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奈良小旅行(その1):「初瀬詣」の長谷寺に行ってきました

深まりゆく秋

 深まりゆく秋、実にいいですね。週末ごとに台風が来るなんてトホホな時期もありましたが、ここのところは秋晴れになって実に結構です。秋晴れの日曜日となると、どうしても外出したくなりますが、年のせいか京都・奈良の古い社寺にばかり関心が向きます。別に信心深くなった訳でもないのですが、古い人間は古いものが好きになるのか。

長谷寺境内図 

 ということで、先週は京都に行ったので今週は奈良にでも行ってみっかということで、長谷寺に行ってきました。望んでの転勤ではないのですが、大阪に住んで良かったなと思うのは、古典に出てくる場所に比較的簡単に行けることです。名所は日本中にあるのでしょうが、古典に出てくるのは畿内の場所が多いですから。

長谷路 

 長谷寺の創建は奈良時代、8世紀前半と推定されていますが、寺伝によれば、天武朝の朱鳥元(686)年に僧の道明が初瀬山の西の丘に三重塔を建立し、続いて神亀4(727)年に僧の徳道が初瀬山の東の丘に本尊十一面観音像を祀って開山したということになっています。

長谷寺外観 

 長谷寺は平安時代中期以降、観音霊場として貴族の信仰を集め、987(永延元)年には花山院が御幸し、万寿元(1024)年には藤原道長も参詣しています。長谷寺は初瀬山の山腹にあることから、長谷寺に参詣することは「初瀬詣で」と呼ばれました。

長谷寺入り口 

 紫式部の源氏物語では、中盤に登場する玉鬘が長谷寺に参詣しています。玉鬘は頭中将と夕顔の娘で、夕顔は後に光源氏の愛人になりましたが、やはり光源氏の愛人である六条御息所と思われる物の怪に取り殺されます。幼少の玉鬘はその後乳母に伴われて九州で成長し、長谷寺に参詣の旅に出たところ、かつての夕顔の侍女に再会し、光源氏の庇護を受けることになります。

本堂からの景色 

 また清少納言の「枕草子」では、「卯月のつごもり方に、初瀬に詣でて、淀の渡りといふものをせしかば」(110段)とか「九月二十日あまりのほど、初瀬に詣でて、いとはかなき家にとまりたりしに」(214段)などの記載があり、清少納言自身がしばしば長谷寺に参詣したことが窺えます。この他「蜻蛉日記」の作者藤原道綱母や「更級日記」の作者である菅原孝標女も初瀬詣でをしたことを書き記しています。

参詣路にある町屋 

 長谷寺は東大寺(華厳宗)の末寺であったものが、平安時代中期には興福寺(法相宗)の末寺となり、16世紀以降は新義真言宗の流れをくむ真言宗豊山派の総本山となっています。私がかつて住んでいた鬼の哭く街・A立区にある西新井大師もこの宗派です。なお鎌倉にも長谷寺がありますが、奈良の長谷寺の開基である徳道が本尊として楠の大木から十一面観音を造った時、実は二体の十一面観音を造っており、本尊にしなかったもう1体を海に流したところ、15年後に三浦半島に流れ着き、そちらを鎌倉に安置して開いたのが、鎌倉の長谷寺なんだとか。しかし同じ名前で同じく十一面観音を本尊にしていても、鎌倉の長谷寺は江戸時代に浄土宗系に改宗しているので、宗派は異なります。

長谷寺駅
 このほか十一面観音を本尊とし「長谷寺」を名乗る寺院は日本各地に240寺程も存在するんだそうで、他と区別するため「大和国長谷寺」「総本山長谷寺」等と呼称することもあります。まあただ「長谷寺」といえばここか鎌倉のということになるんでしょうけど。それにしても観音様は千手だったり十一面だったり馬頭だったりといろんなバリエーションがありますね。他の菩薩にはない特徴では。 

 額田王の歌碑
 
 近鉄の長谷寺駅からはおよそ15分ほど。参詣路には京都の町屋のような家屋も結構残っており、趣があります。途中には額田王の歌碑があったりしました。飛鳥時代が出てくるあたり、さすが奈良だなと思ってしまいます。

長谷寺仁王門 
長谷寺の登廊 

 長谷寺の入口は初瀬山山麓にある仁王門。本堂までは399段の登廊(のぼりろう、屋根付きの階段)を上っていきます。登廊は重要文化財に指定されており、長暦3年(1039)年に春日社の社司・中臣信清が我が子の病気平癒の御礼で寄進したものですが、現存するものは近世以降の再建です。一段一段の段差が小さく、足が悪い人には優しいかもしれませんが、普通の人にはじれったくなるような。二段飛びで上がってしまいました。下登廊、中登廊、上登廊と三つに分かれており、上の方に行くと段差が大きくなっていきます。

蔵王堂

 中登廊と上登廊の間には蔵王堂が。蔵王権現を祀っていて、前には巨大な三鈷杵が。蔵王権現が持つ蔵王三鈷で、手を触れると七難即滅・七福即生(世の中の七つの大難が消滅し七つの福が生まれる)の御利益があるそうです。信心深くはないのですが、只なので触りまくってきました。
 
三鈷杵 

 しかし蔵王権現って何者なんだろうと調べてみたら、インドに起源を持たない日本独自の仏で、日本独自の山嶽仏教である修験道の本尊なんだそうです。釈迦如来、千手観音、弥勒菩薩の三尊の合体したものだということで、それってハイ・サーヴァントなんじゃ(笑)。FGOのやりすぎだ。なお宮城県と山形県の県境には蔵王連峰がありますが、吉野から蔵王権現が勧請され、平安時代には修験者が修行するようになったため蔵王山とも呼ばれるようになったんだとか。

十一面観音 

 本堂は国宝ですが現存の本堂は8代目で、慶安3(1650)年の竣工。奈良時代以降7回も焼失しているそうで、火除けのご利益はなさそうですね。特別参観料1000円を払えば本堂内に入って、重要文化財で本尊である十一面観音像の足に触れることができるそうですが、特別信心深くなくてケチなので入山料500円のみでパスしました。本堂の外からも十一面観音は拝めます。木造の仏像としては10メートルを超える巨大なもので、国宝・重要文化財指定の木造彫刻の中では最大のものだそうです。

本長谷寺 

 本堂の西方の丘には「本長谷寺」と称する一画があり、五重塔などが建っています。寺伝によればこちらが元々長谷寺があったエリアということになります。本長谷寺のお堂は非常にちんまりとしていて、本堂とは比べるべくもありません。

長谷寺五重塔 

 五重塔は桧皮葺の屋根と朱色が鮮やかです。高さは約27メートルですが、1954(昭和29)年の建立と新しいものです。そのそばには長谷寺創建当時の三重塔があったそうですが、豊臣秀頼が再建したものは明治時代に落雷で焼失してしまい、今は礎石だけが残っています。

三重塔の礎石 

 長谷寺は「大和七福八宝めぐり」の一つに数えられ、長谷寺には本堂脇に大黒堂があります。その他は三輪明神、信貴山朝護孫子寺、當麻寺中之坊、安倍文殊院、おふさ観音、談山神社、久米寺になります。信心深くないので(こればっかり言っている)、全部行く気はありませんが、十三重というとてつもない塔がある談山神社には興味があります。機会があれば行ってみましょう。

大黒堂 
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2018年秋季アニメ序盤の感想(その2):「いもいも」/ゾンビランドサガ/色づく世界の明日から/ゴブリンスレイヤーー

深まる秋

 一夜雨が降って、明けて晴天となりました。一雨ごとに秋の気配が深まっていくようで、とってもご機嫌な日々ですね。こんなに秋が好ましいのも、この夏が無茶苦茶暑かったからなんでしょうが、この素敵な秋のためにあの悪夢の夏があったのでしょうか。喉元過ぎれば熱さ忘れるとの例えどおり、あの夏の記憶も徐々に遠のいてきましたね。

いもいも序盤 

 さて2018年秋季アニメ序盤の感想を続けていきましょう。まずは「いもいも」こと「俺が好きなのは妹だけど妹じゃない」。才色兼備の妹がラノベ作家になって、平凡な兄が代理を務めるという「俺の妹がこんなに可愛いわけがない。」と「妹さえいればいい」を足して二で割ったかのようなストーリーなんですが……そんなの関係ねえ!(古い)

美少女のはずが 
美少女のはずがその2 

 2話でいきなりの作画崩壊をぶちかましてくれました。慧眼の持ち主は1話から作画崩壊の予兆を感じていたようですが、何しろ私の目は海のリハク並なので見過ごしていました。美少女の妹・涼花の顔がズレる、細くなる、丸くなる、目つきがヤバイなどなど。びっくりしたのは、涼花のスマホがいきなりガラケーに変わったシーン。なんだこれは…たまげたなぁ。

スマホがガラケーに 

 主人公永見祐のか登場キャラの顔や目線も常にヤバく、落ち着いて見ていられないので内容が頭に入ってこないという。気のせいか声優さんの演技もぶん投げてるような。いやきっと作画のせいに違いない。これまでも視聴アニメが作画崩壊を噂される作品はありました。「クオリディア・コード」とか。でもここまで1話まるまる全体的に作画のクオリティが低いという回は初めて見たような気がします。

視線が定まらない 
目がヤバすぎる妹 

 しかも「SHIROBAKO」なんかを見ると、スケジュールが推してくる後半ほど「万策尽きた~!!」になりやすい訳ですが、まだ序盤も序盤の2話からこれとは。もしや3話は総集編(笑)かとさえ思ってしまいましたが、放映されましたよ3話。

横倒しのアヘ顔Wピース先生 もちろん涼花も
氷室舞も横倒し 

 それでおそるおそる見てみたら、作画はやや持ち直したかと思いきや、今度は画面がなぜか急に横アングルになるというシーンが続出。これ、縦の画像を横にしたわけじゃないですから。中盤の涼花と人気ラノベ作家の氷室舞、イラストレーターのアヘ顔Wピース先生がコスプレを繰り広げるシーンはほとんどが横アングルで、節約のため上下の画像移動を行わないためとしか思えませんでした。大半の視聴者はフクロウではないので、首が疲れて仕方ありませんでした。

作画崩壊アニメの原作者 

 「妹さえいればいい」で、自分の作品がクソアニメになってしまって視聴後にショックで呆然自失してしまうラノベ作家のエピソードがありましたが、きっと「いもいも」の原作者も…。しかしここまで怪しい作画&演出だと却って興味を引くので私は視聴を継続しようと思います。

いもいも原作 

 なお原作のイラストは当然ながらそれはそれは美麗です。このクオリティが出せていれば何の問題もなかったのに…

うそポスター 

 続いて「ゾンビランドサガ」。製作発表から本放送開始まで「新感覚ゾンビ系アニメ」というジャンル以外は伏せられ、情報統制が行われていたので、てっきり「がっこうぐらし!」のようにゾンビに取り巻かれながら生き延びようと苦闘する少女達の話なのかと思っていましたが…

出オチ死亡 
出オチ死亡その2 

 主人公の源さくらが冒頭いきなりトラックにはねられるという「出オチ」をぶちかました後、目覚めた洋館でゾンビの群れに襲われますが、何とか脱出してみれば、実は自分もゾンビだったという。謎のプロデューサー兼ネクロマンサー(?)巽幸太郎は、ゾンビ化した少女7人をユニットとして、佐賀県の認知度を上げるための企画「ゾンビランドサガプロジェクト」のご当地アイドルにすると言いますが。

