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艦隊これくしょん-艦これ-(その12):冬イベント攻略中です

2018冬イベントバナー

 貯まったアニメ見て「艦これ」やってたら暗くなっていました。私の日曜日を返せ。こんなのどこからどう見てもひきこもりやんけ。それもこれも冬イベントをおっ始めやがった「艦これ」がいけんのじゃ。悔しい…でもやっちゃう!!(ビクンビクン)

艦これ冬イベント 

 ということで「艦これ」、2月17日から秋イベントに引き続きのレイテ沖海戦が始まりました。正式名称は「捷号決戦!邀撃、レイテ沖海戦(後篇)」。とりあえず本日、前段作戦最後の「サマール沖/レイテ湾(E-4)」の攻略に成功しました。いや~なかなか骨が折れましたが、今後さらに難しいであろう後段作戦が3つも控えているので大変です。果たして最後まで攻略できるのか。

占守島の日本戦車の残骸 

 攻略に伴って新たな艦娘をゲットしたのでご紹介します。まずは海防艦「占守」。こう書いて「しむしゅ」と読みますが、艦名は千島列島の最東端に位置する占守島(しむしゅとう)に由来しています。昔は千島列島全てが日本の領土で、占守島の先はカムチャッカ半島なんですが、敗戦によりロシア領に。サンフランシスコ講和条約により放棄したので、北方領土と違って日本は領有権を主張していませんが、北方領土以外の千島列島の帰属は未確定と主張しています。…が、現在実効支配しているロシア以外に領有を主張する国はなく、現状ちょっと揺るぎないでしょうね。

占守 

 沿岸警備や北方漁場警備のために建造された甲型海防艦占守型の一番艦です。北の最果てを連想させる艦名と、建造目的が「北方海域の警備艦」であったことから、いかにもな防寒着風の服を着ていますが、ネームシップの占守のみは就役早々南方に配属され、警備任務などに従事していました。南方でその服はヤバいヨヤバいヨ。

日振 

 日振型海防艦の1番艦「日振」。これは今回新規実装の艦娘ですね。占守型や択捉型の海防艦は、性能そのものは良かったものの量産に不向きだったため、護衛艦艇不足が深刻になってしまいした。結果、量産性を重視して開発されたのが日振型です。占守と違って最初から南方配備が予定されていたので涼しげな夏服を着ています。名前の由来は愛媛県の日振島です。島民がたいまつの火を振ることで灯台の代わりをしたことに因むとか。竣工して2ヶ月足らずで撃沈されてしまった悲運の子のせいか、運はたったの7。まあ大鳳なんか2ですけどね。

大東 

 日振型海防艦の2番艦「大東」。沖縄の東にある大東諸島が名前の由来と思われますが、北大東島、南大東島、沖大東島はあっても大東島そのものはありません。こちらは戦後になって掃海作業中に触雷により沈没しましたが、戦争を生き延びたせいか運は33もあります。そのせいかどことなくドヤ顔をしているような気が。今まで登場した海防艦は8隻ですが、コンプリートしてしまいました。鎮守府に付属小学校が必要な気がしてきました。

狭霧 

 綾波型駆逐艦の6番艦「狭霧」。昨夏実装された比較的新しい艦娘です。開戦一ヶ月も経たずに撃沈されたせいか、この子も運はたったの6。そう思ってしみじみ見てみると、色素の薄い薄幸そうな顔をしているような。今度は沈ませないよう大事にせねば。

ウォースパイト 

 海防艦だの駆逐艦だのちんまい艦娘ばかり登場してきて、いい加減どーんと派手なのが来ないかなと思っていたらやって来たのがクイーン・エリザベス級戦艦の2番艦「ウォースパイト」。独伊仏の艦娘はすでに来ていますが、英国の艦娘としては初めての登場。金剛も英国生まれですが、生粋の英国生まれ英国育ちの艦娘です。運は破格の55。幸運艦で有名な雪風すら上回っています。1915年就役ということでかなりのおばあちゃん艦なんですが、それを言ったら金剛はさらに2歳年上…。

内田秀 

 やたら流暢な英語を話しますが、日本人の声優さん(内田秀)が演じています。オーストラリア育ちで声優デビュー作がウォースパイト役だそうです。

ガンビア・ベイ 

 E-4突破報酬の軽空母「ガンビア・ベイ」。カサブランカ級の19番艦で護衛空母です。当鎮守府初の米国艦であり、海外艦としては初の軽空母です。カサブランカ級は航空母艦史上最多の50隻も建造された艦種で、週に一隻というペースで建造されたため「週刊空母」とか「ジープ空母」なんて異名を持っています。レイテ沖海戦では、後方支援部隊所属だったにも関わらず、日本側の主力である栗田艦隊と遭遇(サマール沖海戦)してしまい、奮戦むなしく撃沈されてしまいました。

護衛棲水姫 

 つまりE-4のラスボスだった護衛棲水姫が浄化されて艦娘に戻った姿がガンビア・ベイということになるんでしょうかね。ツインテールの髪型もそっくりだし。ということで、前段作戦でゲットした新規艦娘は5隻でした。後段作戦で何隻ゲット出来るが楽しみですが、資源が続くかどうか。

香取復活 

 あと昨年末にうっかり轟沈させてしまった練習巡洋艦香取ですが、想定どおり1月末に建造に成功し、まるで何事もなかったかのように元のレベルにまで戻しました。もう沈ませないぞと誓いましたが、二度あることは三度あるという不吉なことわざが胸に去来します。

アルジュナ 

 さて、カードつながりでFate/Grand Orderでの新規入手サーヴァントも紹介しましょう。まず星5アーチャーのアルジュナ。インドの大叙事詩「マハーバラタ」の主要登場人物で、かの大英雄カルナを討ち取りますが、実はカルナとは異父兄弟だったという。カルナの父は太陽神スーリヤ、アルジュナの父は神々の王インドラです。強いはずなんですが、星5サーヴァントとしての性能評価はカルナの方が高いようです。火力の差ですかね。

クレオパトラ 

 そして本日の朝、呼符が10枚あったので10連ガチャが回せるかと思ったら出来なくて、仕方なくしこしこと一回ずつ回したところ、星5サーヴァンとが2騎も出てきました。これくらい出目が良かったら課金不要なんですが。まずはアサシンのクレオパトラ。誰もがご存じ世界三大美女の一角にしてプトレマイオス朝最後の女王、すなわち最後のファラオということに。フレンドのサーヴァントを借りてプレイしていて、自分でも欲しいなとは思っていたのですが、まさかお迎えできるとは。

両儀式 

 第二弾が「空の境界」の主人公両儀式。人材不足だったセイバー勢では待望の星5セイバーなんですが、あんまり評価は高くない様子。全体即死宝具を持っているのですが、効かない敵が多いんですよね。

