたが、カヲルの死やマリとアスカの活躍によりシンジは救出されてました。しかし目前でのカヲル爆死のショックでシンジは放心状態…という感じで「Q」は終了していました。

Qからの続き

 本作はその直後から始まり、シンジは懐かしの鈴原トウジ、相田ケンスケ、洞木ヒカリら旧クラスメートと再会。もっとも彼らは14年歳を取っているのですっかり大人。シンジ、レイ、アスカが歳を取っていないのは、「エヴァの呪縛」のせいらしいです。アスカは精神的にはすっかり大人になっていますが、シンジは眠っていたので昔のまま。レイは「Q」から登場した、「序」「破」に登場したレイとは別個体なので、姿形はレイそのものでも記憶を継承していません。

農作業するそっくりさん 
そっくりさん

 アスカに言わせると「アヤナミタイプの初期ロット」だそうで、生き残りの暮らす村で過ごす間に人間らしさを得ていきますが、本来NERVでしか生きられないため、シンジに別れを告げて消滅してしまいます。廃人状態から徐々に回復していたシンジは、これを契機に再び戦う意志を固めていくことに。これまでのレイよりこっちの無垢で素直なレイの方が好きですね。

パリ市街戦
第3村

 作品の詳細を語るのはネタバレになるのでこれ以上は止めておきますが、序盤の派手なパリ市街戦後、急に牧歌的な村の生活の場面が続き、「新世界より」かよとか思ってしまいましたが、周囲の不穏さは一緒でもあれよりはかなりのどかでしたね。もうこの世界だけでもいいんじゃないかと思いましたが、やはりそれじゃあいかんですよね。

空中戦艦ヴンダー

 ミサト率いるWILLEは巨大空中戦艦ヴンダーの他、数十隻の艦隊と複数のエヴァを保有していますが、ほぼ全てNERVから強奪したり旧世界の遺産だったりするようです。旧NERVスタッフが揃うなど人的資源は十分としても、よくこんなの運営できるなあ。

ヴンダー級2隻

 もっと謎なのは現NERVで、人間がゲンドウと冬月しか見当たらない。なのに「ヴンダー」級巨大戦艦3隻を持ち、様々な形のエヴァを多数繰り出してきます。一体どうやって生産・建造・運営をしているんだろう。

あっさり退場するゼーレさんたち

 例の黒幕・ゼーレはゲンドウの指示で冬月がモノリスの電源を落としたことで死亡しているし。新作ではやたら弱いなゼーレ(笑)。

こうなりたかった

 ゲンドウのこれほどの行動の目的って、結局嫁(ユイ)ともう一度会いたいということに尽きるんでしょうか。それなら時間遡行じゃダメなのかとか思ってしまいますが、それだとエヴァの活躍する余地がないか。なおユイの姓はは旧作では碇(ゲンドウの旧姓が六分儀で、結婚時に碇姓に改姓)でしたが、本作では綾波だったということになっています。

いわゆる学園エヴァ

 テレビ版最終回でちらりと描かれた、いわゆる「学園エヴァ」展開ではユイが生きており、シンジと家族3人で暮らしていますが、あれこそゲンドウの理想の世界だったのではないかと。

冬月副司令

 最後の最後までゲンドウに付き合った冬月も旧作ではユイに好意(恋愛感情かどうかはわかりませんが)を抱いていたようですが、本作では教え子だったユイとゲンドウの願いを叶えることに付き合ったという感じになっています。それであそこまで行けるとは。

どれほどの速度で生きればまた君に会えるのか

 「秒速5センチメートル」のキャッチコピーの一つに「どれほどの速度で生きれば君にまた会えるのか」というのがありますが、これに例えれば「どれほどのインパクトを重ねれば君にまた会えるのか」といったところでしょうか。ゲンドウは明里を諦めなかった貴樹のなれの果てなのか。なんとユイは明里だったんだよ!!(な、なんだってー!!)