ゾンビなお姿 

 ということで、他のゾンビも1人を除いて生前の記憶を取り戻しましたが、結構生没年がバラバラで、源さくらはトラックにはねられたのは2008年で10年前のことのようですし、他も90年代没、80年代没、果ては80年代没でも1880年代没という人もいたりして。

特殊メイク後の姿 

 それぞれ「伝説の昭和のアイドル」「伝説の平成のアイドル」「伝説の天才子役」などの二つ名を持っていますが、「伝説の花魁」「伝説の特攻隊長」という妙なのも。源さくらにはそういう二つ名はありませんが、まだ正気を取り戻さない山田たえも「伝説の山田たえ」としか。何が伝説なんだ(笑)。いまだ呻いているだけなんですが、CVはまさかの三石琴乃。CVが「伝説の声優」ということなんでしょうかね。

謎の「伝説の山田たえ」 

 ゾンビがアイドルになるというのは史上初ではないかと思いますが、さすがにゾンビのままではなく、巽のハリウッド仕込みという超絶特殊メイクで生前の姿になるという。毎回一人で7人分のメイクをしているとか、どんだけ時間がかかるんだ。時代も場所もばらばらのはずの7人をどうやってゾンビ化したのか全く謎のままで、本当はゾンビではないんじゃないかとも思えますが、皆普通に首とか手足とかもげるしな。

以前の種ちゃん 復帰直後の種ちゃん

 源さくら役の本渡楓の芸達者ぶりには驚きます。さすが今若手ナンバーワンと言っていい売れっぷりは伊達じゃありませんね。杉田智和もべた褒めしていました。個人的には復帰後もいまいち精彩を欠いている気がする種田梨沙がメインキャストに入っているので視聴を決めた訳なんですが、大丈夫なのかなあ、種ちゃん。復帰直後は激やせの姿を見せていましたが、病気の影響なのか治療の影響なのか。元々太かったわけでもないので、体力的に大丈夫かと。お肉をたくさん食べてスタミナ付けてください。


色づく世界の明日から序盤 

 お次は「色づく世界の明日から」。60年後の未来、日常の中に魔法が残るちょっと不思議な世界で、主人公の月白瞳美は魔法使い一族の末裔でありながら魔法嫌いで、また色覚を失っていて感情の乏しい子になっていました。そんな瞳美を憂えた大魔法使いの祖母・月白琥珀は、魔法でいきなり瞳美を2018年へ送り出します。そこには女子高生時代の琥珀がいるはずでしたが。

いきなり過去に飛ばすおばあちゃん 

 3話まで琥珀登場せず。4話から出てくるみたいですが、英国留学中でした。60年前の月白家は魔法使いの一族らしく瞳美の出現に驚きもせずに受け入れてくれましたが、琥珀の母(瞳美の曾祖母)の瑠璃はCV大原さやか、琥珀の祖母(瞳美の高祖母)の柚葉はCV潘恵子と超豪華。ちなみに琥珀はBBA時代がCV島本須美、JK時代がCV本渡楓です。

うっとうしい性格の瞳美 

 瞳美はCV石原夏織。明るく元気な女の子とか少年役というイメージがあったので、美少女役は新鮮なんですが、とにかく瞳美がうっとうしい性格で見ていてストレスが貯まります。役を演じているだけなので声優さんは悪くないんですが、良くも悪くももっとはっきりものを言えやと思います。
怪作グラスリップ 

 絵は背景も含めて綺麗で、制作は名作を多く送り出している P.A.WORKSなんですが、イマイチ安心できないのは、屈指の怪作「グラスリップ」も制作しているからなんですよ。視聴を打ち切らずに最後まで見たという意味では打ち切った作品よりずっとましとも言えるんですが、キャスティングの豪華さから「いつか面白くなる」と思っていたら最後までアレだったという。碇シンジならずとも「裏切ったな!僕の気持ちを裏切ったんだっ!!」と言いたくなる作品でした。

ひとりぼっちの瞳美 

 監督とかシリーズ構成とか違うから大丈夫だろうとは思うのですが、監督はこれも「うーん、この」と言いたくなる「RDG レッドデータガール」の監督なんですね。まあ怖いものみたさに見ていきますがね。えーでちゃん演じる琥珀が流れを変えることに期待しましょう。

ゴブリンスレイヤー序盤感想 

 最後に「ゴブリンスレイヤー」。今季一番の作品のような。ハードかつダークな1話は各方面にショックを与えたとか。特に「なろう系」作家に衝撃を与えたとか。ちょうど放映中の「転生したらスライムだった件」がその「なろう系」を原作とする作品ですが、両者を比べると確かに「転スラ」はぬるい、ぬるすぎる!(十万石幔頭か)

ゴブスレと女神官 

 「ゴブリンスレイヤ-」は元はいわゆる「やる夫」スレでAA(アスキーアート)と組み合せて公開されていた作品で、これを作者がオリジナルの一般小説として作り直し投稿した作品が文庫として商業化したものです。私は正直「小説家になろう」の作品は読んだことがない(それを原作としたアニメは見たことあります)のですが、「やる夫スレ」は結構呼んだことがあります。面白いですよね、あれ。

絶望顔の女神官 

 で、その1話ですが、冒険者になったばかりの女神官が新人冒険者のパーティーに誘われてゴブリン退治に向かったところ、経験の無さと油断のために全滅してしまうという話で、ゴブリンといっても作品によって性質や特徴は異なりますが、共通するのはザコモンスターということ。ことにファイナルファンタジーシリーズではドラゴンクエストシリーズのスライムのような序盤のザコでした。本作でも最下級のモンスターという扱いは同じで、人間の子供程度の身体・力・知能しかなくて、単体では強くありませんが、素早い動きに悪知恵が利き、暗闇でも視える目と優れた嗅覚を持っており、暗闇から徒党を組んで襲ってくるため、実は最も多くの新人冒険者殺しとなっています。

ひん剥かれる女武闘家 
救出されたけど… 

 この世界には他にもドラゴンや魔王など怪物が跋扈しており、報奨金の低さ故に上級冒険者はゴブリンには目もくれず、もっと脅威となる怪物に対処しなければならない軍隊も出動しません。言ってみれば野犬の群れのような感じですが、さらに質が悪いのは、本作のゴブリンは雄しかおらず、繁殖には人間やエルフ等他種族の雌を必要とするため、浚ってきてはレイプして「孕み袋」と呼ばれる道具にしてしまうことです。この場合産まれるのはハーフではなく完全なゴブリンで、妊娠期間は人間より極めて短く成長も早いので、短期間のうちに群れを増やすことができます。

ゴブリンの宴 

 さらにゴブリンは子供といえども見逃してくれあ冒険者を背後から襲ったり、命乞いしながら毒の短剣を隠して構えるなど危険で、しかも相手への恨みを決して忘れずに知恵を付けていきます。ということで、新米パーティーはあっさり壊滅し、女性メンバーは「孕み袋」にされてしまいます。女神官もあわやというところでゴブリンだけを狩る異色のベテラン冒険者・ゴブリンスレイヤーがやってきて、熟練の知識とテクニックで淡々とゴブリンを屠っていきます。

ゴブスレさんの姉 
お姉さん… 

 CV梅原裕一郎でやたらいい声のゴブリンスレイヤーですが、10年前に故郷の村をゴブリンに滅ぼされた挙句に親代わりに育ててくれた姉(CV上田麗奈)を惨殺される一部始終を目の当たりにしたことで、ゴブリン退治に特化した冒険者になりました。上田麗奈ボイスの姉を惨殺されたとなれば彼ならずとも復讐の鬼になることでしょうが、その行動原理・思想信条はすべてゴブリンを殺すことだけに向けられており、報酬や名声・冒険の楽しみのためではなく義務的に狩りを続けて、在野の冒険者としては最上級の銀等級にまで上り詰めました(最上級の白金等級は歴史上数人しかいない伝説レベルで、金等級は国家レベルの難事に関わる存在となるため)。

ゴブリンスレイヤー登場 

 実はうっかり原作の「やる夫」スレを見てしまって…結末までわかってしまったんですが、面白いので見続けます。ちょうど1クールで終了するにはいいボリュームだと思います。ちなみに「やる夫」スレではゴブリンスレイヤーはドラクエの「さまようよろい」で表現されていました。女神官は同じくドラクエの女僧侶。ゴブリンはなんとテラフォーマーズのゴキブリで表現されていましたが、もちろんそれほどは強くありません。原則個人名がなく、女神官、受付嬢(ギルドの窓口担当)など役職がそのまま役名になっていますが、「やる夫」スレでは出来合いAAを使うためによくあることです。

失禁する女神官 

 女神官のCVは小倉唯。1話ではインパクトのある絶望顔を見せたり恐怖のあまり失禁したりと、アイドル声優が受けて良かった役なのか?と思いましたが、彼女も今や大学を卒業した23歳。もう立派な大人ですからね。そのほか井口裕香、内田真礼、東山奈央、中村悠一、杉田智和などキャスティングは豪華。ガヤではゴブリンの声もやっているらしいです。

牧場娘とゴブスレ 

 なお今後ゴブリン以外の強敵が登場しますが、それはAAでは「ジョジョの奇妙な冒険」のカーズで表現されていました。これによってその強さは推して知るべし。ゴブリン退治に特化したゴブスレさんがこいつをどうやって倒すか。ヒントはもう出ていますがね。ほら、3話の魔女の発言とか。
 
受付嬢 

京都小旅行(その3):拉麺小路再び

秋晴れの一日

 今日は雲一つない快靖。秋晴れとはまさにこのこと。こんなにいい天気だと、JR東日本に洗脳された訳ではないですが、どうしても「そうだ、京都に行こう」という気持ちになってしまいます。筑波嶺にいたら思い立ったからといってすぐ行くわけにも行きませんが、大阪住みならば思い立ったら即ぶらっと行けます。望んで赴任した訳ではありませんが、この点だけは本当にありがたいですね。

建仁寺法堂 

 ということでまたも京都へ。京都は見所にあふれていて、どこが好きと言われれば各人各様だと思いますが、私個人としては東山界隈がわりとお気に入りです。見所がたくさんあるということもありますが、京阪電車に乗ったらすぐ行けるという点が便利で。以前住んだ枚方も、今も京阪電車にはお世話になってます。で、清水寺とか知恩院とか南禅寺・銀閣寺といったメジャーなところは既に行っているので、今回はマイナーどころを攻めて見ました。まずは祇園四条駅からほど近い建仁寺へ。

雷神風神図 

 京都五山の第3位の名刹をマイナー呼ばわりとは、まさに神も仏も恐れぬ所行と呼ばれそうですが、今まで行ったことなかったんですよね。臨済宗を日本に伝えた栄西が、建仁2(1202)年に、鎌倉幕府2代将軍・源頼家の援助を得て、京都における臨済宗の拠点として建立したもので、京都では最古の禅寺になります。元号を寺号になっているというそのノリは昭和○○大学とか平成○○大学と同じか。