ニトクリス キャスター 

 ちなみに星4サーヴァントとしてはキャスターのニトクリスが来ました。アサシンのニトクリス(通称水着ニトクリス)は初期にゲットしていたのですが、こちらが本家ですね。この人もエジプトのファラオで、クレオパトラ同様全体即死宝具を持っていますが、耐性のある敵が多いから…

アサシン両儀式 

 「空の境界」とのコラボイベント(復刻版)で登場したアサシンの両儀式。こちらはセイバー両儀式より評価が高いようです。イベント配布キャラなので宝具もすでにレベル5だしね。
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ファイブスター物語14巻(その1):ツラック隊細腕繁盛記

河津桜のイメージ

 先日の日曜日は伊豆に行っておりましてブログをお休みして失礼しました。この冬は寒いので、春の到来を告げる河津桜を見てこようと思ったのですが…まだまだ一分咲きといったところで寂しいものでした(画像は期待していた咲きぶりです)。伊豆といえば椰子の木が生えていたりして、関東近辺ではことのほか暖かい土地だと思っていたのですが、さしもの伊豆もこの冬は寒かったようです。

14巻好評発売中 

 本日からしばらく、この前買った「ファイブスター物語」の14巻(略してFSS14)の話をしたいと思います。東京オリンピックの後あたりかと勝手に思っていたので、13巻刊行後2年半程度での新刊はうれしい誤算でした。13巻から永野センセ制作のアニメ映画「花の詩女 ゴティックメード」の設定が大挙して導入され、一見全く違う作品になっていますが、センセは一貫して「嫌なら読むな」スタンスなので、読みたければどんなに設定が変更されても受容しなければなりませんが…フジは敗北したのだぞ(byデギン公王)。

ナルミ支体調 

 14巻は、13巻終盤から始まった第6話「時の詩女」アクト3ステージ5「ツラック隊」の続きです。というかほぼ全編「ツラック隊」で、エピソードが終了しています。12巻でやってた第6話は「マジェスティックスタンド」だったんですが、第6話のタイトル自体が変わってしまいました。「嫌なら読むな」という精神波が聞こえてきそうなのでもはや何も言うまい。おとぎ話だし。

ツラック隊のGTM 

 レディオス・ソープ久々に登場。8巻以来ですね。しかし6~8巻に登場していたソープは逃避行ばかりだったので、GTMスライダー(旧設定ではMHマイスター)としての登場はなんと3巻以来。「魔導大戦」(マジェスティック・スタンド)の舞台である旧ハスハ連合共和国の辺境ベラ国に嫁のラキシス(偽名ファナ)とともにやってきます。元々はハスハの臨時首都となっているスバース市に向かうつもりだったようですが、ベラ国を守って孤軍奮闘するツラック隊とナルミ支隊長に興味を持った様子。

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 このツラック隊、ハスハ連合共和国の国家代表騎士団であるAP騎士団12支隊の一つですが、規模は最も小さくて、補給も補充も受けられないままにどんどん疲弊していっています。ベラ国自体が辺境にあることから主戦場ではないので、バッハトマ魔法帝国をはじめとするハスハに攻め込んだ枢軸国の主力がやってくることはありませんが、二軍クラスが頻繁に攻め込んできて、ツラック隊が壊滅したら占領したろうという姿勢のようです。

ソープ正論

 ツラック隊のGTM24騎中稼働騎はたった6騎という実情を知ったソープは、ナルミ支隊長に後退と再編を提案しますが、ナルミ支隊長はそうしたらベラ国に戻れなくなると拒否。もともと一枚岩ではなく、魔導大戦により事実上四分裂したハスハをこれ以上バラバラにしたくないと、身を捨ててでもベラ国を死守する構えです。これに感動した(ふりの)ソープ、ツラック隊の再建に手を貸します。

ベラ国を死守する 

 一夜にして6騎のGTMを修理するなど、一気にツラック隊の惨状をV字回復させたソープ。「伝説のGTMスライダー」たる異名の面目躍如です。今回はラキシスも手伝っているので以前よりさらに効率アップした模様。加えてベラ国の内情を内外に宣伝するという「禁じ手」まで提案します。スバース市では大騒ぎになって軍法会議だ罷免だと議員たちがわめきますが、救援も送らずに「盾」として酷使し続けている負い目があるギラ総司令やバルンガ総参謀長は、これには裏があるとして静観を決め込みます。

エルディアイ・ツバンツヒ 

 意気上がるツラック隊に、ファティマ・ガーランドであるミース・シルバー・バランシェの使者としてやってきたのはエルディアイ・ツバンツヒ。4000年以上生きているという化け物にして本作でソープ(=アマテラス)より年上という希有のキャラです。そしてそのままツラック隊に傭兵として加わり、デビュー戦で3騎撃破2騎中大破という鮮やかな戦果を示して実力を見せつけます。

外道ラキシス 

 実力をさることながら、料金もふっかけていたツバンツヒですが、ラキシスは「使うだけ使ってばっくれる」作戦を提案。戦死するかもさせるかもと結構怖いことを言っています。13巻でアマテラスに恋していると告白していたツバンツヒですから、嫁のラキシスとしては本能的に危険を嗅ぎ取った様子。

持ち直している今だから 
報道せいや 

 辺鄙なベラ国での戦いがクローズアップされることで面白くないのがバッハトマのエースである銀月騎士団長ジョ-・ジィッド・マトリア。剣聖ダグラス・カイエンのGTMデムザンバラ(旧名シュペルター)を継承し、今や黒騎士・デコース・ワイズメルに次ぐ実力者となっています。今や準主役という位置にありながら、チンピラのような風貌・言動が妙に目立つ人物です。

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 パートナーのニナリスは四大ガーランドの一角であるスティール・クープ作のファティマで超優秀なんですが、実はニナリスが剣聖仕様であまりにもピーキーなデムザンバラを故意かつ一存でデチューンしてジイッドにも扱えるようにしていることがデコースの指摘で判明しました。

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  しかしデコースは「一流の機械とはそういうものだ」と黙認し、自分のパートナーであるエストにも「自分の使う道具を手入れしない奴はバカ者だ」と言ってペンダントトップをプレゼント。デコースはどんどんいい人になってるなあ。1巻では両刀遣い(実際二刀流だけど、ここでは性的な意味で)の変態騎士という扱いだったのに。「狂乱の貴公子」はどこに行った。地位が人を変えるということなんでしょうかね。エストも懐きまくっています。やっぱおじいちゃんよりは若い騎士の方がいろんな意味でいいんですかね…(笑)。

直ったGTM 

 おまけ:1巻の話が出たところで、永野センセの作品世界への意識がまだ深化していなかった頃の突っ込みどころをいくつか(あ、リブート版で修正があったらご容赦を。読んでないもんで)。

