2018年冬季アニメ序盤の感想(その2):ヴァイオレット・エヴァーガーデン/ラーメン大好き小泉さん/ メルヘン・メドヘン

去年から膝痛に悩まされて、サポーターとかインドメタシンパップとかを使ったりしてたんですよ。暖かくなってそれなりに復調していたんですが、去年の11月頃からまた膝痛再発。変形性膝関節症だとすると軟骨のすり減りが原因なのではと思い、今回は正月明けにグルコサミン+コンドロイチンの錠剤を買ってみたんですよ。コラーゲンと同じで経口摂取は効果がないなんて話もあったので半信半疑ではあったんですが、飲み続けていると何となく調子が良くなってきたような。あんまり信じていない場合でもプラシーボ効果って発揮されるんですかね?安いのを買ったので、世田谷育ちではありません。

さて昨日に引き続いて2018年冬アニメ序盤の感想です。まずは京アニの「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」。3話まで視聴。大戦中に“武器”として扱われ、戦うことと軍律しか知らなかったヴァイオレットが平和になった世の中で、“主人”だったギルベルト少佐が最後に残した「愛してる」の意味を知ろうとして「自動手記人形」と呼ばれる代筆屋になっていく物語です。

ヴァイオレットの出自は不明で、戦争孤児だったところを拾われて戦い続けていましたが、両腕を失って義手になっています。この世界のテクロノロジーはよくわからなくて、現代社会よりは低そうで、第二次大戦終了直後のように思われるのですが、ヴァイオレットの義手の性能は明らかにオーバーテクノロジーです。タイピングテクニックは常人以上なのですが、相手の気持ちを理解することや、自分の気持ちを表現することができない彼女が今後どうなっていくか…というところなんですが、3話にしてその端緒を掴んだようなので、今後はどんどん人間らしさを回復していくんではないかと。

ヴィジュアルはとにかく美麗で、話の展開もいいのですが、人形のように可憐なヴァイオレットを“兵器”にしていたという過去が非常に謎。戦災孤児を拾うのはいいとして、元々戦闘訓練を受けていたとかいった確かな由来がないと、戦闘に使おうということにならないんじゃないかと。むしろ“慰安婦”系の用途が真っ先に浮かぶんですが(あわわ…)。ヴァイオレットの過去も今後明らかになっていくんでしょうか。

物語の部隊がライデンという都市なので、オランダか?と思いましたが、どうやら全く架空の大陸の話のようです。ちなみに自動手記人形とは、本来人間の肉声を文字として書き起こせる機械人形のことですが、人形のように代筆業を行う人間のことも「自動手記人形」と呼称されています。終戦後の女性にとっては、社会で活躍する機会を得ることができる職として人気があるようですが、依頼人の心の襞まで読み取れないと一流の「自動手記人形」にはなれないようです。

「ラーメン大好き小泉さん」。4話まで視聴。圧倒的な美少女ながら、無口でクールで人との関わりを極力避ける転校生小泉さん。その実態は、日夜おいしいラーメンを求め続けるラーメンマニアだったのです…という話で、とにかくラーメンを食べまくります。

その小泉さんにつきまとうストーカーが大澤悠。可愛いものが大好きということで人形のような小泉さんと仲良くなることに異常なほどの執着を見せますが、小泉さんからは冷たくあしらわれ続けています。まああそこまでウザいと小泉さんのみならず、飼い犬や飼い猫でさえも嫌がる気がします。その悠と仲がいい中村美沙と高橋潤は、小泉さんにさして興味はないのですが、なぜかラーメンを一緒に食べる機会に恵まれて悠に嫉妬されています。そしていつの間にか全員ラーメン好きになっちゃったりして。

小泉さんは基本一人で行動しており、ラーメン以外には興味がないので友人もいないし必要ともしていませんが、ラーメンについて語らせれば留まるところを知らず、ラーメンについて語り合う相手は欲しかったかも知れません。華奢なのに大食らいで、どれだけラーメンを食べても太らないという羨ましい体質です。

様々な名店のラーメンも好きですが、コンビニのカップ麺も愛するという、ラーメンに関しては博愛主義者。その博愛を少しでも対人に振り向ければモテモテだと思います(笑)。実際にある名店が続々登場するので、イキ顔でラーメンを完食する小泉さんは何よりの宣伝に。

「メルヘン・メドヘン」。3話まで視聴。人間関係が上手くいかずに物語の世界に逃避する日々を送っていた鍵村葉月が、ある日迷い込んだ「クズノハ女子魔法学園」で、自分が「シンデレラ」の原書に選ばれたメドヘンであることを知り、本物の魔法使いになって今までの自分から変わろうとする物語です。

メドヘンというのは要するに魔法少女なんですが、「原書」という魔法の本に選ばれた存在のことを指しています。「シンデレラ」は強力な「原書」だそうですが、他にも最古の「原書」である「かぐや姫」とか様々な「原書」があるようで、各国の強力なメドヘンはそれぞれ強力な「原書」を有していると思われます。そして例によって各国のメドヘンが戦う「ヘクセンナハト」なる戦いが始まるようなのですが…

本作は最近「好きな声優さん」で紹介した上田麗奈、加隈亜衣、本渡楓が全員登場するという稀有の作品で、非常に期待していたんですが、主人公を演じる声優さんが…声優さんの演技が…言いにくいのですが、作品を集中して見てられないくらい不安があります。「けものフレンズ」のサーバルちゃんも最初に聞いた時はインパクトがあったんですが、あれはあれで味だなと思える位にキャラにマッチしていったので良かったですが、本作はどうなることか。というか上記三人に主演をさせる作品がないもんでしょうかね。

主人公は何かと言うと裸になっちゃうのですが、あれってサービスなんですかね。「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」と比較するのは酷ですが、ヴィジュアルがイマイチなのであんまりサービスに思えません。
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