医者もどきトウジ
ヒカリとツバメ

 旧作との違いを言うと、トウジとヒカリが夫婦になっていること(旧作ではヒカリは最初からトウジに好意を持っていたが素直になれず喧嘩ばかりしており、トウジはその気持ちに気付いていなかった。良い感じになってきたところで、トウジがエヴァ3号機に乗って重傷を負う)

鈴原サクラ

 トウジの妹(サクラ)が元気に生きていること(使徒とエヴァの戦闘で怪我をし、容態はかなり悪かったようで、トウジは妹の治療を条件としてエヴァに乗った)

アスカとケンスケ

 ケンスケとアスカが良い感じなこと(旧作では全くそんな気配はなかった。そもそもアスカは加持一筋だったし)、

ミサトと加持の息子

 ミサトと加持の間に子供がいる(パパン似のナイスガイ)…などが挙げられるでしょうか。

洞木三姉妹 

 ヒカリにはコダマとノゾミという姉妹がいて、新幹線三姉妹でしたが、トウジとの間に生まれた娘の名はツバメ。九州新幹線ということで、相変わらず新幹線ネタを継続していた。それなら次女にはミズホとかカモメなんてどうでしょうか。JR東日本系の新幹線は女の子の名前にはふさわしくないのが多いですが、コマチなら。

NTRだ

 ゲーム版「エヴァンゲリオン」ではシンジがヒカリにキスをするというトンデモ展開がありましたっけ。トウジ的にNTRだNTR(笑)。

清川キャラ一覧

 “中の人達”も25年歳を取っているので、キャスティングを変えないでやるのならもうこの辺が限界だったと思います。特に冬月役の清川元夢は86才なので。きっと冬月は死亡後異世界転生してティッピーという名のうさぎになったんでしょう。先日、次元大介を最初から務めていた小林清志が勇退しましたが彼はなんと88才。私なんかはその年まで元気に生きられる自信がありませんよ。

走り出す二人
旧劇場版エンド

 あとラストシーンなんですが、あれはシンジ的に「マリエンド」ってことなんですかね。まあレイはなあ…いくら魂は違うとはいえ、体はユイママンのクローンなので気まずいような。旧劇場版だとアスカエンドだったけど、あれは違和感しかなかったので、マリエンドは悪くないのですが、古参ファンにはぽっと出の新キャラがかっさらっていったという感じがする人もいるかも。

マリ

 なおこのマリ(真希波・マリ・イラストリアス)、登場時から妙に古い歌を口ずさんでいたりしていますたが、そもそもはゲンドウやマリと共に冬月の教え子だったようです。若いままの姿なのは、「エヴァの呪縛」のせいなのか。

幼児時代のシンジ

 生まれた頃のシンジを知っているマリ、ショタコンの極みのような感じがしないでもないですが…。ま、本人がそれで良ければいいですがね。なお、大人シンジのCVは神木隆之介のようです。この人、やたらアニメ映画に起用されますね。別にいいんですが、いわゆる「100ワニ」は黒歴史か。

VOYAGER.jpg

 終盤、ユーミンの名曲「VOYAGER~日付のない墓標」が使われていたのはなんか嬉しかったですね。歌っていたのは林原めぐみでしたが、1984年の作品ですよ。懐かしいことこの上ない。小松左京原作の映画「さよならジュピター」の主題歌でした。他作品の主題歌を使うあたり、なんか「One more time,One more chance」みたいですね(なんとしても「秒速」にこじつけようとする悪足掻き)。歌は好きでしたが、実は「さよならジュピター」は映画どころか原作も読んでいないという。

アルバムのVOYAGER

 余談ですが、ユーミンには1983年にリリースした「VOYAGER」というアルバムもありますが、なぜか「VOYAGER〜日付のない墓標」は収録されておらず、代わりに「ダンデライオン〜遅咲きのたんぽぽ」が入っていました。その前作「REINCARNATION」には「REINCARNATION」という曲が入っており、後作「NO SIDE」には「ノーサイド」という曲が入っているというのに。それはともかく、この頃のユーミンは売れまくっていましたねえ。