その1・ボード・ビュラードの差別発言:デコースを甥だと紹介したユーバー大公に関し「あいつの家系に騎士の血など流れているものか」…後に騎士の血は星団中の人々の中に薄まりつつ拡散していることが判明しているので、普通の両親から騎士が生まれてくる場合も当然あります。だからあいつの家系から騎士なんか生まれないなんて断言はできないはずでは。ま、確かにユーバー大公はデコースを金で雇っていたみたいなんで洞察は正しかったんですが、ボード・ビュラードの正体であるミッション・ルースが、やはり後に純血の騎士の家系であることが判明してからは、なんか自分の血統を誇っているかのようにも聞こえます。ま、確かにユーバー大公はデコースを金で雇っていたみたいなんで洞察は正しかったんですが、

その2・ならず者の一般人に気絶させられるクローソー:はぐれファティマは遺失物扱いで人権もなく、悲惨な目に遭うことは6巻とか10巻で明らかになっていますが、それは人間に逆らえないというだけで、身体能力自体は騎士の70%位あるらしい。だから捕まるのはいいのですが、パンチ一発で気を失うというのはいくらなんでもひ弱すぎ。実はソープやコーラスⅢがその辺りにいることを覚知しており、あえて演技してたんですかね。見てくれはか細い少女なので説得力は抜群。

その3・スパッドを投げるソープ:スパッドは騎士が持つ、スターウォーズのライトサーベルに似た光剣ですが、ソープは刃を発生させたスパッドを投げてならず者を刺し殺しています。しかしスパッドは、7巻で光線銃のようにビームを飛ばすことが可能なことが判明。じゃあ投げるよりビームを撃った方がどう考えても早いじゃん。

その4・とんでもないコーラスⅢ世:なお、この時コーラスⅢ世は騎士のくせに一般人を公然と殺害しています。いくらならず者相手とはいえこれは大問題ではなかろうか。10巻で同級生を殺したクリスティンは最大限情状酌量されたとしても筋肉を薬で破壊され一生ベッドの上で過ごすことになりそうになっていました。しかもコーラスⅢ世の場合、自国だったら王様なんだからもみ消すことも可能そうですが、他国でやらかしているという悪質さ。普通外交問題になるぞこれは。3巻で彼が死ぬのは、実はいろいろやらかしていてあの辺りで死んでもらわないとコーラス王朝がもたないところまで来ていたとかね。コーラスと戦争していたハグーダを実は大国がこぞって支援していたのも、これまでのコーラスⅢ世の悪行に我慢の限界だったとか。なにしろ超天然だから。

最近お気に入りの四コマ漫画:購読は三誌に減りましたが

ファイブスター物語 14巻

 「ファイブスター物語14巻」買いました。13巻刊行以来2年半ぶりです。12巻から13巻の間が9年半近くあって、この間「ええいッ!13巻はまだかッッ!!」と何度叫んだかわかりません。それに比べれば今回は異様に早く(あくまでFSSの中でだけ通用するスパンですが)刊行されたので、「ええいッ!14巻はまだかッッ!!」と吼える間もありませんでした。早速感想を書きたいところなんですが、こいつに関しては一回読んだだけだし、じっくりまったり繰り返し読まなければいかんのでしばらくお待ちください。

まんがライフMOMO 

 代わりに今日は最近御贔屓の四コマ漫画について語りたいと思います。3年以上前に各誌ごとに語ったことがあったんですが、今回は三誌まとめて一気に。以前は竹書房の四コマ誌を四誌読んでいたのですが、最近は三誌に減っています。読まなくなったのは「まんがライフMOMO」で、まあ以前から思っていましたが、表紙が萌え系で手に取りにくいのと、御贔屓だった「初恋症候群(シンドローム)」とか「おとの教室」とか「ゴーゴーダイナマイツ」が終了したからですね。

まんがくらぶ3月号 
せんせいになれません 

 では毎月4日発売の「まんがくらぶ」から。まずは20年連載されている「せんせいになれません」。著者小坂俊史の投稿作でありデビュー作でもあります。竹書房系四コマ雑誌ではことごとく連載を持っていたり、終了してもすぐ新作が始まるなど、男版胡桃ちの(作風は全然違いますが)といった感じの売れっ子作家ですが、「せんせいになれません」が一番好きです。思えばデビュー当時からこの人の作品を読んでいるんだなあ…。その「せんせいになれません」、なんと来月号が最終回。なぜアニメ化の話がなかったし。ちょっと地味に見えるかもしれないけど、するめみたいに味わいの続く名作でした。

父とヒゲゴリラと私 

 「父とヒゲゴリラと私」。小池定路の傑作四コマ。妻に先立たれた父総一とママン似の幼稚園児みちる、そしてウェブデザイナーとして自宅勤務の弟晃二が一つ屋根の下で暮らす物語です。自宅勤務ということでみちるの送迎とか家事をこなす晃二がヒゲゴリラなわけですが、この作品はちゃんと時間が経過していて、みちるは小学生になり、ヒゲゴリラ晃二は男嫌いの幼稚園の先生西原先生とラブラブに、そして父総一も会社のOL比和さんといい感じになりつつあります。今月号ではヒゲゴリラは西原先生と遂に一線を越えやがった。類人猿のくせに色を知る年齢かッ(笑)。タイトル的にはみちる視点という感じですが、みちるが成長すると共に、ヒゲゴリラ視点や総一視点ばかりになってきた感じがします。総一が比和さんと結ばれたら終わるのかもしれませんな。

高尾の天狗と脱ハイヒール 

 「高尾の天狗と脱・ハイヒール」(氷堂リョージ)。振られたヤケで高尾山に登ってそこで出会った子天狗聖になつかれたOLノリコの登山ライフを描く…といいたいところですが、ノリコはなんちゃって山女のままで高尾山一辺倒のまま。まあ周辺の山も攻めたりするようにはなりましたが、毎週のように高尾山に登っているわりにはね…という感じです。だがそれがいい。山グルメや酒など全然ストイックではないノリコが親しみやすくていいです。日本アルプスに挑戦とかされても読者は置き去りになってしまうし。それにしても高尾山だけで4年以上連載が続くというのも凄いことです。

のみじょし 

 「のみじょし」(迂闊)。今一番面白い四コマではないかと思っています。お酒大好きちょっぴり残念系のアラサーOL道子が、友人や家族、同僚たちと織りなす酒飲みコメディです。みっちゃんこと道子がとにかく面白いキャラです。さして遠くない実家を出て一人暮らしをしていますが、一人ノリツッコミを展開して全然寂しくなさそう。大学時代の友人である主婦のゆき、書店員の御園とつるんでよく飲んでいるほか、会社の同僚の理恵や吉田などとも飲み飲みライフを展開しています。みっちゃんのいいところは、みんなとも楽しく飲むけど、一人でも楽しそうに飲むところ。これこそアニメ化するべきなんじゃないでしょうか。道子は日笠陽子でやってもらいたい。

