好きな声優さん第7期(その2):富田美憂~若いのに吹っ切れてる演技派

今週は梅雨の中休み的な晴天続きで、30度を超える夏のような日もありましたが、週末になって梅雨空が戻ってきました。週末こそ晴れて欲しいのですが、この前修理が終わった浴室換気扇が威力を発揮し、浴室で洗濯物を乾かすことができました。これで雨の日も安心。

唐突ですが「艦これ」情報。E3で行っていた“掘り”ですが、7~80回もの試行の末、漸く巻波をゲットしました。これにて2021年春イベントは私の中で終了しました。友軍艦隊を見ることができなかったのはちょっと寂しいですが。夕雲型駆逐艦の5番艦でCVは佐藤聡美。重巡ノーザンプトンに比べると幼くて明るく元気な娘という感じです。1943年11月のセント・ジョージ岬沖海戦で戦没。駆逐艦5隻同士の夜戦でしたが、日本艦隊は惨敗し、ソロモン方面の制海権を失いました。

それにしても、コモン→Sコモン→レア→Sレア→ホロ→Sホロ→Sホロ+桜吹雪とある艦娘のレアリティのうち、巻波はレア度3の“レア”。つまり大してレアじゃないはずなのに、どうしてこんなに出なかったのか。運と言ってしまえばそれまでですが。これで未入手艦娘は空母葛城、駆逐艦秋霜、同涼波、特務艦宗谷の4隻だけとなりました。新新・出ない四天王と言いたいところですが、2015年4月実装の葛城はさておき、涼波と宗谷は今回実装、秋霜は2019年12月実装と新参者なので、四天王を名乗るにはまだまだ貫目が足りませんね。

本日は5か月ぶりに「好きな声優さん」です。今回はまだ若いのにやたら肝が据わっているように見える富田美憂です。

富田美憂は1999年11月15日生まれでまだ21歳。埼玉県出身。特技は空手で、子どもの頃から6年やっていて初段だそうです。声優には小学生の頃から興味がありましたが、自分の声はハスキーで可愛くないとコンプレックスを持っていたようです。

しかしカラオケに行った際に友人から「歌が上手で声が可愛いから声優さんになったらいいのに」と言われたことをきっかけに、声優を志望するようになり、合格者は育成プログラムを1年間無料受講できるという「声優アーティスト育成プログラムセレクション」募集を知って申し込み、「2014声優アーティスト育成プログラム・セレクション」でグランプリを獲得しました。

デビューは2015年の「干物妹!うまるちゃん」で、初主演は2016年の「アイカツスターズ!」の虹野ゆめ役。2019年にはソロアーティストとしてデビューもしています。子役をやっていた訳でもないのに二十歳前から大活躍です。

声質はハスキーですが、生まれついて声帯がぴったりしまらないのだとか。ハスキーキャラの声は地声を最大限に活かしますが、そうでないキャラのときは水を飲んだり、吸入器で水蒸気を入れたりして生態を潤わせるのだとか。

以前はセミロングでしたが、高校卒業を機にショートカットになっています。その理由は乾かすのが楽だからだとか(そりゃ楽でしょうが…)。ショートカットの女性声優はあまりいないので、ショートカットといえば富田美憂と言われることを目指しているそうです。鬼頭明里も一時期かなりショートヘアでしたが、最近は伸ばしてるようですね。

富田美憂については以前から知っていたのですが、注目したのは20歳そこそこで2020年最大の問題作(個人の感想です)「異世界レビュアーズ」で主要キャラの一人クリムヴェール(通称クリム)を演じたことです。

あらゆる種族が共存共栄する異世界で、いろんな種族の風俗店のレビューを行うというとんでもない作品で、放送休止・配信停止も相次ぎましたが、反面世界的に注目を集め、「ANIME OF THE CENTURY」(今世紀最高のアニメ)と評するコメントが付いたりもしていました。嫌いな人の気持ちも判りますが、私も大好きでした。

まあ男の声優はいいんですが、各種族のサキュ嬢(要するに風俗嬢)を演じる女性声優は勇気あるなあと思いました。なんとしても役をつかみたいとか、そんなことに頓着する歳でもないとかイロイロ理由はあるんでしょうが。でもプロなんだからやるべきだとも思いましたので、出演声優さんには敬意を表します。

それでもだいたいは単発ゲスト的出演なんですが、クリムは主要キャラでレビュアーなのでほぼ毎回登場。穢れなき天使だったはずなのに、サキュ店(要するに風俗店)にガンガン連れ回されてレビューするうちに、自分一人で通うようになったりして。番宣ラジオ「異種族レビュアーズ 食酒亭ラジオ」にゲスト出演した際にも、同じく主演の間島淳司と小林裕介から「よく出演を了承したね」と感心されていましたが、本人は「もういいかな、と」とあっけらかんと言っていました。アイドル声優だったらそもそも事務所が受けないだろうにと、私はこの人のプロ根性にすっかり感心させられてしまいました。

それでは私が知っている富田美憂が演じたキャラです。例によって原則古い順です。まずは「ひなこのーと」の夏川くいな。主役の桜木ひな子のクラスメートで「ひととせ荘」の下宿仲間でもあります。

