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記憶に残る一言(その129):白川渚のセリフ(タカヤ -閃武学園激闘伝-)

晴れの日に

 久々に「ハルチカ〜ハルタとチカは青春する〜」をほぼ全話見直したのですが、やはり面白いですよこの作品。吹奏楽部アニメというと「響け!ユーフォニアム」が圧倒的な知名度の高さですが、本作はほぼ吹奏楽部の態をなしていない状態のたった5人の弱小吹奏楽部が、1年半で26人にまで増えて、地区大会、県大会を突破して東海大会に出場するまでになるという“成り上がり”ぶりの凄まじさ。

カエサエ 

 正直吹奏楽部の練習パートは少なめで、「日常の謎」を解く推理部分が多いのですが、原作が青春ミステリだから仕方がありません。私のようにミステリー好きで吹奏楽部に特段の思い入れのない人なら、ハルチカの方が面白いのではないかと思います。部員同士のギスギスぶりなんて別に見たくないんじゃ。脇役だけどアニメオリジナルキャラの朝比奈姉妹は良い味出してましたね。ぜひ2期を作って全国大会での勇姿を見せて欲しいですが。実写映画?知らない子ですね。

白川渚

 それは本日の本題です。すっかり本ブログのメインコンテンツになってしまった「記憶に残る一言」です。元々はネタがないときの埋め草だったんですが…もうネタが枯渇したということなんでしょうか。本日は坂本裕次郎の「タカヤ -閃武学園激闘伝-」からヒロイン白川渚のセリフを紹介します。

タカヤ1巻

 「タカヤ -閃武学園激闘伝-」は週刊少年ジャンプの2005年25号から2006年26号まで連載された作品で、単行本は全6巻。これだけ連載したのなら打ち切りとも言えないような気がしますが、一説にはジャンプの「打ち切り四天王」の一角にも取り上げられています。その理由については後述しましょう。

とうさんの会社がとうさん

 中学浪人が決定した火叢(ほむら)タカヤは、翌朝、父親の会社が倒産したと告げられます。呆然とするタカヤですが、お隣の日本屈指の大金持ち・白川家から100億円貰ったから大丈夫だと。しかし交換条件があり、タカヤは白川家が経営する私立閃武学園へ強制入学させられることに。どうせ中学浪人になるところだったので、渡りに船という気もしますが。ですが閃武学園、そこは力の強い者が生き残り、弱い者は淘汰されていくというとんでもない学校でした。どこの男塾だよ。さてタカヤの運命やいかに?という作品です。

子を売る親

 金で子供を売ったひどい親…といえばそのとおりですが、100億円ともなればなあ。別に殺すとかいうわけではないので、この額なら売り渡す親は星の数ほどいそうです。一昔前なら雀の涙ほどの金で娘を売っていたという話もあった訳ですし。

ド外道親

 いや前言撤回。やっぱド外道親だったこいつら(笑)。金は人を変えるのか、それとも本性を炙り出すのか。その辺をぜひ知りたいので誰か私に100億円を下さい。大負けに負けて9割引きの10億でもいいぞ!

ツンデレ渚

 で、こうなった理由は白川家のご令嬢白川渚がタカヤのことが大好きだったから。これには幼少期の出来事が大きく影響しているのですが、大金持ちの巨乳美少女に惚れられるなんてたまらんシチュですよ。

白川渚絶望顔

 この渚、弱肉強食の閃武学園でも屈指の実力者ですが、7才の時に両親から貰ったリボンを何よりも大切にしており、これを奪われると手も足も出なくなるという弱点が。別に死別した訳でもないようなんですが。上の画像はリボンを取られたときの顔。これほどの絶望顔の理由がそれかよとツッコミたくなってしまいます。

あててんのよパート2

 色々あって一件落着した後のシーン。殴られた拍子に渚の胸を触ってしまったこと(ラッキースケベという奴ですな)を思い出したタカヤに、渚が背後からスリーパーホールド。息も絶え絶えに「…ま…また胸があたってるんですけど…」というタカヤへの渚の返し「…あててんのよっ」が今回の記憶に残る一言です。