白滝高校きぐるみ部 

 「白滝高校きぐるみ部」(橘紫夕)。以前連載していた「ひよわーるど」も面白かったけど、これも面白いです。女子高生いっぱいなのに萌え絵じゃない、でもやりとりが面白いというこれもするめ系作品。私は好きなんですが、地味なせいか連載順が後ろの方なのがちょっと気になります。いや、ジャンプじゃないからと自分に言い聞かせつつ。

まんがライフオリジナル3月号 
クレオパトラな日々 

 続いて毎月11日発売の「まんがライフオリジナル」。まずは「クレオパトラな日々」(柳原満月)。かの有名な、サーヴァントにまでなっているクレオパトラの半生を描く、ドタバタエジプト四コマ。古代史を題材にした四コマというのは珍しいですが、史実は追いつつギャグをぶっこんでいくスタイルです。カエサル(シーザー)が登場してきていよいよクレオパトラが本領発揮という感じになっています。それにしてもアレキサンドリアは陰謀渦巻きすぎで、よくクレオパトラはのほほんとやってられるなあという感じです。

とーこん家族 

 「とーこん家族」(よしもとあきこ)。20年以上連載されている老舗です。かつては田中しょうとか松田まさお、堀田かつひこといったひところの四コマ界の大御所が連載していましたが、生き残っているのが本作だけ。あいかわらず面白いのですが、いつも巻末連載で、単行本を出してくれるわけでもなく、いつ終わってもおかしくない状態のような。他の大家達が「萌え絵」の進出により次々と四コマ界から撤退していく中、一作くらい昔ながらの作品が残ってもいいと思うのですが。いや、面白くなかったら不要なんですが、本作は依然として面白いと思うんですよね。

出没!アダチック天国 

 「出没!アダチック天国」(吉沢緑時)。“鬼の哭く街”“永遠の世紀末”“リアル北斗の拳”など様々な異名で呼ばれる(基本的に私が呼んでますが)足立区を題材にした異色作。区内在住の編集者が区外在住の漫画家を案内する形で展開されています。私が足立区をディスるのも、かつて25年住んだからなんですが、本作もまあまあいい感じでディスりとリスペクトが織りなされています。リスペクトがリスペクトになっていないという気もしますが。竹書房系の雑誌は、かつてはやたら編集者が前面に出てきて、全く姿を現さない芳文社と好一対だったんですが、最近は竹書房もあまり編集者が出てこなくなりましたなあ。

まんがライフ3月号 
スパロウズホテル 

 最後に毎月17日発売の「まんがライフ」。まずは「スパロウズホテル」(山東ユカ)。もう10年近く連載されているのですが、時間が流れない(アルバイトの大学生は大学生のまま)作品としてはマンネリ化を逃れている稀有な作品だと思います。今更新キャラを登場させたりもしますし。治安が良くない繁華街の真ん中にあるビジネスホテル「スパロウズホテル」で働く、特技が暗殺と巨乳の武闘派フロント係、佐藤小百合の活躍を描きます。5分枠の短編アニメとしてアニメ化された(が2013年4月~6月)ことがあります。山東ユカが竹書房で連載していた「みことREADY FIGHT」「みずたま注意報」「ロボ娘のアーキテクチャ」はいずれも面白かったので、隠れたヒットメーカーではないかと。

だめっこどうぶつ 

 「だめっこどうぶつ」(桑田乃梨子)。これも21世紀初頭から連載している作品で、2005年にはアニメ化されています。人間が着ぐるみを着ているような姿の動物達が登場するので、何気に「けものフレンズ」のプロトタイプじゃないかとか思ったりして。だめな動物達ばかりが集まった「だめっこの森」で展開されるゆるい日常を描いたほのぼの癒し系漫画。狩りができない狼とか近眼の鷹、泳げないシャチなど、どうやって生活しているのか謎の動物ばかりが登場します。まあ自称「森の主」である酒飲みユニコーンが治めている世界なのでじゃぱりまんのようなものが配給されているんでしょうね。

アスクミ先生に聞いてみた 

 「アスクミ先生に聞いてみた」(後藤羽矢子)。去年始まった新連載ですが、後藤羽矢子は成人向けを含めて長期間に渡りストーリー漫画を多く描き続けている漫画家なので、ギャグ一辺倒にならずに登場人物の機微を柔らかく描いたストーリーで読ませるコメディータッチの作品を得意としています。かつては「耕して♥フォーリンLOVE」が「まんがライフ」の表紙を飾る看板作家だった時代もありましたなあ(遠い目)。でもそういうヒット作よりも「まんがライフオリジナル」で連載していた「ゴーイン!! マイクック♥」みたいな作品の方が好きだったな。アスクミ先生は生徒たちの悩みを聞く頼りになる養護教諭ですが、なぜか今は使われていない旧校舎にいるという設定になっています。もしや生身ではない…?

めんつゆひとり飯 

 最後に「めんつゆひとり飯」。「まんがライフMOMO」で連載されていた「初恋症候群(シンドローム)」の作者・瀬戸口みずきの新作です。「初恋症候群(シンドローム)」、最初はそうでもなかったのですが、中盤から異様に面白くなって大好きになってたんですが、連載が終わってしまってがっかりしていたところ、昨年「まんがライフ」で新作が始まって心の拠り所にさせて貰ってます。「のみじょし」とならぶ今の私の御贔屓漫画の双璧。

初恋症候群 
 
 料理はするけど面倒くさがりで効率重視のOL面堂露は、その名のとおり麺つゆを多用して手抜きにみえるけどそれなりにおいしい料理を作っています。同期で既婚の社長秘書十越いりこは、「丁寧な生活」を地で行く人で、料理は出汁から取る派。仲はいいけど生き方が対照的な二人ですが、なぜか面堂露の心の中には“心の十越さん”が住んでいて、ずぼらな面堂露に色々突っ込んできます。もしや面堂露の良心なのか?でも十越さんは十越さんで“心の面堂露”がいたりするので、実は二人とも相手にあこがれているのかも。

十越いりこ

 その他肉を愛してやまない保ケ辺さんとか相変わらず濃いキャラが登場。この人の作風は非常に私にマッチしているので毎月楽しみに読んでいます。友達になるなら面堂露が最高に楽しそうなんですが、嫁にするならやはり十越さんか。ノロケまくっている旦那がうらやましすぎる。

保ケ辺さん 

記憶に残る一言(その92):範馬勇次郎のセリフ(グラップラー刃牙)


 新型PCへのデータ移送はわりと滞りなく終了しました。新型に搭載されていた「ファイナルパソコン引越し」というプログラム様々です。モデルはNECの最新型のLAVIE DIRECT DA。第8世代インテル® Core™ i7-8550U搭載で、高速処理DDR4メモリは16GB。性能は大幅向上したはずなんですが、ただWindows10にはなかなか慣れないですね。まあWindows7からいきなり10なので、一日やそこらでは無理か。若者のような柔軟性が欲しいところです。