潮音庭 

 かなりの大伽藍なんですが、応仁の乱などたびたび火災に遭っており、創建当時の建物は残っていませんが、超有名な俵屋宗達の国宝「風神雷神図」、海北友松の重要文化財の襖絵などの文化財を豊富に伝えています。 

竜の天井画 

 立派な法堂があり、天井には創建800年を記念して平成14(2002)年に小泉淳作が双龍の絵を描いています。なかなかの迫力。

建仁寺の石庭 

 重要文化財の方丈は室町時代の建物で、広島の安国寺から安国寺恵瓊が移築したものです。禅寺といえばつきものの石庭はもちろん、四面正面の中庭として知られる潮音庭という禅庭もあります。

珍皇寺入り口 

 続いて名前だけは知っていて、気になっていた六道珍皇寺へ。なんと言ってもこの名前(笑)。建仁寺に比べたらそれはそれは小さな寺ですが、創建は延暦年間(782~805年)ということで、建仁寺より遙かに古い古刹です。今は「ちんのうじ」と読みますが、昔は「ちんこうじ」と読んでいたとか。なんかヤバイ気がするのは不信心者の妄説でしょうか。

珍皇寺境内 

 元は東寺の末寺でしたが、中世には衰退して建仁寺の塔頭になっていましたが、今は建仁寺派の寺院として独立しています。この寺の所在地付近は、平安京の火葬地であった鳥辺野の入口にあたり、現世と他界の境にあたると考えられていたので、「六道の辻」と呼ばれていました。

閻魔大王座像 小野篁像

 閻魔堂には閻魔王と小野篁が祀られていました。小野篁は小野道風や小野小町の祖父とされますが、政務能力に優れ、漢詩にも和歌にも秀でていました。書も優れており、さすが三蹟・小野道風のおじいさんと言わざるを得ませんが、その一方で反骨精神を示すエピソードも多く、野狂とも称されています。この小野篁さん、昼間は朝廷で官吏を、夜間は冥府で閻魔大王の裁判の補佐をしていたという伝説があり、冥府に行くのに六道珍皇寺の井戸を使っていたとか。

黄泉がえりの井戸 

 実際、近年六道珍皇寺旧境内から井戸が発見されており、六道珍皇寺ではこの井戸を「黄泉がえりの井戸」と呼称しています。秋の特別公開・寺宝展が開かれていると、有料ですがいろいろ見られたんですが、ちょうど開催されていない時に来てしまい、無料だった反面みるべきものはありませんでした。

六波羅蜜寺 

 そのそばにはある六波羅蜜寺。踊り念仏で知られる空也が天暦5(951)年に創建した西光寺が元になっており、977年に六波羅蜜寺に改称されました。名称は仏教の教義「六波羅蜜(大乗仏教で説く悟りの彼岸に至るための6つの修行徳目)」という語に由来しますが、この地を古来「六原」と称したことに由来するとも考えられています。六道珍皇寺のすぐそばで、あっちは「六道の辻」ということで、この辺りやたら「六」に縁があるような。

六波羅殿、六波羅探題跡 

 この辺りには平清盛ら平氏一門の屋敷があって清盛は六波羅殿と呼ばれました。またその後鎌倉幕府が朝廷監視のために設置した六波羅探題もこの辺りにあったということで、源平両氏に縁があるんですね。六波羅蜜寺も敷地は狭いのですが、それにそぐわぬ本堂の大きさを持っています。江戸時代までは大伽藍を連ねていましたが、明治維新の廃仏毀釈を受けて大幅に寺域を縮小したのだそうです。

空也上人像 

 口から6体の阿弥陀仏の小像を吐き出している有名な空也上人の立像など、重要文化財になっている仏像類は本堂裏手の有料の宝物殿に展示されています。もちろん見に行きました。薬師如来座像と四天王立像のほか、伝・運慶坐像、伝・湛慶坐像などもありました。

妙法院 

 そこからは少し離れるのですが、三十三間堂の東隣にある智積院へ。その途中で予定にはなかったのですが、立派な建物があったのでついふらりと妙法院へ。青蓮院、三千院とともに「天台三門跡」と並び称されてきた名門寺院だそうです。皇族・貴族の子弟が歴代住持となる別格の寺院を「門跡」と呼びますが、妙法院は後白河法皇や豊臣秀吉ゆかりの寺院としても知られ、近世には大仏や「国家安康 君臣豊楽」の鐘銘で有名な方広寺や蓮華王院(三十三間堂)を管理下に置き、三十三間堂は現在も所管しています。

妙法院庫裏 

 どーんと立っているのは本堂ではなく庫裏。桃山時代の建築で、本来は寺院の台所兼事務所の役割を果たす内向きの建物ですが、豊臣秀吉が先祖のための「千僧供養」を行った際の台所として使用されたと伝える豪壮な建物です。ケンシロウには「おまえのような庫裏があるか!」と言われそう。国宝なんですが外見は無料で見られます。

総本山智積院 

 そして最後の目的地智積院。「ちせきいん」ではなく「ちしゃくいん」と読みます。こちらは建仁寺以上の大伽藍なんですが、隣の三十三間堂は超有名なのにこちらは意外にマイナーです。真言宗智山派総本山の寺院で、成田山新勝寺や川崎大師といった初詣の人出で日本一を競うような大寺院を配下に置いています。六波羅蜜寺も配下でした。

智積院金堂 

 もともと和歌山の根来寺の塔頭でしたが、豊臣秀吉に攻められ全山炎上する中、智積院の住職は脱出し、散々辛酸をなめた後に関ヶ原の戦いに勝った徳川家康から庇護を受けて京都で再興を果たしました。豊臣氏が滅びると、隣接地にあった豊臣家ゆかりの寺地も与えられてさらに規模を拡大することに。

松に秋草図
長谷川久蔵の桜図 長谷川等伯の楓図

 広い境内の中、金堂や明王殿などは無料で拝観でき、中に入ることもできます。大師堂や密厳堂も無料で参拝できますが、収蔵庫、講堂、大書院、名勝庭園は有料拝観となっています。収蔵庫には長谷川等伯・久蔵親子の国宝の障壁画「草花図」「桜楓図」などが展示されています。長谷川等伯は建仁寺の襖絵を書いている海北友松と並ぶ桃山時代を代表する画家ですね。ちなみに「雷神風神図」の俵屋宗達は尾形光琳と並ぶ江戸時代初期の大画家。

利休好みの庭園 

 そして名勝指定されている庭園。「利休好みの庭」と呼ばれています。山は廬山、池は長江を模しているそうです。利休を気取る気は全くありませんが、確かにこの庭は畳に座って見入ってしまうだけの魅力がありますね。

明王殿 

 それにしても境内の広い寺社はいいですね。秋の行楽日和だというのに智積院は人気がわりと少ないので特に気持ちが良かったです。隣の三十三間堂は、京都に行ったら外せない観光スポットとして有名ですが、ぜひあと一歩足を伸ばして智積院を訪れてみることを推奨します。

坂内食堂 

 5つも寺院を見てすっかりお腹が空いたので、またもや京都駅ビルの拉麺小路へ。白樺山荘の味噌ラーメンは何度でも食べたいのですが、今回はその気持ちをぐっとこらえて坂内食堂へ。

坂内食堂正面 

 札幌にいると喜多方ラーメンが食べたくなり、筑波嶺にいると札幌味噌ラーメンが食べたくなるという「ないものねだり」状態でしたが、なんと京都に来れば両方食せるという幸せ。ここはラーメン天国か?坂内食堂の、というか喜多方ラーメンはチャーシュー麺でなくてもチャーシューがたくさん入っているのですが、お腹が空きまくっていたのと肉が食べたいので、チャーシューで麵が見えないチャーシュー麺とチャーシュー丼のセットを注文。

焼豚そばと焼豚丼セット 

 胸が焼けるんじゃないかと心配のむきもあるかも知れませんが、ここのチャーシューは大丈夫。口の中で溶けるように柔らかくて実においしいです。そしてスープは白樺山荘の味噌ラーメンとは対照的にさっぱりあっさり。しかし傾向は全く違いますがこれがまた美味しいのです。煮卵はラーメンに投入しましたが、半熟具合が絶妙でこれもおいしゅうございました。

京都拉麺小路 

 この拉麺小路、他にも各地の名店が入っていてどこも繁盛しているんですが、個人的には白樺山荘と坂内食堂を交互に行けたらもう十分ですね。

2018年秋季アニメ序盤の感想(その1):あかねさす少女/転生したらスライムだった件/風が強く吹いている/青春ブタ野郎

秋のネコ

 急に冷え込んですっかり秋らしくなってきました。といっても暦の上では立秋から秋になっている訳で、来月上旬にはもう立冬がやってきて秋は終わりということになります。とすると現時点はもはや晩秋ということなんですが…気分的には立秋が来ようがどうしようが8月はれっきとした夏で、9~11月こそ秋。9月が初秋で11月が晩秋で、10月の今こそ仲秋だと思ってしまいます。毎年思うけど秋が一番好きです。一年中秋の世界に行きたい…

あかねさす少女序盤 

 本日は秋季アニメ序盤の感想です。夏季はやたら遅くなってしまったので今季は早めに行きます。まずはオリジナルアニメ「あかねさす少女」から。

 明日架とアスカ

 いわゆる平行世界ものですが、シュタインズゲートのように過去を変えることで違う世界線に移動するというのではなく、同時に存在している無数の別世界にシフトしていくようです。視聴者が世界観に入り込みやすくするように、最初の世界は違いが少ない世界でした。

4時44分の儀式

 今時の女子高生がやってるとは思えない「鉱石ラヂオ研究会」は、「ご神木にラジオのチューナーを合わせると並行世界へ移動できる」という都市伝説?を元にした「4時44分の儀式」を行います。やってることはこっくりさんとかのレベルのようでしたが、なんと本当に異世界に移動してしまい…というところから始まります。

ノイジーと戦うアスカ 

 主人公土宮明日架は別世界のもう一人のアスカと出会いますが、アスカは奇妙な敵(ノイジー)と戦っていました。二度と来るなという警告を無視して再び「4時44分の儀式」を行うと、今度はまた別の世界に移動し、そこは元の世界とはあまり変わりがないようでしたが、皆の性格がお上品だったり、17歳で結婚しなければならない法律があるとかいった差違がありました。人気芸能人と結婚することが決まっていることを知った仲間の一人・七瀬奈々はこの世界に残ると言いだし…

あかねさす主要登場人物 

 主要登場人物が5人いるので、今後おそらくは明日架以外の3人と関わりの深い世界への移動が描かれるのではないかと思われます。それで9話までこなして以後明日架&アスカ編に突入かな、なんて。それじゃあまりにベタですかね。3話でアスカが自分の世界を救うために黄昏の王という敵を探していると言っていたので、平行世界全てを救うような話になるかも知れません。ラスボスまでは倒さず、二期に期待という展開もあるでしょう。

クラッター 

 3話ではアスカのみならず、奈々も変身して戦ったので、おそらく今後全員変身するな。アスカによれば「自我の未成熟な部分を克服し、完全なるイデアに近づくことで、人は異物を排除できるイコライザーとなる資格を得る」とのことなので、最後は全員変身+明日架&アスカの変身なんじゃなかろうか。おそらくそれぞれのキャラが抱える問題とかコンプレックスが主題になるんでしょう。

変身した奈々 

 明日架には失踪した弟がいるらしく、これが何らかの伏線になってくるんじゃないかと思われます。黄昏の王が弟だとか、最強のクリッターが弟だとか。こう書くとシリアス展開に思えますが、結構脳天気なJKばかりなのでわりとゆるゆるに展開しそう。それとも次第にシリアスになるのかな?