マリとアスカ

 最後にネーミングについて。エヴァの登場人物は艦船とか海洋関係用語から多く名前が採られていますが、アスカが惣流・アスカ・ラングレーから式波・アスカ・ラングレーに変わったのは、エヴァパイロットは駆逐艦で統一しようとしてのことか。惣流=蒼竜で空母ですからね。でもラングレーも空母なんですが。まあマリのイラストリアスも空母だからいいのか。真希波は巻波で夕雲型駆逐艦、綾波と式波は吹雪型駆逐艦です。いずれも「艦これ」で別の姿を見ることが出来ます。

ヴンダーのクルー達

 この他、ミサトの葛城、リツコの赤木(=赤城)は空母、冬月は駆逐艦、マヤの伊吹は巡洋戦艦(二代目は空母だけど未完成)、青葉シゲルは重巡、日向マコトは戦艦です。「Q」から登場のヴンダー機関長高雄コウジは重巡、長良スミレは軽巡、北上ミドリは軽巡(というより雷巡と呼びたい)、多摩ヒデキは軽巡。多くはやはり「艦これ」で別の姿を見ることができますが、冬月と伊吹はまだ実装されておらず、葛城は実装されてますが個人的に未入手です(涙)。

艦これの巻波

メイドインアビス 深き魂の黎明:絵柄は子供向けなのに内容はR15+

残暑猫

 夏将軍は去った…と考えていいんでしょうか。まだまだ暑いですが、猛暑というほどではないですね。彼岸の頃には爽やかな秋風を感じたいものです。

深き魂の黎明

 本日は先日視聴した劇場版アニメ「メイドインアビス 深き魂の黎明」を紹介したいと思います。2020年1月17日公開ということで、1年半以上前の映画ですが、私は見たいときに見る男なもので。

総集編前編

 テレビアニメ第1期の「メイドインアビス」は2017年夏アニメ、第2期は来年放映予定ということです。劇場版アニメとしては「劇場版総集編【前編】メイドインアビス 旅立ちの夜明け」と』と「劇場版総集編【後編】メイドインアビス 放浪する黄昏」が2019年1月に公開されています。それぞれ第1期の前半と後半を再編集して新規シーンなどを追加したものなので、テレビアニメを見ていれば見る必然性はさほどないと思われます。

総集編後編
 
 ジブリ系というか、視聴対象者を子供達中心としているかのようなキャラ設定の本作ですが、を「深き魂の黎明」はなんとR15+指定。いわゆる15禁で、15歳未満の入場・鑑賞が禁止となる区分です。性・暴力・残酷・麻薬などの刺激が強いものが対象となりますが、見てみたら「ああなるほど…」と思いました。

毒に苦しむリコ

 そもそも前作の総集編も、前編は年齢制限なしのG指定だったものの、後編はPG12指定でした。これは12歳未満(小学生以下)の鑑賞には、成人保護者の助言や指導が適当とされる区分ですが、「助言」とか「指導」って結局何なんでしょうか。見るなってこと?ただ、アニメ後半にはリコがアビスの原生生物であるタマウガチの毒に苦しみまくる描写とか、黎明卿ボンドルトのおぞましい人体実験の描写があるので、年齢制限なしという訳にはいかないのは理解できます。

黎明卿

 「深き魂の黎明」も当初PG12指定の予定でしたが、映倫の最終審査でR15+指定に引き上げられてしまったそうです。総集編後半がPG12指定になったのも、「深き魂の黎明」がR15+指定となったのも、大体黎明卿ボンドルドのせいです。

アビス探索を堪能

 約2000年前に発見された人類最後の秘境・アビス。直径約1000メートル、深さ不明の巨大な縦穴であるアビスは、特異な生態系を持ち、現在の人類の技術を遙かに超えるオーパーツである「遺物」を数多く眠らせています。命がけの危険と引き換えに、日々の糧や超常の「遺物」、そして未知へのロマンを求める「探窟家」たちは、今日もアビスに挑み続けている…という設定で、偉大な探窟家を母に持つ探窟家見習の少女リコが、アビスから出現したと思われるロボット少年レグと共にアビスの底を目指す物語です。