勇次郎クリアファイル 

 とりあえず新型PC記事第一弾は2ヶ月ぶりに「記憶に残る一言」で、有名すぎるキャラですが範馬勇次郎のセリフを取り上げたいと思います。

最大トーナメント出場選手 

 東京ドーム地下闘技場で空前の格闘イベント「最大トーナメント」が開催されることになり、主人公刃牙をはじめ世界各地から32人の猛者(+リザーバー)が集結します。単行本にして21巻から42巻までという大長編で、全試合をダイジェストすることなく描ききり、予想外の展開の連続で読者を飽きさせませんでした。なにしろ全選手入場だけで連載一話分をほぼ使っていましたから。

天内悠を連れてきた勇次郎 

 しかしそこに呼ばれていなかったのが地上最強の生物の呼び声も高い刃牙のパパン・範馬勇次郎。 の推薦で参加した男。呼ばれなくてもノコノコやってきましたが、頼むから大会をぶち壊さないでくれとみっちゃんこと徳川光成に泣いて頼まれたので、自分抜きのトーナメントを面白くするために、無理矢理ねじ込んできたのが天内悠でした。

ジャガられるジャガッタさん 

 その際、勇次郎はジャガッタ・シャーマンという素手のムエタイ、ムエカッチュアーを使う格闘家の肩を掴んでそのまま足の骨、背骨をブチ折りながらペチャンコにするという暴挙を行いました。これに由来して、押しつぶされるようにして敗北することを“ジャガる”“ジャガった”と表現するようになったのは有名な話です。

勇次郎にビンタ 

 この天内悠、アメリカ合衆国大統領のボディーガードだったのですが、闘争に対する特異な姿勢に興味を持った勇次郎が東京まで連れ出してきたのでした。ジャガッタを ジャガった勇次郎にいきなり平手打ちをかまし、 「ボクは貴方のこういうところが大嫌いだ!」 と真っ向から非難するという、命知らずな行為までやってのけます。

大嫌いだ 

 彼の持論は「戦いには“愛”こそが必要であり、人を喜ばせることと倒すことは表裏一体である」というもの。トーナメント一回戦、ジャガッタが戦うはずだったシュート・レスラー山本稔と戦い、これをノーモーションジャンプからの連続蹴りであっさり撃破します。さすが勇次郎推薦枠。

魅せますか 

 しかし二回戦の相手は武神・愚地独歩。さしもの天内も実戦空手の殺人フルコースを浴び、 顔中の穴から流血してダウンしますが、独歩の背後から胴締めチョークスリーパーを極め、ヒザの骨を折ることに成功します。天内の常識では勝負ありのはずなのですが、それでも戦意を喪失しない独歩を見た天内は、独歩を死なせないためにも 自分の勝利を認めるよう観客に哀願を始め、古代ローマの奴隷闘士を引き合いに出し地下闘技場の在り方そのものを非難し始めます。死闘を楽しみに来ているここの観客に言ってもなあ。この天内、言動が異常に芝居がかっていて、常に周囲の目を意識した行動を選択しているように見えるんですよね。
 
上等な料理にハチミツを 

 そして勇次郎の逆鱗に触れてしまう天内。その時の勇次郎のセリフがこれです。その後 肩口から胸にかけてめり込むほどの手刀を叩き込まれた上に髪の毛の一部を頭皮ごと引き千切られて柵に叩き付けられると言う無惨な方法で倒されてしまいます。範馬勇次郎の乱入により審判団が協議しますが、最終的には独歩勝利という裁定が下ります。まあ天内勝利としたところでもはや戦闘不可能ですからね。

天内悠処刑 

 ちなみに天内のモデルになったのは、宝塚時代の天海祐希だそうです。高橋留美子に誘われて宝塚を見に行って気に入ったのか。作者によれば天内は死亡か再起不能であり、キャラクターの価値が完全に暴落したため、再登場させても意味がない旨述べています。

上等かどうかは知らんが 
周囲の反応 

 で、どうしてこのセリフを急に思い出したのかと言いますと、今季の問題作「ダーリン・イン・ザ・フランキス」の2話で、ヒロインのゼロツーが食事に思いっきりハチミツ(あるいはメープルシロップ)を掛けていたのを見た時に思わずこのセリフでツッコんだからです。甘党にもほどがある。

5話でもかけまくるゼロツー 
ダーリン、あーん 

 5話でも再びぶっ掛けていました。彼らパラサイトの食事が上等かどうかはともかく、他のパラサイトは「ウゲー」という顔をしていたのでやはり常識外れなやり方だったようですね。ただ、主人公のヒロに差し出したハチミツたっぷしのパンだけは結構おいしそうにも見えました。

勇次郎カラー版 

新型PCに換装します

新型PC

 およそ6年ぶりにPCを買い換えました。思えばブログを始めた直後に先々代の調子が悪くなって買い換えたので、このブログと共に歩んできたPCでしたが、さすがに寿命が来ているようで、昨年の夏場の調子悪さといったら危ういほどでした。冬は比較的調子がいいのでまだまだいけそうな感じもするのですが、その間に交換したほうがよかろうと、えいやっと投資してしまいました。またもNECで、これで三代続けてNECということになります。

旧型PC 

 かつてPC9800シリーズが一世を風靡していた頃、NECって憧れだったんですよね。当時手が届かなかったものが手が届くようになってみたら、もはやブランドイメージはそれほどのものでもなくなってしまいましたが、あえて過去の自分の羨望のためにNECを。そういえばスマホはSONYのXperiaなんですが、これもかつてSONYが高嶺の花だったことへの反動のような気がします。Appleも落ちぶれたら使うかも(笑)。ところで、これが旧型の現行機なんですが、上の画像の新型と比較してあまり変化がないような気がしてしまいますね。

まるで成長していない… 

 まあさすがに内部は色々変わっているのだとは思いますが。ともあれ旧型PCでのブログ更新はこれが最後。次回からは新型PCでの更新になると思います。上手いことデータ移送が捗れば明日にでも…。ではこれから換装作業に入りますので、しばしの別れです。

2018年冬季アニメ序盤の感想(その4):グランクレスト戦記/BEATLESS/ダーリン・イン・ザ・フラン キス/Fate/EXTRA Last Encore

立春だってばよ

 というわけで節分の翌日は例によって立春ということですね。春と言われても2月中は全然春の感じがしませんが、それでも日脚だけはだいぶ伸びてきたなあと感じます。昔は春を迎えることは大きな喜びだったんでしょうが、昨今では花粉症とかPM2.5とか、よろしからぬ春の使者もいるのでちょっと微妙になってきてますね。

