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2019年夏季アニメの感想(その6):ありふれた職業で世界最強/女子高生の無駄づかい

秋と猫

 深い傷跡を残した台風19号。被害に遭われた方々には心からお見舞い申し上げます。台風が過ぎたらようやく本格的に秋らしい気候になったような気がします。10月も中旬になって初めて秋らしいと思うとは、今年は一体どんな夏だったんだ。

ありふれた職業で世界最強感想

 夏が長かったからという訳ではないですが、まだやっている夏季アニメの感想。ようやく本日は最終回です。まずは長引いた元凶「ありふれた職業で世界最強」。途中で総集編なんか挟んだせいで終了したのが10月7日でしたから。

万策尽きた

 1クールなのに総集編というのはあれですよね。「SHIROBAKO」で言うところの「万策尽きた~!」というヤツ。

ハジメのハーレム

 主人公は女ばかりのパーティーを率いて俺TSUEEEをやりまくっているので、それだけ聞くと典型的「なろう系」だと思われそうです。確かに「なろう系」ではあるんですが、そうなる過程は典型的ではありませんでした。

昔のハジメ
ハジメ

 例によって異世界召喚される主人公ですが、通常と違うのは
① クラスメイト(+先生)全員が一気に召喚される
② 他のクラスメイトは続々と戦闘向けチート能力を発揮するが、主人公には非戦闘向けの能力しかない
③ あるクラスメイトにフレンドリーファイアを喰らって奈落の底に落ちる
④ 奈落ので生き延びるための戦いにより、人格も外見も豹変する主人公
といったところでしょうか。

クラスごと転生
いじめを受けるハジメ

 主人公南雲ハジメは迷宮の奥底にある奈落で偶然神結晶とそこから漏れる神水(要するにエリクサーとか世界樹の滴のようなもの)を見つけ、猛毒の魔物を喰らって神水を飲むという無茶をしつつ生き延びるうちに魔物の能力を獲得し、白髪になって左腕と右目を失い、人格も豹変する中、奈落の奥底でやはり裏切りにあって封印されていた吸血鬼の女王ユエの遭遇します。

神石ゲット

 過酷な状況での生への執着と、故郷に帰りたいという意思により、ハジメは自分の目的や生存を阻む敵は誰であろうと殺すという価値観を形成するに至ります。いわばアンチヒーローなわけですが、ユエなど身内には優しく、また相手が裏切らない限りは約束や仁義を守るといった最低限のモラルは保持しているので、あまり嫌な感じはありません。

ユエとハジメ

 そして「なろう系」ならハーレムパーティーだろうという先入観を裏切ることなく、ユエを始め、残念ウサギのシア、ドMドラゴンのティオ、海人族の幼女ミュウと女だらけのパーティーを編成していくことになります。

ユエ

 正妻格のユエ(その名前は「カードキャプターさくら」を思い出しますな)は外見は12歳くらいの少女の姿ですが、吸血鬼らしく不老不死で、膨大な魔力と全属性の魔法適性を持っており、“複合魔法”の技能で魔法をかけ合わせてオリジナルの魔法を次々と編み出すことが出来ます。

シア

 シアは亜人族の中でも最弱と言われた兎人族ハウリア族の出身で、容姿もスタイルも抜群で、元気で明るい反面、調子に乗りやすく図々しいところがあるので「残念ウサギ」と呼ばれていました。ハウリア族はハジメの過酷なブートキャンプを施されたことで恐ろしいほどの戦闘部族に生まれ変わり、シアは“未来視”とパワーファイトで近接戦闘のプロになります。

ティオ

 ティオは竜神族の姫で、眠っていたところを操られてハジメ達と戦いますが、正気に戻されて仲間になります。容姿端麗で聡明かつ思慮深い性格でしたが、ハジメのせいでドMに目覚めてしまい、残念ドラゴンになってしまいました。普段は人間の姿をしていますが、“竜化”で巨大な竜の姿になってステータスが大幅に上がるほか、人間形態でも強力なブレスや火・風・雷の属性魔法を操ることができます。

ミュウ

 ミュウは誘拐された海人族の幼女で、ハジメに救われて本当の父親のように慕って「パパ」と呼んでいます。特に強力な能力はありませんが、パーティーのマスコット的存在です。

