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2019年冬季アニメの感想(その1):エガオノダイカ/転生したらスライムだった件/賭ケグルイ××/風が強く吹いている

大阪城と桜

 27日に大阪で桜が開花しました。東京では同日に満開ということですが、大阪でも今日でもまだ2~3分咲きといった感じでした。それでも公園に花見客は出るは屋台は並ぶはでごった返していました。賑やかなのは結構なんですが、通りも人出が多く、いつものように走ったり歩いたりしている人にとっては邪魔で仕方がなかったことでしょう。でも、ま、桜を見ながら運動するのは悪くないですね。

エガオノダイカ感想1 

 本日は続々終了中の冬季アニメの感想をば。子細あって先週休んでいるのでとっとと始めましょう。終わった順ということで、まずは「エガオノダイカ」。タツノコプロ創立55周年記念作品のオリジナル作品でした。舞台は地球ではなく数万光年彼方の植民先の惑星で、既に植民当時の科学技術やテラフォーミング事情などは失われてしまっている様です。政体が王国とか帝国になっているので、かなり退化している印象ですね。

笑顔の王女 

 ストーリー展開的には2クールは必要ではないかというボリュームを無理矢理1クールに納めてしまった印象があり、主要登場人物がバタバタ死にます。王国と帝国が戦争状態にある中、王国王女と帝国女兵士がダブル主人公となっていますが、地位も立場も違いすぎる二人がどうやって邂逅するのかと思ったら、最終回の土壇場ででした。

王女の涙 

 12歳でそれまで対外情勢とか内政事情などを何も知らされずに暮らしてきた王女ユウキと、底辺で過酷な半生を送ってきた女兵士ステラ。そもそも相互理解に時間がかかりそうなはずなのに数分で協力関係になるというのはさすがに苦しいですね。

ほほえみのステラ 

 無尽蔵のエネルギー源かと思われたクラルスという鉱石が、実は先祖がテラフォーミングのために惑星中にばらまいたナノマシンを消費することにつながり、ナノマシンがなくなると生存環境が悪化するという事実を知りながら、クラルスなしの生活など考えられずその事実を伏せていた帝国と、そもそもその事実を知らなかった王国(元老院は知っていたが握り潰して国王に伝えられなかった)。我々の世界に当てはめれば、クラルスを電気に置き換えるとわかりやすいかも知れません。実は過去にこの事実に気付いていた皇国という国があったのですが、国ごと滅ぼされてしまったという。

銃を向けるステラ 

 それほど生活に不可欠とされていたクラルスを、世界中から非難されることを覚悟して無効化したユウキとそれに強力したステラ。その後は原始時代レベルのテクノロジーになってなお戦争は続くという悲惨な現実が待っていそうですが、作中では戦争も終わって作物の生産量も増えて万々歳という状況に。それはいくらなんでも。国を一つ滅ぼしてまで守ろうとしていたクラルスを失っても特にデメリットがなかったというのはさすがにねえ。

王国側の皆さん(大半死亡) 

 OP「エガオノカナタ」、ED「この世界に花束を」はなかなか印象的で、タイトルもそうですが、笑顔と引き替えに失うものというのがテーマだったと思うのですが、実は特に代償はなかった(払う必要はなかった)といのではあんまりです。特に帝国の皇帝(CV速水奨)には、いつでもクラルスを止められる状況にありながら、捨てられなかった事情とかをきちんと主張して欲しかった。それと我々の世界である日突然電気が使えなくなったらどうなるかということを考えれば、デメリットもちきんと描写しなければアンフェアだと思います。

帝国側のみなさん(大半生存) 

 それもこれも尺が足りなかったせいなんでしょうかね。創立55周年記念作品ならなんとかならなかったのか。かつて角川文庫創刊65周年記念作品として制作された「RDGレッドデータガール」と同じ匂いを感じてしまいます。あ、どっちもはやみんが絡んでる(笑)。

リムルとミリム 

 続いて「転生したらスライムだった件」。こちらは2クールやってなお原作を大量に余しているようなので、二期制作は十分ありそうです。「人魔交流編」を最後までやらずに余った尺のラスト2話で外伝とか閑話をやったのは、二期制作をしない場合でも一応の完結性があるところで終わらせておこうとの意図を感じます。リムル敗死状態でのアニメ終了では釈然としないですからね。