グランクレスト戦記序盤 

 さて引き続き2018年冬季アニメ序盤の感想です。いつもなら「その2」で終わるのですが、なにしろ今季は視聴本数が尋常でなく多いので「その4」まで来てしまいました。まずは「グランクレスト戦記」。5話まで視聴。「ロードス島戦記」で有名な水野良のライトノベルが原作です。

テオとシルーカ 

 混沌が支配する大陸「アトラタン」で、混沌により生じる災害から人々を守るのが聖印を持つ者・君主(ロード)です。しかし君主たちは「人々の守護」という理念を捨て、互いの聖印と領土を奪い合う戦乱へと突入して久しい年月が過ぎています。そんな中、理念なき君主たちを軽蔑する孤高の魔法師・シルーカと、故郷を圧政から解放するべく修練の旅を続ける放浪の騎士・テオが出会い、主従の契約を交わした二人は、 混沌と戦乱の大陸に変革をもたらしていきます。

ヴァルキリーアイシェラ 

 原作を読んだ人には周知の話なのかも知れませんが、第一話の展開が初見の人にはかなり判り難かったように感じます。その後もハイスピードだし。君主達の二大勢力である大工房同盟と幻想詩連合のそれぞれのリーダー(大公)の嫡子同士が結婚しようとして、それが成れば聖印の統合により皇帝聖印(グランクレスト)が生まれ、平和が実現すると思われていましたが、何者かの策略によりデーモンロードが出現して両大公は命を落としただけでなく、両者の所有していた莫大な聖印が失われたことで、従属していた多くの君主が独立し、戦国時代のような様相を帯びています。
 
プリシラ

 天才魔法師シルーカは、惨劇を阻止しようとして果たせず、女たらしと噂されるアルトゥーク伯爵との契約を強いられる身となりましたが、その途中で自ら作った聖印を持つテオと出会ったことで勝手に契約してしまい、以後テオの軍師となって国盗りゲームに参戦していきます。途中までは順調でテオは男爵位まで獲得しましたが、「やりすぎる」という性格が災いして窮地に追い込まれ、アルトゥーク伯爵に救われたことでテオは聖印の大半を部下に譲って伯爵の従属君主となりました。

シルーカ感激 

 最初は伯爵から逃れるために衝動的にテオと契約したシルーカでしたが、次第にテオの君主としての素養に惹かれ、今では異性として意識している様子です。人間と魔族だけかと思いきや、吸血鬼や人狼、黒魔女なんてのも登場してきてファンタジーらしくなってきました。今後エルフとかドワーフとかも登場してくるんでしょうか?黒魔女ヤーナは日笠陽子が演じていましたが、本当にの人はどんな役でもこなせて素晴らしい。

やたら露出の高いシルーカシルーカのコスプレをする鬼頭明里

 原作があるせいか、展開がいかにもマニュアルに則ってやってます的な感じがあるんですが、皇帝への道をひた走るのかと思いきや、他人に従属するようになったので、今後どのような展開を見せるのかに期待しましょう。シルーカ役の鬼頭明里は今後注目すべき若手声優の気がします。「艦これ」では風雲、沖波のほか、イタリア艦Libeccioを演じてますね。

BEATLESS序盤 

 「BEATLESS」。4話まで視聴。月刊「NewType」で連載された長谷敏司のSF小説が原作となっています。社会のほとんどをhIEと呼ばれる人型ロボットに任せた22世紀の世界が舞台となっています。人間そっくりのhIEは「イブの時間」のアンドロイドのようですが、既に人類の知能の超えた超高度AIが出現しており、hIEも動作は全てクラウド上のコンピューターが制御しており、独自の頭脳は持っていません。

アラトとレイシア級5機 
レイシア初登場 

 hIEの行動管理クラウドのプラットフォーム企業「ミームフレーム社」の研究所から5体のhIEが逃亡します。レイシア級と呼ばれるhIEは、超高度AI「ヒギンズ」が開発したものですが、それ自体が今の人類には理解できない超高度技術で作られた人類未到産物(レッドボックス)で、主人公の遠藤アラトがそのうちの一体であるレイシアと遭遇、契約したことから物語が始まっています。

可愛いレイシア 

 hIEはどんな容姿にでも出来るはずですが、レイシアは驚くほどの美貌で、ファッションモデルをこなすほど。レイシアは「私に心は無い」と言い切っており、人間のような一個の人格があるわけでもありませんが、穏和かつたおやかな佇まいで家事などてきぱきとこなす様を見ればオノコとして惹かれて行かざるを得ないのは当然。

テロリストのリーダーになる紅霞 
紅霞対レイシア 

 同じレイシア級の「紅霞」は、なぜかhIE排斥団体「抗体ネットワーク」のリーダーを務めており、レイシアとも小競り合い程度の戦いを展開しましたが、レイシア級は「ヒギンズ」からそれぞれ独自の役割を与えられている模様で、人間社会に刺激を与えようとしているのか、それとも変革をもたらそうとしているのかわかりませんが、まさか人類滅亡を狙っている訳では(それならもっと上手くやる手段がある気がしますので)。

hIEのアナログ・ハック 

 会う人がことごとく「美人さんだ」と驚くレイシアのCVは東山奈央。この役は東山奈央の新たな魅力開眼という気がします。これまでの印象はギャル系とか、綺麗というより可愛いキャラを得意とする声優というものでしたが、実は結構な美人声だったんですね。認識を改めなければ。

hIEの正しい使い方? 

 レイシアが特に高性能なのかも知れませんが、ネット接続により様々な知識を得て行動に生かす姿は、これまでのロボットとかアンドロイドとは一線を画したアンドロイドだと思います。攻性防壁とかも持ってそう。私も一台ぜひ欲しいですが…でも、お高いんでしょう?

ゼロツー 

 「ダーリン・イン・ザ・フランキス」。さあ遂に来たぞ、今季一番の問題作(笑)。遠い未来、荒廃した地上で人類は移動要塞都市を建造してその中で暮らしていますが、「叫竜」と呼ばれる謎の巨大生物の襲撃に脅かされています。「叫竜」と戦うために「フランクス」という複座の人型巨大兵器が開発され、そのパイロットとして子供達が育成されています。

パラサイトのカップリング 
各種フランクス 

 子供達には番号だけで名前が付けられず、外部と隔絶されて暮らし、戦うことだけを使命としているわりに大人達から「パラサイト」と呼ばれているあたりが実に不穏なんですが、「パパ」達と呼ばれる大人の方もまるでゼーレみたいな雰囲気なので、全体的にまだ謎だらけといった感じです。