あててんのよ その2

 本作はもともと第1回金未来杯グランプリ作で、読み切りだった「タカヤ-おとなりさんパニック!!-」(2004年35号掲載)がベースになっており、第一話はほぼ読み切りをなぞった形です。そちらにも「あててんのよ」は既に存在していました。

あててんのよ

 実は同シチュの絵が二種類あってどういうことなんだってばよと思ってしまいますが、絵の上手さ(というか渚の可愛さ)から見てこっちが書き直し版かなと。このセリフは読者に大きなインパクトを与えました。

タカヤシリーズ 

 こちら単行本。どうして6巻に数字表記がないのかと不思議に思ったあなた、鋭いです。実は本作は2006年13号から突如としてタカヤと渚以外の登場人物を一新した異世界漫画になってしまうのです。サブタイトルも「閃武学園激闘伝」から「夜明けの炎刃王」に変わります。便宜上「学園編」と「異世界編」と呼称しましょう。

最大トーナメントパクリその1最大トーナメントパクリその2
最大トーナメントパクリその3最大トーナメントパクリその4

 学園編では「閃新会」という格闘大会が開催され、タカヤもこれに出場しました。その出場選手紹介シーンが、完全に「グラップラー刃牙」の最大トーナメントの全選手入場をパクっています。なんだこれは…たまげたなぁ。

夜明けの炎刃王

 そんなわけでタカヤは「閃新会」で見事優勝を勝ち取ったにも関わらず、人気は低迷していた模様。それを打開するための秘策がまさかの「なろう系」だったとは。それが上手く言ったかどうか、は「異世界編」が1巻で終わっているあたりで察して下さい。

よっしゃあああTHEEND

 最終回末尾の見開きでの「THE ENDォオ!! よっしゃあああッッ」はインパクトがありますね。打ち切りなので「よっしゃ」じゃねえよと思いますが、もしかすると担当編集に引きずり回されていやいや異世界編をやって、ようやく終わったのでほっとしたという作者の心の叫びなのかも知れません。なんとも言えないやけくそ感がたまりませんね。

大泥棒ポルタツギハギ漂流作家斬

 なお「打ち切り四天王」の一角というからには他に三作あるのでは?というもっともな疑問があると思います。四天王どころか七武会ではないかと言われるほどジャンプで打ち切りが横行した時代があったそうですが、私が見たサイトではこの「タカヤ」の他、「大泥棒ポルタ」「ツギハギ漂流作家」「斬」を四天王の構成作に挙げていました。四天王最弱はどれか知りませんが、最強は「斬」だそうです。“作者は小学生”“夏休みの自由研究”と言われるほどの神漫画だったとか。読んでみたいような読みたくないような(笑)。

アフロダイAのあててんのよ

 ここからは「あててんのよ」ネタです。まずはマジンガーZ版。アフロダイAのおっぱいミサイルを背中に受けているZ。正式名称は光子力ミサイルなんだそうで、威力はZのミサイルパンチより上なんだとか。左右の2発しかありませんでしたが、後に連射可能になったとか(どうやって?)。

高木さんのあててんのよ

 「からかい上手の高木さん」版。西片へのからかいがエスカレートしたら、普通にこれくらいやってきそうな高木さんではありますね。高木さんのからかいに耐性が付いたのか、この程度の動揺で済んでいる西片は流石ですね。そのうち悟りが開けるかも知れない。

八尺様のあててんのよ

 boketeより「八尺様」版。都市伝説の怪異、八尺様。身長が八尺(240㎝)もあるということのほか、容姿は若い女性だったり老婆だったりと様々です。八尺様に魅入られた少年は、数日の間に取り殺されてしまうとか。この「あててんのよ」はとんでもなく羨ましくないですね。

道下君のあててんのよ

 「くそみそテクニック」版。何と道下君が攻めに?ナニがドコにあたってるんですかねえ。もっともこのシーン、オリジナルのセリフの方がえげつなくて、実はこっちの方が遙かにマイルドになっているという。しかし考えてみれば百戦錬磨の阿部さんがアヘ顔っぽくなっているのはこのシーンくらいですね。阿部顔とアヘ顔…いやいや。
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