転生したらスライム序盤 

 続いて「転生したらスライムだった件」。普通のリーマン(ただし自称。37歳で年齢=彼女いない歴、かつ童貞という男が普通かどうか…)が突然通り魔に殺されたらスライムとして異世界に転生したという理不尽きわまりない序盤の展開でした。

リムルと仲間達 
三上悟生前のお姿

 しかし、いわゆる「なろう系」(ネット小説サイト「小説家になろう」に投稿された、似通った設定・展開の作品を指す言葉)に共通する、異世界への転生、努力なしのチートな能力、英雄的活躍といった成分を多分に含んでいます。それもそのはずで原作は「小説家になろう」に連載されていましたからね。

捕食者獲得
大賢者獲得

 いまわの際で様々な能力が付加される謎の声を聞きつつ死亡した三上悟は異世界でスライムになってしまいましたが、普通のスライムとは異なり、生前の記憶やチートな能力を持っており、特に超有能なsiriのような「大賢者」(対象の解析や鑑定を行うことができる「解析鑑定」、解析したい事象を自分の思考と切り離して演算を行うことができる「並列演算」、呪文の詠唱が必要な魔法等を無詠唱で行使できるようになる「詠唱破棄」、この世界において、隠されていないあらゆる事象を網羅する「森羅万象」を内包している)と、ドラえもんの四次元ポケットのような「捕食者」(対象を体内に取り込む「捕食」、取り込んだ対象を解析、研究、またアイテムを創造する「解析」、捕食対象を収納したり、解析で作成したものを収納する「胃袋」、取り込んだ対象のうち、解析に成功したものを再現する「擬態」、解析の及ばない有害な効果を収納し、無害化の後に魔力に還元する「隔離」の効果を持つ)が強すぎます。

転スラのゴブリン達 
ゴブリンクラスチェンジ 

 同じく「なろう系」の「デスマーチから始まる異世界狂想曲」とタメを張りそうなチートぶりですが、「なろう系」のチートはあんまり不快に感じないから不思議です。読者・視聴者の願望を体現しているからなんでしょうかね。3話までで暴風竜ヴェルドラと友達になってリムルという名前を貰い、ゴブリンの集落を救って牙狼族も配下にしました。この世界では上位の魔物が下位の魔物に名付けした、名付けられた魔物は名付けた魔物から魔素を奪うことにより進化するということで、ゴブリンはホブゴブリンに、牙狼族は嵐牙狼族に進化しました。今後もそういう進化があることでしょう。

ヴェルドラとリムル

 次回紹介しますが「ゴブリンスレイヤー」のゴブリンと本作のゴブリンは全然違いますね。本作では普通にコミュニケーションできるし男女ともそろっているし。この世界にゴブリンスレイヤーが来たらただの殺人鬼になってしまうか失業してしまいますが、「ゴブスレ」世界にスライムが行ったとしても、チートな能力で余裕で生きて行けそう。ただ、ダークでハードな「ゴブスレ」を見てから本作を見ると温いというか緩いというか…まあ平和だなあと感じてしまいますね。今はまだスライムの姿ですが、どうやら途中で人間の姿を取れるようになるようです。

風が強く吹いている序盤 

 お次は「風が強く吹いている」。三浦しをんの箱根駅伝を舞台にした小説が原作です。人気作で、既に漫画化、ラジオドラマ化、舞台化、実写映画化されており、ついにアニメ化されたという。

アオタケ宴会中 

 走っているだけで何が面白いんだと思いつつ、ついつい見てしまうのがマラソンですが、駅伝はこれに走者交代が加わるのでさらに面白くなりますよね。箱根駅伝はもはやどこの家庭でもお正月のテレビに写っているがごとし。箱根駅伝は関東学生陸上競技連盟の主催する地方大会なので、全国大会である出雲駅伝とか全日本大学駅伝より明らかに格下です。にも関わらず、関東の各大学は最大の目標を箱根駅伝に置いており、全国大会の出雲駅伝と全日本大学駅伝を箱根駅伝の前哨戦と捉えているという奇妙な状況が起きています。お正月に2日に亘って実況生中継されたらそりゃあねえ。

アオタケ荘の住人達 
アオタケ荘の住人達その2

 その結果、箱根駅伝に憧れるランナー達は関東の大学に集中するようになり、門戸開放を求める動きも強くなっているようですが、そうなると全国大会になってしまい、主催が関東学連から日本学連に移ってしまうので、関東学連が強硬に反対しているとか。また有力なマラソン選手が育たないのは箱根駅伝で燃え尽きてしまうからだとかいう理由で箱根駅伝不要論というのもあるそうです。しかし、そういうロジックなら甲子園の高校野球もやめろということになりかねませんが。

JKになった葉菜子さん  

 それはともかく、現時点では素人集団の寛政大学陸上部(単に同じ寮に住んでいたというだけ)が予選会を勝ち抜いて箱根駅伝に出場できるのかということが焦点になっています。原作読んでいるんで展開は全て読めるんですが、過去を引きずる主人公のカケルがかなり鬱陶しいです。もっと早めに走ることに目覚めなかったっけか?2クールやるらしいので、走る以外の部分をいろいろ描いていくんでしょうね。

面倒くさいカケル 
完璧超人ハイジ 

 それに引き替えハイジの完璧超人ぶりよ。この人がいたから皆走らされる羽目に陥った訳ですが、この人がいなかったらそもそも物語が始まらない。就職活動したらどこからでも内定もらえそうですが、むしろ起業したら大成しそうな感じです。三浦しをん作品は「舟を編む」もアニメ化されましたが、この人のエッセイがむちゃくちゃ面白くて大好きです。シャツをズボンにインする男が嫌いだそうですが、むしろ最近はそれが主流になっていることをどう思っているんでしょうか?

野生のバニーガール 

 最後に「青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない」。ライトノベル「青春ブタ野郎」シリーズが原作で、タイトルは第一巻のものですが、続巻の「青春ブタ野郎はプチデビル後輩の夢を見ない」などのストーリーも展開される模様。というかバニーガール先輩のエピソードは3話で終わってしまったぞ。

咲太と麻衣 

 「ダーリン・イン・ザ・フランキス」を手がけたCloverWorksが制作しており、作画はかなりしっかりしています。次回紹介しますが同じラノベ原作でも「俺が好きなのは妹だけど妹じゃない」の尋常ではない作画崩壊っぷりと比較したらそれはまあ綺麗です。

咲太の胸の傷 

 主人公の青春ブタ野郎こと梓川咲太は不安定な精神状態によって引き起こされるとネットで噂の不思議現象「思春期症候群」の存在を信じています。彼の友人達は信じていませんが、なにしろ彼自身と彼の妹の身に実際に起きているので。そして、思春期症候群は他の人々にも様々な形で引き起こされていきます。

かえでの思春期症候群  

 最初の症例は図書館で出会った野生のバニーガール・桜島麻衣。JKがバニーガールになっていること事態立派な思春期症候群な気がしますが、実は誰もが知っている女優だった彼女が、なぜか誰にも覚知されなくなってきているという。バニーガールになったのは、相手が自分を覚知しているかどうかを確認するための手段だったのです。

先輩と同衾 

 麻衣の思春期症候群はどんどん深刻化し、遂には咲太までが彼女を覚知できなくなってしまうだろうことが予想されました。予想通り麻衣を完全に覚知できなくなった咲太ですが、これに対してあらかじめたてていた策は…

本当は優しい麻衣 

 思春期症候群は症状が人により全く異なり、例えば咲太は胸に大きな三本の傷。妹のかえではSNSでのイジメに遭い、「書き込みを見るたびに体に傷が刻まれてしまう」という症状が発現しました。それらに比べれば麻衣のは症状が軽いと思いきや、誰にも覚知されないので社会生活が営めないという重大な障害が。

可愛い麻衣 

 3話で一応麻衣の思春期症候群は寛解したようですが、この後も咲太の数少ない友達(どういう訳か女子ばかり。ふざけんな)が思春期症候群に罹っていくようなので、なんか西尾維新の物語シリーズみたいな展開になりそうな。じゃあ麻衣は戦場ヶ原ひたぎのポジションなんでしょうか。だとするとひたぎより麻衣の方がタイプですが。

もうつきあうしかない 

 作中、出現したら二度見してガン見すると言われるバニーガール。確かに町中に現れたらそうなるでしょうけど、シチュエーションによっては見飽きることもあるんですぜ(実体験)。まあDK風情にはまだまだ早過ぎるでしょうけどね。

梓川かえで 

奈良公園散策記:秋は奈良もいいですね

秋らしくなってきましたね

 先週中盤くらいからぐっと秋らしい気温になってきて、長袖は着るは上着は着るはという気候に。夜寝るとき何を掛けようか迷うところですが、ついに掛け布団を投入してしまいました。ちょっと暑いと足を出したりして。

奈良公園マップ 

 秋と言えば何をするにも最適なシーズンということで様々なものに紐付けされますね。食欲の秋、芸術の秋、読書の秋etc.etc.…しかし、猛暑時代はどこにも行く気になれなかった反動で、ここは行楽の秋と行きたいところ。ということで本日は奈良公園に行ってきました。「京の夢大阪の夢」というカテゴリー名ですが、京都と大阪に限らず近畿の観光地は全てここに入りますのであしからず。

山ほどいる鹿

 奈良公園は国の名称で、大部分が国有地で奈良県が無償で借用・管理しています。法的には寺社の境内地は面積に含まれないそうですが、一般的には東大寺・興福寺・春日大社の他、若草山・猿沢池なども奈良公園の敷地であると認識されています。その広義の奈良公園の面積は660ヘクタール。塀・柵・門などはなく、入園料も不要という私にとっても実に都合の良い場所です。

JR奈良駅 
三条通り商店街 

 まずは中学校の修学旅行以来かも知れない春日大社に向かいます。到着はJR奈良駅。駅が事実上春日大社参道の始点となっており、奈良市の目抜き通りでもある三条通り商店街が趣深く東に延びています。

猿沢池から興福寺の五重塔 

 すると行く手に見えてくるのは猿沢池。興福寺の五重塔も見えて、一気に古都の雰囲気全開となります。周囲360メートルの小さな池ですが、興福寺五重塔が周囲の柳と一緒に水面に映る風景はとても美しく、「猿沢池月」 は南都八景のひとつとなっています。

 
春日大社一之鳥居 

 ここから興福寺の境内に入ってもいいのですが、一之鳥居までは三条通りを進むことにします。鳥居をくぐると突如出現するのが鹿。奈良公園内には約1200頭に上る鹿がいて、国の天然記念物に指定されている野生動物ですが、人の手により角切りや餌付けをされています。あちこちで鹿せんべいが売られ、買った人を見ると周囲を取り囲んだりしています。人から餌を貰うだけでは足りないらしく、近隣の農地を荒らしたりもしているそうなので、なるべく鹿せんべいをあげるのがいいみたいですが、鹿が1日に食べる草は約5キログラムで、栄養価が高いとはいえ1枚3~4グラムのせんべいは何十枚食べても「おやつのようなもの」だとか。