移動要塞都市 
ゼーレみたいなパパ達 

 主人公ヒロは、子供達の番号から名前を命名した名付け親的存在ですが、神童と呼ばれたのは今は昔、現在ではまともにフランクスを扱う能力を失っており、パイロットとして存在価値を見出せない日々を送っていました。そんな時に突如現れた角を持った少女ゼロツーと出会います。「パートナー殺し」の異名を持つ彼女に「ダーリン」と呼ばれて気に入られ、ゼロツーのフランクス「ストレリチア」に乗ったところ、大活躍を見せました。

叫竜と戦うフランクス 

 ゼロツーとしか組めない代わりに組めば真価を発揮できるということで、もはやヒロとゼロツーはコンビを組むしかないと思われますが…。驚きなのは、フランクスの操縦法。バイクレーサーのような姿勢の女性パイロットの後ろで、臀部から伸びた操縦桿を握る男性パイロット。これって、この姿勢は…こ、こうは…(自主規制)

ゼロツーとヒロ
 

 どうやら女性パイロットがフランクスと直接同調し、それを男性パイロットが操縦するようなのですが、ヱヴァンゲリオンでいえばコアが女性パイロットということになるのか。それにしてもこのユニークな操縦方法により、パイロット達の会話のほとんどが(性的な意味で)と末尾につけたくなるような意味深なものに聞こえてしまうという。

ヒロとイチゴ

 「あの時、俺はちゃんと乗れていたのかどうか…」(ヒロ)
 「ちゃんと乗れてた。素敵だったよ…ダーリン」(ゼロツー)

 「コネクトする時の感覚…早く慣れると良いなあ。」(ココロ)
 「内側からグチャグチャにかき混ぜられるようなあの感じ」(ミク)
 「あたしは安心感みたいなものを感じたな。誰かと一緒に居るような」(イチゴ)

凄い操縦方式 

 「俺…下手じゃなかった?」(フトシ)
 「ううん、良い感じだよ」(ココロ)

 「ゴメン…」(ヒロ)
 「謝んな…下手くそ」(イチゴ)

移動要塞都市内部 

 セリフは2話からですが、ちょっと拾っただけでもこんなにセリフがいちいち意味深。それもこれもあの操縦システムが。そんな訳で相棒を取り替えるだけでスワッピングというかNTRというか、なんかやましい雰囲気が生じてきます。

モホロビッチ級の叫竜 ワーム型叫竜

 この世界にはまだまだ謎が多いです。様々な種類がいる叫竜とは何なのかとか、パイロット以外の子供はいるのかとか、どうして大人は一部を除いて顔を隠しているのかとか。1クールの中で答えが出てくるのか、それとも第二期を待て!になるのか。

ココロとミク 
カッコイイイチゴ 

 お気に入りキャラはココロ。CVはやみんというのもあるけどおっとりしていて可愛いんですよね。あとはヒロの幼なじみのイチゴ。パートナーじゃないのにいつもヒロを気に掛けていて、キスまでしてやったのにヒロときたら(笑)。色んな意味で青春キャラしてていいですね。

Fate EXTRA 序盤 

 最後に「Fate/EXTRA Last Encore」。2話まで視聴。またまた始まるフェイトシリーズで、始まるのが遅かったのでまだ感想を語れるレベルではないのですが、今回のセイバーは赤セイバーことネロ・クラウディウス。FGOにも登場しており、私もキャスターの水着ネロを持っています。ネロは当然ローマ帝国5代皇帝なんですが、女体化はFateシリーズではもはや日常茶飯事なのでいちいち驚きません。CVは丹下桜です。「CCさくら クリアカード編」といい、丹下桜の時代が再び始まるのでしょうか。

赤セイバー 

 主人公の岸波白野は新顔ですが、おなじみ(?)の遠坂凛、間桐桜、言峰綺礼も登場。間桐慎二も間桐シンジとして登場し、主人公の親友とか言うので改心したのかと思いきや、やはりクズ野郎でした。2030年代という近未来ですが、月面に作られた霊子虚構世界という仮想現実空間が舞台となっているので我々の世界とは歴史そのものが違うようです。

遠坂凛 なぜか保健室に桜

2018年冬季アニメ序盤の感想(その3):デスマーチからはじまる異世界狂騒曲/だがしかし2/たくのみ。/刀使の巫女

節分と恵方巻き

 あっという間に2月になって本日節分。30年前にバリバリのアイドルだった南野陽子がラジオで「節分には恵方巻きを食べよう」キャンペーンをやっていましたが、当時は関西ローカルだったものが今ではすっかり定着しましたね。ハロウィン同様ビジネスチャンスは逃がさない方向ということか。悔しい…こんなコマーシャリズムなんかに…でも恵方巻き食べちゃう!(ビクンビクン)

百合っぽいメルメド 

 さてまだまだ続く冬季アニメ序盤の感想なんですが、先週危惧していたとおり、「メルヘン・メドヘン」は4話まで視聴して打ち切りにすることにしました。キャラに魅力がない、すぐ脱ぐ、主演声優に不安定感などいろいろ要因はありますが、決定的なのは「話が面白くない」ということ。もちろん「面白いぞ」と思う方は私に構わず行って下さって結構です。上田麗奈、加隈亜衣、本渡楓が参加している奇跡のような作品だったので極めて遺憾なんですが、彼女達を主演にしたぜひ作品を作って下さい。

デスマーチ中の鈴木 

 では本題に戻ってまずは「デスマーチからはじまる異世界狂騒曲」。4話まで視聴。原作は小説掲載サイト「小説家になろう」で掲載中です。アラサープログラマーの鈴木一郎が、複数のプロジェクトを並行して手がけるデスマーチの最中、仕事に一区切りをつけて仮眠をとったところ、気が付くとそこはいきなりゲーム世界そのもののような異世界でした。

実装されてて良かった流星雨 

 制作していたゲーム「ウォーワールド」で、ビギナー向けに実装したマップ殲滅ボム(「ぬう!あれはFFでいうところのメテオ!」「知っているのか雷電!?」と言いたいところですが、実際には戦術魔法ではなく「流星雨」という超威力のマップ兵器でした)が自動発動し、「竜の谷」周辺の魔物達は全滅。その経験値、スキルポイント、称号、アイテム等が全て入ってきたことでレベル310で、能力値マックスでカンストしてしまいました。

チートキャラ爆誕 

 それだけでなく、年齢は16歳位に若返り、名前もサトゥーというテストプレイ用のやっつけネームに。マップ全索敵もできるので、ゲーム内のキャラになりながらゲームプレイヤーとしての行動も可能に。手ぶらのようでいて入手したアイテムは即出現可能。これはチートプレイと言わざるを得ませんが、そんな形での異世界探索なら私もぜひやりたいです。ただ…画面に表示されるUI文字が小さすぎて読めないんですよね。まあ主人公が理解できていればいいんですが。