食べることが大好きでありとあらゆる食べ物を嬉しそうに食べています。「ひととせ荘」併設の古本屋で働いていますが、本まで食べてしまうことも。

なお、ひな子役のM・A・Oも「異種族レビュアーズ」にメイドリーとして出演していましたね。メイドリーはサキュ嬢ではありませんでしたが、展開的にエロい声を出すハメになることもありました。M・A・Oもプロですね。プロ根性万歳。

「メイドインアビス」のリコ。人類最後の秘境と呼ばれる、底知れぬ巨大な縦穴「アビス」を探検する探窟家見習いの12歳の少女です。記憶を失ったロボット少年レグと共に深層を目指しますが…

一見ほのぼの系の絵柄ながら、内容はかなりシビアで、怪物に襲われて毒を受け、左手を切断しなければならなくなるというくだりは絶叫の連続で、演技とはいえかなり疲弊したのではないかと思います。第二期は来年らしいですね。

「京都寺町三条のホームズ」の真城葵。高校二年生の主人公で、ホームズの愛称を持つ家頭清貴の骨董品店「蔵」でアルバイトをすることに。

京都に来る前は埼玉に住んでおり、なぜ京都に移ったのかということも物語の一つのキモでした。葵はハスキーキャラではないので、喉を潤して頑張っていたのでしょう。ただ作品としてはアラが目立って残念な感じでしたね。

「荒野のコトブキ飛行隊」のチカ。コトブキ飛行隊最年少パイロットで、冒頭では負傷入院しており登場は3話から。

対G耐性が高くトリッキーな挙動ができますが、見た目相応の子供っぽさで調子に乗りやすい性格です。

「ぼくたちは勉強ができない」の緒方理珠。数学・物理においては敵う者がいないと言われる通称「機械仕掛けの親指姫」ですが、心理学を学ぶために文系大学を志望しています。

理系では無類の優秀さを誇る反面、数値化できない基準や理論化できない分野を苦手とし、相手の感情を読み取ることが難しく、文系は学年最下位レベルです。

古橋文乃役の白石晴香、武元うるか役の鈴代紗弓と共にStudyというユニットを結成してOPとか歌っていました。

第2期からは桐須真冬役のLynnと小美浪あすみ役の朝日奈丸佳も加わって5人組ユニットに。私は桐須先生が好きでしたが、ギャルゲーで女教師が攻略対象になっていたら落とさずには入れれなかった過去の性か…

「女子高生の無駄づかい」のヤマイ。本名は山本美波。高校生になっても中二病全開で、金髪ツインテールに頬に絆創膏、右腕に包帯をしている
いろんな意味でイタイキャラ。

舞台となるさいのたま女子高1年2組は個性的というか妙なキャラばかりでしたが、中でも一番の困ったちゃんはヤマイではないかと。低所得Pこと担任のワセダの一番の頭痛の種としては主役のバカをも超える逸材だったと思います。

「放課後さいころ倶楽部」の大野翠。クラス委員長で一見厳格な優等生。しかし実は物心ついて以来のボードゲーム好きで、ボードゲームショップ「さいころ倶楽部」でアルバイトをしており、将来はゲームデザイナーになることを目指しています。

主人公の武笠美姫や高屋敷綾と知り合って、アナログゲーム同好会「放課後さいころ倶楽部」を結成してからは態度も軟化していきます。ゲーム経験も知識も豊富なので、登場するゲーム紹介やルール解説も担当しています。何気にグラマー。

「球詠」の川口息吹。野球は初心者ですが、幼いころから野球選手の物真似が得意で、敵味方の選手の投法や打法のフォームをコピーできるという特技を持っています。

チームのマネージャーで、なぜか事実上の指揮官もやってる川口芳乃の双子の姉です。芳乃は試合に出ませんが、息吹はレフトのレギュラー。非力ですが選球眼や小技を生かしたプレーでチームに貢献するほか、打撃投手も務めます。

「裏世界ピクニック」の瀬戸茜理。埼玉の女子大1年生で主人公紙越空魚の後輩。空手をやっており、高校時代に県大会優勝の猛者です。このあたりで富田美憂の起用が決まったのか。空魚からは「カラテカ」とあだ名されてますが、それはなつかしのファミコンソフト、それとも闇営業に絡んだお笑いコンビか。

怪異「猫の忍者」に襲われて空魚に助けを求めた他、友達を苦しめる怪異サンヌキカノに対しては催眠状態で空手でフルボッコにしていました。

「俺だけ入れる隠しダンジョン」のエマ・ブライトネス。主人公ノルの幼なじみで男爵家令嬢。ノルが大好きで一緒に冒険者となってパーティーを組むことに。ちゃんと両親の許可は得たんでしょうか。

天然ジゴロでモテモテのノルが自分の想いに気付いてくれないので、「バカドン」と叫んで怒ることが多い反面、自分もモテモテなのにノル以外の異性には全く興味がありません。画像はセクハラされてるみたいに見えますが、同意の上ですので。この他にもちょいエロシーン多めでしたが、「異世界レビュアーズ」に比べたらどうってことないですね。

他にもあるんですが、もう十分ですね。現在放映中の「戦闘員、派遣します!」でも戦闘員六号の相棒である高性能アンドロイド・キサラギ=アリスとして出演中。なんとなく巨乳キャラを演じることが多いような気もしますが、今後も持ち前のプロ根性で多種多様なキャラを演じていって下さい。

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