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2019年秋季アニメの感想(その1):ぬるぺた/慎重勇者~この勇者が俺TUEEEくせに慎重すぎる~/旗揚!けものみち

謹賀新年2020

 ずいぶん遅くなりましたが明けましておめでとうございます。8年目に入る今年も当ブログをよろしくお願いします。お暇な時にたまに見に来て下されば。

ロストベルト5

 新年早々からなんですがゲームの小ネタをば。まず最近全然取り上げていないけど実はなお細々と続けている「Fate/Grand Order」。2部第5章「神代巨神海洋アトランティス」“神を撃ち落とす日”を年末年始にゆっくり攻略しました。なんと5章は初の前後編みたいですね。人類史を守るためには7つある「異聞帯(ロストベルト)」を剪定して回らなければならないところ、異聞帯の1つは敵が敵側の都合で自主的に剪定するとか言っていたので、残りは1つだけらしいです。なので意地の悪い見方をすればストーリーの引き延ばしにかかったとも言えますが、ストーリーは読み応えがあったので許しましょう。ところで普段は無課金でプレイしているのですが、新年のお年玉福袋ガチャだけは必ず星5サーヴァントが当たるので例外的に課金しているのですが、今回は星5がいまだないライダーを狙って見ました。

イスカンダル来た

 やってきたのはこの人、イスカンダル。要はアレキサンダー大王ことアレクサンドロス3世なわけですが、私あたりにはイスカンダルというとどうしても宇宙戦艦ヤマトがちらついてしまいます。火力集中型で非常にわかりやすいキャラとなっていて個人的には好きだったので良かったです。今まではフレンドから借りてばかりでしたが、これからは私がお貸ししましょう。

艦これ新年任務

 続いて「艦これ」。イベントの話ではなく、新年になってイベント以外に新年任務が発生したのでこれをこなしていたら、いきなりルートが開いたジェット機入手ルート。演習の時に他の提督が持っているのを見て「いいな~。どうやったら手に入るのかな~」と指を咥えて見ていたのですが、遂にゲット。

橘花改噴式景雲改

 橘花改と噴式景雲改。共に戦闘爆撃機ですが、橘花改は戦闘機寄り、景雲改は爆撃機寄りの性能となっています。両機を持っていると、通常の航空戦の前に噴式機のみで行う航空攻撃(噴式強襲)が発生するようになりますが、搭載母艦が極めて限られていて、翔鶴と瑞鶴の改二甲のみという。大鳳とかサラトガも装甲空母にしてあるんですが、こちらには積めません。翔鶴型の改二甲のみ装備可能なのは、飛行甲板を耐熱装甲化したという設定のためだそうですが、烈風だの流星だのと貴重な期待を生け贄にして散々苦労した挙げ句に入手したのに使い勝手が悪すぎです。基地航空隊でも使えますが、航続距離が…。橘花改は秋水とかコメートと一緒に防空戦で活躍しそうですが、景雲改はどうしたものか。

ぬるぺた感想

 さてそれでは昨年の課題消化と行きましょう。2019年秋季アニメの感想です。昨年の話だと思うとモチベーションが下がりますが、いやいや先月の話なので。全般的に秋季アニメは低調だったという感じがするのすが、そんな中個人的ナンバーワンはなんと5分アニメの「ぬるぺた」です。

ぬる
ぺたロボ

 ぬるはnull、つまりゼロで、ぺたはpeta、つまり10の15乗(=千兆倍)を意味していると思われます。二人は姉妹で、ぬるは小学生、ぺたは高校生のようでしたが、ぺたが交通事故で不慮の死を遂げた後、ぬるはぺたをロボットとして甦らせます。ぬるとぺたロボのやりとりが中心のちょっと変わった日常系かと思っていたのですが…

ぺた姉

 生前のぺたは「ガールフレンド(仮)」に登場してもおかしくないほどの美少女(“絶対王者”村上文緒に似ている気がします)でしたが、ぺたロボはほとんどベイマックスで声だけが一緒。ぬるによれば性格は変わらないそうですが、地獄の暗黒チャーハンを完全食だと言って食べさせようとしたり、ぬるをとにかく学校に行かせようとしたりとお節介焼きです。

ベイマックスじゃねーよ
宇宙にも行くぬるぺた

 天才少女であるが故に学校になじめないぬると、なんとかして学校に行かせようとするペたロボの攻防をシュールに描いていくのかと思いきや、途中からぬるが衛星軌道に飛ばされたり、学校が異形の生物に占拠されたりと日常系の枠を超えるような事件が頻発してきます。遂にはぺたロボが消えてしまい、どうもこの世界はおかしいのではないかと思い始めたぬるは唐突に思い出します。交通事故に遭ったのはぺたではなく自分自身であったことを。