毒に苦しむリコ

 テレビアニメ版後半で深界四層に至った二人は危機的状況で獣人のような外見のナナチに出会って救われます。ナナチは元人間ですが、黎明卿ボンドルドの甘言に乗せられて恐怖の人体実験のモルモットとされた結果、「成れ果て」となってしまいました。アビスは降って行くのは特に問題ないのですが、地上に戻ろうとして登ろうとすると「アビスの呪い」を受けることになります。これは「上昇負荷」とも呼ばれ、浅いところから戻る場合は軽い目まいや吐き気程度ですが、深く降れば降るほど登りの負荷が重くなっていくという奇妙な現象です。「成れ果て」とはこの上昇負荷により人間性を失って怪物化した存在ですが、ナナチは人格を保った貴重なサンプルとしてボンドルトに重宝されていました。

普通の子供だった頃の二人
あれがこうなった

 しかしそれは友人のミーティーがナナチの分まで上昇負荷を受けたためで、ミーティーは人格や知性も失わた異形と化し、不死性を得てしまったために死ぬこともできない存在になっていました。ナナチはリコを救ったことと引き換えに、レグが装備する「火葬砲(インシネレーター)」でミーティーを葬ることを依頼し、その後は三人旅となりました。

冒険三人組

 「深き魂の黎明」は、深界五層「なきがらの海」に「前線基地(イドフロント)」を設置している黎明卿ボンドルドと遭遇と対決が描かれています。“卿”なんて大層な尊称が付いていますが、貴族という訳ではありません。アビスを探検する探窟家の一人ですが、探窟家は首から下げる笛の色でランクと通称が付加されるようになっており、ボンドルドは最高峰の"伝説級英雄"と言われる白笛の探窟家なのです。白笛は「○○卿」という二つ名が付くしきたりで、リコの母ライザは殲滅卿、リコとレグが深界二層にある監視基地(シーカーキャンプ)で出会ったオーゼンは不動卿と呼ばれています。

白笛

 白笛は深界六層以降への立ち入りや特定の遺物を起動状態にするために必要ですが、一人一人に個別のものとなっており、所有者以外が所持しても機能しません。リコはライザの白笛を持っていますが、自分のものではないので当然機能させることができません。白笛を作るためには二級遺物ユアワース(命を響く石)が必要で、ユアワースは各人に合わせて、特殊な原料・製法で生成されるのですが、最終盤でリコは極めて不本意な形でこれを入手することに。

ミーティー

 ナナチのミーティーの仇と聞いていたので、ボンドルドに敵意と不信感を剥き出しにするリコとレグでしたが、ボンドルドの態度は極めて紳士的で、自分の白笛がないと深界六層には行けないことを諭すように教え、イドフロントに滞在するよう勧めます。

ボンドルトと愉快な仲間達

 イドフロントには祈手(アンブラハンズ)と呼ばれるボンドルドの助手を務める探窟家達がいました。ボンドルドは仮面とパワードスーツで全身を覆っていますが、アンブラハンズもデザインの異なる仮面と役割に合わせたパワードスーツを着用しています。実はボンドルドの所有する特級遺物「精神隷属機(ゾアホリック)」によって、ボンドルドの分割した意識を植えつけることで作りだされた隷属体であり、リーダーであるボンドルドとアンブラハンズの全体が群れとしてボンドルドとして存在しているので、例えボンドルドを倒しても、アンブラハンズの誰かがボンドルドの仮面を着用すれば彼がボンドルドとなります。なので真の意味でボンドルドを倒すためにはゾアホリックを破壊した上でアンブラハンズ全員を殺さなければなりません。

プルシュカ

 またイドフロントにはボンドルドの娘のプルシュカが暮らしています。実際にはボンドルドに隷属する前のアンブラハンズの一人の娘ということで、ボンドルドも“血のつながりは薄い”と称していますが、ボンドルドをパパと呼び慕っています。実際ボンドルドも優しく接していましたし。

子供を誘うボンドルド

 このボンドルド、誰に対しても穏健で、常に紳士的な態度を崩すことはありませんが、アニメ史上でも屈指の外道ではないかと思われます。アビスの外の世界では孤児や浮浪児を言葉巧みに誘ってイドフロントに招き入れては、様々な非人道的な実験の犠牲に供するのです。