春日大社二之鳥居 
石燈籠も山ほど 

 二之鳥居からぐっと神社の境内らしくなります。それにしても石燈籠がたくさんあります。住吉大社にもたくさんありましたが、春日大社は広いだけに数も一層多いようです。しかも苔むして古びた感じが。それもそのはず今年は創建1250年なんだそうです。昔「世界まるごとHOWマッチ」という番組で、司会の大橋巨泉が何かというと「アメリカ人は100年前のものというとありがたがる」といった趣旨の発言をしていましたが、1000年前とかいったら口から泡でも吹くんでしょうかね。

春日大社本殿 
釣り燈籠が山ほど 

 春日大社の社伝では768年(神護景雲2年)に藤原永手が鹿島の武甕槌命(たけみかづちのみこと)、香取の経津主命(ふつぬしのみこと)と、枚岡神社に祀られていた天児屋根命(あめのこやね)・比売神(ひめがみ)を併せて四殿の社殿を造営したのが始まりなんだそうですが、近年の境内の発掘調査により、それ以前に祭祀が行われていた可能性も出てきているそうです。大抵は社伝よりは新しいというパターンなんですが、社伝より古いかも知れないなんて凄いですね。武甕槌命と経津主命が藤原氏の守護神で、天児屋根命が藤原氏の祖神になる(比売神はその妻)そうで、藤原氏の隆盛とともに春日大社も隆盛しました。

天津甕星 

 ちなみに雷神である武甕槌命と刀剣の神である経津主命は、まつろわぬ鬼神等をことごとく平定し、草木や石までも平らげたそうですが、星の神の香香背男だけは服従しなかったそうです。プロレスに例えるならば全盛期のハンセン・ブロディ組のような最強タッグであるこの二人に屈しないとは凄いな香香背男。別名は天津甕星(あまつみかぼし)で、金星の神格化とも言われていますが、まつろわない、金星というとルシファーを連想してしまうのは私だけでしょうか。魔王ルシファーならばなるほどこの二神ともよく戦うことでしょう。

春日大社本殿マップ 

 拝殿はなく、一般の参拝者は幣殿の前からの参拝となります。初穂料を納めて特別拝観を申し込んだ場合は本殿前の中門から参拝することができますが、正直ここまで来ないと神社に参拝という感じがしないのではないでしょうか。神社は基本無料で入れるので私は好きなんですが、金を払うのは嫌なので幣殿までしか行けませんでした。

一言主神社 

 摂社末社も山ほどあるんですが、本殿から若草山に抜けていったので見たのは一言主神社と水谷神社くらい。一言主神社は平安時代初期に興福寺境内に創建したものを明治に入って春日大社の境内に移したそうです。本来は葛城山の神だそうですが、一言の願いであれば何でも聞き届ける神だそうです。個人的には役小角にこき使われていたという印象が。

水谷神社 

 水谷神社は水谷川に沿って建てられており、江戸時代までは祇園精舎の守護神で医薬の神として尊崇された神仏習合の牛頭天王(ごずてんのう)が祀られていましたが、明治の廃仏毀釈により素盞鳴命(すさのおのみこと)・大巳貴命(おほむなむみのみこと)・奇稲田姫命(くしいなだひめのみこと)が祭神となっています。

若草山 

 そして道を北上していくと右側に見えるのが若草山。毎年1月に行われる山焼きが有名です。なだらかな山腹が芝に覆われていて、奈良を代表する景観の一つです。山頂から見る奈良の夜景は、新日本三大夜景のひとつに認定されているそうですが、入場料を取られるんですよねこの山。なので麓から見るにとどめました。

手向山八幡宮 

 いよいよ東大寺の境内に入って最初に見えるのは手向山八幡宮。天平勝宝元年(749年)、東大寺及び大仏を建立するにあたって宇佐八幡宮より東大寺の守護神として勧請されたものだそうです。その名のとおり手向山の麓にありますが、その手向山は古くから紅葉の名所として知られ、百人一首で菅家(菅原道真)が「このたびは幣もとりあへず手向山 紅葉の錦神のまにまに」と詠んでいるあの手向山なんだそうです。今では平城山丘陵(ならやまきゅうりょう)と呼ばれています。

三月堂 

 続いて三月堂。これは通称で正式には法華堂。東大寺建築のなかで最も古く、寺伝では東大寺創建以前にあった金鍾寺(きんしょうじ)の遺構とされています。旧暦3月に法華会(ほっけえ)が行われるようになったことから三月堂と呼ばれるようになりました。内部の拝観は有料なので外見のみ。

四月堂 

 そのそばにある四月堂。これも通称で本来の名前は「三昧堂」です。毎年四月に法華三昧会(ほっけさんまいえ)が行われることから「四月堂」と呼ばれるようになりました。平安時代の1021年(治安3年)あるいは1067年(治暦3年)に建立されたと考えられている小さなお堂ですが、これは今の今まで存在に気付いていませんでした。

二月堂 

 そしてひときわ大きな二月堂。三月堂、四月堂も二月堂があるからこそ名付けられた通称だろうと思いますが、こちらは本名です。旧暦2月に「お水取り(修二会)」が行われることからこの名が付けられました。奈良時代の創建ですが、火災で全焼したため現存する建物は1669年の再建です。それでも国宝に指定されています。「お水取り」は8世紀から連綿と継続されている宗教行事で、密教や神道の要素や民間習俗を取り入れた、きわめて複雑で謎の多い行事とされています。

東大寺大仏殿 
正倉院外観 

 大仏殿は何回も入ったし、有料なのでパス。残念だったのは正倉院。中に入れないのは当然として、外観ぐらいはそばで拝みたかったのですが、公開は原則平日のみだそうです。

近鉄奈良駅 

 創建1300年を超える春日大社以上の古刹である興福寺も見ようと思っていたのですが、ここまで歩いてくるといい加減足が草臥れてしまいました。どうせ拝観料取られますしね。ということでJR奈良駅まで戻る気力もなくなったので、もっと近い近鉄奈良駅から大阪に戻りました。行きもこっちを使ったら良かったかなあなんて思いつつ、でもまあいい運動になった秋の一日でした。

荒池園地 

好きなアニメキャラ(その96):色川琉姫(こみっくがーるず)

任務娘

 艦これは初秋イベントが終了しました。9月中にミッションはコンプリートしていたのでそれはいいのですが、大淀を狙って掘りをしまくったのに今回も出会えず。本当は軽巡大淀なんて存在せず、彼女は単なる任務娘なんじゃないのかという妄想が膨らむ今日この頃。2年半近くプレイしていても会えないほどレアな艦娘とは言われていないのですが。

ポーラ 

 しかし、全くの徒労だったのかといえばそうでもなく、副産物はありました。まずはイタリア重巡ポーラ。ザラ級の三番艦でお酒大好きキャラ。酒好きな艦娘としてはこれまでにも軽空母隼鷹とか重巡那智・加古などがいますが、彼女らはあくまで任務が終わったら飲むぞというわきまえた酒豪でした。が、ポーラはやばい。この人は酒好きとか酒豪とかいうレベルではなく、ほぼアルコール依存症。オフどことか酔ったまま任務に向かっており、一日の半分近くをアルコールが入ったまま過ごしている模様。うーむイタリア(笑)。

ザラ 

 そしてそんな妹を心配してか、ザラ級ネームシップのザラもやって来ました。顔立ちは幼さが残り、ややイモっぽい感じもしますが、いたって真面目でハキハキとした性格をしています。イタリア娘らしく基本明るく朗らかですが、妹が妹だけにかなり心配性で、ついでに正規空母なのに軽空母並みの性能のアクィラの面倒も見ているようです。アクィラはアル中ではありませんが、おっとり系天然お調子者なので心配したくなるのも無理はない。これでイタリア艦娘は6隻となり、海外艦娘としては最大派閥に。イタリア艦娘だけで艦隊を編成できるようになりました。戦艦1、正規空母(笑)1、重巡2、駆逐2はなかなかに堂々たる編成です。

色川琉姫 

 さて本日は本当に久々に「好きなアニメキャラ」。なんと昨年11月以来です。週末しか更新しなくなって回数が減ったせいなのか、最近の作品で好きになるキャラが出なかったものか。しかし思い返せばそのうち取り上げようと思っていたのにうっかり忘れていたキャラがいたのでここで紹介しましょう。今回は春季アニメ「こみっくがーるず」から色川琉姫です。

眼鏡の琉姫 

 色川琉姫は主人公である「かおす」こと萌田薫子の同級生ですが、漫画家としては先輩で、かおすが女子漫画家寮に入寮した際には既に居ました。ペンネームは「爆乳❤姫子」。なんだそのインパクトのありすぎる名前は。さすがに「アヘ顔Wピース先生」には負けるけど、「エロマンガ先生」とどっこいどっこいのレベルです。

可愛いもの好きの琉姫 

 本人は可愛いものが好きで、ベッドや机にウサギのぬいぐるみを置いており、お気に入りのぬいぐるみを抱かないと寝れない乙女チックな性格です。なので幼年誌でかわいらしい動物もののまんがを描きたいと願っていましたが、本人の希望とは裏腹に、その画風が何を描いてもなまめかしくなってしまうものであったため、ティーンズラブ(TL)マンガを描くことを勧められることに。

こういう漫画家になりたかったのに 

 ちなみにTLとは、少女漫画的な絵柄と人物設定でありながら、成人向け漫画のような、具体的かつ直接的な性的表現が展開される少女向けの商業漫画を指すそうです。少女向けレディコミックということでしょうかね。 

琉姫の画風 

 ちなみにこれが琉姫の画風。深夜アニメなのにモザイク入っているってどういうことだオイ。ガチエロということですね。これは18禁成人向けではないのか。

かおすと小夢の反応 

 それをモザイクなしで見たかおすと同室の恋塚小夢(ペンネーム恋スル小夢)の反応がこれ。漫画家同士でもジャンルが違うとこうなるんですね。

翼と琉姫 

 同室の少年漫画家「ウィング・V」こと勝木翼とは小学校からの幼なじみで、「つーちゃん」「るっきー」と呼び合う仲。非常に個性的(ものは言いよう)なキャラがそろった寮生の中では一番の常識人で、説明上手で口がうまく、裕福かつ厳格な家庭出身の翼が漫画活動をする際や入寮の際に親の説得を行ったり、帰省の際もフォローをしており、それだけの信頼を勝ち取っている模様です。

アンニュイ琉姫 
色っぽさ全開の琉姫 

 学校の成績は優秀で、スレンダーな長身。主要キャラの中では一番の美形で、徹夜明けなど疲れている時には、本人の意志とは関係なく妙にアンニュイかつ色っぽくなって周囲をざわつかせます。運動は苦手で機械音痴という欠点はありますが、それはご愛敬。もうほぼ完璧超人じゃないかと思われますが…

水着琉姫 
爆乳ではなく貧乳 

 実は貧乳をコンプレックスにしています。かおすの同室小夢に言わせると、バストサイズは「がんばってAくらい」ということで、スタイルの良いJKが跋扈するこのご時世にそれはかなり。普段は胸パットを多めに入れているのでさほど貧入感を感じないし、胸が全てじゃあるまいしとは思うのですが、なにしろペンネームが「爆乳❤姫子」ですから。