リムル 

 日本人のリーマンが通り魔に殺されて異世界に転生したらスライムになってしまいました。ドラクエなどのRPG同様、異世界でもスライムは下等な魔物扱いをされていますが、転生の際に様々な特殊能力を身につけていたことと、異世界最強種の竜の一体である暴風竜ヴェルドラと知己になったことにより、唯一無二の強力なスライムになりました。

スライムとドラゴン 

 以後ゴブリン、牙狼族の主人となって街造りを行い、街のあるジュラの森全体に住む種族が相互に協力し助け合う「ジュラの森大同盟」を成立させ、さらに国家「ジュラ・テンペスト連邦国」としてその盟主になりました。オーク軍団の襲撃、魔王ミリムの襲来、魔物カリュブディスの攻撃などがありましたが、ことごとく退け、魔王ミリムとはマブダチ(親友)になったりして、その当たりはさすが「なろう系」。

リムルと仲間達 

 リムルは一時的に「ジュラ・テンペスト連邦国」を離れ、異世界に不完全な形で召喚されて短命を運命づけられた5人の子供達を助けることに成功し、意気揚々と帰国の途に就いたところで物語は一応終了しましたが、原作ではその直後に、異世界から呼び出された日本人で、西方世界最強剣士と呼ばれる坂口日向に倒されてしまうのですが、その直前で大団円のように終わらせるのはまるでアニメの「サスケ」みたいです。サスケもハッピーエンド風のアニメの結末の直後、原作では…

リムルモテモテ 
リムルモテモテその2

 日本人のアラフォー男性だったのが転生したら女声になったりと、視聴直後は結構違和感がありましたが、元の声に戻ることがなかったので段々と慣れてしまいました。スライムになってからはチートスキル山盛りですが、異世界には竜とか魔王とかいった強者がてんこ盛り状態なので、今のところは異世界最強には全然至っていないようです。でも「なろう系」だからいずれはなるんでしょうかね。特にスキル「大賢者」が便利すぎる。

エルフのみなさん 

 「30歳まで童貞だったら魔法使いになれる」というネットの俗説から、37歳まで童貞だった自分は大賢者も夢じゃないなどと考えていたことから習得したということですが、そもそもリムルに大賢者をはじめとする様々なスキルを与えたのは何者だったのかは全くの謎です。

犬にもモテモテ 
子供達にもモテモテ 

 スライムになってからは各種族の女性にモテモテで、しかもリムルが名付けを行うと進化して容姿が人間に近くなるということで、生前だったらさぞウハウハなんですが、スライムには性別はない…残念だが。それでも女性にチヤホヤされるのは好きというのは種族や性別を超えた“業”なのか。なお寿命を迎えつつあった同郷人である井沢静江を吸収したことで、シズの姿に似た中性風の容姿で人化しますが、しばしばスライムの姿に戻っているので、こっちの方が楽なのかも知れません。

人外魔境の強者達 
 
 どう考えても危機的な状況が押し寄せても全然危機的じゃなく解決してしまうので、ストレスは貯まりませんが安直ではという気もしないでもないですが、そういう「なろう系」がもてはやされるというのも「時代」なんでしょうかね。

ギャンブラー達 

 お次は二期である「賭ケグルイ××」。原作は連載中で、ほぼ二期目で使い尽くしており、アニメオリジナルキャラで男装の麗人「×喰 零(ばつばみ れい)」を登場させて締めくくっていました。×喰とは百喰一族でありながら敗残者として一族から追放された「はぐれ者」であり、奴隷のような扱いを受けていましたが、唯一自分に優しく接してくれた女性(主人公・蛇喰夢子の姉)がやはり百喰一族に破れて失墜したのを見て一族の頂点に立つことを決意したようです。

×喰零 

 登場当初は百花王学園に転校してきた百喰一族の執事のような役回りで、ギャンブルを嫌悪するような言動をしていましたが、自らギャンブルを行うとは。二期のラスボス的存在になりましたが、生徒会長・桃喰綺羅莉以外の百喰一族からは歯牙にもかけられていませんでした。