おれは人間をやめるぞ

 群体となった時、ボンドルドは既に人間をやめたのかも知れません。ディオみたいですが、「おれは人間をやめるぞ!」と叫んだかどうかは知りません(笑)。しかし、ボンドルドを単純に極悪と断じることができないのは、趣味嗜好で非人道的実験を行っている訳ではなく、アビスの謎を解明することを第一義に考えて行動する結果であるということです。探窟家は誰もがアビスの未知を探求したいというロマンを胸にしており、それはリコも同様なのですが、人道とか倫理をかなぐり捨てた究極の位置にいるのがボンドルドということでしょう。アビスの謎解明を何よりも優先する場合、まあそうなるのかなという感じもします。

キュゥべえ

 そういう意味では「魔法少女まどか☆マギカ」のキュゥべえにもちょっと似ているような(そういえばキュゥべえも群体だ)。キュゥべえも少女達を言葉巧みに誘っては破滅させていますが、それは単なる結果であり、最優先すべき目的(宇宙を熱的死から延命させる)のために手段を選んでいないだけでした。異星体(しかもおそらく端末)であるキュゥべえにとって、異星の幼生の破滅とか死は大事の前の瑣事でしかないのでしょう。同様に、ボンドルドにとってはアビスの解明のために孤児や浮浪児が何百何千死のうと大したことではないのかも知れません。

ボンドルド化したキュゥべえ

 ボンドルドにより、「進行不能だったルートの開拓」、「アビス深層での活動拠点の確保」、「新薬の開発」、「上昇負荷の克服手段を発見」などといった前代未聞の偉業が成し遂げられており、人類全体から見ると、アビス攻略を一気に推し進めた正真正銘の偉人とも言えます。ただし、その手法は法や倫理や生命を完全に無視するもので、黎明卿という二つ名も、「良き伝統も、探窟家の誇りも、丸ごと踏みにじって夜明けをもたらす」とうことに由来しているようです。

改造手術みたい

 ボンドルドのアビスの謎解明の一つとして、レグの調査がありました。ロボットなのにほぼ人間のような感情や五感を持つレグは、アビスの遺物の中でも国家のバランスに影響を与えるとされる特級遺物をも超える「奈落の至宝(オーバード)」と見なされています。そのためアンブラハンズにレグを拉致させ、遺物「枢機へ還す光(スパラグモス)」によって右腕を切断してしまいます。計り知れない価値を持つオーバードだというのなら、もっと大事にしてまずは非破壊検査に徹するべきではないかと思うのですが、多分好奇心が抑えられなかったのでしょう。

ショッカー改造手術

 このシーンで「仮面ライダー」のショッカーによる改造手術を思い出しました。手術する側が異形というのはなんかそそるものがありますね。UFOに拉致されてエイリアンに検査されるとかにも似ています。

バトル

 仲良くなったプルシュカの助けでイドフロントを脱出した3人は、追跡してきたボンドルド達を凶暴な原生生物カッショウガシラの巣に誘導し、随行していたアンブラハンズを全滅させます。スパラグモスでカッショウガシラを殲滅したボンドルドに対しては、レグのワイヤーアームで無理やり吊り上げて上昇負荷を与えて殺害しますが、なんと後から来たアンブラハンズがボンドルドの仮面を被ったら完全復活。群体生物の面目躍如です。

戦闘モードのボンドルド

 その後、改めてイドフロントを襲撃した3人を迎え撃って大奮戦しますが、なんと切断されたレグの腕がまだ“生きて”いて、リコがボンドルドに向けて火葬砲を発射したことで決着を見ます。アンブラハンズはまだ存在するのでボンドルド自体は滅んでいませんが、戦闘用の個体が枯渇してしまったのでもう戦えませんでした。

カートリッジ装備のボンドルト

 しかし、3人の襲撃を予期していたボンドルドはカートリッジをフル装備していました。カートリッジとは、上昇負荷を肩代わりさせることで影響を受けなくなるという超便利アイテムであり、ボンドルドの探求の成果の一つなのですが、その正体は、子供から脳と脊髄と最低限の臓器以外の全てを削ぎ落として生きたまま箱詰めしたものでした。まさに外道。