サイン会のお知らせ 
爆乳設定 

 絵柄から担当編集者に付けられたそうですが、本人も自著の自画像とメッセージでいかにも巨乳の持ち主であるような表現をしているので、全面的に編集者が悪いとはもはや言えません。初コミックス「くんずほぐれつランデブー」は人気作品で、この作品の発売を記念したサイン会をすることになりましたが、これまで作ってきた爆乳キャラと貧乳の真実の狭間で苦悩することに。

琉姫の苦悩1 
琉姫の苦悩2 
琉姫の苦悩3 
琉姫の苦悩4 
琉姫の苦悩5 

 当日朝の鏡の前での苦悩シーン、やたら尺を取って丁寧に描いていたのでちょっとだけ再現。スタッフの琉姫への愛を感じます。見かねた結局元漫画家の寮母・花園莉々香がメイクとスタイリストを買って出てくれることに。寮母さんも脇役だけどいいキャラなんですよね。

琉姫メイク中 
大人琉姫誕生 

 そして完成した大人琉姫。胸は…うまく隠したな(笑)。

漫画書いてて良かった 

 サイン会に着たのは大半が若い女性ですが、琉姫よりは年上。メイクのおかげもあって女子高生の琉姫を「お姉様」と呼ぶことに違和感がない様子。琉姫も「爆乳❤姫子」になりきってブルゾンちえみのネタみたいな発言をしまくっていました。サイン会の成功により、琉姫は吹っ切れて自分の漫画家人生が間違っていらず、恥ずかしくないと思うようになりました。

大西沙織 

 CVは大西沙織。この人が主演キャラを務める作品は結構見てきました。「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか」のアイズ・ヴァレンシュタインとか「あまんちゅ!」の二宮愛とか「ガーリッシュナンバー」の柴崎万葉とか「クロックワーク・プラネット」のマリー・ベル・ブレゲとか「エロマンガ先生」の千寿ムラマサとか。

大西沙織2 

 しかし、それぞれの作品ではもっとお気に入りのキャラが登場するので、個人的には今ひとつ印象に残らない声優さんだなあと感じていました。琉姫でついにブレイク(あくまで私的にですが)。こういう色っぽさがあるのキャラをもっとやってくれるとうれしいのですが。

大西沙織3 

 演じるキャラはクール系で頭の良さそうな役とか寡黙な役を演じる事が多いようですが、素の本人はそれとは真逆で、明るめの天然系がちょっと入った「アホの子」だそうです。加隈亜衣と組んだ「キャン丁目キャン番地」や佐倉綾音と組んだ「佐倉としたい大西」など、ラジオで評価が高く、特に「佐倉としたい大西」では二年連続最優秀ラジオ大賞を獲得しています。意外に(失礼)女子力が高いらしく、杉田智和のラジオ番組「アニゲラ!ディドゥーン!!!」によると本渡楓が狙っているとかなんとか。

問題のシーン(笑) 

京都小旅行(その2):下鴨神社と鴨川河川敷

秋の鴨川

 相変わらず気温は高めですが、昨日よりも湿度がなく秋らしい晴天でした。となると京都へ行かずにはおられないのが秋という季節(奈良もいいぞ!)。夏の間は一切わき出してこない衝動なんで不思議ですが、この衝動は全国的に発生するものらしく、この時期京都には各地から暇と金がある爺婆が押し寄せてきます。関東からだとおいそれとは行けませんが、大阪暮らしなら楽勝です。

出町柳駅 

 ということで本日は京阪本線で終点の出町柳まで行き、そのそばにある下鴨神社と鴨川に行ってきましたよ。嵐山の桂川もそれはそれはいいですが、町中を流れる鴨川がやけに風情があって好きなんですよ。

下鴨神社入り口 

 まずは下鴨神社。正式名称は賀茂御祖神社(かもみおやじんじゃ)で、賀茂別雷神社(上賀茂神社)と共に山城国一之宮です。今やユネスコの世界遺産「古都京都の文化財」の1つでもあります。この辺りを勢力圏としていたという賀茂氏の氏神を祀る神社であり、両社は賀茂神社と総称されます。両社で催す葵祭は京都三大祭りの一つとして大変有名ですね。 

斎王代 

 下鴨神社は京都の社寺でも最古の部類に入り、神武天皇の時代に遡るとか。それを素直に受け入れると2600年以上前ということになりますが、さすがに信者以外は(笑)。一説には、天平の頃に上賀茂神社から分置されたともいわれますが、とすれば奈良時代。いずれにせよ平安京遷都以前から崇敬を受けていたようです。上賀茂下鴨の両社には皇女が斎院として奉仕しましたが、こういうシステムは伊勢神宮の斎宮とただ二つだけです。併せて斎王と呼びますが、葵祭に登場するのは斎王の代理ということで斎王代と呼ばれます。 

葵祭 

 「京都寺町三条のホームズ」でも取り上げられいましたが、斎王代に選ばれるのは大変な名誉ですが、その選考は完全非公開で、①京都にゆかりがある ②未婚で主に20代(歴史経緯から斎王が既婚はまずいですからね)などの条件がある中に、支度金が用意できるという項目があるとか。自身の衣装はもとより、女人列の費用や食事代、寄付金などで数千万円かかるとか。貧乏でもミスユニバースにはなれるでしょうが、斎王代には絶対になれないという。実際、歴代の斎王代は京都ゆかりの老舗店や、寺院、医者、文化人などの令嬢からしか選ばれていないそうです。

下鴨神社境内マップ 

 下鴨神社に来たのは久しぶりで、前に来たのは12~3年前でした。その頃上賀茂神社も訪れたんですが、個人的には下鴨神社の方が好きです。それはなぜかというと、糺の森があるからなんです。下鴨神社のすぐ南で賀茂川と高野川が合流するのですが、その付近で発達した原生林で、面積はおよそ12万4千平方メートルで東京ドームの約3倍。森林全域が1983年(昭和58年)に国の史跡として指定を受けています。糾の森あっての下鴨神社です。平安京が置かれた時代には今の40倍以上の広さがあったそうですが、応仁の乱で7割が焼失したとか。

史跡糺の森 
糺の森 
糺の森その2 

 参道とかが広いせいで、森と言うよりは林じゃないかという感じもするのですが、ここを歩くといつも気分がいいんですよね。ちょっと前に流行った森林浴の効果があるんでしょうかね。私はいわゆるパワースポットと呼ばれる場所に行っても全然パワーを感じないタイプなんですが、ここはパワーはともかく気持ちが良くなる場所です。しかし台風の被害を受けたせいか、根こそぎ倒れた木があちこちに。昔はもっと広く感じたんですが、今回改めて訪れたら意外に狭かったですね。

河合神社 

 糺の森の入り口付近には摂社の河合神社が。祭神は神武天皇の母である玉依姫命。それはいいのですが、この玉依姫命、玉の様に美しかったという事から美麗の神として信仰を集めているとか。「日本第一美麗神」なんて書かれていますよ。

玉依姫命 

 はい、これが玉依姫命。へ…平安美人?いや平安時代より遙かに昔の人のはずなんですが。参拝に来た女性の皆さん、こういう風になりたいんでしょうかね。

現代調玉依姫
 現代調玉依姫その2

 近代化改装(笑)された玉依姫命の画像もありました。ああ、これならばなんとか理解も。もっとあるだろう色々と、本格的に画像検索に走りそうになりましたが、こんなことをやっているとかつてシリーズ化していた「中国美女列伝」になってしまうのでこの辺にしておきましょう。

鴨長明の方丈 

 この神社は「方丈記」で有名な鴨長明に深い縁があり、長明は河合神社の禰宜の息子だったそうです。長明も禰宜就任を望みましたが叶わず、神職としての出世の道が閉ざされたことで出家して京都郊外周辺で閑居生活を送りましたが、河合神社には長明が晩年過ごしたと言われる建物を再現した方丈の庵が展示されています。案内書によれば、この方丈は組み立て式で方々に転居しては組み立て直して住んでいたとか。夏も冬もこの方丈だけで過ごすのはちょっとキツそうですが…台風とかで吹っ飛んだりしないんでしょうかね。 

下鴨神社その2 

 そして下鴨神社。こちらも祭神は玉依姫命ですが、どうやら河合神社の祭神とは別人(別神)のようで、別名は玉櫛媛。上賀茂神社で祀っている賀茂別雷命の母だそうです。それと賀茂建角身命 (かもたけつぬみのみこと)で、こちらは玉依姫命の父になり、賀茂氏の始祖になります。神武東征の際、八咫烏に化身して神武天皇を先導して勝利に貢献したとか。

さざれ石 

 他にも小さな摂社末社がありましたが、おっと思ったのは糾の森にあった「さざれ石」。 長い年月をかけて小石の欠片の隙間を炭酸カルシウム(CaCO3)や水酸化鉄が埋めることによって、1つの大きな岩の塊に変化した「石灰質角礫岩」を、日本の国歌である「君が代」の歌詞にある巌(いわお)であるとして、さざれ石と呼ぶようです。 注連縄が張られてものものしいですが、実はさざれ石は日本各地にあります。

下鴨神社でも結婚式 

 昨日の住吉大社でもそうでしたが、下鴨神社でも結婚式の行列が。今時の人はウェディングドレス志向かと思っていましたがそうでもないんですね。京都や大阪の人は古式ゆかしい方がお好みなんでしょうか。まあ全く知らない賛美歌を歌わされることもないから参列者は気楽かも知れませんね。

鴨川合流地点 

 そして鴨川へ。下鴨神社の南で高野川と合流し、京都市内を真南に流れて、伏見のあたりで嵐山方面から流れてきた桂川と合流して桂川となり、さらには宇治川、木津川と合流して淀川になっていきます。高野川と合流する前は賀茂川と表記されるのが通例のようです。平安京時代は都の東の境界でした。古来氾濫を繰り返す暴れ川として知られ、白河法皇は、自らの意に沿わないもの(天下三大不如意)の筆頭に「賀茂の水」を挙げています。

鷺が目立つ鴨川 

 名前の通り鴨もいますが、目立つのは鷺。街の中央にこれだけの清流が流れていて鷺がたくさんいるというのも驚きですが、田舎に行くと鷺はやたら警戒心が強くて人の姿を見ると飛び去ってしまうのに、ここでは平然としています。広々とした河川敷には遊歩道があり、人々の憩いの場にもなっています。桜之宮公園など大川端も悪くはないのですが、鴨川に比べるとやはりごちゃごちゃしていてスッキリ感が足りません。

鴨川河川敷 

 鴨川といえば有名なのは川床。二条大橋から五条大橋にかけての鴨川右岸の料理店では、5月から9月にかけて河原に張り出した木組みの床が設けられ、納涼床とも呼ばれます。10月に入ってシーズンオフ突入ということで、あちこちで解体していました。

鴨川の横のみそそぎ川 

 実は鴨川の川床、鴨川にまでせり出している訳ではないので、川の上に床を作る貴船の川床(こちらは「かわどこ」と読む)とは全然違うやんけと思っていましたが、実は直下にみそそぎ川という全長2キロほどの人工水路が流れているので、それなりに涼しいのかも知れません。暗渠から突然出現するので驚きましたが、五条大橋付近で鴨川と合流してしまいますが、森鴎外の小説「高瀬舟」で有名な運河・高瀬川の水源となっています。