ケモナー三人娘 

 既に奴隷だった獣人娘トリオを仲間にし、自分のレベルは秘匿して彼女達のレベリングをしつつ迷宮を脱出しました。デーモンロードという上級魔族が出ましたが、所詮レベル62。通常なら充分な強さですがレベル310のサトゥーの敵ではありませんでした。初級魔法のファイヤショット(メラ相当)が上級魔法のクリムゾンジャベリン(メラゾーマ相当)並みの威力になるという。

今のはメラゾーマではない 
女奴隷ルル

 さらに助けた奴隷商人から売れ残り(笑)の女奴隷を二人買って、6人パーティーで男自分だけというハーレムが完成。いやあ楽しいなあ。こういう冒険したいなあというオノコの妄想を具現化しております。チートは普通嫌がられるのですが、こういう形なら「あり」ですね。

だがしかし2序盤縮小版 

 「だがしかし2」。4話まで視聴。2016年冬アニメだった「だがしかし」の続編です。第2期は15分アニメになりましたが、むしろテンポが良くなって良かったんじゃないかと思います。

ホームランバーとほたる 

 第1期時の夏休みがまだまだ続いている「永遠に夏」の作品ですが、冬の荒廃した「シカダ駄菓子店」の様子など、なにやら不穏なアバンも流れます。何かの予兆なんでしょうか。ヒロイン枝垂ほたるは竹達彩奈で、「ラーメン大好き小泉さん」に続き飲食系のヒロインを張っています。飲み食いキャラが得意?小泉さんは無愛想ですが、ほたるはハイテンションの奇人でベクトルが全然異なりますが。

花火とほたる 
シリアスなココノツ 

 主人公ココノツに駄菓子屋を継がせようとするというのがほたるの本意だったはずなんですが、今ではすっかり駄菓子で戯れているだけのような。まあ面白ければいいんですけどね。4話で花火大会の夜以降姿を現さなくなったほたる。ココノツは「夏が終わる。そして…冬が来る」と妙にシリアス展開。なんだなんだ何が起きたんだ。まったりゆっくり永遠の夏を楽しんでいたいんですが。そういえば新キャラがまだ登場していないので、そろそろほたるが連れてきそうですね。呼びに行っているのかな?

天月みちる 

 「たくのみ。」4話まで視聴。「だがしかし2」が15分アニメになった元凶(笑)。こちらも小学館系のマンガが原作で、番組枠を分かち合った模様です。転職のために岡山から東京にやってきた天月みちる(20歳)は、女性専用シェアハウス「ステラハウス春野」に住むことになりますが、そこに居たのはアパレル店員、ウエディングプランナー、女子大生。

緑川香枝 

 仕事も年齢もバラバラですが、みんな美味しいお酒が大好きということで、料理を作ったり酒の蘊蓄を語ったりして楽しく宅飲みをしていきます。ちなみに女子大生とアパレル店員は姉妹なんですが、部屋は別なんですね。まあその方がいいんでしょうかね、いろいろと。

桐山直 

 登場するお酒はみんな実在のもので、紹介することでどういうお金の流れになっているのか気になるところ。紹介するから只で提供しろとか、某外国のブロガーみたいなことをやってたりして。4話ではキリンの氷結を取り上げていましたが、確かに氷結も悪くないんだけど、個人的にはアサヒの「もぎたて」の方が好きだったりして。

桐山真 

 今後どういう酒を取り上げるのかわかりませんが、ウィスキーとかワインの高級ものについてくどくど蘊蓄を垂れるよりも、こういう安い酒を楽しく飲んでいる方が好きです。主人公は20歳なんでまだ高級酒は早いと思いますが、深夜アニメらしく会社のちょいワルな先輩(♂)あたりが登場してきて色々と教えていくというのもそれはそれで。教えるのがお酒だけならいいんですが、一年くらいで純朴な田舎娘が変わり果ててしまったりして。東京は怖いところだ!

可奈美と姫和 

 「刀使ノ巫女」。「刀使」と書いて「とじ」と読みます。4話まで視聴。古くから人の世を脅かしてきた異形の化物・荒魂を御刀によって祓う神薙ぎの巫女・刀使と呼ばれる少女たちは、普段は全国5ヶ所にある中高一貫の訓練学校に通っていますが、有事の際は御刀と特殊能力を持って荒魂から人々を護っています。5校から選りすぐった優秀な生徒を集め、各々の技を競う恒例の大会が開催され、中二の主人公衛藤可奈美は決勝に進みます。

みんな仲間になるのか 

 相手は中三の十条姫和(ひより)。しかし開始寸前、突如姫和は刀使の元締めである折神紫を襲撃。親衛隊に阻止され、捕まりそうになりますが、それを可奈美が助けて二人で逃亡。追っ手がかかる身となります。

 可奈美と姫和2

 正直ほぼテロリストにしか見えなかった姫和をなぜ可奈美が助けたのかが説明不足で、子供だから本能的にかとか思っていたのですが、2話以降ちゃんと説明があったので助かりました。ただの電波系少女の話に堕するのかと思った。

折神紫 

 最強の刀使である折神紫は、実は20年前に出現した大荒魂がなりすましているもので、それを知っているのは現状姫和と可奈美だけという。姫和は、折神紫とともに大荒魂討伐に参加した母の残した遺書でその事実を知りましたが、可奈美はほんの一瞬だけ出現した荒魂を目撃したことで姫和に味方したのでした。

折神親衛隊
 
 折神紫には四人の親衛隊がいて、彼女らはいずれも手練れの猛者の刀使のようですが、折神紫の側にいながら全く気付かない節穴揃いということか。OPを見る限り、それ以前に立ち会った他校の刀使が可奈美達の仲間になってくれそうですが、親衛隊の目を覚まさせて折神紫に化けた大荒魂を討伐できるのでしょうか。それともそれすら最終目標ではなく、違う方向に行くのか。刀使の刀で斬っても人間は死なないようなので、なんとか折神紫に刀を当てたいところなんですが、自分の正体を知っているらしい可奈美と姫和に対し、なぜか成り行きを見守ろうとしているなど、不可解な動きをしています。オリジナル作品なので先が判りませんが、とにかく面白くなることを期待しています。

エレナ対姫和 

 ちなみに可奈美のCVは本渡楓でこういう明るい役は実にはまっています。クールな姫和のCVは大西沙織ですが、なんとなく「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか」のアイズ・ヴァレンシュタインを彷彿とさせるような。ま、アイズよりは感情表現ありますけど。

柳瀬舞衣

 私の好みは可奈美の「かませ犬」柳瀬舞衣なんですけど、いい子なだけにぜひ闇堕ちして可奈美の前に立ちふさがって欲しい。ギリギリでどうしても可奈美に勝てないところを荒魂につけこまれて「力欲しいか…」的アプローチをされるとか。木之本桜がジャック・ザ・リッパーになっちゃうがごとき変貌も、深夜アニメなんだからいいんじゃないですかね。

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