プルシュカとメイニャ

 さらにカートリッジの数が足りなかったのか、対決直前には愛娘のはずのプルシュカまでもカートリッジに“加工”していたのでした。

カートリッジ
カートリッジから離れないメイニャ

 プルシュカはメイニャという不思議なペットを飼っていましたが、そのメイニャがボンドルドが廃棄したカートリッジの一つにすり寄って離れなかったことから、リコ達もそのカートリッジの正体を知ったのでした。まさに外道。

こうなると思っていたのに

 最後までリコ達と一緒に冒険に行きたいと願っていたプルシュカ。その冒険にはパパも一緒というのがプルシュカの理想だったようです。ある意味パパと一緒にレグ達と戦うという大冒険をした訳ですが…ボンドルドの認識では実際そうらしいのが怖い。

プルシュカのカートリッジの中から

 リコと冒険に行きたいと願い続ける瀕死状態のプルシュカのカートリッジは、リコのためのユアワースを排出します。これにより、図らずもリコは深界6六層へ向かうことが出来るようになったのでした。

黎明を

 邪悪とか外道とかいう言葉すら生ぬるいボンドルドですが、探窟家としてやはり強い好奇心を持つリコは「ロマンは分かるのよ」と言っており、人体実験されたナナチも「ゲス外道」と罵倒しつつも、結果的に憧れていたアビスでの冒険やかけがえのない仲間を手に入れるという夢を叶えてくれた恩人であり、実験後は貴重なサンプルとして大切に扱われてもいたため、単なる憎悪ではない複雑な思いを抱いていました。さらにプルシュカ(名実ともに箱入り娘)も最後まで愛慕の情を持ち続けていました。

ナナチとボンドルド

 もうボンドルドを描きまくるのが主眼であるかのような本作ですが、良くも悪くも「メイドインアビス」という作品を象徴するキャラクターなので、読者・視聴者からの人気は非常に高く、2021年にねとらぼが実施したキャラクター人気投票では2位のナナチをぶっちぎって見事1位を獲得しています。

研究を欲するアミバ様

 人体実験する外道というと、「北斗の拳」に登場した自称“天才”のアミバ様を思い出すのですが、もしかするとアミバが異世界転生したのがボンドルドだったりして。

メイドインアビス第二期

 晴れて深界六層に向かうことになったリコ達3人ですが、その先に待つものは何か?何よりもアビスとは一体何なのかがちゃんと解明されるのかどうかが気になりますが。テレビアニメ第2期を楽しみに待ちましょう。

メイニャと原奈津子

 ところで、謎の生物メイニャですが、アビスの原生生物なのかも知れませんが、元人間の成れ果てなのではないかという疑惑が。

イリム

 根拠としては、メイニャをプルシュカに贈ったボンドルドによると正式名はメイナストイリム(変化の子)ということや、ナナチとミーティーの実験の前にイリムという子が単独でボンドルドに呼ばれていること、さらにはメイニャとイリムのCVが共に原奈津子であることなど、怪しさ大爆発ですね。リコ達に付いていったので、今後も活躍しそうです。

森川智之 

 ボンドルドのCV森川智之は正統派の二枚目役から三枚目役、親父キャラクター役まで幅広く演じるベテラン声優ですが、BL作品に多く出演しており、自他ともに認める「BL界の帝王」として「知られています。クレヨンしんちゃん」の野原ひろし(二代目)、「ジョジョの奇妙な冒険」の吉良吉影、「ベルセルク」のグリフィス、「ファイナルファンタジーⅦリメイク」のセフィロスなどを演じてます。最近だとFGOのキャスターリンボこと蘆屋道満、「無職転生」のいろんな意味でダメ親父のパウロなどを演じています。

BL界の帝王

 声優事務所「アクセルワン」の代表取締役でもあります。なお「智之」は「ともゆき」ではなく「としゆき」と読むそうです。だから日本語は難しいって言われるんだ。

艦隊これくしょん-艦これ-(その26):2021年夏イベント前段作戦をクリアしました

夜の稲妻

 稲妻に叩き起こされた本日未明。そしてザッとにわか雨。夜に洗濯物を干しているもので、慌てて飛び起きて回収しましたが、休日とはいえこういう起き方はイヤですねえ。エアコンを使わず寝られるのはいいのですが。