鴨川にかかる橋 
三条大橋 

 街の真ん中を流れる川ということで、橋がたくさん架かっています。合流地点の賀茂大橋から荒神橋、丸太町橋…と数百メートルおきに。有名なところでは三条大橋。お江戸日本橋を起点とする東海道の終点です。

歌川広重の三条大橋 
弥次喜多像 

 昔の三条大橋はこんなでした。「東海道中膝栗毛」の弥次喜多像も建ってます。この橋の近隣の川岸ははかつて「三条河原」と呼ばれ、処刑や処刑後の晒し首が行われました。有名どころでは石川五右衛門(有名な釜茹でですね)、豊臣秀次とその妻子側室侍女計40名(本人はともかく、関係者皆殺しはやめて欲しい)、石田三成(六条河原で斬首されて三条河原で晒し首)、近藤勇(板橋で処刑されて首が塩漬けされて送られて三条河原で晒し首)など。

四条大橋 

 四条大橋。東の祇園・八坂神社と西の四条河原町、先斗町などを結び、京都を代表する繁華街ということで交通量が多く、車道、歩道とも他の橋よりも幅が広いです。清水寺、高台寺、八坂の塔といった東山界隈から円山公園、八坂神社を通過して四条大橋を通って四条河原町に行くというのが十数年前の私の一つの行動パターンでした。ああ懐かしい…

五条大橋 

 五条大橋。言わずと知れた牛若丸と弁慶が出会った場所です。その状況を模した京人形風の石像が設置されています。

牛若丸と弁慶像 
牛若丸対弁慶 

 しかしイマイチ迫力がないのでここは錦絵もどうぞ。実際には違う場所で出会ったのではとか、そもそも弁慶は実在なのかといった異説・諸説が色々あって判然としませんが、もうこれだけ有名人になってしまうと今更存在しなかったといっても収まらないでしょうね。弁慶ゆかりの場所は日本各地にありますが、筑波嶺にも筑波山中に「弁慶の七戻り」という場所があります。弁慶ですら恐怖のあまり7度後戻りしたと伝えられる大岩なんですが、臆病過ぎるだろう弁慶(笑)。何と北海道にも「弁慶の土俵跡」とか「弁慶の足跡」なんてのがあります。トンデモ伝説「源義経=ジンギスカン説」の派生ですかね。

弁慶の七戻り 

 さらに南下して七条大橋くらまで行きたかったんですが、五条大橋で鴨川右岸の河川敷は途切れてしまいました。左岸はまだまだ南にいけるんですが、京阪電車の駅(清水五条)もあることだしまあここまでで良かろうと五条大橋を渡って電車に乗ってしまいました。合流地点から五条大橋までおよそ3.5キロといったところでしょうか。秋の散策路としてはまずまず適当な長さではないでしょうか。秋の京都はやはりいいですね。「京都小旅行」はこれからもガンガンやっていきたいです。

黄昏の鴨川 

住吉大社:全国の住吉神社の総本社にして摂津国一之宮

コスモス咲き乱れ

 昨日ほどじゃあないんですけど、今日も10月にしてはやたら暑いです。東京じゃ32度という話ですからまだ大阪はましなんですが、それでも29度です。もうちゃんとした秋に来て欲しいですね。

動け動け動け 

 基本的に暑いと活動が鈍るのですが、既に10月。しかも三連休。今動かないでいつ動くんだ。動け、動け、動け!今動かなきゃ、今やらなきゃ、秋が行っちゃうんだ!もうそんなの嫌なんだよ!だから、動いてよ!とシンジ君も叫ぶので、重い腰を上げて住吉大社に行ってみました。実はこの前テレビに写っていたので行ってみる気になったんですより。

住吉大社入り口 初詣の住吉大社

 観光というと京都奈良に行きたがる諸君(ワシもじゃ!ワシもじゃみんな!!)、大阪にだって由緒正しい歴史的観光スポットがあるんです。その一つがこの住吉大社。摂津国一之宮で、全国にある住吉神社の総本社です。毎年初詣は大賑わいで、全国トップ5入りを果たしています。

住吉大社境内案内図その2 

 神功皇后が新羅征伐をした頃に創建されたという伝説があり、それは西暦にして211年になるとか。ということは既に1800年以上の歴史と伝統があるということに。そもそも神功皇后が実在なのかどうかに議論があり、また卑弥呼が神功皇后なんじゃないかとかいろんな説がありますが、歴史考証上もかなり早い時期に作られたのではないかと言われており、ヤマト政権以前から地元の神が祀られていたのかも知れません。

第一本宮 
第二本宮 
第三本宮 

 祭神は住吉三神と神功皇后。第一から第四まである本宮に、一柱ずつ祀っています。第一本宮が一番奥で、その手前に第二本宮。その手前に第三本宮と第四本宮が並んでいます。黄泉国からイザナミを連れ帰ることに失敗したイザナギが帰ってきて、穢れ祓いのため禊をすると、綿津見三神(海三神)と筒男三神が誕生し、その筒男三神が住吉大神になります。底筒男命(そこつつのおのみこと)、中筒男命(なかつつのおのみこと)、表筒男命(うわつつのおのみこと)で、それぞれ第一本宮~第三本宮に祀られています。

第四本宮 

 そして第四本宮には神功皇后。それは神社の置き千木からもわかります。置き千木は社殿の屋根の両端の所で、交差し高く突き出ている部分のことですが、その先端が垂直に切られている場合は男神を祀っていることを示し、水平に切られている場合は女神を祀っていることを示します。

第四と第三本宮 

 なるほど並べて見るとよくわかるとおり、第三本宮の置き千木は垂直に切られており、第四本宮の置き千木は水平に切られていますね。この本殿4棟は、いずれも江戸後期の文化7(1810)年の造営ですが、「住吉造」と称される飛鳥時代にまで遡る古代日本の建築様式で建造されており、国宝に指定されています。

住吉造 

 住吉大社は昔は海に面していたらしく、住吉三神は航海守護神として信仰されました。遣唐使とその船を守る神ともされていたようです。その他、イザナギの禊祓から生まれたという話から禊祓の神として、さらに平安時代からは和歌の神としても信仰されるようになりました。遣唐使が廃止された後、住吉が「住吉の松」と歌枕で歌われるように風光明媚な地であったことによるようです。

反橋 
横から見た反橋 

 第三本宮正面の幸壽門の門前には角鳥居(かくとりい)が建てられていて、そこから続く参道には反橋が架かっています。現在の橋は昭和56年(1981年)の造営によるものですが、鎌倉時代の文献にも橋の記述があるので昔から架かっていた模様です。この反橋付近まではかつて海であったといわれ、反橋が架かっている池は古代の潟湖(ラグーン)の痕跡ではないかという説があるそうです。誰でも渡っていいのですが、かなり急角度なので足腰の弱い人は注意が必要です。

山ほどある燈籠 山ほどある燈籠その2

 航海守護の神だったということで、江戸時代の廻船問屋から600基以上の石燈籠が奉納されているそうですが、参道その他境内のあちらこちらに石燈籠が建ち並んでいます。しかしこの石燈籠、実際に火を入れて使用したことはあるんでしょうかね。なんか大きさを競っているだけのような気もしますが。

石舞台 

 第一本宮の南側には石舞台があります。慶長12(1607)年にの豊臣秀頼が再興したもので、池に架けられた石造桁橋(幅約11メートル×長さ約12メートル)の上に、一辺約6メートル、高さ約0.5メートルの規模で築かれています。「日本三舞台」の1つに数えられるとともに、国の重要文化財に指定されています。他は四天王寺(大阪市天王寺区)の石舞台、厳島神社(広島県廿日市市)の板舞台ということで、西に偏ってますね。

五所御前 

 石舞台のそばには五所御前(ごしょごぜん)という玉垣の区画があり、内側には杉の木が生育しています。住吉大社での言い伝えによると、3羽の鷺が杉の木にとまったので、神功皇后がこの地を鎮座地に定めたのだとか。

誕生石 誕生石その2

 また角鳥居近くには誕生石というのがあります。これは薩摩藩祖の島津忠久の誕生地と伝承されるもので、忠久の母の丹後局は源頼朝の乳母の娘で、頼朝の寵愛を受け、この地で忠久を産んだと伝えられます。とうことは島津氏は頼朝の子孫ということになり、実際島津氏はそう主張しているのですが、「吾妻鏡」など当時の史料に丹後局が頼朝の子を産んだとする記録はないそうです。

大海神社 

 住吉大社の境内には多くの摂社・末社がありますが、主なものを紹介しますと、まずは第一の摂社は大海(だいかい)神社です。本宮よりも古い江戸時代中期の宝永5(1708)年の造営で、国の重要文化財に指定されています。社前には「玉の井」と称される井戸があります。

楠珺社 

 楠珺社(なんくんしゃ)は初辰まいりの中心的な神社で「はったつさん」と親しまれ、古くより商人から篤い信仰を受けています。参拝の際、招福猫を受けて祈願し、これを48ヶ月間続けると「始終発達」(しじゅうはったつ=四十八辰)の福が授かるとか。

種貸社 

 種貸社(たねかししゃ)は稲種を授かって豊穣を祈る信仰であったものが、時代とともに商売の元手、元本、また子宝祈願の信仰に発展したものとされ、商売繁盛のほか子宝祈願で多くの参詣者が訪れています。初辰とは、毎月最初の辰の日に参拝すれば、より一層力を与えて守り助けてもらえるという信仰で、住吉大社では種貸社→楠珺社→浅澤社→大歳社と回るのが正規の巡拝ルートになるそうですが、うっかり浅澤社と大歳社を見るのを忘れていました。この二つは境内の外にあったもので。

結婚式もやっていた 

 神前結婚式のメッカでもあるらしく(しかしこの言い方は宗教的にいかがなものか)、何件も結婚式グループを見かけました。秋の好日、確かに結婚式に良い日取りなんですが、今日についてはちょっと暑くて花嫁さんも大変だったのではないかと。結婚式をどんなスタイルでやるかは人ぞれぞれですが、暑い時にはウエディングドレスのほうが涼しいかも。空調服みたいな装備があればいいですけど。

結婚式もやっていたその2 

2018年夏季アニメの感想:一気に全部やっちゃいます

気がつけば10月

 暑い暑いといっているうちに9月が過ぎて10月になってしまいました。秋の雰囲気満載で行きたい所なんですが、今日は暑い!直撃しなかった台風25号の影響なのかも知れません。台風よりはましですが、10月で30度超えは勘弁ですね。まさか熱帯夜はないでしょうな。

京都寺町三条のホームズ 

 まあ愚痴っていても仕方がないので、とっくに終わった夏季アニメの感想を行ってみますか。しかしせっかくの三連休、京都とかにも行きたいのでさくっと短信でやっていきたいと。まずは「京都寺町三条のホームズ」。

万能鑑定士Qこと凜田莉子 

 鑑定士の鋭い鑑定眼と知識が推理にも応用されるというのは、「万能鑑定士Qの事件簿」でもやられているところですが、こっちのホームズこと家頭清貴の推理は、およそ推理小説的ではない。すなわち、本物のホームズやその他の名探偵達なら「まだ推測の域を出ない」とか言って明かさないだろう推理状況でも、推測のままぺらぺらしゃべってしまうのです。そしてそれが全部当たっているらしい。