巨大化した異形生物
名物暗黒チャーハン

 そして意識を取り戻すぬる。病室で目覚めたぬるの前にはずっと付き添っていたらしいぺたの姿が。ぺたの筋金入りの優しくお節介焼きな性格が、医者にもさじを投げられていたらしいぬるを遂に目覚めさせたのでした。

交通事故のトラウマ
現実に戻ったぬる

 本作はぬるが現実とは?世界とは?そして姉(ぺた)とは?、さらには自分とは?を問い直していくという哲学的な内容を含んだ作品で、こんな内容をよく5分アニメでやれたなとあきれるばかりです。オリジナルアニメなので中盤以降のパラダイムシフトな展開が全然予想できないかったところも評価ポイント。5分1クールでこういう作品を作られると、他作品も1クールしかないから完結できないとかいう言い訳が難しくなってしまいますね。

慎重勇者感想

 続いて「慎重勇者~この勇者が俺TUEEEくせに慎重すぎる~」。今期2番目の作品だと思っています。内容は好みなんですが、本編が2回も飛んでしまったあたりが…。制作陣まで慎重になってどないすんねん(笑)。

新米女神リスタ
竜宮院聖哉
スライムに全力

 女神デビューしてたった100年の新米女神リスタルテが、救済難度S級レベルの世界「ゲアブランデ」を救済することになり、チート級のスキルを持った勇者・竜宮院聖哉を召喚しますが、聖哉はその強さに反して慎重過ぎるほど慎重な性格をしていた…というタイトルどおりの出だしの物語でした。ゲアブランデに出かける前に神界で延々筋トレを続けてレベルアップを図ったり、出かけたら出かけたで最弱モンスターのスライム相手に灰になっても攻撃魔法を使い続けて完全滅却するなど、聖哉の慎重ぶりは度を超えており、これに対するリスタルテのツッコミと顔芸がお約束でした。

豊崎愛生

 女神リスタルテはCV豊崎愛生。「けいおん!」でボケ担当だった平沢唯役の彼女がツッコミ役というところに時の流れを感じますね。「女子高生の無駄づかい」でほとんど感情がなく抑揚のない話し方をする鷺宮しおり(ロボ)を演じていた反動が一気に来たかのような弾けっぷりでした。正直そんな好きという印象がなかった彼女ですが、ここに来て一気に好感度爆上がりです。よし、「好きな声優さん」で紹介しましょう。彼女がやっていた番宣ラジオも面白かったです。聖哉の技「光鳥変化自動追撃(トランスフォーム・オートマティックガルーダ)」を番組専用で「鳥になって戻ってきてボン!」とわざわざ聖哉に言わせているのが笑えました。

梅原裕一郎

 竜宮院聖哉はCV梅原裕一郎。イケメン声ですが、本人も俳優もやったらどうかというほどのイケメン若手声優です。印象的なのはゴブリンスレイヤー。聖哉も敵がゴブリンだと目の色を変えて襲いかかるんじゃないかとか思っていました。ルックスが二枚目かどうかは私が声優を評価する場合のポイントではないのですが、声がイケメンなのはいいですね。この人も
「好きな声優さん」で紹介するかも。

アリアドア

 女神になって数千年、これまで300もの世界を救ってきた大女神であるアリアドアが、新米女神のリスタルテに親友のように接していること、彼女に唯一救済を失敗した世界があること、聖哉を見て激しく動揺していたことなどから、その過去についてはおおよそ予想が付きましたが、わかりやすい伏線の張り方は良かったんじゃないかと思います。実際終盤にリスタルテと聖哉、そしてアリアドアが関わった過去の事件をはっきり描いていましたが、なるほど、聖哉が慎重になるのも判ります。

リスタの顔芸

 この物語では、召喚された勇者や女神が異世界で殺された場合も、魂までは滅ぶことはなく元の世界に戻れるという設定になっていますが、記憶は失われてしまうそうですが、聖哉の失敗はトラウマとして魂に刻み込まれていた模様です。リスタルテもツッコミスキルとか聖哉にやたら惹かれるところは、生前の延長だったんですね。女神に転生したのはアリアドアの推薦と生前の善行故だったという。