2021年夏イベント

 さて「プリコネR」「ウマ娘」を抑えて私が今なお一番力を入れてプレイしている「艦これ」では、8月21日から夏イベント【増援輸送作戦!地中海の戦い】が開催されています。今回のイベントは“比較的小規模”ということで3海域なんですが、ここのところ一つの海域をクリアするのがややこしくなってきているところ、今回は特に面倒でした。8月31日に後段作戦が開放されましたが、同日になんとか前段作戦をクリアしたので、今回はこの話を。

E1.jpeg
MA3作戦

 第一海域(E1)のアレクサンドリア沖/クレタ島沖は「MA3作戦」。舞台はヨーロッパ戦線で、スエズ運河から地中海方面へ進出し、周辺海域を制圧しつつマルタ島への増援輸送作戦を実施するものです。ここのところは前段作戦は難易度甲でクリアできていたのですが、今回はダメでした。なにしろ開始直後は第一ボスが出現しておらず、最初からギミック解除をしてボスを出現させなければならないところ、中ボスどころか雑魚であるはずの集積地棲姫Ⅱが倒せない倒せない。

第一海域

 対地攻撃用の装備が必要なんですが、単に数を揃えるだけでなく、改修して強化していないと全然倒せず。埒が明かないので難易度乙に落としてなんとか突破しましたが、第一ボスが強いどころか第一ボスにたどり着けないかも知れない危機というのは初めてでした。バカンスmodeで遊び半分の敵だというのに何という屈辱。

集積地棲姫Ⅱバカンスmode

 この集積地棲姫Ⅱ、第三ボスを出現させるためのギミック解除の際にも立ち塞がってきて、もう急がば廻れだと対地装備の強化にいそしんでようやく倒せました。それも難易度乙に落としたからで、甲のままだったら泥沼の戦いになっていたことでしょう。運営さん、ちょっとイベントの難易度を上げすぎと違いますか?

E2.jpeg
カラブリア沖海戦

 E1からトリプルゲージでギミック二つという面倒さ。これは第二海域(E2)でも引き続いていて、やはりトリプルゲージとギミック二つ。こんなんでは小規模作戦と言われても全然納得がいきません。作戦海域は多くてもいいからもっとサクサク進行できたらいいのに。

第二海域

 E2はカラブリア沖海戦。マルタ島へ基地航空隊を進出し、これと共同して地中海の敵港湾拠点及び敵水上艦隊主力を撃滅するというものです。海外艦に特効があって、特に地元のイタリア艦娘が良い感じです。しかし一回使うと他の海域で使用不可になってしまうので、使いどころの見極めが重要となります。先のことを考えると無駄づかいは出来ないけど、出し惜しむと突破できないというジレンマ。

未だ会えない葛城

 それにしても、攻略は至極面倒臭いものの、小規模作戦であるためか新規艦娘は少なくて。労多くして実り少ないというのは辛いですね。戦場が地中海なので、懸案の唯一実所有の正規空母葛城は今回も登場せず。しかし、欧州艦しかドロップしないのかといえばそんなことはなく、駆逐艦だの軽巡だのは日本艦娘がゴロゴロドロップしてきます。だったら地中海で葛城がドロップしたとしてもバチは当たらないのでは…

ウォースパイトアブルッツィ

 既に持っているので二隻目となりますが、英戦艦Warspite(女王様)と伊軽巡L.d.S.D.d.Abruzzi(映画女優)がドロップしました。海外艦はイベントでもないと入手できないし、全般的に性能がいいので一応育成しましょう。Warspiteは低速戦艦ですが燃費が良く、運の初期値が雪風を超える55。Abruzziは4スロの大型軽巡で、性能的には評価が高いのですが、イタリア艦は地中海での運用を前提としているので、地中海で使う分には強くても、外洋で性能が発揮できるかはかなり疑問です。艦これでは外洋と内海の差を全く付けていないので、ゲーム内では強力な軽巡となっています。

カブール邂逅

 それでは今回邂逅した新規艦娘です。まずはConte di Cavour。コンテ・ディ・カブールと読みます。直訳するとカブール伯爵。E2のラスボスである地中海弩級水姫が“光浮き”して仲間になります。