白崎香織

 これに最終盤で最初からハジメに恋心を抱いていたクラスのマドンナ・白崎香織が加わります。香織がハジメに好意を寄せるが故に、ハジメはクラスメイトからいじめを受け、遂にはフレンドリーファイアを受けるはめになってしまったのですが、香織本人は自分への周囲の男達からの好意や、ハジメに対する敵意に全く気付いていなかったようです。

寝返った元クラスメイト
魔人族登場

 本作は冒頭の展開がぶっ飛び過ぎており、異世界転移とか迷宮探索とかの経緯をほとんど説明せず、ほぼほぼハジメの転落(いろんな意味で)と変貌から話が始まっていました。そのせいで当初はあまり取っつきがよくなかったのですが、シア加入あたりから面白くなっていきました。異世界では人間族と魔人族が戦争中で、ハジメ達は劣勢になった人間族に召喚されたのですが、なにしろ1クラス分召喚したのでいろんな人間がいて、魔人族に寝返る者も出たりしています。

愛チャン先生

 ハジメは基本故郷に帰ることしか考えておらず、諸々の依頼などは全て拒否の姿勢なのですが、これも様々なしがらみにより引き受けざるを得なくなっています。既に心の中ではクラスメイト達と決別しているハジメですが、以前も、そして異世界に召喚された後も生徒達のことを第一に考え続ける先生の畑山愛子にだけには心を許し、今のハジメは寂しい生き方だと諭されてからは徐々に優しさを取り戻していきます。が、魔人族に寝返った元クラスメイトを殺すなど、敵対した相手は絶対に許しません。

重武装パーティー

 ハジメの能力は武器や装備品を作る鍛冶職の錬成師で、本来戦闘能力はありませんでしたが、魔物の能力を獲得してからは異常なほどステータスが向上し、魔物の能力を纏わせたオリジナル兵器を生み出せるようになりました。この錬成師という職が「ありふれた職業」らしいのですが、他に同じ能力を持った人物は未だ登場していないので、「ありふれた」というよりは「戦闘に向かない」と言った方がいいような気がします。

二期制作決定

 アンチヒーローになったハジメの活躍ぶりはまさに“俺TSUEEE”なので、主人公に感情移入しがちな「なろう系」としては良い感じに話が転がります。1クールアニメにありがちな「俺たちの戦いはこれからだ!」的結末を迎えましたが、既に第二期制作が発表されているので、いずれちゃんとした結末を迎えられるのではないかと思います。

天之河光輝

 平々凡々だったハジメと対照的に、容姿端麗、成績優秀、スポーツ万能で、異世界転移後もクラスメイトの中で一番優秀なステータスを持って勇者となった天之河光輝(凄い名前だ)というキャラがいますが、ハジメの変貌ぶりについて行けず、一転して噛ませ犬キャラに落ちていきます。こういうところも私のような陰キャには楽しいのですが、「なろう系」に往々にしてありがちな“主人公以外全員馬鹿”的傾向が強いのはちょっといただけません。それなりに反省し、それなりに努力し、それでも主人公には歯が立たずに遂には闇墜ちしていく…という展開が個人的には好きですが、馬鹿なだけだと張り合いがないと思いません?

女子無駄感想

 最後に今季最大の当たりだったと思っている「女子高生の無駄づかい」。略称は「女子無駄」ですが、「女子高生」と略されていた頃があったらしく、番宣ラジオでメインキャラ達が喜んでいましたが、あんたら全員人妻やんけ(笑)。ま、全然構わないのですけどね。

バカ命名ニックネーム

 都立(えっ!?)さいのたま女子高等学校(通称「さいじょ」)に通う個性派ぞろいのJKたちが女子高生活を無駄に浪費する日常学園コメディです。中盤7話で校歌も流れましたが、想像以上にしょうもない歌詞でした。「さいじょ」は夏も冬も暑いのか…

バカ

 メインキャラは3人で、主人公はニックネーム「バカ」の田中望。身も蓋もない仇名ですが、その通りバカです。彼女以外のニックネームは全て「バカ」が名付けているので、名付けの才能はあるのかも知れません。JKのステータスを生かしてモテたいらしいですが、男っ気は全くありません。

バカ2

 CVの人妻声優赤崎千夏はポスト日笠陽子といった感じで、正統派ヒロインからロリキャラ、セクシー系まで様々な役をこなせる人なんですが、今回はまた本当にもの凄いおバカな役を熱演しています。