セルセウスフルボッコ
ヤンデレアデネラ
ミティス
リスタにセクハラするヴァルキュレ
ヘスティカ

 それにしても統一神界、無数にある地上世界を救済しているのはいいのですが、ロクな女神がいなかった印象。ケーキ作りに逃げるようになる剣の神セルセウスを筆頭に、ヤンデレのアゲネラとかニンフォマニアのミティスとかセクハラ魔女のヴァルキュレとか。いや、面白いからいいんですが、リスタルテもあんまりまともとは言えない気がするので、頼みの綱はアリアドアだけか。あ、ちょっとだけ出てきたヘスティカもまともそうでしたね。神様の名前がちょいちょいどこかで聞いたことがあるような気がするのは、多分原作者がわざとやっているんでしょう。

前世の二人
敗北勇者

 一応綺麗に終わっているのでこれで終了でも構わないのですが、原作の方はまだまだ続きがあるようなので、人気なら二期制作もいいんじゃないでしょうか。制作サイドが慎重にならなければ、ですが。しかし、かの「ガールズ&パンツァー」も本放送時には2回も飛ばしをやっているので、作品の評価と飛ばしはあんまり関係ないかもです。「Ready Perfectly」が一番ですけどNE。

けものみち感想

 最後に「旗揚!けものみち」。異世界に召喚されたケモナーの覆面レスラー"ケモナーマスク"こと柴田源蔵が、異世界の魔獣をケモノと認めて愛しはじめ、レスラー時代からの念願であったペットショップを開店しようする物語です。

姫巫女アルテナ
尻姫ジャーマン

 原作者が「この素晴らしい世界に祝福を!」の暁なつめであること、私もプロレス好きであることなどから当初の期待が高く、1話で姫巫女アルテナにジャーマンスープレックスをかましたあたりはかなり良かったのですが、まさかそれが「出落ち」になってしまうとは。

昼メロ風コボルト妻
尻姫ジャーマンその2

 まあ評価できる点もあるんですよ。源蔵は魔獣のみならず獣人・半獣人もケモナーとして愛しているので、源蔵にやたらケモノぶりを賞賛されるコボルト妻がすっかり誤解してよろめき昼ドラ的心境になっているところとか、何度もプロレス技をかけられてはその度に尻を晒してしまい、すっかり「尻姫様」と認識されてしまったアルテナとか。

プロレスむつごろう
魔獣集めてるだけ

 しかしそれ以外がな~。まず主人公源蔵がかなりウザい。ケモナーなのは良いとして、物語を全く転がそうとしません。ペットショップというのはケモノを売買するところだから、蒐集するだけなら経営が成り立たないと思うのですが、そのあたりはしっかり考えていて当然のはずが全然考えていなかったあたり、商売というものを舐めているとしか思えません。「このすば」のカズマも結構なクズでしたが、周囲が彼以上にクズなため、往々にして自身がツッコミ役&進行役になっていたのと対照的。当初の期待が高かっただけにそのがっかり落差はまさにエベレストジャーマン状態ですよ。

愛犬ひろゆき

 プロレスとケモナー属性の相性が良くなかったということもありますね。1クールなんだからどっちからに絞った方が良かったかも知れません。異世界にプロレスの魅力を広めるとかいう方向もあったんじゃないかと思います。あとギャグがかなりワンパターンでした。シグレの武器拾いギャグなんて、何回やりゃあ気が済むんだろうと思うレベルでした。

イオアナ対リンダブレア
さらにクズなカーミラ

 そもそも魔王が世界(或いは人類)を滅ぼそうとしているという極めて危機的な状況があるからこそ、勇者として源蔵を召喚したはずなのに、終始特にそういう状況はなかったというのが不思議です。魔王配下の四大公爵家の一つであるファフニール家の長女リンダブレア(仮名は「花子」)は、源蔵が勇者であると認識しており、ボケをかましつつ監視しているということになっていますが、魔王サイドに侵攻とかいった動きが全くないので、なぜ召喚したしという疑問しか残りません。あったのは四大公爵家同士の諍い(リンダブレアとイオアナ)だけだったような。せめて進行役がいたら良かったのですが、シグレは力不足、花子は基本食べてるだけ、カーミラは源蔵以上のクズという体たらくで。蟻人間ジークが一番頼りになりそうでしたが、何しろしゃべれないのが痛い。

花子とひろゆき

 なお、源蔵がプロレス技をかけまくる尻姫様アルテナと源蔵が愛して止まない雑種犬ひろゆきが同じ声優さんというところに闇というか何らかの意図を感じざるを得ないのですが、その意図は一体何なのかと言うと全然判りません。尻姫アルテナは図らずも公衆の面前で尻を見せまくった結果、最後には露出狂みたいになっていましたが、隠されていた性癖が露わになっただけなのか、源蔵に“開発”されてしまっということなのか。
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