地中海弩級水姫

 こちらが地中海弩級水姫時代のお姿。周辺のゴテゴテしたオプションは気味悪いですが、御本体は最初から可愛いですね。

カプール

 カブール?ああ、「機動戦士ガンダムZZ」に出てきたネオジオンの水陸両用MSでしょ?と思ったあなた。あえて言わせて貰います。「節子、それカブールと違う、カプールや!」

ハイゴッグ

 一年戦争時のハイゴッグの発展型ということになっていますが、はっきり言ってハイゴッグの方が格好良いですね。宇宙世紀的にはカプールの方が後発機であるものの、「ガンダムZZ」の制作が1986年、ハイゴッグが登場した「機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争」が1989年制作だから…。カプールはむしろハロが武装して巨大化したかのような雰囲気です。アムロは暇に任せて魔改造したとか(笑)。

カブール

 雰囲気はまさに伯爵令嬢といった感じですが、1915年就役の弩級戦艦。1913年に就役した金剛より新しいですが、金剛は超弩級。「弩級」の由来となった英戦艦ドレッドノートの就役が1906年なので、そんなに時代遅れということもないのですが、英国では1912年就役のオライオン級以降の戦艦は超弩級、日本では金剛型以降の戦艦は全て超弩級でした。

カブール改装前
カブール改装後

 それでもイタリアでは待望の新鋭戦艦でしたが、第一次世界大戦では全く交戦する機会はなく、戦間期に仮想敵であったフランス海軍が強化していくのに対抗するため、コンテ・ディ・カヴール級を大改装して当面の対抗戦力とする事が決定されます。

カブール改

 改装は「一から作り直した」かのような大規模なものでした。別途新造戦艦としてヴィットリオ・ヴェネト級戦艦(「艦これ」では2番艦リットリオと4番艦ローマが実装されており、もちろん持っています)も建造されていましたが、第二次大戦開始時点で活動可能な戦艦はコンテ・ディ・カブール級の2隻のみでした。「艦これ」ではこの大改装が反映され、当初から「改二」まで設定されています。「改」以降は高速戦艦に。

イタリア海軍軽空母カブール

 大戦初期に今回のE2の作戦である「カラブリア沖海戦」で英艦隊と砲火を交えたものの、1940年にタラント空襲によりコンテ・ディ・カブールは大破・着底してしまいます。翌年に浮揚され、再改装される予定でしたが、イタリア降伏までに修理が間に合わず、その後ドイツが接収するものの米軍機の攻撃で再び転覆沈没してしまい、戦後はスクラップに。現在はその名を引き継いだ軽空母「カヴール」が現役で活躍しています。

長鯨邂逅

 もう一隻は潜水母艦長鯨。迅鯨型潜水母艦の2番艦です。E1で「掘り」を行ったところ、比較的短期間でドロップしてくれた良い子です。

長鯨

 明るく元気で、潜水艦の面倒をよく見ているようです。まるで保育園の保母さんか幼稚園の先生のようですが、潜水艦はそこまで幼い訳では…

ヤンデレ迅鯨

 彼女のコメントの端々に姉の迅鯨が出てくるのですが、どうも任務をほっぽり出して提督をかまってばかりいる様子。迅鯨にはヤンデレの気があるので提督も本当に嬉しいかどうか…。私は長鯨の方が好みなんですが、それを知ったら迅鯨がどうなるかに思いを馳せると、どうしても怖い考えになってしまいます。

可愛い由良改二
ゴトランドさん

 愛が重すぎる人はちょっとアレなんで、個人的にはサバサバ系の由良とかやたら気さくなゴトランドがお気に入りです。以前正妻は由良と言っていましたが、最近ではゴトの距離感の近さにやられてきています。まだケッコンカッコカリには至っていませんが、レベル99になったら是非。

宗谷

 前回イベントで取り残した特務艦宗谷もE1でドロップするという話ですが、とりあえず後段作戦クリアを優先します。一応難易度乙のまま行く予定ですが、今回かなり難しいのでどうなることやら。
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