百喰一族 

 登場する数々のギャンブルは面白いっちゃあ面白いのですが、後には特に何にも残らないというか「オモシローイ」だけで終わってしまうと言うか。まあギャンブルなんてそんな刹那的なものなのかも知れませんが。

狂気の夢子 

 見てくれはお淑やかなお嬢様風の蛇喰夢子が、実は「リスクを負う極限のギャンブル」を異常なまでに好む、破滅的思考の狂ったギャンブル中毒者なのは1期も同じなのですが、その狂気ぶりに更に拍車がかかっているようで、いくらはやみんボイスであっても、ちょっとこの人とはつきあいたくないなという感じです。

百合グルイ 百合グルイその2

 1期の円盤の売り上げはさほどではなかったそうですが、それでも2期が制作されたのは、原作の売れ行きが好調であることのほか、テレビドラマ化や実写映画化されているということが大きいかと。ぜひ続編も制作して蛇喰夢子対桃喰綺羅莉の「怪物対決」を見せて貰いたいものです。

風が強く吹いている感想 

 最期に「風が強く吹いている」。こちらも2クールで終了しました。原作を読んでいたので展開もオチも知っていましたが、こちらは本番(箱根駅伝)よりもそれ以前の展開が長すぎた気がします。

夏合宿 
カケルの告白 
カケルの過去 

 蔵原走が背負っていた過去の鬱屈と、そこからの解放は描く必要がありますが、そこに至るまでが長すぎて、常に走の不機嫌な顔を見ていることにうんざいしていた時期が私にもありました。

悪役っぽい榊 

 それに走の“過去”を体現しているとも言えるかつての同級生榊がかなりうざいです。彼からすると走が暴力行為を起こしたことで高校最後の大会に出場できなかったという恨みがあるのはわかるのですが、走が暴力を振るう原因については、彼も知っていたはずで、事なかれ主義で見なかったことにしていたのが人として正しいのかと正面切って批判されたらかなり苦しいんじゃないかと。

いつも不機嫌なカケル 
ハイジとカケル 

 走が暴力を振るわなくても他の誰かがやったかも知れないし。原作ではそこまで絡んできませんが、アニメでは走だけでなく寛政大チームに対してもしばしば挑発的な態度を取っていますが、1年坊主が上級生もぞろぞろいる他大学チームに普通そんな真似できるかなとも。彼も彼でちょっと性格が異常な感じを受けてしまいました。

悔しいのう悔しいのう 

 あれだけ言いたいことを言って煽っていた寛政大に自分達が負けたのだから、ぜひ寛政大チームには「ねえ今どんな気持ち?どんな気持ち?」「悔しいのうwww悔しいのうwww」「『遊び半分』呼ばわりしていたチームに負けたキミたちは『まるっきり遊び』で参加してたの?」とか煽り返して欲しかったのですが、すがすがしさがなくなってしまうからNGですかね。

朝日を見るメンバー 
葉菜子さん

 箱根の本番は走るということを全面に出して各登場人物のモノローグを交えていい感じでした。ぜひうざい展開を大幅に省いて駅伝シーンをもっと充実させれ欲しかったですね。ラストにちらっと3年後(走達が4年生)が描かれていましたが、やはりその後連続でシード権を確保してきたんでしょうか。結成当初のメンバーは次々と抜けているでしょうが、その分活躍を知った有望なホープが入ってきているような気がするので、「今年は六道大を破って優勝する」ぐらいのセリフが欲しかったところですが。

カケルからハイジに 
ハイジゴール 

 素人集団が一年足らず練習して箱根駅伝でシード権(10位以内)を取るというのはやはりファンタジー以外の何物でもないのですが、まあそこはフィクションだから。一応運動部の経験があるメンバーが多いというフォローはありますし、ランニングは練習の基本になっているし。不思議に自分も走ってみようかなという気にさせる作品でしたが、膝をいわしてしまう気がひしひしとするので見るだけにしておきましょう。「膝に矢を受けてしまってな」(笑)。

寛政大新メンバー達 
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