京都はいいどすな 

 遭遇する事件が、事件と言うほどの事件ではない、いわゆる「日常の謎」系なのでそれでもいいのですが、この人の推理と鑑定眼があんまり関係していないような気がするんですよね。つまり、清貴は鑑定士として修行していなくても探偵の素養があるのではないかと。だから二言目には「探偵じゃない」というのがしらじらしく聞こえます。

傑作氷菓 

 いわゆる女性向け作品で、それ自体を云々するつもりはないのですが、清貴が男からみてあまり魅力がありません。それと事件とか推理とかをもっとちゃんと描いてくれないと、ミステリーファンとしてはがっかり。舞台が大好きな京都なのと1クールだったのでなんとか視聴続けましたが、2クールだったら危なかった。「氷菓」みたいな傑作を作るのは難しいんでしょうかね。

シュタインズゲートゼロ感想 

 春から2クール続きましたが「STEINS;GATE Ø」。本編である「STEINS;GATE」と違い、主人公・岡部倫太郎が数々の苦難、悲哀を乗り越えることができず、「彼女」を救うことをあきらめてしまった世界線でも物語。もはや中二病を装うこともなく、暗く沈んでしまった倫太郎のその後が描かれます。暗いけどアダルトタッチでこれもいいなと思いましたが、結局は熱い展開に向かっていくことになるという。これも世界線の収束ということなんでしょうか。

どうあがいても絶望 

 新キャラも無理なく溶け込み、いい感じに展開されるストーリーはさすがは「STEINS;GATE」シリーズだなあと思いました。どうあがいても絶望的な展開の中、終盤、結果的に倫太郎は本編以上の地獄を味わいつつタイムリープすることになりますが、その状況がほとんど描かれていないのが可哀想。結局こちらでもトゥルーエンディングの世界線であるシュタインズ・ゲートに行き当たることになるんでしょうかね。

レスキネン教授 

 「STEINS;GATE」シリーズも含まれる「科学アドベンチャーシリーズ」には、アニメとしては成功したとは言い難い「CHAOS;CHILD」もありますが、これを見ていたせいで、一番の味方のように見えた人物が本当は一番の敵というパターン(個人的にはダン・ブラウン式と呼んでいますが)がすぐに読めましたが、それがいいのかどうかはなんとも。

ざーさんの椎名まゆり 

 とりあえず花澤香菜演じる椎名まゆりは本当に声と役柄がマッチしていていいですね。

異世界居酒屋 

 これも春から2クール続いた「異世界居酒屋 〜古都アイテーリアの居酒屋のぶ〜」。以前「異世界食堂」という作品があってパクリじゃねーかと思いましたが、原作的には実はこちらの作品の方が先行していたそうです。「異世界食堂」は基本現代の洋食屋で、土曜日だけ異世界につながっていましたが、異世界居酒屋は入り口が異世界、裏口が現代に常時接続なので、異世界人だけを相手に商売することになっています。異世界食堂は人間ならざるモノも多数お越しでしたが、異世界居酒屋は人間だけ。もしや異世界ではなく過去の世界につながっているのでは?

異世界人だけ相手にする居酒屋 

 酒や料理が尽きる心配はないにせよ、異世界の貨幣をどのように両替するかとか、頭が痛い問題がいろいろありそうなのですが、そういう部分は一切描かれていませんでした。異世界の料理というのを考えるのが大変ということがあるせいでしょうが、異世界の料理が常に現代の料理に比べて圧倒的に貧弱で、皆が血相変えて絶賛するという展開は少々飽きてしまったような。ある意味「日本、スゴーイ」的番組に感じる違和感と同じようなモノを感じます。自画自賛はみっともないですね。

ちおちゃんの通学路感想 

 「ちおちゃんの通学路」。12話で終わってしまったのが惜しい傑作ギャグアニメ。せめて13話までやって欲しかった。異様に長い登校時間(下校時もあったけど)の中で起きる様々な事件やハプニングをどう切り抜けて遅刻しないで学校に行くかという話でしたが、結果的に遅刻は一度もしていませんでした。

桃ちゃん先輩 

 主人公ちおちゃんがパンチラしまくっているにも関わらず全く萌えないというか、小学生男子が女子高生やってるかのような感性が女を感じさせないというか。相方の野々村真奈菜との関係性も状況によって結託したり裏切ったりとまさに「悪友」関係で良かったですね。 

久志取まどか 

 しかし登場すると全てを持って行くガチレズ・久志取先輩の恐ろしさよ。「まどか」という名前は勘弁して欲しかった(笑)。元暴走族安藤さんとか風紀委員桃ちゃんとかいろいろキャラ立ちしていたので、これはぜひ二期を。番宣ラジオも面白かったです。

全くしゃべらない晶 

 「ハイスコアガール」。90年代に小中高生時代を過ごした人達には懐かしいゲームがたくさん登場する作品。青春時代はとっくに終わっていたけど「あ、やったやった!」と思うゲームが登場するのはどういうことだオイ。

基本ゲームばっかりしてる 

 恋なのかライバル心なのか自分でもわからないままにお嬢様ゲーマー晶に翻弄されるゲーム少年ハルオの恋(?)と成長(??)の物語。四六時中ゲームのことしか考えていないしょうもないハルオなのに、好きになってくれる小春という女の子が出てきたり、光太郎というルックスも中身もナイスガイな親友が出来たり。こんなことがリアルで起きたら世のキモオタ達も苦労しないだろうに(笑)。一億総リア充になっちまうZE!

イーアルカンフー 
站椿 
マッスルタッグマッチ 

 原作は完結していますが、高校生編途中で終わってしまった感があり、もうちょっとというところで二期か?と思ったら、残りは2019年3月にOVA化されることが発表されています。ということは二期はないというこで…ま、いいか。基本格闘アクションゲームが中心でしたが、言葉の端々にそれ以外のゲームの話も出てきていたのでとにかく懐かしかったことよ。「イーアルカンフーからやり直せ」は烈海王の「今一度站椿からやりなおせ」に通じる名セリフでした。「キン肉マン マッスルタッグマッチからやり直せ」だったら大笑いだったけど。

松坂さとう 

 「ハッピーシュガーライフ」。純愛サイコホラーという触れ込みに大いに期待したのですが、登場人物が全員なんらかの異常者だったので、主人公松坂さとうのサイコっぷりが霞んでしまうという。「アウトレイジ」という映画が「全員悪人」というキャッチコピーでしたが、全員異常者だと主人公の異常性が目立たなくなってしまいます。まあ主人公の異常性が目立ちすぎると感情移入できなくなるからあえてそうしてるんでしょうが。

さとうとしょうこ 
しょ、しょうこー! 

 遊び人だったけど唯一まともだった友達(しょうこ)を殺してしまったので、ハッピーエンドは許されないだろうと思ってたけど、ああいうオチだったのね。深夜アニメだからそれでも本人達だけハッピーエンドというのもありかと思いましたが。

17歳の叔母さん 
マクロファージさん 

 17歳が演じるさとうの叔母さんがインパクト大で良かったですね。どうやって生計立ててるんだろうこの人。きっこさんは従来の声質とは異なる粗野で暴力的なキャラとか思いっきりBBAなキャラとか演じていて、声優だからいろんな役を演じるのも当然だと思うのですが、こういう優しそうで不気味なキャラの方がはまってるなあと思います。実はマクロファージさんが非番の時叔母さんをやってるとか。そうか、あの怪我は細菌・ウイルスとの戦いによる名誉の負傷か。

はたらく細胞感想 

 「はたらく細胞」。今季一番人気とも目された作品です。人間の体細胞を擬人化するという、擬人化の極北のような作品。ついでに細菌、ウイルス、がん細胞まで擬人化されていました。

鈍器持ちのマクロファージさん  

 血液細胞とか免疫細胞に焦点が当てられていて、一般細胞は家に引きこもっているだけのように思えましたが、あいつらは「働かない細胞」なんでしょうか。血液細胞と免疫細胞は確かに24時間働いているのでタイトルに偽りなし。白血球とかリンパ球、マクロファージなんかは自律的に以後いて細菌やウイルスと戦うので、まるで一個の独立した生物のようにも感じますが、それらもまがうことなき我々の体の一部なんですね。

血小板ちゃん

 この作品のせいで血小板に対する愛が爆上がり(笑)。というかあんな幼女が体内にたくさんいるんならロリコンは小学校とか覗いていないで顕微鏡を見ろと。長縄まりあのボイスは血小板ちゃんに凶悪にはまってましたなあ。

白血球と血小板 

 なお白血球が血小板を肩車しているシーンがありましたが、血小板は自力で特定部位に遊走する能力がないので、特定部位に遊走する能力のある白血球と結合して血小板白血球複合体となって、患部に運んでもらう事があるんだそうで、その状態を描いているようです。深いなこの作品。それにしても本作の働く細胞達の本体(人間)、終盤死にそうなダメージを受けていましたが、本体がどういう人でどのような状態だったのかも知りたくなりますね。細胞達も本体が若い美人だったらいいなとか思うんでしょうかね。キモオタと知ったら絶望して働かなくなったりして。

あそびあそばせ感想 

 最後に「あそびあそばせ」。「ちよちゃんの通学路」とともに笑わせて貰った納涼作品。ちよちゃんが小学生男子(それも悪ガキ)の魂を持った女子高生なら、こちらはまんま女子中学生なんですが、ただしかなりお馬鹿。基本絵柄は可愛いのに、すさまじい顔芸やシュールギャグを炸裂させてきます。

魔女裁判 

 OPに登場する美少女トリオは一体いつ登場するのかと言われ続けていましたが、最後まで登場しませんでしたね(笑)。主人公本田華子の、いくらでもリア充になれそうなポテンシャルを持っているのになぜか非リア充で、仲間内にリア充を見つけ出した時の「魔女裁判」モードに笑いました。

アポクリン汗腺!!! 

 金髪碧眼のオリヴィアは、黙っていれば美少女なんですが、すさまじいワキガの持ち主。いやまあたくさんいるらしいですよあちらの人達には。でも実際遭遇したら百年の恋も醒めそう。しかしそのワキガネタをこれでもかとぶっ込んでくる作品がこれが初めてでしたよ。自覚していろいろケアしたら無臭化ないし大幅軽減化できそうなんですが…本人は気付かないものなんですかね?ブスなら構わないとかそういう話じゃないんですが、美少女がアポクリン汗腺だと、そのギャップが凄まじいのがね。これはギャップ萌えにならねーから!

一番まし?な香純 

 最初超クールで暴力的側面を見せることが多くて一番ヤバそうだった野村香純は回が進むほどにおとなしく乙女風になっていって、一番いいんじゃないかと思えるんですが、男嫌いでBL好きという厄介な性向が。もしや腐女子予備軍?

将棋部部長 
遊び人四天王 

 本田家謎の執事前多、男疑惑がある青空つぐみ、復讐鬼と化した将棋部部長(自業自得の気もしますが)、あそ研メンバーをして「す…凄いの来た…」と言わしめた遊び人四天王の一人紗礼頭徳子(これで“奴は四天王でも最弱”だったらコワイ)など、濃いキャラがたくさん登場していたので、ぜひ二期を制作して欲しいのですが、二期でもワギガネタはやるんでしょうかね。

手を上げるなオリヴィア 
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