好きなアニメキャラ(その126):しまっちゃうおじさん(ぼのぼの)

昨晩の地震には驚きましたね。幸い私の住んでる周辺では大きな被害はありませんでしたが、最大で震度6強で、各地で被害が出た様子。東日本大震災からもうすぐ10年ですが、なおこれほどの規模の余震をもたらすとは、改めて恐るべき大地震だったことを痛感します。今回は津波が発生しなくて本当に良かった。

さて機能紹介したスナドリネコさんは、「ぼのぼの」キャラでは一二を争う好きなキャラなんですが、彼とトップを競うのが、本日紹介する「しまっちゃうおじさん」です。アニメでは特に弾けた演出で大活躍をしました。

しまっちゃうおじさんは実在の存在ではなく、ぼのぼのの空想上の人物です。原作では影が薄いキャラで、単行本で言えば連載初期・前期の4巻と15巻にしか登場しませんでした。しかしアニメで大人気となったせいか、2014年に再登場し、同年には、「しまっちゃうおじさんのこと」という絵本も発売されています。


体色をピンク色で、ぶちの模様があり、豹あたりをイメージしているようにも思われますが、基本スナドリネコさんに似ているなあと思います。ぼのぼのの妄想なので、親しいスナドリネコさんをモデルとした可能性は十分にあると思います。目は基本糸目ですが、たまに大きく見開くと凄まじいインパクトをもたらします。


自立ができない、生きる気力をなくしてぐにゃぐにゃになった、などの悪い子(?)を発見すると、「さあ、○○な子は、どんどんしまっちゃおうねー」と手を取って連れていき、洞窟の中の小さく狭い岩のほこらの中に仕舞ってしまい、扉を閉ざします。まあそれもぼのぼのの想像なんですが。

その岩のほこらの岩戸も、ちょっと押せば倒せそうに簡素なものに見えるのですが、捕まったぼのぼのは完全に諦めているらしく、涙を流しながら仕舞われています。


原作者のいがらしみきおによれば、ぼのぼのの恐い考えを止める存在として登場されたものが、アニメで性質を大きく変えたらしいです。そういえば原作初期のぼのぼのはよく妄想に耽って、恐い考えになって泣いていましたっけ。

アニメでは神出鬼没で海でも吹雪の雪山でもぼのぼの達をしまいにくるほか、コーラス隊のような軍団まで登場しました。ぼのぼのがしまっちゃうおじさんの恐怖を口にすると、アライグマくんは「そんな奴ぁいねえって言ってんだろ!」と至極まっとうな反論をするのですが、ぼのぼのは振り返るとさっと視界から隠れりしまっちゃうおじさんの集団を妄想していました。


ぼのぼのの想像上の存在としては、このほかにも寝相の悪い子を巨大な岩で生き埋めにする「うめちゃんおじさん」(ほぼしまっちゃうおじさんと同じ姿)や、悪いことをした子供を食べてしまう「悪い子は食べちゃうぞ」というオバケなどが登場しますが、しまっちゃうおじさんのようなブレイクはしませんでした。


いがらしみきおによれば、しまっちゃうおじさんの正体はスナドリネコさんだそうです。インタビューで「しまっちゃうおじさんは、ぼのぼのの夢の中に出て来たスナドリネコなんだと思います。スナドリネコの分身というか、ピンクのスナドリネコなんですよ。ピンクというか、たぶんポップなスナドリネコですね(笑)。」と語っています。やはりそうか!それを裏付けるように2016年のアニメ第2作ではしまっちゃうおじさんとスナドリネコさんのCVは同一(黒藤結軌)となっています。
それではアニメでの活躍をご覧下さい。アニメ第一期第37話「洞くつの恐怖」です。誰かがついてくると言い張るぼのぼの。3分50秒くらいからそれはしまっちゃうおじさんなんじゃないかとの妄想が展開されます。7分30秒からのしまっちゃうおじさん軍団の降臨は圧巻です。
「ひぐらしのなく頃に」とのコラボ動画。アニメ第一期でのしまっちゃうおじさんの活躍ぶりがダイジェストになっています。冒頭、目を見開くしまっちゃうおじさんが恐すぎます。

しまっちゃうおじさんのCVも複数いますが、スナドリネコさんと同様インパクトのあったアニメ第一作のCVを紹介すると飛田展男。「機動戦士Zガンダム」の主人公カミーユ・ビダン役で知られる方ですね。スナドリネコさんがヘンケン艦長でしまっちゃうおじさんがカミーユ…Zガンダム繋がりでもあったのか。

昨今の新型コロナ禍で、自粛警察とか不織布警察なんて言われ方をしていましたが、「マスクをしない子はしまっちゃおうね~」「不織布じゃない子もしまっちゃおうね~」と、しまっちゃうおじさん警察になった方が幾分かマイルドに…なるかなぁ?

スポンサーサイト