JKらしいヲタ
恋するヲタ

 「バカ」へのツッコミ役の「ヲタ」こと菊池茜。3人組の中では一番おしゃれで、髪型とか服装とかをよく変えて、いかにも女子高生らしいキャラですが、ヲタクという致命的欠点が。ヲタクモード時の目つきは男を寄せ付けませんな。

ヲタクモードの茜

 CVは美人妻声優戸松遥。「バカ」に対する捨て身のツッコミのほか、美味いものを食べるとキレるという妙な癖もあります。漫画家志望の真正ヲタクですが、画力・ストーリーともイマイチ。それでも夢は諦めていません。動画投稿しているボカロP「低所得P」のファンですが、その正体を知ってしまった「ヲタ」は…

ロボ

 頭が良いけど感情が死んでいる「ロボ」こと鷺宮しおり。3人の中では一番美少女ですが、おしゃれ感のかけらもなく素材だけで勝負しています。「バカ」と「ヲタ」とは小学校時代の友達で、中学では別々になっていましたが、高校で再会することに。

ロボ2

 CVはやはり人妻声優豊崎愛生。感情も抑揚もない「ロボ」の演技は楽な反面ちょっとつまらなかったかも。他校の男子に告られたり、同級生にも好意を寄せられたりと一番モテていますが、一番恋愛にほど遠い人です。

学校でナイトプール

 その他、高校生になっても中二病の「ヤマイ」、小学生並みに小柄で可愛い「ロリ」、百合属性の「リリィ」、不登校気味のオカルトマニア「マジョ」など個性的なJKがたくさん登場してきますが、「バカ」命名のニックネームがいちいち嵌まっていて、お前はもうニックネーム職人で生きて行けと言いたくなります。

ワセダ

 担任は女子大生派の「ワセダ」こと佐渡正敬。それっぽいということでバカに「ワセダ」と名付けられましたが、実際早稲田卒の模様。風評被害じゃなかったのか(笑)。バカ達の入学直後にリクルートスーツの女子大生が好きだと熱く語っていたのでとんでもない駄目教師かと思いましたが、想像以上に真面目に先生やっていて、「バカ」や「ヤマイ」に手を焼いていました。

激情のワセダ

 実は「低所得P」として曲作りをしては動画サイトで発表したりCDを売ったりしていますが、人気はない模様。「ヲタ」は常に絶賛していましたが、正体が「ワセダ」と知って大ショックを受けていました。まあ、そうなるな。

ヤマイ

 人気投票では「ヤマイ」が一番人気でしたが、高二にもなって中二病全開はいかがなものか。実は「バカ」以上にクラスの問題児として「ワセダ」の手を焼かせており、「バカ」以上に将来が案じられます。中二病っていつまで続けられるものなんでしょうか。

リリィ

 個人的にはナメられないようにあえて乱暴で反抗的な態度を取っているけど、随所に良い子ぶりが見えてしまう「ロリ」(CV長縄まりあはドハマリ)、美人かつスタイル抜群で百合属性、かつ「ヲタ」に次ぐツッコミ役の「リリィ」(CV佐藤聡美)が好きでしたね。「リリィ」は百合ゆえのニックネームかと思いきや、本名が染谷リリィなのでそのまんまでした。

マジョとロリ

 最終回は2年進級が危ない「バカ」が、JKやめると言って養豚場で働き出したところへ「ヲタ」と「ロボ」がやってきて戻るよう説得するというギャグアニメとは思えない熱い友情展開になっていましたが、働くのはJKよりもっともっと辛いのは当たりまえ。それにしてもよく2年に進級できたな「バカ」と「ヤマイ」。追試の嵐を乗り切ったのだろうか。この二人についてはそもそもよく入学試験に合格できたなという根本的な疑問もあるのですが、「さいじょ」はとんでもないバカ高だったのでしょうか。しかし義務教育ならともかく、「ロボ」や「マジメ」のような成績の良いキャラもいるんですよね。

百合に走るリリィ

 毎回ギャグが面白くて、一週間のストレス解消に役立ってくれました。原作の漫画、なんと打ち切りになっていたのだそうで、アニメ化によって奇跡の連載再開にこぎ着けたとか。こんなに面白いのに、漫画ではウケていなかったのでしょうか。まあ私も存在すら知らなかったのですが(笑)。

女子無駄メインキャラ
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